赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>ジャバウォック
__こっち、この赤いリボンにするわ。差し上げる方はとても赤が似合うの。ふふ……初めてお会いした時なんて、薔薇の精霊さんかと思ったくらい。
(気軽に呼ばれる愛称は何だか相手と親しくなれたようで少し嬉しく、アリスやお嬢ちゃんなんて呼び方ばかりだったこの頃を思えば新鮮にも感じられて。埋め合わせに提示したのは聊か不足する内容にも思えたがそれでも提示できるのはこの位、加えて相手から返った言葉にゆるりと口元を緩めながら数度頷くと解いた黒髪を再度キャップの中に詰め込みまとめ上げながら相手の手元を覗くように近寄っていき。掲げられた艶やかなリボンはどちらも魅力的だが贈る相手を思えば断然色は赤だろう、掲げられた赤いリボンを指させば初めて出会った薔薇園での光景を思い出しながらどこか懐かしそうに答え。「ジャバウォッキー……ふふ、何だか親しいお友達みたい。貴方みたいな方は初めて出会ったけれど、私結構好きみたい」向けられたパイプ煙草の先端を注視しながら呟くようにその名を呼んでみればなんと温かい響きだろう、敬称を取り払った愛称の呼び名は自分自身を捉えて欲しいと願う幼い気質には魅力的に映ったようで少しばかり照れくさそうに笑いながらもその距離感に好印象を受ければ緩んでしまう口元を両手でそっと隠しながらリボンで彩られていく贈り物を見つめて)
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