司書 2020-03-22 13:34:22 |
|
通報 |
>>1840 レオナ
──・・・紅茶が冷めてしまうじゃありませんか
( おっと藪蛇。言葉よりよっぽど素直な生徒の瞳が真っ直ぐに物騒な色を帯びるので、否定の言葉を紡ぐつもりがその隙がなかった。いや、いつもその隙を与えてくれていたのかと今更ながら気が付く。許しも何もないくらいには、随分好き勝手していたように思えるが、指摘して手加減とやらを無しにされては早々に逃げる羽目に──視線を巡らせても自室の扉は先程閉められたし、図書館に繋がる扉に向かうにも若干距離がある。組んだ脚を解こうにも片手で動きは制されているし、揚げ足を取るような台詞に悪寒にも似た感覚が走る──頬杖をやめて身を引いたところで意味がない距離感だ、まったくもって近い。言いたいことも文句も山ほどあるのでその中からひとつ厳選したうえで・・・頬杖を解き、近付いた生徒の頬に擦り寄るように頬を寄せて直ぐに離れる。匂いを気にしないというのなら、何よりあんな瓶いっぱいの角砂糖で喜ぶいじらしさがあるのなら、少しは態度で足りない分を示してやるのが大人というやつではないか )
それにキミは直ぐに玩具を壊しそうだから、こちら側から遠慮しますよ
| トピック検索 |