赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>アリシア
お、っと。__残念、抱きしめる口実にしては効果が薄かったようだ(少しずつだが彼女の表情に血色が戻り、また本来の彼女なのだろう暖かな雰囲気が表情や言葉を介してその人柄が伝わりながら、ゆっくりと城への歩みを進ませて。その中で腕の中を巣立つように少女が飛び出してしまうと動けるようになったことを安心しつつ、それを告げる事で彼女が遠慮をしてしまわない様に冗句めかした軽口で言葉を続けて、代わりに片手を差し出すと「なら、手を貸すこと位は__?」やんわりと口角を上げて瞳を細め、差し出した手に彼女の手が重なるのを待ちながら問いかけて「この庭園は造りが迷路のようになっているんだ、慣れればどうってこと無いが……慣れるまでは薔薇の悪戯に悩まされることだろう。道は変わるし足は掛けられる、最初の難関だな。」綺麗な薔薇が咲き誇る庭園を説明するように再び歩みを進ませては「最初の内は此処を通る際に誰かを誘うと良い、勿論俺ならいつだって大歓迎だ」真っ赤なバラが風に揺れるその様を横目で見てから再び視線を彼女へ戻し)
>グリフォン
(何かを言いたげな瞳が映れば小さく首を傾げるけれど、ひょいと浮かび上がった目的の物が此方へやって来ると再びカップへ意識を向けて。「ありがとう。――そうね、そうだわ。覚えていてくれたのね!」注がれたミルクを一口飲んでから、相手が女王様の元で食べたクッキーの事を覚えてくれた事が嬉しくて。口の周りにミルクの跡を付けたまま興奮気味に頷くと、「グリフォンは、クッキーは好き? コックさんに作り方を教えて貰ったから、今度お茶会へ行く時に、グリフォンにも食べて貰おうと思って。でも、他に好きな物があるならそれを作ろうと思うの!」一番知りたかったグリフォンの事をこうしてゆっくりと聞けるのが嬉しくて次々と質問が出てきそうになるのを抑えて答えを待つように相手を見詰め)
>赤の騎士様
矢張り人だもの、一番は自分の足で立つのが落ち着くわ。
(彼の冗句を無駄にせぬ為、敢えて軽口で答えを返し。差し出された手には断る理由もなく、喜んでと告げると共にそっと相手の手に己の手を重ね。導かれるように案内される庭園はまるで芸術の一種。だが説明される内容は穏やかな目の前の景色とは違い、何やら物騒なもの。普通ならば恐怖を抱くであろうか、然し有り得ない事を経験している真っ最中で常より興奮しているのか、頬を染めるのは鮮やかな朱色。弾む気持ちはそのまま表情に表れ、彼と視線があった事も嬉しいのか明るく笑み。「本当に素敵!薔薇と戯れる事が出来るなんて。お時間があれば是非この素敵な庭をいつか案内して下さいね。」いつ、と日にちを指定しないのは、彼の負担にはならぬ為。薔薇の香りに癒されながら、果たして己は今後どうなっていくのだろうと束の間遠い未来へ想いを馳せ。やや瞳を伏せ、暫し沈黙した後、決心するよう前を真っ直ぐ見据え。)
ねぇ、優しい騎士様。女王様からお話を聞いた後、頼めばお仕事とか紹介して貰えるかしら?
>ジャバウォック
あら、ばれてしまったの。隠す必要はなかったのかもしれないけれど……アリスというだけで良くしてもらうのも何だか悪い気がしていたから。ごめんなさいね、偽る様な事をして。改めて初めましてジャバウォックさん、「アリス」……元の世界では詠凛と呼ばれていたわ。
(やはりあれほど素晴らしい時計の対価としては数日程度の給金では相応しくなかったか、そう落胆しかけた背中を叩く相手の手に思わず驚いたように瞬きをしながらそちらを見れば、流石にそぐわない対価では交渉できないと遠慮を口にしかけ。しかしながら恭しい挨拶や彼が口にした名にその厚意の意味も合点がいき苦笑を浮かべながら肩を竦めれば、彼の仕草に習う様に髪をまとめ上げていたキャップを胸に抱きワンピースの裾を引くことで一礼し。纏めていた長い黒髪は太ももまである毛先を風に靡かせ、絡まってしまいそうなそれを軽くひとまとめにしながら肩から流すことでそっと抑えると身分を偽っていた理由のうちの一つを明かすと共に軽い自己紹介を。「__男性のご厚意は素直に受け取るのが女性の嗜みかもしれないけれど、それが「アリス」だからということなら話は別だわ。貴方の身分を貶めてしまうならこの交渉は受け入れるけれど……そうね、埋め合わせに今度お菓子でもお持ちするわ。それなりに自信はあるの。……どうかしら?」とはいえまたアリスであるために恩恵を受けるのは少々気になるもの、せめてでもとひとつの提案をすると共にそっと其方を覗き込むと眼鏡越しのその瞳をじっと見上げながらその返答を待って)
>シェリー
生憎、鳥頭では無い。お前とのことは全部覚えている(次々と話題が落ちる彼女の口は言葉を詰まらせる事無く、静寂を造らずに明るい食事風景を作り上げてくれる。口回りにミルクの名残を残すのを見ると手招きをするように少しだけ呼びかけてティッシュを数枚手にしてその水分を拭い、順々に応えようと言葉を探したところで「お前が作る物なら、何でも楽しみだ。」先ずは素直な本音を、そのまま席を立てば冷蔵庫へ足を向けて。冷蔵庫の中からガラス製の平皿に並べられるオレンジのチョコレート掛け、オランジュを持って戻り「俺が一番好きなのは、これだ。今度迎えに行くときにお前に渡そうと思って作っていた、……味に自信は無いが、嫌いじゃ無かったら摘まんでくれ」キラキラと飴細工のように光るオレンジは無意識に彼女を連想しての事、再び椅子に腰を下ろして少しだけソワソワとその反応を伺い)
>アリシア
お嬢ちゃんはこの後、女王陛下に部屋を一室。城の中に与えられる、……奇遇だな。俺も城に住まわせてもらってるんだ(薔薇に対して怖がるでも不気味がるでもないその勇気に胸の内で感心し、かと言えそれを指摘して余計な恐怖を煽る事は無く。何よりも興奮に頬が赤く染まるその様子を見る事が幸せと思うように瞳を細め、「だから、いつかなんて言わないで好きな時に俺のことを呼んでくれ」つなぐ手を少しだけクイと引き寄せ意識を自身へ向けさせてから誘い掛けるように続け。少しの沈黙、その沈黙に疑問を抱くも疑問が解消されるのはその後直ぐ、仕事と話を振られると少しだけ眉を上げて驚く様に頭を捻り「仕事?___働き手を探す奴は多く居るが…、その日によって募集している奴や内容は異なるな。俺の場合だと城内の見回りが主に、行事が有る際には頻度が増えるから手伝ってくれるに越したことは無いな。後は白兎の書類整理はいつも人手が欲しいと聞いているし、帽子屋邸ならもっと仕事も多いだろうから、時間が余っているなら女王にその日の朝にでも相談してみると良い、」自分が知る限りでの人で募集を語ると少しだけ不思議がるように「だが、此処にいる間は無理して働く事は無い。勿論、欲しい物が有るなら話は別だが…」来たばかりの彼女が働き口の心配をするとは少なかれ動揺を浮かべ)
>劉
そらね、此処の住人なら金の扱いが分からんなんて言いませんでしょ。金銭感覚が分からないのは来たばかりのお嬢さん、アリスって決まってら。はー、えらいわ。アリスって紹介だけやのうて、ちゃーんと本トの名前も教えるなんて。関心関心、よろしゅうね。エイリン……リンリンちゃん(ハンカチの中身を落とさない様に一度店裏に引っ込んで、彼女が購入した時計の輝きがより一層強まる様に確りと磨き。その中で本来の名前が口にされると細める瞳をゆぅくりと開き、気付いた理由の切欠をフラリフラリとした喋り方で伝えて。長い黒髪が風に靡く様は芸術品でも見ているようで、馴れ馴れしくも本名を元に呼び名を付けて。時計を磨けば確りと箱に戻し、先の好意の埋め合わせと語るそれを肩を揺らす様にくく、と笑ってから「そらえーわ。おいちゃん楽しみにしとるき、破っちゃあかんよ」うんうん、と頭を縦に揺らして勝手に約束だと言う様子で目を向けて。時計を箱に閉じると「ラッピングのリボンは、リンリンちゃんと同じ紫っちゃ?それともこの国になじみ深い赤にするけ。」二種類のリボンを持ち上げ見せればこっち、あっち、と楽天的な口調で尋ねかけ。「アァアァ、そうそう、サンなんていらんよ。他人行儀は寂しいっちゃ。おいちゃんの事はジャバウォッキーって気軽に呼んだって」先程さん付けで呼ばれたそれを訂正する為ぴしりとパイプ煙草の先を向けては続け)
>ジャバウォック
__こっち、この赤いリボンにするわ。差し上げる方はとても赤が似合うの。ふふ……初めてお会いした時なんて、薔薇の精霊さんかと思ったくらい。
(気軽に呼ばれる愛称は何だか相手と親しくなれたようで少し嬉しく、アリスやお嬢ちゃんなんて呼び方ばかりだったこの頃を思えば新鮮にも感じられて。埋め合わせに提示したのは聊か不足する内容にも思えたがそれでも提示できるのはこの位、加えて相手から返った言葉にゆるりと口元を緩めながら数度頷くと解いた黒髪を再度キャップの中に詰め込みまとめ上げながら相手の手元を覗くように近寄っていき。掲げられた艶やかなリボンはどちらも魅力的だが贈る相手を思えば断然色は赤だろう、掲げられた赤いリボンを指させば初めて出会った薔薇園での光景を思い出しながらどこか懐かしそうに答え。「ジャバウォッキー……ふふ、何だか親しいお友達みたい。貴方みたいな方は初めて出会ったけれど、私結構好きみたい」向けられたパイプ煙草の先端を注視しながら呟くようにその名を呼んでみればなんと温かい響きだろう、敬称を取り払った愛称の呼び名は自分自身を捉えて欲しいと願う幼い気質には魅力的に映ったようで少しばかり照れくさそうに笑いながらもその距離感に好印象を受ければ緩んでしまう口元を両手でそっと隠しながらリボンで彩られていく贈り物を見つめて)
>グリフォン
あら。ふふ、初めて出会った時には大きな鳥さんだと思ったわ。
(相手の喩えから、この国へ来て直ぐに思いついたことをふと思い出して懐かしくなり。クスクスと笑いながら手招きに誘われるように身を乗り出すと、口元を拭われ恥ずかしそうに頬に手をあて。立ち上がった相手の動きを視線で追いかけるようにして、冷蔵庫から出てきた皿に並べられたそれを見るとわぁと声を上げ。「オレンジもチョコレートも大好きよ! グリフォンがこれを作ってくれたの……? わぁ――食べるのが勿体無いわ」机に置かれた皿を上から見下ろすようにしながらそう言ってから、今度はひとつ持ち上げて色々な角度から眺めて。兎のクッキーを喜んでくれた三月兎もこんな気持ちに似ていたのだろうか、と思い当たってから、それならばきちんと食べた方が相手も嬉しい筈、とその時の自分の気持を思い返し、きちんと姿勢を正してからゆっくりとそれを口に含み。「美味しい……! 甘くて、ほんのり苦くて。オレンジ色も太陽みたいで綺麗だわ……。ありがとう、グリフォン」口に広がる味を堪能するように目を伏せて、幸せそうに頬へ手を当てながら微笑み。感想を順に述べてから目を開けて、もうひとつ手に取るとじっと見詰めてから、相手の方へ顔を向けて照れ臭そうにオランジュで口元を隠しながら礼を述べ)
>赤の騎士様
お城に住まうのはアリスなら絶対なの?そう──、そうね。では約束よ、赤の騎士様。一つ楽しみが出来たわ、有難う。
(アリス、というだけで無条件に受け入れられた事もそうだが、住む場所まで約束されているのは驚きで。それ程、アリスの存在は重要なのか、課せられる責が重いという事なのだろうか。彼に質問をするのは簡単であろう、然し内容が内容だけにまた彼に負担を掛けてしまうかも知れない。何れ大きな城だ、許されるならば書庫で自身で調べてみるのも一つの手であろう。敢えて心の内の疑問は飲み込み、代わりに引き寄せられる流れのままに彼の涼やかなアイスブルーの瞳を見詰めると、口元は笑みを模ったまま、そっと大切に約束、と小さな声で呟き。驚く表情でさえ、まるで絵本の中の騎士の様に様になっている相手。それが何だが面白く、不謹慎だと思いつつも軽く握った右手を口元に当て、クスリと笑い声を零し。「そんなに募集内容が豊富なら私でも力になれるものがありそう。色んな仕事があると思うと今からドキドキするわ。」未だ見ぬこの世界の人達、きっと色んな立場の人がいる事だろう。その人達に暫し思いを馳せ、楽しい未来への想像で縮こまりそうな己の心を叱咤して。敢えて隣の彼の顔は見ぬよう、鮮やかな色彩の中、堂々と聳え立つ城を見上げ、両方の足にぐっと力を入れると、表情とは裏腹に静かな口調で告げ。最後の勿体無く、という言葉を零す時に漸く相手を振り返ると、今自身に出来る一番の笑みを浮かべて。ただの強がりかも知れない、だがいつか心の底から言える日が来ることを願い。)
無理してる訳じゃないの。上手く言えないけど、騎士様が大事に思っているこの世界の事を知りたい。其れには私もここの人達のように仕事をして、色んな人達と触れ合うのが一番だと思ったの。だって、折角素敵な巡り合わせでこの世界に来れたのよ?何もしないなんて勿体無くない?
>劉
___へぇ。なら赤色がえぇですね、うんうん。喜んで貰えるといーなぁ。なんやろか、おいちゃんもドキドキしてきはります(赤が似合うのだと語る言葉から推測し、薔薇が似合う赤が似合う、女性に優しくする、この国であれば多くが当てはまる項目だが何よりも閃きに役立ったのは彼女が持つ懐中時計のデザインが個性的だったこと、漸く関連付けるような推理の元これの贈り主を察して。少しばかりからかうようにニヤニヤとした笑顔を浮かべてラッピングを終えて。器用に飾りリボンで行ったラッピングのそれを見せると「ジャジャーン。どう?どう?こんなんで良か?」反応を待つように口角は上げたまま賑やか過ぎるほどにどやどやとそれを向けて、それを紙袋にしまい差し出し渡す直前に彼女が届かないよう高くに掲げ「何言ってはるの。おいちゃんとリンリンちゃんはお友達やろ、__え、ちゃうの?」友達みたいだと喜ぶ彼女へケラケラと笑いながら前半を、後半には大袈裟なまでに驚く素振りで肩を上げてギョッとした表情を見せ。「なー、リンリンちゃん帰ってまうの?折角来たんやけもーちょいおったら?。ご覧のトーリ、店にゃ閑古鳥しか鳴いてへんねんもん」長い爪で店をトントンカリカリと叩いたり引っ掻いたり繰り返し、帰ることを咎めるように告げて)
>シェリー
いつもは買うんだが……不思議だろ。好きな食べ物を紹介するのに買うんじゃなく作ったものを贈りたかった(手先が器用じゃない自身にとって菓子作りとは大変で、時に芋虫に頼んで作って貰ったレシピの意味すら解らずに困惑して戸惑いながら作った不格好のそれを横めに、先ずはそれが彼女にとって苦手なものじゃないらしいと安心に強ばる表情を僅かに和らげて安堵の息を小さく漏らし。残るは味の感想であり、小さな唇へキラキラとしたオランジュが消える様子を微かな不安を覗かせた眼で見やり。食べた表情がいつにもなく輝いた明るいものになるとそこまでして漸く安心に浸り「やっぱり似ている。明るくて綺麗だ、__これを食べるとお前の笑顔を思い出す」口元を隠しても尚、確りと伝わる愛らしい表情に自身もそれへ手を伸ばし。姿を重ねるようにオランジュを向ければ後者には少しだけ照れ臭そうに声を潜めて呟くように抱いていたその言葉を付け加えて)
>ジャバウォック
揶揄わないで、ただの代わりなんだから。とても綺麗にラッピングしてもらったけれど、それ以上の意味は込めてあげられないわ。
(にやにやとした相手の笑みに困ったような、少しだけ拗ねた様な表情で声を向けるとこの贈り物に込められた意味を言葉にすることでどこか自分自身にも言い聞かせるような含みを与えて。長い爪など障害にもせずむしろ器用にリボンで飾り立ててくれたそれを相手の賑やかなお披露目に吊られるようにぱっと表情を華やがせながら軽い拍手で讃えれば早速品物を受け取りに、そう思い伸ばした手はそのまま空を切り。「お友達……そうね、お友達ね。貴方は私よりずっと大人なようだから、何だかそんな風に考えなかったの。」友達と言われて想像するのは同年代の少年少女、相手のような男性をそう呼ぶことに少しの違和感があったからこそ自然と解釈のずれが生まれていたのだろう。ぱち、と瞬きしながら一瞬呆けた表情を浮かべるもその指摘にくすりと小さく微笑めば何度か頷きながら肯定を口にし。「__でも、折角綺麗に包んでもらったんだもの。早く見せてあげたいし、時計を持たない間に彼が遅刻でもしたら困るわ」友達になった相手との別れを望んでいる訳ではないが、それでもやはり想うのはかの騎士のこと。困ったように眉を下げながら告げると静かに目を伏せ、胸元で時を刻む時計にそれを預けた人物を重ねて)
>アリシア
俺の知る限りなら、アリスは皆__城に住んでいるな。一部例外は有るみたいだが(決して決められた訳じゃないが、それでも何処かで当然のように一連化していたそれを頭に描きたい、「辞退したアリスはもとのクニに帰るし、他の屋敷に住み移ったと言う話も有る。」話の内容から少しずつこの国についてを知ろうとしてくれているその気持ちを感じて、自分が知る限りの説明を口にすれば未来に対する不安と期待が半分ずつ降り混ざるその表情を目にして。前向きに受け入れようとしてくれるその気持ちが嬉しければ体を止めてから正面にしっかりと立ちその顔を真っ直ぐに見詰め「お嬢ちゃん、その気持ちを俺はとても嬉しく思う。__だが、最初は慣れることで精一杯だろう。お嬢ちゃんが望むなら多くの地を紹介するし、多くの住人の元へ案内をしよう。だから一人で何とかしようとはしないでくれ」困ったように少しだけ眉尻を落として、直ぐに笑を浮かべることでその眉を上げ「それに、仕事を沢山入られたらお嬢ちゃんを誘いに行く暇が無くなっちまうだろ」に、と冗談のように笑みを浮かべながら付け加え、大きな扉の前まで来るとその扉を開き案内するように「此処が赤の城だ」扉を支えながら紹介するように声を添えて)
>グリフォン
嬉しいわ。勿論、グリフォンが買ってくれた物ならそれだけで嬉しかったけど……これを作ってくれているグリフォンのことを想うだけで幸せな気持ちになるもの。
(じんわりと温かくなってくる胸に片手を当て、ありがとう、と再び感謝の気持ちを伝えて微笑み。持っていたもう一つを更に口へ頬張ると、今度は味も然ることながらそれに込められた思いを染み込ませるようにゆっくりと味わって。「似ている? グリフォンが一番好きなお菓子が、私に? ……ふふ、どうしよう。こんなに嬉しくって幸せで、なんだか擽ったいわ」きょとん、と目を丸くしてその言葉を反芻し飲み込むとじわりと浮かぶ笑顔が抑えきれず。「そうね、私もこれをグリフォンに食べて貰えるように頑張るわね」お返しに同じ物をというのも如何かと思ったが、相手が一番好きな物であるなら話は別で。意気込むようにこくりと頷いて。「ん――今日はいろんなことがあって…少し眠くなってきたみたい。もっとお話したいけど、これから、少しずつ、ね……」カップのミルクを飲み干すと今度はうつらうつらしてきた瞼を擦り、途切れ途切れに言葉を紡ぐと立ち上がって相手の元へ歩み寄り、寝室へ連れて行ってもらおうと腕を伸ばして)
グリフォン、今日はお昼から長い時間お話してくれて本当にありがとう。
私、これからの暮らしが楽しみで仕方ないわ!
オランジュは、――ふふ、今度こっそり作ってお披露目するから、楽しみにしていてね。
それじゃあ、おやすみなさい。
>劉
アッハッハ!そら残念やねぇ。まぁ、受け取り手の感情まではおいちゃんにわからんし、逆にリンリンちゃんがどないな気持ちかもおいちゃんにゃーわからんわ(他意はない、ただの贈り物なのだと語る少女を見れば誰宛かを推測できたからこそ楽しそうに変わらない雰囲気で返事を返して、一刻も早く私に行きたいと伝える少女の気持ちは確りとわかる。痛いほどにわかる、伝わる、が、それを受け入れないのは此方の我儘であり「渡すのは今すぐや無くてもへーきへーき、赤の騎士はいつだって真面目やき。一時間や二時間渡すのが遅れた所で大した問題じゃなか!」紙袋を再び店内の棚に置いては何とも身勝手な発言を返し「リンリンちゃんはもーキノコの語り場にゃ行ってみた?どーせそこを通ったって城に帰れるから、おいちゃんと寄り道してから行こ。店は今日もう終い終い!」紙袋に手を掛ければもう片方の手で彼女の背を押すようにして無理やりな誘導を行って「最後にゃちゃーんと城まで送るけ、心配せんで。ほら、行こー」背に手を回してそのまま押すように歩かせて、少しばかり森に隣接した花畑の方角へ足を進ませて「リンリンちゃんは、なーんま長い髪の毛してはるね。そんな長いと洗うの大変じゃないです?」帽子の中から覗いた黒髪を思い出すとこれ以上戻ることを言い出さないようにと話題を変えて)
>赤の騎士様
そう、絶対ではないのね。何だか大きな部屋って慣れなくて。出来れば住み込みで何処かで働ければ…と思ったけど、難しそうね。
(そっと視線を落とした先、綺麗とは言えない己の服と靴が目に入り。まるで場違いな裏方が表舞台にでも立ってしまったかのような心許なさで。きっと広い部屋に一人でいると色々と考えてしまうのだろう、顔を俯けたまま、苦い笑みが口元にのぼり。優しい世界に、まるで真綿でジワジワ締められそうな恐怖感、己の存在意義とは何か。不意に思考の海に投げ出されたような覚束ない感じ。何かに急かされるように仕事云々を彼に聞いてはみたが、この脆弱な心を見破ったかのように、やんわりと諌められ。どうすれば良いのか不意に迷子にでもなったかのように、不安がどっと押し寄せ。己の意識せぬ所で瞳は不安げに揺れ。彼の優しい冗談に思わず、くしゃりと顔を歪めそうになるも、ぐっと奥歯を噛み締め、軽く頭を振る事で己の自制心を働かせて。無意識に腕のブレスレットを一度撫で、顔を上げると紹介された扉へピタリと視線当てて。)
……そうね、少し急ぎ過ぎたかもしれないわ。仕事はおいおい紹介して貰おうかしら。──ここが、赤の城。女王様ってどんな方かしら。
>シェリー
嗚呼、今日は沢山の出来事が起きたから疲れたんだろう。
寝室へ案内しよう、
此処が俺の部屋だ。
ベッドは此処にしか置いていないから新しいのを準備するまでは此処を使ってくれ
部屋の中の物は自由に使っていい。
隣が空き部屋になっているから、近いうちにはそこをお前の部屋にするよう整える。
暫くの間は我慢させてしまうが、許してくれ。
長い間、話をしてくれてとても___楽しかった。
ゆっくりと休むと良い、
また顔を見れる日を楽しみにしている。
素敵な夢を、
>アリシア
―――なら、お嬢ちゃんの部屋を狭くする為に俺がずっと寄り添おうか、(前を向き凛と佇もうとしている、それは本心か虚勢かは分からない。それでも一度だけ腕を伸ばし頭部を撫でる様に髪に触れ、最後には毛先をするりと滑らせた指の先を視線に捉えてから真面目な話でもするように告げて、髪から手を離し瞳を細めて微笑めば「言っておくがお嬢ちゃん、俺は嘘や社交辞令は言わない。出来ない約束だってしない、__お嬢ちゃんが困った時には直ぐに傍に行くから、俺の事を頼ってくれ」トントンと背中を軽い力で叩くように触れて、少し前を歩くように一層と大きな扉へと誘導し。扉を二度ノックすると「アリスを連れてまいりました」扉の奥のその女性へ伝える様に声を張り。部屋のうちにいる従者が扉を開けば「ほら、行っておいで。此処で待ってる」口角を上げて見送るように微笑みかけて)
>ジャバウォック
ッえ、ちょっと……もう、貴方って奔放ね。お城の人達は真面目な方が多かったから、何だか新鮮だわ。
(逸る気持ちのままに城への帰路を辿るはずが相手の勢いに気押されてしまえば二の句を継ぐことも出来ず、珍しく戸惑いを超えに表情に露わにすると背を押すその手に導かれるまま足は歩みを進めていき。果たして彼の行動が友人として長く共に過ごしたいからなのか、はたまた何かすぐ帰したくない他の理由があるのか、それは定かではないものの無邪気とさえ思えるその奔放さに深読みなんて無粋なことは放ってしまい、困り顔ではあるもののくすりと小さく笑って見せればそっと胸元に手を当てたまま流れる風景に視線を向けて。「髪は女の命ですもの、宝物を磨くのを苦と思ったことはないわ。それに小さい頃から伸ばしていることに慣れているから、逆に短い方が戸惑ってしまうんじゃないかしら」不意に振られた話題にふと相手の方に視線を戻せばキャップに押し込めた髪を布越しに軽く指先で触れてみて。女性にとっての髪の大切さを唱えたのは母だっただろうか、長いとは自覚しつつもこれが通常として染みついてしまっている節もあり。ついと横髪を摘まみながら目を細め自身の黒を見つめると、視線をちらりと自身とは正反対の長さ髪質である相手の髪へと移しながら続けて)
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