ミッドナイトブルー 2020-06-01 18:12:20 |
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+WORLD
指を振る、歌を歌う、瞬きをする。たったそれだけで奇跡を起こして世界を捻じ曲げることができる魔法使い。人間は魔法使いの摩訶不思議な力を恐れ、敬い、利用した。
ある魔法使いは人間に紛れて暮らし、ある魔法使いは辺境の地へ移り住み人間の目を避けた。そしてある魔法使いは人間の破滅と魔法使いの繁栄を企て──大きな黒い獣に姿を変え、七日七晩暴れ回った末に魔法使いに退治された。
大きな黒い獣が退治されてちょうど百年。かつての七日七晩を御伽噺として語り継ぐ人間と、ひっそりと姿を隠して暮らす魔法使いの日常。
+KEYWORD
魔法使い
・美しいものの側で産まれ、精霊から祝福を受けた人々。夜闇でも煌めく鮮やかな色の『瞳』と、その身ひとつで奇跡を引き起こす『魔力』以外は人間と変わらないように見えるが、『魔力』を得た影響か不老長寿であり、人里離れて暮らす魔法使い程、感覚が人間のものとはかけ離れていることが多い。
・怒り、憎悪、悩み、そうした負の感情に囚われていると『魔力』に身を食われる心地がする。そして『魔力』に身を食われたならば、『黒い獣』に変貌し破壊の限りを尽くす。
・魔法は感覚で使うもの。理論立てて説明しようとするのは難しく、個人差も大きい。魔法使いそれぞれに得意な魔法、苦手魔法がある。
・どれぐらいの人数がいるのかは不明だが、人間よりは圧倒的に数が少ない。
精霊
・魔法使いも人間もその姿を見たことがない、本当にいるのかもわからない。美しいものを好み、美しいものの側で産まれた赤子に『祝福』を授けるとされている。
・魔法使いを嫌う人間からすれば、人間の子を魔法使いに変えてしまう悪魔と考えるものもいる。
大きな黒い獣
・前代未聞の大きさをした黒い獣。
・とある魔法使いの成れの果て。それを知っているのはかつて黒い獣に身を落とした同胞を知る魔法使いと、そう勘づいた魔法使いだけ。
・誰もが知っている御伽噺として語られる大きな黒い獣は、『爛々と輝く黄金の瞳に蜥蜴のような黒い鱗、鋭い牙と爪、町を一飲みするような身体』を持つ怪物である。魔法使いはそれを倒し人間を守った、めでたしめでたし。
+LOCATION
百年前の大きな黒い獣により、世界の各地はボロボロになった。そのためか大規模な街は殆どなく、こじんまりと閉鎖的な村々が多い。
ロル内での描写で自由に新しい場所を創造して良いが、過度に発展した現代風味の強いものはない。大きな黒い獣が暴れる百年前以前はそうした発展した場所があった、かもしれない。
何もないと接点のない方との絡みに困るかもしれないので、下記箇所については「たまに立ち寄る」「住んでいる」「元・故郷」などの設定を付け加えていただければ。
大都市/セレナイト
大きな黒い獣が暴れた七日七晩を逃れた都市。かつては小さな町だったが、百年の年月をかけて大都市と呼んで差し支えない姿になった。活気のある場所だが、それ故に仄暗く治安の悪い一面も持つ。
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