司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>>1744 レオナ
──と、いうわけです。度を過ぎた時には、キミのペンはこちら行きだと分かった上で司書に発言するように!
( 断じて甘えてなどいない・・・いないのだが、ここで怒っては大人の威厳というものがなくなってしまう。さて、蓋の閉まったこのケース、己には何の感覚もまったくもってないわけだが、生徒にとっては違うらしい。近付いてきた生徒の影を見上げれば、しっかりと未知の魔道具に触れる時の対応をして──聞こえた言葉の羅列は、一言一句違わずに、刻みつけられた術式を確認するためのものだ。素晴らしい、と思う。現れた文字列を己も横目に眺めて、このケースを預けられた時から変わらないその文字列に目を伏せて・・・案の定、焦げた匂いに踵を返して別の本棚から軽い火傷なら丁度いいであろう冷却剤を持ってくる。どうやら無理矢理開けることはしないらしい生徒に、賢明だと目を細めて笑いつつ、己は簡単に片手でケースを開けた。冷却剤と合わせてペンを手に取り、持ち主へと差し出す──一瞬しか浮かび上がらない文字列も、己の特性を生かせば簡単なこと・・・だが、最後の方は製作者の想いが強いが故に、あまり読んでいて気持ちのいい呪ではないので公言はしないが。悪戯っぽく微笑んで、パンドラの匣を閉ざすようにそっとケースの蓋をしめた )
・・・だって図書館は、司書のテリトリーですからね。獅子の子に痛い目を見せるのだって、ちょちょいのちょいなのだよ
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