主 2015-02-26 03:29:21 |
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<概要/世界観>
それは起こるべくして起こり、そして起こってしまった事実___。
その時代、犯罪指数が前代未聞の高率を弾き出し、刑務所や留置場……更正施設に至るまで定員数を超過してしまい、犯罪を犯した者を公正に裁く事が困難となった。
そう……犯罪を犯していながら収容する場所が無い為に刑を免れてしまうという非常事態が起きていたのだ。
犯罪者を収容する施設は常に罪人で溢れ返り、日を追う毎に犯罪者は増え続けている。
そんな局面の最中、考えに考えた政府はある条令を出した。
「犯罪抑制更正条令、白線モラトリアム」
政府が試験的に考案したこの条令は、犯罪を犯した者達の犯罪思考の抑制と更正を目的とし……尚且つ私生活を視る事により、犯罪を創るきっかけの把握や更なる犯罪予備軍の抑制に繋げる意図があった。
それが上手くいけば、溢れた犯罪者達を即刻条令に乗っ取り隔離する事も出来る___。
そう考えた彼等、政府の指定した区域は無人の島。
最新技術を駆使して出入り禁止の「白線」が空や海、山に至るまで張り巡らされた。
その場にいるのは罪人のみであり、また生きる者も彼らだけ。人もなく、動物もいない。
花や木々すら人工的に作られた、全てが偽りの世界を政府はたった6人の罪人に賭けたのだ。
ある者は死刑囚。ある者は精神異常者。ある者は口に悪癖を持ち、ある者は手癖が非常に悪い。
そしてある者は火を愛し、ある者は…………。
そうして収容された罪人6名の、日常にして非日常的な物語が始まる___。
(以下、ルール/募集内容。)
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