吸血鬼 2021-03-16 10:45:12 |
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(顔を俯かせながら店内に入り、ゆっくりと顔を上げる。相手の鮮やかな碧色と目を合わせるのが気まずく視線はウロウロとさ迷わせてしまったがカウンターのいつもの位置に座り、眠り込んでいる相手を見つけると少しだけほっとした。気まずいのならBarに来なければいいのに、赴くのは相手との空間を楽しみたいがためだった)
・・・寝てるのか。
(眠っている相手を起こさないよう静かに椅子に座れば目の前のマスターにモヒートを頼むと相手の横顔を眺める。相手の端正な顔立ちをジッと見つめていればマスターからモヒートと共に絆創膏が差し出される。マスターに顔を向ければ傷のある頬を視線で射抜かれ「・・・ありがとう」と述べ傷を覆う。この傷は任務先で吸血鬼の爪がカスっていたものだったが血は乾いており、少しピリピリ痛む位だった。いつ相手が起きるだろう、起きたらまず昨日のことを謝ろうと考えながらカクテルを飲み、相手が目を覚ますのを待って)
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