へし切長谷部 2017-07-13 04:11:33 |
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別に謝る必要は無い、俺は迷惑とか思っていないからな。それよりもう平気か?
( 一定のリズムで背中を叩きながらも何も言わずに泣き止むのを待ち、暫くそうしていると徐々に落ち着きを取り戻してきたようで。腕を解き身体を放しては先程まで泣いていたため若干目元は赤くなっており、自身に対し謝罪の言葉を口にされ一度首を横に振ると笑って見せるが心配なようで上記を問い掛け )
…ああ、もう平気だ
( 抱きしめられていた腕が離れても尚、無意識に着物を掴んでいて。落ち着きを取り戻せば頷いて「…独りになる悪夢を見たんだ」となぜ泣いてしまっていたのかを話し始めて )
…その夢の中で俺がきみを独りにしてしまったんだろう?…怖い思いをさせて悪かった。
( 顔を見ても大分心の落ち着きを取り戻した事が窺えて、少しだけ安堵しては着物を掴む手が見えその上から自身の手を重ねて。不意に一人で泣いていた理由を話し始める様子に耳を傾け、きっとその夢の中で自身も居て何故か目の前の彼を独りにしてしまったのだろう。独りになる事の辛さや怖さは身を持って知っている為か罪悪感を感じれば申し訳無さそうに眉下げ )
良いんだ、お前は何も悪くない。ただ夢見が悪かっただけだ
( 罪悪感を感じてか自身が話し始めた夢の話を聞いて申し訳なさそうにするのを見ては首を横に振り。目の前にいる彼が悪い訳では無い、ただ自身が見た夢が悪かっただけの話。それに彼がそんな事をするわけが無いということは分かっており「…鶴丸がそんな事をしない事は分かっている」と柔く笑み浮かべて )
…なあ、長谷部。もし俺がきみの事が好きだって言ったらどうするんだ?
( 例え、自身が悪くないとしても夢の中で彼を独りにして怖い思いまでさせた事実が内心許せずにいて。然し瞳に映る彼の表情は柔らかな笑みを見せて此方の言葉にも信じて疑う様子も無く、これまで本当の意味で一度も傍から離れてはいない。それは自身の中で彼の存在が大きく、同時に手放したくないとも思っている。徐に上記の様な言葉を問えばこんな感情は初めてでじっと目を見つめ )
…受け入れるさ。
( 徐ろに口を開き、もしもの話をする彼の言葉に耳を傾けていて。自身も彼と同じ情を抱いている、自身にとって、彼はなくてはならない大切な存在。その中に少しずつ特別な感情も入っていたことは自覚していて。拒む理由も無いとその目を真っ直ぐと見ては「俺も、お前と同じだからな。」とただ言われるままにその言葉を受け入れる訳では無い、好きだから受け入れるのだと笑みを浮かべてはそう言って )
!、…長谷部も俺の事が好き…なのか?
( 人の身を得て刀の頃に経験する事が無かった誰かを好きになる気持ち。彼の事が気になり始める前は心のどこかで後にこれが恋心に変化するとは思っている筈も無く、主だった審神者の酷い仕打ちに耐えつつ共に支え合いながら過ごしていく内に他の仲間に対するものと違う彼に向ける感情が特別なのだと気付き今に至る。決して冗談で口にした訳では無いが予想外の返答に思わず聞き返していて )
ああ、そうだ。
( 確かめるように問い返されると、肯定するかのように頷き柔く微笑んで。互いに傷を付けられその痛みを分かち合うように支えあっていた自身たちはいつしか惹かれあっていたのだろうと思い )
長谷部、好きだ。これからもずっと一緒に居たい。
( もう一度確かめれば肯定するように頷いたのを見ると、互いに胸の内を明かさぬだけで本当は心惹かれ両思いだった事が分かり。彼の気持ちも知る事が出来ると真っ直ぐ見つめて、改めて今度は自身なりに確りとした告白の言葉を口にして )
ああ、勿論だ。これからも共に生きよう。
( 密かに想い続けていた彼と同じ気持ちであったこと、改めて告白の言葉を聞けばじんわりと胸が温かくなるような気もして。握られていた手を握り返せばこちらも視線合わせ柔く微笑見ながらその言葉を受け入れ )
──これは、夢じゃないよな…?現実だよな?
( 自身の告白の言葉を受け入れられると、漸く想い続けていた恋が実り嬉しさ込み上がり照れたような表情を浮かべ。友人関係から晴れて恋仲となれた為に夢でも見ているのではと錯覚してしまっておかしな事を口走り )
…ふふっ、大丈夫か?夢じゃない、現実さ。
( 晴れて恋仲になれば互いに喜んでいたものの、不意に彼が可笑しなことを言い出しては思わず笑ってしまい。しかしそんな所も愛おしく感じる程にぞっこんなのだろう。両手でそっと彼の頬を挟めば額を合わせそう言って微笑み )
…そうだよな。
( 頬を包む両の手、こつんと額同士が合わさる事で必然的に距離は縮まり目の前には微笑む彼の姿。顔が近いので五月蝿い程に胸が高鳴り、夢ではなくまごうことなき現実だと証明して貰えば平静を装いながら「きみと恋仲になれるとは思ってなくてな、だから凄く嬉しいんだ」と目尻下げて )
ふふ、そうか。俺もだ。
( 夢ではなく現実だと知らせると合わせていた額を離し。自身からした行動とはいえ大胆過ぎた上に至近距離でもあった為か僅かに頬を染めつつ彼と同様に嬉しいのか微笑んで )
…長谷部って意外と大胆なんだな。
( 恋仲となった途端に早くも新たな一面を発見し、彼が大胆な行動を遣って退けること自体が意外だったのかにやりと笑み浮かべ揶揄する言葉を発して )
…っ!
( 嬉しさのあまりに取ってしまった行動は自身でも大胆だと思っていたが改めて彼に言われると、僅かに染まっていた頬も一気に赤くなり。それを隠すかのように下を向いて口元隠せば「う、うるさい…!」と続け )
はは、顔が真っ赤だ。いやあ、きみを揶揄するのは面白いな。
( 揶揄すると案の定、羞恥から一気に顔を真っ赤にして下を向いた姿見れば、くすくすと笑いながら彼の反応を面白がり。然しそれもすぐに止め「なあ、顔を見せてくれよ」とそう言えば顔を覗き込もうとして )
面白がるな、馬鹿。
( 自身の恥ずかしがる反応を見て楽しげにクスクスと笑う声が聞こえては不貞腐れたような口調で上記述べ。しかし顔を覗きこもうとするその仕草が視界に入ればチラリと見て「…見たって赤いだけだ」と言いながら顔を上げ其方を向いて )
すまんすまん、これで許してくれ。
( 特に悪びれた様子もなくその状態で居れば、自身の方を向いてくれた彼の顔を瞳に映すとまだ赤いままで。上記を述べると、突然顔近付け何の宣言も無しに敢えて軽く頬へと口付けを落とし )
―!
( 突然顔が近付き、それだけでもドキリと胸が高鳴るというはずなのに頬に口付けされると動きが止まり。許してくれと言われたがこれではお釣りが出ると思い。今ので更に赤くなり )
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