夜が明けるその前に (〆.)

夜が明けるその前に (〆.)

吸血鬼  2021-03-16 10:45:12 
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夜の闇に紛れて人の生き血を啜る“ヴァンパイア”と、夜の安寧を守るべく彼等を狩る特務機関の一員“ヴァンパイアハンター”。

決して相容れる事のない2人が出逢い、惹かれ合う。


〆.

 

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  • No.41 by Theodore Glory  2021-03-21 11:19:28 


丁寧なお返事ありがとうございます!凄く設定を考え込んでいて脱帽です・・・確かにその流れなら色々考察しつつ、スムーズにストーリーを持っていけそうですね。是非とも見習いたい・・・。
後半の流れはこちらも想像した通りです!それまで持っていた疑惑を調べそんなことは無いと考えつつ、結論から出た情報に絶望したり、正体を知り酷く取り乱したりすると良いのかな、と考えておりました。
婚約者の名前や姿はちょこちょこ会話の中で取り入れるようにしますね。写真とかも見せる機会を盛り込んでみたいとも思います!

はい、よろしくお願いします!
また、突拍子もない質問でしたがご返信ありがとうございました。今後の展開でも、ご意見をお聞きすること多々あると思いますがこちらもいいアイデアが浮かぶよう頑張りますね!

  • No.42 by Claus Burton  2021-03-21 12:04:32 



──嗚呼、…今夜は遅い時間からの任務なんだ。酒はこの位にしておくよ、

(相手の問い掛けにふと我に返って微笑むと、頷きながら空になったグラスをカウンターに押しやりつつチェックを、とマスターに合図する。まだ長さの残る手元の煙草を、吸い殻がいくつも入った灰皿へ。今日は随分と吸ってしまったと思いつつその箱とライターをコートの内側に滑り込ませて。支払いを済ませ、立ち上がると相手に視線を向けて。)

それじゃあ、また。お先に。

(相手に声を掛け、微笑を浮かべて軽く手を上げるとそのままBarを後にして。まだ夜の町を楽しむ人の多い賑やかな時間帯、店のある路地裏から音楽の聞こえる明るい大通りへ。店からは少し離れた方が良いだろうし、以前別の吸血鬼によって狩りが行われた西側のエリアの方が、目を欺けるかもしれない。それに襲撃があった後にその周辺にいる若者は総じて危機感が薄い筈、そう踏んで少し静かになる西側のエリアへと足を進めて。ちょうど、少し酔ったのか店の外で1人風に当たる若い女性の姿を見つけ、今日の獲物は彼女にしようと狙いを付ける。迷いなく彼女の元へと足を向けると、柔らかな微笑みを浮かべつつ声を掛けて。)

…お嬢さん、こんな所に一人で居ては危険ですよ、吸血鬼が出るかもしれない。もし良かったら──僕と2人で飲み直しませんか?


──────

賛成いただきありがとうございます!
やり取りをさせて頂いているうちに、イメージがどんどん膨らんでしまいまして…!良いですね、お互いが大切な存在になった頃に疑念が絶望に変わる…辛いですがとても良い展開だと思います!婚約者の件もありがとうございます、ぜひその流れでお願いしたいです!

いえいえ、こちらこそ相談していただいて助かりました。今後とも色々相談しながら楽しくやりとりして行けたら幸いです!よろしくお願いいたします。

  • No.43 by Theodore Glory  2021-03-21 13:12:56 



そうか。・・・またな。

(どこか影のある微笑みを受けつつ、相手の背中を眺めてひらりと手を振って別れを告げる。しばらくの間Barの扉を見ていたがくるりとカウンターへ向き直す。自分は仕事を終えているし、カクテルもまだ残っているためもう少し店内に留まろうと考える。カウンターに残された煙草の吸殻が多くある灰皿に目を向けると僅かに残った匂いにくん、と鼻を鳴らして、グラスを持ち残りを口に含む。すると煙草の匂いが上塗りされ、甘く酔うような匂いが口の中に広がっていき思考を塗り替えていく)

なぁ、さっき俺の隣のヤツが飲んでたの、くれ。

(飲み終えたグラスを奥へと押しやり、注文する。なぜそんな注文をしたのかは分からないがなんとなく、飲んでみたくなった。ついでに軽くつまめるものを頼めば味わい深く楽しめそうな肉乾物とチーズがサッと出てきて指で摘んでいると、次いで出てきたのは白色のカクテルでバーテンダーはコンテッサの名前を告げる。グラスを持ち上げ口付けるとフルーティーな味わいが広がり、こういうのが好きなのかと思案すると、しばらくその心地のいい空間を楽しみ、明け方が近くなってから店を後にする。
いつもより多くアルコールを摂取したからか家に帰り布団に潜り込めばすぐに眠気が襲ってきて昼過ぎまで惰眠を貪る。起床してから適当に容姿を整え道中で食べ物を買い、食べながら拠点へと向かう。拠点ではまた西側エリアで吸血行為があり、若い女性が被害にあったということが報告書に上がっていた。西側エリア、との言葉に確かクラウスがパトロールしてくれていたところだと考え回収された遺体を確認する。もしかしたらクラウスが見かけたことのある人物かもしれないし、何か吸血鬼の痕跡が残っているかもしれないと考えたからだった。霊安室に置かれた遺体は青白い血の気のない女性でいつもと変わりはない、ただの遺体。特徴的な容姿もなく、確認しても無駄かと首元にかかった髪の毛をかきあげれば2つの丸い牙の吸血痕と、ふわりと僅かに香る煙草の匂い。だが、人間に紛れて潜む吸血鬼の中には煙草を吸う個体もいると記憶していればすぐに忘却の彼方へと放りさって。霊安室を足早に去ると、今夜の任務も任務を確認する。今日は南側のエリアを掃除するということでBarからは少し遠くなることを考えると残念そうにため息を零し夜を待って)

  • No.44 by Claus Burton  2021-03-21 14:26:57 



(吸血鬼に婚約者を殺された、と話す彼の言葉聞いても、それが罪悪感として吸血中に首を擡げる事は無かった。暗い路地裏に連れ込んだ女性の首筋に鋭い牙を突き立てると彼女の小さな悲鳴が聞こえたが、血を啜るうちに程なくしてその身体から力が抜ける。その身体を抱き止めるようにして支え、やがて飢えが満たされて彼女から手を離すと、既に事切れた身体は力なく地面に崩れ落ちて。それを紅く染まった瞳で見下ろしつつ口許を染めた血をコートに着けないよう、律儀にハンカチで口を拭う、高級なディナーを食べ終えた時のように、自然な動作で。そうして女性の遺体はそのままに、軽快な足取りでまた夜の闇に紛れる。大通りは変わらず、ネオンの明かりが輝き陽気な音楽が流れ、その中をゆったりと歩きながら身体が満たされた満足感に浸るのだった。
翌日、目覚めた時も怠さはなく、久しぶりのすっきりとした目覚めに心地良さを感じながらまた夜になっていつものBarへと足を伸ばした。日付を跨ごうという時間帯、3杯目のカクテルを頼んでも彼が姿を見せる気配は無い。昨晩の一件で忙しくしているのだろうかと、何処か他人事のように考えながら、カーディナルのカシスの香りを楽しみつつ喉に流し込んで。)

  • No.45 by Theodore Glory  2021-03-21 15:12:47 


(南側エリアでの任務を終え、帰りの道中でもたまたま吸血鬼を見かければ討伐する。時には金目の物を狙う暴漢を叩きのめしていれば、いつの間にか日付を跨ぎ殆どの者が眠る深夜帯になっていた。見えるあかりといえば酒屋や娼館等曰く付きの者が出入りするかのような店ばかりで、歩く自分をゆらゆらと妖しげに誘う白い腕を振り払って目当てのBarへと足を進める。今夜は疲労感も強く、今日の日中から北側エリアへと足を伸ばさなくてはならないため軽めのものを飲んだら直ぐに帰ろうと思案する。土埃まみれになったコートを脱ぎ脇に抱えてからBarに入り目当ての人物を探せば同じ席でカクテルを楽しんでいるようで、その隣に静かに座り挨拶をする)

こんばんは、クラウス。

(コートは地面におかず、膝の上に置く。コートの下はシャツだから店内でも少し肌寒く感じ、ホットワインを注文する。また、肩に手を置き首を左右に傾けると固まった筋肉がポキッと音を鳴らして解れていく感じがしてはぁー・・・と胸の中に燻った空気を疲労感と共に吐き出して)


ーーーーーーーーー

すみません、前回のレスで返信するのを忘れてしまいまして・・・ここで返させていただきます。

了解しました!ちなみに婚約者の容姿や性格はこちらで適当に決めてしまっても大丈夫でしょうか?

  • No.46 by Claus Burton  2021-03-21 15:52:43 



──やぁ、遅かったね。…お疲れ様。

(彼に会う前と同じように、一人カウンターでカクテルを楽しみながら時折マスターと話をしていると、来客を知らせるドアベルの音と風に乗って感じた血の匂い。いつもより濃いそれに、任務帰りの彼だという事はすぐに分かり、隣に座った相手に声を掛けて。普段よりも疲労の色濃く浮かぶ表情、コートも幾分汚れているようで、暖かいカクテルを頼む様子を見ても今晩の任務は大変なものだったのだろう。更には僅かに人間の血の匂いも混じっている事を思えば、やり合ったのは吸血鬼とだけでは無さそうだと察して。ホットワインを口にして深々と息を吐く相手の背中に手をやり労わるように軽くさすってやりながら、彼は喫煙者かどうか分からなかったが疲労で沈んだ気持ちが少しは落ち着くだろうかと自分の煙草を勧めて。)

…煙草、いる?少し気分が落ち着くかもしれない、


──────

ありがとうございます!
クラウスと一緒に少しずつ知っていければと思いますので、婚約者の詳細に関してはお任せします!

  • No.47 by Theodore Glory  2021-03-21 16:26:48 



や、俺は吸わないからいい。・・・代わりにお前が吸っておいてくれ。

(背中を優しく摩る相手の手の温かさにほっとした安心感や心地良さを感じると、なんだやっぱりこいつは優しいな、と考える。煙草を勧められるが自分は吸わないし、吸っても噎せてしまうため首を横に振って断りの言葉を告げると、自分の代わりに吸って欲しいとお願いする。何気にこの空間の中で相手の煙草の匂いを感じながらカクテルを飲むのが楽しみになってきている自分がいてそれが癒しにもなっていた。カウンターに注文したホットワインが置かれれば取っ手を掴み軽く息を吹きかけ表面を冷ましてから飲み一息つくと、相手の勧めた煙草で思い出した西側エリアでの事件のことを聞こうと口を開いて)

そうだ、煙草で思い出したんだが、また西側エリアで被害者が出た。クラウスは西側エリアでパトロールしてくれていただろう?何か知らないか。


ーーーーーーーーー

了解しました!なんとなく考えてはいるので少しずつ情報提示していきますね!

  • No.48 by Claus Burton  2021-03-21 16:58:10 



(相手の言葉を聞き「了解」とだけ返事を返すと、相手に勧めた煙草をそのまま一本口に咥えライターで火を点けて。煙を吐き出しながら透明な赤いカクテルを眺めていれば、相手から問い掛けられたのは昨晩の一件。“煙草で思い出した”という言葉には思わずほんの一瞬身を固めて。あまり深く考えて居なかったが昨晩は飢えを誤魔化すためにかなりの本数を吸っていた。被害者の遺体か吸血痕かに煙草の香りが纏わり付いて居ただろうかと思えば、気を付けなければと思いながら、相手の言葉に頷いて。西側の件は、その周辺を縄張りにしている同一の吸血鬼によるものだと纏めてしまえば、怪しまれる可能性は一層少なくなるはずで、昨日も西側には立ち寄って居ない事をさりげなく伝えながら、そう答えて。)

──嗚呼、昨日も西側だったらしいね。少し前の事件と同じ、彼方を縄張りにしている吸血鬼がいるんじゃないかとは踏んでいるんだけど…ごめん、昨晩は南の任務だったし、詳しい事は僕も掴めている訳じゃないんだ。


──────

ありがとうございます!楽しみにしております!

  • No.49 by Theodore Glory  2021-03-21 17:25:31 


構わねぇよ。吸血鬼の中には煙草を吸う奴も香水つける奴も居るし、その一人か・・・。

(ふむ、と相手の言葉に納得すると煙草を吸い、あの女性より上背のある恐らく男の吸血鬼、先日の事件と同一人物だとすると早々に狩らねば西側エリアの被害は拡大するだろうと判断し1度上へと上げてみようと考える。狩るのを躊躇する余地はなく、自分の手が開けば明日寄ってみるのも悪くは無いとも思う。もしその吸血鬼が自分の婚約者を殺した人物であるならば自分の手で仇を打ちたいとも思っているため、そのための努力は惜しまない。そう考えていれば、相手が昨晩南側エリアにいた事に目を瞬かせると自分も今夜は南側エリアにいたことを伝え暴漢に襲われなかったかを心配し)

俺も今夜は南側エリアにいたんだ。少し吸血鬼が多かったし、暴漢にも襲われかけたが・・・クラウスは大丈夫だったか?

  • No.52 by Claus Burton  2021-03-21 18:15:02 



…人間の生活の中に紛れ込むのが上手い個体も居るみたいだからね。

(相手の言葉に同意を示す様に頷けば、自分で言葉にしておきながら、正に自分の事じゃないかと考えて。同族の中には、吸血鬼である事を隠さずに、縄張りを持ち夜になれば姿を表して人間を襲う個体も居れば、自分の様に人間に擬態して日常生活を送り密かに狩りを行う者も居る。ただハンターとして振る舞って居るのは恐らく自分だけだろう、ハンターを喰い殺すのは至難の業、かなり苦労した事を今になってふと思い出して。相手も南側エリアでの討伐帰りだった事を聞くと、南と言った事を少し後悔する。自身は昨晩西側に居た訳で、南側で把握している現状は数日前のものから更新されていない。あまり余計な事を言えば相手との間に齟齬が生まれて結果的に怪しまれる事にも繋がりかねない。冷静にそんな事を考えながら話を合わせると、自分は大丈夫だったと伝えて。)

確かに吸血鬼は少し多かったね。僕は暴漢には会わなかったよ、…襲われかけたって、大丈夫だった?

  • No.53 by Theodore Glory  2021-03-21 18:44:53 


あぁ、適当に気絶させて警官に渡してきたから問題は無い。怪我も・・・特にはないかな。

(まさにその通りであると内心同意する。だからなかなか見つからず被害が拡大してしまうことがあるのだと苦々しくも思う。相手からの心配する声にうん、と頷き安心させれば攻撃を交わして、少し荒っぽくではあったが解決したことを伝える。怪我の方もナイフを出されたり、木材で狙われたりもしたが当たらないよう避けたことを思い出し手首を軽く動かしたり、肩を回したりして身体が痛まないことを確認する。しかし、そこで暴漢相手に咄嗟とはいえ自分の愛銃で頭を殴りつけたことは少し反省しており、バレたらエライ事になるな・・・と心に留め。)

こんなナリしてるから金目の物持ってると勘違いされるんだよな・・・俺の所持金、あんま無いんだぞ・・・。

(ホットグラスに口をつけて呆れたように呟く。見るからに上質なコートを来ていれば"どうぞ襲ってください"と言っているようであまり好ましくは無いのだが動きやすさや、吸血鬼からの攻撃に耐える耐久性は買っており脱いで行動するという考えは出たこともあったが捨てていたようで)

ーーーーーーーーー

大丈夫ですよ!投稿間違いなんて誰でもやってしまいますし、自分も過去に同じことをやらかした記憶が・・・。あまり重く考えないで下さい!

  • No.54 by Claus Burton  2021-03-21 19:37:52 



それなら良かった、南側は娼館なんかも多いし治安はあまり良くないからね…任務で行く時は気をつけた方が良い。

(暴漢相手に事も無げに急所を突いてダウンさせたのだろうと思えば、怪我が無くて何よりだと少し笑って。エリア内で最も治安が悪いのは恐らく娼館なども立ち並ぶ南側で、店の雰囲気もなんとなくこの辺りとは異なる気がする。その分夜の仕事をしている女性に取り入り易く狩りがしやすい場所であるのもまた事実。反対にこのBarのある中央エリアは、大通りが明るく店も賑わっている事もあり滅多に被害は出ていない。南側での任務の際は特に気をつけた方が良いと伝えつつ、相手の嘆きには可笑しそうにふふ、と笑みを溢して。)

──まあ、このコートは上質だからね。そうは言っても、多分信じて貰えないよ。

(上質なコートを着て命の危険と隣り合わせの仕事を熟すハンターは、町民から見ればさぞかし高い地位の、金のある人間に見えていることだろう。所持金が少ないと言ったところで信じてもらえはしない筈だと笑って。自分にとっては、命を守る服と言っても過言ではないコートは、今や着ていないと不安になる程その効果に依存している。このコートを纏って居れば、誰も自分を吸血鬼とは疑いもしないのだから。手にしたグラスを揺らして、中の氷が音を立てる様を眺めつつ紅い液体を飲み干して。)

──────

ひとつ前のレスの投稿後に気付きました。
誰にでもあり得る事ですから、どうかお気になさらず。削除要請もして頂きありがとうございます。

  • No.55 by Theodore Glory  2021-03-21 20:17:27 



(自分の嘆きを笑われたことを察するとじろ、と恨みがましい視線を向けるが相手はなんてことも無いような様子で。その様子を見れば拗ねたように頬杖をついて反対側を向くと残り少なくなってきたホットワインをちびちび飲みながら襲われた時の内心を告げる。確かに、あの時は疲れていたので最初は穏やかに終わりにしようとしたが自分たちハンターの待遇が気に入らない層が少なからずいるのも確かでいつも穏やかには終わらない。吸血鬼の恐怖に日々晒されている一般人達は減ることの無い被害に不満を持っているだろうし、その恐怖をハンターに向けて昇華しようとしている。その事実受け止めていかなければならないと日々かみ締めていて)

あぁ、気をつけるよ・・・全く、最初はちゃんと話し合っておかえり願おうと思ったんだが、嘘つくんじゃねえ!って怒鳴られてさ・・・無駄な体力使った気がする。

(態とらしく言ってはみたものの、相手の静かな声色に寂しさのようなものを感じ取れば顔を向けジッと表情を読み取る。相手はこのコートに酷く思い入れがあるような気がして、頬杖を着いていた手とホットグラスを持っていた手を入れ替えて相手を見つめ)


ーーーーーーーーー

了解しました!

  • No.56 by Claus Burton  2021-03-21 21:48:19 



災難だったね、…確かにハンターを快く思わない層も多いけど、この姿に信頼を置いている町民も多い。難しいよね、

(相手の話を聞く限り、絡んで来たのはハンターの待遇を快く思わない人間のよう。吸血鬼に対する恐怖や憎悪心を強く抱いている人ほど、被害が起きるたびにハンターを責め立てたい気持ちになるのだろう。ハンターを嫌う人間も少なくはないが、同時にハンターに対して絶対の信頼を置き憧憬の眼差しを向ける者の方が圧倒的に多い事は知っている。このコートに袖を通すようになってから初めて知る世界だった。人々の感情の狭間で、様々な想いを背負い身を賭して働くハンターは、改めて相応の精神力が必要な職業だと感じて。彼らを動かす最も強い原動力は“憎悪”なのだろうとぼんやりと考えていては、此方を見つめる相手の淀みない視線に気がついて、一瞬思考を読まれているような感覚を。「…何?」と首を傾げつつ、グラスに残っていたカクテルを飲み干して。)

  • No.57 by Theodore Glory  2021-03-21 22:17:47 


そうだな・・・。
クラウスは・・・、・・・いやすまん、何でもない。

(相手の言葉に同意してから、一体何を聞こうとしたのだろう。口を一度開いて相手の名前を呼んだが何を聞けばいいのか分からず、またそこまで相手に踏み入って良いのかも分からず謝罪し口を閉じると視線をカウンターへと向ける。変に会話が途切れてしまったため気まずい空気が自分の周りを包み、視線をカウンターからグラスに残った葡萄色の液体へ向ける。既に熱は冷めておりぬるめのカクテルを煽るとグラスを奥へと押し「チェックを」と告げる。)

悪い、朝早いからもう帰るな。

(素早く会計を済ませればコートを持って立ち上がる。どこか逃げるような仕草に自分でも何をやっているのかと、考えるが頭よりも先に身体が行動してしまい止めることが出来ない。そのまま返事を待たず相手に別れの挨拶を告げると足早に扉をくぐってBarを後にし)

また明日。おやすみ、クラウス。

  • No.58 by Claus Burton  2021-03-21 22:59:03 



…おやすみ、テオ。

(相手が自分の名前を呼んだ後の間に、一瞬鼓動が早くなるような緊張感を感じたのは何故だろうか。彼が何を口にしようとしたのかは分からなかったが、自分の異質な空気を敏感に感じ取っての事だったのかもしれないと思えば相手の瞳をじっと見つめて言葉を待つ事は出来ず、空になったグラスに視線を落として。彼がそれ以上言葉を紡ぐ事はなく、朝が早いと言って立ち上がった相手を静かに送り出すと、煙草の煙を宙に吐き出して。
満月の夜が近いからだろうか、日に日に明るくなる月の光を見ると喉が渇く気がする。しかしハンターが目を光らせている今、連日狩りを行うのは危険だと判断し、その日もBarへと足を運んだ。無意識に酒でその乾きを癒そうとしたのか普段よりも早いペースで酒を頼み、相手が店に来るよりも前にふわりと熱を孕んだ様な気分になっていて。カウンターに頬杖を突いた体勢が僅かに崩れて微睡んでいると、マスターが水の入ったグラスを差し出してくれて「ありがとう、」と礼を述べて。)


  • No.59 by Theodore Glory  2021-03-21 23:51:46 



(Barを出たときには歩いていたスピードが徐々に早歩きになり、家に着く頃には走っていた。バタバタと慌ただしげに家に入れば玄関を背にズルズルと座り込む。走ったせいで荒くなった呼吸を深呼吸して整えれば膝を曲げ両腕で頭を抱える。自分の身を守るかのように小さく体勢を整えれば自分の中で勝手に動いてしまう体と、ぐちゃぐちゃに絡んだ思考にぐっと歯をかみ締め苦しそうに呟く)

・・・なに、やってんだ俺は・・・っ!

(最近、相手のことを考えると自分が分からなくなり余計に思考が絡み合ってくる。目を閉じ落ち着かせようとするもざわざわと胸の中は治まらなかった。
ふと気がつけば窓の外から街の人が生活を始める音が聞こえてきて朝が来ていたことを知る。重い頭と体に鞭をうちのろのろと起き上がればシャワーを浴びようと浴室へ向かうが、鏡に写った自分の顔は酷く、血行が悪い。鈍い動きで身支度を整えれば同じ任務に向かう同行者が訪ねてきて怪訝な顔をされながら準備を手伝われる。正直任務に挑む気はなくサボってしまいたい気持ちが多かったが同行者に手を引かれ車に乗り込み、道すがら任務の内容を話される。窓の外を見ながら聞き流していれば適度な揺れに眠気が襲いいつの間にか眠ってしまっていて、同行者に叩き起され憎まれ口を叩かれれば「はいはいはい」と適当に流し怒られた。任務は夜までかかったが滞りなく終わり、頬に僅かな切り傷を作って終了した。怪我を負ったことに同行者は「もっと真面目にやれ」と苦言を呈したが耳が痛く、聞いたフリをしていればまた怒られ脛を蹴られて痛みに顔を歪ませて。
家の近くまで送られるとふらりと歩き出しBarへと向かうが相手となんて話せばいいのか分からずその足取りは重く、店の前へ着いても中に入る勇気が出ずしばらく悩んでから扉を開けて)

  • No.60 by Claus Burton  2021-03-22 00:42:50 



(今夜、彼は来るだろうか。些細な空気の変化や表情の変化に敏い相手の事、吸血鬼とハンターという間柄である以上、深入りすれば危険な事は頭では理解していた。人間に対して特別な感情も、哀れみさえ抱いた事は無かったというのに、それでも彼と此処で過ごす時間を楽しみにしている自分が居た。己の保身の為には付き合わない方が良い、彼が何かを察する前に距離を置くべきだ、人間に情けを掛ける必要も無い、自分は彼に最も憎まれている存在なのだから。そんな事は分かっているのに、いつものようにドアベルが鳴るのを、彼が隣に座るのを待っている自分が居た。昨晩気不味い思いをさせてしまったようだし、任務も忙しそうだったため今日は来ないかもしれない。そんな事を考えながらもドアベルが鳴るのを待っていれば、やがてカクテルに入った氷が溶けて、薄い色の層を作る。渇きを満たすように酒を流し込んだものだから、気付けばカウンターに肘を突いたまま目を伏せ、眠り込んでいて。)

  • No.61 by Theodore Glory  2021-03-22 06:35:44 


(顔を俯かせながら店内に入り、ゆっくりと顔を上げる。相手の鮮やかな碧色と目を合わせるのが気まずく視線はウロウロとさ迷わせてしまったがカウンターのいつもの位置に座り、眠り込んでいる相手を見つけると少しだけほっとした。気まずいのならBarに来なければいいのに、赴くのは相手との空間を楽しみたいがためだった)

・・・寝てるのか。

(眠っている相手を起こさないよう静かに椅子に座れば目の前のマスターにモヒートを頼むと相手の横顔を眺める。相手の端正な顔立ちをジッと見つめていればマスターからモヒートと共に絆創膏が差し出される。マスターに顔を向ければ傷のある頬を視線で射抜かれ「・・・ありがとう」と述べ傷を覆う。この傷は任務先で吸血鬼の爪がカスっていたものだったが血は乾いており、少しピリピリ痛む位だった。いつ相手が起きるだろう、起きたらまず昨日のことを謝ろうと考えながらカクテルを飲み、相手が目を覚ますのを待って)

  • No.62 by Claus Burton  2021-03-22 08:34:52 



──…テオ、?…今日は来ないかと思ったよ、…

(微睡の中で相手の話す低い声が聞こえた気がした。同時に同族のものではない人間の血の匂い、匂いにも敏感になっているのかもしれない。瞼を持ち上げると隣に座る相手の姿を緩んだ視線で捉え、相手に声をかけると少し微笑んで。前のめりに崩れていた身体を起こしつつも眠気はまだ抜けず、何処かふわふわとした熱の中に居るような感覚。酒には強い筈なのに、今日はペースを上げ過ぎてしまっただろうか。氷が溶けて薄まってしまっていたカクテルをひと口に飲み干すと、そのまま水を口にして。昨日はかなり疲れている様子だったが、続け様の任務は大丈夫だっただろうか。相手に視線を向けると頬に貼られた絆創膏に気付き、この血の匂いは相手のものかと思えば徐に相手の頬に手を伸ばし、指の腹で軽く絆創膏を撫ぜる。良い香りだ、と思った、彼の血を口にしてみたい、とも。アルコールによって本能に忠実になっているようだと、そんな邪な考えを押しやりつつ手を離すと、相手に労りの言葉を掛けて。)

続け様の任務で疲れただろう、…酷い怪我じゃなくて良かった。

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