蟲卵_大正時代、アングラ、グロテスク、指名式、3L_

蟲卵_大正時代、アングラ、グロテスク、指名式、3L_

蟲  2016-11-26 12:01:37 
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>架空大正時代後期、蟲、グロテスク、恐怖、アングラ、3L、指名式





女学生A「そう言えばあの噺はもう聞かれました__?」

女学生B「えぇ、えぇ、もう誰もが知ってるわ」

女学生A「それにしても恐い話、……寄らば喰らわれる蟲卵だなんて」

女学生B「肌が粟立つ程に恐ろしい、暗くなる前に帰りましょう。」





大正後期、埃の舞い散る古びた喫茶店で品の有る着物の少女が語る。
夕暮れ時、籠の夜が迎える頃に__げにゃりと鳴く猫の鳴き声一つ。






嗚呼、また一人消えた。


>レス禁止



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  • No.93 by 蟲  2016-12-07 10:10:05 


(/募集上げです。)

  • No.94 by 倉井 ルリヲ  2016-12-07 20:57:45 


>黒鈴

(衣擦れの音が聞こえても襖を見るともなく見て考えを巡らせればとりとめがなかろうが瞑想じみた静けさがある。そのせいか差し迫った気配に気付いたのは息遣いを腕に感じたその時で、瞬間「――ぐっ。うっ……」目は見開き唸り声を噛み殺す、油断していた体中が強張って嫌な汗がどことなく滲みたった一瞬で息の仕方を忘れたように喉が閉じた。顔を顰めて奥歯を食い縛っても噛みつく歯にギリ、と力が入れば濁った唸りが零れ良くも悪くも痛みに意識ははっきりとしていて、食い千切るなら容易いだろうにそうしないのはこれが食事ではないからだと冷静に堪えていられる。可愛いげのない戯れは終わるのも唐突で、思い出した呼吸をぎこちなく整えながら二の腕を抑えると湿り気を感じるがやはり食われてはいない、隣に並ぶ姿を見れば「黒鈴……」どこかか細い低い声、目に浮かび頭を占めるのはひたすらに切なさ。可憐で無邪気で官能的に残酷な美しいこの蟲に食われてみたいと思う、しかしそれを良しとしない、どうしたって相手を少女とは思えない本能と薄れない異常嗜好はもはや不治の病でしかない。見つめる相手が口にした虫の名前に漸く複眼の意味が分かり、女郎蜘蛛だと言うのなら納得が出来る白くしなやかな四肢が晒されるとそっと目を逸らし「一人にしてはお上手。ご褒美をやるから、俺を食べるんじゃあないよ」ポケットから紙ごと残りを相手に渡せば立ち上がってもう一度襖を開き、使えない掛け布団の代わりにさせようと掻巻を引っ張り出してほら、と頭から被せてしまいぽん、と一度頭に手を乗せ「あとは良い子にお休み」そのままのそのそと掛け布団やら殻やらを部屋の隅に片付け)

  • No.95 by 久坂 薫子  2016-12-08 00:21:38 

>白雨

(開いた襖の先。己を待っている誰かが確かにそこに居ると言うのはこんなにも心弾むことだったのかと、近づいてくる姿をぼんやりと見つめて思う。できることだなんて、ただそこに居てくれるだけでいいのにと向けられた微笑に笑みを返せば、微かな笑い声と共に告げられた言葉に驚きと歓喜とを綯交ぜにした表情を浮かべてぱちりと一つ瞬き「まぁ。奇遇ですね、わたくしもですよ。――ふわふわと覚束なくって、まるで夢でも見ているかのよう」今ならば分かる気がする。蟲卵を拾ったその日から欠かすことなく声を掛け続けたのは、きっと今この時を望んでいたからに違いないのだ。想っていた。待ちわびてた。――日ごと成長する黒き卵から何が生まれるのだろうかと、まるで恋に焦がれる少女のように。気持ちの共有とはかくも暖かなものなのかと、思わず堪らなくなって再び黄金の髪を撫ぜる。数度指先を髪に通してそれでもやや名残惜し気に腕を下ろせば、盥を室内に引き入れて新たな手拭いをその横に積み「さ、冷めないうちにどうぞ。――着ていた服は日が昇ったら洗いましょうね。そのまま乾いてしまうと困るから、盥の中に入れておきましょうか」畳は丁度張り替えようと思っていた頃で、敷布と毛布もきっともう使う事の無い来客用の一組に過ぎない。粘液に濡れて困っているものと言えば彼自身と彼の纏う服のみで、部屋の片づけはそう急ぐことでもないと思えば翌朝以降に持ち越すことにして。和室には少し不釣り合いだが使い込まれた鏡台から黄楊の櫛と、自身の着替え用に箪笥から白の浴衣と紺の伊達締めとを取り出し「貴方の部屋の準備が終わったら、呼びに来ますからね」と一度微笑みかけてから再度部屋を後にする。廊下に踏み出した瞬間から早く戻りたいと思ってしまうのが可笑しくてつい笑い声を零せば、隣の書斎で着替えを済ませてから客間の一つへと布団を一組持ちこみ「まるで、あの人が居た頃みたい――」違うとは分かっていてもそう思わずにはいられない。彼のために寝床を整えている今の自分が記憶の中の自分の姿と重なり、しかしそれでも、"あの人が戻って来たみたい"とは微塵も思わない。懐かしさと新鮮さとがせめぎ合う中で隣の客間にも同じように布団を敷けば、自室へと戻り室内に向かって「……終わりましたか?」と襖を開けてもいいか確認するために声を掛け)

  • No.96 by 黒鈴  2016-12-09 16:08:36 


>ルリヲ

(底抜けの食欲を言葉にするならいっその事、それも個性の一つなのだろう。喰えども食えども満たされない胃袋を少しでも穴埋めしてやろうと、渡されるだろう先の干し肉を待ち侘びて。褒め言葉よりも肉が欲しいと思うのは犬ころでさえ褒め言葉を望むのだからそれ以下の畜生とでも。再び取り出されたその包みに両の眼を奪われるとその動きを逐一と逃さずに追いかけて、渡されたそれを手の内にしては人によってはたかが干し肉。されど飢えに飢えた胃袋の蟲にとっては極上の肉に違いなく" まあ、おいしそう "そうとでも言いたげに口角を上げて。ぺたりとその場に座り込んで包みを開き。干された固い肉を唾液を塗すことで少しでも柔らかく戻しては、むしゃり…むしゃり…と食べ始め。その中で何やら仕度をしているその様子をぼんやりと眺めればクルリ、機械人形か梟のように頭を垂らし「 黒鈴はいま起きたばっかりよ。ねむたくなんて無いわ 」出された掻巻を頭から被されればそれの温かさに心が震え、されど納得がいかないと頭は垂らしたままに不満を訴えて。温かいそれを落とす事無く頭から被ったまま「 おしゃべりしましょ。初めての満月なのに、落ちる姿を見れないなんて我慢ならないの 」己にとって真丸の月は大きな意味を持つと教えられた訳じゃなくとも本能に刻まれるのか、見ているだけで心臓が戦慄くようなのだ。瞳は爛々と冴え渡るし、美味しい食べ物だって手の内に残っているのだ。寝るなんて、なんと勿体ない事か。「 るりを、貴方が少しでも目を離したら…__わたしはきっと、おかわりを探しにいくわ 」にこり、にこり。澄ましたように微笑ながら被さる掻巻の隙間から動き回る彼の姿を見やり、時折ぺちゃりと干し肉に舌を這わせ歯を立てて。謳う様に一人でつらつらと綴るのはなんたる脅し文句か、自分が寝れないからと彼まで道連れにしたがるのは自分本位の我儘でしかなく。"ああ"と吐息を漏らすほどに小さく声を上げれば「 雄の肉だって黒鈴はぺろりと食べちゃうのよ 」おかわりはお前かもしれないぞ、暗にそれを含ませた言葉をしたり顔を浮かべては満悦と続け)

  • No.97 by 倉井 ルリヲ  2016-12-11 04:12:27 


>黒鈴

ははぁ、聞き分けの良い子はどっかに行ってしまったらしい(お休みと言えば素直に従うと思っていた、起きていても腹は減るだけなのだし渡した干し肉を齧りながら掻巻でぐるりと丸くなるものだと。それなのに聞こえたのは拒否であり夜更かしへの誘い、とりあえず隅に片付けた物の始末をこれから考えようとしていたのだから思わず乾いた笑い声が漏れてもう随分前の事にさえ思える相手の言葉を思い出して軽く呟き。動いた様子はない相手を振り返ったその表情が僅かに固まったのは澄ました微笑みが告げた脅迫のせいで、肉を舐る蟲の食欲を認識した今ではあまりにも真実めいていて、聞いて思い当たるのはこの家の家主である老夫婦の事だが次いで思う心配は夫婦の命ではなく食われてしまっては食と住に困ってしまうな、などという不謹慎なもの。そのうえ更に声が続けば『おとおさま』なんて呼んでいたのはどの口でお転婆に見えないと思ったのは誰だったろうとまで思えてきて、先程噛みつかれた二の腕の痛みはまだ生々しく疼いているというのに焦りよりも危機感よりもかえって面白い気になってくる。思い返せば不思議な事に、食われたくないとは思うくせに切羽詰まって逃げようとかは一つも思わない「お前は言う事をきかせるのが上手だねぇ」くつ、と喉を鳴らして砕けた口調を漏らせば六畳一間、たった数歩離れた相手へと足を向け「お喋りは得意じゃあないが、食われてもやれないから。黒鈴、月が落ちるまで付き合おう」蟲卵の殻は今度こそ女学校の焼却炉へ、どうせ粘液を吸い込んで乾いてしまった畳も布団も日が明けてからどうにかすれば良いと決めてしまえば相手の正面に胡坐をかき、腿に肘をついて掻巻から見える顔をのぞき込むように首を前に倒して)

  • No.98 by 蟲  2016-12-12 17:53:25 

(/お返事が遅れており申し訳ないです!PLが体調を崩しておりまして、文章が考えられない状況です。先ずはこちらのご報告が遅れてしまったことお詫び致します。体調が良くなり次第お返事をさせて頂きたく思いますので、今暫くお待ち頂けると有難いです。)

  • No.99 by 久坂 薫子  2016-12-13 20:23:15 

>主様
(/まずはお知らせくださりありがとうございます。
ここのところすっかり冷え込んで参りましたので、どうか無理をなさらずにご自愛ください…!お返事はいつになっても構いませんので、お元気な姿を見せていただければ幸いです。本体からのみとなりますので、下げで失礼いたします。)

  • No.100 by 倉井 ルリヲ  2016-12-15 21:55:22 

>主様
(/体調を崩されたとの事で、こちらは気にせず体調が戻るまでどうかゆっくりとお休みください。
また、他参加者様につきましても忙しい時期ですし病気も色々と流行っていますので無理はなさらずご自愛ください。交流こそありませんが、素敵なロルや展開を楽しく拝見させていただいております。それでは、失礼致します)

  • No.101 by 蟲  2016-12-17 16:56:02 



(/優しいお言葉を有難う御座います。少し体調が戻りましたのでお返事を今からさせて頂きます!遅れてしまったことお詫び致します。
 寒い日々が続きますので、皆様もお体を大事にご自愛くださいませ!)

  • No.102 by 白雨  2016-12-17 16:56:22 


>薫子

(殻を一枚隔てた先に何が有るのかは言葉通りの未知であり、視力の無い蟲卵に一つ二つと送られるのは外から降り注ぐ言の葉ばかり。宛ら雨音のように優しく、時に痛い程に寒さを訴えるその言葉が白雨という存在にとって全ての世界だったのだと思い返す。ゆっくりと落ち着く間もなく、甲斐甲斐しく己の為にあれも、これも、と動いてくれる女性の声が今も変わらずに白雨と言う存在の全てであると物語り。渡された浴衣に腕を通すと布に染み付いた誰ともわからない匂いに蛇が絡みつくほどの醜い嫉妬をぞわりと覚え。こんな感情など、教えられていないのだから不要な物と不慣れな手の動かしで浴衣を着用し己に言い聞かせる。襖越しの声は、声が聞こえるのにその姿が見えぬと蟲卵の頃を思い出させて歯痒く、居心地の悪さに変わり思わずその身をすうと立たせる。静かな動きで襖へ近づけば迎え入れるように先に開いてから「__どうでしょう、僕も案外捨てたもんじゃない。かな、」渡された浴衣を纏うその姿を披露し、冗句めかした声色で言葉を一つ。慣れない冗句は口にするだけで聊か照れくさく、羞恥を掻き消す様にくすくすと小さい笑い声を落としては彼女からの反応を伺う様に少しだけ瞳を伏せて。ソロリと指先を這わせれば己の頬を指先で数回掻き、彼女の姿が見えただけで無条件の安堵を得るのだから仕方がないと下唇をきりり、と少しだけ噛み締め。「薫子さん、何から何までして貰ったのに。図々しくも僕は未だ我儘を言いたいのです。__今夜は雨雲が何処かへ出向くまで僕の傍にいてはくれませんか?」再び唇を開くと眉尻を落としながら何とも控えめな声色で、指して口にする内容はずけずけと。大かた寝間着だろうか、着替えを済ませた彼女はこのまま自分と離れてしまうかもしれないと浮かぶ不安に堪らずと視線をジと送り。細い体に触れるのは勇気が必要で、その勇気は自分にはまだ足らず。だからこそ強請る為に控えめと彼女の袖口に人差し指と親指を触れさせて)

  • No.103 by 黒鈴  2016-12-17 16:56:39 


>ルリヲ

 あらら、ま、あ。雌は気紛れなのよ、おばかさん (喋り声が無ければ何処までも静かな夜、街はすべて眠ってしまったかのように静寂に沈むだけ。そんな夜では独り言もままならなく、誰に聞かせるつもりじゃない呟きもたんと耳に届いて。はらりと睫毛を揺らめかす様に瞬き一つ、んふふと可笑しくて堪らないと笑い声を含ませて少しばかり小刻みに肩を揺らしては体に乗りかかる毛先も空を泳ぎ。月夜の戯れを承諾した彼の言葉に満悦し、ぽってりと厚みのある唇を口付でもするようにツンと尖らせて見せては「 そぉやって、優しくされるの。たまらなく好きよ 」片方の手の平をそろりと自身の頬に宛がうとうっとりと漏らし。それも束の間、再び手を下し肉を確りと持ち直せばぺろぺろと舌を這わせて、咥内に沁み渡る肉に塩気を堪能していれば黙っていても体が温まる今はなんと幸せな事だろうと思いを馳せる。他愛のないこの時間は心から楽しくて仕方がないと口を伝う笑い声だってからころ、からころ、軽やかに変わる。元来、蟲とは知りたがりなのか、将又単純に全ての欲に対して貪欲で貪りたがりなのか。とろん、と開いた瞳にて正面に座る彼を捉えれば「 黒鈴は美味しいお肉を一杯食べないと我慢がならないの。ね_ぇ、だから黒鈴にたんと教えてね 」ひたり、ひたり、背後からにじり寄る様な潜めた声で甘えるように声を掛ける。こしょこしょ話でもしてる気なのか、片手を口元に宛がって見る。すーう、長い呼吸で酸素をたんまり肺に吸い込むと「 ちぃっちゃい子がいちばん。でも次は柔らかい女の肉、……黒鈴がひとりでも狩りが出来るように此処のこと 」べろり…、舌なめずりを行えば赤い舌は唾液に塗れ艶々と光り、唇にもその艶を一つ落として。一度も外に出ていなければ外の世界とは見当もつかない、ゾクゾクと好奇心を煽るのは何も知らないからだろう。真正面で逸らす事無く真直ぐと向けていた目を窓へ向ければ大きな月しか輝きを見せないその景色に瞳を細めて「 ね―…えぇ。 まんまるのお月様、食べたらどんな味だとおもう? 」貪欲歯答えを待たずともふつふつと浮かぶ疑問を我慢できず、もしもの話にだって転化する。ゆらり、頭を垂らしては再び目の先を彼へ戻しながら言葉を続け)

  • No.104 by 黒鈴  2016-12-17 17:00:16 



_ 蟲卵決定表 _


蜘蛛__黒鈴(クロスズ)
「"おかわり"は、いずこ?未だ満たされないの、もひとつ、おかわりをちょうだい」
 /女/20~24/160cm/NGL/
 スラリと伸びた細身の身体、凹凸の無い薄ぺらい物。黒色の髪は腰元まで伸び、白装束を乱しながら着用する。黒い髪に白い肌、赤い眼が特徴。伏せ目がちの垂れ目はおっとりとした性分を表している。
 食い意地の張る常時飢餓に悶える蟲、要求が強く欲しい物は欲しいと無自覚の女王気質、年相応に大人びたかと思えば不相応に幼稚、従順と見せかけて主を喰らう隙を狙い息を潜めているだけ。
 満月の夜には腹と額に幾つもの眼が浮き出して抑えが利かない強い食欲を持つ、生血を啜らなければ戻らない。
主人
>№18_倉井ルリヲ(クライ―)


蛍___白雨(ハクウ)
「篠突く雨が僕とあなたを引き離すのです。ザアザアと降り続けては、終わりを知らせずに__」
 /男/20~24/175cm/NBL/
 黄金色の柔らかい猫毛の短髪、黒色の瞳は切れ長で余り大きくない。足元から白、黄、藍、黒、と色が変わる着流しを着用し上に紫色の羽織を纏う。紅色の下駄。黒色の少し大きい山高帽子を被る。
 自由を好み短命を謳歌する蟲。縛られる事を良きとしない、気儘で気紛れな飄々とした自由な存在。執着や独占欲が薄く、己もまたこの存在を記憶に残される事無く生きる事を望む。欲が極端に薄い。
 満月の夜には黒色の瞳が黄色に輝き、髪もまた闇夜に光る。食欲は薄いが無理にでも肉を喰わせて元に戻さないと元が短命の蟲なので直ぐに死ぬ。
主人
>№54_久坂薫子(クサカカオルコ)





_ 蟲卵未決定表 _




蝶___籠女(カゴメ)
「熟れて落ちる寸前の愛を私に贈りなさい、ピンセットで額縁に貼り付けて飾りたいの」
 /女/17~20/155cm/NGL/
 艶やかで華やかな、幼くも熟したアンバランスの美を持つ女。紫色から桃色のグラデーションの髪は胸元までの長さが有る。簪と着崩す花魁着物、凹凸の有る体に咥えるのは金細工の派手な煙管。釣り目。
 愛を玩具にする愛に酔う蟲、気が触れた情緒不安定な気紛れ、愛されたがりの愛したがり、愛せないならもう要らないと身勝手に相手を振り回す。気高いナルシスト、常識知らず。自己中心。蛾と双子。
 満月の夜には背中に大きな蝶の羽が艶やかに生え広がり、堪えきれない欲情に駆られる。口付と満足する贈り物が無ければ戻らない。



蟻___ 朝な、夕な(アサ―、ユウ―)
「もう一斗缶の焚火に思いを馳せる事ないでしょう」『帰る故郷なんざ無きに等しく!さあさ、諦めろ!』
 /女(朝な)男(夕な)/8~10/146cm/NBL(男性募集)/
 黒色の肩口までのおかっぱが夕な、白色の肩口までのおかっぱが朝な。揃いの深紅の着物を着る。右目が黒、左目が白目黒目の反転した物。 朝なは垂れ目、夕なは釣り目。朝なの右手首、夕なの左手首がくっついている。
 依存が強く戯れに進む道を惑わす蟲。朝なの右手首の先、夕なの左手首の先がくっつく為身体が離れることの無い双子。理性の朝なと本能の夕な。控えめな朝なと賑やかし、喧しい夕な。鏡写しの正反対。
 満月の夜にはその身が離れ、その身が20程まで成長をする。が、菓子を喰わせて戻さないと一定以上体が離れると呼吸が出来ずに死んでしまう脆い蟲。



蚯蚓__甘露(カンロ)
「夜が更ける前に何を語ろか、__月明かりじゃ少し物足らん。真丸の月が死ぬ前に生を謳おうぞ」
 /男/34~37/180cm/ML/
 くすんだ桃色の短髪はオールバックに掻き上げられて、毛先は黒く襟足に掛かるまで。年相応の皺が顔に刻まれる中年の面。白の警察服を纏い、同様の警察帽を被るが全く関係は無い。姿勢が良い。
 戯言で人を振り回す自己満足の蟲。口にする言葉は八割が嘘二割が適当。凛とし誠実な見た目とは裏腹に適当に生きる豪快な性分。小さい事は微塵と気にせず、信じるのもまた己だけと冷静を欠かない。
 満月の夜には蛇の如く細身の身体が疼き、縄の痕のように体中に痣が浮き出る。この際に告げる言葉は普段と変わり本心が多いが、言葉を述べるより先に人を喰らってしまう。生肉が無いと戻らない。



百足__手招(テマネキ)
「招チャン、○○チャンの事好きだよ。好き。○○チャンも招チャンの事好きでしょ?」
 /男/20~24/178cm/ML/
 赤ワインのような深い赤色をした髪は肩口に掛かるまでの長さが有り、項の所でお団子のように括る。黒色の着流しを着用する。狐目と言うのか細い釣り目は線のように瞑られている事が多い。
 自己中心的な貪る愛を強要する蟲。一方的に愛して愛を押し付ける、口下手の喋りたがり。語彙が無いせいで説明不足の喋り方をする。息継ぎ無しの早口。自己犠牲の性分が見られる、好きな人は好きだから仕方ない。
 満月の夜には鮫歯のように歯が鋭くなり、脇腹から胸に掛けて百足の刺青が浮き出る。満月が明けるまで一時も離れずに触れていないと戻らない。


蜂___砂乱(スナミダレ)
「夜毎、泣く泣くお前を宥めよう、俺の幸せは――嗚呼、お前の幸せなのだ」
 /男/14~16/165cm/NBL/
 黒髪被せの下が金色の金黒ツートンの髪、襟足が項を覆う程の短髪。愛嬌のある猫目と口角の上がる顔、幼くあどけない。藍色の半袖短パンの甚平を着用。犬歯のように鋭く八重歯が尖る。
 無邪気の毒を世に蔓延らせる蟲。人見知り知らず、懐っこく愛嬌の固まり。子供扱いをすると不貞腐れる、凛とし古びた喋り方が特徴。口達者で話をする事が好き、輪を掛けて無知な知識。
 満月の夜には瞳の色が赤くなり、透明な羽が生え、犬歯から毒が出る。その幼さを受け入れて愛でなければ元に戻る事が無い。



蛾___月夜(ツクヨ)
「要らないのなら欲が生まれる前にあなたの手で俺を消して、__欲が産まれればもう手遅れだ」
 /男/17~20/177cm/ML/
 黒色の髪は月明かりで色味を変える濡れ羽色のマッシュボブ、顔を隠す様に前髪が長い。細身で貧相な身体付き、所謂書生スタイルの和洋折衷な服装。切れ長の垂れた瞳は垂れた形、極度の猫背。
 産まれた事を後悔し息をする事も悔やむ蟲。堅物、卑屈、陰鬱、の三大苦を抱える。欲を一度持つと堪え性の無い欲しがりに変貌する為、そうなる前に消えてなくなりたい。閉鎖的な思考。蝶と双子。
 満月の夜には薄汚い茶色の羽が生え広がり、抑え込んでいた欲が全て表に立つ。生きている事の肯定をしなければ戻らない。



>※現在、上記蟲卵の御相手を募集しております。
>※連絡無いまま2週間の無言でしたので一部リセットしております。



_ 蟲卵について _
>№43(http://www.saychat.jp/bbs/thread/611409/res/43)

  • No.105 by 砂乱  2016-12-18 18:54:57 


うむ!呼ばれてはいないが蟲卵の中は暇でならんのだ!__ただ募集上げをするのも芸が無いこと。この砂乱の一時の一人語りに暫しお付き合い願えるだろうか。何々?人聴きの悪い…俺は出会い頭のお前さんを取って食おうとは思ってなどいないのだ。何より、取って喰らうにはこの卵が邪魔をする。さあて、さぁて、今回は蝶と蛾の二人にピントを合わせた語りにしよう。そうだ、宛ら砂乱はラヂオの進行係のようなもの__なんて光栄だろうか、この砂乱一人で話を進めるのが上手なのだ。安心をしておくれ。
先ずは蝶の籠女……謳うような金切声をあなた様はその耳に聞いたことは?夢見心地、宛ら噂の桃源郷に足を踏み込んだと錯覚をさせる程に麗しいソレは意識を混濁させるほどの美貌で釘をその指先に打ち込むような残虐性を隠しては獲物を狙うのだ。憐れみの感情など母胎に落としてきたと言わんばかり、華やかな羽を開いてはヒラヒラハラリと粉の代わりに毒でもまき散らすのだと語られる。絢爛豪華な煌びやかですら、ソレの麗しさには歯が立たないのだ。一度、その目と合ってしまえば__その心はすでに狂気の沙汰。あなたは平生とは言えぬこと。
さてさて、そんな煌びやかな後に語るには陳家な内容だ。籠目の双子の弟にあたるのは、蝶の無い損ない。蛾の月夜__この男は己が失敗作と知り過ぎたうえでこの世に生れ落ちるなんとも不遇な存在です。醜悪な容姿こそ、神が与えたバツでありこの男が息を吸うツミなのだ!恨み羨み妬みを重ねる、この男のじっとりとした梅雨のような眼を見ればあなたもお気づきだろうに。三日三晩繰り返されるのは生きている事を悔やみ苦しむ蠅の羽音のようなぶつくさの懺悔。嗚呼、可哀想な成りそこない。いっそ死人になれば煩い口は仕事をしないですむと言うに。

先に語らせて貰った通り。蝶と蛾は二匹とも似てはいないが双子のソレなのだ。落ちる蟲卵の場所は一緒かもしれんし、別々かもしれん。それを知るのは拾うた___あなただけ。

蝶や蛾だけじゃあ無いぞ。醜く気味の悪い、ソレは「もおいいかい」と拾われる事を待ち望み、暖かい血を啜る未来を待ち望んでいるのだ。このままでは…腐っている事にも気づかずに朽ちるかもしれんね。


>多くの蟲の拾い手様を募集中
※蝶と蛾のみ、同時引き取り可能

  • No.106 by 蟲  2016-12-19 20:14:20 


(/募集上げをさせて頂きます!質問等、気になる事が有りましたらお気軽にお声がけ下さい。)

  • No.107 by 蟲  2016-12-21 17:20:27 

(/募集上げです。)

  • No.108 by 倉井 ルリヲ  2016-12-21 22:39:10 

>主様
(/体調が戻られたようで何よりです。それでも、どうぞ無理はなさりませんよう!
現在お返事を考えていますが、多少の体調不良と年の瀬のばたつきで今暫くお時間いただければと思います。申し訳ありません)

  • No.109 by 蟲  2016-12-24 10:41:02 


>ルリヲPL様
(/暖かなお言葉を有難う御座います。
 年末とのことでばたつく頃合いかと思います…!何よりも私生活を優先して頂ければ!連日と寒い日ばかりですので、お体を大事に…!お返事はいつでも大丈夫ですので!)

  • No.110 by 久坂 薫子  2016-12-24 12:13:26 

>白雨

(返事の代わりに聞こえるのは僅かな衣擦れの音。応えがない事に不安になったのは一瞬で、襖が開き彼の姿を視界へ収めれば、それは何事も無かったかのように霧散する。思った通り、黄金の髪と濃紺の浴衣はまるで夜空とそこに浮かぶ月のようで、月光が如き儚さを持つ相手によく似合う。ああでも、もし次があるのなら。その名の示す明るい空と雨の色を着せてみたいと、細やかな願いを胸に抱き「ええ、とても似合っているわ。……素敵よ、白雨」照れたように頬を掻く様子が愛らしくて思わず目元を緩めれば「失礼」と帯が少し曲がっていのを指先で軽く整えて満足げに微笑む。過去と現在が目の前で重なり、交わるような、そんな光景。代わりにしようなどとは露ほども思っておらず、あの人代わりなど居ないし、目の前の彼は彼だから心惹かれるのだと分かってはいるのに、彼が動くたびに懐かしいあの人の香りが掠めるのに少しだけ複雑な心持ちでいれば、強い視線と弱く引かれた袖にハッとして考え込む様に伏せていた視線を上げて「もちろんよ、気の済むまでお話をしましょう。……だってわたくしはまだ、貴方に名前しか伝えられていないのだもの」自身の事を教えて欲しいと言う先ほどの要求にまだ応えられていないのだから、こんな事は我儘のうちに入らないと言わんばかりに二つ返事で了承をし、袖口に触れる彼の手を両手でそっと包み込む様に握ればそのまま自身の頬に触れさせるように宛がう。先ほどからまるで壊れ物のように扱われるものだから、大切にされている事が嬉しい反面、少し寂しくもあり。故に触れても大丈夫なのだと伝えたかったのだが、流石にはしたなかっただろうかと不安を覚えて僅かに指先に力が入る。「その…ね。人に触れられるくらいでは、壊れたりだなんてしないから……だから…」続く言葉は口にすることができず、ちらりと一瞬だけ視線を彼の瞳に向けては気恥ずかしくなってしまい、顔を俯かせて)

(/ご快復なさったようで何よりです!ですが気温の安定しない日が続きますので、ぶり返しには十分にご注意くださいませ。
また、ただ今暮の怱忙に追われておりまして、お返事が安定しないことをお詫び申し上げます。)

  • No.111 by 倉井 ルリヲ  2016-12-27 23:19:15 


>黒鈴

(近付いた相手からは水と干し肉の少し塩っぽさ混ざったなんともいえないにおいが決して嫌ではなく香り、耳元で響くような笑い声はいかにもくすぐったく真正面から受け止めるとても生餌に食いつくとは思えない顔立ちもあればそれもひとしおで、頬に宛がう指の動きをぼんやり気にしながらほんの僅かに首を曲げ心中で優しい、と復唱する。零れた言葉の意味がまるで分からないのは幼い頃から奉公生活にやつしてきた身には言う事をきくのに程度の差はなく当たり前の事でそれを優しいと思ったり言われたりした事はないからで、とはいえ相手は雇い主ではなく、そうなれば夜更かしを良しとしたのは客観的に見れば優しさになるのかもしれないがそんなような事を考えても自分に優しさ、なんて言葉はあまりに馴染みがなくどこを見るでもなくなっていた焦点を相手に合わせ直して。あまりに理想に近くあんまりに理想とかけ離れた蟲、失望こそし切ったのに未だ魅力を感じている蟲、好きと言われて悪い気はしないあたり蜘蛛だと言うのなら巣を巡らせるのがなんて上手なのだろうと思う。それか案外、難儀な嗜好のせいで気付かなかったが自分は単なる面食いなのかもしれないと瞬間に思いつつ「どうにも、このお馬鹿さんはお前が可愛いらしい」それは他人事じみた大した事でもないような、実際些事にしか思ってもいない口調で。ふと赤い瞳がこちらを向くとその視線も声までも甘ったるく、潜めた声がかえって反響して聞こえる錯覚。一息ついて続く紛れもない捕食者の願望を聞くと何故だが口角が緩んでしまいそれでこそ可愛いとさえ感じるのがこの蟲の魅力であるように思えるが、実際に浮かぶのはいささか苦い笑み。「そいつをどうしたものか、夜の徘徊者にでもなってしまおうか」即座によしと言えないのはこの六畳一間が住処の身の上のせいで、相手を匿うのさえいつまで持つか分からないものの月が踊るこんな夜中にしんとした街を徘徊する様など想像しながら呟いて。そんな事をしているうちに相手も自由にしていて月の味などと言い出したので戻ってきた目を見てから、一度月に目を遣りそれから改めて見つめ返して「さぁねぇ……ゾッとするほど生ぬるそうかな」窓向こうで暗い空にぽっかりと浮かんだ月は柔らかい黄色に見えたがそれに温かみよりも不健康な色味を感じ、味など思いつきもしないがもしもあの月が舌に乗ったならば、ひどく嫌な舌触りだろうとは思って)

(/こちらこそ温かなお言葉ありがとうございます。
それと、もしかしたら今年最後の顔出しになるかもしれませんので一言。素敵なスレに参加出来て、想像以上に可愛い黒鈴さんにお相手してもらえて幸せです!これからもお返事が遅れる事があるかと思いますが、あまり遅くなるような時は報告するようにしますので、これからも宜しくお願いします。良いお年を!)

  • No.112 by 通りすがりさん  2017-01-16 18:06:21 



(/応援上げ )

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