BL 血液型擬人化(人数制限あり)

BL 血液型擬人化(人数制限あり)

AB型   2019-08-08 01:31:39 
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▲ロルは中~長
△本体様同士の喧嘩は×
▲置きレス形式


四つの血液型が四人の魅力的な男の人に擬人化して?!


一つ屋根の下で共同生活を始めたらしい。


〔募集〕

①A型
②B型
③O型
④AB型←管理人がやります


Pfテンプレート

名前
年齢 20歳~
性格
容姿
備考


>>1 主プロフィール




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  • No.2585 by 飯山 駿  2020-07-05 13:56:31 


>>2584 晃太

ああ…隅々まで洗ってくれる約束だもんな。ベッドまで我慢出来なくて何回戦もしちゃうかも。…ッ…気絶するくらい晃太を感じさせてほしい。

(“寝かせて上げられない”と意地悪細められる綺麗な目元にゾクゾクと背筋を震わせながら温かい口内に含まれる指先に僅かに肩を揺らして、湧き上がる劣情を鎮める。お預けをさせたのは自分なのにこんなにも欲しくなってしまう自分の欲深さに内心苦笑しながら“何回戦も…”と冗談半分に笑って。それからは彼の裸体にドキドキしながらも気持ちを切り替えて「そうだな…今日は半熟の目玉焼きトーストが食べたい。あと珈琲…俺も着替えてくるよ。」朝食のリクエストを取ってくれる彼に食べたいものを告げてグッと伸びをしてはベッドから抜け出して彼の頭を撫でたあとに自分の部屋へ着替えに向かい、いつも通りの幸せな朝の時間を過ごして──…)


_________


(数日後のとある午後、今日は午前中から外勤でドラマの撮影現場で働く人達を取材に大野と里山と来ていて順調に職務を進めて後は会社に戻るだけと言うところ。大野のドジも今日はそこまでなく良かったと3人で話していたところだった。ギシィ──と嫌な、不気味な音が頭上からして、ああ…なんかこの音聞き覚えがあると悪寒が走る。あの時は彼の文化祭で彼が自分を庇ってくれて…そんな記憶が脳裏を過り視線を上に移すと天井から吊るされる照明機材が今まさに落下しようとしていて…それは自分の頭上ではなく…「── 大野ッ!!」体が反射的に動き、ガシャンッと嫌な音がしてそれからは記憶が曖昧。痛みはなくピーーと酷い耳鳴りの奥で周囲がざわつく声がして……その中でも真っ先に何故か彼の顔が浮かび“晃太”と音は無く重たい口元を微かに動かしたところで意識が途切れて……)


(大野を庇い照明機材の落下事故に巻き込まれた自分はあの後すぐに救急車で病院に搬送。目立った外傷は無かったが落ちてきた場所が頭部で軽く切ってしまい包帯が巻かれて未だ意識が戻らぬ状態。とはいえ医師も暫くすれば目覚めるだろうと。大野は精神的に不安定になっていたため迎えにきた笹本と共に会社へ残り、病院には里山が残っていて。病室は個室で里山は一度病室の外へ出るとスマホを取り出して彼のトーク欄を開き【緊急だから挨拶はなしで。今飯山さんが取材先のトラブルに巻き込まれて病院に居る。今は意識はないけど早ければ今日の夜には目が覚めるらしい。○○病院の506号室、怪我は大したことないから安心して、俺も暫くは居るつもりだから晃太くんも焦らずに来る時は落ち着いて来てね。】と電話か迷いメッセージを送信して)




( / 上は蹴り可です!こちらもスルーOKです。)

  • No.2586 by 山田 晃太  2020-07-05 19:23:12 





……、……

(里山からのメッセージを確認し直ぐ様、タクシーを呼び大学を出る。シェアハウスに戻っている時間はない。呼んでいたタクシーに校門からすぐに乗り込み、彼がいるといる病院へ向かい。落ち着いてなんて無理に決まっている。愛しい彼が事故に巻き込まれて意識がないなんて。夜に目覚めると聞いてホッとはしたがやはり心境は乱れている。病院に辿り着き料金払いタクシーから降りると病院の入り口にいる里山の姿に歩みより「……病室は506号室だよね。一体何があったの?いや、そんなことより駿さんの側に行きたい」理由を里山に問おうとしたがそんな時間も惜しくて早く彼の側に行きたいとそのまま脇を通りすぎて自動ドアを通り抜け病院の中に入って)





  • No.2587 by 山田 晃太  2020-07-05 19:31:07 




(/あぁああ…!アンカー抜けてすみません!>>2586>>2585 駿さんです!早く駿さんのいる病院へ向かわせたくて…!ほんとにすみませんでしたぁっ!(此方蹴って下さい!))



  • No.2588 by 飯山 駿  2020-07-05 20:43:12 


>>2586 晃太

『晃太くん…分かった。事情は移動しながら話すよ。今日取材先の照明機材の取り付けが悪くて大野の上に落ちてきたんだ。でもそれを飯山さんが庇った。幸い機材は大きいものではなかったから怪我をしたのは頭だけで大事に至らなかったけど、少し打ちどころが悪かったみたい。…でも傷も残らないし目が覚めれば入院する必要もないって…と、着いた。』

(里山は彼の姿を見受けるといつものようにからかったりせずに真面目な顔で頷くと彼の後を追って病院内に入り、少し足早にエレベーターに乗り込んで病室に向かいながら事情を話す。そうこうするうちに506号室にたどり着くと里山は足を止めて『俺は此処で待ってるから。…飯山さんのことよろしくね。晃太くんもあまり気負いすぎないように。』里山は幾分優しい声で微笑むと扉は開けずに彼の肩をぽんと叩いて。病室内ではカーテンに囲まれたベッドで頭に包帯を巻かれた自分が静かに眠っていて)




  • No.2589 by 山田 晃太  2020-07-06 04:44:19 


>>2588 駿さん

…そう…教えてくれて、ありがとう…里山くん。

(自分に着いてきて彼に何が起こったのか、それと容態を教えてくれる里山と共にエレベーターに乗り込み。気が気でなかったが何が起こったのかと彼の容態を話して貰えたことは少なからず自分を安堵させる。しかし小さいとはいえ、彼の頭に器材が落下したという事実に胸は痛んで。落ち着いては見えるが里山も、庇われた大野もその胸の内にあるのはきっと…。いつも通りに笑えているかは分からないがこれ以上気を使わせたくはなく、礼を紡ぎ笑ってみせて。すぐに彼のいる病室の階に着いては開かれたエレベーターから降りて。506号室と書かれた病室の扉の前に里山と二人で来るも、外で待っていると優しい声で肩を叩かれれば「…ん…ありがとう…里山くんもね」そう笑顔で口にしては扉に手を掛け中へと入って。扉はゆっくりパタンと閉まり、視線の先には頭に包帯を巻いてベッドへ横たわる彼の姿。表情から笑みは消え、ギシリと胸は重く軋み痛みを紛らわせるように胸元握るもすぐに彼の元に歩みより。その白い頬に唇に伸びた手は指先はそっと…そっと触れる。…温かい…ちゃんと…温かい…。彼はちゃんとここに…いる。目頭が熱くなり自身の頬を伝う雫を手の甲で拭っては先程まで里山が使っていたのかパイプ椅子がそのままになっていて腰を下ろす。布団の中に手を忍ばせそっと掴んだのは彼の手。手繰り寄せ両手で包み込み自らの額へ軽く押し当てふーっと長く息を吐き出して。安堵感と今だ軋む痛みを抱きながらも彼がここに居てくれることが幸せで。人の命は容易く消えてしまうから…自分はそれを身に染みて分かっているから…。彼の姿を見るまで本当に不安だったのだ。彼が目覚めたらシェアハウスに帰って…彼が食べれそうなら温かいスープを作ってあげたい…そう思いながら眠る彼を見つめて)      



  • No.2590 by 飯山 駿  2020-07-06 08:14:42 


>>2589 晃太

───……

(時刻は既に日が丁度落ちたころ、彼が駆けつけてくれたことなど知らずに今自分は深い眠りの中。白い靄が掛かった上下左右も分からない果てしなく広がる暗闇を彷徨っていた。ああ、これは夢なのだと理解して目覚めようと瞼に力を入れるも敵わない。最近はずっと仕事付けで帰ったらあの男の相手をしなければいけなかったから疲れが溜まっているのかもしれない。こんなにどっぷり眠れているのは久しぶりだしこのまま寝てしまおうかと…“最近”は良く眠れているはずなのにと疑問が一瞬過るも、それはすぐに消えて暗闇に身を委ねようとして。その時、温かな手に片手を掴まれる。白くて細いその手は少しひんやりしていたが何故か心の内側までじんわりと温めてくれて。自分はこの手を知っている。でも何故だろう、泣いているのだろうか。寂しくて悲しい感情も伝わってくる。それと同時に断片的に肉まんを一緒に食べたりギターを引いたり山登りをしたりと記憶のピースが流れ落ちてきて。しかし肝心の自分と一緒にいる誰かの顔が黒く塗りつぶされていて、自分がその誰かの名前を呼んでも其処だけノイズが入って聞き取れない。誰だろう…でも自分はこの手を掴み返さなければならない気がする。泣かなくていいと笑って沢山頭を撫でてやって─……「ン……此処は…、」すぅと緩やかに浮上する意識。見慣れぬ白い天井とアルコール消毒の匂いにぼんやりしながら繋がれた手を辿りその人物の顔を見る。まだ視界は歪んでいたがこうして手を握ってくれる人物は一人しかいない。でもいつぶりだろう。こんな優しく握ってくれるのは。力の入らない指先を震わせながら弱く微笑み「…健二…、どうしたんだ手なんか握って………!…あ、えっと悪い…人違いを。」自分の恋人だと思って語りかけたが焦点が定まりその人物の顔がはっきりと見えると見知らぬ綺麗な顔立ちをした“青年”がいて驚きで目を瞬かせる。咄嗟に謝って嫌な胸騒ぎを感じながらその青年を訝しげに見て「…その、悪い…お前…誰だ?」何故この青年は自分の手なんて握っているだろう。不快は不思議とないが、怪しすぎると今までに彼に向けたことのない警戒の眼差しを向け、無自覚ではあるがあまりにも心無い言葉を彼に浴びせて)




  • No.2591 by 山田 晃太  2020-07-06 09:11:51 


>>2590 駿さん

……え……あ……し…っ…俺、は……貴方が事故に遭った現場にたまたま、居合わせて…目の前であんな光景見たから…心配で…貴方は事故にあって今病室にいるんです…。


(意識が目覚めたのだろう。自分の手に震える指先の感触を感じて彼の瞳は開く。弱々しく微笑むその唇は──自分の名前ではなく“健二”と元カレの名前を口にして。自分を見る彼の瞳がその物言いが普段とはあまりにも違う。そして決定的な一言に目を見開いては心臓が握り潰されるように痛み苦しくなって目の前が真っ暗になっていく──頭の中も心の中も一気にぐちゃぐちゃになっていきながらも握っていた手を離す。その時、指先は抑えようとしても抑えられないくらいに震えてしまいそれを反対側の手で掴んでぎゅっと握る。何か言葉を発しないと…でも…何て言えば良い…?彼は頭を打った…だからこれは…一時的な記憶の欠如…そう思いたかった…。でもこんなぐちゃぐちゃになっても確実に言えるのは──“今の”彼が必要としているのは…側にいたいと想うのは……──自分は知っていたはずなのに、分かっていたはずだ…“永遠に変わらずに続く関係”そんなの…ないんだって…分かっていたのに…。今の彼に自分が何者か説明してもきっと伝わらない…理解されない。それどころか余計に混乱させてしまう…苦しめてしまう…。そんなことは絶対にさせない。口を開こうとするも思考と口が通じ合っていないかのように乾いた音が漏れた。咄嗟に呼ぼうとした彼の名前も呼ぶことは出来ず口元を手で覆って。でも頭は何とか動いてくれた。今の彼が自分に感じている警戒心を少しでも和らげる言葉を彼に伝えて。今の彼の中に自分は…“晃太”はいない──これで良いんだと笑み浮かべ「外に貴方と同じ職場の人もいます…貴方の目が覚めたら声掛けるように言われていたんです…ちょっと待ってて下さいね。……貴方が無事で…本当によかった…馴れ馴れしく手握っちゃって…すみません…」パイプ椅子から立ち上がりながらそう言葉を続けては視線を彼に交わらせ心からの言葉と手を握ったことの謝罪を述べて扉へ向かって。そのまま扉に手を掛けると病室から里山がいるであろう廊下へと出て静かに扉を閉めて。心が悲鳴を上げているのは見ないフリ聞こえないフリをして蓋をして。里山に今の彼の現状を説明しては「……きっと彼の記憶は退行してる…健二さんに会いたがるでしょうけど…少し時間が欲しい。俺のことはたまたま現場に居合わせた通行人ってことにしてるから余計なことは言わないで…彼を不安にさせたくない。暫くは川本さんとか彼が安心できる人の所に…。彼の着替えとかは準備して俺が渡すよ…その他諸々のこともお願いします」自分には自分の出来ることを…しないととそう思いながら今にも崩れてしまいそうになる体を奮い立たせて里山に頭を下げると足早に脇を通りすぎて)




  • No.2592 by 飯山 駿  2020-07-06 10:56:25 


>>2591 晃太

事故……そう、だったんですね。すみません。…って大丈夫ですか?手が震えて…、あ…ちょっと!……、

(見知らぬ彼から告げられた事実、全く身に覚えがないことに戸惑いながら助けてくれた恩人に警戒の目向けてしまったことを敬語に変えて謝るも、彼の表情や手の震えを見て瞠目して。同時にズキリと頭に刺すような鈍痛がして眉を寄せてはキリキリと痛む胸に片手を当てる。なんだ、この胸の痛みは…彼とは初めて会ったはずなのに酷く落ち着かない…そう不審に思ううち、彼が切なげな笑顔を浮かべて次の言葉を発して止める間もなく出ていってしまい。去り際に彼の左薬指に光るリングに何故か目を奪われてはまた痛み出す頭を押さえては短く息を吐き出す。──泣きそうだった。そう思った時に自分の左手に光る指輪の存在に気付いて…)


『あ、晃太くん、飯山さんは…って記憶が?……ちょっと待った。着替えは渡すってまさかこの後飯山さんに会わないつもりなの?晃太くんがショックなのは分かるけど身を引こうとか考えてないよね?……俺は健二さんとの話は川本さんから少し聞いたくらいだけど関係は終わってるって聞いてる。……晃太くんがもし“駿さん”のためを思って離れるつもりなら俺は手を緩めないよ。』

(病室の外で待っていた里山は彼が出てくると声を掛けようとするも彼の話を聞いて驚愕して。理解が追いつくのに数秒要したが咄嗟に去ろうとする彼の手を掴んで引き止めては少し険しい表情をする。今の彼が酷く傷ついて狼狽し、追い詰められながらも飯山を想い、感情を押し殺しているのは理解できたが、“誤魔化す”のなら彼の考えもはっきりとさせなければならない。記憶が戻るまで飯山と距離を置くのか…それでは彼の心の行き場は何処になるのか。今の飯山を支えられるのは悔しいが一人しかいないのを知っている。色んな感情が交錯するも敢えて煽るような言葉を選んで彼が今何を想いどうしようとしているのか聞き出そうとして、手を掴む力を強めてきつく見据えて)




  • No.2593 by 山田 晃太  2020-07-06 13:21:24 


>>2592 駿さん

…関係が終わっていたって…今、彼が側にいて欲しいと想うのは…俺じゃない。名前も顔も知らない俺が…側にいたら…彼は落ち着かないだろうから…いや、それだけじゃない…俺が駿さんに酷いことをしてしまいそうなのが…怖いんだ…、



(通りすぎようとした自分の腕を里山は険しい顔で掴む。立ち止まり、里山の言葉に耳を傾ける。…自分だって離れたくはない。本当は今すぐにだって家に連れて帰って…彼を誰の目にも触れさせないように…部屋に閉じ込めて…ゆっくり…時間をかけて…俺のことを呼び起こしたいって…それを…そんな狂気じみたことを容易く実行出来てしまえる自分がいる…それが…怖い…。でもそれは絶対にしちゃいけないし…絶対にしない。自分が出来ることは彼の望みを叶えること。彼がすぐに自分を思い出す保証はないし先程、自分の変化に眉間に皺を寄せた様子に記憶が呼び起こされそうになるがそれを阻止するような働きが起こっているのではないか…。もしそうなら…彼は思い出したくないのでは…ズキリとまた痛んだ胸にも気づかないふりをする。色々な思いが交差するも里山を見つめて言葉を紡いで。「健二さんにコンタクト…取るつもり。俺は彼の望みを叶えたい…彼の記憶が退行したのもきっと…健二さんに何らかの思いがあるからだと思うから…とりあえず川本さんに連絡を取って貰える?…駿さんを早く安心できる所で休ませてあげたい。それ(川本さんとのやり取り)見届けてから俺、服取りに行くから」そう続けると里山も渋々川本へ連絡を取ってくれているのを静かに待ち。『…そうか…事情はわかった。でも今日は俺んち無理ー。死ぬほど散らかってるからー。明日は大丈夫だから、今日は晃太くんとシェアハウスに帰って貰ってー。飯山には健二が中々捕まらないのとあの家の鍵も無くなっちゃってるから、とりあえずは晃太くんの家に一晩泊めて貰うって流れで飯山にはメール入れとくから。んじゃまた明日ー』里山のスマホから聞こえてきた川本の声に固まって。彼がこんな状態なのに…どうして…いやでも本当に足の踏み場がないのかもしれないし…。もちろんこれは川本なりの気遣いなのだが、酒に酔った時のような間延びした話し方がどうにも残念である。だから自分も気づいてはいない。呆然としつつも決まったものは仕方がないし何より、自分が彼に酷いことをしないかと彼がリラックス出来ないのではとの懸念があるだけで彼と一緒に居られるのは寂しさも苦しさも同居するがやはり嬉しく感じてしまう。自分を覚えていなくても彼は彼…。自分が愛している愛しい彼そのものであるのは変わらない。…気持ちを切り替えろ…。きっと顔も名前も知らない他人の家に行くことになったことを彼は気にするだろう。自分の部屋で彼には休んで貰い、自分はリビングのソファを借りようと思いつつ…彼の緊張等を少しでも和らげられるように努めようと心に決めて) 





  • No.2594 by 飯山 駿  2020-07-06 15:17:34 


>>2592 晃太

『じゃあ今夜は晃太くんに飯山さんお願いするから。…ただ記憶を混乱させたくないならスマホは壊れたことにして回収したほうがいいかもね、多分君との写真とか思い出が沢山詰まってるでしょ。それ見たら記憶がなくても恋人同士なんじゃないかって疑うと思うから。…あと健二さんの連絡先は同期の川本さんあたりが知ってるはず。…ひとまず事情を飯山さんに話してくる。まぁ…俺のことも忘れてるだろうけどね。』

(里山は彼の話を痛ましげに聞くもその決断を聞き入れて頷き、すぐさま行動に移るとスマホを取り出して川本に何やらラインを送る。そして一旦シェアハウスへ泊まる経緯を飯山に話すために声が聞こえるよう扉は開けたままにして病室内へと戻って。数年前に記憶が後退した自分は当然ながら里山が誰であるか分からなかったが、自分が一時的に記憶を失っていることを告げられ、後から入ってきた医師にも告げられたため疑うことはなく。『さっき飯山さんの傍に居た子居ましたよね。あの子、偶然川本さんの知り合いで信頼出来る子なので今日はその子の住んでるシェアハウスに泊まって貰います。…これ証拠のメールです。』そう言って里山は自身のスマホに川本から送られてきた辻褄合わせのメールを見せるとその間にさり気なく飯山の荷物から飯山のスマホを回収。自分はそのことに気付かずに不安や戸惑い、疑問はあったが小さく頷いて聞き入れることにして。それから自分が医師からの説明を受ける間に里山は彼の元へ戻り『はい、これ飯山さんのスマホ。見てロック画面、君の横顔じゃない。…ご飯作ってるとこ?…愛されてるんだね。音はサイレントになってるっぽいから鳴らないと思う。あ、此処にはタクシーで来てたよね。俺車出せるけどシェアハウスまで送るよ。』里山はスマホのロック画面を見せると嫌味ではなく本心からの嫉妬混じりの優しい微笑みを浮かべる。幸い仕事中はサイレントモードにしているため通知が来ても鳴ることはない。里山はスマホを彼に差し出しながらこの後シェアハウスまでの送っていこうかと申し出つつ彼の反応を窺って)






  • No.2595 by 山田 晃太  2020-07-06 17:53:21 


>>2594 駿さん

……、……そう言うの…勝手に見ちゃダメだと思う…、
 
(里山は自分の話を聞いてくれて受け入れてくれた。そして自分と同じく彼に忘れられてしまっている身でありながら自分に協力してくれる里山には感謝してもしきれない。自分の代わりに彼にこのあとのことを話してきてくれると言われ、頷きその背中を見送り。自分にも会話が聞こえるように扉は開けたままにしてくれて中に入る里山の配慮のおかげで中で二人が話す声が聞くことが出来て。医者もその後、入っては入れ替わりで里山が病室から出てきては先程話していた通りに彼のスマホを回収してきてくれていて。差し出されるスマホのロック画面に映っている自分の姿を告げられ視界に入ってしまえばきゅっと胸が甘く締め付けられて。嬉しさはもちろんあるが、何だか故意にではないが勝手に恋人のスマホを覗き見た気持ちにもなり受け取りながら気まずさと気恥ずかしさで視線を逸らして。しかし今の現状を思えばまた気持ちが消沈してしまいそうになるが、記憶を失う前の彼が自分を大切に想っていてくれたことは確か。それは日々感じていたが更にその深さを知っては大事な宝物のようにそっと胸に抱き締めてから彼のスマホを鞄の中に仕舞って。すると里山はこれから帰るのも車を出してくれると申し出てくれ。里山自身も辛くないはずないのにこうも親切にしてくれるなんて、やっぱり根っこの方はすごく良いやつなのかもと改めて認識して。彼はきっと医師との話で自身の現状を知って不安は戸惑いは大きいはず。しかもこれから向かう場所も今の彼にとっては見知らぬ人の家。緊張もしているだろう。でもあの無機質な病室よりは生活感のある場所の方がまだマシと言える。幸い今日は他の住人も各々出先に泊まると言っていたため我が家であるシェアハウスには誰もおらず自分も変に気を使う必要もない。普段なら深夜帯での調理は御法度だが今日は必要とあらば迷惑をかけずに使える。彼のためを思うなら待つ可能性のある加えて気心しれない人と二人で乗るタクシーより、記憶がないにしろ同じ職場の人間である里山の車の方が彼にも良い気がして。「…ごめん里山…お願いしてもいいかな?頼ってばっかりで申し訳ないけど…正直彼の状態を考えたら、タクシーを待つ時間すら惜しい。お願いします」眉を下げながら申し訳なさそうに謝っては深々と里山に頭を下げてお願いをして)




  • No.2596 by 飯山 駿  2020-07-06 19:06:03 


>>2595 晃太

『ま、そうだけど見たのは偶然だよ。マナーモードになってるか確認する時に見ただけ。…お安い御用。言っておくけど晃太くんが油断してたら俺、本当に駿さんのこと取っちゃうかもしれないから。』

(里山は彼の指摘に全くその通りだと肩を竦めるも反省する素振りはなく、彼が大事にスマホをしまう様子を目を細めて見守り、運転も快く頷いて。ただし、そこから茶化すことも忘れずに本気とも冗談とも取れる声色で舌先をベッと少し出して笑い。その時丁度医師が病室から出てきてもう帰宅しても構わないと告げられて。『じゃあ行こうか。…あと飯山さん指輪には気付いてたみたい。外してはなかったけど不思議そうに触ってたから。…とりあえず挨拶、俺は荷物持つから飯山さんに挨拶して車まで体支えてくれる?帰宅は許されたけど一応安静にって話だから。』言うが早いが里山は病室の扉開けて彼の手を取り飯山の前まで歩いていき『飯山さん、さっき話してた子。山田晃太くん。』とにっこり笑い。自分はもう帰ってもいいとのことでベッドの端に座っていて丁度立つところ、先程妙に引っ掛かっていた彼がまた目の前に現れるとゆっくりと顔を上げて視線を合わせる。やっぱり…初めて会った気がしない。不思議な気持ちになりながらベッドに手を付いてふらりと立ち上がると彼の前まで行き「…飯山駿です。現場でもご迷惑おかけしたのに今日はお世話になるみたいで…、よろしくお願いします。」今の自分の態度が彼を傷つけるかもしれないなんて微塵も思わず他人行儀で微笑むと軽く頭を下げて。里山も流石に見てられないなと思ったのかスッと視線を逸らして)




  • No.2597 by 山田 晃太  2020-07-06 20:57:35 


>>2596 駿さん

……本当に下心は欠片もなかった?…ふふ…取れるものなら…取ってみたら…?なんて、ね…。

(肩竦める里山は反省する素振りはないように見えて。何だか変わらない里山の態度に元気を貰えてはにっこり黒い笑み浮かべて。行こうかと告げられる。ペアリングの指輪に彼は気づいていたと徐に教えられ、しかもそれを外していないと聞いてトクンッと鼓動は跳ねて。後で外してしまうかもしれないがたまたまかもしれないが…その事実に胸は温かくなって。安静の指示が医者から出ている彼を自分が肩を貸し、里山が荷物を持ってくれるとの説明を受けるも自分が何か発する前に里山に手を掴まれ引かれ彼のいる病室へ再び足を踏み入れ。里山に紹介されベッドから立とうとしている彼と向き合って。ふらつきながら立ち上がる彼に咄嗟に駆け寄ろうとするも、何とか立ち上がり此方へと歩いて来た彼は人の良い、でもいつもとは違う距離感の笑みと敬語…他人行儀に軽く頭を下げるその姿にギシリとまた胸は痛んで。しかし表情には微塵にも出さずに柔らかく微笑み返して「いえ…俺の家じゃ落ち着かないかもしれませんけど…貴方に少しでも寛いで貰えたら嬉しいです…此方こそ今日はよろしくお願いします…“飯山さん”…里山くんの車までサポートします。さ、俺に掴まって下さい…貴方が楽なら俺に寄り掛かってくれて良いですから…」此方も頭を軽く下げては顔を上げ微笑んだまま彼に初めてシェアハウスで出逢ったあの日のように彼の苗字を呼んで。そっと自然に彼の体に触れては自分の肩に腕を回させ、優しく声をかけて)


 

  • No.2598 by 飯山 駿  2020-07-06 21:46:07 


>>2597 晃太

(里山は彼の黒い笑みにフフンと笑って返すのみ。そして今は荷物を持ち自分たちの様子を見守っていて。自分はと言えば礼儀正しい彼に好感を持ちつつも“飯山さん”と呼ばれた瞬間酷く違和感を覚える。胸がざわざわと落ち着かない感覚がしたが、きっと脳にダメージを受けたばかりだからだろうとその胸騒ぎの正体には気付かずに。「すみません…えっと山田くん?…あまり畏まるのも堅苦しいし敬語じゃなくてもいいか?」肩を貸してくれた彼の体温と匂い…他人の人肌は苦手のはずなのに何故か安心するが“あの男”のことが気になって、居るはずもないのに周囲を警戒してから再び彼に視線を戻す。僅かに安堵の表情を浮かべてお言葉に甘えて少し体重を預けつつ“山田くん”と呼んで敬語だけは元々の性格で取っ払って微笑みかけ。その後は彼の手助けを借りながら里山の運転でシェアハウスへと。里山は荷物を玄関まで運ぶと彼に向いて『じゃあ、俺は帰ります。…晃太くんも何かあれば連絡して。川本さんの連絡先も知らなければ教えるから、じゃ、また。』明るい調子で笑いつつも一応は彼を心配しているのかパチンのウインクを送ると手をヒラヒラとさせて去っていき。そんな里山を軽く頭を下げて見送っては今も彼の肩を借りていたため、ありがとと言って一度離れて。「立派なシェアハウスだな。…良いところだ。…えっと…山田くん…俺はいきなり押しかけた身だし気遣いは無用だからな。と言っておいて何だけど…水が一杯飲みたい。」来たことのないはずのシェアハウス。でも何故か懐かしく親しみを感じるその場所に微笑みを零しつつ彼を見て、先程から喉が乾いていたため水が飲みたいと気恥ずかしげに願い。こんなこと初対面の人に言うなんて自分の中ではあり得ない。いつもの自分なら相手から飲むか聞かれても“お気遣いなく”と我慢するのに。彼と居ると何故か落ち着く。と彼の心情など知る由もなく答えを待って)




  • No.2599 by 山田 晃太  2020-07-06 22:40:23 


>>2598 駿さん

ええ、もちろんタメ口で構いませんよ。多分…飯山さんの方が年上…ですよね?俺、22歳なので。あと“くん”もいりません、呼び捨てでお願いします。

(こんな会話もまるであの日の再現のよう…。周囲の様子を気にする彼はあの男…元カレの姿を探しているのだろうか…それにしては警戒しているようにも見えることが気にはなって。結局あれ以来彼から健二という男の話の詳しい経緯を聞くことはなく今日まで来てしまったため彼と健二との詳しい関係性は分からずじまい。しかしいないと分かればホッとした笑みを浮かべて自分に身を少しだけ預けてくれる彼が可愛らしくて内心ときめいていて。やはり…彼は彼だ。愛しい気持ちと寂しさが共存する心境でしっかりと彼の体を支えながら人懐こい笑みを浮かべて彼のお願いに頷いては彼と共に里山の車へ。程なくして辿り着いたシェアハウス。玄関まで荷物を運んでくれた里山にお礼を言っては片手振り返し見送り。彼の表情には自然と笑みが浮かんでいる気がする。彼の心境は分からないが緊張がほんの少しでも和らいでくれたのかなと嬉しくて此方も自然と表情を綻ばせ。彼の視線はシェアハウスから自分へと向けられ恥ずかしげな様子でお願いが。「ありがとうございます。良いですよ、ちょうど用意しようと思ってたんです。…よし、鍵開いた…先にどうぞ…?」にっこり笑ったまま頷いては鍵を開け扉が閉まらないよう手で押さえて彼に先に中に入って貰っては内鍵を掛けて。自分も靴を脱ぎながら彼をサポートしながら靴を脱いで貰い、お互いの靴を隅へと寄せて。彼に向き直るとにこっと笑いかけ彼の手をやんわり取ってリビングのソファへと導いてそっと座らせ、少し待ってて下さいと声をかけてキッチンにコップを取りに移動し、冷蔵庫の中のミネラルウォーターを取り出しコップへ注ぎ冷蔵庫に仕舞い。くるくるコップの中の水を回して揺らせ冷えすぎる温度を少しでも和らげてから彼の元へ持っていきそっと差し出して「…はい、どうぞ。あ、俺さっき言った通り…貴方に寛いで貰う気満々なんで、お節介承知で聞いちゃいますね…飯山さん、ちょっとでもお腹空いてません?俺もこれからご飯なんで…と言ってもあんまり入らないから温かい野菜スープ作ろうかなって思うんですけど…よかったら食べません?」ふわりと柔らかく笑み浮かべては緩く首傾けて屈託なくそう問いかけてみて。もちろん無理強いするつもりはない。でも何も食べないのは体に良くないため食べられるなら作ってあげたいと彼を見つめて)



 

  • No.2600 by 飯山 駿  2020-07-07 00:14:00 


>>2599 晃太

ああ、俺は25、って言っても山田くん……山田も変に気を遣わなくていいからな。

(タメ口で良いと言ってくれる彼に感謝しながら早速“山田”と呼び捨てにもさせて貰い彼にも気を張らなくて良いと微笑み。そんなこんな彼の細かな気遣いと献身的なサポートもあって今はリビングのソファに座っていて、彼が水を用意してくれるその背を見ていて。初めて見る姿なのにその姿を見ていると心が和らぐ…と彼と会ってから幾度となく感じたことを胸に抱きながらも、今自分が見知らぬ家で恋人以外の男と2人きりでいることに焦燥感も覚えており。少し落ち着かない様子で室内を見回すも彼が温度を調節してくれた水が入ったコップを渡されるとお礼を言って受け取り「ありがとう。……いやご飯は俺は…、じゃあお願いしてもいいか?俺もあまり食べられなさそうだから野菜スープは有り難い。」彼はご飯も作ってくれる様子。しかし問題が。自分の恋人…健二はドを超えて束縛が強く制圧的な男だ。自分が何処で誰といつ何をしていたかを逐一確認してきて、他の女や男と遊んだり食事したり酷い時は話したりすることも許さない。その癖健二自身は自由で毎日何処で誰と何をしているのか分からない。ただ“女達”が居ることは確かで。そんな健二の束縛もあり一瞬彼との食事を断ろうとするが、なぜだか彼と食事をしてみたいと思った。少し早まる鼓動は健二に対しての罪悪感か、はたまた目の前の彼に抱く不思議な気持ちのせいか…彼に食事を頼みつつ胸を摩ってはふと病室でも気になった彼の左手に目がいき「…準備しながらで答えてくれて良いんだけど山田…付き合ってる奴いるんだな。彼女か?」いつの間にか自分の指に嵌められていた指輪のデザインと似てるなと思うも、偶々だろうと特に気に留めておらず、彼の手作りの指輪で酷な質問だとは知らずに問いかけて)




  • No.2601 by 山田 晃太  2020-07-07 06:00:16 


>>2600 駿さん

もちろんです、そんなに時間はかかりません。少し…待っていて下さいね。

(彼は自分を“山田”と呼び捨て此方にも変に気を使わないようにと言ってくれこくっと頷きながらあの日と似ててやっぱりどこか違うな…なんて思ったのはきっとあの日に何か作ろうかと声を掛けていれば確実に断られていただろうなと感じたからで。それは…彼の…今は眠る彼がそうさせるのか…彼ではないと分かり得ないことを考えて期待してしまう自分がいるのは確かで。手を洗いつつ彼に時間はかからないからと待っていてと伝えては早速準備に取り掛かるも彼からの質問に一瞬その手を止める。…この指輪は自分がクリスマスの日に彼にプレゼントしたもの。…あの日はすごく喜んでくれたよな…思い返しながら徐に自分の左手の薬指にも光るペアリングにそっと唇落とし。見られている意識はなく彼の準備をしたままでという言葉に従い、手は動かしたまま鍋を用意したり、食材を準備しながらズキズキ痛む胸にまた蓋をする。食材を切ったり調理音を立てながらまた何かデジャブしちゃうなぁとも感じつつ「……彼女でもあり、恋人でもあって…すごく…大事な…愛しい人です…こんなことを初対面の…しかも男の俺に言われても嬉しくないかもしれませんけど…貴方にそっくりなんです…。人一倍周りに気を使って…自分は我慢しちゃって…繊細で…慎重で…でも心の幹は意外としっかりしてて、時には大胆で強気な行動も取れる…優しくて、温かくて…可愛くて…かっこよくて…いつも俺を優しい手で撫でて…抱き締めてくれて…此処にいて良いんだよって…言ってくれてるみたいに…なんて、すみません…会ったばかりの貴方に知ったような口聞いて…。でも…似てると感じてしまったから言いたくなってしまいました…。……貴方の恋人は…貴方を幸せにしてくれていますか…?…って俺…ほんと失礼なやつですね…ごめんなさい…はい、野菜スープ完成です。熱いですから気を付けて食べて下さいね」話ながら手は動かしていたため野菜スープは完成し、器に入れては彼が普段よく使うお揃いの箸を添えては謝りながら彼に差し出して。柔らかな笑みと共に熱いですからと声をかけるのも忘れずに行って。そして一旦彼から離れキッチンに戻れば自分のコップを用意して冷蔵庫からミネラルウォーターを注ぎ入れ、一口、二口…口にしてから自分の文のスープの入った器を持って予め添えていたノーマルな箸と一緒に持ち、リビングに戻ってきてテーブルにコップを置き、彼の向かいのソファへと腰を下ろしては頂きますと呟いてふーふー息吹き掛けながら野菜スープを食べ始めて)      





  • No.2602 by 飯山 駿  2020-07-07 09:29:15 


>>2601 晃太

ああ、ありがとう。……って俺に似てるのか?ふふ、俺はそんな人間ではないけどその彼女さんは山田のこと大好きなんだってのは伝わってきたよ。それに山田もすごくその人のこと大事にしてるんだな。そんなに彼女さんのことを良く見ていて理解している人は中々いないと思う…羨ましい。……え、

(ご飯を作り始める彼に礼を言いながら何気なくその背中を見つめては手際よく聞こえてくる調理の音に耳馴染みを感じて心が和んでいくのが分かる。“彼女か?”と不躾に問い掛けた問いにも彼は手を動かしながら答えてくれて、良く見えなかったが指輪に口付ける仕草が見えてはトクンと鼓動が跳ねて左の薬指が疼いた気がして、彼の言葉から耳が離せなくなって。彼の“彼女”を語る声や表情、そのあまりにも切なく儚い姿は恋人に先立たれてしまった危うさを纏わせていて胸がキュウと締め付けられる。今すぐその背中を抱きしめてやりたい衝動に駆られながらその感情を抑えて、“似てる”と言われて目を見開き、謝る彼に首を横に振りながら柔らかな表情で思ったことを伝えた後、つい“羨ましい”と心の声が漏れて目を伏せて。そしてその後に続いた“貴方の恋人は優しくしてくれているか”との問い掛けに思わず顔を上げて瞠目する。どうなんだろう…と言い淀むうちにスープが完成したようで湯気が立つ美味しそうな野菜スープがテーブルに並べられて、あまり減っていなかった食欲が刺激されてこくりと生唾を飲み。それにこの箸も…見たことがある。色々な考えが頭の中を交錯して向かいに座る彼の形の良い唇がスープを冷ます様子に目を奪われていたがはっとなると慌てて自分も手を合わせて箸を手に取り、息を吹き掛けて冷ましながら野菜を口にして。「……美味しい。すごく美味しいよ。何だか優しい味がする。…その急に変なこと聞くけどこの箸って柄違いのセットだったりしなかったか?って…ほんと急だよな。気にしないでくれ。それにさっき聞いてくれたこと、全然失礼じゃない。山田が良ければだけど俺の話、聞いてくれないか?今日会った人にする話ではないけど何でだか山田には聞いて欲しいって思ったんだ。」口の中でほどける野菜とその旨味、じんわりと口内に広がるそれは胸にまで染みて心をぽかぽかと温めてくれる。自分はこの味を知っていると思ったが記憶を思い出すには至らずに“美味しい”と微笑んでは先程気になった箸について問うもあまりにも唐突な質問に不審に思わせると思い慌てて“気にしないでくれ”と首を横に振り。そして先程は言い淀んでしまった答え。それを彼に聞いて欲しくて少し緊張しながら彼に視線を向けて返答を待って)




  • No.2603 by 山田 晃太  2020-07-07 11:17:48 


>>2602 駿さん

…よかった気に入って貰えて…いえ。……ええ、俺で良かったら聞かせて下さい。

(自分が作った料理を美味しいと表情を綻ばせてくれる彼が…目の前にいる…少し歩み寄れば触れられる距離に。きっと彼の根底には自分がちゃんといる。完全に記憶から消えてしまったわけではないと彼の言いかけた箸のことで更にそう思えて。でも…こんなにも遠く感じる。彼はそこにいるのに…一緒に食事をしているのに…。でも…それでも…自分の気持ちは変わらない。彼の器を持って息を吹き掛ける唇…微笑んだ顔…少し緊張した面持ち…全てが彼だ。自分が愛しく思わないはずがない。沸き上がる感情を抑えながらそれでも彼を愛しく思う気持ちはきっと表情に出てしまっているだろう。穏やかに微笑んで頷き彼を見つめる瞳は逸らされることなく彼に向け聞かせて下さいと静かに口にして)





  • No.2604 by 飯山 駿  2020-07-07 14:20:16 


>>2603 晃太

…ありがとう。……実は今付き合ってる人、男性なんだ。同じ職場で働いてて俺と同期。知り合ったのは学生の時からだから付き合いとしては5年以上になる。すごく気さくで明るくて文武両道…その人の周りにはいつも人がいて始めは俺とは交わらない人種だと思ってたけど俺が課題のことで一人悩んでる時に向こうから話し掛けてくれて最後まで親身に助けてくれたんだ。それから一緒に居る時間が多くなって付き合うようになって、職場が一緒になってからは同棲もするようになった。それまでは幸せだったんだ。でも…一緒に暮らし始めて1年経ったくらいに様子が変わった。

(彼の発する声、纏う空気…そのどれもが自分を安心させてくれる。緊張していたが彼から向けられる穏やかな瞳に少し肩の力を抜くと一度箸を置いて手を組んでゆっくりと“恋人”との馴れ初めから話し始め。時折幸せそうに目を細めるも後半になるにつれて寂寥感を漂わせて視線を落としていき、一度話を区切ると微かに唇を噛み締める。そして僅かに震え始める手をキュッと握ると浅い息と共に口を開いて。「さっき…恋人が俺を幸せにしてくれてるか…って聞いただろ?正直今その答えはすぐに出せない。俺がアイツを幸せに出来てる自信もない。──アイツ…自尊心と支配欲が強くてすごく束縛も強いんだ。毎日メールも電話もチェックされるし仕事の付き合いで飲みに行くだけでも酷く当たられた。でもそれだけなら愛されてると感じられたし俺にも非があるから耐えられたんだ。でもここ1年は連絡もなしに数日帰って来なくなったり、毎晩別の香水と煙草の匂いを纏わせて真夜中とか朝方帰ってきたりが増えて…その癖こっちの都合は考えずに疲れてるからって断っても体だけは求めてきた。段々顔を合わせてもそういう関係だけになってきて、このままじゃ駄目だと思ったから話し合おうって言ったけど『俺はお前をこんなにも愛してるのに何で分からないんだ。』って怒鳴られた。手を上げられることはなかったけど軽い監禁はあったかな…。本気で別れようと話を持ちかけた時もあったけどそしたら『俺を愛してくれるのはお前だけだから…ごめん優しくするから』って狂乱気味に泣きつかれたんだ。それが何度も繰り返しあって強いようで弱い人なんだって思った。そしたら放っておけなくなって、アイツがああなったのも俺のせいかもしれないから支えて上げないとって…。自分でもバカなのは分かってる。でもアイツをまだ愛してるかから一人には出来ないって…。ただ偶に…心が折れそうになる。今のままが本当に互いのためなのか分からなくなるんだ。」きっと自分の愛が揺らいでいるのを健二は見透かしているのだろう。だから余計に苛立たせる。でも自分も健二からの確かな“愛”が感じられずに疲弊しているのも事実。健二は自分を愛してくれているが不器用だから今は迷ってしまっているだけ…そう思いたかった。ある種のDVなのではと脳裏にちらついたこともあったが気付かないフリをして…。話し終えると息を震わせて深呼吸して顔を上げて「悪い、長々とこんな話。支離滅裂だと思うし聞き流してくれていいから。…とスープ冷めちゃうよな。…ん、少し冷めてても美味しい。彼女にも作ってあげてるんだろ?山田の彼女は幸せものだな。あ…俺男が好きでも山田のこと取って食ったりしないから安心してな。」何とか湿っぽくなった空気を変えようと空元気で明るく振る舞ってはスープを口にして美味しいと少しひきつる口角を上げて冗談混じりに笑って)



(※補足(健二の心境の真実)…同棲の始めまで本気で飯山を愛していたがふと興味が無くなってしまう。飯山の性格を熟知した上で、“不安定な弱い人間”を装い飯山の心理をコントロールして悩んでいるのを見て楽しみ、関係をキープしつつ女遊びに明け暮れるクズ男。全く自分が悪いとは思っていない。2人が別れた際は健二が一方的に飯山を振った。飯山は現時点(記憶を失う前)でもその事実を知らずに別れたため、吹っ切れてはいるものの健二を支え切れなかった罪悪感と支配された時のトラウマが少しだけ残っている状態。)





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