†白線ﾓﾗﾄﾘｱﾑ†BML†

>霧生さん
言いましたよｯｯ‼……もｰ､過ぎた事だからいいですけど､次はちゃんと聞いてて下さいよ?
(どうにも惚けた事ばかり言う相手に､多分自分が出ていく時にきちんと聞いてなかったか……自分の声が小さくて聞き取れなかったのだろうと自己解釈しては上記述べて苦笑するものの､次いで相手から提示された"これでも譲歩してやった"とばかりの不名誉な呼び名に「結局大して変わってないじゃないですかｯｯ‼それに俺には"神谷 幸樹"って名前がちゃんとありますし､ｲﾆｼｬﾙに直してもk.kでMなんかつきませんよｯ!!!」等と返しながら恨めしそうな視線向け｡＿＿しかし座れと言われてしまえば､確かに体力的にも大分疲れて来ているのもあって素直に相手の近くに腰を下ろしつつ鞄が汚れないように己の膝に二つとも乗せ)

>宮原くん
うん､ありがとう｡
(相手の言葉を肯定と受け取れば､安堵したように緩い笑み浮かべて上記述べるが……何せ先程から気になって仕方ない鞄の存在に､早々にそちらへ意識を向けつつ何故こんな所に鞄があるのかとか他に人はいないのか等と考察を繰り返して｡＿＿鞄を一つ手に取り中身を確認しようとするが､ふと目に付いた光る物に視線を落とせば鞄と一緒にﾈｰﾑﾌﾟﾚｰﾄ付きの鍵が置かれている事に気付き「宮原くん‼ちょっと､」と相手を手招きして呼びつつ自分の名の書かれた鍵を手に取り眺め)

>神楽くん
あ……ごめん､言いたくないなら聞かないよ｡
(視線を泳がせた相手の仕草に苦笑に近い笑みで上記を返し､きっと相手にだって言いたくない事や言えない事だってあるだろうと思い直せば「困った事があったらいつでも言ってね｡出来る限り手を貸すから｡」と数回相手の髪をすくように撫でてから手を離し)

<収容罪人名簿>

・殺人鬼
(現在募集中)
・男娼
†大崎 晃(>21)†
・詐欺師
†霧生 弥尋(>31)†
・盗人
†宮原 結賀(>20)†
・放火魔
†神楽 琢磨(>15)†
・????
†神谷 幸樹(>3)†

(/現在「殺人鬼」役を募集しております｡皆様どうぞ挙ってのご参加宜しくお願い致します｡)

>宮原

あ？知るかよ。てめェで考えろ。
(背後から聞こえる相手の足音にも振り返る事無く歩み続けていれば、不意に肩を捕まれ目の前で視界を埋める相手を無言で睨み付け。然し一瞬ではあるが己の名を口にする相手に名字が出て来ないのであろうと察し名前で呼べば良いだろうが、と一層不服げに眉を寄せ相手の問いに答える事無く横を擦り抜けて行き)


>神楽

ッは、まじかよ。俺も落ちぶれたモンだな。
(己の演技を見破られた上罪状まで当てられてしまえば、これまで一度として騙せなかった相手が居ない己としては流石に驚きもあり。然しそれを表情に出す事は無く嘲笑を漏らすと遠回しに相手の推測への肯定を示し、こんな年下に見破られる程度では演技力の欠如も著しいどころでは無いと苦笑を浮かべ)


>神谷

…馬鹿だよなァお前。
(今の言葉は誰が聞いても本当に聞いていなかったと思わせるような物では無いと言うのに、いっそわざとなのではないかと疑ってしまう程此方の言葉を率直に信じてしまう相手に嘲るような笑みを浮かべるとぽつりと呟き。Mの度合いを低下させたつもりだったがそれでも気に食わないらしい相手から批判の言葉を浴びせられると、煩わしそうに片手で耳を塞ぎ全く聞いていないとばかりに目を閉じて再度背を逸らし空を仰ぎ。程無くして気が済んだのか大人しくなり相手が隣に座ったのを確認すると元の体勢に戻り、からかうような笑みを向けては悪戯に首を傾げて問い掛け)
悪い、何も聞こえなかった。落ち着いたか？

>霧生さん
な……ｯｯ､さっきから聞いてれば何回馬鹿って言えば気が済むんですか……‼
(声を掛けた時の開口一番の"馬鹿"に併せて今更怒りが込み上げたのか上記語気を強めて言えば､相手の表情にさすがに完全に馬鹿にされてると勘付いたらしく顔を真っ赤にして怒り｡しかしまるで我関せずと空を見上げた相手の仕草に「それは聞こえなかったんじゃなくて聞かなかったんでしょう?!ちゃんと聞いて下さいよｯ!!!」なんて叫んでしまう始末｡＿＿どうにも勝てる気のしない相手の行動に拗ねたような表情になってしまえば､ﾎﾟｹｯﾄから鍵を5つ出して「名前､教えて下さい｡」と)

>神楽

…ああ。汚い物を消し去ってくれるだろうな
(火に依存してることは見ていたら分かるが、目の前で目を輝かせている相手を見ていると嘘ではないんだなと。問い掛けているのか判断のつかない言葉に花弁を燃やしている火の様子をぼんやりと観察すれば、含みのある声色で上記呟き)

>神谷

_____?何だ?
(鞄の中には何が入っているのかと内心考えつつ鞄を一つ手に取る相手の様子を傍で見ていたが、不意に何かを見たと思えば相手に手招きされ。上記述べながら緩く首傾けて近寄れば一体何があったのかと言いたげに相手の手元に視線落とし、相手の持っているものに数回瞬きすれば「これは、何の鍵…だ?一人一人専用の鍵、みたいだな」と呟きつつ寮の鍵かなんかだろうかと思考巡らせ。自分の名が書かれているものを取り、此処へ連れて来られているであろう他の罪人達の名前に目を通していて)

>霧生

自分で分からないから聞いて___ｯ、弥尋、さっきから何を怒ってるんだ
(睨み付けてくる相手に自分は何かそこまで怒らせる事をしたのかと眉顰め、思い当たる事は名前の件だが己の周りにそのことで不機嫌になる人はいなかったため相手なら尚気にもしてないのだろうとしか思考が回っておらず。謝るにしても何に対して謝ればいいのかが分からなければ相手に失礼でしかなく、だが何故かより眉寄せる相手に微かに目見開けば横を擦り抜けて行く相手にﾑｯとなり。その場で小さく深呼吸すれば普段より大きめの声で相手の後ろ姿に声掛け、その際何も考えていなかったのか渋っていた相手の名を呼んでおり)

>神谷

言わせる方が悪いだろうが。
(確かに馬鹿と言っているが此方からしてみれば馬鹿と言わせているのは相手の方で、本当にそう思ってしまうのだから仕方無い、と呆れたように肩を竦め。然し相手が再度叫びだすのを聞くなり未だ落ち着いていなかったようだと相手の平穏を乱したのは完全に自分であるにも関わらず他人事のように考えつつ片手で耳を塞ぎ。不意に名前を問われるも相手の方へ視線を向ける事は無く、彼方海の方を眺めたまま姓名のみ呟くような口調で名乗り)
…霧生。


>宮原

…呼べんじゃねェの。
(然程予想外でも無いが相手の口からそれなりの声量で名前を呼ばれると思わず足を止め。初めからそう読んでいれば良かった物を、お陰で無駄な演技をしなければならなかった、と全ては気紛れであるものの振り返ると口角を釣り上げ。ついでに今までの怒ったような所作が全て演技である事を暗に明かしているつもりなのか口元には弧を描いたまま舌を覗かせて見せ)

>霧生

?____…!演技か。何のためにそんな事したんだ?
(足を止めた相手にてっきり無視されるのではと思っていたため不思議げに首を傾げ。何を考えているのかと相手のほうへ歩み寄っていくが振り返った相手の表情に考えるように一旦顎に手を添え、この変わりようは一体なんなのかとﾁﾗﾘと視線遣れば舌を覗かせまるで騙されていた人に向けるような表情しており。ﾊﾞｯと顔相手へ向ければ相手の胸元掴んで引き寄せ今度は此方が相手を睨むように見ながら上記問い。「…ああ、そうだ。名字教えてくれ」だが不意に思い出したように声漏らせば、手を緩めてそう言葉紡ぎ)

>宮原くん
……多分､ここの……
(近付いて己の指した鍵を見た相手｡上記を返しつつ見上げた寮と呼ばれる建造物に､不安を隠せないと言った表情で相手を見つめて｡しかしすぐに"歳上なんだから"と思い直せば「ちょっと見てくるよ｡待ってて」と述べて寮の中へ入れば階段を上がり)

>霧生さん
……ｯ思っても言わない事が優しさな事もありますよ｡
(更に耳を塞いだ相手に言いたいことはあったが､ｸﾞｯと堪えれば依然として不機嫌な表情で言うだけ言えば､満足したのか通常と変わらない表情に戻って上記を震える声で述べつつ相手と同じ方を見つめ……遠く滲むように霞んだ彼方の"白線"を睨み｡しかし聞こえた言葉に相手を振り向いて､此方を見ていなかった事に苦笑浮かべるも鍵のﾌﾟﾚｰﾄを見て"霧生 弥尋"と書かれたそれを相手に差し出せば「多分､支給された部屋の鍵です｡……荷物は俺が持ちますんで､とりあえず行ってみましょう?」と名乗って貰えた事に喜びを隠せず満面の笑顔で述べ)

>宮原

こんな事でもしなきゃ呼ばねェだろうが。
(どうやら己の対応が演技だと気付いたらしく胸元を掴まれるも相も変わらず呑気に笑みを浮かべて相手を見据え。問い掛けには半ば呆れたような面持ちで答えるものの、普段ならば無理に呼ばせようとしないのだが、と考えれば単なる気紛れで起こした行動でありそれ以上でも以下でも無く。然し何を思ったのかあれだけ熱い視線を送ってきていたにも関わらず不意に手を緩められると問われた姓名にどうせ教えてしまえばもう名前で呼ばれる事は無くなるのだろうと考えると口角を釣り上げ)
てめェで忘れたモンはてめェで思い出せ。


>神谷

何で俺がお前に優しくしてやんなきゃなんねェんだよ。
(誰も相手に優しくしてやろうなんて考えておらず、だからこその態度だと言わんばかりに笑みを向け。然しそこには何処か遠くを睨んでいるように見える相手の姿があり、ふ、と気の抜けたような笑みを浮かべるともう本日何度目かも知れない変わり映えしない空を仰ぎ。差し出された鍵を受け取りまじまじと眺めていたところ行ってみようとの言葉にどうせ暇だ、と立ち上がろうとするもののその満面の笑みを見れば途端に行動する気を失くし顔を逸らして告げ)
やだ。

>霧生さん
……そりゃそうですけど……人間は助け合ってこその生き物ですから｡
(ふん､と生意気にも鼻息荒くそっぽ向けば､一面に広がる空と海｡そこに引かれた"白線"｡ﾊﾟﾗﾊﾟﾗと資料を広げれば「……白線を越えると即処刑……死罪になるみたいです｡」と､何とか脱出を考えていたからこそ小さく呟いて｡しかし寮へ向かおうと立ち上がった己に対して拒否を述べた相手に「……子供じゃないんですからさっさと歩いて下さいｯ!!!こっちは肩抜けそうなくらい重いんですよ!!!!」なんて言い放てば無理矢理手を引っ掴んで歩き出し)

>神谷

…確かになァ。俺も数えきれねェくらいの人間に助けられて生きてきたぜ。
(そう言うところが馬鹿なんだ。相手の言葉に思わず鼻持ち悪そうに顔を顰めるも、思えば自分も多くの人間から金を“援助”してもらっていた事に変わり無く。心底可笑しそうにくくっ、と笑みを漏らしながらまるでそうとは思っていなさそうな面持ちで呟き。隣から白線を越えた場合死罪だ等と言う言葉が聞こえるも何を返すでもなく、それでも牢獄から此処へ来たかった人間だって居るのだろうと考えれば小さく息を吐き。そこで唐突に腕を掴まれると強引にも歩き出す相手に「てめっ、離せ！」と微かな反抗を見せ。然し直ぐに諦めると何を思ったのか相手の持つ荷物を一瞥し、その手から半数の荷物を奪い取れば相手の手を振り解き)

>霧生さん
でしょうね……何かしら､どういったものにせよ他人(ﾋﾄ)に助けられて生きています｡動物にも､植物にも……人間は一人じゃ生きられない脆弱な生き物ですから｡
(そう述べながら､ふと足元に咲く人工的な花を見つめ……避けるように歩き出せば聞こえた怒声に振り返りもせず「離しません｡また何処かにいかれては堪りませんから」と述べたも束の間｡かっさらわれた荷物と振りほどかれたその手に困惑するように動きが止まってしまうものの､それを"ああ､荷物持ってくれたんだ"と解釈すれば「ありがとうございます､霧生さん」と笑って述べ､真っ直ぐ歩き)

>神谷

___大丈夫か、彼奴?
(目の前にある寮を見上げ、不安を隠せないといった表情で此方を見てきた相手にこういうのをﾍﾀﾚというのだろうかと内心考え。だが不意に年上らしい発言をして中へ入って行った相手、今度は逆に此方が心配なのかいきなり悲鳴が聞こえたらどうしようかと若干失礼ながらも相手が悲鳴を上げる前提で思考巡らせていて)

>霧生

呼ぶ?何を____…名前の、事か?
(半ば呆れたように返された言葉に相手は何の話をしているのかと眉顰めて考え込み、先程己が相手に投げかけた言葉を曖昧ながら思い返し。ふとそういえば相手の名前を勢いに任せて呼んでいたような、と今頃気付いたかのような表情浮かべれば本当に呼んだのかと上記を問い。姓名を聞き出そうとしたが、自分で思い出せと返されれば緩めた手に再び少し力を入れ「別に知らなくても不便ではないが…、何であんたはそう意地が悪いんだ。」と目細めて不服気な表情浮かべつつ呼び方はすっかり元に戻っており)

>神谷

…お前と一緒にすんなよ。
(耳に入る相手の言葉に聞き入っているのかぼんやりとしているのか、前方の何処か一点を見詰めながら足を進め。己は相手のような道徳的な考えを持ち合わせていないし綺麗な人生を歩んできた訳でも無い。不意にぽつりと呟くと相手が避けて通った花を冷淡な視線で見下ろし踏みつけ。己の行動を単なる善意によるものだと思っているのか、素直に礼を述べる相手を横目で一瞥すると嘲るような笑みを浮かべ)
これでお前は俺に貸し作ったんだから俺の言う事一つ聞けよ？


>宮原

他に何があンだよ。
(相手の気も知らず問い掛けに先程の遣り取りをもう忘れてしまったのか、と怪訝そうに眉を潜め。此方から教えてやる事を拒否すれば強まる力に怒らせたかと面白げに眉を上げて相手を見るものの、何故、と問われた内容は己にとっては予想外な物で。一瞬の無言の後嘲笑を浮かべると「何、俺なんかに優しくしてほしいってか？」と首を傾げて見せ)

>霧生

…いや、ないな。でも…そうか。俺は名前で呼んでたのか
(確かに"呼ぶ"といえばその他に思いつくものはなく、上記述べれば今確信したかのように後記小さく呟き。つい気を抜いてしまったと内心反省すれば、一瞬の無言の後嘲笑を浮かべた相手に眉間に皺寄せ「なわけないだろ。あんたに優しくされたら鳥肌が立つ。…__それと、自分を否定するようなその言葉を聞くのも気分が悪い」と相手の胸元から手を離すと無表情ながらわざとらしく両腕擦って見せ、自分の事を棚に上げて言葉を紡ぎ)

>宮原くん
……ｯ､なんか不気味……｡
(ｶﾂﾝ､ｶﾂﾝ……と己の靴音が響く中､不気味な程に静寂した空間の寮内を歩いて行けば"やっぱり強がらないでついてきて貰えば良かった……"なんて今更ながら思い､ﾁﾗﾘと後ろを振り返るものの階段を上がってしまったせいで相手の姿は見えなくなってしまっており｡「……､いや俺は歳上なんだからｯｯ……しっかりしなきゃ……!!!」と半ば強引に自分を奮い起たせて自らの名の書かれたﾌﾟﾚｰﾄの貼られた扉の前までくれば鍵を開けて恐る恐る扉を開いて＿＿「みｯｯ宮原くんｯｯ!!!!宮原くん宮原くん早く来て何か俺の部屋が凄く俺の部屋で変だよ!!!!!」なんて普通に聞けば到底理解不能な言葉で相手を呼び｡……己の見た室内｡それはこの島に来る前に住んでいた部屋と全く同じ内装であり､朝出掛ける前に飲み掛けのまま冷蔵庫にしまい忘れてしまったﾍﾟｯﾄﾎﾞﾄﾙの飲み物まで同じに設置されているのが不思議を通り越して逆に恐怖感を煽り)


>霧生さん
……?何か言いました?
(ふと聞こえた相手の呟きは何かを言ったとは分かったものの内容までは聞き取れなくて､首を僅か傾げつつ上記問い返しつつ振り向き「あっ……そこ花があったんですけど……踏んじゃいましたか｡」と相手の足元見て苦笑浮かべれば､まさかわざと踏みつけたとは思っておらずしゃがんで潰れてしまった花を撫でれば"ごめんね"と呟いて｡しかし相手から"貸し"の一言が出れば慌てて立ち上がり「貸しって……そもそもその荷物は霧生さんの物じゃないですか!!!しかもそれ､内容によっては自分で荷物持ってた方が良かったってｵﾁになりません……?」と相手の意図する事が分からない分､妙に嫌な予感を感じて反論し)

>神谷

____…予想通りすぎて、なんだかな。
(自分の名前が書いてある鍵を手に暫く相手が戻ってくるのを待つが、相手の叫びにも似た言葉が聞こえてこれば微かに笑い零して上記呟き。呆れたようにも見える表情で寮の中へ入り相手がいるところまで足運べば、一体何があったんだと相手の近くまで寄り。「__?これのどこが変なんだ?」相手の部屋は普段の相手の部屋を知らない己から見れば普通に生活感のある部屋にしか見えず、何処が可笑しいのかと首傾げれば相手に視線向けて)

>宮原くん
違ｯ……､その部屋……ｯまんま俺の部屋で……えっと､だからｯ……その､同じなんだよ!!!今まで住んでた部屋とｯ何もかも全部ｯｯ!!!
(必死に説明しようとするが気が動転しているのも相俟って､結果何を言ってるのか分からない内容になってしまい｡きちんと伝えたいのにどう説明すればいいのか分からず､もどかしそうに頭を抱えれば「……ｯそうだ!!!宮原くん､宮原くんの部屋見れば分かるｯ!!!」と扉に書かれた名前を確認して)

>神谷

分かったから、少し落ち着け。深呼吸だ。
(気が動転している相手の言葉が理解できなかったのか、冷静に頭を働かせ。ﾓﾉの数秒で相手の言っている意味を理解すれば、成程なとばかりに頷き相手を落ち着かせようと背中を軽く擦ってやり。其の侭視線自分の名前の書いてある扉に向ければ扉の前まで歩み、持っていた鍵で開け。扉を開いて部屋の中を見回せば、弟達が悪戯をして壁に落書きがあるものの至ってｼﾝﾌﾟﾙな自分の部屋そのものがあり「…落書きまで、再現されてるのか。そっくりだ」とある意味感心したような表情で)

>宮原くん
……ｯ……あり､がとう｡
(はｰｯと深く深呼吸をして何とか気持ちを落ち着かせれば､宥めるかのような相手の手に礼を告げて呆然と部屋を見つめ｡「……宮原くんの方も……同じ?」と恐る恐る問い掛け､まるで自分の部屋だけ綺麗そっくりこの部屋に移動してきたかのような錯覚を覚え､何故こんな事が出来るのかとか冷蔵庫の中身も全部同じなのかとか､色々考えながら本当に全て自分の物なのかと入口近くに脱ぎ捨てられたままになっていたｼｬﾂを手に取れば間違いなく自分の物だと項垂れ)