へし切長谷部 2017-07-13 04:11:33 |
通報 |
!!……俺も愛してる。
( 何方が相手の事を想っているか好き度で張り合った為に自身の更に上を行く彼の言葉で、嬉しさと恥ずかしさが入り交じりかぁあと頬が赤くなって。その顔のまま笑み零し、自身からも愛の告白を伝えては此方を向いているので唇に軽く口付けて )
っん…、
( 彼に張り合う形で愛していると告白すると肌白い頬が一気に赤く染まっていくのが見えて。それと同時に愛していると返され口付けされるとそれを受け入れ。頬が熱くなるのが分かれば照れくさそうにして、こうして誰かに愛され愛すことが幸せだったことなど今まで知ることもなかったと思い )
…きみは可愛いな。誰にも渡したくない、まあ渡すつもりは更々無いがな。
( 唇を離せば瞳に映った照れ臭そうにする彼の姿を見ると頬を赤く染めたまま幸せそうに微笑んで。他の者が寝静まる頃、愛する恋人と二人きりで居れるこの時間が何物にも代え難く、愛おしげな眼差し向けつつ両手で赤みを帯びた頬に触れるとその言葉が口から漏れて )
はは、渡されるつもりもない。俺はお前のものだ、国永。
( 熱く火照った頬を冷ますかのように両手で触れつつそう告げられると、こちらも笑みを浮かべながらそっと彼の手に触れて上記述べ。自身を好きにできるのも恋人である彼だけであって、頬に触れていた手に軽く口付けして )
ああ、俺はずっときみを愛し続けると誓うぜ。絶対に離さないからな、──覚悟しろよ?
( 自身と彼の想いは一緒で頬に触れた両手を離されると、手の甲に軽く口付けを落とす光景を目の前でされて柔く笑い。政府を敵に回した事で今の状況が平和とは程遠いものとなった今、喩えどんな事があろうとも彼だけは絶対に手放しはしないと心中で思い、視線逸らさず見詰めれば口元に笑みを浮かばせ )
ああ、何があっても俺もお前を愛し続ける。お前と共に生きることを決めてから覚悟はしていたさ。
( 月明かりに照らされながら互いに愛し続けることを誓うそれは、まるで人が夫婦になる時にする契りの様だと思いながら笑み浮かべて。彼と共に生きることを選んだあの時から、とっくに覚悟はしていた。こちらも離すつもりは毛頭なくじっと彼の目を見つめてはそう言葉を紡ぎ )
──…さーて、夜は冷えるからそろそろ部屋に戻って寝るとしようか。
( 静けさの中、月光の下で互いに契りを交わせば笑み湛えつつ夜も深まる時間帯に縁側で彼と一緒に眠れるまで居るつもりでいたのだが、言葉を重ね触れ合う内に自身は眠気が遠退き目も冴えてしまい。然し、ずっとこの場に居ると夜は冷えるので風邪を引いてしまえば元も子も無い為に、これ以上は彼を付き合わせるのも悪いと話を変えて立ち上がり )
ああ、おやすみ国永。
( 互いに契りを交わし、微笑んでいると徐ろに彼が立ち上がりそろそろ眠った方がいいと告げられ。正直、まだ起きていられるのだが彼の言うように夜は冷える、ここは素直に戻った方がいいだろうと頷くと自身も立ち上がり上記述べては自室へと戻り布団に横になりいつの間にか眠りについて )
( 月が沈んで日が昇り朝を迎え、あの後自室に戻ったは良いが寝付くのに暫し時間が掛かるも目を瞑ればいつの間にか眠っていて。就寝した時刻が遅かった事もあってか何時もなら既に起床している時間帯でも未だ寝ており )
―国永が起きてない?もう朝餉だというのに…分かった、見てこよう。先に食べていてくれ。
( 眠ったのが遅かったせいか、いつもより遅くに目が覚め。身支度を手早く済ませ、既に朝餉の時間は過ぎていた為足早に広間に着けばまだ鶴丸は来ていないと告げられ。まさか夜風にあたり過ぎて風邪でもひいたのか、起こしに行くためにも一度鶴丸の部屋へと向かい。部屋の前で声を掛けるも返事はなく、仕方ないとそっと襖を開けては「国永、朝だぞ。いつまで寝ている」と傍に膝をつき肩を軽く叩いてやり )
んん…、
( 朝餉の時間を過ぎても尚、起きる気配はなく横を向いて寝ていると誰かが入ってきた事にすら当然ながら気付かずにいて。気持ち良さそうな寝顔で熟睡している中、いきなり肩を叩かれ小さい声漏らし寝返りを打ち仰向けになれば薄らと目を開け。ぼんやりとした視界の中で視線動かすと傍に彼が居て、緩慢な動作で起き上がり「…おはよう。もう朝だったか」と小さく欠伸を洩らし挨拶して )
おはよう、昨夜は遅かったからな。ほら、身支度を済ませたら朝餉だぞ。
( どうやら具合が悪いなどの様子はなく、ホッとしては昨日が遅かったせいで起きるのも遅かったらしく苦笑浮かべては上記を述べて。彼の細い髪を一度指で撫ぜると人が居ては彼も支度しにくいだろうと立ち上がり部屋の前で待っておこうと思い )
ああ、分かった。少し待ってくれ、すぐに済ませる。
( 寝起きで未だ頭が働かず寝惚け眼を擦りつつ少しその状態でぼーっとして、自身の髪を撫でる感覚がするも彼の言葉に其方へ見遣れば一度部屋から出る背に向けて上記述べ。起こしに来てくれたのに更に待たせる訳にも行かず、立ち上がると和装の為に多少着付けに時間が掛かるが何時も通りに身支度を済ませ。部屋を出れば「悪い、ちと遅くなった。よし、広間に行くか」と声を掛け )
気にするな。他の者は先に食事を始めてるが俺達の分は分けていてくれている。
( しばらく彼の準備が終わるのを待っていると襖が開きいつもの見慣れた姿の彼が出てきて。特に急ぐ理由も無いため笑み浮かべて上記述べては広間へ向かい。広間に着くと準備してくれていた場所に当番に座り礼を述べては手を合わせ食事を始めて )
──すまん、昨夜は中々寝付けなくてな。それで起きるのが遅くなったんだ。
( 会話を交えつつ広間に着けば二人分の席が用意されている場所へ自身も座ると、今日の当番である二振りを含めた全員に対し眉下げ先ずは謝罪の言葉と共に理由も告げて。それから腹が減っているので冷めぬ内に此方も手を合わせ朝餉を食べていき )
( 仲間たちと談笑しながら朝餉を食べ、しばらく休憩をしてから立ち上がり食器を運んで。この後は買い出しがある為一度変装する為にも自室に戻ることにして。いつもの服装では分かってしまう、着慣れている訳では無いがここは仕方なく和装にしなければいけないかと以前歌仙から譲られた着物を取り出しては着替え始めたものの少し手こずっていて )
( 此方も食事を終え厨に食器を運んだ後、昨日買い出しに行くと言っていたので変装する為にも一度燭台切の部屋を訪れて。衣装の仕舞われた収納棚の戸を開け放ち着物では普段と何ら変化はなく、それならばこの燕尾服を借りようと早速着替え始め。着なれていない上にネクタイの付け方が分からずそのまま手に持ち一応準備は出来た為、今度は彼の元へと向かい。部屋の前で襖越しに「長谷部、部屋に入っても良いかい?少しやって欲しい事があるんだが…」とそう話し掛け )
国永、丁度良かった。俺もお前に手伝って欲しいことがあってな、入って構わん。
( こんな事になるならば、着付けくらい覚えておけばよかったが和装とは無縁のためもあってそのような事は出来ず。どうしたものかと悩んでいるとタイミングよく襖越しに聞こえた彼の声に上記を返しては入室の許可をして )
…?俺に手伝って欲しい事って…ああ、着付けか。
( 入室の許可を得ると共に自身の様に困り事があるそうで、頼られる事は素直に嬉しいが一体なんだろうかと思いつつ襖を開き中へと入り。すると室内に居た彼の姿は着物の帯を結んでいない状態の格好が視界に入るなり上記を述べ、手に持ったままのネクタイを首に掛け目前まで歩み寄ると早速手慣れた動作で着付けの手伝いをしていき )
済まない、助かった。お前は…なるほど、
( 部屋へと入ってきた彼の姿は見慣れない姿のものであり。歩み寄られ、手慣れた様子で着付けをしていくのを眺めていて。しばらくするとそれを終えて礼述べては次は自身の番だと思うといつものように手馴れた様子で着付けては最後にしっかりとネクタイを締めてやり。「ふふ、これはこれで似合ってるかもしれないな」と笑み浮かべ )
トピック検索 |