るろうに剣心について雑談所！それ以外でも誰でも茶ァシバきにきてや♪

>all
藍緋「おっつかれ様でしたー！だいぶ空いてごめんね！(汗)縁ちゃんめっちゃ面白かったねっ(笑)麗ちゃんもう大好きッ！！！結婚して！！(笑)火黒ホンマ良い旦那様になっとるし藍緋に対して可愛過ぎるッ(笑)家族のほのぼのストーリーホンマ和んだねッ♪♪」



フフッ、一回役変えましょかッ？って企画も行きますかッ！！ってるろ剣どこいった？！って感じやけど、火黒と藍緋のストーリーはマジでこれで終わりです♪♪もう、夢みたいで幸せ過ぎた…！！また機会があったらマジでしましょッ(笑)麗ちゃんの火黒優しくて大人で色っぽ過ぎるッ、縁ちゃんの子供達良い子過ぎてカワええッ、最高の旦那様と子供達との良い家族と過ごせて藍緋は幸せになりましたわ…



『配役チェンジ企画！！』


火黒の娘、焔(ほむら)役 (麗ちゃん：元火黒役)

墨村一守役 (縁ちゃん：元焔(ほむら)役、墨村良守役など)

藍緋「フフッ、ラインで言った通り私はお休みしてますーッ♪舞台設定は妖の火黒と藍緋の娘の焔(ほむら)と、墨村良守くんの子孫、結界師で２９代目当主である一守くんとの出会いをやっていって貰う企画ッ！！初めての役柄チェンジ！！火黒役の麗ちゃんは女の子役が苦手との事なので楽しみしとりますッ(笑)お二人とも好きに始めてねー！♪んっふふ、私はホクホク見守っとくので♪」

お役目授かって光栄です！頑張ります！

>all
…はぁ、遅くなった。あ、ここ抜けたら確か近いよな？

(代々烏森の地を守護する為に晩は袈裟姿、墨村家の黒い和服で今晩も妖怪退治に遅くなった一守、１９歳でもう立派な術師の継承者だ。家に帰る為に夜の街を歩む、途中路地裏を見付けてそういえばって普段通らない狭い道を入る。ビルの隙間から見上げる夜空には大きな三日月が頭上にあって)

(/火黒からチェンジしました！宜しくお願い致します*)

>人間の男の子
あれ？君…、

(人間の姿で帰宅途中、男性らしき影に背後から刃物で襲われたのも数刻前。先程食事を終えたのか『不味いなぁ。』との苦い感想を口にしながら殆んど残った残骸に手を翳すと炎に包まれ。灼熱の業火なのか骨も跡形無く消し炭にして灰が流れるとふと路地に入ってきた気配へと顔を向け。真上の三日月に似た大きな口と金色の目、長い黒髪の妖(あやかし)の姿で。動き易いように改良されたような黒い着物に赤と金彩の和花柄、父親と同じ炎を象った小さめの背紋が背中にあり。踵高の草履を履いた出で立ちで佇みながら不思議な力の気配と寺の住職のような格好の彼に興味を持つように。ともすれば先程の食人行為をあまり気にしていないような明るい調子で呟いてしまい)

>金色目の妖？
っ！？な、妖っ？

(この路地の先にある凄まじい妖気の圧力に目を見開く一守、走って行ってみると炎の赤と黒い着物姿が見える。手前で慌てて止まれば絢爛な和柄の黒い着物の背中には炎のような小さい家紋が髪の間から見えた、三日月のような口と大きな丸い金色の目を見て驚く。スタイルがスラリとしてて流れる黒髪が綺麗な不思議な妖だ。何だか分からないけど妖艶な姿に少し魅入ってしまう。拍子抜けするぐらい明るい声を掛けられればハッと意識を戻して印を結ぶ。先程人間を燃やしていた事に警戒して、結！とその不思議な妖に結界を張る)

>人間の男の子
あ！やっぱり人間の術師だ。アハハ、こんばんは～？術師なんて久々に会ったなぁ～…って、ええ！ちょ、ちょっと待ってよっ？

(黒紋付きに袈裟、独特な力の気配に人間の術師だと気付くと嬉しそうにして。笑顔で場違いな折り目正しい挨拶を掛けながら首を傾げつつ"術師に遭遇するなんて久々だなぁ"なんて暢気な感想を溢していると目の前に白い結界が出現して吃驚し、身軽にくるんと後方へ跳躍してそれを避けると此方に敵意が無い為か慌てて制止を呼び掛け)

>金色目の妖
…止めません！どういった理由かは分かりませんが先程人間を燃やしていたでしょう？人を食らう高等妖怪…しかもそんな恐ろしい程の妖力…、我々を知っているだなんて貴女は一体何者ですっ？

(自身を見て嬉しそうな笑顔で声を掛けられれば、思わずその剽軽な愛らしさに印を結ぶ手が緩んでしまうも正義感の強くしっかりした一守は妖にも敬語で答える、スイッと避けられればまた結界をどんどん張っていく、相手の着物の袖がまるで夜に舞う黒揚羽蝶みたいだ。印を結んだまま妖の動きを止めるお札を片手で無数に飛ばし)

>人間の男の子
だ、だから、ちょっと待ってって…！私の方がさっきの人に背後から刃物で殺され掛けてたんだよっ？襲われてたんだって、

(どんな理由かとの部分には此方が襲われていたからと焦って彼に説明し、次々に放たれる結界を避けながら狭い路地の壁を蹴上げるようコン、コンと草履の音をさせ。何故此方の一族を知っているのかとの質問を聞きながら逆さまの体勢で開いた扇に無数の呪符(御札)を防ぎ、細切れになった紙吹雪のように御札がパラパラと下へ舞い落ちながらコン、と白い結界の上に乗って。背面からの夜風に黒髪が流れながら彼に笑顔を向けつつ)


知ってるよー、２２代目当主だった良守くんと私の父の火黒くんが昔派手に殺り合った仲だもん。


ねぇ、この攻撃みたいなのやめようよー？"結界師と一般人は殺るな"って火黒くんに厳しく言われてるんだから～…、


　

>金色目の妖
な、襲われてた？

(結界を避けていく相手の華麗な動きに息を飲む、速い、これが高等の妖かと札で動きを止めようとしたが扇子のようなもので防がれ。ヒラヒラと雪のように降ってくるそれと金色の目を笑顔にして話し掛けてくる黒髪の揺れる妖の姿につい止まってしまう。何て天真爛漫、この妙に人懐こくて妖艶な妖はそんな言葉が似合う雰囲気だ。襲われてたのは此方だって聞いて聞き返すも止めようよと気の抜ける声に絆されてしまいそうで、知ってる理由ととある妖の名前に大いに驚いて)

か、【火黒】っ…！？君の父親があの…っ、日本最強妖怪の１人のっ？

２２代目の事は言い伝えで聞いた事がある…、その日本最強妖怪の火黒と衝突した事があるって。…結界師と一般人は殺すな、って、何故そんな事を火黒は…？

(金色の目が月のように反射してて綺麗だ、話してると不思議な気持ちになる一守。相手の黒髪からか着物からか何かふわりと良い匂いもするし調子が狂うようだ。一応印は結んだまま攻撃と捕まえるのを止めて。歴代最強と呼ばれる先代の２２代目は１０代で今の最強妖怪のうちの１人、火黒と戦闘した事は聞いている。その２２代目と似ていると言われた自分はよく興味を持って聞いていたものだ、確かにその妖の特徴の言い伝えを思い出せば、満月のような大きな金色の目と大きな口、そして黒い着物に炎の１つ紋があると。なるほど、言い伝え通りで本当に彼女の父親なのだろうと相手をじぃっと眺めてしまう一守。何故結界師と一般人を殺すなと火黒という妖怪は取り決めているのか尋ねて)

>人間の男の子
そーそ、"私が"最初は襲われてたの。

(畳んだ扇子を帯の間に差し込みながら聞き返す相手に間延びた声でうんうん頷き、だから食べたと言うのも彼が納得出来るのかどうかはさておいて。父親の名に驚く相手に此方も大きな口元を笑ませたまま動き易いよう改良された着物で上手くしゃがむなり彼の顔をじぃっと眺め)


君、よく似てるね？先代の良守くんに。私も昔会った事があるんだー。


あっ、私の名前は焔(ほむら)だよ。良守くんに似てる君は何て名前なの？


(印は結んだままなものの結界で捕まえるのを止めてくれた様子にはにこにこしながら父親と対峙した先代の結界師と面差しがよく似てると彼に話し掛け、互いに呼び難いだろうかと自己紹介しながら"君の名は？"と明るく窺って。取り決められたルールに関して尋ねられると首を傾げ『え？あー、先代の良守くん達と気が合ったからじゃないかな？…理由はそういえば知らないなぁ、どれだけ攻撃されようが結界師は食べちゃダメなんだって。狩るのは悪人だけ。』と、あまり深く考えないタイプなのか信頼している親の言うことはその通りにしている素振りで)

>焔(ほむら)
割りとざっくりしてるんだね…。

(そういや何でだろ？みたいに結界師を殺さない理由はあまりこの子はちゃんと聞いてないみたいだ、それほど父親を信用してるのかとも思えるけど。じぃっと見られてドキッとすると心臓が慌てそうになり焦って、先代に似てると言われれば目を丸める)

えっ、あ？…せ、先代に会った事あるのか？確かに似てるらしいけど、

えぇっと、僕は墨村一守(かずもり)、…です。いきなり攻撃して悪かったけど…やはり悪人といえど殺して食べては駄目です。…ってそういえば何で襲われてたの？普通の人は妖の君の姿は見えない筈…、まぁ、た、確かに…あの最強妖怪の娘だとしても、可愛い妖だとは思うけどさ…、

(結界の上に居て見えそうで見えないような屈んだ体勢を下から直視できずに顔を反らしながら自己紹介し、どうやら彼女は焔と言う名前らしい。炎を従える妖の父親の名から来ているんだろう。にこにこしてて可愛いなとは思うけど、さっきはその襲ってきた人間を食べて殺していた事実は変わらないからか忠告し。そういえば何で襲われてたのか気になって)

>一守くん
先代の当主には何回か会った事あるよー？うんっ、似てると思う。

あっ、しかも墨村の人間なんだね。一守(かずもり)くんって言うんだ？わは、こんなところで墨村の人に会うなんて凄い偶然～宜しく～？


(結界師の一族は流派が同じ墨村と雪村の両家に分かれている事は知っていたものの名前を教えて貰うと偶然にも墨村の人間で嬉しそうにし、代々"守"が受け継がれている事に感嘆して宜しくと彼に手をひらひら振って。悪人とはいえ殺して食べては駄目、と言われると少々困ったような顔をしながら)


えー？…だって、かといって君を食べて良い訳じゃないんだから悪人食べるでしょ。


この姿が可愛いっ？あっはは、そんなの初めて言われた。キミ変わってるね？

よっと、…えっとねぇ、私は普段人間の姿で暮らしてるから。人の姿で帰ってたら背後から襲われただけ。ほら、


(妖の姿を可愛いと言われて面喰らうと思わず"どの辺が？"と明るく笑い、先程から彼が顔を逸らしている理由にやっと気付いたのか屈んでいる位置からすとんと目の前に降りてきて。通常の人間は妖の姿が見えない筈との事に普段自分は人間の姿をして過ごしていると説明しつつ肘を上げて着物の袖を己の顔の前に翳し。スイッと袖を退けて父親の人皮と配色が同じ黒髪と赤い瞳である人間としての姿に変え。ほら、と笑って)

>焔(ほむら)
えっ、あ、うん。(そんなに嬉しいんだ？)僕は墨村の人間だよ。宜しく焔(ほむら)。

(墨村だと分かった瞬間嬉しそうにしてる妖の焔を見てると宜しくと手を振られ、妖にそこまで友好的にされるのは初めてだったからか人間と変わらず屈託無い笑顔と仕草につい此方も笑みを綻ばせる一守。それに歴代最強の先代に似てると言われれば何だか此方も嬉しかった。悪人でも食べちゃダメだって言われて困ってる顔を見上げ、でも君を食べちゃダメなんだからと言われて慌てる)

たっ、食べちゃ駄目だ。……確かに、女性を刃物で襲うような悪人は正直そんな目に遇っても仕方無いとは僕も思う。…けど然るべき所で罰せられるべきだよ。罪を償わせるチャンスは誰でもあるべきだから。

(何だか妙にドキリとしてしまった一守。確かに女性を刃物で背後から襲うような人間はどうしようもないと思う、むしろ焔じゃなかったら誰かが犠牲になってた、いやむしろ連続犯だったなら既に誰か犠牲者がいたのかもしれない。焔の金色の目を真っ直ぐ見据えてチャンスを与えてやって欲しいと話す。すとんと目の前に降りてきた顔を見てちょっと吃驚する一守、意外と小顔だ、それに細身だけどスタイルが妙に凄く良いし良い匂いがする。変わってるって言われるとどぎまぎしてしまうけれど、人間に見えていた理由を聞いて着物の袖がスッと遮られる。幕を開けたように色白で美しい人間の顔になった焔を見て口を閉めるのを忘れる一守、目が離せない。赤い瞳に綺麗に揃えられて流れる黒髪が美しい、なのに、ホラ？って全く気にせず人懐こい笑顔に一守は完全に心臓を掴まれてノックアウトした)

ま、眩し過ぎる…っ、人間の姿の綺麗さの破壊力ハンパ無…、い、いや、え、えっと、理由は分かったよ…。そ、そっか、君は人間と混ざって生活してるんだ？

君の家族も？その…最強妖怪の火黒も、皆人間の姿で過ごしてるの？

(自分は１７４センチぐらいの身長だけど多分目の前の相手は踵の高い草履を履いてて同じくらいって事は１７０センチのスラリとした身長だと気付く。人懐こい笑顔のあまりの可愛さに顔がほんのり真っ赤になってしまう一守、日本最強妖怪の１人である火黒一家は皆人間の姿ですごしてるのか気になって辿々しく聞いてしまう。いつもは姿勢もピシッとしている一守は焔の話し易さとあまりの笑顔の可愛さに気恥ずかしくなってきて頬を掻く)

>一守くん
……、

(どんな者でも平等に更正するチャンスがあっても良いのでは？と話す彼の話を聞くと少し目を瞬き。此方の姿を恐れずに真っ直ぐ見据えてくる黒い瞳が不思議なのか少々目の前の相手に興味を抱いて。真面目そうな青年には微笑ましそうに笑い)


ふふ、分かった。じゃあ食べて良い人間が極悪人限定かー…。あっ、けどキミのその道理からいくと死刑囚は食べて良いって事っ？


(人間の食べ物も食べられるものの好き嫌いが多く、生命維持に人間を食べない訳にもいかないのか悩ましげに唸って悪人から更に極悪人限定で狩るかぁと呟き。楽しそうに弾く人指し指を立てながらその定義からいくと終身刑が確定した者は食べて良いのかと悪気無く明るい笑顔で)


えっ、何か光った？あっ、そうだよー？皆各々仕事もしてるし人間と混ざって楽しく過ごしてるんだ♪


一守くん熱あんの？高速で送ってこうか？


(眩しいと言われると何かそんな目を射るものが見えたのかと確認し、他もそうなのかと家族の事を聞かれて嬉しいのか"そうそう"と頷いて肯定し。ただ先程から真っ直ぐであった背を丸めたりほんのり頬が赤い相手には熱があるのかと少し心配になってきて)

>焔(ほむら)
わ、分かってくれたの？ってまだ極悪人って枠があったんだ！？ス、ストップ！極悪人…はちょっと、一旦考えるよ。

ええぇ…っ、し、死刑囚も駄目だって…！いやまぁ、ほらっ冤罪とかあるかもしれないし…、…その人の真実があるんだから分からないじゃないか…。…難しいよ、どうやって悪人判定をしていいのか、

(明るい笑顔で言われてしまえば此方も焦って止めるように人指し指を立てる焔へ両手をブンブン振り、何だか分からなくなってきてしまった、現にこういった女性を襲ったりする人間は自分より弱いと思った者を狙う卑劣で冷酷な人間だと思うからだ。死刑囚でも庇う理由が見当たるとすればその人の言い分もあるんじゃないかって口ごもって)

えぇぇっ、うぅん！だ、大丈夫っ！き、君が…その、本当に、……あの恐れられてる最強妖怪の火黒の娘…？はぁ、…何て事だ、し、しかも何か良い匂いするし…さっきから、

そ、そうなんだ？何で人間と混ざって楽しく？……差し支えなければ火黒一家はどんな職業にいるの？それに君も何処かで働いて？あ！いやっあの、そこへ行こうとかナンパとかじゃなくってさっ？

(何か光った？って言われると「あ、この子天然だ。」と察した一守。さっきまで人間を殺して食べていたのに可愛くて何故か憎めない。心配されてブンブン首を振る。相手のロングの黒髪が夜風でふわりと揺れる度に良い匂いがするし黒い着物に映えた白い肌色と小顔の骨格にスラリとした脚、赤い瞳が何て美しいんだとどんどんドツボに嵌まっていく自分を叱って額を抱える、つい良い匂いって呟いてしまって。皆どうやら人間の姿で楽しんで生活してるみたいで疑問だったのと職業を聞いて)

>一守くん
わ、そんなに落ち込まないで？う、…うーん、悪人かどうかの判断ねぇ。

(死刑囚等は冗談であったものの、真剣に悩んでしまう彼の人の良さに此方もやや焦ってしまって両手を軽く上げ。何を以て判断するのかと言った疑問へと反射的に上げてしまった両手の手指をそろりと曲げつつ降ろして彼へと気遣わしげに首を傾げ)


ええっと…、飽くまでも私と火黒くん達はだけどね？…妖の私達の基準だし聞き流してくれていいから。


私はその人の真実じゃなくて…起こった事実を見るようにしてるよ。さっきの人も笑って刃物で私を襲った事実が１つ。

君はきっと本当に救いようのない悪人でも言い分を聞くんだったら"起こった事実と彼の言う真実"に苦しむのかも。


けど私は一守くんの言葉に私ちょっと感動しちゃったな。"どんな悪人でも更正する余地は平等にある"って。…一守くんは良い人だね？


(口篭る相手の姿が少し弱気そうでも慈愛に満ちている人柄からか此方からは優しく見え、そもそも彼の葛藤は此方の食人行為を何処まで許容出来るかで始まっており。双方の折り合いが着くのかは時間が掛かりそうだが、それでも時間を掛けて話し合っても良いかもしれない等と人間と話して初めて思えたらしいのか小さく彼に微笑んで。良い人だと実感を口にし)


匂い？あっ、これかな？見てみて～職場の子達から貰ったんだ～♪袖のつばさ(錘)用の匂袋～、梅の香りなんだって、良い匂いでしょ。


(額を抱えてしまう相手を愈々心配しつつ良い匂いと言われて原因を考え、嗚呼と職場の子達から貰った袂の錘用にしている匂袋を袖からぴょこんと二個出して見せ。共感するように良い匂いだよねと、職場の子達のプレゼントを褒められた気がしては『あの子達センス良いんだよね～』と何故か鼻高々で)


何でって、楽しいじゃん？ふふ、毎日色んな考えに触れたり体験したりワクワクしてたい。


えっ？おいでよー？私はここのお店にいつでも居るから。火黒くんも歓迎だろうし墨村の人ならいつでも食後の飲み物とドルチェサービスするよー？


あ！えっと、他の皆はねぇ。火黒くんは都庁の警視監でしょー、ママは新薬開発の研究員だったんだー。

弟の紺夜は次世代プログラミングの開発者でー、妹の宵ちゃんは考古学者でしょー、次男の黒咲は海外で部隊にまた入って今は大佐に就いてるよ～。


(創作イタリアンのような店の名前が載った名刺を何処から出したのかはい、と手品のように渡して自分の働いている場所なのかいつでもおいでと喜んで歓迎し。聞かれた事には家族皆の勤めている職業を包み隠さず話してしまいながらも、墨村の人間で真面目そうな彼になら話しても良いかと思えたのかにこにこして)

>焔(ほむら)
………事実を見るように？…起こった事実とその人の言う真実…、そ、うか…。だからなんだ。…えっ、いやそんな、けどありがとう。僕はまだまだ未熟者ですよ…。

(目が覚めたようだった。自分は本当は気が小さくて決断出来ない臆病者だ、何故自分は当主に抜擢されたのか不思議な位に。でも目の前の彼女は自身を良い人だと形容してくれて心が熱くなってしまう。妖とか人間とかそういったものは此所に無い気がした。自分の目で見た事実、なるほど、この人達は確かに筋が通っててただ単に人間を食べてる訳じゃないんだ。そんな焔を尊敬の眼差しとそういった事を自分の子供に教えて説いている父親の存在、最強と恐れられている妖怪の火黒という人物にも興味を持って)

え？匂い袋？梅か、いやー…、ち、違うと思うけど…君何でそんなに可愛いの…？

(ぴょこんと出たその可愛い袋の匂いは確かに梅の花の匂いだけど、多分自分が感じている匂いじゃなかった。やっぱりこの人の全身と言うか髪と言うかが凄く良い匂いなんだ。自分の知り合いの人間を褒められてその匂袋って可愛いものを持ったままフッフッフ、みたいに誇らしげにしてるのが可愛い過ぎて抱き締めたくなる。な、何なんだろうこの気持ち。以前付き合っていた人達には抱かなかった気持ちだ)

えっ！あ、お店？わ、イタリアレストランだなんてオシャレだね？あっ、ここでもしかしてウェイトレスさんをしてるの？そ、そんなっ墨村ってだけでサービスだなんて悪いよ。…あっ、けど絶対行くよ。…また会いたい、し。


なっ、な…警視監っだって！？…驚いた、あの伝説の妖怪の火黒が…っえ？待って、最近凄くテレビに取り上げられてる人じゃないっ？都庁の警視監って、あれが…君のお父さんっ？た、確かに赤い瞳に黒髪だ。男の色気ダダ漏れの人だよねっ？ヤ、ヤバい…イケメンで完璧過ぎる…。しかも日本最強妖怪…、うわぁ…、

お母さんも新薬の研究員って凄いねっ、あ、だったって事は今は違う職種なのか。君のお母さんも妖なの？…凄いなぁ、君のお父さんは大昔、冷徹非道って言われてたんだろう？今や日本最強妖怪の１人…、そんな伝説の火黒に四人も子供が居るなんて思わなかったし…奥さんや家族が居るなんて想像してなかったよ。どんな人なんだろう…、

(驚き過ぎて目が開きっぱなしだ、その他のご兄弟も全て凄い職に就いてる。ふ、普通の家族より凄い。優秀揃いなんだなと関心が止まらずついお母さんは今は何してるのと聞いてしまって。それに極悪で冷酷と聞いていた伝説の妖怪火黒が妻子持ちだったなんて、目の前のにこにこして可愛い彼女を見てると想像つかなくて)

>一守くん
あ、あれ？違う？そっか。

(多分違うと言われれば"これじゃないんだ？"と外れてしまってちょっぴり残念げに袖へしまい、何でそんなに可愛いのかとの台詞が聞こえ辛かったのか顔を上げると首を傾げ)


うん、ママも妖だよー？花の妖でねっ、色白で蒼い髪色が綺麗で凄く優しくって。弟の紺夜も妹の宵ちゃんもお花の子なんだけどすっごく可愛いのっ♪

今はというか…ママは２００年近く前に亡くなっちゃったんだ。人間を食べなくなっちゃったから衰弱しちゃってそのまま…、


(大好きな母親の事を尋ねられると表情を更に明るくして嬉しそうに話し、真ん中の弟妹も母親に似ていて可愛いのだと陽気に話していたものの今の所在を聞かれると笑顔のままほんの少しトーンが落ち。父親の報道を知っていた彼には『あっ、そうそう。火黒警視監ってパパだよ～、色気って、っあはは、あれ人皮って言って人の姿に化けてるだけだよ～。』と片手をパタパタ横に振って愉しそうに笑い。ウェイトレスをしてるのかと聞かれて"ん？"とした顔を一瞬したものの、噂に聞いていた妖がまさか妻子持ちだとは知らなかったらしい彼から父親がどんな人物なのか呟かれて目を向け)


火黒くん？うーん、どんな…。いつもにこにこしてるかなぁ。


ママにベタ惚れでー…、ママも火黒くんの側にいつも居て。休みの日も私と弟の黒咲に居合い斬りとか色んな技とか追い掛けっこしてたくさん遊んでくれたり～、時間が合えば車で皆を迎えに来てくれて少しでも家族の時間を大切にしてくれてたかな？


ママが亡くなってからもずっと私達を育ててくれてー…朝からスーツにエプロンで、晩御飯も私の好き嫌いにあの手この手で沢山手を焼いてたっけ。今もすっかり台所に立つのが板に付いちゃってる、ふふ。


…今でもママのお墓参りは欠かしてないし、凄く私達には良いパパだよ。ご飯も美味しいし、あ！また火黒くんの家に遊びにおいでよっ？良守くんの子孫って知ったら絶対喜ぶと思うしっ。妖の姿は私そっくりで不気味だけど全ー然怖くないから♪


(自分から見た父親を思い出しながらツラツラと喋り、どこからどう聞いても冷酷非道の文字は見当たらず。思い出されるのは父親の笑顔と母親と私達を見る時の愛しそうな眼差し、遊んでくれたりちゃんと間違ったら静かに叱る場面で。今はにこにこして台所に居るのが似合っているのも何だか微笑ましく。あ！と思い付いたように気になるなら当人へ会いにおいでよと誘って)

>焔(ほむら)
あ、お母さん、亡くなってたんだ…。人を食べなくて衰弱、…そっか。……、弟さんと妹さんはお母さんに似てるんだ？本当に好きなんだね。

(母親の話しになって更に嬉しそうな相手の笑顔を見た、父親もそうだけどこの人は母親が凄く好きなんだって理解した。けれどどうやら２００年近く前に亡くなってしまったようだった、しかも人間を食べなかったのが原因らしいのを聞いて自身は少し言い淀む。先程悪人でも食べちゃダメだとか彼女に言ってしまったけれど、彼等だってただ生きていく為にそうしているのにと反省して)

えぇぇ…、いやぁ何て言うかそうなんだろうけど…、あれは仕草とか身のこなし？身長もスラッとして高いし…、テレビでしかみた事が無いけど話し方とか考え方とか…気遣いが凄くスマートじゃない？な、何だろうね…、男の僕から見ても大人な色気が勝手に出てるって感じで凄いと思ってたんだよ…。まさかあれが最強妖怪の火黒…君のお父さんだなんて…、

(またまた額を抱えたくなる、あんな色気ダダ漏れの男性が彼女の父親？最近話題になったのは検挙率がハンパ無くて異例のスピード出世な人材ってので報道に取り上げられてた、最初は日本って平和だなぁとか思ってたけど、確かに隠し撮りされてたその風貌やスーツ姿もどこぞの俳優のような、少し昔ヤンチャしてた過去がありそうな危険な大人って感じが色気として残る格好良さだった。切れ者でクールだけど笑うと母性本能擽るみたいな。たちまち報道は彼を追い掛ける報道みたいに切り替わり、本人はあまりテレビに出たら捜査がしづらくなりますのでご協力をお願いしますと大人な対応をしていたなと、仕事してるだけなのに大変そうだなぁとは思っていた。あの親にしてこの子あり、確かに親子だなと目の前の赤い瞳と黒髪を見つめ)

エ、エプロン？台所？いつもにこにこしてる？…あの冷酷非道で最強妖怪の火黒が…？？

休みの日は子供と遊んで料理して車で迎えに行ってって、子煩悩な上に愛妻家？……何て最高のお父さんじゃないですか…、…ほ、本当にそれ、あの伝説の最強妖怪の火黒？……えぇっ？あ、そんな、妖の君に似てる…ならそんなに不気味じゃ…、目が丸いし笑ってて可愛かったよ…。あ、挨拶に行くのはそのっ、き、緊張するなぁ…、な、何かそれにやっぱりまだ信じられないというか。本当にあの先代と死闘を繰り広げた妖怪…なのか、

毎日奥さんのお墓参りも…そっか、奥さんにベタ惚れって…。もしかして君のお母さんに出会ってお父さんは変わったのかな…。その、いつか…もっと仲良くなったら僕も君のお母さんのお墓参りに行かせてくれるかな。…何だかそんな悪名高かった妖の１人を変えたひとに、君のお母さんにもあってみたい気がする。…お、お父さんにもまぁ、お父さんが良ければ？君のと、友達として…、

(あっと思い付いたように提案してくれる焔にブンブン首を振る一守、あまりにも急すぎてというより父親に会うとは何だか変な意識を持ってしまってまた顔が熱くなってくる。ただ彼女の話を聞いていると全く別人の話をされてるようで戸惑う、ただもしかすると最強の異名を持つ火黒という妖の男はこの人の母親に出会えて変わったのかもしれない。とても愛妻家の子煩悩に。だから目の前の相手もこんなに愛らしくて素直なのかなと思えた。もう少し仲良くなったらお墓参りも行かせて欲しいって話して、そしてお父さんに関してはかなり緊張してしまうからか墨村として(そして友達として？)挨拶には行くけれど本人が良ければとモソモソ喋ってしまう)

>一守くん
うん、普通に良いお父さんだよー。ふふ、目が丸くて？ありがとう♪

(妖の姿を再び可愛かったと訂正されると口元を袖で隠してふふっと笑い、画面で見る父親をそんなイメージで相手から言われつつ実際の父親と重ねながら唸って『そうかなぁ、娘の私にはよく分かんないや。以前だったらママに構われると見えない尻尾振って静かに喜んでる大型犬っぽいイメージはあれど…、』と、思い切り普段の父親を暴露しながらじぃっと観察される黒い瞳に目を瞬いて)


ママに？…うんっ、勿論だよ！…だってママのお墓の場所も他の妖怪が入って来れないように張ってくれた結界もキミのご先祖様、先代の良守くんがしてくれたからなんだよ？…気が塞いじゃった火黒くんの為に花のママがいつか妖力も戻って再びこの世に戻って来れるようにって、ママの残した種を烏森の山に植えさせて貰ったんだ。だから火黒くんも私達も墨村一族の結界師には感謝してるんだよ～？


ええ？本人かどうか、あんな調子だしなぁ…、それに火黒くん本気の妖気出しちゃうと私達もたまに動けなくなっちゃう位だから普段から力を抑えてるんだよね…。キミを怖がらせたりなんて絶対しないだろうし、なかなか本人だって証明は難しいかも？


(もう少し時が経てば母親の墓参りに手を合わせたいと言われると勿論だと目を輝かせながら快く二つ返事をし、そもそも彼等のお陰で母親の残した種は無事開花し美しい蒼色の花畑になっていて。その場所へ通っている父親が咲いている蒼い花へ話し掛けに行く日課にも、娘からしても何と無く２００年近く長い間心の支えとなっている気がしていて。とても信じられない相手の様子には此方もどう証明していいか迷い、うーんと腕を纏めて考えているとはっと帯の中の懐中時間を見て慌て。『あ！もうこんな時間っ？兎に角またお店の方においでよー？火黒くんにも話しておくから♪一守くんも気を付けてーまたねー？』と、笑顔でバイバイと片手を振ってから草履をトンッと蹴るとその場から高速で消えて一瞬の炎と夜風のみが残り)

>焔(ほむら)
大好きな奥さんに構われると…尻尾を振って喜んでる大型犬っ…？フッ、フフ、君のお父さん報道で見るとあんまり笑わなくてクールなのにっ、もしかして本当は可愛い人なのかな。

(最強妖怪と報道に映る都庁の警視監のイメージがどんどんかけ離れていく上に、料理をして子煩悩でとても奥さんを愛してる可愛らしい父親像が相手の話から伺える事が何だか微笑ましい一守。つい想像して笑ってしまい)

そう、だったのっ？…何も知らされてなかったよ。そんな繋がりもあったなんて、…そうか、もしかするとその場所を知られては駄目だって僕の一族ですら伏せられていたのかも。…最強妖怪の火黒と２２代目…、

なっ、君みたいな妖力値が凄まじい妖でも火黒の妖気に当てられるとたまに動けなくなるっ？そんな…、どうなってるんだ…、君も相当なのに、それ以上となると鬼神クラスのバケモノ級だ…、

あ！う、うん！分かった！…あのっ、今夜はごめんねっ？出会えて良かった…！ま、またっ…会いに行くから！

(母親の墓参りに目を輝かせながら快く受けてくれる笑顔にまたまたポゥッと魅入ってしまう一守、妖で恐らくかなり歳上なのだけれど、妖の姿も妖艶でけどまん丸目が何だか可愛くて、純粋無垢な子供みたいに笑い掛けてくれる笑顔も天然なところも可愛くて仕方無いみたいに。自分は結界師の人間で墨村の当主であるのに、昔派手に衝突した最強妖怪の娘である焔へゾッコンみたいだ。手を振る彼女に慌ててこっちも手を振る、結界で捕縛しようとしてしまった事を謝りながらまた会いに行くからと頬をポゥッとさせたまま叫び。夜闇に残り火の炎が咲いて消えればあの良い匂いのする相手の残り香が夜風に乗ってくる。心臓がバクバクしている一守、そのまま少しの間は動けずに焔の消えた場所を見つめていた)



>結界師 良守の子孫と火黒の娘
一守(かずもり)&焔(ほむら)出会い篇【完】