へし切長谷部 2017-07-13 04:11:33 |
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俺の方こそ感謝するぜ。…そうかい?きみの着物姿も似合ってるぞ。
( 確りと彼の着物を着付けさせて帯を結び終えると、次に自身の格好を整えて貰えれば此方も礼を述べ。洋装など着た事があまり無い為にその言葉を聞けば彼に言って貰った事が嬉しい様で、照れ臭そうに頬を掻きつつ。和装の姿は見慣れないのもあり、新鮮でいつもと雰囲気が違って見え微笑みながら服装を褒めて )
はは、お前にそう言われると悪くないな。それでは行こうか。
( 着物などいつ以来だろうか、織田の頃に着ていた記憶はあるが着付けなどは周りの者にして貰っていたような気がすると思い。互いに準備を終えては事前に用意していた金銭と昨日当番に書いてもらっていたメモ、本体を手に部屋を出ては玄関へと向かい。道中は何があるか分からない、気を付けていくようにと仲間に見送られては門を出て「久々に遠征に出た気分だ」と笑み浮かべ )
確かにそうだなぁ。ここ最近じゃ本丸から一歩も出ていないから余計にそう感じるのかもな。
( 外に出る準備は万端で玄関口へ向かう前に一度隣の自室に戻り、自身の本体を手に持ち彼の後を追って行き。仲間達に見送られる形で大きな門を潜れば視界に広がるものは久々に見る景色で、畦道を隣に並んで歩きながら外の空気を吸い彼の言葉に同意する様にうんうんと数回頷いて。晴れ渡る青空を太陽の光で眩しげに眺めつつそう上記を返して )
空はこんなに青かったか…。
( いつも本丸から見える空は澱んでいて、不気味な雰囲気が漂っていたがそれは自身達の環境のせいであって。清々しい程に青い空を見上げてはポツリと上記呟いて。それからチラリと隣を並んで歩く彼に「国永、その…手を、繋いでもいいか」と何とも恥ずかしそうにしながらそっと自身の手を差し出し )
ああ、勿論だ。
( 雲の流れを見つつ前方にも気を付けながら町の方角へ歩みを進んで行く中で徐に隣の彼の声が聞こえ、自然と其方へ向けば此方に手を差し出す様子は恥ずかしそうで。笑顔で了承するとその手に自身の手を重ね指も絡めて所謂恋人繋ぎをしては「こうして見ると何だかデートみたいだな」と此方も恥ずかしげではあるがそう言ってみて )
でぇと…ふふ、確かにそうだな
( 恥ずかしそうにしながら頼んでいると、快く了承してくれては頬を染めつつぱっと嬉しそうな表情浮かべて。恋人つなぎをしてはジッと見つめつつ歩いていて。聞き慣れない横文字ではあるが以前そのようなものに詳しい乱が話していたのを思い出しては頬を緩ませていて )
…よし、何とか無事にここまで来れたな。
( 実際はただ食料調達の為買い出しに行くのが目的ではあるものの誰にも邪魔されず、二人の時間を共有出来るのは彼を独り占めしている事もあり嬉しいもので。初々しい雰囲気で仲良く手を繋ぎながら言葉を交わしつつ、先ずは何事も無く本丸から然程遠くはない町に辿り着く事に成功すると辺りを見回して )
ああ、あとは買い物をするだけだな。
( 何事も無く二人だけの時間を過ごしながら街へと着けばやはり賑やかなもので。ここまで来たらあとは頼まれたものを買って帰るだけ、他本丸の刀剣達も各々が買い物に来ていたりとしていてはもし政府から自身たちの本丸の事について連絡があったのなら気を付けなければと思いつつ買い物を始めて )
( 買い物を始める彼の後ろに付きつつ自身はと言うと手持ち無沙汰ではあるが外に出て来ている以上、町の中でも周囲に警戒を怠らず他本丸の刀剣達が時折視界に入ると自身達の身元防止の為、今は変装した格好なのでなるべく目立った事はしないよう極力誰とも目を合わせずに居ながら終わるのを待っていて )
よし…、こんなものか。
( 順調に買い物を進め、もとより頼まれていたものもあまり無かった為に早めに買い物を済ませて。買い物中も特に気になることも無かった為に後ろについていた彼の方へ視線やれば「待たせたな。帰る前によっておきたい場所などはあるか?」と尋ねてみて )
いや、特に無いな。…そういうきみは?あるなら勿論付き合うぞ。
( 待つこと数十分、どうやら早めに買い物が終わった様で此方に身体を向けた彼と視線合わせて。手に持つ紙袋はそれほど量が無い様に感じて久々の町という事もあってか尋ねてくる問いに、これと言って行きたい場所など思い浮かばず。首傾げつつ逆に彼にも同じ質問を投げ掛けて )
俺も特には…、それならば長居する必要も無い。帰るとするか。
( 彼に尋ねたものの特に行きたいような場所もないようで逆に尋ねられてはこちらも特に気になるような場所がなかったために首を横に振り。意味も無い場所にあまり長居するのは良くないだろうと思えば上記述べて )
ああ、早く帰ってやらんと本丸で留守にしてる奴らが心配するしな。
( 一応尋ねたが彼も興味を示す場所は別段無く首を横に振る仕草見ては買い物へ行く自身達を見送ってくれた時、心配そうにしていた仲間達の顔を思い出すと寄り道しないなら早く帰って安心させてやろうとその言葉に頷いて )
( 互いに行く場所も無ければ来た道を戻る形で二人並んで歩いていて。短い時間ではあったがふたりだけの時間も悪くなかったと思い。今は早く帰って本丸で帰りを待つ皆を安心させなければと歩いていて )
( 再び来た道を戻る様に踵を返して彼と共に町を出る為に歩き出し。周りを見れば自身達の状況と大いに違って此処は平和で賑わいを見せており、その様子を横目に町から出ると誰も居ないところで何も言わずに帰りも空いている方の手を握り行きと同じで恋人繋ぎして )
―!ふふ、
( 街から出てしばらく歩いていれば来る時と同様に手を繋がれては何とも嬉しそうな顔をして頬を染めて。ぎゅ、と握り返しながら2人きり本丸までの道を歩いて )
帰ったぜー、
( 隣で嬉しそうに笑い声を漏らす彼の方を見ては自然と笑みが零れて本丸までの道をゆっくりと歩んで行って。道中は特に何も無く無事に帰り着く事が出来てパッと手を離し、玄関の戸を開けると同時に皆に聞こえるよう大きな声で言葉発して )
ああ、何事も無かった。これでしばらくは大丈夫だろう、其方は何かあったか?
( 本丸へと辿り着き隣に並ぶ彼の声に反応してか本丸内から次々と仲間達の出迎えがあり。厨当番に手荷物を渡しつつ、自身たちの不在中になにか無かったかなどの報告を聞いては得にそちらも無かったらしくホッとして。着替える為にも一度部屋へと戻ることにしては玄関に向かい )
そうか、皆に何も無くて良かったぜ。
( その傍らで不在中についての報告を聞けば此方も同様に安堵の息を漏らし、笑み浮かべつつ言葉を紡いで。すると、真っ先に部屋へ向かう彼の姿が視界に入り、自身も着替えるかと思えば靴を脱ぎネクタイ緩ませつつ自室ではなく再び燭台切の部屋を向かって行き )
( 自室へと戻れば早速着物を脱ぎ、いつもの服装へと着替えて。やはり着慣れているこちらの方が動きやすいものだと思えば休む間もなく次は本丸内の見廻りだと思えば着物を元の場所へと戻し部屋を出ては見廻りを始めて )
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