■ 魔法使いと黒い獣 【置、途中参加歓迎】

■ 魔法使いと黒い獣 【置、途中参加歓迎】

ミッドナイトブルー  2020-06-01 18:12:20 
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 霧靄に包まれた朝露の滴、冴え冴えとした満月の夜、暖炉で最後に爆ぜた火花。そうした美しいものの側で産まれた赤子は、精霊から『祝福』を授けられた。
 ──夜闇に煌めく『瞳』と、人の身に余る『魔力』を。



(なぜ、ナゼ、何故! 俺たちは同じ筈だ。人間と共にあることなんて、できるはずがない。グルグルと目眩と吐き気と、頭痛がした。どうして誰も分かってくれない。俺たちはどうやったって孤独で、惨めで、虚しい生き物で、人間を下して上に立つことも容易い魔法の力だってあるのに! 付き合いきれないと同胞が離れていく度に、男の心は悲鳴を上げた。小さな塵屑でも積み上がれば山となるように、それは男の心を真っ黒に染め上げていく。もうどのくらい飲んだのかわからない酒瓶を手から転がして、どこかの汚い路地裏に寝転がった。ぶるりと身体が冷えるような心地がする。寒さに耐えかねて上着を抱き寄せるが、それは身の内から来る冷たさのようで効果は薄い。胸の中は怒りと疑心と侮蔑で燃え盛るような気持ちなのに、身体はすっと冷えて、自分が自分ではなくなるような心地がする。ぱきん、ぱきんと耳の奥で何かが割れるような音がする。なんだか、──なんだか男には何もかもどうでも良くなった。体を動かすことも億劫で、視線を彷徨わせるぐらいしか気力がない。ぱきん。転がった酒瓶を追いかける目が、程なくして自分自身の異常を捉えた。黒い濁った大きな鱗が手を覆っている。ぱきん。と、音が鳴るたびに鱗は広がって男を包み隠そうとする。冷たい、寒い、熱い。けど、男にはどうでもよかった。最後に男は自分の足元へ視線を彷徨わせ、「あー、靴……汚れてんなァ、」それが心底惜しいとでもいうように目を閉じた。……ぱきん。)

 斯くして『大きな黒い獣』は出来上がった。


>合図までお静かに。

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  • No.21 by ロビンくんの師匠兼ウィルくんの鍛錬相手希望  2020-06-09 06:57:09 

【名前】シエル
【性別】女
【年齢】もうすぐ900歳くらい/見た目14歳程度
【身長】148センチ
【人称】私/名前呼び捨て、君
【祝福】夜明けの太陽
【得意魔法】炎(赤い炎→蒼い炎→プラズマと変化させられる)、爆発
【苦手魔法】水

【性格】好奇心旺盛で知りたがり。知識欲も凄く、それに裏打ちされた知識量と年季の入った応用力は凄まじい。普段は眠たげでやる気の無さそうな雰囲気を醸し出しているが、戦闘時や大事な局面では見た目の幼さとは裏腹にどこか冷めているような、冷静で第三者的な思考を持つ。
ある時訪れた農村ロッカにて、たまたま同じ馬車へと乗り込んだロビンのことを魔法使いだと見抜き、人間のいる街でのイロハや楽な暮らし方を伝授した。
この事からもわかるように実は世話焼きだがそれを頑なに認めようとせず、なんだかんだと理由を付けて人助けをする部分も。
魔法使いであることは特になんとも思っておらず、本人曰く”たかが魔法、あっても無くても変わらないだろう?”らしい。
知識と魔法、そして長年様々な人間と共に暮らした経験から、様々なことを困った人間や魔法使いがいたらそれとなく教えている。
魔法が大好きで、他人の魔法を見るとすぐにもう1回見せろとせがみだす。
魔法のことになると別人のように良く喋るようになる。

【容姿】太陽を反射すればさらに鮮やかに見える立派な金髪を肩にかからない程のショートボブにしている。瞳は真紅の輝きを放つが、夜闇に紛れるとさらに赤く光りだす。顔立ちは童顔だが可愛らしく、見た目は完全にそこらの村娘である。
目はいつも半開きで、眉も垂れ下がっているためにとても眠そう。
服装は黒いインナーに大きめの白衣を羽織る、そしてこちらも黒いショートパンツというかなりの軽装。白衣は膝上まであり、白衣の前側を閉めていたら履いてないように見えることもあったり。

【備考】両親はセレナイトで至って普通の雑貨屋を営む一般人であり、祖父が司書をやっていた。一族に魔法使いはいなく、また両親は他界していて兄弟もいないため、天涯孤独の身。産まれと育ちは「セレナイト」だが両親が亡くなってからは旅を続けていた。旅の途中で『大きな黒い獣』に遭遇し、成り行きで討伐することになる。その後は「セレナイト」へと戻り、そのまま自分の生活しやすい建物を建てて暮らしている。
旅のついでに手に入れた素材から様々な薬を作り出して、今は薬屋をやっている。その一方で自身の魔法を研究しており、魔法に関する知識はかなりのものである。
祖父の影響であらゆるジャンルの本にのめり込むようになり、様々な都市を旅して見識を深めていた。座右の銘は『知識を求めて三千里』
自分が魔法使いだと気づいたのは、小さな頃に祖父と魔法使いの本を読んでいて、試しにやってみたらできてしまった。家族以外には魔法使いだと公表していないが、特に隠すことでもないと思っているので言わないだけで聞かれればしっかり喋る。
100年前の『大きな黒い獣』を討伐した魔法使いの1人。『大きな黒い獣』のことは1度会った時にその魔法の知識と力から勧誘されたが、”バカバカしい”と一蹴しているため本人の性格などはよく知らないが、獣の正体が彼である事は知っている。
魔法の研究のおかげか鍛錬のおかげか魔力の制御がとても上手く、体内での循環なども良いためいつの間にか少し若返っていることに気づき、慌てて調整したため14歳くらいの見た目になっている。
その魔力制御もあって、魔法戦闘力はかなり高い。また実戦経験も豊富。

【募集】旅の途中で会った、今でも素材を売ってくれる仲の良い商人(年齢性別問わず、行商人でもセレナイトに拠点をおいている方でも構いません!)

「その症状ならこの薬かな、早く帰って薬飲んで寝て。」
「邪魔、どいて。消し炭にするよ?」
「今の、もう1回見せて。早く。ほらもう1回!」


(/ご指摘の方、ありがとうございます!三点リーダーに関しては、ロルやなり中で使う予定ではなく、性格をわかりやすくするために使用したものですのでご安心ください!

また、魔法の知識に関するご指摘の方もありがとうございます!私の配慮が足りておらず、申し訳ないです。

上記2つについて修正を加え、さらに【募集】のところにも少し加筆。
【性格】の欄から『無気力無関心』というワードを消させていただきました!

絡みにくそうな感じを消してみたつもりなのですが、どうでしょうか?
もし他にも修正点ございましたら、御手数ですが再度ご指摘いただけると嬉しいです!

そして予想通り、ロビンくんと初めてあった時は今よりもお姉さん(20歳程度)でした!
そんなところからも絡みとか考えて行けたらなぁ、なんて思っておりまして、こちらの意図が伝わって嬉しいです!)

  • No.22 by ウィル  2020-06-09 17:01:49 

>all

あっ、できた!

(比較的人通りの少ない道の脇にある草地の中で、ぽつんと1人しゃがみこんでは真剣な表情で眼前にある花の蕾を見つめていて。集中を高めるように一つ大きく深呼吸し目を閉じてはそっと両手を蕾の前に翳して魔力を送り込み。数秒の後、目を開けば先程の蕾が開き可愛らしい薄桃の花を咲かせていることを確認しては思わず弾んだ声をあげて。)

──とはいえ、これだけやって一回だけか…。

(振り返れば一面氷塊と化した雑草や花で溢れている。長い間没頭していたため予想以上のその光景に内心驚くと同時になかなか上達しない魔法に落胆した様子で溜息を吐いて。何気なく開いた花弁を指先で軽くつつくようにいじりながら成功時と失敗時の差について思いを巡らせて)


(/遅くなりましたが、初回出させていただきます。稚拙なロルですが、改めまして皆様よろしくお願いいたします!)

  • No.23 by ミッドナイトブルー  2020-06-09 23:30:51 

>21

(/プロフの修正ありがとうございました!修正していただいた点、その他に関しましても改めて確認させていただきましたが、問題ございません…!
ウィルさんの鍛錬相手希望とのことですがシエルさんのPF内に特別記載があるわけではありませんし、もし何か関係性に変更が加わったとしてもPFに影響はないかと思いますので、ひとまず>21のPFで登録・参加許可とさせていただきます!
ウィルさんとの関係性に関しましては改めておふたりで確認していただければ、と!

以降は既に提出されているロルに絡む、または、初回文を提出する等していただき、ご自由にご参加くださいませ!
ロビンとの絡みに関しては何かご希望等ございましたら、お時間いただきますがこちらから提出することも可能です…!また、シエルさんの見た目年齢の件、こちらの認識で間違いないようで良かったです…!ことあるごとに「小さくなっちゃいましたねー」みたいな感じでいじり(…というと響きがちょっとあれですが)ができたら楽しいかも?なんて思ってみたりしております!)


>ウィルさん背後様

(/と、いうわけでお手数をおかけしますが、シエルさんとの関係性に関してご確認いただければ幸いです…!/こちらには返答不要です!)

  • No.24 by ミッドナイトブルー  2020-06-09 23:39:08 

(/有難いことに参加者様に恵まれ、登録キャラクターが3名になりましたので募集キャラ「人間」を解放させていただきます!キャラクター一覧に性別と祝福を載せてみたのですが(並べてみたくて…)見づらければ次回以降は省略も検討中です…手探り感満載で申し訳ないです)


■登録済キャラクター※敬称略
+大きな黒い獣になった魔法使い(非PC/主)
└???♂【真夜中12時の鐘の音】[>4
+魔法使い
├ロビン♂【雨上がりに芽吹いた若葉】[>5](主)
├レイン♀【雨上がりに輝く虹】[>7
├ウィル♂【月夜に舞い散る雪】[>12
└シエル♀【夜明けの太陽】[>21


■現在の募集状況
+募集キャラ
├魔法使い-人数無制限
└人間-3名まで

+魔法使いPFテンプレート
>3参照

+人間PFテンプレート

【名前】制限なし/英名が一般的なイメージ
【性別】男or女、それ以外の場合は詳しく
【年齢】14歳程度~
【身長】極端な大小は非推奨
【人称】主に使用する一人称、二人称を記載
【性格】詳しければ詳しいほど嬉しい
【容姿】〃
【備考】過去や現在の暮らし、その他様々記載しておきたいこと/「セレナイト」についてうっすらで良いので何らかの関わりを持っていること
【募集】こういう関係が欲しいといった欲望を書き連ねるところ
「キャラクター性を表す台詞が2、3個」


◎参加希望の方は以下の必読をお願いします◎
>1+設定
>2+注意事項・ルール
>3+募集要項

  • No.25 by ロビン  2020-06-09 23:41:21 

>レインさん

ああ、それならよかった。(ここまで店に迎え入れておいて断られることはないだろうと算段を付けていたが、彼女の快い返事を聞いてほっと一息。どうやら花屋で一晩猫のもてなしをするような面倒な事態は避けられそうだという本音は、申し訳なさげな表情に隠して)

ありがとう、良い香りがする。──うん、美味しい。きっときみがお茶を淹れるのが上手なんだろうな(片手は膝に乗せられた猫を撫でながら、もう片方の手をかざして紅茶の入ったカップを魔法で浮かばせて手元にたぐり寄せ、香りを楽しんでから一口。相手を褒める言葉も忘れずに)

と、そうそう、本題を忘れそうになってた。この子の飼い主を探してほしくて来たんです。うちの花屋に迷い込んできて……あの辺りは僕が道を歪めてるところがあるから、自力で帰らせるのも不安なので。それにこの警戒心のなさは相当な箱入りだなぁ、と。(カップを一度置くと、両手で猫を胸辺りまで持ち上げて本題を告げ。見るからにどこかで大切に飼われている様子の猫を外へ放り出すのは忍びない。されるがままの猫に苦笑しながら、その肉球の感触を楽しみつつ「ね。この子、放置するのは不安になっちゃうでしょう」と同意を求めて)



>ウィルさん

――おめでとうございます!(道の脇から聞こえてきた嬉しそうな声、それが知り合いのものであると気づけば、何をしていたんだろうと様子をうかがって。辺りを見てみれば凍っている草花が目に入り――確か植物を扱う魔法も得意になりたいのだと言っていたことを思い出して。先ほどの声はきっと魔法が成功して出たのだろうと思い至れば、そっと近づいて「わっ」と驚かすようにお祝いの声をかけて)

うん、しっかり咲いてますね。すごいなあ、僕は苦手な魔法はてんでダメですから……。(ひょこっと彼の咲かせた花を横から覗き込み満足げに頷いて。苦手なものに挑戦なんてしようとも思わない自分からすれば、それを成し遂げてしまう相手には自然と尊敬の言葉が浮かんで)


(/早速絡ませていただきました!ゆっくり返信にはなりますがよろしくお願いします…!)

  • No.26 by レイン  2020-06-10 21:58:00 

>ロビンさん

あら、お世辞が上手ね

(ふふ、と口元に手を当て上品に笑う。こんなおばさんに媚を売ったところで何の利益もないだろうに、本当に良い子だな、と思う。そして、そんな年下の男の子と猫の組み合わせはこれ以上無いほど愛らしいものだった。勢いよく立ち上がってふたり(一人と一匹)を抱き締めてしまいそうな衝動を堪える。膝の上に置いた手にギュッと力が入るのを隠すように指をスっと動かし魔法を使う。するとすぐ側にあった花に水が降り注ぐ。ロビンの店で買った小さな桃色の花はレインの一等お気に入りだった。
そんな事を考えていたからかロビンの問い掛けに反応が遅れた。)

え?…あぁ。そうね。勿論構わないわよ。この子が心配なのは私もだもの。

(ふわりと猫に笑いかけ、そのままロビンに抱き上げられた猫を受け取る。頭を撫でれば気持ちよさそうに目を細める。そんな様子が愛おしくて、なんとしてでも飼い主を見つけてあげようと胸に誓う。)

でも、この子なら大丈夫じゃないかしら。

(そろそろ来ると思うわよ、と意味深に微笑む。)


>ウィルさん

…ウィル?こんな所でどうしたの?風邪をひくわよ?

(他の場所と比べ気温の低いここに驚く。不思議に思い周囲を見渡せば、氷の草花が辺り一面に咲き誇っていた。)

綺麗ね。貴方の魔法は素敵だわ。

(落ち込んだ様子のウィルの頭を優しく撫で微笑む。色んな魔法を使えるように努力している姿をよく知っているし偉い子だと思うが、ウィルが元々持つ氷の魔法を蔑ろにするのはあまり好ましくない。光にあたりキラキラと輝く氷はレインのお気に入りなのだから。)

  • No.27 by 匿名さん  2020-06-10 22:08:55 

【名前】通称:バナナヘッド 本名:イオン・ウォルシュー
【性別】男
【年齢】999歳/外見年齢:少なくとも少年には見えない
【身長】190cm
【人称】ボクちゃん、(追い込まれた時は)俺/坊や、お嬢ちゃん、(追い込まれた時は)お前
【祝福】深層風化による山体崩壊
【得意魔法】精神支配(直接触れた者の精神を掌握し思考・行動をある程度コントロールできる。単に精神を攪乱することにも使える。強い意志を持つ人間や、一般の魔法使いに対しては眩暈や頭痛、集中力の欠如を起こさせる程度。これらの効果は特に夜間に強まる。)
【苦手魔法】火や日などの熱に関する魔法、癒しの魔法

【性格】極端な悲観主義と世界への凄まじい憎悪が思考の大部分を占めており、尊卑貴賤の別なく、あらゆる人種を平等に、徹底的に苦しめることで格差のない世界を造り出そうとしている。しかし、心の奥底では自身の行いが間違っていることを確かに認めていて、嘗て自分が志した「世を導く善人」が現れ、この凶行が間違っているのだと示してくれることを密かに切望し続けている。そんな訳もあり、あくまでも「全ての人間の心身に徹底的な苦痛を与える」ことが主目的であり、基本的には殺人を良しとしていない。自身の凶行による二次被害で人命が失われる場合が多々あるが、理性は当の昔にぶっ壊れているので何とも思っていない。短絡的かつ思慮深く、人を陥れながら人を救いたい、そんな矛盾した行動理念を陽気な狂気と陰気な魔法で両立している只のケダモノ。

【容姿】殆ど骨と皮だけと言っても過言ではない痩身と、重度の猫背のせいであまり上背があるようには見えない。修道服のような質素な衣服は煤けていて所々が擦り切れており、灰色の獣毛のようなものが飛び出している。常にBANANAと書かれた麻袋で顔を覆っており、目の部分に空けられた穴からは狼を思わせるような澱んで鈍く光る黄色の瞳が覗いている。

【備考】およそ千年を彷徨い続ける怪人。既に滅び、今は名前さえ忘れられたとある街の、有力者の家庭に生まれる。幼少期から何不自由のない生活を送っていたが、ある時、街を移動している最中に金品目当ての強盗に襲われる。少年は命の危険を感じながらも、頭の中では「この人は何故こんなことをするのだろう」という疑問が渦巻いていた。生まれてこの方、貧困とは縁遠い生活を送って来た少年にとって、「他人を傷つけてまで物を奪う」という発想自体が理解できないものであったのだ。幸い強盗は街の衛士に取り押さえられて事なきを得たが、子供ながらに感じたその疑問は、以後も事件のトラウマと共に心の片隅で燻り続けた。それから数年、学業を通して社会や経済の仕組みを学ぶにつれ、あの時の強盗犯のような存在は『どうしようもない人種』『搾取されることで世の中に貢献するしかない弱者』『持たざる者の末路』として切り捨てる他ないのだと悟らざるを得なかった。それからというもの、自身の恵まれた境遇に対する罪悪感と世の中への悲観ばかりが募り、多くの時間を厭世的な思考に費やすようになって行く。目が澱み、背が丸まって内側へ曲がった頃、物心ついてから一度として物をねだった事が無かった青年は、初めて両親に土地と金を無心した。そうして郊外に建てた小さな救貧院は、細々と、しかし十数年に渡って事業を遂行した。手の届く範囲だけではあるが、世の中の不合理から人々を守っているのだという自己肯定感は、青年に自信を取り戻させ、同時に、慈善家としての使命感を育んだ。為政者であった父親が逝去し、その権力の座を継ぐと、生活困窮者の為のフードバンク設立や教育格差の是正等、当時としてはかなり進歩的な支援制度を考案し導入し始める。しかし、これらの制度の経済的な皺寄せ被った他の為政者や富裕層からの反発は凄まじく、遂には当の貧困者達を金銭で釣り、愚かな理想主義者を滅多刺しにさせる…という残酷な結末に至った。人生をかけて庇護してきた人々に殺される絶望と無力感は憎悪へと転じ、これまで青年の内に眠っていた魔法使いの素質を最悪の形で呼び起こした。そうして、血溜まりの中で冷たくなっていく己の肉体に無理矢理精神を固着させ、死を欺いたバナナヘッド(英語で「馬鹿」「間抜け」の慣用句)は、精神支配の魔法をもって、「誰もが平等に機会を与えられる世界」ではなく、「誰もが平等の苦痛を負う世界」の実現を目論んでいる。負の感情に囚われた魔法使いが行き付く末路である「黒い獣」になりかけているが、心の奥底で捨てきれずにいる嘗ての理想が、かろうじて「灰色の獣毛が生えるだけ」に押し留めている。

・バナナヘッドの手口
街の暗闇に潜みながら①~③を組み合わせて社会不安を煽っている。人の多いセレナイトによく出没する。
①無作為に選んだ人間の精神を錯乱させ凶行に走らせる
②有力者の行動を操り圧政を行わせる
③集団パニックに陥らせた群衆を使い暴動を起こさせる

・認知度
一般的には全く知られていない。魔法使いを目の敵にしているチカラのある個人・組織からはバッチリ認知されている。魔法使い界隈では人間の守護を信念としている人物や、その周辺の人物には知られていて、隠遁者のような世間に疎い魔法使いには知られていない。

・戦闘時の強み
①即席の精神支配で大雑把に一般人数人(日中は2,3人、夜間は6,7人程度)を操ることが出来るため、肉壁を盾にして戦うことが出来る
②予め備えていれば、権力者や群衆を用いることができる

・弱点
①愛や正義などの強い意志で抵抗されると嘗て抱いていた理想を思い出して狼狽する
②慈悲や同情の気持ちを寄せられると逆上して正常な思考ができなくなる
③ヒョロガリなので肉弾戦が苦手…にも拘わらず、対象に直接触れなければ魔法を発動できない
④朽ちかけた肉体に魔法で無理矢理精神を固定している状態なので、動きがぎこちない
⑤自身が間違っていることに心から納得できた時、成仏する

【募集】基本フリー素材なので自由に関係を結んで頂いて結構です!個人的に居て欲しいのは ①理想を抱く青年だった頃の「イオン」と親しかった人物 です。いつかどこかで成仏させたげて!

「やあ、お嬢ちゃん。ボクちゃんはバナナヘッド!出会って早々申し訳ないんだけど、頭の中をちょぉ~っとだけ弄らせて貰うね!」
「街をご覧なさい。皆が皆、肩書きを憂い、銭財を憂い、善悪美醜を憂えては溜息を重ねている。憂い、苦しみながら、まだ足りないと求め続け、終いには他者の命までをも貪り散らかす有り様だ。…ボクちゃんはねっ、そんなどうしようもない連中にDream&Hope(平等の苦痛)を与えてやっているのさっ!」
「…やめろ。俺をそんな目で見るな。」

(/素敵な世界観に惹かれてやってきました!戦闘誘発係みたいな子を作ろうと思っていたんですが、なんだか込み入り過ぎてしまったのでプロフィール投下だけに留めておきたいと思います!絡んでくださる方が居る時のみ中身が入る予定ですー。著作権(?)フリー!やったね!)

  • No.28 by シエル  2020-06-10 23:47:06 

→ロビン、レイン
ここは猫探しをしてくれる店で間違いない?

(扉を大きく開け放ちながらそう言う自分の姿は、レインやロビンから見ればペット探しを頼みに来た娘っ子にしか見えていないだろうことを考えて”はぁ”と1人で大きなため息をつきそうになる。
朝、といってももうお昼も近くなった頃だったが、自分の店にいつの間にか居着いていた猫が居なくなっているのにようやく気づいて自分で探すよりも先にこちらを訪ねる。もともとペット探しの功績の噂は聞いていたので自分が探すよりも早いだろうという判断だった。_というのは半分建前で、もう半分は面倒くさかっただけ、ということも背景にある。
それでもなんだかんだ言って、いつもいた存在が急に居なくなるとそれはそれで寂しいものがあるようで、少し息が上がっていることを見るに猫の逃走に気づいてから心配ですぐにここに走ってきたのかもしれない。おかげで起きてから何も食べておらず空腹だった。”なにか食べたい…”なんて思ってしまうのも、室内から香る紅茶の匂いのせいにして。
中にいるかつての弟子がいること、そして自身の探し猫がそこに居ることにも気づいていないようで、相手の返事を待っていて。)

(/既に絡み文が提出されておりましたので、お2人の両方に絡ませていただきましたが大丈夫だったでしょうか?
なにぶん私初心者なもので、なにか設定を読んでいなかったり規約違反になるようなことがあれば教えて頂けると嬉しい限りですっ)


→ウィル
君は相変わらず熱心だね、よくもまぁこんな回数をこなせるものだ。

(眠たげな瞳に金髪の髪を揺らしながら、上記を述べつつ彼の前に現れる。彼の魔法は非常に興味深い。相反する属性を同時に使いこなすために訓練を行いそれを成功させたのだから。自分の知る限りではそんな成功例はなく、だからこそ貴重なデータがとれそうで自分もテンションが上がっていて。

またその手には彼が失敗したであろう氷塊が握られており、それをまじまじと見つめ”一応、サンプルとして持って帰るよ”と一声掛けてから、他の周りに落ちた氷塊の大群に向かって指先程度の小さな炎を塊を無数に出して地面に転がる氷塊に当てる。
熱を与えられた氷塊はすぐさま溶けて、あっという間に氷塊だらけだった周囲はもとの緑を取り戻していて。)


(/こちらも絡み文が既に提出されていたので絡ませていただきました!
一応私は、『既に知り合っていて、鍛錬をする間柄』である設定で行かせていただきたいのですがどうでしょうか?
もちろんこれはこちらからの一方的な報告になりますので、ウィルくん背後様にも考えをいただきたいな、と思っております!)

  • No.29 by ミッドナイトブルー  2020-06-11 23:27:42 

>27

(/も、もしかして劇場版「魔法使いと黒い獣」の敵役…!?!?!?(そんなものはない)と一人はしゃいでおりました!PFの投稿だけでも大歓迎にしていてよかった~~~!!!
PF確認させていただきましたが、特に問題ございませんので登録とさせていただきます。「???」とは別方向に歪んでいるバナナヘッドさん、御伽噺としてではないけれど怪談としてこっそり語り継がれてそうでわくわく…。バナナヘッドさん一人いるだけで大きなイベントが起こせそうだなぁだとか考えてみたり…、つい、延々と語ってしまいそうなのでここまでに留めます…。
絡ませていただきたいなという気持ちもあるのですが、デイリー返信も行えていない現状、ひとまず他の参加者様を優先させていただきたいので、いずれ機会がございましたら…!
今回はPF投下のみ(絡んでくださる方がいれば動かす)ということでの登録にはなりますが、気が向けば絡み文を投下していただいても構いませんし、ソロルの投下も歓迎です、とお伝えしておきますね!)

  • No.30 by ロビン  2020-06-11 23:29:43 

>レインさん、シエル師匠

お世辞じゃないですよ、お茶が美味しいのは本当ですから。(そういいながらレインの指が動くのを目で追いかければ、その先にあったのは見覚えのある花。ずいぶん大切にされているらしいのは、花が綺麗に咲いているのをみれば察しのつくことで。自然と嬉しい気持ちになり微笑んで)

……それって――(レインの予言めいた言葉を聞いて、花を見つめるのをやめて向き直り、ぱちりと目を瞬かせて。それは便利屋としての”勘”だろうか、それとも”魔法”? そう問いかけるよりも早く、依頼人が便利屋に辿りつく。開け放たれた扉へ視線を向けて、びっくりとした表情を浮かべ)

すごい、本当に来ましたね、飼い主……。(思わず声を小さく潜めて呟き。よくよく見てみれば依頼人は自分のよく知る人物で、なんだか猫が花屋に迷い込んできたことにも不思議と納得できるような心地で苦笑を浮かべて)


(/シエルさん背後様、絡んでいただきありがとうございます…!当トピは置きレス推奨のため、レス頻度の違いなどを考慮して、ドッペルを用いての「一対一」でのやりとりを前提に考えていたのですが、あまりにも綺麗にロビンとレインさんの絡みに入ってきてくださったので、是非このまま3人でのやりとりさせていただきたいなと…!私のレス頻度がそう高くないので、度々停滞させてしまうかもしれないのですが……。
勝手なお願いではありますが、「ロビン→レイン→シエル→ロビン(以下同様)」の順番で返信をしていただけますと、誰か一人が置いてけぼりになって話に入れなくなってしまう、等を防げるのではないかと思います…!)

  • No.31 by バナナヘッドの中身  2020-06-12 02:16:55 

>ミッドナイトブルーさん

(/わ~い、登録許可ありがとうございます!劇場版の副題は「ドキッ☆魔法だらけのバナナ大収穫祭!」でお願いします!
自身の乱雑なチカラに振り回され歪んだ理想に突き進んだ「???」くん、自身の繊細な心に振り回され理想に裏切られた「バナナヘッド」くん。辿った道は真逆なれど、行き着く先は共に獣化だった…うーん、エモい!
基本的には皆さんのエモエモなやり取りを、ごはん三杯くらい掻っ込みながら眺めているつもりですが、イベントみたいなものを企画する時は是非声をかけてください。バナヘ(略称)を出動させても良いですし、一般ピーポーとかチンピラみたいな端役に徹するのも良いなーって思ってます。
絡み文とソロルの件、了解しました。ありがとうございます!)

  • No.32 by ウィル  2020-06-12 16:15:11 

>ロビン

ロビンさん、ありがとうございます。

(突然背後からかけられた大声に驚き、ほぼ反射的に距離をとろうとするが振り向いてみれば相手は見知った人物。動きを止め途端に表情を和らげては安心しきった笑みを浮かべて。)

量をこなしてもなかなか成長してないんですけどね……あの、ロビンさん。もしよければ、植物魔法の練習にときどき付き合ってくれませんか?お礼でしたら、なんでもするので。

(花屋である彼に凍らせた植物達を見せてしまっている状況に多少の気まずさと罪悪感を感じ相手の発言に身構えるが、相手の言動にそれがひとまず杞憂に終わったことを理解し。たった一度の成功で称賛を受けたことに苦笑して。一呼吸おき、折角ここで偶然会えたのだから、と改めて相手に向き直っては承諾の条件は相手に委ねつつ、練習相手になってほしいという旨を伝え)

(/こちらもだいぶ時間がかかることもありますが、宜しくお願いします!)


>レイン

すみません、没頭してしまって。何もなかったですか?

(家を出る前に家事は一通り終わらせてきたものの、今日はいつもより鍛錬に時間をかけすぎてしまった。相手からの声かけによってようやく集中を解いては優しく笑いかけつつ、長い時間1人にさせてしまったことへの謝罪と相手の無事を確認する為の言葉を投げかけて)

(慰めてくれているのか、周囲に溢れた失敗作を目にした上で"素敵な魔法だ"と微笑んでくれる相手の優しさを嬉しく思うと同時に自身の不甲斐なさを感じ。心地の良い頭を撫でる優しい手つきでさえまだ子ども扱いされているように感じてしまえば、無意識に若干拗ねたような表情を見せて。)

──今日はまだ髪を結んでいませんでしたね、一度家に戻りましょうか。今日はまだ新しい依頼はきていませんか?

(気持ちが徐々に落ち込んでいくのを自覚してはそれを誤魔化すようにさっと立ち上がり、ポニーテールのままの相手を見てはひとまず帰ろうと操った炎で氷塊を溶かしていき)


>シエル

シエルさん!こんにちは。

(どこかけだるげな、聞き慣れた声が耳に届けば視線をあげ声の主へ顔を向け。自身が尊敬し慕う相手の存在を目の前に確認しては落ち込んだ表情から一変してぱぁっと表情を明るくし、立ち上がって相手に近寄っていき。)

あ…ありがとうございます。そうだ、シエルさん。新しい魔法を覚えたいなって思ってるんですけど、

(こんな失敗作も何かに役立つのだろうか、氷塊を持ち帰るという発言にきょとんとした表情を浮かべて。相手の指先から次々と炎が出てくれば此方が止める隙もなく氷塊は溶けていき、後始末までさせてしまったことを申し訳なく思いつつ感謝を伝えて。不意に思い出したように声をあげては「離れた場所の様子を確認することってできるんでしょうか?……監視カメラ?みたいな。」と言葉を続けて)


(/ウィルくんの鍛錬相手になってくださりありがとうございます!設定に関しては全く同じように考えていたのですが、一つ追加で、鍛錬相手になってもらった条件として何かしらウィルくんからシエルさんに差し出せるものがあればと思っています。これに関してもシエルさん背後様にご相談という形になりますが、もしシエルさん的に鍛錬に付き合う条件はこれだ、というものがありましたら是非お聞きしたいです…!)

  • No.33 by レイン  2020-06-12 17:34:08 

>ロビンさん、シエルさん

あら、早かったわね。

(驚きに目を見開く。ロビンの呟きに苦笑いを返した所で依頼人に返事をする。)

間違いないわ。ようこそ。便利屋『アルク・スィエル』へ。

(すっ、と立ち上がり依頼人の待つ玄関へと歩を進める。依頼人は14.5歳の少女だった。しかしレインにはわかっていた。彼女が魔法使いであると。それは猫から微かに魔力を感じたからだった。猫は元来魔法使いの使い魔として扱われる事が多い。その為、猫はそばにいる魔法使いの魔力を体内に溜まりやすく、放出しにくい仕様になっているのだ。そして、猫からは目の前にいる少女の魔力を感じた。上手く制御し、魔力の放出を限りなくゼロに近づけているようだが、完全に無くすことはできない。生まれてこの方身近に魔力を持つ人が居たレインだから気付けた事かもしれない。)

とりあえず中にどうぞ。他にお客様も居るのだけど、きっと貴方なら平気よ。むしろお互い喜ぶ事になると思うの。

(嬉しそうに笑い、依頼人の少女の背を押し中へ勧める。まさかこんなタイミング良く猫の飼い主が来るとは思わなかった。ロビンの話と猫の人懐っこさから、相当愛された猫なのだとわかった。そして、そんな愛する猫が居なくなるとわかればすぐに探し出すだろう、と。その際に便利屋を頼るであろうと思っていたからこその発言だったのたが、良い意味で予想外の結果になった。)

ロビン、少しそちらに詰めてくれるかしら。私は紅茶を入れてくるわ。

(ロビンと依頼人のふたりきりでもなんとかなる気がし、自分は紅茶を入れに給湯室へ姿を消す。)


(/ 順番了解です!
色んな設定付与してしまいましたが大丈夫ですかね…!?(特に猫)
レインは母親が魔法使いで、更に母親の仲間達に囲まれて育ってきたので魔力には敏感そうだな、と思いこんな設定を加えてみました…!)


>ウィルさん

ええ、大丈夫よ。依頼もなくて平和だったわ。

(頭を撫でると拗ねた表情を浮かべたウィルに苦笑いを返す。ずっと自分よりも年下で自分の庇護下にあると思っていた。しかし、彼は何百年と生きた魔法使いで、魔法の鍛錬を欠かさない、自分よりもよっぽと優秀な子なのだ。考えを改めなければならない。そんな考えと罪悪感から思わず苦笑いをしてしまった。)

そうね。一度帰ろうかしら。…でも、その前に。

(ウィルが炎で溶かした氷から生まれた水をスっと指を振ることで操る。そのまま水を蕾を付けた花にかけ、今度は大袈裟に左腕を振る。すると小さな太陽にも似た暖かい光が花の上に現れ、光に照らされた蕾は少しづつ花を咲かせた。)

私は植物を咲かせる魔法は使えないけれど、水と少しの太陽なら創れるの。そして花は水と太陽があれば咲くものよ。

(植物を咲かせる方法はいくらでもある。ひとつの事に固執せず視点を変えてみる事も大事。そんな事を伝えたくて大して得意でもない魔法を使った。少し疲労を感じ、しかしそれを過保護なこの子に伝えたら罪悪感に胸を痛めるだろうことは想像に容易い。だから顔を見られないようウィルと反対方向へ、自身の家へ歩を進める。)

  • No.34 by シエル  2020-06-12 22:50:11 

>レイン、ロビン
?どういう事かわからないけど…って、”ロビン”?

(相手の言葉に返事を完全に返す前に肩を押され中へと足を進める。確かに他の客はいたが、それが嬉しいことになんかになるの?なんて思っていて。
しかしそんな思いも、彼女が発した名前を聞いて驚きへと姿を変える。
自分の隣にいる男の顔をマジマジと見れば、確かにあの時馬車で無自覚世話焼きを発動させた相手であることは確かで。あの時と変わらない、しかし何処か苦笑のような笑みを浮かべる彼に向かって)

ロビン、久しぶり?かな。なにその苦笑は。

(馬車であった時はまだ若いガキンチョだったなぁ、なんて昔と今を比べていて。全く、人と会って最初にするような顔じゃないだろうなんて考えながら、もはやルーティンのような、口ぐせのようなため息をついていて)


(/順番に関して、かしこまりました!
加えて猫の設定、全然大丈夫です!というかむしろ面白くなりそう…!!
私も頻度が中々遅いのでご迷惑をおかけするかもしれませんが、何卒気長に待って頂ければなと思ってます!)


>ウィル
役に立つかどうかはともかく、物はその時にしか存在しないんだから取っておくのは大事。

(自分の発言に彼が首をかしげ、そのまだあどけなさ、幼さが残る顔に疑問を浮かべているのを察して上記を述べながら”先のことなんて誰もわかんないの”と呟くように言う。また彼から質問を受ければしばらくうんうんと唸りつつ顎に手を当てて考え始めて)

カメラか…”魔法陣”とか”使い魔”とか、媒体が有ればいいけど。
普通の千里眼みたいなことをやれば情報量が多すぎて脳が焼ききれるよ?多分。

(と、自身の見解を述べる。魔法陣や使い魔でもいい。要は欲しい情報を限定して遠隔的に得られれば良いという事だ。なにも指定せずにやれば周囲の情報が、文字通り”全て”入ってくるため到底耐えきれずにお亡くなりになるだろう。
媒体に魔法陣を指定したのは、魔法陣の方が単純な作業的なことをするには向いているためだ。しかし魔法陣を構築すれば当然一般の人からは魔法使いであることがバレるし、なにより構築するのには魔法への理解とイメージが非常に大事になってくる。
使い魔ならそんな心配もないが、単純にそんな一点に居続ける使い魔などなかなかいないし使い魔をそこまで仲良くなってから指示するのには時間が掛かってしまう。だからこそ悩んだが…自分なら魔法陣を作りだすだろうななんて考えていて)


(/ウィルくんから頂くもの、ですね?
少し考えたのですが、やはり”家事ができる”という個性を活かしたく(シエルが生活力ほぼゼロというのもあって)、”週一くらいのペース、または鍛錬を一緒にした日、は家に来て掃除や洗濯をしてくれる”というのはどうでしょうか?
もちろん、レインさんの住みこみ助手としての仕事などとキャラというか、する事が被ってしまうことになってしまうかもしれませんが…。)

  • No.35 by ロビン  2020-06-13 11:55:33 

>ウィルさん

植物魔法の練習に、ですか……僕がいてもあまり参考にはならないかもしれないですね。僕、植物魔法は”使っている”というより”抑えている”って感じですし、”使おう”と思って使っているわけではなくて”できる”から使っているというか……。(まさか自分が教えを乞われる側に立つことになるとは。誰かに慕われるのは存外気分がいいし、滅多にない自分が教える側という状況に少しワクワクしていて。しかし教えるとしても問題点があり、即座に快い返答をすることはできず言いよどみ、続いて自分自身が植物魔法を使うときの曖昧な感覚をどうにか言葉に変換して伝えようと)

──あ、でも、きみの練習に立ち会っていいのであれば是非。僕以外の魔力で作られた植物って普段あまり触れる機会がないから気になりますし……なので、お礼は”きみの魔力で作った植物”でどうでしょう?(煮え切らない様子から一変、彼からの申し出に協力的に振る舞い。魔法使いであることを隠す魔法使いもいる中で、間近で他人が魔法を使うところをみれる機会は少ない。気になるというのは紛れもない本心で。──ちゃっかり”お礼”をせびることも忘れずに)



>レインさん、シエル師匠

はい、ロビンですよ、師匠。(レインに言われた通り、ソファの端に寄ってスペースを空て。記憶にある姿よりも少し若いけれど、かつて自分が世話になった人物で間違いないということは、シエルの発言から確信を得て)

いえ、なんというか、不甲斐ないなぁ……と。どうぞ、お探しの子です。(何だか放っておけない猫だと感じてはいたけれど、まさか自分の師の猫だったとは。そう気付いた今となっては猫からは師匠と同じ魔力を微かに感じとることができ、気付けなかった自分に不甲斐なさを感じていて。最も、便利屋の彼女のように魔力の気配に聡いわけではないのだから、意識していなければ気付けないのは当然のことなのだけれど。ちょいちょい、と手招きをしてくつろいでいる猫を呼び寄せ、ソファの上の自分とシエルの間に持ち上げて)

(/設定付与問題ないです!やりとりの中で設定が生えるのもなりきりの醍醐味、世界観の根幹を揺らがすものや、そもそものPFからの逸脱等でなければ大歓迎ですので!
それでは引き続きよろしくお願いします…!)

  • No.36 by レイン  2020-06-13 19:25:43 

>ロビンさん、シエルさん

あらあら、お知り合いかしら?

(新しく入れ直した紅茶とカップをひとつ持ち二人が待つ場所へ戻れば、ロビンと依頼人が話をしていて驚く。猫の話かと思いきや、元々の知り合いだと言うのだから尚更。
先程までかけていたソファに座り、自分の分、ロビンの分、そして依頼人の分の紅茶をカップに注ぐ。)

紅茶をどうぞ。お茶菓子もあるから好きなだけ食べてね。

(ロビンの時に出すのを忘れていたお茶菓子は、今はいないレインの助手が作ってくれたもので。そこらの洋菓子屋のお菓子よりも美味しいのではないかと密かに思っていたものだ。そんなレインの好物であるお菓子を出す時は魔法使い仲間が来た時だけなのだが、そんな事を知るものはレインと、ウィルのみ。このふたりが知る由もなかった。)

その猫はね、ロビンのお店にいたのよ。そしてここへ連れてきてくれた。便利屋なのに今回は何も出来なかったわ。

(はぁ、と頬に手を当てため息を着く。誰かの、困っている人の力になりたくて始めたものなのに何も出来ないだなんて悔しい、そして申し訳ない。そんな気持ちに見舞われ目を伏せる。)

  • No.37 by シエル  2020-06-14 07:53:16 

>ロビン、レイン
あぁ、魔力に気づかなかったこと?しょうがないよ私の隠蔽が凄いから。

(こちらによせられた猫を持ち上げながらそうフォローのようでフォローになっていないような、そんなことをロビンに向かって口走る。また猫をこちらに寄せられて、『急に居なくなったらダメ。わかった?にゃん丸。』と猫に顔を近づけながら言う。
言葉が伝わっているようには見えないが、それよりも気になるのはその名前である。”にゃん丸”……彼女の壊滅的なネーミングセンスが垣間見える瞬間であった。しかし使い魔となった猫は次第に力や知恵をつけ、いずれは言語を理解するようになるとも言われている。そのため、最近彼女と近くに居始めたばかりの猫ではあるがその内強大な使い魔として成長するだろうことはなんとなくわかった。普通の使い魔には与えられないほどの魔力が与えられているのがなによりの証拠だった。)

知り合い……というよりは、弟子?

(とくに弟子になられるようなことはしてないけど、と付け加えつつ上記をレインに述べる。第一、人間界で暮らすイロハを教えたのも随分昔の話だ。今でも師匠と呼んでくれるのは嬉しいものがあるが……。
また紅茶を勧められれば、『じゃあ遠慮なく』と言って言葉通りしっかり食べ始める。もともと空いていたお腹に、この紅茶の匂いと美味しそうな洋菓子が目の前にくれば仕方ないと自分に言い聞かせつつ、1口食べる事に『うん、美味しい』とレインに言っては、”これなら毎日でもいいから食べたい”と思っていて。またレインから事の始まりを聞いて)

ロビンの店に?よく迷わずに行けたね。
力にならなってる。君のその有名さが無ければ私はここに来ることは無かったから。

(そう言って、めずらしく年長者らしいことを述べて彼女の頭を撫でる。といってもレインからすれば随分年下の女の子に頭を撫でられたように感じるかもしれない。)

  • No.38 by ウィル  2020-06-14 22:56:56 

>レイン

(踏み出そうとした足を止め、何かあるのかと小首を傾げ注目する。相手の操る水と小さな光で蕾が綺麗な花を咲かせていく光景に目を丸くしてはこんなことができるのかと感心して。自分とは違ったアプローチの仕方、また直後の相手の発言からわざわざ今自分に魔法を使ってみせてくれたことの意図を理解しては落ち込んだ気持ちが一瞬で晴れていくのを感じ頬を緩め)

(そのまま足早に家の方向へと歩き出してしまった相手に若干の違和感を覚えつつすぐに隣に追いつき歩行速度を合わせて。万が一何かあってもすぐに守れるようにと2人で歩くときは普段からこうしてぴったりと隣にくっついて歩くようにしている。改めてお礼を言おうと隣にいる彼女へと視線を下ろせば、その顔には僅かに疲労が表れていて。話していたときは元気そうだった、なら魔法を使ってからか──彼女は自分ほど頻繁に魔法を使うことはない。自分の所為で無理をさせてしまったこと、更にこちらに罪悪感を抱かせない為に気を使っていたのだと先程の違和感の正体に気が付いては謝罪の為に開きかけていた口を閉じて。謝罪の代わりに今日は帰ったらいつも以上に彼女に尽くそうと心に決めるが、すぐ近くとはいえこのまま家まで歩かせるわけにはいかない。歩みを止めれば相手の腕を優しく掴んで)

レインさん、ちょっと失礼しますね。

(此処から家までの距離なら自分でもある程度は正確に転移魔法を使いこなせる。以前足場の不安定な位置に転移してしまった経験を思い返し、念のためにと相手をしっかり自分の方に引き寄せればそのまま家の扉の前へと転移して)


>シエル

なるほど、心得ておきます。

(一見無価値なものであれ状況により意味を持つこともあるということだろうか。未だ完全な理解には及ばないが、彼女の言うことに間違いはないだろう──こくりと頷いては素直に受け入れ相手の言葉を胸に刻んで)

僕が用事でここを離れるときにこの都市一帯の様子を逐一確認できればと思っているんですが……想像していたのは千里眼みたいな感じでした。

(習得に膨大な時間がかかり、使用には体力を大幅に消費する──そんな風に考えていた魔法がまさか一度で死に直結する程のものとは。思わず息を飲み、「脳まで焼けてしまっては元も子もないですね、」と付け足しては眉尻を下げて。)

魔法陣、使い魔…あ、魔力を込めた結晶とかはどうでしょう?これも媒体として使えますか?

(相手の言葉を反覆し、以前相手の家に家事をしに行った日に彼女の使い魔として猫を紹介されたことをぼんやりと思い出しながら考えを巡らせて。例に挙げられた二つはどちらも扱った経験がない。これらをものにするまでの間に何かが起こってしまったら──そんな不安を抱いては自身の得意とする魔法から媒体を生み出すのはどうかと指先でクリスタル状の氷の結晶を作り出しながら相手に訊ねてみて)

(/早速考えてくださってありがとうございます!こちらとしてもウィルくんには沢山他所のお手伝いをしてほしいので、是非その設定でお願いしたいです。週一は必ず通うとして、何かあれば出来る限りすぐ駆けつけるつもりでいると思うので今後絡んでいく中で状況によって呼び出していただければと思います!)


>ロビン

あぁ…なんとなく、わかりました。前に花がシーツ一面に生えた、みたいなお話を聞いたような気がします。

(話を聞いたときは意味がよくわからなかったが、本人の言う通り魔法を"抑えている"というのであれば納得だ。此方に伝わるようにと言葉を選んでくれる相手にこくこくと相槌を打っては理解を示して)

えっ、いいんですか?実は、他にも普段練習に付き合ってくれている人がいて…近いうちに会えると思うので、また紹介しますね。本当にすごい人なんですよ。
──僕の魔力で作った植物…わかりました。また何かあったら言ってくださいね。

(断られてしまいそうな流れを感じ諦めかけていたところで突然の承諾に驚き。練習に立ち会ってもらうとなると、ぱっと思い浮かぶのは既にお世話になっている魔法使い、シエルの姿。まさか2人に繋がりがあるなどと知る由もなく、尊敬する人達が自身の鍛錬に立ち会ってくれることに対する喜びを噛みしめながら目の前の相手にも彼女の凄さを伝えようとして。相手からお礼について言及されれば現状一輪花を咲かせるのにも苦労はしているものの本当にそれだけで良いのかと不思議に思い、いくらでも追加条件を受け入れるという姿勢を示して)

  • No.39 by ロビン  2020-06-15 22:43:19 

>レインさん、シエル師匠

その子に名前まで付けたんですね……ああ、レインさん、ありがとうございます。(猫に付けられている名前を聞き、シエルが猫の方を向いているのを良いことに微妙そうな表情を浮かべて。例えネーミングセンスが壊滅的でも曲がりなりにも己の師匠、他の人もいる前でそれを指摘するのもいかがなものかと、おとなしく口を噤んで。紅茶を注いでくれたレインにお礼を述べて表情を取り繕い)

そう、ですね。魔法に関して習ったわけではないですが……生活の師匠?(次いでレインからの問いを聞き、思わずシエルの方へ視線を向けて。出会った頃のことを思い出しながら顎に手を当てて考えるポーズを取り)

あー、またそうやって。相変わらずですね、師匠の”世話焼き癖”。(シエルがレインの頭を撫でているのをみて、ついつい昔のことを思い出し。レインも世話焼きな気質だし、こういったことには慣れてなさそうだがどうだろうかと様子を窺いながら、出してもらったお菓子に手を伸ばして)



>ウィルさん

あ。その話、そういえばしましたね。あの時は後処理が大変で……。(かつて自分がした失態を伝えていたことを思い出し、頭の後ろを掻きながら苦笑して。シーツ一面に咲いたラベンダー、無意識でも自分で作ったものを廃棄するのは何となく気が引けて香りが楽しめるサシェにして店で配って捌いたんだった)

へえ、他にも。それは是非お会いしたいです。ロクに助言もできないのにこれ以上は……と思うんですけど、きみがそこまでいうなら何か考えておきますね。(相手のいう練習相手がまさか自分が師と呼ぶ女性であることには気が付かず。他人の魔法の練習に付き合うぐらいだからお人好しなのだろうな、と勝手な想像を膨らませていて。本当に彼の魔力で作った花だけでも十分と感じていたが、逆に彼がそれでは納得いかない様子。暫し考えてみるものの、他に大した案は出てこず保留にして)

──そうだな、練習に付き合うのだし、何か……。ああ、そういえばですけど、作るなら知っている物がいいかもしれませんね。きみの故郷の花だとか、いつも歩く路端に咲いてる花だとか。(さて早速何か彼の力になれそうなことはあっただろうかと少し唸りながら思案。ふと、先ほど話題に上がったシーツ一面の花のことを思い出して。そういえばあの時に咲かせたラベンダーは勿論のこと、無意識で作り出す花の数々は自分が見たこと・育てたことがあるものばかりであることに思い至って)

  • No.40 by レイン  2020-06-16 15:18:34 

>ロビンさん、シエルさん

う、わっ…!

(急に頭を撫でられたことに驚き肩を跳ねさせる。魔法使い、それも相当力のある魔法使いだということは魔力からもロビンの発言からもわかってはいた。しかし見た目が自分より年下、少女のような彼女に頭を撫でられ驚かないはずもない。そもそもレインは撫でられ慣れていないのだ。思わず声が裏返ってしまっても仕方がない事。そう思う一方で顔はどんどん熱を帯びる。)

わ、と…その、やめていただけませんか?

(恥ずかしさのあまり、きゅっと身を丸める姿は見た目相応。いや、それよりも幼く見える。
熱くなる顔を冷やすため小さな氷を数個創り出し、頬に当てる。魔法を上手く操ることにより自身の髪や服は濡れない仕様になっているため、ハンカチなども使用せずそのまま。)

(少し落ち着いた所で撫でられる少し前の言葉を思い出す。確か、ふたりは師匠と弟子の関係だと言っていた。)

生活の師匠…素敵ね。私にはそんな人いないから羨ましいわ。

(自分に生きる術を教えてくれた両親はいたが、もう何百年も前に亡くなってしまった。それにあの二人は師匠というよりもやはり親なのだ。レインの中では両親は師匠になり得なかった。
ふと、一人の男のことを思い出す。両親が亡くなり泣いていた自分を可愛がってくれた男の姿を。しかしその人もどこに行るのかわからない。もしかしたら既に…。そんなことは思いたくはないが可能性としては有りうる話だ。生きているなら会いに来てくれてもいいのに。寂しくてまた泣いてしまいそうよ。そんな感情をおくびにも出さず、ふたりの話を聞きたいわ、だなんて笑ってみせる。)


>ウィルさん

(何も言わず隣に並んだウィルの顔は頬が緩んでいて。自分の意図が通じたのか、とこちらも嬉しくなり微笑む。
数歩歩いたところで急に腕を引かれる。疑問を声に出す暇もなく、ぐるりと目が回る。)

っ、ちょ…!

(レインは転移魔法に慣れていなかった。自分で使うには魔力を消費しすぎるし、人にわざわざ使わせるくらいなら一緒に歩いて共に風景を楽しみたかったからだ。だから転移魔法独特の浮遊感が苦手だった。
ふわ、と体が浮く感覚に身をすくめ、隣のウィルの腕を抱き締める。数瞬の浮遊感の後、足の裏がしっかり固い地面に付いていることを確認するが驚きと恐怖はそう簡単に飛んでいかなかった。)

も、もう!びっくりしたでしょ!

(腕を握りしめたままそう叫び、きっと軽く睨みつけ。怒っているわけではなく、ただ混乱しているだけなのだが。それが相手に伝わるか、誤解させたりしないか、そんなことを考える余裕もないらしい。)

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