協調性の無い二人/F系/NL/女性C募集

協調性の無い二人/F系/NL/女性C募集

匿名さん  2018-06-10 12:20:27 
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~ストーリー~

亜人、それは人間と神聖な動物(竜、一角獣等)が合わさって生まれる存在である。
普段の見た目は人と同じであるが、感情の高ぶりや己の意思により本来の姿へと戻ることが出来る。
彼ら、若しくは彼女らは、希少で貴重な存在であるが故にその身を裏の世界で高値にて取引されることもある。

「…厄介なもんを見つけちまったな」

──古城、そこには500年以上前に誰も住まなくなり、朽ちた外観と内装、石垣だけが過去の隆盛を伝えている。
普段は誰も訪れない、近づかないような場所で男は呟いていた。

『…人を勝手に起こしといて、厄介なもんとは随分な言い様じゃねえか。ああ?』

そんな男の呟きに、悪態をつく少女。その背には人にはないはずの「翼」が生えていた。


~概要とルール~
・トレジャーハンターの男と、亜人の少女がいがみ合いながらも仲良くイチャイチャ(笑)しながら旅をするお話です。募集は亜人の少女です。
・世界観は西洋ファンタジー、所々に機械や魔法が使われている、近代と中世が両方混じっているような世界。
・参加する際にはPF必須。PF作成時には過去に作ったPFを再利用しても構いません。というか主は過去に作ったPFを再利用するつもりです←。
・ロルは30字以上。少なくとも内容がしっかりしていれば大丈夫です。
・レスの速度は大体1日1レス以上は返せれそうな人。
・恋愛はNLです。
・敵の存在、ストーリーの流れなどは話し合いながら決めていければと思っています。
・掛け持ちは気にしない方向で。

~募集~
・亜人の少女。種類は竜か一角獣のどちらかで。
・性格は粗野で口が悪く生意気。ただ性格に関してはこの通りでなくとも構いません。
・人間が苦手or嫌い。
・見た目は人間時と覚醒時の2つをお願いします。大きく見た目が変わっても良いし、あまり変わらなくても構いません。
・見た目に関しての萎えはパッツンヘアーのみです。それが無ければ自由で大丈夫です。

~主PF~
「へえ、まぁ良いんじゃないか…え?いやいや、ちゃんと聞いてたって、嘘じゃないよ」
「難しいよな、自分の気持ち一つ伝えるの…嘘ばっかついてるからこうなっちまうのかな」

名前:アルドニック
性別:男 
年齢:24歳
性格:ひねくれ者。基本的に他人へ興味がなく人付き合いは悪く、交遊関係は極端に狭い。知り合いが居ても単にビジネスライクの付き合いだったりと友達はほぼ0、恋人も居ない。ただしビジネスライクな付き合いでも信頼のおける相手のみを選んでおり、人を見る目はある。好きなものは自分で見つけたお宝と報酬、あとはそれを見付けるまでの過程。

容姿: 髪はサラッサラな触り心地の(その内禿げそうな)金髪。後ろ髪は首くらい、前髪は眉に掛かる程度、横は耳の上、髪型はストレート。目鼻立ちは如何にも西洋人と言った顔立ち。鼻は高く、目は二重で釣り目、瞳は青色で三白眼。眉はシャープで釣り上がっている。人相占いの人曰く、「整っていて綺麗ではあるが悪人っぽい顔をしている」。 
体型は割りと鍛え上げられており無駄がなく、細マッチョと言っても過言ではないが着痩せするタイプなのか見た目は貧弱そうに見える。 
普段の上の服は西洋ファンタジーによく出てくる服に膝下まである長いポンチョを被った旅人スタイル。ズボンは何故かジーンズ、靴は何故かブーツ。荷物はリュックサックの中に、旅に必要な最低限のものとトレジャーハントに必要なものとが細かく整理されて入っている。武器は持っていないが、媒介等を必要とせずに魔法を使える為必要無し。 

武器と能力:武器と言えるものはないが、巻き戻し式のワイヤーがついたフック、ナイフといった冒険に必要な物を時折武器とする。
魔法の心得があり、また媒介無しに直接魔法を使えるタイプの人間で、主に火・氷系の魔法を得意とする。他には普通は覚えない人が多いが、冒険には役立つ魔法を幾つか習得している。

備考:13歳の頃から放浪を始める。実家はとある国の貴族でそこのサラブレットだったが、謀略により反逆の罪に問われて一族が自分を残して処刑され、自分は何とか落ち延び身分も名前も変えて現在に至る。
トレジャーハンターの技術は独力で学んだ所が多く、未熟な面もあるがそれは身体能力と魔法でカバーしている。
古い城の中から見つけ出した少女は、その希少性ゆえに狙われることを知っているため、信頼できる人間に買い取ってもらおうと今は考えている。

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  • No.321 by グラナーティア  2021-04-29 01:07:57 


《東側中段二層目-坑道》

(──薄暗い坑道内には数名の山賊の体躯が転がっており。内一人が立ち上がれぬまま『……ぐぬぬ』と呻き声を漏らし。迷い込んだ鼠を見つけたという報告と、その情報を踏まえた伝令を又聞きし、たまたま近くにいた為、これ幸いと勇んで捕縛に駆け付けたが、あっさり返り討ちに遭ってしまい。一緒に駆け付けた仲間は火球の直撃を受け、そのまま気絶、自身も同じ攻撃で負傷し、戦闘不能。痛む足では最早起き上がることもできず、真っ暗な天井を見上げ『……こんなに強いなんて聞いてねぇよ』と愚痴を吐き。自分たちを倒した後の相手は何やら独り言を溢した後、ここにはもう用はないとばかりに坑道の奥を振り向いて。

地面に背中を預けた状態で顔だけを横に向け、恨みがましい瞳で駆け出していく後姿を見送れば、途中一度相手の手元で、何かが赤く光ったように思え。……一回だけでしかも一瞬、それでも先程の火球とは違った雰囲気であった。なんだろう?と、つい疑問に思うが、それ以上思考を巡らせる余力も残っておらず、次の間には瞼を閉じて。……他方、腕輪を付けている本人には、突然それが僅かな震動を帯び、不吉な赤色で発光したというだけではなく、直感で理解できるだろう。本来は、危険な任務を命じた奴隷が、逃げずに責務を全うした合図として役立つ -サイレン- という契約魔法の効果が発動したと)



《三層目-何処かの丁字路付近》

…………!?

(逃げた男を追って行けば、男の救援要請に反応し、先を歩いていた首領が突如引き返してきて。予想外の行動だったが、そのまま掴みかかってやろうかと速度を緩めず距離を詰めようとするものの、若干後方に先程投げた1名、大分後方となった丁字路の合流付近には相当数、子分が倒れていることを目視で捉えたらしい首領は、微妙に格好付けつつ決め台詞を吐いて、腰の鞘から長剣を引き抜き。白刃が坑道内の僅かな灯りを反射し、薄闇に鋭く煌めいた途端、自身は明らかに顔色を変え、咄嗟に足を止めてしまい。

やば、抜刀されてしまった、と思った。元騎士と聞いた時点で嫌な予感はしていたし、腰の鞘にも気付いていた。だからこそ、抜刀される前に蹴りを付けたかったのだが、一歩遅かったようで。何処かで剣を使ってくる可能性は予見できていたはずなのに、いざ、抜かれると自身でも想像外であるほどに足がすくみ、瞬時に感じた恐怖心の度合いとしては、腕輪を介して危険信号が相手に飛んだレベルなのだが、そこは当人の知るところではなく。

スッと血の気が失せ、代わりに冷や汗が吹き出ている自身とは対照的に、首領の方はノリノリの様子であり。まずい、動かないと斬られる、と頭では分かるが、剣身にばかり目が行き、向かっていく勇気は持てず、かといって "逃げる" という発想も今は失っていて。直前までの好戦的な雰囲気から一転、専守一本。表情を強張らせたまま、思考が真っ白になりかけるが、そこで不意に後方から掴みかかられ)


『……確保!!』

(どうやら、首領の剣に気を取られている内に、背後からまた別の連中が迫っていたらしく。しゃがれた野盗の声がすぐ頭上で響き、太い腕で羽交い締めにされ、かけられていく体重から地面に押さえつけられようとしていることを察し。……正直なところ、助かった。予期せぬ刺激でかえって身体の硬直が解けると、後は半ば反射的に膝を折って、かけられた体重を相殺し、組みかかられた腕を逆手に取っては、思いっきり目の前の首領に投げつけ。

吹っ飛ばされた男が発した『うわあああ!』という間抜けな悲鳴と、その男が首領にぶつかった衝突音を最後まで聞き届けることもなく、素早く意識を集中させれば、後は感覚のみで。少し身体に力を入れると、皮膚はまるでぞくりと波を打つよう。周囲にはほんの一瞬、こちらの身体が揺らいだように見えたことだろうか。瞬く間に全身を黒曜石のような黒紫色の鱗が包み、そう大きくはないサイズではあるが、背には翼が生え、指先には鈎爪、尾も太く丈夫な鞭のよう、正真正銘、怪物としか言い様のない姿に変化し。

掴みかかってきた男の他にも、背後にまだ野盗がいるらしく、後ろから『はあああ!?』『ええ、なんだ!?なんだ!?』といった声が聞こえたが、気にしてはいられず。今はこちらも懸命、一度男にぶつかられて転倒したものの、再度立ち上がって体勢を立て直そうとしていた首領に向け、坑道内の空気を広く鳴動させるようなボリュームで咆哮を発すれば、そのまま駆け出し、強烈な体当たりを仕掛け。


首領が吹き飛び、次の刹那には強かに人体が壁に打ち付けられた鈍い音と、取り落とされた剣の金属音が響くと、次はそれをきちんと聞き届けた後、一瞬で人容に戻り。続いて、崩れ落ちた首領の元に向かい、首の辺りを掴めば「……っ、てっめぇ、よくもビビらせやがって!!」と叫び、あろうことか、持ち上げた首領の顔面をガン、ガン、と地面に叩きつけ。声音からして怒っているが、興奮の所為なのか否か、瞳は潤んでいるし、首領の後ろ首を握り締めている手も、その場に立っている足も、よくよく見れば震えており。当人としては、必死かつ夢中、半ばパニックも入っていて。

しかし、執拗に甚振られる首領側にとっては堪ったものではないだろう。最初に首領に助けを求めた子分、及び羽交い締め男と共にこの場にやってきた他の子分連中、ともども眼前で展開されている光景に引いてしまい、固まっていれば、子分連中が立つ方向から突如その空気を割き『おい、やめろ!』と毅然とした雰囲気の声がして。振り向くと、そちらに立っていたのは例の副首領と思わしき男。その男はこちらと目が合えば、集団の前へと進み出て、片手を軽く広げ、口頭のみで説得する気なのか、静かな声音で)

「……それ以上やったら死んでしまう。やめてくれ」




(/多分今までで一番の長文で、分かりにくいところがあったら相済みません。サイレンの伏線を回収し(すぐに人型に戻っているものの)今回初めて一瞬だけ変身させました。なお、副首領の名前はセシルを想定しているので良かったらご了承を←)

  • No.322 by グラナーティア背後  2021-04-30 12:56:22 


(/見返していてやっぱり超長いなと思った為、蛇足かもしれませんが、端的な情報をまとめて置いておきますね。息子様側の視点だと恐らく下記のようになります。

①遭遇した山賊を撃退し、拙娘の元に向かおうとした直後にサイレンが発動、②それでも向かい続けた場合、道中で向かっている方向から得体の知れない怪物の咆哮が響いてくる、③近くまで来れた場合、向かっている方向からはどったんばったん激しい物音(首領が竜化した拙娘にバーンって轢かれたり、壁に打ち付けられてドーンってなったり、あるいは、取り落とした長剣の落下音)、④現場についたら、倒れている大量の山賊と立っている僅か数人の山賊、説得モードの副首領、少し離れた位置に顔面血まみれの首領とその後ろ首を掴んでいる拙娘、

THE・修羅場というセットになっています。無論、向かっている途中で他のルートに入って頂いても構いませんので、上記は「まっすぐ向かった場合、多分こうなる」というご参考までの仮定です。結局、補足も長文で相済まないのですが、宜しければご了承願います。また、もしも良ければ、次ターン、瞬殺ではなく副首領に会話の機会を貰えるととても嬉しいです!)

  • No.323 by アルドニック  2021-06-03 04:42:34 


……これは……
(腕輪の発光が、その能力の一つサイレンであると気付くのに時間はかからなかった。直感に訴えかけるように達成感というべきか、そう言った感覚、感情が伝わってきたからだ。また、その達成感が何に依るものかも何となく分かっている。つまり、このサイレンが示すものはティアはひとまず無事だという事で、それが分かり少しホッとする、が……)
───ッ!!な、なんだ!?
(安心したのも束の間、突如聞こえてきた咆哮に体が一瞬硬直する。それは、自身よりはるかに強い生物が近くに来たときに感じる生物的な恐怖、そこからくる怯え、竦み……兎も角、体が動かなくなった。一体どんなバケモノがいるのだろうか、ティアは大丈夫なのか──そこに考えが至った時、恐怖より心配する気持ちが勝り、体が動くようになった。グッと足に力を込めて急いでティアの元へと走り出す。そしてその向かった先では……)

《三層目ーどこかの丁字路》

ティア!どこだ!今の咆哮が聞こえただろ、山賊よりもずっとヤバいのがこの山には居るんだ、ティア……!!
(先程の咆哮が、まさかその当人から発せられたものだとは思わず。少女に聞こえるよう大声を挙げながらその姿を探していて。そして三層目にまで辿り着くと、何者かが戦っているような……戦い、なのか?ともかく、激しい物音が聞こえてくる。もしさっきの咆哮を上げたバケモノがそこに居てティアと戦っているとしたら、そんな不安が頭をよぎり、迷わずその物音がする方へ走っていって)
!!ティ………え……?
(現場にまで辿り着き、山賊の一味とティアが居るのを見つければ慌てて近づく。が、近づいてその異様な光景がハッキリと見えてくれば、再び体が固まり、声がでなくなる。先程とは違う、その凄惨な光景に言葉を失った、といった所だろうか。そしてその光景の中心に居るティアと、少女に対して静かに語りかける副首領を、ただ交互に見やることしか出来なくて)


(/お久しぶりです!そしてすみません、完全に背後様の提案に乗っかるという形で返事を書かせて貰いました……←
副首領の名前について了解です!)

  • No.324 by グラナーティア  2021-06-04 02:54:56 


……! アル…っ

(首領の後ろ首をがっちり掴み、しゃがんだ姿勢のままながら、副首領の呼び掛けで動きを止めたところ、折良くその場に相手も現れ。冷めやらぬ興奮の所為なのか否か、頬は少々紅潮しているし、瞳は若干潤み、挙動もやや強張った雰囲気だが、やっていることとしては "完全に加害者" である。それでも相手の姿を見て、表情から荒みが引けば、変化に気付いた副首領も相手の方を振り向き。

副首領は、敵意がないことを示すかのように、いわゆる "やれやれ" に近いポーズで軽く手を広げて見せ『……来たな。坊っちゃん、ご覧の有り様だ。すっかり見た目に騙されたぜ』と言い。熱が引いてきた頭で、その台詞に対する二の句を継げない内に、副首領は一度ちらりとこちらを見ると、すぐに相手に視線を戻し、さらに辺りの惨状にも目を流しつつ、静かな声音で『とんでもない獣が暴れ回った後みてぇだ。恐ろしい野獣を連れ歩いていたんだな』と述べ、最後には一応、真っ直ぐな瞳を相手に向けて)

「親分を放すように言ってくれないか?……あんたも追っ手を撒いてここに来たんだろ?腕が立つのは分かったし、降参だからよ。親分には俺からも言っておくし、帰り道も教えるよ」


(/お久しぶりです! 相済みません、サイレンの解説、分かりにくかったみたいですね← 本来「危険のみを知らせる」魔法として想定しています。>321の解説は、あくまで何故 "下衆な契約の腕輪" に一見、相手の身を案じるような効果があるのかと云う背景のつもりでした←)

  • No.325 by アルドニック  2021-06-23 02:44:18 


………ああ
(奇しくも、己が言った指示をティアがこなした形にはなった。副首領の言葉と共に、頭の中で状況の整理が追い付いていく。彼らにもはや敵意はない──それを言葉だけでなく、その態度や表情からも感じ取り、副首領の頼みに頷きながらティアの側へと近づいて)

(近づいてその首領の顔を見てみると、あれだけ傲岸不遜で威張り散らしていたあの顔が、今は恐怖に怯えきっており、過剰な暴力によって変形してしまった様と合わせて、もはや別人と呼んでしまっても良いかもしれない。また、ほぼ廃人のようになったその姿に、自身の仇の一人であったことから少し胸の空くような想いがしたのは少し意外だった。過去を捨て、恨みも悲しみも全て忘れたつもりだったが、やはりどこかまだ思い入れが残っているのかもしれない)
……ティア、俺達の勝ちだ。もう離してやれよ
(しかし、これを勝利と呼んで良いのだろうか。勝つには勝った、相手は負けを認めている。復讐も出来た、もはやこの男は再起不能だろう。しかし、しかし……圧倒的な暴力による蹂躪、それは果たして勝利なのだろうか。そんな疑問を抱きつつも、ティアの肩にポンと手を置いて、安心させるように落ち着いた声でそう語りかけて)

(/色々了解です、ちゃんと設定はこまめに見返すようにします……!)

  • No.326 by グラナーティア  2021-06-23 09:36:41 


…………っ

(最初は相手の方を見ていたが、距離を詰められると、尚も続く軽微な混乱と直感的な後ろめたさから、無意識のうちに瞳を逸らしてしまい。出会った日の野盗との交戦に始まり、道中での狩りなど、拳を振るう様を見せるのは初めてではないが、それまでは対象が誰であれ何であれ、一度も過剰な攻撃はしてこなかったはずで。むしろ、必要最低限に留めてきたし、それはモンスターの力量を調べるために一人で夜の山に踏み入った時さえも同様だった。確かに、縄張りに上がり込んで殴りはしたが()無駄に痛め付ける真似はしておらず。

しかし、現状は弁解しようもなくやり過ぎである。最初からここまでやろうと思っていたわけではなく、元は "怖かった" だけだったのだが。……これは、流石に引かれるのではないか、あるいは先に副首領と思わしき男が述べたように、相手からも人でなしと罵られるかもしれない。居たたまれない心境で下方に落とした瞳を強く閉じると、がちがちに硬直させていた肩に、暖かな感触があり。触られるとは思っていなかったため、驚いて咄嗟に相手を見上げると、次に降ってきたのは、まるで子どもを宥める時みたいに落ち着いて、優しさを感じられる言葉。

心臓は依然、普段よりもうるさくドキドキと脈打っていたが、少しの間を置いて言われたことを理解すれば、視線を自身の片手に向け、ゆっくり掴んでいた人物を放してやって。どさりと音がすると、すかさず副首領と思わしき男が下っ端らしい別の男数人に対し『おい、カシラを介抱しろ』と命じ。指示された男たちは揃ってぎょっとした表情となり、副首領の顔とこちらの様子を見比べ。……こっちに近付きたくない、ということで間違いないだろう。だが、副首領と思わしき男の方はその態度に焦れたらしく、即座に不機嫌そうに眉をしかめては、低く舌打ちしてから『早くしやがれ!それでも山賊かよ!』と言って。

怯えが伺え、如何にも嫌々といった雰囲気で、ようやく下っ端らしい男たち数人がこちらに足を踏み出す。そのうちの一人がぼそりと『 ……急に噛みついたりしねぇだろうな? 』と呟き。すると、それを皮切りに、介抱を命じられず後方に留まっているメンバーからも "さっきのはなんだ?" などの囁きが漏れ聞こえ。仕舞いには向かってきている一人が渋い顔立ちで相手を見つつ、懇願口調で)

『 兄さん、話が通じるなら、そいつは押さえておいてくれないか 』




(/いえ、全然気張らずに!重めと受け取られかねないロールを続けてしまい申し訳ないのですが、モブの言動は割りとただの繋ぎ感覚で打っていますので、軽めに受け取って頂いて構わないことを念の為にお伝えいたします。また、この後の親分の動きは引き続きお任せしますね/蹴り推奨)

  • No.327 by アルドニック  2021-06-25 05:11:23 


……
(押さえて置いてくれという言葉に対して小さく頷くと、頭領を介抱する山賊達とティアの間に自身の体を置き、両者の距離を保つように注意する。それは果たしてティアを守っているのか、山賊達を守っているのか、自分でも少し分からない。先程はティアを落ち着かせるためにああ言った態度を取ったが、正直バケモノと感じ恐怖したのは山賊だけでなく自分自身もそうだったのだ。無論、これまでの旅や関わりから、ティアが単なる破壊者では無いことは分かっている。しかし、あんな底から凍りつくような恐怖を感じたのは生まれて始めてで、それを感じさせたティアに対して多少なりとも怯えがあるのは事実だった)

『ハッ……ひ、ひぃいいいい!?わ、私が悪かったァ!?!もう二度と関わらん!!関わらんからそいつを遠ざけてくれえ!!』
(そしてその恐怖を直に誰よりも肌で感じた頭領は、介抱をされて気を取り戻したものの、ティアの姿を視認するなり激しく取り乱し、腰が抜けて立ち上がれないまま這々の体といった様子でティアから遠ざかろうとしていて。バタバタと手足を動かし必死に這い回るその姿は実に滑稽であり、憐れなものだったが、その場にいる誰もが彼を責めず、笑わず、ただただ沈黙していた)

  • No.328 by グラナーティア  2021-06-26 01:25:28 


……!

(山賊の一人からなされた懇願に対し、相手がどう動くのかと思えば、まるで壁になるようにすっと前に立たれ。山賊の方に気を取られていたため、頷くところは見逃し、さらに今も立ち位置と姿勢から相手の表情は伺えず、見上げられるのは背中のみとなり。

正直、徐々に落ち着きを取り戻すにつれ、反比例するように、向けられている視線と騒然とした場の空気に意識が回り始め "居たたまれない" 感情が沸き上がってきていたので、このタイミングで視界を遮って貰えたのは有り難く。つい、自分の方からも相手の背に隠れるように一歩引いてしまい。

影から隠れ見るように視線をやれば、何人かの男が、相手を挟んで至近距離までやってきて、昏倒していた首領の介抱を始め。結果、途中で目覚めた首領は、こちらを視認するやひどい慌てよう。やったことからして仕方ないとは言え、むしろ、自身の行動によって血にまみれた顔でそうも怯えられては、さすがに心に痛むものがあり)


………………。

(……故意ではなかったからこそ、言葉が出てこず。加害者らしくない挙動ではあろうが、反射的にまた一層、相手の後ろに下がってしまい。位置的にそもそも見えないが、今は相手の表情を確認するのも相当怖く。ここで引かれていると分かったら、いよいよ "居たたまれなさ" がピークに達し、直ぐ様逃げ出してしまいそうだ。……そのような状態で、視線を斜め下方に落としていると、不意に視界の端で白刃が煌めき。

咄嗟に顔を上げては、そちらを凝視し「うわ!」と声を漏らしてしまい。地面に落ちていた首領の長剣を、手下の男が回収しようと持ち上げただけだったのだが、いっそ、あからさまな狼狽。そのリアクションに手下の男もびくりと肩を跳ねさせ、何かされるのかと怯えた様子でこちらを見返してきたが、こちらが強張った表情で見つめ返すと、恐る恐るといった雰囲気でゆっくり後退し、副首領のいる側へと戻っていき。

畜生、もう嫌だ、なんたって高々山賊風情があそこまで作りも手入れもやたらとしっかりしている上等そうな長剣を持っているんだ。……元騎士だからか、ふざけるな。様々な感情がないまぜになれば、次は心細さがピークに達し、ほとんど無意識の内にたまたま目の前にいた相手の腰回りにぎゅーっとすがりついて、表情も隠してしまい。

他方、副首領の方は最初こそ警戒ムードだったが、途中からは一連の動作をどこか興味深そうに見ており。だが、やがて地面に這いつくばる首領に瞳を戻すと、相手のこともちらちらと見ながら、口を開き)

「……カシラ、こいつらには出てって貰うってことでいいですね。なら、俺が出口まで案内しやしょう」



(/暴行犯は、怖かったら拒否されても大丈夫なので←/蹴り推奨)

  • No.329 by アルドニック  2021-07-03 04:18:20 


あっ……
(終わった──少なくともこの山賊との関わりは。そう思うと少し肩の力が抜け、様々な事が頭に浮かんでくる。今後、ティアとどのように付き合っていくのか、この山について詳しく教えてくれた老婆の仇討ちはどうなるのだろうか、そもそも当初の目的であるオルセタイトはいつ取れるのか、等……終わったら終わったで、また新たな課題が見つかっていく。特にティアとの関係はどうするべきなのか、先程の咆哮が頭から離れず、完全に少女へのイメージとして頭に焼きついている。

しかし、そんな恐怖が一瞬のうちに和らいでいく。すがりつかれ、思わず小さな声を上げつつ後ろを見るとまるで怖い物でも見て親から離れようとしない子供のような、そんな姿のティアが居た。その姿にこれまで一緒に過ごした中で生まれていた少女に対する温かなイメージが恐怖を抑え込んでいく。そうだ、自分は少女が、ただの野蛮なバケモノじゃない事を知っている。常識に疎い所があったり、妙なところでタフだったり弱かったり……自然と手が、すがりつく少女の頭を安心させるように撫でていて。そして、今は俺がしっかりしていないとなと思い、山賊達の方へ視線を向ける。最も、事後処理は既に始まっており、話がそのまま進むのであれば特に口を挟むつもりはないのだが。とりあえず、事の成り行きを見守ることにして──)

『あ、ああぁあ……恐ろしい、悪魔だ……あんなモノが、ううぅ……』
(首領は、既に精神が崩壊寸前のようだった。無理もない、プライドは粉々に砕かれ、そしてあれだけの攻撃を喰らったのだから。もはやリンチだったと言っていいだろう。それが故に副首領の言葉にも満足に答えられず、蹲ってガタガタと震えていて)

……なぁ、俺達も流石に早く帰りたい。そっちの首領もこんな状態だし、この場ではあんたの判断が一番正しいと思う。だから案内してくれないか?
(成り行きを見守るが、どうも話がまとまる気配がない。というか、そもそも首領と会話が成り立っていないようだった。正直、今はこの場から離れることを考えたい此方としては話の通じない首領との会話に時間を費やすよりも、明らかに正しい判断をしている副首領に動いてもらいたくて。そう声をかけて)

  • No.330 by グラナーティア  2021-07-03 05:39:46 


……っ!

(相手の手が自身に触れると、一度びくと身体を強張らせ。続けて表情を伏せたまま、一層強く相手にしがみつき。……もし、相手が動こうとしたら普通に邪魔になりそうな立ち位置なのであるが、少なくとも今はまだ山賊たちとの会話の最中で動く気配は見えず。

一方、副首領の方は元々の人相が悪いからそのように見えるだけか、あるいは本当に何か腹の底に感情を秘めているのか、何処か冷酷そうな瞳を地面に這いつくばる首領に向け、それから相手の台詞を聞くや、そちらに視線を戻し、顎だけをしゃくるように小さく頷いて『……麓まで一気に下りられる坑道がある。そこを案内しよう』と述べ。

近くにいる山賊に『カシラのことは任せたぞ』と言った後『お前とお前は着いてこい』と、2人の下っ端に声をかけて。うち1人は先程拾った首領の長剣を持っている男だったが、副首領はその時点で再度、ちらりと相手の方を見れば、念の為とばかりに口を開いて)

『……敵わねぇってのは分かってんだ。襲わせやしねぇよ。だが、これくらいの人員をつけるぐらいはいいだろ? こいつらはいざって時の使い走りだ』



(/付いていく場合は案内ロルをさせて頂きます/蹴り推奨)

  • No.331 by アルドニック  2021-07-06 06:00:00 


ああ、分かってる。それくらいは構わない。
(二人の男が副首領の元へ寄り、一人の手には先程の長剣が握られている。ほぼ間違いなくティアへの牽制目的だ。だがあくまでそれは牽制でしか無く、それを向けてこちらに仕掛けてくれば先程の二の舞を踏むこともわかっているだろう。最早此方に危害が加わることはない、先程見せた冷酷な視線が気にはなるものの、そう判断すれば副首領の言葉に頷いて)

ティア、俺の背中に掴まれ。…そして、山を出るまではずっと目を瞑ってるんだ。
(流石に腰にしがみつかれて居ては動けず、かと言ってこの山を出るまでの間、ずっと剣に怯えさせているというのも嫌な話である。なので、ティアをおんぶする形で移動しようと考えて、トントンとティアの肩を叩いてそう指示をする。これなら移動も出来て、且つ剣をティアの視界に入れることもないだろう。少女がそれに頷けば腰を下ろし、背中に乗れるようにするつもりで)

  • No.332 by グラナーティア  2021-07-06 09:12:43 


………!

(相手の言葉が耳に届けば、相変わらず顔は逸らしたままだが、密かに瞳を丸くし。相手がどういう心算で今のように言ったのかは全く分からない。話の内容からして、今まで幾度となくそうだったみたいに、庇ってくれようとしているのだろうか。

刀剣の類が苦手だと言ったことはなく、相手の前で本来の姿に戻ったこともなければ、今回の如く執拗に誰かを甚振ったこともない。どこまで相手がこの状況に至る過程を理解しているかは全く読めず。単純に "気に入らないから" 首将をなぶったが、引かれていることに気付いて怖じ気付いた、のように解釈されることも有り得るし、あるいは、最初に手加減して倒した下っ端の数からして、戦闘に没頭するうちに興奮が高まり、暴走して本来の狂暴性が剥き出しになった、みたいに思われてもそう不自然ではなさそうで。

視界を塞ぐ提案は落ち着かせる為なのだろうか、"掴まれ" と言うことは自分が怖くないのか、もしくは、怖いけれど、過敏な反応をして再度暴れられる事態を避ける為の演技なのか、どこを取ろうと相手の真意は掴めず。しかし、内心がどうであれ、少なくとも今すぐ "自分を遠ざけようとする意図はない" ように思え。……それならば、と、ゆっくり相手の腰から手を放せば、視線は少々俯けたままながら、はっきりした語調で)


……いい。平気だ。

(暗に自分の足で歩く気であることを伝え。引き続き、相手の顔を確認する勇気は持てず。他方で副首領の方は、そのやり取りもまた黙って、じっと見ており。会話が終わったと察すれば、相手の方を見て『じゃあ、いいな? ついてこい』と言って、こちらに向かって踏み出し。恐らく、自分たちの後方に案内しようとしている出口があるのだろう。そのまま、平然と相手と自分の隣をすり抜け、さらに奥へと向かい始め。

一方で、付き添いに指名された下っ端二人は、明らかに自身に対する怯みが見え。近付きたくなさそうだし、自分が相手に背負われるようなこともなく、自由の身である状況にも懸念を感じていることが伺える表情。だが、副首領が歩き始めた以上は、仕方なくといった雰囲気で後に続き出し。自分としては、相手が足を進め始めたら、ついていくつもりで)


……………………。




(/何もなければ案内ロルを続けます。現状、鉱山で山賊に遭ったと思ったら、リーダーが因縁の相手だった、というのみなので、①鉱山で死亡者が増えている理由を知っているか、②副首領はどういう経緯で首領に仕えているのか、や、もしくは③そもそも鉱石を採取しにきたので貰えないか()、等々、息子様からセシルに聞きたいことがあれば、ご自由にお願いします。勿論、何も聞かなくてもいいですし、拙娘の方に話しかけて頂いても構いません/蹴り自由)

  • No.333 by アルドニック  2021-07-06 14:29:52 


……ああ。
(拒否をされた、とは思わない。この状況や、先程の変身……様々なことが重なって精神的にマトモな状態では無いのかもしれないから。まぁマトモだったとしたら、それはそれでおんぶなんてゴメンだ、と考えるタイプのような気もするけど……何れにしろ、今は深く聞く気はない。まずは此処を出ることを考えるべきだ。話はそれからでも出来るのだから。そして副首領の後ろを付いていって)

──そう言えば、鉱山で死亡者が増えてるって話を此処に来る前に聞いたんだが……やっぱりアレはそっちの仕業なのか?
(そして少し経った後、ふとここへ来る前のことを思い出す。あのばあさんの言っていたことは、誰の仕業なのか……ここまでの経緯から、その犯人はこの山に巣食う彼ら山賊で有ることが予想出来る。まぁ、誰でも想像出来ることであるが、確認も兼ねて尋ねてみて)

(/すみません、キャラの知ってることと背後の知ってることが大分混ざってしまいました……刀剣に関する警戒は、単純に強い武器への警戒、ティアへの声掛けは先程何かあってティアも精神的に参っているのではという心配から、ということでお願いします……)

  • No.334 by グラナーティア  2021-07-06 15:10:40 


「……知らんね。入山者を殺して回っているのはモンスターだろ?」

(薄暗い坑道を進みつつ、相手から問い掛けられれば、副首領はこちらを振り向くこともなく、背中を見せたまま、落ち着いた声音で答えを返して。その後、一拍ほどの間を置き『……ここを根城にしている以上、奴等に襲われない為のコツなら知っているけれどな。まぁ、お前らがこの先出るのは麓だからよ、知っても仕方ねぇことだろう』と繋げ。それから、ある坑道の途中で壁に寄り、そのまま、ぐっと壁を押したかと思えば、隠し通路を開いて。先には階段が続いているようだが、副首領はそれを視認するや舌打ちし『暗いな。ここは灯りがなかったか』と呟き。そこで付き添いの下っ端と相手と自分が順に立つ後方を振り向いて)

「誰か灯りを持っていないか?いたら先に行くか、俺に貸せ。誰もいなけりゃ足元に気を付けて付いてくるこった」




(/えぇ、刀剣にびびっている描写を入れているので気にしていなかったですよ!笑 現状、>333の通りでも「気付いた」ていでもどちらも構いません。ただ、多分、変身は見ていないですね笑 駆け付けたのは、首領を苛めている場面であり、それは人容に戻った後だと思うので←)

  • No.335 by アルドニック  2021-07-06 21:14:32 



……?
(副首領の言葉に首を傾げる。犯人は彼らだと思っていたのもあるが、ここまで自分達を襲った以上嘘を付く意味があるように思えなかったからだ。犯行を隠したとしても、自分達が襲われたと言えば事実としてそれが伝わっていくわけで、今更隠す意味が分からない。まさか、本当に違うのか……?深く尋ねようと考えたが、これ以上聞いてもこの副首領が応えるとは思えず、また下っ端についてもこの副首領の前で下手なことは言えないだろうから話さないだろうと思い、口を閉ざしてついていって)

ああ、明かりなら俺が……
(そう言って手をかざし、魔力を集中させるとポゥ……と光の球体が手のひらから浮かんできて。それが浮遊し頭の上くらいまで来るとそこから動かなくなって留まり、アルドニックの動きに合わせてその球体も動き出す。現在はあまり使う人間のいない、「照らす光」というシンプルな魔術で。それを使えば前を歩くため副首領を追い抜こうとして)

(/一応声は聞いているので、あとの惨状からあの声はティアが出したものという認識はあり、変身は見てないもののティアに対して恐怖を覚えた、という感じでお願いします!)

  • No.336 by グラナーティア  2021-07-06 22:37:54 


「ほぉ、魔法の心得があるとは。便利なもんだな」

(相手が光を生み出し、前方に進み出れば、副首領は大人しくその様子を見ており。一度 "すぐ後ろに付いて行かないのか?" とでも問いたげな瞳でこちらに視線を向けてきたが、自身が動こうとせず、最後尾を譲る気がなさそうであることを悟ると、相手の背に向け『それも貴族の嗜みってやつなのか?』とまるで世間話のようなことを尋ねつつ、相手に続いていき。下っ端たちも前を行き始めれば、自身はようやくその後を追って。

……無論、立ち位置を変えなかったのは警戒心ゆえだ。まして、山賊の一人が長剣を持っているとも分かった上で背中を見せる気はなく。……階段は短めで、下りた先にある扉を開けると、再度、両脇に小さいながらも光源がある道に出て。同時にその道はこれまでの道とは微かに違う匂いが漂っており。嗅覚の鋭さゆえに、自分にはよりハッキリと分かったが、恐らく常人にも "ちょっと匂いが変わったか" と気付けるくらいだろう。何処となく "生き物の気配" を連想させられる匂いと言えばいいだろうか。そして、その匂いは自分には若干の覚えがあるものであり。

特に考えもなく「……モンスターの匂いがする」と呟くと、丁度同じタイミングで副首領も顔をしかめ『……何か匂うな』と呟いたところで。発言が重なったのに気付けば、副首領は最後方にいるこちらを振り向き『分かるのか?』と問いかけ。しかし、その質問に対して、あえて回答はせず、上目遣いに副首領を見つめ返したのみで黙っていると、深追いする気はないようで前を向き直し。続けて副首領は、特別に匂いで躊躇するみたいな素振りはなく、道を進もうとしながら、やや怠そうに)

「言った経路はもうこの先だ。その後も麓まではなかなか歩くが、道なりに行けばいいだけだからよ。経路の入り口についたら、俺たちは退散させて貰いたいね」




(/了解です。この道を前に立ち止まるか、進むか、また会話を挟むかはお任せします☆ 山賊たちと別れる場面はこちらにやらせて頂けると嬉しいです///)

  • No.337 by アルドニック  2021-07-07 01:07:14 


ああ、魔法の基礎はそっちで学んだ。こういう応用は…とある人から学んだ。
(貴族というものは形式を重んじる。魔法の学習もその一つで、自分の国では代々貴族は最低一つは魔法を覚えるものとされてきた。昔はそれが様々な役に立ったが、徐々に魔法に対する評価が薄れてきており、最近ではあくまで勉強科目の一つでしかなく、真面目に覚える必要はあまり無い。しかし、運が良かったのか、自分には魔法の才能があり、基礎を学んでいたおかげで後になってから様々な魔法を修得することが出来たのだ。そんなことを話していると、不意に後ろ二人の声が聞こえてきて。自身も少し臭いを嗅いでみると確かに何か変わった臭いが感じられて)

……ああ、分かった。
(案内に関してはそこまで行けば大丈夫だろうと自分も判断する。何より、ティアのことを考えると彼ら山賊の一味とは早いこと分かれておいた方が良いだろう。副首領の言葉には素直に頷き、自分達二人は、そのまま山を降りようと考えていて)

(/とりあえず進んでみようかと思います!そして了解しました!)

  • No.338 by グラナーティア  2021-07-07 08:54:37 


…………いや、麓まで案内してほしい。

(副首領の台詞に対する相手の返事を聞くと、自身も口を開いて。振り向いた副首領に視線を返しつつ「……それと、坑道を出たら鉱石が採れる場所を教えてくれないか。そっちは口だけでいい」と繋げ。すると、副首領は長めのため息を吐きつつ、少々ダウナーな素振りで前を向き直しながら『使うねぇ』とこぼし。

さらに、明確には自身の要望に答えないまま『お前、正体はなんだ?魔術師かと思ったが、違う気もするな』と言って。口振りからして "亜人" を知らないのだろうか。しかし、身勝手だとは思いながらも、山賊たちに余計な情報を開示する気持ちはないため、また黙っていると、副首領は『大体、おかしいんだ。あの惨状を見て、貴族の坊っちゃんが用心棒に連れていたのかとも思ったが、その後の態度と来たら、違和感ばかりだった』と続け。

胡散臭い奴。普段なら "ごちゃごちゃうるさい、余計な詮索ばかりしているとぶっ潰すぞ" くらい言うところだが、今はとても言いたくない。そういう台詞はいつもブラフで使っていたわけだが、まさに本気で凄惨なことをやりかねないという実例を自分で示してしまった直後だからであり。どうせこの後すぐに別れる予定の山賊たちに怯えられるだけならともかく、物騒な啖呵を切って、相手に引かれたらつらい。

引き続き黙っておこうかとも思ったが、放って置いて追求され続けても決まりが悪いだろう。話題そらしのつもりで、初対面の人物には噤みがちな重めの口を開けば「……あんたは、アルとは知り合いじゃないみたいだな」と述べ。暗に副首領の出自を気にした言葉だったが、その意図は伝わったのか、副首領は前を向いたままながら、平然とした語調で切り返してきて)

「そうだな。俺は元々別の場所からの流れ者だ。だが、坊っちゃんの名前は知っていたぜ。カシラは騎士団長をしていた頃の話と、策略で名家を貶めてやったって武勇伝なら、しょっちゅう俺たちの前で話していたからな」



(/次レスにて、会話を続けて頂いても大丈夫ですし、何なら当初セシルがそこで退散しようとしていた梯子付きの大穴の前に辿り着いて頂いても構いません/蹴り推奨)

  • No.339 by アルドニック  2021-07-08 06:45:53 



……!
(自分に代わって堂々と副首領相手に交渉を行う姿を見て少し驚く。確かにそれくらい要求しても迷惑料としては安すぎるくらいに思えるが、それ以上に、自分もそうなのだがティアも長くこの連中と一緒に居たくないだろうと思っていて。それが故に少女のその発言に驚いたのだ。それから暫し、口は挟まずに二人の話を聞いていて)

「策略」ね……それが本当なら、どうして同じように追い落とされたんだろうな?
(しかし、流石に自分の出自に関わる話になり、しかもそれがあの男を含めて自分達を追いやった時の話になってくれば、感情的にも何か言いたくなり。実態を知っている自分からすれば、とんだ誇張の入った武勇伝を鼻で笑いながら、皮肉を込めつつそう言って)
……まぁ、それくらいは分かってるか。
(ふとムキになっていたことに気付けば、やはりまだ過去への遺恨というか、そういった物が自分にも残っているんだなと思い、溜息をつきながら誤魔化すようにそう言って。実際、この副首領なら恐らくは首領の力量を見抜いているだろう。元騎士団隊長なだけあって、腕っ節は強いがそれだけの男──評価としてはそんな所だろう。少なくとも、あれだけ優位な状況でまだ子供だった自分を逃がす程度の能力しかない、お世辞にも有能とは言い難い存在で。そこまで考えるととある疑問が湧き、それ副首領に尋ねてみて)
……アンタはどうして、あんな男に付き従っているんだ?正直言って、腕っ節はともかく器ならアレより十分首領に向いていると思うが…

  • No.340 by グラナーティア  2021-07-08 08:14:49 


「冗談だな」

(自分としても若干気になっていたことを相手が単刀直入に尋ねれば、副首領は冷静なトーンで切り返し、さらに『……さっき、別の場所から流れ着いたと言ったな』と繋げて。最後方を歩いている自分には、下っ端たちの表情も伺えないが、何か特別な事情でもあるのだろうか。内部の空気感は掴めないままだが、副首領が続けて語るところには)


「鉱山にいたのは俺の方が先だ。俺はガキの頃に、元々ここにいた山賊の仲間に引き入れられた。だが、腕力がなかったもんだからよ。ずっと下っ端で冷遇されていた。受けていた扱いときたら、酷いもんだったぜ?」

(自分たちの歩く音以外、雑音のない静かな坑道でどうやら身の上話のようなものが始まった気配であり。話からすると、身寄りのない子どもだったのか、もしくは身内を殺されでもしたのか。ただ、腕力がないというのは見た目から少々分かる気もして。彼は見るからに貧弱ではないが、屈強ではない外見であり、背もそう高くはなく。副首領は続けて『そこに今のカシラが、一緒に没落した子分連中と落ち延びてきたんだよ。たまたま俺が一番に会って、鉱山と元の山賊たちの情報を売った。元の山賊をカシラがぶっ倒して、アジトごと乗っ取って"今"だ』と明かし。

それから一度、こちらをちらりと見れば、やや忌々しげに『……それで俺も取り立てられて、上につかせて貰ったけどよ、騎士団長時代からカシラに仕えている剣士もいるし、下克上なんざする気はなかった。リスクがでかすぎる。何よりアウトローの世界じゃ "力" に勝るものはねぇしよ。全部上手くいっていたんだ。お前らが来るまでは』と言ってのけ。……自分が確認した限りでは、下っ端でもあの首領に愚痴をついている者はいた。分裂しそうな内部で、それでも本当に分裂したら色々と面倒だから、頑張って首領を立てて上手くやっていたというところなのだろうか。

だとしたら、少なくない人間が見ている前で、首領を徹底的になぶってしまったことは非常に "良くないこと" だったのかもしれず。力こそ全ての世界で、力のみで辛うじて統率力を持っていた人物の面子を潰してしまったことになる。……やり過ぎた自覚がある分、"襲ってきたお前らの自業自得" と言える気分にはなく。決まり悪さを覚えては、視線を斜め下方に落とし。そのうちに、突き当たりに差し掛かったようで。先を歩いていた下っ端たちに合わせ、足を止めて前を見ると、そこには大人3人くらいなら並べそうな幅の穴があり、下方に向かって紐梯子が降りていて)

「ああ、そこだ。その地下通路が言ってた道だ。梯子があるだろ? 長めだから気を付けて降りろ」

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