赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>赤の騎士様
お城に住まうのはアリスなら絶対なの?そう──、そうね。では約束よ、赤の騎士様。一つ楽しみが出来たわ、有難う。
(アリス、というだけで無条件に受け入れられた事もそうだが、住む場所まで約束されているのは驚きで。それ程、アリスの存在は重要なのか、課せられる責が重いという事なのだろうか。彼に質問をするのは簡単であろう、然し内容が内容だけにまた彼に負担を掛けてしまうかも知れない。何れ大きな城だ、許されるならば書庫で自身で調べてみるのも一つの手であろう。敢えて心の内の疑問は飲み込み、代わりに引き寄せられる流れのままに彼の涼やかなアイスブルーの瞳を見詰めると、口元は笑みを模ったまま、そっと大切に約束、と小さな声で呟き。驚く表情でさえ、まるで絵本の中の騎士の様に様になっている相手。それが何だが面白く、不謹慎だと思いつつも軽く握った右手を口元に当て、クスリと笑い声を零し。「そんなに募集内容が豊富なら私でも力になれるものがありそう。色んな仕事があると思うと今からドキドキするわ。」未だ見ぬこの世界の人達、きっと色んな立場の人がいる事だろう。その人達に暫し思いを馳せ、楽しい未来への想像で縮こまりそうな己の心を叱咤して。敢えて隣の彼の顔は見ぬよう、鮮やかな色彩の中、堂々と聳え立つ城を見上げ、両方の足にぐっと力を入れると、表情とは裏腹に静かな口調で告げ。最後の勿体無く、という言葉を零す時に漸く相手を振り返ると、今自身に出来る一番の笑みを浮かべて。ただの強がりかも知れない、だがいつか心の底から言える日が来ることを願い。)
無理してる訳じゃないの。上手く言えないけど、騎士様が大事に思っているこの世界の事を知りたい。其れには私もここの人達のように仕事をして、色んな人達と触れ合うのが一番だと思ったの。だって、折角素敵な巡り合わせでこの世界に来れたのよ?何もしないなんて勿体無くない?
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