緋色の研究 / 〆 

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助手  2018-05-23 21:25:11 
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ベーカー街221B



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  • No.261 by John Watson  2018-07-30 00:27:35 



(ですね!では病院にやって来るところからお願いしても良いですか?その後に、探偵が来たことに気づきつつも平静を装って診察室に呼び込みたいと思います!)

  • No.262 by Sherlock Holmes  2018-07-30 07:08:28 


(/了解しました!ではしれっと病院にいきますね。引き続きよろしくお願いします/こちら蹴り可です)

(大学病院、そこに訪れる人間とは病院に勤めている職員か治療されるべき病人かに分けられる。診療受付に来る人間となれば病人であることは確定だ。だが今診療受付に立つ男は背筋をピンと張り顔色は元々の白さを除けば健康的で声が濁っているわけでもない。隣で受付をしている咳が止まらない老人に比べれば健康的そのものだった。だがその男は帰る様子はなくれっきとした病人として治療を受ける気でいる。受付の人間が戸惑いを見せるなか、男は口をVの字にしてこう言った)
名前はシャーロック・ホームズ、職業は諮問探偵。症状は喉の痛みと栄養失調、あとは心拍数の乱れです。あぁそれと担当医の指名を。担当医はジョン・H・ワトソン先生でお願いします。

  • No.263 by John Watson  2018-07-30 09:01:55 



(昨日までに比べれば担当する患者の数は減って来たが、まだまだ処理しなければならないカルテが山積みで、その上診療も絶えず入るものだから疲れるのも当然だった。診察と次の診察の間の時間にぐぐっと伸びをしながら、次の患者のカルテを看護師から受け取る。そこに書いてあるのは紛れもなく同居人である探偵の名前で、一瞬驚いた様子を見せたがついに押しかけて来たかと呆れたように溜息を吐いた。ズボンのポケットに入った携帯の振動回数から、彼が痺れを切らし始めていることは薄々気づいてはいたが、それにゆっくり返事をしている余裕はなかった。心拍数の乱れなら心臓の疾患を専門に扱っている医師の元に行くべきだと、その適当なカルテを見ながら、診察室の中から声を掛けた。)
──ホームズさん、どうぞ。

  • No.264 by Sherlock Holmes  2018-07-30 11:04:54 


…なるほど、狭い診察室内だとフローラルスプレーの香りがより強い。しかし清潔な白衣とシワのない綺麗なネクタイ、それと営業スマイルには実にマッチしている。女ウケは抜群だろうな。だが白衣の下に着ているシャツは洗濯はしてあるもののシワだらけ、アイロンをかける暇がなかった。つまり家に帰る暇もなく泊まり込みで勤務中。あぁこのことはよく知ってるんだった。それじゃ診察をどうぞ、ワトソン先生。
(名前を呼ばれ診察室に入るとわざとらしい笑みを浮かべて扉を閉めた。ジョンの格好は今までに見たことのない所謂仕事着だ。白衣のジョンなんて、ここに来なければ見ることはできないだろう。長らく会えずメールもほとんど返してこずで不機嫌だった気分はジョンの見慣れない姿を目にしたことでどんどん上向きになっていく。それに伴うように口は回り、挨拶代わりと観察して得た情報をひけらかしていた。ジョンはここに押しかけてきたことを嫌がるだろうがそんなことは関係ない。何か言われる前に患者用の椅子に座ると両手を広げて診察するようすすめた。ジョンはあくまでも医者としてこちらに接するらしい、ではこちらも患者として振る舞うことにしよう)

  • No.265 by John Watson  2018-07-30 12:11:25 



…お褒め頂き光栄です、ホームズさん。
お見事、今日も女性の患者さんから連絡先を受け取りました。それだけ喋れれば、まず喉には何の問題もないでしょうね。作る人がいないからと言って完全に食事をやめるようなことをしていては、当然栄養失調にもなります──それで、本題ですが。
(診察室に入って来た彼は、さぞ不機嫌そうな表情を浮かべているものだろうと思っていたものの、思いの他非常に楽しそうな顔をしていた。自分が医師として働いている姿を見たことがなかったから、面白がっているのだろう。普段患者に接するときのようににこりと笑みを浮かべながら仕事モードで会話を進めていく。見えていない白衣の中まで言い当てられ、忙しいから仕方ないのだと不服だったため、わざと白衣のポケットから連絡先の書かれた紙を取り出して見せてみた。皮肉を言いながら、カルテを手に椅子を回して相手に向き合う。)
君がここにいるのは、どういう訳だ?シャーロック。

  • No.266 by Sherlock Holmes  2018-07-30 12:38:58 


どういう訳って?僕が座ってるこの場所はなんだ?患者用の椅子だろ?つまり僕は患者だ。僕の体を見もしないで症状を決めつけるなんて職務怠慢だぞ。あれやらないのか?どんな病気で診察に来ても医者は必ず喉の状態をみて心音を聞くだろう?それと、その紙切れは僕が貰っておく。君には必要ない
(ジョンは鬱陶しがる心境を隠すためにあえて仕事モードでいるようだが、その姿は逆にシャーロックをさらに上機嫌にさせていた。営業用の笑顔を浮かべて患者に理路整然と丁寧な言葉を使う…ジョンの知らない一面を楽しげに眺めていた。221Bでわざと営業スマイルを向けられた時とは違う気分だ。何もかも新鮮でまだまだジョン・ワトソン医師のことを知りたい。いつもはシャーロックの探偵としての仕事を見せるばかりなのだから、ジョンの医者としての仕事ぶりをみる権利が自分にはある。ジョンは医者だ、自分が患者だと言い張ればシャーロックを邪険に扱うことはできないだろう。だが女性から渡された連絡先だけは気に入らず手を差し出しこちらに渡すよう言う。連絡先を受け取った時点でゴミ箱行きにしろと言いたいが、今はそれを攻めないでいよう、話が逸れてしまう)

  • No.267 by John Watson  2018-07-30 13:53:13 



──分かったよ、そんなに言うなら診察してやる。
シャツを脱いで。先に喉を見る、ついでに採血でもしていくか?
(変わらず楽しげな表情を浮かべる相手に呆れたようにため息を吐きつつ、彼の思惑通りそう答えた。相手の伸ばした手にそのまま紙切れを渡す、なんの気なしにした行動だったが、女性に連絡をしようという思惑が一切ないことを表していた。首にかけていた聴診器を耳につけながら、シャツのボタンを外すように促した。再び普段の仕事時の顔を見せながら、彼がボタンを外している間に彼に椅子を近づけて、口を開けさせると喉の状態を見た。やはり問題は一切なさそうだ、喉には赤みも扁桃腺の腫れも見られない。もちろん普段患者には、異常が見られなくてもきちんとその人の主張や不安を聞いて場合によっては薬を処方するわけだが、彼には薬を処方する必要がないことは分かっていた。ポケットから取り出したのど飴をひとつ、子どものように彼の手に握らせて微笑んだ。次は心音だ。)
…喉に異常はなさそうです、赤みも見られないし、扁桃腺の腫れもない。のど飴でも舐めていれば、すぐに治るでしょう。

  • No.268 by Sherlock Holmes  2018-07-30 17:57:13 


__君は医者なんだから当然だ。採血か、そうだなお願いしよう。この際僕の体が正常かどうかみておくのも悪くない
(素直に連絡先を差し出したジョンに満足気に笑みを浮かべると、番号が書かれた紙を2つに引き裂いてからポケットに入れた。ジョンは自分との約束を守ってくれているようだ。病院内のゴミ箱に捨てなかったのは他の同僚に連絡先を捨てた事を知られないためだろう。そういうところは頭が回るんだなとジョンの外面の良さを改めて知る。女性から貰った連絡先を捨てている事実を知るのはシャーロックだけなのだ。ジョンの指示通りジャケットを脱ぎシャツのボタンを外してはだけさせると大人しく口を開けた。ジョンが検死をしているときは背後からしか様子を伺うことができないが、自分を診察していると真正面から医者のジョンの顔を見ることができる。人間の体を観察する目、自分の知識と経験とを活用しながら自分の体を走るジョンの目はまるでハンターのようだ。喉の診察を終えても楽しげなシャーロックだったが、のど飴を握らされ少々不服そうな顔をしそれをポケットにしまう。)
…子供を診察した時は飴を渡してるのか。ちなみに僕は子供じゃないぞ。まぁいい、次は心音だな。警察の連中によると僕には心がないそうだから、確かめる良い機会だ

  • No.269 by John Watson  2018-07-30 19:52:01 



子どもは飴が好きだからな、大人しく診察を受けてくれたご褒美に。病院は怖くないって思ってもらわないといけないだろう?…キャラクターの絵がプリントされたものもあるけど、君もそっちが良かったかな。
(白衣のポケットに飴を忍ばせている理由を説明しては彼を観察していた瞳が相手を見つめ、悪戯に笑った。聴診器を相手の胸に当て、その音を聞く。医者としての真剣な表情で、ただ彼の心音と呼吸の音だけに意識を向けていた。当然、彼の心臓は動いていて優しい音が響いている。気持ちが落ち着くような気がしたのは、いつも彼と寄り添っている時に自分が聞いている音だからだろうか。そんなことを考えている自分に気付いて、はぐらかすように顔を上げて彼の心臓の位置に手を添えた。こんな時に限って、朝から絶えず舞いこんでいた患者のカルテが来なくなった。そろそろ最終受付が終わった頃だろうか、とすればこの男が今日診る最後の患者かもしれない。)
…心音、呼吸共に至って正常。心もちゃんとここにある。

  • No.270 by Sherlock Holmes  2018-07-30 20:24:40 


僕は飴は好きじゃない。だからキャラクターの飴もいらない。僕は子供じゃないって言ってるだろ
(不服な顔を浮かべていたところ、こちらに向けられたジョンの瞳は先程とはまるで違う色をしていて口元が緩みそうになる。ハンターの目をしていたと思えば次の瞬間には全てを赦してしまいそうな小悪魔な笑み。その落差にドクンと心臓が鳴った気がした。これを心拍数の乱れと言わずになんと言うのか。ジョンは聴診器をこちらに当てようとしていて急いで気持ちを落ち着かせる。ヒヤリとした金属の感触があったあとしばらく静寂の時が流れた。自分でやれと言っておきながら心音をジョンに聞かれるのはそれこそ心を覗かれるようなものだとうっすら考える。平時なら事を誤魔化すことなど容易いが、恐らく心音は嘘をつけない。聴診器の冷たい金属が離れたあと、今度はジョンの暖かい手が心臓の位置に置かれた。不意の行動にまたドクンと心臓が脈打つ。今度はジョンに心拍数の変化を知られてしまっただろうか。もう次の患者のカルテはこの部屋にこない。当然だ、自分が今日最後の患者になるよう狙った時間に来たのだから。胸に置かれたジョンの手に自分の手を重ねる)
腕の良い君が言うならそうなんだろう。僕の心はここにある。君が居たり居なかったり、連絡をくれたりくれなかったりでいちいち心拍数が乱れて大変だ

  • No.271 by John Watson  2018-07-30 20:53:06 



──今、心拍数が上がった。可笑しいな、不整脈かもしれない。僕が近くにいたら、もっと悪化するかもしれないね。…死んでしまうかも、
(相手の胸に添えた手に鼓動が伝わって、相手を見つめた。きっと今、自分がその肌に触れた瞬間に、彼は反応を示したのだ。少し揶揄うように笑みを浮かべ、少し身を乗り出して彼の耳元でそう囁いた。彼の不整脈はもっと酷くなって、心臓が止まってしまうかもしれない、と悪戯な笑みを浮かべたまま。羞恥心を煽るように、再び聴診器を当てた。久しぶりに彼に触れたことで、自分の中から欲が湧き出したのを感じた。疲れているせいもあるだろう、こんな気持ちになるのは珍しい。明るいエメラルドの瞳はいつもと同じように優しい光を灯していたが、その奥に欲が、熱が渦巻いた。彼の肌蹴たシャツを引いておもむろに立ち上がると、そのまま噛み付くようにキスをした。いつもの彼らしからぬ荒々しいキス、そしてわずかに場所を移動すると背中から彼をベッドに押し倒した。)

  • No.272 by Sherlock Holmes  2018-07-30 21:31:38 


っ、ジョン…?馬鹿なこと言うな、僕が診療受付で心拍数の乱れのことを言ったのはじょうだ___んっ…、___
(その瞬間にジョンの瞳はまた色を変えた。優しいふりをしても隠しきれぬ欲望が瞳の中にチラつき、一瞬にして抑制を振り切っている。ジョンの中で湧き上がった欲に晒されてまたドクンと心臓が脈打つ。ジョンは病院にいる限り医者として振る舞うものだと思っていたし、自分はそれを逆手にとって楽しむためにここに来たのだ。それなのに今目の前にいるのはそれこそ221Bでも見たことのない欲に忠実なジョンで、耳にかかる吐息は熱く甘い。そんな経験のない熱にあてられてシャーロックが抗えるはずもなく脳はすぐに蕩けてしまう。ジョンに引かれるまま乱暴なキスを受け、事を理解する前にベッドに押し倒された。ここは221Bと違って閉鎖空間ではない。いつ誰が入ってきてもおかしくないのに、ジョンはここで自分の欲をシャーロックに注ごうとしている。厄介なのはジョンが聴診器を胸に当てていることだった。ジョンの熱にあてられ、為す術もなく押し倒されて、誰がが来るかもしれない状況であると理解しているのに、どうしようもなく胸が高鳴る。ジョンの乱暴な欲に晒されていることに、ジョンといけないことをしているこの状況に、自分が興奮して心臓が早い鼓動を刻んでいるのがバレてしまう。聴診器を胸から外そうとジョンの手首を掴むが、うまく力が入らない)
ジョン、…ふざけるな、何してるっ……ダメだ、こんな……君は医者で僕は患者だろ、僕は不整脈じゃない、ちゃんと診察しろっ

  • No.273 by John Watson  2018-07-30 22:00:33 



…可笑しいな、不整脈じゃないならこの脈拍は何だ?
それとも、君はこの状況で興奮してるのか、シャーロック。病院の中で僕に押し倒されて、こんなに乱暴にされているのに。──ほら、どんどん鼓動が早まっていく。
(ジョンは少し目を細めて微笑んだ、それがこれまで見せたことがないほどに妖艶なものだとは自分でも気付かずに。押し倒した彼を上から見下ろしながら、その鼓動に耳を澄ませる。外の廊下を看護師が歩きながら談笑する声がした。ここは2人だけのあの部屋ではない、それにまだ誰もが行動している時間、そして自分は医師。だというのにベッドに彼を組み敷いてキスをしているのだ。その背徳感が、そして彼の鼓動が明らかに早くなっていくのが一層楽しかった。わざと彼にその鼓動の高鳴りを突きつけながら、彼の手を掴んで舌を絡めた。もしこの状況で看護師が入ってこようものなら、自分は確実に、患者に不貞を働くとんでもない医者とみなされる事は間違いなかったが。)

  • No.274 by Sherlock Holmes  2018-07-30 22:46:26 


それは…それはっ____っ、ぁ…じょ、んっ…__これ、…心音を、聞くの___ダメだ、はず、せ…
(可笑しい…それはこっちの台詞だ。こんなこと、想定外どころじゃない。想像だにしないことだ。ジョンをからかうだけからかって家に帰るだけのはずだったのに、今体はジョンの支配下にあってうまくコントロールが効かない。キスをしたわけでもないのにジョンが見たことのない妖艶な目をこちらに向けると思考回路が鈍っていくのが分かる。ジョンの言葉に反論したいのに脳内の歯車はこれっぽっちも回らず、瞳孔が興奮で開いていく。外の廊下から女性の声が聞こえてまたドクンと血が体を巡った。入ってくるかもしれない、ジョンとのこんな姿を見られるかもしれない…そんな動揺さえ聴診器を伝ってジョンにダダ漏れだろう。自分からジョンにする時はこんなにも精神が乱れることはないのに、ジョンに組み敷かれると意図も簡単に自分という存在は崩れてしまうのか。頭がクラクラしてくると、ジョンが自分の手を掴む。ただ手を握られるだけかと思えば、目の前で繰り広げられたのはまた想定外の光景だ。ジョンが自分の指を舌で絡めとる様はあまりにも艶やかで、息がつまった。ジョンの舌が指の合間を撫でる度に気持ちよさと擽ったい気分が混じりあった波が押し寄せて心音が乱れる。当然それは聴診器からジョンに知られているだろう。これでは自分の弱い所を教えているようなものだ。頭はぐちゃぐちゃで何故かは理解できないが目にうっすらと涙が溜まっている。その目でジョンを見つめながら聴診器を持つ手を必死に握り)

  • No.275 by John Watson  2018-07-31 10:51:53 



…僕が近くにいるとどんどん酷くなる。
怖くないよ、ほら──泣かないで、これあげるから。
(響く鼓動は、明らかにテンポも早く時折不規則になる。その事実を彼に伝えながら、聴診器を耳から首へとかけ直した。これでもう、心音ははっきりとは聞こえない。病院特有の真白で少し硬いベッドに組み敷いた彼は、普段とは全く違う表情を浮かべている。興奮と怯えが入り混じったような表情だ、自分が普段と全く違う表情を見せたことに酷く驚いているのは確かなようだった。それを上から眺めながら、少し虐めすぎてしまっただろうかと考えた。泣き出しそうな目をした彼に微笑むと、くしゃりとその髪を撫でてやる。いつも、診察が怖くて泣き出してしまう子供にするのと全く同じ宥め方で、優しく声をかけ、先程いらないと言われたキャラクターの飴をその手に握らせた。そっとその頰へキスを落とすと身体を起こす。先ほどまでの荒々しくも艶やかな姿から、普段の優しく面倒見の良い医者へと戻ろうと、やや乱れた白衣を整えて息を吐いた。)

  • No.276 by Sherlock Holmes  2018-07-31 12:44:23 


__、はっ、ぁ……ジョ、ン…___君の診断は、正しい。君が近くにいると僕の脈拍は乱れて悪化し、君に押し倒されて乱暴な欲をぶつけられても…僕は気持ちが昂っていた、自分のコントロールを失って死にそうな程に。だから治療が必要だ、君が医者なら僕を治療するべきだ。僕に必要なのはこんな飴じゃない、僕は子供じゃない。別のものが必要だ…分かるだろ、ジョン
(ジョンの耳から聴診器が外されると、ようやくうまく息ができるようになった気がして荒い息を吐いた。気がつけばジョンは先程の外面の良い医者へと戻っていて、手には飴が握らされている。だがまだ頭はぼんやりとして頬にキスされた箇所がじわりと熱い。ジョンは勝手に自分の欲をぶつけておいて勝手にそれを終わらそうとしている。理不尽がすぎると思うが、それはいつも自分がやっていることだと探偵は気付かない。とにかく、もう思考回路はぐちゃぐちゃで、それでいて足りない。今日はまだジョンが221Bに帰って来ない。こんな状態で1人あのフラットにいるなんて無理だ。飴をベッドの隅におき、体を起こしたジョンの背中に手を回すと逃がさないように力を込めてこちらに引き寄せ、再度自分の上に乗せた。ジョンが整えた白衣が再び乱れる。まだ逃がさないと熱の篭った視線を注ぎながら背中に回した手で白衣を強く握った。自分の欲望でジョンの清潔でシワのない白衣を汚していくようだった)

  • No.277 by John Watson  2018-07-31 15:46:35 



…確かに僕は医者だけど、探偵じゃないから何が必要かまでは分からないな。飴じゃなくて何だ?──もしかして、グレープ味の方が良かった?
(相手の言葉に首を傾げて見せる。違う味が良かったかと、少し笑みを浮かべ揶揄ってそう言ってみたが当然そういう問題ではないらしい。身体を起こしていたのに再び相手の方へ引き寄せられる、今度は彼自身の欲によってだった。白い綺麗な白衣にくしゃりとシワがつく、彼に身体を固定されたままじっとその瞳を見つめ返した。そろそろ彼を帰さないと、他の最終患者たちの波から外れてしまう、ただでさえこの男は受付時からだいぶ目立った様子だったというのに。欲のままに行動したのは一瞬のこと、理性的な普段の彼らしいキスを彼の頰に落とすと、普段の様子でそう諭すように声をかけた。)
…そろそろ帰らないと、風邪薬だけ処方しておくよ。家に持ち帰って、薬箱にでもいれておいてくれ。今の君には必要ないだろうから。──1人で帰れるね?僕も明日の朝には帰る。

  • No.278 by Sherlock Holmes  2018-07-31 19:01:47 


、ジョン…!そうやって、君はまた…僕を弄んで……!君が僕を煽ったのに!!
(ジョンを抱き寄せているのに、その瞳は至って普段通りで、早く帰れとこちらを諭してくる。これ以上この診察室にいればさすがに他の職員が様子を見に来るだろう、もうここにいることはできない。だがジョンほど簡単に体に点った熱を落ち着かせることはできなくて、やり場のない感情がジョンの背中をキツく握ることによって現れた。このままでは厚い白衣越しでも指の跡が残ってしまうかもしれない。それでも今は構わなかった。このまま離れてしまうくらいなら、少しでもジョンに自分を刻みたい。大人しく帰るしかないのは分かっているが、このままでは体の熱を1人では処理しきれない。それならばせめてそれを消して欲しいと最後の願いを口にした)
…分かった、そろそろ他の職員がくる時間だな。でも、ジョン…その前に僕にキスしてくれ。それで帰る…ちゃんと、1人で帰って、明日の朝まで君を待つ

  • No.279 by John Watson  2018-07-31 23:40:50 



…シャーロック、ここで抑えておかないと歯止めが利かなくなる、──でも今君を返したら、寂しさを紛らわすために知らない女でも連れ込まれそうだ。
(相手の言葉と白衣をきつく握りしめてくる手に、困ったようにため息をついて相手の名前を呼んだ。これ以上は自分でも歯止めが利かなくなると、そうなってしまえば一層帰らせるのが嫌になってしまうと思って自制したというのに。しかし彼の様子を見ていれば、その熱を持て余して他の誰かに寂しさをぶつけてしまいそうな危うさを感じてそう答えた。ベッドに座る彼のために背を屈めて、顎を支えながらその唇を優しく奪った。決して荒々しいものではないが、彼を帰したくないという欲がありありと反映されているそれは、医者と普段の彼との境界線を揺らいでいるような深いキスだった。自分だって、熱を持て余しているのだ。)

  • No.280 by Sherlock Holmes  2018-08-01 00:54:42 


___、…ジョン……僕が他の女を連れ込むなんて、ありえない。昔の君と一緒にするな。このまま帰ったらフラットの壁に埋め込まれる銃弾の数が増えるだけだ、安心しろ
(乱暴にされた時とは違う優しくジョンの想いが注がれるようなキス。顔を上向けにされそれを一心に受けると、全身にジョンからの熱が回っていくようだった。熱を抑えるためのキスだったはずなのに、熱が収まる気配はない。そしてジョンだって医者の仮面を被って必死に熱を誤魔化して取り繕うとしているのだ。歯止めがきかなくなる…そんな歯止め外してしまえばいい。バレないようにすればいいだけだ、そしてジョンの外面が保たれるように少し細工をしてやればいいだけだ。数日の空白の後やっとジョンと会えて今は二人きりなのに、こんなにも早くその時間が終わるなんてありえない。ベッドから立ち上がるともうすぐ看護婦が取りに来るであろうカルテをひとつのカゴにしまい、外の様子を伺ってからそれを廊下にだす。静かに扉を閉め施錠を施すと部屋の電気を消した。ゆっくりとした動作でジョンの元に戻るとそっとジョンを抱きしめる)
…ジョン、これで君はこの部屋から何かの用事で一時的に出ていったように見える。職員が夜勤と完全に交代しおえるまではみんな慌ただしく動いてる。少しの間なら君がいなくても誰も気にしない、どこかにいるだろうで片付けられる。……部屋が暗いこの状態で声を殺せばもう少し君と一緒にいれる

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