匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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『うーん…』
(悪魔は相手がきっと兄として頑張ってくれているのだろうと思いつつも天使の彼を見ており、元悪魔は「…すみません、ネイ様には会いたくないとのことで…」と伝えて)
『兄様のことだし、アイツらの趣味は知らないけどこれ気に入ったからアイツらも気に入るだろって選んだんだろうな』(天使は、悪魔の兄ならやりかねないと思いつつ言い、『このぬいぐるみ、兄様に返す?』と尋ねて。一方、天使の兄は、「そうか…なら、ネイ送って来るから、先に家戻っててくれ。じゃあネイ、そういうことらしい。悪いが人間界に帰るぞ」と伝えて)
『…ううん、貰う』
(悪魔は怖いとはいえせっかく悪魔の兄が選んでくれたのだからと思いそう伝え、自分はその言葉を聞くと「そっか…レンのこと、よろしくね」と伝えつつ人間界へ戻り)
『…そっか、大事にしてあげてね』(天使は、悪魔の相手の言葉に意外に思いつつ言い。天使の兄は、人間界に着くと、「じゃあ俺は帰るからな、また連絡する」と言い、天界に戻り)
『うん、そうする』
(悪魔は相手が不器用なだけだと知っていたため大切にしようと思いそう伝え、自分は家に入るもまだ誰も帰っていないのかと思いつつリビングへ向かい)
『じゃあ、一旦家に戻って、パフェ食べに行こ!』(天使は、そろそろ出ようと思い、悪魔の相手に伝えて。一方、悪魔の兄は、天使からのメッセージに、少し不満そうにしつつ、「選んでやっただけ有難く思えっての」と呟いていて。天使の兄は、家に着くと、自身の部屋に行き、青年の薬を作っていて)
『うん、食べる!』
(悪魔はそういえばパフェを食べに行く約束をしていたと思い出しそう伝え、兄は相手の父の様子を確認し早くて明日の昼頃に引き渡せると天使の兄に連絡し)
『じゃ、一旦家に荷物置きに行こ!』(天使は、立ち上がり荷物を持ちつつ言い、会計を済ませれば悪魔の相手と共に家に向かって。一方、天使の兄は、相手の兄からのメッセージを見ては、「意外と早かったな…」と呟いて、『わかった。ならいつものとこで待っておく』と送っておき)
『早くパフェ食べたいなぁ』
(悪魔は楽しそうにスキップをしつつもそう呟き、兄は「明日の昼、お前を人間界に送り届ける。後はジュリアスに従え」と相手の父に告げて)
『どれくらい大きいのかな』(天使は、家に向かいつつ、実際のサイズ感にワクワクしていて、家に着くと相手の靴に気付き、『あれ、ネイ帰ってる…』と不思議そうに呟き。一方、父は、「…そうか、色々世話をかけたな」と礼を伝えて)
『ほんとだ、はやいね?』
(悪魔は天使の彼の指摘を聞いて確認すると確かに自分の靴がありなぜだろうかと思いつつもリビングへ向かい、兄は「お前も礼なんて言えるんだな」と言いつつ持って行かせるものを用意していて)
『ネイ、ただいま』(天使は、リビングに行くと、相手に声をかけ、荷物を置きつつ、『ネイ、早かったね?』と言い。一方、父は、「…今までは言わなかっただけだからな」と目を逸らして言い)
『うん、今日は早く終わったから…』
(自分は未だ青年を心配しつつも気持ちを落ち着かせようと紅茶を飲んでおり、『アンジェロたちはいい家具買えた?』と尋ねてみて。一方、兄は「…レンのこと、大事にしてやれよ」と言いつつ荷物を鞄に詰め終えて)
『うん!食器とかも買ってもらったんだよ』(天使は、嬉しそうに相手に話して、『そうだ、この後ネロとおっきいパフェ食べに行くんだけど、ネイも一緒に行く?』と尋ねつつ、パフェの画像を相手に見せて。一方、父は、「ああ、わかっている。…リアンを頼んだぞ」と相手の兄に伝え。天使の兄は、作業を終えれば部屋を出て、青年の部屋に行きノックをして、「レン、様子はどうだ?」と扉越しに尋ねて)
『わ、美味しそう…!』
(自分はパフェの画像を見るとそう呟くも、『でも今日はいいかな。またアンと2人で食べに行くね』と伝えて。一方、兄は相手の父の荷物を持ちながら自身の部屋へ向かい、青年は部下に代わりに返事をしてほしいと言うように首を小さく横に振って)
『そっか、わかった!ネロと行ってくるね』(天使は、少し残念に思ったが、まぁいいかと思い、そう伝えては、悪魔の相手に『じゃあネロ、行こ!』と言い、玄関の方に行き。一方、悪魔の兄は、部屋にいるのも飽き、少しくらいならと歩いていれば、相手の兄を見つけ、「随分大荷物だな、それ親父の荷物か?」と声をかけ。部下は、「…頭、まだ痛む?」と心配そうに尋ねて)
『うん…』
(悪魔は少し自分が心配ではあったもののパフェが食べたいと思い天使の彼に着いていき、兄は「そうだ、明日人間界に送ることにした」と伝えて。一方、青年はか細い声で「いたい…」と呟きつつも部下にしがみついていて)
『パフェ、楽しみだね』(天使は、悪魔の相手と手を繋いで家を出れば、店に向かいつつ言い。一方、悪魔の兄は、「へぇ…お前、親父に仕返しはしねぇのか?」となんとなく思ったことを尋ねてみて。部下は、青年の髪を撫でては、少し離しては、「先輩と話してくるから、ちょっと待っててね」と伝え、扉から出て、青年の症状を伝えたりして話していて)
『…ネイ、なんか心配そうだった』
(悪魔は天使の彼と共に歩きつつも心配そうに呟いて、兄は「…もういい。そこまで執着したいわけではないしな」と言いつつも荷物を運んでいて。一方、青年は部下が話している間毛布をぎゅっと握りしめながらも耐えていて)
『向こうで何かあったのかな』(天使も、なんとなく気付いていて、眉を下げつつ言い。一方、悪魔の兄は、「…お前、よく割りきれるよな、お前の家族ぶち壊した奴なのに」と言い。部下は、天使の兄から試作品の薬を預かり、別れると中に入り青年の元に戻り、「レン、大丈夫?お話終わったよ」と声をかけて)
『そっとしておいた方がいいのかな…』
(悪魔はひとまず自分の様子を見ておこうと思いそう伝え、兄は「俺が仕返しをしたらレンに辛い思いをさせるだろ、だからもういい」と言い。一方、青年は「ルー、どっか行かないで…」と言いつつ部下の手を握り)
『暫くは様子見かなぁ』(天使は、一旦様子見しておく方がいいと言い、店に着くと中に入り、席に通してもらい。一方、悪魔の兄は、「なるほどなぁ…」と呟いて。部下は、「ごめんね、もうどこも行かないからね」と優しく声をかけて、手をぎゅっと握り返し。天使の兄は、どうしたものかと考えつつリビングに行き)
『あのおっきいパフェ…あった!』
(悪魔はメニューを見つつパフェのページを見つけてはそう喜び、兄は「…あいつらが今幸せなら、それを壊す必要は無いだろ」と言いつつ部屋に戻り。一方、青年は「どこも行っちゃやだよ…」と部下に擦り寄り)
『ほんとだ!しかも、色々あるね』(天使は、悪魔の相手とメニューを見ていれば、いちごやチョコなど種類がいくつかあり、『ネロはどれがいい?』と尋ねて。一方、悪魔の兄は、「…変な悪魔だな。1発くらい殴ればいいのに」と言い、相手の兄のそばに行けば、相手の兄の手を自身の頭に乗せては、じっと見つめて。部下は、「うん、ごめんね」と言いつつ髪を撫でてやり、「そういえば、レンの頭痛とかって、発情期の影響とかなのかな…」と呟いて)
『えっと、この全部入ってるやつ!』
(悪魔は全て美味しそうに見えたため色々入っているパフェにしたいと伝え、兄は突然の行動に驚きつつ「…何がしたいんだ」と尋ね。一方、青年は「わかんない…」と言いながら頭を押さえていて)
『いいね、じゃあそれにしよっか』(天使も、全部入っているなら飽きることなく最後まで食べられそうと思い、そう言っては近くにいた店員に声をかけ、注文して。一方、悪魔の兄は、「いくら察しの悪いお前でも、今この状況での俺の望みはわかるだろ」と言いつつ、じっと見つめ続け。部下は、「先輩から、レンのお薬を強めた試作品もらったけど、効くのかな…」と呟き、青年の頭を撫でることしか出来ずにいて)
『パフェ楽しみだなぁ』
(悪魔はご機嫌でメニューの写真を見ながらもそう呟いて、兄は「はいはい…」と言えばそのまま悪魔の兄の頭を撫でて。一方、青年は「ルーは俺と一緒、いや…?」と尋ねつつ甘えていて)
『…あ、結構大きいんだね』(天使は、店員が他の客の元へ運んでいるパフェを見ては、想像より大きく、ワクワクとしていて。一方、悪魔の兄は、撫でてもらえば、満足そうに目を閉じて心地良さそうにしていて。部下は、「ううん、嫌じゃないよ」と言いつつ、青年の様子から、発情の影響ではと思い、「レン、このお薬飲んでみない?」と提案してみて)
『ね、あれ来たら写真撮って!』
(悪魔はパフェが届いたら自身と一緒にパフェを撮ってほしいと頼み、兄は「ガキみてぇだな」と笑いつつ撫でていて。一方、青年は「やだ、飲みたくない…」と言いながらも体を縮めていて)
『あ、いいね!うん、写真撮るね』(天使は、悪魔の相手に写真を頼まれると、悪魔の相手とパフェの写真と、そこに自身も加わった写真を撮ろうと思い。一方、悪魔の兄は、ガキと言われ、むっとして目を開け、「お前、いっつもそれ言うけど、俺はガキじゃねぇ」と言い。部下は、「なんで、飲みたくないの?」と優しく声をかけつつ、抱きしめて、背中を撫でていて)
『おうちでも大きいパフェ作れる?』
(悪魔は今日来ていない2人にも食べさせてあげたいと思いそう尋ね、兄は「じゃあなんで頭撫でられて喜んでんだよ」と言いつつも手を退けて。一方、青年は「だって、あかちゃん…」と言いながらも部下を抱き返していて)
『うーん…まぁ、容器があれば作れるけど…』(天使は、少し考えてみては、容器があれば可能だが、大きな容器はあるのだろうかと思い。一方、悪魔の兄は、「…いいだろ、別に」と言い、尻尾を揺らしていて。部下は、青年の言いたいことはわかるも、「でも、身体しんどい状態なんだろ?」と言い、「また次の時にしよ?」と伝えてみて)
『容器かぁ…』
(悪魔は家にはあれくらいの大きな容器はなかったと考え、買おうかと思うもあまり無駄遣いをしないよう言われたことを思い出してはしゅんとして。一方、青年は「今しないとだめなの、今じゃないと…」と言いながらも涙目になっていて)
『ここのよりは小さくなっちゃうけど、通常のよりちょっと大きめのパフェの容器売ってるし、それ買って作るのはどう?』(天使は、少し考えては、以前雑貨屋に少し大きめのパフェの容器が売られていたのを思い出し、それを提案してみて。一方、部下は、青年が泣き出すと思わず、驚きつつ「どうしても今じゃないとだめなの?」と尋ねて、ハンカチで涙を拭ってやり)
『無駄遣いにならないかな…』
(悪魔はその容器を買うことは無駄遣いに入らないかと心配しながらもそう尋ね、青年は「今じゃないと、赤ちゃんできないの!」と駄々をこねるように告げて。一方、元悪魔はリビングにいたものの青年の声が届いては何かあったのかと思い部屋へ向かい)
『いっぱい作ればいいんだよ』(天使は、大丈夫だと伝えて、『俺たちはみんな甘いの好きだし、パフェ作ったら喜ぶよ』と言い。一方、部下は、青年の様子に驚き、「!お、落ち着いて…」と声をかけるも、大丈夫なのだろうかと不安になり)
『…うん、そうだね!』
(悪魔は天使の彼の言葉を聞けば笑顔でそう返事をして、青年は「なんで俺のこと嫌いじゃないのに、今じゃだめなの…?」と尋ねながらも部下に迫っており。一方、元悪魔は部屋の扉をノックしては入って良いかと尋ねて)
『…あ、来たよ!わ、美味しそう!』(天使は、悪魔の相手と話していれば、パフェが運ばれてきて、置かれると目を輝かせ、携帯を取り出すと、パフェの写真や、悪魔の相手と一緒にパフェの写真、悪魔の相手とパフェの写真など何枚も撮っていて。一方、部下は、どうしようと困惑していれば、元悪魔の声が聞こえ、「あ、はい、大丈夫ですよ!」と伝えて)
『すごい…』
(悪魔はじっとパフェを見つめながらもそう呟き、『ねえ、食べていい?』と尋ねてみて。一方、元悪魔は部屋に入ると青年の異変に気がつくも、青年は「なんでロイが入ってくるの、どっか行ってよ…」と言いながら弱い力で押し返そうとし)
『うん、いいよ!』(天使は、悪魔の相手にスプーンを渡しつつ食べていいと言い、相手に先程撮った写真を相手に送り。一方、部下は、「…ロイさん、レンずっとこんな感じなんです」と元悪魔に伝えつつ、青年を抱きしめて宥めていて)
『いただきます!』
(悪魔はスプーンを受け取ると嬉しそうに食べ始め、青年は「出てってよ!」と言いながらももがいており。一方、元悪魔は青年の外見が変わっていないことから判断ができず、「ジュリアス様をお呼びします!」と慌てて相手の元へ向かい)
『…んっ、美味しい!』(天使も、スプーンを持てば早速食べては目を輝かせ。一方、天使の兄は、元悪魔が来ると、「…レンのことか?」と言い。部下は、「…レン、落ち着いて」と声をかけながら背中を撫でていて)
『フルーツいっぱいですごいね!』
(悪魔はフルーツが沢山入っていると嬉しそうに伝え、元悪魔は「!は、はい、ご存知でしたか…?」と動揺しながら尋ね返し。一方、青年は「なんで邪魔ばっかりするの…」と泣き出してしまい)
『色んなフルーツ食べられていいね』(天使は、うんと笑いながら言い、メロンを1つ食べては幸せそうにしていて。一方、天使の兄は、「ルーカスから聞いた程度だがな。直接は会わせてもらえてないが、一応レンの薬を強めた試作品は渡してある」と伝えて。部下は、このままではダメだと思い、「…レン、ごめんね」と言いながら、青年に薬を飲ませて)
「…一体レンさんに何が起こっているのでしょうか」
(元悪魔は全くもって原因が分からず困ったようにそう呟き、青年は薬を飲まされるとショックを受けたように目を丸くしつつ部下を見ており)
「さぁな…レンを直接見られれば、何かわかるかも知れねぇが、会えねぇしな…」(天使の兄は、考えても思い当たる事がなくそう呟いて、どうしたものかと思い。部下は、「俺なりにレンの気持ちはわかってるつもりだよ。でも、レンの辛そうな姿、これ以上見たくないの…」と悲しげに見つめながら言い)
「…ルーの嘘つき」
(青年はポツリとそう呟くと薬の副作用なのかそのまま眠ってしまい、元悪魔は「もう一度様子を見たいので、着いてきていただけますか?」と尋ねてみて)
「!ごめんね…」(部下は、眠った青年をしっかりと抱きしめ、涙を零しつつ謝っていて。天使の兄は、どうするか迷ったが、行ってみるかと思い、「…わかった」と言って、元悪魔と共に青年の部屋に行き)
「レンさん、ルーカス様、よろしいでしょうか?」
(元悪魔は部屋の前に着くと2人の名前を呼び、入っていいかと確認をして。一方、悪魔はパフェを食べ終えると『美味しかったぁ、今度は他のも食べてみたい!』と伝えて)
「!…は、はいっ、大丈夫です!」(部下は、元悪魔の声に、急いで青年をベッドに寝かせ、涙を拭って気持ちを落ち着かせては、大丈夫と声を言い、扉を開けて、「レンに薬飲ませたら、眠っちゃいました」と言い。天使の兄は、中に入ると、眠っている青年の傍に行き、軽く身体を触って異常がないか確認していて。一方、天使は、『種類もいっぱいあったし、次来た時の楽しみきしよ!』と言い、この後はどうしようかと考えて、『この後、さっき言ってたおっきめのパフェの容器見に行く?』と尋ねて)
「…レンさんと、何を話したのですか?」
(元悪魔は天使の兄を見つつも部下にそう尋ね、青年は苦しそうに眉間に皺を寄せながらも眠っており。一方、悪魔は『んー…やっぱり今日はいいや、アンジェロと家でゆっくりしたい』と言いつつ天使の彼にくっついて)
「…えっと、レンが今じゃないと赤ちゃん出来ないって何回も言ってて…」(部下は、青年を心配しつつ、元悪魔に青年と話したことを簡単に説明して。天使の兄は、「…発情期とは違う何かの影響なのか?」と呟きつつ考えていて。一方、天使は、『そっか、じゃあお家帰ろっか』と言い、鞄を持ちつつ席を立つと会計を済ませて店を出て、悪魔の相手は甘えたいのだろうかと思い、『ネロ、抱っこする?』と尋ねて)
「そうでしたか…」
(元悪魔はやはり原因が分からず困ったようにそう呟き、「また隔離した方が良いのでしょうか…?」と天使の兄に尋ねて。一方、悪魔は『抱っこする!』と言えば天使の彼に向かって手を伸ばし)
「今は副作用で寝てるが、起きても変わらなけりゃ拘束するしかないかもな」(天使の兄は、起きた時に青年の様子によっては拘束することになると言い。部下は、「…レン、大丈夫だよね?」と心配そうに呟きつつ、髪を撫でて。一方、天使は、悪魔の相手を抱っこして、家に向かい、『ネロ、眠かったら寝てもいいからね』と伝えて。悪魔は、少し早く終わったが、図書室で紋章の事を調べていて)
「…そうですね」
(元悪魔はそれ以外の方法が見つからず部下の方を見ながらもそう呟き、悪魔は『眠くない…』と言いつつもウトウトとしており)
「嫌われてないといいな…」(部下は、不安そうに呟きながら、青年の髪を撫でていて。一方、天使は、『今日色んなとこ行ったし、疲れたよね。お疲れ様、ネロ』と声をかけつつ、悪魔の相手の背中をぽんぽんとしていて)
「…きっと大丈夫ですよ」
(元悪魔は不安そうな部下にそう声をかけ、「何か不安なことがあるのですか?」と尋ね。一方、自分は2人が家に帰ってくると「おかえり…あれ、ネロ寝ちゃったの?」と言いつつ悪魔の顔を覗き込んで)
「…薬、無理やり飲ませたので、嘘つきって言われちゃって…」(部下は、しょんぼりとしつつ言い、元悪魔の方を見ては、「大丈夫、ですかね…?」と尋ねて。一方、天使は、『うん。朝から外出てたし、疲れちゃったのかも』と言い、部屋に行き、悪魔の相手をベッドに寝かせてやり)
「なるほど、そういう理由が…」
(元悪魔は部下が不安に思っている理由を聞けばそう呟き、許してもらえるかは微妙だと考えてしまい。一方、自分はそんな2人を見守っては「アンジェロ、お兄ちゃんみたいだね」と言いつつ微笑んで)
「…なんでもするから、許して」(部下は、眠っている青年の頬を撫でつつ、そう呟いていて。一方、天使は、『お兄ちゃんじゃなくて彼氏なんだけどねー』と楽しそうに笑いながら言い。悪魔は、調べていたが、痛みについて書かれたものが無く、相手の兄なら知っているだろうかと思い、図書館から出ては相手の兄に『紋章のことで気になってることあるんだけど、そっち行くね!』とメッセージを送ってから向かって)
「…と、とにかく、一旦落ち着きましょう。紅茶をご用意いたしますから」
(元悪魔は部下を落ち着かせようと思いそう提案をし、「私、キッチンに行ってきます」と言い部屋を出て。一方、自分は幸せそうに眠る悪魔を見つつ「…アンジェロがネロの彼氏になってくれてよかった」と呟き)
「寝てるこいつに言っても仕方ないだろ」(天使の兄は、落ち着かせるように部下の頭を撫でつつ言い。部下は、不安からただ黙って青年を見つめていて。一方、天使は、『えへへ、ネイがそう思うならよかった』と嬉しそうに言い)
「…ルーカス様、こちらをお飲みください」
(元悪魔は紅茶を用意してから部屋に戻るとそう伝えつつ部下に紅茶を持たせてやり、自分は「ネロ、すっごく幸せそうに寝てるね」と微笑んで)
「ありがとうございます…」(部下は、元悪魔から受け取るとゆっくりと飲んで、天使の兄に落ち着いたかと尋ねられれば、「はい…その、すみませんでした…」と言い。一方、天使は、『きっと、すごくいい夢見てるんだろうね』と言い、悪魔の相手の髪を軽く撫でて。悪魔は、相手の兄の部屋の前に着くと、ノックをして、「兄貴、今いい?」と声を掛けて)
「…無理やりとはいえ、ルーカス様はレンさんを助けるために飲ませたのでしょう?」
(元悪魔は部下を落ち着かせるようにそう尋ね、「もし嫌いだと言われてしまっても、私はルーカス様の味方ですよ」と微笑み。一方、自分は「…ねえ、アンジェロはいつ結婚したいとかあるの?」と尋ねてみて、兄は「何の用だ、スクールはもう終わったのか?」と聞きつつ扉を開けて)
「…ありがとうございます」(部下は、元悪魔の言葉に微笑みながらお礼を言い、「ロイさんにそう言ってもらえて嬉しいです」と伝えて。一方、天使は、いつかは結婚したいとは思っていたが、具体的には考えておらず、『んー…わかんないや。ネロはすぐにでもしたいのかな…』と言い。悪魔は、「うん、なんか緊急でしなきゃいけない職員会議があるとかで、今日は終わりみたい」と言ってから、「一応メッセージにも入れたんだけど、俺の魔力体の胸にある紋章のことなんだけど、ずっとピリピリってしてるみたいで、触ったら痛みが強まって、目も赤になったんだけど、そういうものなの?図書館で調べたけど何処にも載ってなくてさ」と魔力体の胸元の紋章について尋ねて)
「ですから、焦らなくても大丈夫ですよ」
(元悪魔は落ち着いて待っていれば青年はきっと許してくれると伝え、眠る青年を一撫でして。一方、自分は「わかんないけど…じゃあ、アンジェロからプロポーズしたい?それともされたい?」と聞いてみて、兄は「…魔獣と一緒だろ。お前がそいつを使役してる証みたいなものだ」と伝え)
「そうですよね…起きたらもう一度謝ります」(部下は、元悪魔の言う通りだと思い、微笑みながら言い、紅茶を飲み干して。一方、天使は、どうなのか考えては、『されるのもいいなって思うけど、やっぱりしたいかなぁ』と言い。悪魔は、「魔獣…」と納得したように呟いては、相手も昔あったと言ってたのを思い出しては、「だとしたら、ネイも子供の時あったって言ってたんだけど、それって誰かがつけたってこと?」と質問して)
するってなると、どこがいいの?
(自分は天使の彼の言葉を聞いては興味津々に尋ねてみて、兄は「ネイが…?」と呟くもなぜなのかは分からず、「その可能性もあるが、何が原因かはわからないな」と伝え)
『えっ…うーん…』(天使は、相手の質問に考えては、『具体的なのは思いつかないけど、適当な感じではしたくないかなぁ』と言い。一方、悪魔は、「そっか…ネイのはもうないし、大丈夫ってことでいいの?」と尋ねて)
じゃあさ、例えば海が見えるホテルとかは?
(自分はプロポーズに良さげなところを考えつつ楽しそうに提案してみて、「あ、多分ネロは俺と好みが違うから別の場所の方がいいかもだけど…」と付け加え。一方、兄は「大丈夫と断言はできないが…そいつに影響される可能性もある。しばらくは見張っていてくれ」と頼み)
『海が見えるホテルかぁ…』(天使は、相手の提案に、軽く想像してみては、良さげだと思い、『多少はネイと好み違うと思うけど、ネロも好きだと思うだよ。ほら、海ってキラキラしてて綺麗だし、そういうの気に入りそうだもん』と言い。一方、悪魔は、「わかった、気をつけとく」と頷いて返事をして、「教えてくれてありがとね、助かったよ!じゃあ俺、そろそろ帰るね!」と笑顔で言い、手を振っては人間界へと向かい)
キラキラ…あ、遊園地とか、イルミネーションとかもいいかもね
(自分はキラキラしたものと言えばと考えてはそう伝えてみて、「ディナーとかはちょっと大人っぽいかな」と呟いて)
『イルミネーションいいね!』(天使は、どちらも悪魔の相手が気に入りそうだと思い、ふと思いついたように『夜の遊園地の観覧車のてっぺんで…とかどう?それで、観覧車降りたら近くのファミレスでディナーするの!』と楽しそうに提案し。悪魔は、人間界に着けば、マカロンとクッキーをそれぞれ人数分購入し、相手らを驚かせようと、連絡せずに家に行き、着けばチャイムを鳴らし)
ファミレスでいいの?
(自分はホテルのレストランなどを想像していたため、ファミレスでいいのかと驚きつつもそう尋ね、チャイムが鳴れば誰だろうかと思いながらも玄関へ向かい)
『ホテルのレストランとかの方がいいとは思うけどねぇ…』(天使は、相手が玄関の方に行くと、寝ている悪魔の相手の髪を撫でつつ呟いて。悪魔は、相手がドアを開ければ、「ただいま、ネイ!今日、早く終わったんだ」と笑顔で言い)
アン!?
(自分は扉の先にいたのが彼だとわかると思わずそう声をあげるも、彼に近づいては「こんな早くに帰って来れると思わなかった…」と言いつつ優しく抱きついて)
本当なら、いつもの時間だったんだけど、緊急会議があるからって今日はもう終わりになったんだよね(悪魔は、相手を抱きとめ、嬉しそうに言い、「あ、帰りに今日オープンしたお菓子屋見つけてさ、マカロンとクッキー買ってきたからみんなで食べよ」と提案し。天使は、悪魔の声が聞こえ、扉から覗いてみると悪魔がおり、2人の元に行き、『おかえり、もうスクール終わったんだね』と言い)
緊急会議?
(自分は緊急会議と聞けば大丈夫なのだろうかと心配になるも、嬉しそうな彼の様子を見ては今は気にするべきではないと思い「うん、食べたい!」と笑顔を見せて)
そういや、ネロは?もしかして寝てる?(悪魔は、リビングへ向かっているも、悪魔の相手の様子が見当たらず、尋ねてみて。天使は、悪魔の相手のそばに戻り、小さな声で『アイツ帰ってきたよ』と報告していて)
うん、寝ながらアンジェロに抱っこされて帰ってきたよ
(自分はきっと悪魔はすぐ起きてこないだろうと思いマカロンを冷蔵庫にしまい、「先、クッキーだけ食べてもいい?」と尋ねて)
そっか、じゃあ2人は後でだな(悪魔は、相手から寝てると聞けば、よほど疲れたのかと思い、「もちろん、いいよ。一緒に食べよ」と言い、クッキーを2つ取り出して)
アンはコーヒーね
(自分は彼のためにコーヒーを用意しつつもそう伝え、自分の紅茶と共にテーブルへ持って行くと「じゃあいただきます」とクッキーを食べ始め)
…?(悪魔は、相手にお礼を言い、相手と共にクッキーを食べると、何の変哲もない甘いクッキーなのだが、何故か味がなく感じ、確認するように相手の方を見て)
ん、おいしい
(自分はクッキーを何度か噛み味わいながらもそう呟き紅茶を飲んでいたが、ふと彼がこちらを見ていることに気がついては「何かあった?」と尋ねてみて)
!…ううん、気に入ったならよかった(悪魔は、相手の様子から、自分の味覚異常だと気付き、それを言えば心配させると思い、笑顔を浮かべながら言い、クッキーを食べ進め、必死に変わったことあったっけと考えていて)
…そっか
(自分はきっと何かあったのだろうと思うも、あまり触れられたくないのだろうと考えそう呟いては食べ進め)
…(悪魔は、思い返しても、スクールが早く終わったこと以外変わったことは思い当たらず、どうすべきかわからずにいて、半分ほど食べては、「なんかおなかいっぱいかも。ネイ、食べる?」と尋ねつつ差し出して)
…具合悪い?
(自分はもしかすると具合が悪いのではないかと心配になりそう尋ね、クッキーを受け取ると「せっかく早く帰ってきたんだから、夕飯までちょっと寝る?」と聞いてみて)
!いや、身体は元気だし、大丈夫だって!(悪魔は、相手に心配されれば、慌てて大丈夫だと伝えるも、無意識に他に異常があると言うような言い方になってしまっていて)
身体はってどういうこと?他になんかあるの?
(自分は彼が何か悪いことを隠そうとしているのだと思い、顔を近づけつつ詰め寄るようにそう尋ね)
!え、えっと…(悪魔は、相手に詰め寄られては、やってしまったと思い、目を逸らしつつ、「なんか、味わかんなくなってて…でも、考えてみたけど、原因もわかんないんだよね…」と言いにくそうに言い)
味が…?
(自分は彼の味覚に異常があるのだと知ると驚いたようにそう呟き、「それってクッキーだけ?コーヒーも?」と聞き出そうとして)
コーヒーも、若干苦いかなーってくらい(悪魔は、相手から目を逸らしたまま伝えて、ふと砂糖ならどうなのだろうと思い、立ち上がりキッチンの方に行けば、砂糖を指に少しつけて舐めてみては、「…やっぱ、甘味はまったく感じないかも」と言い)
なんだろ、魔力体の影響とか…?
(自分は彼の様子を心配しつつもそう呟き、彼の額に手を当て熱がないことを確認しては「だめだ、わかんない…」と眉を下げ)
だとしたら、今来たとこなのかも…?(悪魔は、もし魔力体の影響であれば、昼食までは普通だったため、ようやく来たのだろうかと思い、「どれが感じて、どれが感じないのか、何個か試してみようかな」と呟き、冷蔵庫を開けて、なにか無いかと探していて)
アン、ちーのこと出せる?
(自分は彼の味覚異常は魔力体にも発生しているのか気になりそう尋ねてみて。一方、青年は目を覚ますと頭の痛みを感じつつもなんとか起き上がり)
?いいけど…(悪魔は、冷蔵庫を閉めては、相手の言葉に首を傾げつつ、同じように出してみて。魔力体は、目を開けては、「ちーくんとーじょー!」と元気に言い。一方、部下は、青年が起きたことに気がつくと、「あ、レン!調子はどう?頭痛いの治った?」と心配そうに尋ねて)
ちー、俺と一緒にチョコ食べない?
(自分は魔力体をソファーの方に誘いつつそう伝え、「ほら、あーんしてあげるよ」とチョコを手に取り。一方、青年は「まだ痛い…」と呟くも、部下に裏切られたことを思い出してはキッと睨んで)
「たべるーっ!」(魔力体は、相手の提案に嬉しそうに言い、相手の隣に座り、相手に差し出されたチョコを食べては、嬉しそうにしていたが、段々としかめっ面になっては、思わずべぇっとして、手にチョコを出しては、「ネイさんっ!このちょこ、へんだよ!にがくてね、チクチクなのにね、ちょびっとあまいの!」と必死に説明していて。一方、部下は、青年に睨まれては、しゅんとして、「ごめん…」と消え入りそうな声で謝り。天使の兄は、「レン、俺と話してくれるか?」と確認するように尋ねて)
苦くてチクチク…?もっと詳しく教えてくれる?
(自分は魔力体が出したチョコをティッシュで包みつつもそう尋ね、青年は「なに、話すことなんてないし」と言いつつ顔を背けながら髪を整えて)
「チョコね、もぐもぐしたんだけどね、ちょびっとあまくなったりね、やーってくらいにがくなったりね、おくちのなかがチクチクってしたの!」(魔力体は、必死に相手に説明していて、悪魔は、魔力体の説明を聞くと、「チクチクって辛味とかかもな…辛味は味覚じゃなくて痛覚だって聞くし」と言い。一方、天使の兄は、元悪魔に部下を頼んでは、部屋を出てもらい、青年と二人になれば、青年と向かい合うようにして床に座り、「色々気になるんだが…そうだな、なんでそんなに子供作るのを急かしてたんだ?」と質問してみて)
なるほど…
(自分は2人の話を聞くとさらに分からなくなってしまい、「とりあえず、今日はご飯やめとく…?」と尋ねてみて。一方、青年は「…だって、発情期のときが1番作りやすいんだもん」と言いつつ再び寝転んで)
いや、味がわかんねぇだけだし、弁当でも買って食べるよ(悪魔は、どうするか考えては、自分が料理をすれば危なく、かと言って相手らに作ってもらったものが美味しく食べられないのは罪悪感があるため、コンビニで弁当を買うと言い。一方、天使の兄は、「そうか…とはいえ、体調が悪いなら控えるのもいいんじゃないか?」と言い)
そっか…
(自分は魔力体の頭を撫でつつもそう呟くと、「アンはほとんど何も感じないのに、ちーは色んな味覚…苦いとか辛いの方が強いかもだけど、混ざっちゃってるんだね」と言い。一方、青年は「でも、いつ終わっちゃうかわかんないし…」と言いつつ丸まって)
「!ごしゅじんさま、あじわかんないの?」(魔力体は、相手の言葉に驚き、心配そうにしていて。悪魔は、「もしかしたら、俺の味覚が、ちーに移ったのかもな」と言いつつ、魔力体の頭を撫でていて。一方、天使の兄は、その言葉に、少し考えてみては、「もしルーカスが、頭痛がしてたとして、求められたら、お前は応えるのか?」と尋ねてみて)
ちー、他に変なところある?
(自分は仮に魔力体が原因だとするならば他に何か異変があるのではないかと考えそう尋ね、青年は少し考えると「…頭痛いの治ってからって、言う?」と呟いて)
「んと…これがね、ちょっとだけいたいの」(魔力体は、悪魔に擦り寄っていたが、相手の質問に、少し考えてから、服をめくり、胸元の紋章を見せてはそう伝えて。一方、天使の兄は、「そうだよな、ほとんどの奴が、恋人が望んでようと、体調回復を優先する。ルーカスも、お前の体調を心配して、同じようなこと言ったんじゃねぇかと俺は思うが、そんなルーカスは嘘つきか?」と質問して)
紋章…あ、そういえば紋章について何かわかったの?
(自分は魔力体の紋章を見ると、彼は何か調べてきたのだろうかと思いそう聞いて、青年は「それは…で、でも、裏切られた感じがして嫌だったの!」と必死に訴えて)
同じ俺が使役してる証みたいなものなんだって(悪魔は、紋章について聞かれると、相手の兄から聞いた事を伝えては、昔紋章があった相手は影響されるかもということを、伝えるか迷っていて。一方、天使の兄は、「それはわかってるつもりだ。なら聞くが、レンはどうして欲しかったんだ?お前の体調が悪いのも無理やり無視してでも応えられれば満足だったか?」と青年の訴えを受け入れた上で尋ねて)
そうなんだ…だからアンの影響を受けてるのかな
(自分は彼の異常は魔力体も影響を受けるのだろうと考えつつそう呟き、青年は「そのままやってほしかったけど…でも、ルーが悲しむ…」と悩んでおり)
ちーは俺の魔力だし、アイツ…天使の俺より強く影響受けてんのかもな(悪魔は、分裂体である天使と同じように影響を受けるのかもと言い。一方、天使の兄は、青年の悩む様子を見ては、「…もし、お前が望んだ通りになってたとしても違うって感じんなら、ルーカスに謝ってやってくれねぇか。お前に嘘つきって言われて睨まれたこと、ショック受けてるからな」と伝えつつ頭を撫でてやり)
…そういえば、アンジェロは大丈夫なのかな
(自分はふと天使の彼に影響は出ていないのだろうかと気になりそう呟いて、青年は「わかった…」と呟くも、自分から部下の元へ行く気になれず俯いていて)
どうだろうな…(悪魔は、考えてみるもわからず、後で聞いてみるかと思い。魔力体は、立ち上がれば、「ちーくん、ネロくんとこ、いってくる!」と言いつつ、向かっていて。一方、部下は、心配から、そーっと覗いて、天使の兄が気付くと部下を呼び、「レンが伝えたいことあるんだってよ」と言い)
あ、う、うん…
(自分は魔力体が2人の元へ向かえば心配になるも見送って、悪魔は未だ眠り続けており。一方、青年は部下が部屋に入ってくると「…さっき、ごめん。俺、よくわかんなくなっちゃって…酷いこと言った」と眉を下げ謝り)
「…あれ、ねてる」(魔力体は、2人のそばに行くと、じーっと見つめては、そう呟いて。一方、部下は、「…俺、レンに嫌われたと思って、すっごく怖かった。俺にとって、レンに嫌われることは1番怖いことなの」と俯き気味に伝えて)
『んん…』
(悪魔は布団をぎゅっと握りしめたまま眠っていて、自分は「とりあえず兄貴と…にぃ兄にも連絡しとく?」と彼に尋ねて。一方、青年は「っ…わ、わかってる。ほんとにごめん…」と尻尾を下げ)
「ふたりねてるし、どうしよ…」(魔力体は、眠っている2人をじーっと見ていたが、起きない様子だったため、どうするか考えて。天使は、寝落ちしてしまっていたが目を覚ましては、悪魔の相手がまだ寝ているのを確認してから、相手らの元に行こうかと考えたが、魔力体に気付くと話していて。悪魔は、「うーん、兄貴には伝えるとして、にぃ兄さんには、もしこのまま味覚異常が戻んなかったらでいいかなって思うんだけど…」と言い。一方、部下は、青年の様子を見ては、抱きついて、「嫌だったからって、二度と酷い言葉は言わないでね」と言い。天使の兄は、その様子を見ては、もう大丈夫だろうと思い、立ち上がり部屋を出ていき)
『ん…』
(悪魔はぐっすりと眠っていたが、2人の話し声で目を覚ますと眠そうに目を擦りながら起き上がり、自分は「じゃあ、明日までに治らなかったらにぃ兄にも報告しようか」と伝え。一方、青年は「わかってる…」と言いつつ申し訳なさそうに抱きしめ返し)
『そうなんだね…あ、ネロ起きた?』(天使は、魔力体から悪魔の味覚異常について聞いたりしていれば、悪魔の相手が起きたことに気付き、声をかけて。魔力体は、「ネロくん、おはよぉ!」と笑顔で悪魔の相手に言いつつ抱きついていて。悪魔は、「うん、そーする」と言い。一方、部下は、少し考えてからキスをして、「…じゃあ、これで仲直りね」と微笑んで言い)
『ん、おはよ…』
(悪魔は寝ぼけながらも魔力体を抱きしめ返し、青年は「許してくれるの…?」と首を傾げつつ尋ねていて)
『ネロ、アイツ帰ってきたんだけど…』(天使は、寝ぼけている悪魔の相手の頭を撫でてやりつつ、先程魔力体から聞いたことを伝えて。魔力体は、「そなの、ごしゅじんさまは、わかんなくて、ぼくはいっぱいあじするんだよ」と言いつつ、悪魔の相手に擦り寄っていて。一方、部下は、「だって、悪いこと言ったって反省して、ごめんねしてくれたもん」と言い)
『それって大丈夫なの?』
(悪魔は2人の話を聞くとそのままで大丈夫なのかと心配そうに尋ね、青年は「そっか…」と言いつつも安心したように微笑んで)
『どうなんだろね…』(天使は、考えてみたが分からず、首を傾げて、『とりあえず、ネロも起きたし、リビング行こっか』と言い。一方、部下は、「レン、頭痛いの、治るといいね。ご飯は食べられそう?」と尋ねて)
『うん…』
(悪魔は未だ心配そうに魔力体を見つつもそう返事をしては、魔力体と手を繋いでリビングへ向かい。一方、青年は少し考えてから「食べる…」と言い、尻尾を揺らしており)
あ、お前らも来たんだな(悪魔は、相手と話しつつ過ごしていたが、3人が来ると、そう声を掛けて、「ただいま、ネロ。帰りにマカロンとクッキー買ってきたから、良かったら食べてくれよ」と伝えて。魔力体は、悪魔の相手と手を繋いでいたが、リビングに着くと手を離し、相手のそばに駆け寄り、「ネロくんたちに、おはなししたよ!」と嬉しそうに伝えて。一方、部下は、「わかった。じゃあ今日は特別に、ここで一緒に食べよ」と提案しては、何を作ろうかなと考えて)
『ほんと?食べたい!』
(悪魔は魔力体が離れると寂しそうにするも、マカロンとクッキーがあると聞けばそう喜び、自分はなぜ嬉しそうにしているのかと困惑しつつも「そ、そっか…ありがとう」と伝え)
『ほんと?食べたい!』
(悪魔は魔力体が離れると寂しそうにするも、マカロンとクッキーがあると聞けばそう喜び、自分はなぜ嬉しそうにしているのかと困惑しつつも「そ、そっか…ありがとう」と伝え)
じゃあ、2人の分用意するな(悪魔は、食べたいと聞けば、クッキーとマカロンを用意したり、紅茶とココアを淹れたりと準備をして。魔力体は、相手にお礼を言われ、満足そうにしては、悪魔の相手の隣に座り、「おかしいーっぱいあってね、ごしゅじんさま、いっぱいんーってしてね、えらんだんだよ」と楽しげに話していて。天使は、『ちーくんから聞いてたけど、アイツ、ほんとに普通だね』と言い)
『そうなんだ、楽しみだな』
(悪魔は魔力体の話を聞いては頭を撫でてやりつつそう伝え、自分は「うん、味が分からないのってすごく辛いはずなんだけど…」と言いながらも心配そうに彼を見守っており)
お待たせ、2人とも(魔力体は、頭を撫でられ、嬉しそうにしていて。悪魔は、用意が出来ると、2人の元に行き、「お待たせ」と言いながら、それぞれの前にお菓子と飲み物を置いて。天使は、『すぐ戻るといいけど…』と心配そうに呟いて、前に置かれたお菓子に目を輝かせて)
『こんなの売ってるお店、スクールの近くにあるの?』
(悪魔は早速食べ始めつつも彼にそう尋ねてみて、自分は天使の彼の味覚に異常がないか気になり心配そうにそちらを見ていて)
いや、これは人間界のだよ(悪魔は、悪魔の相手の質問に首を横に振り、人間界で買ったと伝え、「魔界に行くゲートの近くに最近出来たっぽくて、気になって買ってみたんだよね」と言い。天使は、クッキーを食べては、『ん、美味しぃ…』と幸せそうにしていて)
『そうなんだ…』
(悪魔はそう呟きつつも黙々と食べていて、自分は「アンジェロはちゃんと美味しいって感じるの?」と尋ねてみて)
どう?美味しい?(悪魔は、悪魔の相手の様子を見つつ、感想を尋ねて、「ネロも好きなら、また今度買って来ようかな」と言い。天使は、相手の質問に、『うん、俺は大丈夫みたい』と伝えるも、いつもなら自分にも影響出るのにと不思議に思い)
『うん、おいしい』
(悪魔は彼に尋ねられるとこくりと頷きながらそう答え、自分は「アンとちーは異常が出てるのに、アンジェロは出てない…?」と頭を悩ませていて)
それはよかった(悪魔は、悪魔の相手も気に入っただろうと思い、今度別のも買おうと思い。天使は、『なんでなんだろね…?』と不思議そうに言い)
『…でもさ、アンはこの味わからないんでしょ?』
(悪魔は菓子を食べ終えると少し考えてからそう尋ね、『なんか、他に変わったこととかなかったの?』と聞いてみて。一方、自分は「アンジェロは完全に分離してるけど、ちーは魔力体でアンと繋がってるから…なのかな」と考えており)
今までと違うことって言えば、魔力体が作れることくらいしか無いんだよなぁ(悪魔は、違和感などは無かったため、思い当たるのも魔力体を出せる事だけで、それだろうかと考えていて。天使は、『確かにそうかも。俺は分離した存在だけど、ちーくんは、アイツの魔力の一部から出来てるんだもんね』と可能性がありそうだと思い、同意していて)
『そしたらさ、1回ちーくんのこと元に戻してみたら?』
(悪魔は魔力体を彼に戻せば味覚も元に戻るのではないかと考えそう提案してみて、自分は「アンとちーでこうなっちゃうってことは、俺とネロでもこういうことが起こるのかな…」と心配しており)
いや、今ちー戻しても味覚は戻んないと思う(悪魔は、悪魔の相手の提案に、自分の味覚異常がわかってから魔力体を出したため、変わらないと思い、首を横に振り。魔力体は、退屈そうに足をプラプラとさせたりしていて。天使は、少し考えてみては、『ネロはネイの全魔力だし、分離してから経ってるし、大丈夫なんじゃない?』と言い)
『…じゃあもうわかんない!』
(悪魔は自身の提案を断られると拗ねたようにそう言い、暇そうにしている魔力体に抱きついていて)
そんな拗ねんなよ…(悪魔は拗ねてしまった悪魔の相手に、苦笑しつつ言い、「考えてくれてありがとな」と伝えて。魔力体は、突然抱きつかれ驚いたが、嬉しそうに抱き返していて、「ネロくん、だいじょーぶ?」と尋ねて)
『頑張って考えたのに…』
(悪魔はぎゅっと魔力体にしがみつきながらもそう呟き、『ちーくん、もうあっち行こ』と魔力体の手を引いて部屋に戻ってしまい。一方、青年は部下に用意してもらった料理を食べつつも「…ねえ、次はいつ神様に会えるの?」と尋ねて)
…機嫌直るといいけど(悪魔は、部屋に戻って行った悪魔の相手の背を見て、ため息をつきつつ呟いて。魔力体は、少し驚きつつついて行き、部屋に着くと、「ネロくん、ごしゅじんさまきらい?」と心配そうに尋ねて。一方、部下は、「きっとすぐ会えるよ」と言いつつ食べ進めて。天使の兄は、青年の部屋に様子を見に来ては、「飯は…問題なく食えてるみてぇだな」と言い)
…アンジェロ、ネロのところ行ってあげて?
(自分は天使の彼は悪魔の元へ行った方がいいと考えてはそう伝え、悪魔は「嫌いじゃないけど…でも、なんか適当にされた感じしたの」と言いながら魔力体と一緒にベッドに倒れ込み。一方、青年は「すぐっていつなの…」と少し不満げにしていたが、天使の兄が入ってくれば部下にしたものと同じ質問を投げかけて)
『あ、うん、わかった』(天使は、相手の言葉に頷いて、部屋に行き、『ネロ、大丈夫?』と声を掛けて。魔力体は、ベッドに倒れ込むと、楽しそうにしていて、適当だったのか考えるもわからなくなり、「ぼくわかんない」と言い。一方、天使の兄は、「明日から、親父は人間界に住むから、人間界での生活に慣れたら、だな。ま、親父のことだ、3日くらいで慣れて会えるだろ」と伝えて)
『アンジェロは来ちゃだめ!ちーくんとお話ししてるの!』
(悪魔は天使の彼に声をかけられると慌ててそう告げ、自分は彼に「…アン、夜ご飯どうしよっか。味しなくても、何か口に入れないと…」と尋ね。一方、青年はその話を聞いては喜ぶも「明日じゃだめなの…?」と食い下がり)
『!…そ、そっか…』(天使は、拒否されたことにショックを受けるも、笑顔を浮かべて言い、『じゃあ、俺リビングいるね…?』と伝えてリビングに戻り。魔力体は、2人の様子を見ては、「てんしのごしゅじんさまも、いっしょにおはなししたらだめなの?」と首を傾げて。悪魔は、「俺は弁当買いに行こうかなって思ってるけど…ネイたちも、今日は弁当にする?」と尋ねて。一方、天使の兄は、「ダメってことはねぇよ。親父は一から生活始めることになるし、慣れてからの方が会いやすいと思っただけだ」と伝えて)
『だって、絶対アンかネイに言われて来たもん…』
(悪魔は未だ不満げにしつつそう呟き、自分は「それなら俺も行くよ、その方が楽でしょ?」と言いつつ出かける準備を始め。一方、青年は嬉しそうに尻尾を立たせると「じゃあ明日行きたい!邪魔しないようにするから!」と頼み)
「でも…」(魔力体は、天使の様子から、心配していて、かといって悪魔の相手も心配なため、どうしようと思い。悪魔は、相手の提案に嬉しそうにして、「そうだな、助かる」と言い、自分も支度していて。天使は、リビングに戻れば、『2人とも、出掛けるの?』と尋ねて。一方、天使の兄は、「構わねぇが、ちゃんと大人しくすんだぞ」と伝えれば、部下が、それを聞いて、「あの、俺もいいですか?先輩のお父さんが、ほんとにいい人になったか、ちゃんと見たくて…」と言うと、頷いて)
『…そうだ、ちーくん、ちゅーするね!』
(悪魔は拗ねたまま魔力体を抱きしめていたが、ふと彼は魔力不足で味覚に異常が起きているのではないかと考えるとそう告げてから魔力体に自身の魔力を流し。一方、自分は「うん、夜ご飯買いに行こうと思って…アンジェロはお留守番しててくれる?」と伝え、青年は「分かってるもん」と言いつつ楽しそうにご飯を食べていて)
「!…まりょく、なんれ…?」(魔力体は、突然キスされ驚いていたが、魔力を流されていることに気付き、少しすればふわふわとしてしまいつつ、なぜ流したのか尋ねていて。天使は、『そっか、わかった』と言い。悪魔は、準備が終われば、「じゃあネイ、行くか」と声を掛け。一方、天使の兄は、「薬、少し強めてみたが、今のとこ大丈夫そうで安心した。ちょっとでも変なとこあれば、すぐ言えよ」と青年に伝えてはリビングに戻り。部下は、「…前みたいに怖くないといいなぁ」と心配の言葉を呟き)
『魔力が足りないから、味がおかしいんじゃないかなって思って…』
(悪魔はふらふらな魔力体を心配しつつもそう理由を話し、自分は彼と共に家を出て。一方、青年は「大丈夫だよ、すっかり打ち解けたもん!俺が1番だって、ちゃんと言ってたし!」と得意げに話して)
「……わかんにゃぃ」(魔力は、悪魔の相手に凭れつつ、魔力不足が原因なのかわからず、わからないと言い。悪魔は、コンビニに着くと、弁当を選び始め、「どれにすっかな…」と悩み。天使は、2人を見送ると、やる事もないため、テレビを眺めていて。一方、部下は、得意げな青年を見ては、くすっと笑って、「…レンが大丈夫って言うなら、大丈夫なのかな」と言い)
『なんか食べたらわかるかも…』
(悪魔は何か部屋に食べられるものはあったかと思い起き上がると引き出しの中を漁り、自分はなんとなく悪魔が食べそうな物を選んでいて。一方、青年は「大丈夫だよ、心配しないで」と安心させるように微笑んで)
「…」(魔力体は、ベッドに寝転び、少しぼーっと悪魔の相手の様子を見ていて。悪魔は、自分の分と天使の分を決めては、魔力体はどうするか悩み。一方、部下は、「ふふ、うん、レンが大丈夫って言ってるし、大丈夫って思っとく」と笑顔で頷いて言い)
『…あ、これ食べてみて』
(悪魔はクッキーを1枚取り出すとそれを魔力隊に手渡してみて、自分は「ちーにも食べさせるの?それとも戻す?」と尋ねてみて。一方、青年はその返事を聞くと「明日楽しみ!」と喜ぶも、大きな欠伸をしていて)
「わかったぁ、いただきます」(魔力体は、起き上がり座れば、クッキーを受け取り、一口齧って、もぐもぐとしていたが、段々と眉を顰めて、なんとか飲み込むと、「チクチクにがにがだったぁ」と言い。悪魔は、どうするか悩んでいたが、「いろんな味覚が来るの辛いだろうし、戻すか」と言い。一方、部下は、「ふふ、今日も頑張ったもんね」と青年の頭を撫でてやり)
『これでもだめかぁ…』
(悪魔は効果がないと知ると落ち込んだようにそう呟いて、自分は「そしたらこれだけ買って帰ろうか」と悪魔以外の食料を買い。一方、青年は「うん、頑張った…」と言いつつウトウトとしていて)
「どしたらもどるんだろねぇ…」(魔力体は、落ち込んだ悪魔の相手の頭を撫でつつ呟いて、「いっぱい、んーってしてくれてありがと、ネロくん」と嬉しそうに言い。悪魔は、相手の言葉に頷いて、荷物を持てば「じゃあ帰るか」と言い、相手の手を繋いで。一方、部下は、とても眠そうな様子の青年を見ては、くすっと笑い、「もう寝よっか」と伝え、ベッドに寝かせては隣に寝転んで)
『俺の魔力入れちゃったけど、大丈夫…?』
(悪魔は魔力体に頭を撫でられるとそういえばと言うように気がおかしくなったりなどしていないかと思いそう心配をして、自分は彼だけに荷物を持たせてしまっていることを申し訳なく思いつつ家へ向かい。一方、青年は「ねむくない…」と言うも寝かせられてはすぐに眠ってしまい)
「まだちょこっとふわふわってするけど、だいじょぶ!」(魔力体は、まだ若干ふわふわとしているが、落ち着いているため大丈夫だろうと思い、そう伝えて。悪魔は、家に着くとリビングに行き、魔力体は悪魔の相手といるのだろうかと思い、部屋に向かって。一方、部下は、すぐに寝てしまった青年を見ては、よほど疲れていたのかなと思い、青年の髪を撫でつつ、「…おやすみ、レン」と言い、眠りについて)
『…勝手に魔力入れちゃって、ごめんね』
(悪魔は魔力体のためとはいえ勝手に魔力を流してしまったことを申し訳なく思いそう謝り、彼が部屋にやって来ると『あ、おかえり…』と伝えて。一方、自分はテレビを見ている天使の彼に気がつくと「ただいま、ごはん買ってきたよ」と弁当を見せて)
「んーん、なおそうとしてくれてたのわかってるから」(魔力体は、悪魔の相手が謝ると、首を横に振り、謝らなくていいと言い。悪魔は、「ただいま、ちーといてくれてたんだな。こいつ、そろそろ戻そうと思ってんだけど、大丈夫か?」と悪魔の相手に確認するように尋ねて。一方、天使は、相手の方を見て、『おかえりなさい。あ、美味しそうだね!』と、お弁当を見ては目を輝かせて言い)
『…いいけど』
(悪魔は彼から顔を背けながらもそう伝え、自分は「あれからネロと話せた?まだ拗ねてるの?」と尋ねつつ夕食の支度をしており)
「…ネロが頑張って考えてくれた案を断ったから拗ねてんだろ?それはほんと悪かったと思ってるよ」(悪魔は、魔力体を取り込んでは、悪魔の相手の前に座って、そう伝えて、「機嫌直してくれない?」と言い。天使は、『あの様子だと、ダメな気がするんだよね…』と眉を下げつつ呟いては、少し様子を見ようと立ち上がっては部屋に行き、こっそり覗き込んで)
『俺、頑張って考えたのに…』
(悪魔は彼に謝られると苛立ちをぶつけるようにそう呟き、自分は「なんとか説得しないと、ご飯も食べてくれないかもなぁ…」と心配しつつ天使の彼に着いて行き)
「…うん、それはよくわかってる」(悪魔は、悪魔の相手をしっかり見つめながら、理解していることを伝え、「ちーを出す前に異常出てたし、変わらないんじゃって思ったから断っただけで、ネロの考えをあしらったつもりはないよ」と真剣に伝えて。天使は、『ネロ、大丈夫かなぁ…』と心配しつつ見守っていて)
『っ…そんな見ないで!』
(悪魔は不満を表したかったものの、彼に見つめられるとどうも調子が狂ってしまいそう伝え。一方、自分は心配そうな天使の彼を見ては「アンジェロも話してくる?」と尋ねてみて)
『…ちょっと行ってくる』(悪魔は、どうしたものかと困ってしまい。天使は、その様子を見ては、相手にそう伝えて中に入り、『ネロ、何がそんなに不満なの?』と声を掛け)
『わ、わかんないけど…イライラするの!』
(悪魔は天使の彼が部屋にやってくると少したじろぎながらもそう告げ、自分は悪魔自身も困惑しながら怒っているのだろうかと考えており)
『…そっか』(天使は、それならどうすればいいのだろうと考え、『ゆっくり深呼吸してもダメそう…?』とダメ元で尋ねて。悪魔は、悪魔の相手の様子を見て、相手に頼もうかと扉の方に行けば相手がおり、「ネイ、俺たちじゃ落ち着かせられないかもだし、頼んでもいいか?」と頼んで)
…ネロ、不安定になってるみたいだからそれがいいかもね
(自分は2人に任せるより自身が対応した方が安全だろうと考えてはそう伝え、「ネロと少し話するから、アンジェロたちは先にご飯食べてて」と天使の彼に声をかけて)
『うん…お願いね』(天使は、心配そうに悪魔の相手を見つつ、相手に任せて、悪魔と共に部屋を出てリビングに行き。悪魔は、弁当を温めたりと用意しつつ、天使を宥めていて)
『ネイばっかり信頼されて、ずるい…』
(悪魔は2人が部屋を去るとぽつりとそう呟き、自分は「そんなことないよ。皆ネロのこと大好きだし、アンジェロは誰よりもネロのこと大切にしてるじゃん」と宥めており)
そんな心配しなくても、すぐに元気になるって(悪魔は、未だ心配している天使の背中をぽんぽんとながら言っていて、食べようと声をかけ、食べることにして。天使は、食べることにするも、とてもゆっくり食べていたが、2口ほど食べては箸を置き、『…俺、後で食べる』と言っていて)
ネロが機嫌直してくれないと、アンジェロの元気なくなっちゃうからさ…
(自分は未だ機嫌を損ねている悪魔にそう声をかけ、「アンジェロが元気なくなって、具合悪くなっちゃってもいいの?」と尋ね。一方、悪魔はそれを聞くと『そ、それはやだ!』と立ち上がるもどうしていいのかわからずにいて)
…明るくしなくていいけどさ、飯だけはもうちょい食っといた方がいいんじゃねぇか?(悪魔は、一度食べるのをやめれば、「ネロが元気になった時、お前が食えてねぇと自分のせいだってなったりするだろ?だから、半分の半分くらいまで、頑張ってみねぇ?」と説得していて。天使は、悪魔の言葉に、そうかもと思い、食べ始めるも、とてもゆっくりで)
…ちょっと魔力が足りてないみたいだから、今度兄貴に補充してもらおっか
(自分は悪魔の様子を見つつもそう伝え、「とりあえずご飯食べれる?」と尋ねてみて。一方、悪魔は少し気持ちが落ち着いたようで、軽く頷いては自分と一緒にリビングへ向かい)
…あ、ほら来たぞ(悪魔は、天使と共に食べていれば、2人が来て、天使に声をかけ、相手の方を見ては、「ネロ、もう大丈夫か?」と尋ね。天使は、悪魔の声掛けでそちらを見ては、悪魔の相手がいて、食べるのをやめては、『ネロ、もう元気になった?』と不安げに尋ねて)
『うん、平気』
(悪魔は自分に促されるままに椅子に座り食事を待っていて、自分は悪魔の分の弁当を温めつつも「アン、ネロの魔力足りてないみたいだから今度兄貴のところに連れて行ってもらえる?」と伝えて)
『よかったぁ…』(天使は、悪魔の相手の様子から落ち着いたのだと感じ、心底安心していて。悪魔は、さっきの様子は魔力不足が原因なのだろうかと思いつつ、「ん、わかった」と言い)
『…そんなに心配だったの?』
(悪魔は天使の彼の顔をじっと見つめながらもそう尋ね、自分は温めた弁当を悪魔の前に置くと「ネロが元気ないと皆心配しちゃうんだよ」と教えてやり)
『当たり前でしょ?恋人だもん』(天使は、少し大きく頷いては、当然だと言い。悪魔は、「好きな人のことは心配になるけど、恋人ならもっと心配になるんだよ。俺もネロのこと心配だったし」と伝えて)
『ふーん…』
(悪魔はそんなものなのかと思い早速スプーンを使って食べ始め、自分は彼の隣に座ると「アン、まだ味しない?」と尋ねてみて)
『ネロ、美味しい?』(天使も、食事を再開しつつ、悪魔の相手に尋ねて。悪魔は、相手の問いに小さく頷いて、「今のとこ、戻る感じは無さそうなんだよなぁ」と呟いて)
『うん、おいしい』
(悪魔は食べながらもそう答え、天使の彼がまだあまり食べていないことに気がつくと『お腹すいてないの?』と尋ねてみて。一方、自分は「そっか…早く治るといいんだけど」と眉を下げて)
『!…ネロ、大丈夫かなって気になっちゃって、ご飯いらないってなっちゃったんだ』(天使は、食べていたが、悪魔の相手の質問に、どう答えるべきかと悩んだが、ちゃんと伝えても大丈夫と判断し、苦笑しながら言い、『でも、もう大丈夫ってわかったから、いっぱい食べるよ!』と伝えて。悪魔は、「魔力体を生み出せるせいなのか、悪魔の誰かに知らずのうちにかけられた呪いなのか、原因分かれば対処出来るんだけどな」と言い、食べ終われば片付けて)
『そうだったんだ…』
(悪魔は天使の彼の話を聞くとそこまで悩ませていたのかと後悔し、『俺のも食べていいよ』と1口差し出して。一方、自分は「原因か…」と呟くも全く思いつかずにいて)
『えっ、いいの?』(天使は、差し出されると驚き、いいのかと言っては食べ、『ん、おいしい』と幸せそうに言い。悪魔は、「明日も治んなけりゃ、兄貴かにぃ兄さんに頼んで調べてもらおうかな」と言い)
『うん、特別!』
(悪魔は天使の彼の喜ぶ姿を見ては嬉しそうにそう伝え、自分は「何かあってからじゃ遅いし…なるべく早めに診てもらった方がいいよ」と心配をしており)
『じゃあ、ネロにもあげる!』(天使は、悪魔の相手の言葉に嬉しそうにしつつ、お返しにと自分のもと言い、1口分取れば、悪魔の相手に差し出して。悪魔は、相手に心配かけてばかりだと思い、「ネロに魔力補給してもらわなきゃだし、明日兄貴に聞いてみるよ」と言い)
『あーんっ…』
(悪魔は差し出されたものを口に含むと『ん、アンジェロが好きそうな味だ』と嬉しそうに呟いて。一方、自分は「うん、そうした方がいいね」と言いつつ片付けを始めて)
『うん、この味好きなんだ』(天使は、悪魔の相手に好きそうと言われ、頷きながら言い、『俺の好み、よくわかってるね』と言い。悪魔は、相手の兄に『明日、そっち行くから魔力お願い』とメッセージを送っておき、「もし兄貴もわかんねぇってなったら、お手上げだよなぁ…」と言い)
『うん、アンジェロのことちゃんと見てるから!』
(悪魔は天使の彼を見ているからこそ分かるのだと得意げに話し、自分は「後は…やだかもだけど、病院に行くとか」と呟くも難しそうだなと考えており)
『俺も、ネロのことちゃんと見てるよ』(天使は、悪魔の相手の言葉に嬉しそうにしながら言い、食べ終われば片付けて。悪魔は、「病院…兄さんに教えてもらったけど、確か、魔界の病院は診察で終わりゃ良い方で、すげぇやべぇんだよな」と思い出しつつ言い)
『じゃあさ、アンジェロは俺のどんなところ知ってる?』
(悪魔は天使の彼と共に片付けながらも興味津々にそう尋ねてみて、自分は家に医者が来ていたため首を傾げつつも「俺は街の医者のことは知らないけど…兄貴がそう言うなら、やめといた方がいいのかな」と伝え)
『んー、そうだなぁ…』(天使は、どれがいいかと考えて、『これは好きそうだなとか、気に入りそうだなとか、これはネロ好きじゃないだろなってわかるよ』と言い。悪魔は、「兄貴がすげぇ拒絶してたって聞いたし、魔界の医者ってそうなのかと思ってたけど、違ぇの?」と尋ねてみて)
『じゃあ問題ね!んーと…俺はジュースが好きでしょうか!』
(悪魔はそれならばと問題を出してみることにし、思いついたものをそのまま言ってみて。一方、自分は「俺は他の医者のことは知らないけど…まあ、確かに嫌だったかも?」と呟いて)
『答えは、大好きだよね』(天使は、突然のクイズにくすっと笑って、考えることなく言い。悪魔は、相手もそう思うなら本当にヤバいのだろうなと思い、「…医者に頼る日が来ないといいけどな」と苦笑して言い)
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