†白線ﾓﾗﾄﾘｱﾑ†BML†

>霧生さん
でしょうね……何かしら､どういったものにせよ他人(ﾋﾄ)に助けられて生きています｡動物にも､植物にも……人間は一人じゃ生きられない脆弱な生き物ですから｡
(そう述べながら､ふと足元に咲く人工的な花を見つめ……避けるように歩き出せば聞こえた怒声に振り返りもせず「離しません｡また何処かにいかれては堪りませんから」と述べたも束の間｡かっさらわれた荷物と振りほどかれたその手に困惑するように動きが止まってしまうものの､それを"ああ､荷物持ってくれたんだ"と解釈すれば「ありがとうございます､霧生さん」と笑って述べ､真っ直ぐ歩き)