蟲卵_大正時代、アングラ、グロテスク、指名式、3L_

蟲卵_大正時代、アングラ、グロテスク、指名式、3L_

蟲  2016-11-26 12:01:37 
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>架空大正時代後期、蟲、グロテスク、恐怖、アングラ、3L、指名式





女学生A「そう言えばあの噺はもう聞かれました__?」

女学生B「えぇ、えぇ、もう誰もが知ってるわ」

女学生A「それにしても恐い話、……寄らば喰らわれる蟲卵だなんて」

女学生B「肌が粟立つ程に恐ろしい、暗くなる前に帰りましょう。」





大正後期、埃の舞い散る古びた喫茶店で品の有る着物の少女が語る。
夕暮れ時、籠の夜が迎える頃に__げにゃりと鳴く猫の鳴き声一つ。






嗚呼、また一人消えた。


>レス禁止



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  • No.21 by 草薙雪呼  2016-11-27 18:11:01 



>砂乱

(翻る髪、飢餓でこうこうと光る赤い双眸。私が彼の最初の食事に選ばれても可笑しくなかったあの状況で思わず美しいと、そう思ってしまった。ルネサンス期の画家が背徳的悪魔を描きたいと思ったら迷わず彼を選ぶんじゃないかしら。拙い足取りで出ていく彼が視界から消える迄そんな考えが頭の中を占めていた。足音も遠ざかり漸く静寂の訪れた部屋で呪縛から解き放たれた様にそんな盲醜も消え去り浮かんでくるのはこれから彼をどうするかということで。私に彼を殺,せるのだろうか。愛らしい幼児の様な表情、私の理性を根こそぎ奪い去る渇望の表情。...嗚呼駄目、頭を振ってそのまま考える事を放棄する。今の私には決断しかねない。そう判断し踏ん切りを付ける為庭へと続く廊下へ足を向ける。容赦なく生を喰らう姿を見れば決心できると思ったからだ。息を殺し庭の様子が窺える和室からその食事風景を観察する。時間にしてみればほんの数秒間。立っていられなくなった私は背を壁に預けズルズルとその場に座り込んだ。興奮で声が漏れぬよう口を両手でしっかり押さえて。冷たい夜風が頬を撫ぜ上気した顔を冷ましてくれる。可哀想な猫。お前に住処を与えてやった主はその死を悼んではやれないようだ。庭に等来るんじゃなかった。顔を僅かに歪めながら思い。その武者振りつく喰い方といい、愉悦の表情といい、判った事は私はどうしようもなく彼に惹かれてしまうということだ。...可哀想なのは猫だけじゃないかもしれないな。ふとそう思った。殺,した猫に“ご馳走様“と言える位には良識があるみたいなのにこんな奇人を親に持ってしまった砂乱も十分可哀想だ。だけれど私はきっと彼を手離せない。和室の隅に座り込みながらそう確信せざるをえなかった)

  • No.22 by 砂乱  2016-11-27 19:26:03 



>雪呼


__(周囲を見渡しても見つからぬその姿にぎり、ぎり…と堪えるように下唇に歯を立てて。名を呼んだ、初めて見つけた女の名を呼ぼうと思った。口を開いた所でその名を知らない事に気が付いてぐぐ、と言葉を綴れず押し黙る。パッパと手の平を叩き汚れを落としてからその姿を探してから、先程は我を失う様に一目散に来た道を合っているか、どうであろうか、と不安すら抱えながら戻って来て。膨れ上がった猫は肉を削がれて萎んでしまった、腹にずしり…と重石のように溜まる満腹感が気を良い物にして。進ませる足の力強さは孵化したてと比べると非常に確りと安定感を帯び、先程よりも一層と足音が湿っているのは裸足の裏に血液が染み着いたからか、ペタリベタリと少しずつ足音を大きくさせて廊下を進み。「何処に、__砂乱の事を嫌いになってしまったか」暗闇は未だ少し歩きづらい、慣れない目玉は少しだけ不安を煽るのだ。噛み締めていた下唇を自由にすれば姿が見えない不安から山を描く様に吊り上がる眉を少しだけ垂らし、キョロ、キョロ、と哀れな迷い子の如く室内を徘徊し。偶然、入り込んだ和室、そこに居たのは寝たきりの彼女の母親ではない。広い部屋に似つかわしくなく、隅っこにて何かに怯えているのか体を小さくし、座り込んでいるその姿を見つけると雨漏りの如く暗くなっていた表情は明るく笑みが取り戻されて。「お前がいないから、俺はとても心配したのだ。__良かった、よかった」見つけた事で浮かんでいた不安は姿を消して、鋭い犬歯を見せるように明るく笑顔を浮かべると座り込む彼女の傍にしゃがみ込み「名を教えておくれ。お前の名を呼びたくとも、俺は未だ知らぬのだ」再び見つけた事を喜び、喜々と弾む声で、それでいて呼べなかったことを悔やむ様に少しだけ不貞腐れを見せるそんな雰囲気で名を問いかけて。畳の落ち着いた香りがする和室には不釣り合いの、生臭き匂いを体に纏わり付かせて浮かべる表情は懐っこく、黒の髪が彼女の体を伝う様、その瞳が自分の事を捕らえる様、困惑すら滲ませる表情の全てを真直ぐに捉えて)


  • No.23 by 倉井 ルリヲ  2016-11-27 20:10:56 


>黒鈴

(蟲卵を拾ってから耳にした「蟲卵は願った姿で孵る」という噂話の一つ、真偽の確かめようは孵化を待つしかなかったがうら若い少女に殺されたいと願う気持ちがその噂話に縋らない手はなく。想像していた異形の孵化よりもだいぶ弱弱しく繊細に割れていく黒い卵から這い出る指先は思い描いた美しい白い肌、粘液こそ邪魔をするがそれがかえって夜の湖面のようにも見える艶やかな黒髪もまた思い描いたままの可憐な理想の少女、ひょっとすると自分の方が強いと思えるこんな少女に殺されるならばどれほどの苦痛が快感になるのだろうかと締めつけられる胸を押さえたその時、ふと違和感を覚えるとひくりと眉を顰め。「──ああ、そんな……」敷いた布団にドロドロと溢れる粘液、赤い瞳でもって額に異形の複眼を晒しながらも幼げな笑顔、白装束と長い黒髪を官能的に張りつけるその姿に直感したのは食事の合図への絶望ではなく例の噂話が偽物であった失望で。畳に染みを作りながら確実に捕食にかかる異形は確かに可憐だが少女ではなく女性、あんなにときめいた心臓もすっかり冷え切り胸を抑えた手はだらりと力なく鳥籠へ伸び「おあがり……どうか足らしてくれよ」進路を絶つように相手の目の前、胡坐をかいた自分の足元に鳥籠を置いて)

(/何度も読み返して確認した甲斐がありました…お褒めの言葉、ありがとうございます。推敲はしていますがだらだらした描写で読みにくく感じたらさくっと削って斜めに読んでください。一言しか喋っていないのに黒鈴さんの魅力にときめきが止まりません、可愛いです。これから、宜しくお願いします!
質問にも分かりやすくお答えいただきありがとうございます。一応の確認だったので不備などとんでもないです。思っていた通りで良かったです)

  • No.24 by 草薙雪呼  2016-11-27 21:38:24 



>砂乱

(どれくらいそうして蹲っていただろうか。微かに聞こえてきたのは人の声、それもまだ幼さの残るもの。何処か不安そうなその声に砂乱だ、そう思いもう食事はいいのか、その汚らしい身形をどうにかしなければね等と思う事はたくさん有る。有るのに、見付けないで探さないでと思うのは何時もの悪い癖だ。貴方が私を好くならば私は貴方を嫌う。だけど貴方が私を嫌いなら私は貴方を好きになる。そうまるで悲劇のカルメンのよう。矛盾していて自己中心的な私のこの悪癖は、これまでに多くの人を遠ざけた。私はきっと砂乱を好いているのだと思う。常人のように人を好きになったことがないから断定する事は出来ないけれど、多分。だから彼は私を嫌いにならなければいけない。でないと私が彼を好けないから。だのにそんなに不用意に笑みを向けれても困ってしまう。心配_、私はそんな物を受け取るに値するのだろうか。だから思わず言ってしまおうかとも思ったのだ。「私の事は嫌いなさい」と。だけど容姿に似合わぬ大人びた口調から一転、年相応な不貞腐れたような表情にほだされて気が付けば口ばしっていた。「草薙雪呼と云うの」ハッと気が付いた時にはもう遅い。名乗る為に上げた顔は此方をじっと凝視する瞳に忽ち視線を絡めとられてしまう。瞬間心拍数は跳ね上がり、益々次に打つべき一手を見失う結果となった。ただ救われたのは私を虜にするあの凶暴な赤い瞳でないと事だった。もしそうだった場合、私の方が彼に襲いかかっていた事だろう。喰われるかもしれない事等一切躊躇せず。その瞳を自分の物だけにする為に。その視界に私だけを写す為に。危なかった、そんな葛藤を隠すかのように目線を外しおもむろに立ち上がるとお得意の困ったような笑みを浮かべ、湯を沸かすから体を洗いましょう?と幼子に話し掛ける時と同じ様に言葉を発し井戸に向かう為体を彼から背けて)

  • No.25 by 黒鈴  2016-11-27 21:44:06 




>ルリヲ

(目の前の大きな男はどんな味?、未だ見ぬ肉の味に思いを馳せれば間に置かれる鳥籠に視線の先を移動させ。満たされぬが為に貪りたいと赤い舌がちろりと覗き、月明かりに唾液がヌラヌラと光りながら細い腕を鳥籠へ伸ばし。指先で鳥籠を掴む物の、その中に確かに存在する鳥を鷲掴むには隙間が足らず、ガシガシと檻を開くには力が足らぬ。余り豊かに変化を見せる訳じゃ無い表情に不満として瞳を細めれば目の前に食事が有るのに食べられない事に苛立ちを覚え、錆びた鉄の様な檻を指の腹でツーと一撫でしてから何の躊躇いも無く床へ叩き付け。__ガン!響くような強い音、弾かれるように転がる檻が壊れ手を入れる隙間が生まれれば満悦と薄ら唇を開き。逃がすまい、懸命に羽搏かせピーチクパーチクとがなる文鳥を片手に一匹ずつ掴むと頬を染めるように待ち侘びた生物を見下ろし。"アァん"とぱっくり開いた咥内に向かい入れ、頭から首元までを上下の歯で挟み。ぐちゃぐちゃ…べちゃべちゃ…と本能のままに血の一滴すら落とさぬと口周りはえらく綺麗にガリガリ…ごくり。右手の文鳥は姿を消して。少し満たされた胃袋が骨身に染み渡る幸せに変わり「 あなたは、おかわり 」左手の文鳥に声無く微笑み落すのはその一言だけ、その後はただの再現映像。繰り返すだけの同じ行為であっと言う間に二匹分の文鳥を腹に落して"ふー"と満足の吐息を漏らして。飢餓に悶えていた頭が満たされたことで額と腹に浮かんだ目玉が皮膚に沈み、「__ねーえ、あなたは……だぁれ?食べるにはすこぅし、お肉が硬そお」目と目を合わせ、おかわりを強請る事無くごくりと唾をのみ。少し満たされたことで周囲に意識を向ける余裕が生まれ、ぺたん。と両足を床にくっつけた座り方をして)

(/参加して頂けただけでも有難いのに作り込んで頂けて嬉しい限りです…!魅力溢れるルリヲさんに応えられるように頑張りたく思います…!それでは背後は消えますので何かあればお呼び下さいませ…!/此方レス蹴りで大丈夫です!)

  • No.26 by 藤岡 朝陽  2016-11-27 22:01:44 



>月夜

( ―――死にたがり。人の形を取って数時間に満たないこの男を一言で表せと言われたら、その五文字を口にする事に己は全く躊躇いが無い。先程交わしたばかりの親不孝云々という会話を忘れてしまったとでも言うのか、冷たい床の上に伏せ自.殺失敗に小さく喘ぐ男を見下ろし呆れたように息を吐き。左腕に掛けていた手拭いと着流しを乱雑に放り投げ、膝の上で腕を組むようにしてしゃがみ込む。冷たい表情をしている自覚があった。憤りの様な、落胆の様な。それらが入り混じった感情が胸の内を渦巻いていて、静かに此方を見つめる彼の双眸を、暫く黙って見つめ返していた。顔色が悪い。それもそうか、冷水で汚れを落とせだなんて可哀想な事を言ったなと思い、冷たい表情はそのままに割れ物を扱うかの様な手つきで頬を撫で。血だらけだった口周りを入念洗ったのだろう、指先から伝わってくる痺れる様な冷たさに、くつくつと小さく笑いが込み上げて来て。世間を騒がせる化け物が、こうも従順だなんて誰が思うだろう。…可愛い、かわいいと思った。するすると頬を撫でる手に力を込める。ぐに、と容赦なく頬をつまんでは、はは、と笑って手を離す。死ぬ勇気のない死にたがりめ。明日を生きたかった罪無き猫に、申し訳無いと思わないのか。離した手の指先をパッと開いてゆっくり振りかぶってはパン、と小気味の良い音を立て頬を叩いた。…可愛い、かわいいと思った。痛かっただろうか。どうしても笑みを抑えきれない。―――そうして暫くにこにこにこにこと見下ろしてはふいに、何にもなかったかのようにぱっと立ち上がる。着流しと共にぐしゃりと床に伏した手拭いを拾い上げると、ぱさりと彼の顔に掛け「血液はね、水で洗えば落ちるんだよ。湯じゃ固まってしまって駄目なんだ、覚えておくと良い。早く着替えなさい。」等と言ってのけ。彼に背を向け洗面台に立つと、蛇口を捻り汚れた服を浸ける水を桶に溜め始めた。 )


  • No.27 by 砂乱  2016-11-27 22:06:08 



>雪呼

(向かい合った彼女が開いた口、音を上げた言葉は何とも妙な物。嫌いになれと指示を受けれどそれを素直に受け入れる事は難しく、難しいと言うよりもそもそも何故如何してと疑問の方が先立つ結果となり。堂々巡りのようにその言葉が何を意味するのかと、そんな事は教えられた名前に霞み。綺麗事を語るほど語彙は持っていない、だからこそ心配など一つも持たぬような顔付で口角を上げ「雪ちゃんだな!」その顔を、この外見の女性が自分の名付け親である人物なのだと刻み込む様に目に焼き付けて。向けられた顔が見えなくなることは嫌だ、体を背けられればそれに続く様に隣に並び「雪ちゃん、俺は砂乱だ。__雪ちゃんのお陰で生まれる事が出来た、感謝をせねばならんのだ」ぺたり、ぺたり、隣を歩けば裸足の足音だけが静かな夜に音を鳴らし。無邪気と言えば聞こえが言い、何も恐れる事無く背筋を伸ばし凛とした佇まいでハキハキと己の事を語る。そうは言ってもそもそも己の事を詳しくは知らない為に説明できることは少なくて「雪ちゃんも俺とお揃いだが__同じ蜂か?」遠慮など無い、無礼にも手を伸ばせば彼女の肩で揺れる髪を猫じゃらしを目の前で振られたみたいに指先で触れ。指の間をスルリと抜ける擽ったい感触、意図せずに手櫛のように髪から手を離しては黄色こそ無いがお揃いの黒色に真直ぐと視線を送り。どうにも生き血と言うのは喉奥に燻ぶり絡む感覚が消えない、喋りの途中に言葉が詰まれば「__、ん゛ん゛」と声を整えるように喉を揺らし、隣を歩く彼女の手首を控えめに掴めば「面目ない……、先に水を貰っても良いだろうか。雪ちゃんと話したいのに声が出辛くて敵わん」強請るのは子供染みた行為だと思い込むせいで何とも言い辛く、少しばかりバツが悪そうに目を伏せてから控えめに伝え)



  • No.28 by 月夜  2016-11-27 22:49:36 



>朝陽

(酸欠気味の頭に近付く足音は現と夢の境界線のように朧と響く。止まる足音、直ぐ傍に男が立っている事は気配で知りつつ伏せた眼は動き彼を捕らえる事は無く。伸びた手の平が頬に触れると感覚が薄れる程冷たくなった顔に35度の温かさが染みる、生きている温かさだ。頬を摘まむ指先すら生きていることを表現する柔らかさを持っており、そこで漸く伏せていた眼を開き腕の先を辿る様に顔を上げる。__パン、鼓膜に響く音と視界が二重に見える感覚に初めは何が起こったのかが解らない。ヒリヒリと頬は確かに痛みを訴えているが声を上げる事すら無く驚きに身を固め、前髪の暖簾の隙間から動揺の滲む目を向けては男の顔付を窺う。が、その顔は変わる事無く微笑みを浮かべたままで優しい物なのだ、言えもしない恐怖が背筋を伝う。手拭いが顔に被さると続く忠告に頭を縦に揺らすことが今の己に出来る精一杯のリアクション、頭には薄れる事無く驚愕と戸惑いの色が浮かんだまま手拭いを滑らせて口元を覆う様に手を宛がう。頬は矢張り、痛かった。「――蟲卵、残念だったな…… はずれクジだ」ザーと桶に水がたまるのを音で察しては目一杯の皮肉のつもりか、将又自嘲のつもりか「あんたの蟲卵は汚い蛾だよ」名前を呼びかけるもその名を知らなければここで一つ欲が生まれる、自信を持つ凛としたこの男の名を知りたいと。その欲を自制で抑え込んで背中を丸め膝を抱える、憂鬱な、酷い顔で自身の種類を告げると覚悟を決めるように手ぬぐいを握り締め。手の平に爪が食い込むほど握れば薄らと口角を釣り上げる不器用な笑顔を浮かべ「……だから、今の内に俺を殺,して」懇願、生きる事に今以上の欲を持つ前に全てを無かったものにしたい。何処までも理不尽で我儘な言い分で、手ぬぐいを細くし首を括ると抵抗するつもりなど無いのだと言う様にその先を彼へと向けてから両手を下ろし、そのタオルが首を圧迫しやすい様にと顔を突き出して)


  • No.29 by 草薙雪呼  2016-11-27 23:23:46 


>砂乱

(きょとん、音を当てるとしたらこの表現が一番しっくりくる、そんな顔をし此方を見る彼の顔が名前を告げた途端パァと綻ぶ様は見ていて飽きぬ物だが自分の悪癖故に中々複雑な物でもあり。悩み等一つもなさそうな表情で、先程私が言った言葉をもう忘れてしまったのかと微かに疑うものの雪ちゃんだなんて可愛らしいあだ名に思わずその件はまた後でもいいかなんて考え。歩けば隣に廻り感謝の言葉を述べたかと思うと髪をいじり同族かと聞いてくる。こんな無邪気な生き物が蟲なのか、私は今まで何かに対してこんなに素直に感謝の念を伝えた事が在るのだろうか。何なら私の方が余程悪どい面を持ち合わせているんじゃないのか。そう考えると何だか可笑しくなってきて微笑みではなく久方振りにふふっと声に出して笑い。「その悪戯な手は先程猫を食べたせいかしら」何処でスイッチが切り替わったのか髪を触る手を引き剥がすと、観察対象や偏愛対象を見る何処か冷めた目付きを血の通った生き物を見る心なしか温かな目付きに変え見下ろし。掴んでいた手を離しつっかけを履いて庭におりると井戸に近付き。持っていた盥に水を汲もうと桶をするすると下に降ろしていき。すると背後から聞こえてきたのは先程とうってかわって控えめな声。まるで要求するのを恥じるかの様なその声にむくむくと芽生える被虐心。「いいえ構いませんよ。ただこうしましょう、砂乱も私に奉仕してくださらないかしら」今いま水を汲んでいるのだから私が彼に行う作業等容易なものだ。彼がこの言葉に乗ってくれるかは分からないがもし乗ってくれたなら儲け物だな、そんな事を考えている私は酷く愉しげに微笑みを浮かべていることだろう)

  • No.30 by 藤岡 朝陽  2016-11-27 23:45:02 



>月夜

( 他所の蟲卵の事は知らないが、うちの子は相当珍しいタイプなんじゃなかろうか。“死”によっぽどの執着があると見える。何が、彼をそこまでさせるのだろう。推し量るには、自分はまだこの男の事を知らなさ過ぎた。…博打じゃあないんだから。ハズレだのなんだのぼそぼそ喋っているこの男、実は相当な承認欲求があると見える。自分を、生きる事を肯定されたい性なのだろうと客観的に推測しては、蛇口を閉じ桶に溜まった水に片手を浸した。―――ゆらり。真剣な目付きで振り返って、冷水でびしゃびしゃになった手をその細い首に当てがう。「…アタリハズレを判断するのは、お前側じゃないと思うけど。蟲ってのは、小汚くていいんだよ。お前は小汚くあれば良い。猫を殺してどう思った?…二匹鳴いていただろう、両方見つけて、喰った?一匹だけ?何にせよ酷な事をしたね。喰いたいと思って喰ったなら、あの尊い犠牲の分まで生きろ!…本当に親不孝者だな。」ゆっくりと、それでも力強く言い放つ。それがお前の罪だろう、化け物が受ける罰だろう。…突き出された顔をぼんやり眺め、接吻待ちの女の様だと馬鹿げた考えが脳裏を過る。頭は案外冷静らしい。これで首を絞めろとでも言いたげに細く捩じられた手拭いを優しい手つきで受け取ると、今度は屈託のない笑みを浮かべて見せた。面倒な男だ、それでも何故だか、簡単に死なせてやりたくは無いのだ。…同じくらいの背格好、なのだろうが丸まった背筋のせいで少し下にある彼の額にこつ、と軽く額を当てる。「頬、痛かったろう。手拭いってのは拭く為にあるんだ、わかるね。」なんて極めて優しい口調で語りかけると、捩じれが解けた手拭いを、己のせいで再度濡れてしまった細首にそっと掛けてやった。 )


  • No.31 by 砂乱  2016-11-28 00:54:52 



>雪呼

___在れ、あまり美味くは無かったぞ。肉が少し臭いのだ、歯を立ててもぐにゃりと歯切れが悪くて……雪ちゃんには食わせられん(同じ蟲卵で有る事を肯定もしないが否定もしない、誤魔化しを見せられれば其処に同じであれば良いと願望として浮かぶ感情で事実が上塗りを見せ。深く、暗い、井戸の中をヒョコリと覗き込みながら猫を食った感想を述べ、"うぅむ"と渋る様な声色でおれでも満たされた食事を思い返し。上半身を落とさんばかりに覗き込んでいた井戸から体を上げれば持ち掛けられた取引に頭を傾げ、楽しい遊びでも提案された気持ちになり。ふは、と声を上げて笑うと歯並びの良い綺麗な歯が口を覗き「雪ちゃんは誰が邪魔と言う。__雪ちゃんの為なら一人も二人も俺の毒で仕留めてやろう」奉仕、と言う言葉が単純に何を意味するのかが解らず。それでも悪戯を含んだ口ぶりで有れば大方何かの取引だろうと想像を膨らませ、自分に出来る事は自らの毒と鋭い歯で命を奪う事。悪気なんて欠片もない、生きる為に魚を捌くのと同じ程度としか思わないのだから。桶が再び浮上してくるのを爛々と楽しそうな眼差しで見やりつつ、口にするのは物騒な返事。にーい、半月のように得意げな笑顔を浮かべたまま井戸に向けた目を彼女へ移動し「雪ちゃんは、砂乱と名をくれた。動けなくて退屈な蟲卵の俺に話を聞かせてくれた。俺は雪ちゃんの事が好きなのだ、雪ちゃんの為なら何でも消すぞ」そうなのだ、己は彼女に恩しか抱いていない。恨みも憎しみも無いのに、どうして嫌いになんぞなれようか。好きだから、喰ってしまいたい、体内に取り込みたいと邪な気持ちが無いと言えば嘘になるが今は気付かぬふりをして。喋れば喉に絡む違和感をぺっぺっ、と一度吐き付けて)


  • No.32 by 倉井 ルリヲ  2016-11-28 01:01:48 


>黒鈴

(再び頬杖をつけば産まれたてで力がないのか鳥籠の仕組みが分からないのか獲物を目の前に籠を弄ぶ相手を他人事のように眺め、気味の悪い粘液を滴らせた異形と分かっていてさえその様子は可愛らしく見え、美しいと思える、だからこそ失望の大きさに頭がついてこずやけに暢気に構えてしまい。死にたいわけではないが殺されるのならば可憐な少女に、異形を前にしてさえ霞む事のない難儀な異常嗜好に意識が傾いていたのを引き戻したのは何かが叩きつけられた音、肩を跳ねさせてはっと瞬いた目に映ったのは無残に掴まれた文鳥が聞いた事もない、まさに悲鳴と言わんばかりの鳴き声を上げて躊躇いなく口元に運ばれる捕食風景。目にも耳にも決して心地の良いものではないが意外にも静かに行われた捕食と『おかわり』に微笑む姿、耳元で零れたような吐息に短く息を吐いて肩を落とせばそこで漸く呼吸を忘れていた事に気付き、二、三度深呼吸をしてみると吸い込んだ空気の鉄臭さに少し噎せ。このまま食われても可笑しくはないというのにさっきの物音で夫婦が起きてしまったのではないか、と妙に落ち着いて考えている奇妙さを自覚し始めるも気付けば複眼の消えて二つっきりになった目に見つめられてさえ焦りなど湧かず、「初めまして、黒鈴。俺はね、ルリヲ」日頃なら名字を名乗るところを実は気に入っている名前の方で名乗れば「食べられても良いと、思っていたのだけどねぇ……ああ、こいつをどうしたもんかな」溜息交じりに言って視線を落とすと思い出したように漏ってはいないだろうが畳にだいぶ染み込んでしまった粘液を指に掬って)

  • No.33 by 月夜  2016-11-28 01:24:26 



>朝陽


___…、(今し方体温をくれた温かい手の平が水に浸り氷の如く体温を失い、首に触れる。力強く語られるのは命令ではない、説教とも少し違う。死にたいと願う事が強欲である、そう言わんばかりの有無を言わせぬ真摯な物。間抜けにも薄く唇を開き呼吸をする事すら止めて、その言葉の一つ一つと向き合えば言葉の意味を理解して死ぬことを望む事が既に欲であると知り。頭蓋骨同士がぶつかるように、こつりと響く小さな音が伴って顔が近づくと瞳は矢張り逃げようと伏せられ居心地悪そうに右へ左へ泳ぐこととなり。彼が触れていた事実を消してしまう様に、首に残った水滴が手拭いに吸われてしまう。あっと言う間にその証拠が消えれば困惑するように言葉を探し、首に掛けられた手拭いの先をガジガジと加えては歯で噛んで「__名前。なんて呼んだら良い」じっとり、とした梅雨をも思い出させるジメジメと鬱屈な声で問う。親を語る彼が、死ぬなと語るならばその言葉の薬が意味を持つ間は延命の如く生きてみる。そんな浅はかな考えの下に、何も変わらない、自分とは比べる事すら不躾だろう彼の存在に興味を持ち。手拭いを咥えていた唇を離すと、前髪越しにチラリと目を向ける。甘さを含んだ髪色は優しい色をしており、浮かべる微笑みまでもが優しくお天道様のように温かい。何もかもが自分とは違い過ぎる、嫉妬で気が触れてしまいそうだと一度向けた目を再びすぐに逸らして。一度大きく深呼吸を行ってから「腹が減ったら我慢は出来ない。月が真ん丸な夜は、猫も金無しも、女も子供も、__親も全部一緒。俺はきっと、親殺しの親不孝になる」指先を落ち着きなくモゾモゾと動かして考える事は堂々巡りの後ろ向き思考、それでも良いのか。そんな脅しを掛けるように言葉を終えて)

  • No.34 by 名無しの匿名さん  2016-11-28 01:30:43 

名前:花霧 結
年齢:27
性別:男

容姿:夜明けの頃の薄暗い色をそのままうつしたかのような暗い青いろの髪。短髪でくせっけ。おさえようとしてもはねてしまうそれは髪の短さでさらにめだっている。瞳の色は髪よりももっと暗い青。もはや黒に近い。つり目気味で少し意識しないと目付きが悪いと思われがち。顔立ちはけして中性的とはいえないがそれでもまぁまぁ整っている方。ただ目付きの悪さが目につく。服装は黒い袴の上から大きめの白衣を着るというなんともおかしな服装。身長172cmで細身。筋肉もあまりついていない。

性格:一言で簡単にいうならば意外と常識人、というような普通の人間。だが、人よりも何倍も好奇心が強くその答えに辿りつくまでに努力をおしまないという研究者資質のある性格。それ故に端から見ると可笑しな人間に見られることもある。また、これも上記の性格故であるが、とても疑い深い。自分が証明できることしか信じようとしない。だからこそ、感情というものをうまく理解できずに愛というものを信じられない。また、想定外のことに弱く、そうなると感情をおさえられないという子供らしい幼い面もある。
備考:関わった分野にかんしては少し有名な研究者。だが、今の興味は全て蟲卵に向いているため表から姿を消している。両親はいない。もともと、孤児で施設育ち。だが、そこでも持ち前の好奇心で知識をえて今にいたる。施設の人のおかげでここまでこれたということもあり感謝している。

ロルテ:
嗚呼、素晴らしい!見事見事で拍手喝采だな。だが打ち鳴らされるそれは本当に拍手かい?よぉく聞いてみな、そこに真実が隠されてる
(美しい月夜に拾った卵のようなもの。それは、今この街で噂になっているもので。噂をきいた元、あの年頃の女人というものはお喋りで、自分がえた知識を人に教えてすごいだろうと誇るその様は笑みを隠せずに。それだからこそ面白く愛しいのだろう。少し笑顔で話しかけるだけですぐに教えてくれた彼女らに感謝しつつ卵らしきものをじぃ、と見て。まさかこんなにすぐに発見できるとは思っていなかったため少し拍子抜けする。まるで招かれたかのようにみつけられたのだ。だからこそ“手招”という名前をつけたのだが。そう考えながらも自身の好奇心をみたすために観察し続けて。やはりこういう時に職業病とでもいうのか、研究者というものは何事も観察し理解したいと思ってしまい。それはおいておくとするが、噂だとここから生き物を襲う複雑怪奇な化け物がでてくるというとのこと。はてさて、それはどんなものかと期待半分。そして諦めと少々の恐怖が渦巻く心で卵を撫でる。するとそこからひびが入っていくのが確認できて。まだ大丈夫と思っていたため驚きが隠せずに。目を見開きそれをなすすべなく見ていたが出てくると悟ったとき今まであまり感じていなかった本能的な恐怖が膨れ上がり思わず後ろに後退り。みしり、みしりと音をたて産まれたのは狂気か愛か。姿を見せた“それ”は人の形をしていて。それを見た瞬間口元は歪んだ。人間、恐ろしいと笑ってしまうのかと考えながらもそれを隠すように拍手をしながらながったらしく上記。声の震えを隠しながらも産まれたばかりのそれに笑いかけて。)


(/なんという素敵トピ!早速pfを提出させて頂きます。手招さんでお相手お願いしたいと思っていますので、不備などありましたらお願いします!)

  • No.35 by 黒鈴  2016-11-28 01:54:24 



>ルリヲ


るりを。__ !、教えてないのによくごぞんじ。(身体に張り付くように小さくくっ付いた殻の欠片を爪の先で摘み床に落とす、繰り返すように殻を剥がして行く中で彼の名を教えられると、何とも自然に彼が己の名を呼ぶものだから少しだけ声を上ずらせ驚いたように言葉を続け。果して、私は名前を彼に教えただろうか。気付かぬ内に口走ったのか、考えを巡らせ途中で飽きた。__溜息交じりの声、耳馴染みが良く聞いていて嫌じゃない。知っている、冬の早朝のように頭が冴え渡るとその声の在処を閃いた「おとおさま。黒鈴のおとおさま」途端、手の平を返すとはこのことか。甘える子供のように邪心など欠片も持たぬ表情で、そう思えば酔っ払いのようにうっとりと同じ単語ばかりを壊れたラヂオの如く繰り返し。両腕を伸ばしては足を引き摺り、ずり…ずり…と浜に打ち上げられた人魚か死にぞこないの腐れ人間か、長い髪を背中で泳がせ腹ばいで近付いて「 おとおさま、黒鈴よ。たんとご覧になって 」声色は終始変化を見せない、おっとりとした喋り方。蟲卵の中で聞いていたその声の主、姿を想像しては愛に乾き見る事を切望したその人物、そんな彼が目の前にいるのだと歓喜し心の臓が震える。先ずは自らがその姿を確りと記憶に刻む為ぢーと見詰め。目が乾くことも厭わずに、ただ真直ぐに顔の皺一つまでもを追いかけるように恍惚と堪能を。くすくす、そして噴き出し笑いを一つ。「 やっぱり、おにくが固そうね 」片手を口元に添え、頭を傾ければ先程感じた事と同じ感想をもう一度)

  • No.36 by 蟲  2016-11-28 02:00:29 



>名無しの匿名様


(/このように趣味丸出しのトピに興味を持って下さり有難う御座います。折角のお声がけ誠に嬉しい限りなのですが、今回は手招きとの相性を考えまして見送りをさせて下さい。とても素敵な息子様のプロフィールを提出して頂いたのに申し訳ございません。此方のプロフィールは引き取って頂き、他のトピで使って頂いて大丈夫です。良いお返事が出来ずに本当に申し訳ありません。今回は興味を持って下さり有難う御座いました!貴方様に良いご縁が有りますようお祈りしております。)

  • No.37 by 蟲  2016-11-28 15:56:38 

__提供___



蝶___籠女(カゴメ)
「熟れて落ちる寸前の愛を私に贈りなさい、ピンセットで額縁に貼り付けて飾りたいの」
 /女/17~20/155cm/NGL/
 艶やかで華やかな、幼くも熟したアンバランスの美を持つ女。紫色から桃色のグラデーションの髪は胸元までの長さが有る。簪と着崩す花魁着物、凹凸の有る体に咥えるのは金細工の派手な煙管。釣り目。
 愛を玩具にする愛に酔う蟲、気が触れた情緒不安定な気紛れ、愛されたがりの愛したがり、愛せないならもう要らないと身勝手に相手を振り回す。気高いナルシスト、常識知らず。自己中心。蛾と双子。
 満月の夜には背中に大きな蝶の羽が艶やかに生え広がり、堪えきれない欲情に駆られる。口付と満足する贈り物が無ければ戻らない。



百足__手招(テマネキ)
「招チャン、○○チャンの事好きだよ。好き。○○チャンも招チャンの事好きでしょ?」
 /男/20~24/178cm/ML/
 赤ワインのような深い赤色をした髪は肩口に掛かるまでの長さが有り、項の所でお団子のように括る。黒色の着流しを着用する。狐目と言うのか細い釣り目は線のように瞑られている事が多い。
 自己中心的な貪る愛を強要する蟲。一方的に愛して愛を押し付ける、口下手の喋りたがり。語彙が無いせいで説明不足の喋り方をする。息継ぎ無しの早口。自己犠牲の性分が見られる、好きな人は好きだから仕方ない。
 満月の夜には鮫歯のように歯が鋭くなり、脇腹から胸に掛けて百足の刺青が浮き出る。満月が明けるまで一時も離れずに触れていないと戻らない。



蟻___ 朝な、夕な(アサ―、ユウ―)
「もう一斗缶の焚火に思いを馳せる事ないでしょう」『帰る故郷なんざ無きに等しく!さあさ、諦めろ!』
 /女(朝な)男(夕な)/8~10/146cm/NBL(男性募集)/
 黒色の肩口までのおかっぱが夕な、白色の肩口までのおかっぱが朝な。揃いの深紅の着物を着る。右目が黒、左目が白目黒目の反転した物。 朝なは垂れ目、夕なは釣り目。朝なの右手首、夕なの左手首がくっついている。
 依存が強く戯れに進む道を惑わす蟲。朝なの右手首の先、夕なの左手首の先がくっつく為身体が離れることの無い双子。理性の朝なと本能の夕な。控えめな朝なと賑やかし、喧しい夕な。鏡写しの正反対。
 満月の夜にはその身が離れ、その身が20程まで成長をする。が、菓子を喰わせて戻さないと一定以上体が離れると呼吸が出来ずに死んでしまう脆い蟲。



蛍___白雨(ハクウ)
「篠突く雨が僕とあなたを引き離すのです。ザアザアと降り続けては、終わりを知らせずに__」
 /男/20~24/175cm/NBL/
 黄金色の柔らかい猫毛の短髪、黒色の瞳は切れ長で余り大きくない。足元から白、黄、藍、黒、と色が変わる着流しを着用し上に紫色の羽織を纏う。紅色の下駄。黒色の少し大きい山高帽子を被る。
 自由を好み短命を謳歌する蟲。縛られる事を良きとしない、気儘で気紛れな飄々とした自由な存在。執着や独占欲が薄く、己もまたこの存在を記憶に残される事無く生きる事を望む。欲が極端に薄い。
 満月の夜には黒色の瞳が黄色に輝き、髪もまた闇夜に光る。食欲は薄いが無理にでも肉を喰わせて元に戻さないと元が短命の蟲なので直ぐに死ぬ。



蚯蚓__甘露(カンロ)
「夜が更ける前に何を語ろか、__月明かりじゃ少し物足らん。真丸の月が死ぬ前に生を謳おうぞ」
 /男/34~37/180cm/ML/
 くすんだ桃色の短髪はオールバックに掻き上げられて、毛先は黒く襟足に掛かるまで。年相応の皺が顔に刻まれる中年の面。白の警察服を纏い、同様の警察帽を被るが全く関係は無い。姿勢が良い。
 戯言で人を振り回す自己満足の蟲。口にする言葉は八割が嘘二割が適当。凛とし誠実な見た目とは裏腹に適当に生きる豪快な性分。小さい事は微塵と気にせず、信じるのもまた己だけと冷静を欠かない。
 満月の夜には蛇の如く細身の身体が疼き、縄の痕のように体中に痣が浮き出る。この際に告げる言葉は普段と変わり本心が多いが、言葉を述べるより先に人を喰らってしまう。生肉が無いと戻らない。




※現在、上記蟲卵の御相手を募集しております。
>一部手加え、新種の蟲卵になっております。

  • No.38 by 草薙雪呼  2016-11-28 23:19:16 


>砂乱

貴方の目には私はどう映っているのかしらね(頬に手を当て溜め息を一つ、しかし溜め息を付くことさえも何処か愉しげに上記を述べ。意図した訳ではないが曖昧にぼやかした言葉はいとも容易く彼を勘違いに導き、一人とうとうと初めての食事について語る其の姿は滑稽でいて愛らしく、この勘違いは何時か切り札に成るだろうと考える。騙されたと知った彼は私を嫌うだろうか、今から少しばかり胸が高鳴るが、それよりも取り付ける事の出来た約束を先に楽しもう。私の為に幾らでも人を殺,してみせようと物騒な事を言う口にそれでいて爛々と無邪気な眼差し。成る程__、何となく彼の本懐は掴んだ。何処までも無垢に毒を蔓延させる、警戒等させぬままに。そんな蟲なのではないだろうか。これくらいの年頃の童がよくやる様に井戸を覗き込む後ろ姿を見詰めそう分析してみる。判らないのはその後の彼の発言。私の事が好きだから、だから消すとそうてらいもなく言ってのける彼をただただ不思議に思う事しか出来ない。蟲卵に語りかけたのは他に行う事がなかったから、内容も職場である女学校の話ばかりでお世辞にも愉快な話だったとは言い難い。苦しそうに口の中の何かを吐き出すのを見て約束の水を、入れる容器もないので盥に注ぐと差し出し、同時に口を開き。「別にこれといって憎い人はいないの。“奉仕“と聞いて直ぐに殺すという発想に至るのは貴方が私の好みを知らないから。そう思えば私達はお互いの事を知らなさすぎると思わない?」少しだけ自己紹介すると私は女学校で美術教師をしているの、得意分野はデッサン。さあ此処から導き出される“奉仕“は?_そう学校での様子を再現するが如くものを尋ねる様に言葉を付け加え)

  • No.39 by 草薙雪呼  2016-11-28 23:23:11 


>砂乱

貴方の目には私はどう映っているのかしらね(頬に手を当て溜め息を一つ、しかし溜め息を付くことさえも何処か愉しげに上記を述べ。意図した訳ではないが曖昧にぼやかした言葉はいとも容易く彼を勘違いに導き、一人とうとうと初めての食事について語る其の姿は滑稽でいて愛らしく、この勘違いは何時か切り札に成るだろうと考える。騙されたと知った彼は私を嫌うだろうか、今から少しばかり胸が高鳴るが、それよりも取り付ける事の出来た約束を先に楽しもう。私の為に幾らでも人を殺,してみせようと物騒な事を言う口にそれでいて爛々と無邪気な眼差し。成る程__、何となく彼の本懐は掴んだ。何処までも無垢に毒を蔓延させる、警戒等させぬままに。そんな蟲なのではないだろうか。これくらいの年頃の童がよくやる様に井戸を覗き込む後ろ姿を見詰めそう分析してみる。判らないのはその後の彼の発言。私の事が好きだから、だから消すとそうてらいもなく言ってのける彼をただただ不思議に思う事しか出来ない。蟲卵に語りかけたのは他に行う事がなかったから、内容も職場である女学校の話ばかりでお世辞にも愉快な話だったとは言い難い。何て不可思議な生き物だろう、そう思いながら苦しそうに口の中の何かを吐き出すのを見て約束の水を、入れる容器もないので盥に注ぐと差し出し、同時に口を開き。「別にこれといって憎い人はいないの。“奉仕“と聞いて直ぐに殺すという発想に至るのは貴方が私の好みを知らないから。そう思えば私達はお互いの事を知らなさすぎると思わない?」少しだけ自己紹介すると私は女学校で美術教師をしているの、得意分野はデッサン。さあ此処から導き出される“奉仕“は?_そう学校での様子を再現するが如くものを尋ねる様に言葉を付け加え)

  • No.40 by 草薙雪呼  2016-11-28 23:28:13 

(/申し訳ありません。誤操作により似た文を投下してしまいました。主様につきましては下のロルを読んで頂けたらと思います。貴重なロル流し失礼致しました。)

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