†白線ﾓﾗﾄﾘｱﾑ†BML†

>神谷

あ？何だよ。
(煩いと一言いなすだけで大人しくなる相手を横目に一瞥すれば微かに笑みを浮かべ。然しこの白線を越える対価はどうやらすんなり命を差し出すだけと言う訳では無いようで、余程言い難い事なのか言葉途中にして口を噤んでしまった相手を訝しげに眉を寄せて振り返り。どんな内容であれ所詮国の重鎮が考える事、たかがしれているだろうと適当な構えでいれば、相手を見据えて先を促すように言葉を掛け)


>宮原

ッは、ンなもん考えてどうすんだよ。国の連中は俺らの数が減る事を望んでる。寧ろ本望なんじゃねェの？
(此所は望んで来た場所ではない。なんならさっさと殺してくれても良い物を、生憎体裁を取り繕い国民からの支持を第一とする人間らは口実がなければ早々に手を出す事もせず、挙げ句の妥協策として現状自分達が此処に居るのだろう。そんな連中からしてみれば此方が自ら数を減らしてくれるなら願ってもない事だろうと嘲笑を浮かべ。然し不意に首元から微かな震えを伴う擽ったさが這い上がると、目を細めて相手を見据えた後に突如首元にある相手の手首を掴み。その手を強く此方へ引き己が上体を起こすと同時に相手を引き寄せると、意識的な官能を滲ませつつ己の上唇に舌先を這わせつつ首を傾げて問い掛け)
…何、誘ってンの？

>宮原くん
心配する事です｡……他の人はどうだか知らないけど､俺は心配になるんだよ｡本当に心臓破裂するかと思ったし｡
(良くわかっていない様子の相手に苦笑漏らしては上記を述べつつ､今更ながら一気に階段を駆け上がった反動が足に来たのか筋肉痛に近い痛みを訴える太股を擦って｡特に何もないと答えた相手の言葉に頷いて小さく息を漏らせば「何もないなら良いけど……何かあったらいつでも言ってね?」と満面の笑顔向けて言って退け､内心では彼の兄弟の為にも彼だけは必ず無事に帰さないと……と考えていて｡「え｡……俺が心配性なんじゃなくて､宮原くんが危なっかしいだけな気が……｡本当､ここにいる人って危なっかしくて黙って見てらんないよ｡」と苦笑混じりに言うのも､相手もそうだが口の悪い長身の男も同時に彷彿としてしまったからで｡相手の手を借りて漸く立ち上がっては､気にしてないとの言葉に僅か安堵したような表情で「ん､大丈夫｡」と返し､さすがについ先程の事だからﾋﾘﾋﾘしているものの時間が経てば治るだろうと｡)

>霧生

確かにそうだな。……だが、死人の出た場所で暮らすのは気味の悪いものだろ?
(政府からして己達等邪魔な存在であることは十分承知の上で、死体の処理なんて嬉々としてやってくれそうだと同意すれば囲まれた島の中で死人なんて出たら気分が悪いなんてものじゃないだろうと。兄弟にすると擽ったいと言って面白い反応をしてくれていたのだが、相手の反応を見るにあまり敏感ではないのだろうと察し。此方を見据える相手にﾊﾞﾚたかと手を引こうとしていれば突如相手に手を掴まれﾊﾞﾗﾝｽ崩しかけ、触るなと払われると思っていたため逆に引き寄せられれば一度ゆっくり瞬きし。官能を滲ませつつ問い掛けてきた相手に己の行動は誘っているように見えるのかと内心首傾げ、だがここまでされて普通の返しだと面白くないだろうと考えた結果「…だとしたらどうする?」なんて口元上げて挑発的に返し、顔を至近距離まで近づければ相手の反応窺い)

>神谷

流石に、他人の事で心臓破裂何てしないだろう。
(相手が心配してくれていたのは分かったが此処に来て知り合ったばかりの己のために普通はそこまでならないだろうと小さく苦笑零し。太腿を擦る相手の様子に打ちでもしたのだろうかと視線向ければ「…ああ。もしもの時は頼らせてもらおうか」と満面の笑みの相手に軽く頷き、本当に危ないときだけ少しは頼ってみようか何て思いつつ告げ。相手が心配症というわけではなく己の方が危なっかしいという相手にそうだったかと考え込めば「__以後、気を付ける。」と自分で何が危ないのか分かってはないが取り敢えず上記述べておき。「念のため、ｼｯﾌﾟを貼っておくか」大丈夫だと相手は言うもののｼｯﾌﾟくらいは貼っておいた方がいいだろうとそう言えば相手の手を引いて歩き出し)

>霧生さん
＿＿ここへ来る前……おそらく､全員……弄られてます｡
(暫く黙っていたが真っ直ぐに自分の頭に指先を突き付け､極小さな声で上記を返答代わりに返し､これだけでも聡明な相手なら"何かを埋め込まれた"と気付くだろうと｡"弄られている｡"その言葉を述べたのには確かな証拠があり､自身の指し示した部分にはごく僅かな傷があったのだが……それはきちんと縫合されていた｡そしてそれを敢えて先に述べたのにも理由があり､弄られた事と唯一明記されていた内容を「原理はわかりませんが､あの白線は……白線を越えた者にのみ効力を発揮します｡多分､"ここ"で感知して｡………白線の効力は溶ける､としか書いてませんでしたが｡」とまで話せば､改めて白線を見据え「……霧生さん､今は近付かないでおきませんか?まだ話したい事があるんです……この条令の事と……､」そこまで言ってまた口を閉ざし)

>宮原くん
確かに心臓は言い過ぎだったかもしれないけど……そのくらい吃驚したんだよ､もう……｡そういう変なとこ理屈っぽいよね､宮原くん｡
(確かに医学的にも生物学的にもそれは有り得ないだろうが飽くまでも比喩で述べたのだと上記返せば､次いで拗ねたように僅か唇を尖らせて苦笑浮かべる相手に視線向け｡しかし相手の言葉を聞けば綻んだように緩い笑み浮かべつつ「勿論‼何も出来ないかもしれないけど……その時は頑張るよ｡」と妙に意気込んだ様子で｡気を付ける､なんて返した相手にすっかり理解あっての事だと思ってしまえば何処か嬉しそうに頷いて見せ､「え､うｰん……まぁ後で拗らせたら嫌だし……｡」と少し悩むように呟いては正直背中は湿布が剥がれやすいし服に匂いがつくから嫌だな……と思っていた訳で｡それでも相手の厚意を無下には出来ないと頷いては相手に引かれて歩き出し)

>神谷

…例え、という事か。そうか?
(そのままの意味で受け取ってしまっていたが例え話としてその言葉を出したのだと聞けば成程なと頷いて見せるも、次がれた"理屈っぽい"という言葉には自分は理屈っぽいのかと小首傾げ。頼ってもらえるのが嬉しいのか妙に意気込んだ様子の相手見れば「何もしなくても、聞いてくれればいい。」と無理をさせる気はないのかそう告げて。気を付けると言った傍から今度はちゃんとﾌｪﾝｽにしっかり摑まっておけば危なくはないだろう等と考えており。「?ｼｯﾌﾟに何か不満でも?」悩んだ様子の相手に不思議に思えば前向いて階段下りつつ問い掛け)

>宮原くん
うｰん､科学的に証明出来ない事とか信じなそうっていうか……お化けとか信じる?
(漸く比喩だと理解したらしい相手に頷くも､理屈っぽいという方は自覚がないらしく……己としても偏屈だと言いたい訳ではないのだが､どう表していいものかと思案すれば以前初めて寮に向かった際にどうにも不気味だった建物を前にしても臆していなかった様を思い出して上記問い｡しかし相手の聞いてくれればいいという言葉に「ちゃんと聞けるように常に耳掃除しとく｡」なんて要らない宣言返し､特に相手の思考が読めた訳でもないのだが「とにかく､屋上とかのﾌｪﾝｽは危ないから設置されてんだから登っちゃ駄目だからね｡」と注意してはやっぱり危なっかしいな……と｡「え､あｰ……背中だと剥がれやすいし､剥がれないようにしたらしたで自分で換えるの大変だし……出来たら塗り薬の方が良いかなって｡ぁ……ｯ､ごめん‼せっかく心配して言ってくれたのに……」等とつらつら言葉を並べてはﾊｯと我に返って申し訳なさから俯いてしまい)

>神谷

いや、信じてはいない。
(説明してくれるらしい相手の言葉を黙って聞くも、不意にお化けを信じるかという質問され。お化けの存在を完全否定しているわけではないが現実的にその存在をきちんと証明できるものはなく、それに加えて見た物を信じるﾀｲﾌﾟなためその姿を見た事がないという点で今のところは信じていないと告げ。「そんな面倒な事しなくても聞こえない声量で話す事はない」可笑しな宣言に微かに口元に笑み浮かべれば、ﾎﾞｿﾎﾞｿと話す事は基本ないため大丈夫だと。己の心を読んだかのような言葉にゆっくり瞬きすれば「…分かった。登らないでおこう」と軽く頷いて見せ。ｼｯﾌﾟについての不満をつらつら並べる相手に少し考え込んで口開けば「なら、塗り薬にしておくか。」と塗り薬はあったかと思考巡らせつつ述べ)

>宮原くん
あ……やっぱり｡俺はお化けなんかいないって思いたいけど……なんか怖くて思いきれてないから羨ましい｡
(ある意味予想を裏切らない相手の言葉に､どうも心霊紛いの物は苦手だと上記苦笑混じりに述べては相手らしい回答だと納得してしまうが､次いだ己の宣言への言葉に更に苦笑を深めて「それもそっか……ああもう､なんか俺だけ阿呆っぽい‼」等と羞恥から頭を抱えてしまい｡「もう……それが普通なんだって｡なんで敢えて危険な方に進むのかな……宮原くんといい､霧生さんといい……」とﾌｪﾝｽには登らないのが普通だと述べるが､如何せん相手の思考を不思議に思うのかﾌﾞﾂﾌﾞﾂと呟き漏らして｡「……本当にごめん｡……塗り薬なら俺が持ってるよ?さっき､常備薬代わりに部屋に置こうと思って診療所と薬局行って持ってきたんだ｡」と､階段を駆け上がる時に外に投げ捨ててしまった鞄とは別にﾎﾟｹｯﾄに突っ込んでしまったｲﾄﾞﾒｼﾝｸﾘｰﾑを取り出しては､先程の悶着のせいで体重が掛かったのかﾄﾞﾛｫ……と中身が出ていて「……さっきの聞かなかった事にして｡」と)

>宮原

別に。何処で誰が死のうが関係無ェ。
(他の人間はどう思うか分からないが、己からしてみればそこで死人が出ていようと実際目の当たりにしていない限りは他人事だとしか思えず、例え目の前で死なれようとも己に何ら影響を及ぼす訳でも無い為に平然と答え。からかってやるつもりでの言動に、所謂ノリと言う物を理解しているのか挑発的な言葉を返されれば可笑しそうに喉奥で笑い。相手の手を離してやり視線を足元へ落とせば、微かな笑みを浮かべ)
ッは、良いなァお前。面白ェ。


>神谷

…何がしたいんだか。
(脳に異物が埋め込まれている、なんてまるでSFだ。嘲るような笑みを漏らしてはそんな人体実験のような非現実染みた事をして一体何をしたいのかと甚だ疑問であり、不意に表情から笑みを消すと低い声で呟き。その声色にはこの島や国の人間への憎悪が隠すこと無く滲み出ているものの、それも程無くして直ぐに消え失せればいつもの如く胡散臭い笑みを浮かべてみせ)
こんな場所で生きるくらいなら死んだ方が良いと思うけどな。

>神谷

苦手な物は誰にでもあるものだ。気にする必要はない
(相手はどうやら心霊等が苦手らしく、己にとっては予想通りだったのかやはりそうかと納得するものの羨ましいなんて言われてしまえば首に手を当て傾けつつ上記述べ。「それがあんたの良さだろう?それに、あんたのｷｬﾗ嫌いじゃない」頭を抱える相手に首傾げれば己からすれば相手は全然阿呆っぽくなんか見えず、それを前記のように言いかえて告げ。呟き漏らす相手にそんなに駄目な事なのかと目細めるも、"霧生"という名に聞いた事がある様なと一人脱線した思考巡らせ。「ああ、そうか。_____…いや、俺の所為だな。貰いに行くか」塗り薬を持っていると述べた相手に用意がいいな、と感心しつつ取り出した物を見るも中身が出ているという惨状見えればｽ、と視線前に向けて後記述べ)

>霧生

?そうか。……。
(誰が死のうが関係無い、そう述べる相手に己と似て淡白なのかとぼんやり考えつつ相槌打つように頷くも再び見下ろした先にﾍﾞﾗﾝﾀﾞとそこに沢山の敷き詰まったｸｯｼｮﾝが見え。あれは何なのだろうかと興味深げに見入るも、視線外せば何かを考え込むように首唸らせ。相手の行動への返しは間違ってはいなかったようで、可笑しそうに笑う相手見つつ体勢を元に戻せば「__面白い事をした覚えはないが?…それより、そういったからかいは俺より反応の良い奴にした方がいい。」と相手なら誰にでもからかいはしていると思うが、己にしてもつまらない返しが来るだけだと軽く忠告程度に告げ)

>霧生さん
……ｯそんな事思ってる暇があるなら……息吸って!!!行きますよ!!!
(最初の相手の呟きは聞こえていた｡しかし反応しなかったのは､此方を振り向いた相手の背後に迫る……波｡音もなく忍び寄る相手の背丈すら余裕で越える高波を前に口を閉ざしてしまっていたのだが､相手の"死んだ方が良い"なんて言葉に同意なんか出来る訳もなく……上記叫んでから然程遠くもない相手の腕を引っ張って海面に引き倒して沈めてしまえば､大きく息を吸い込むなり自らも海面に沈んで｡相手の腕を引き寄せて抱き込むように身体を密着させては､離れないように気を付けながら出来る限り底に沈んで身を潜めると同時､強い海流に押されるように浜へ流されてしまい､街を囲むように作られた防波堤を前に身体を反転させ"当たる!!!"と無意識に身構えては相手を強く抱き締めるような形で己の身体が強く防波堤に打ち付けられた所で漸く波が引いて｡それを見計らって海面から顔を出せば､波に浚われる前にと慌てて岸に上がり､「大丈夫ですか?」と相手に声を掛け)

(/いつも弄られてばかりなのでたまには格好良いとこ作りたかった中身……orz 弥尋様を海に沈めてしまった……ごめんなさいごめんなさいお好きなように罵って下s(寧ろご褒美←) 本当にすみませんでした……orz)

>宮原くん
……なんか､いいなぁ……宮原くんが俺のお兄さんだったら良かったのに｡
(相手の言葉に思わずﾍﾗﾘとだらしなく笑ってしまえば､相手は"年下だけど信頼できる相手"として認識しているらしく上記呟き｡あまりに率直な相手の言葉は己を照れさせるには充分で､暫く呆けたように相手を見つめていたものの「ぇ……､なｯ……宮原くん止めてｯｯ……､俺が悪かったよ……‼」なんて､何が悪かったのか良く分からないが発言してしまいつつ､その顔は耳まで真っ赤に染まっていて｡しかし何かを考えるような相手の表情に僅か首を傾げるも再度貰いに行くという相手の言葉に「いや､これでいいよ｡まだ中身ちょっと入ってるし……」とﾍﾞﾁｬﾍﾞﾁｬになってしまった己のｽﾞﾎﾞﾝを見ながら返して｡……いざとなったらｽﾞﾎﾞﾝに浸食したこれを使おうなんて貧乏性全開の考えをしていて)

>神谷

…俺が本当の兄弟に居たら、そうは思えなくなると思うけどな。
(相手の言葉に多少嬉しさはあるも静かに口を開けば、今はそう思えていても後々変わっていく可能性があり、もし兄弟に生まれていたとして己が兄で良かったと思えるかお互い分かるわけもなく。暫し呆けてしまった相手に何か可笑しな事でも言ったのかと相手を見詰め返すも、不意に耳まで真っ赤にした顔で述べられた発言に相手は何か悪い事をしたのかと首傾け「神谷は何も悪くない___ああ、あんたのｷｬﾗ、普通に好きだ」何か己に不満でもあったのかと思考した結果、"嫌いじゃない"という言い回しが駄目だったのかと言い直し。「そうか?まあ、勿体無いしな」相手がいいのなら別に反対はしないためそう述べれば、背中に手は届くのだろうかと相手の様子窺い)

>宮原くん
そうかなぁ……うｰん……
(相手の言葉に深く悩むように考えてみるも､そもそも兄弟のいた試しのない自分に分かる筈がなく､途中諦めたように肩を落とせば「……やっぱり喧嘩とかしたのかな､俺と宮原くんが兄弟だったら｡」と小さく呟きを漏らして｡その間"……宮原くん怒ったら怖そう"なんて思ったのは内緒の話……｡依然治まらない顔面に集中した熱にﾊﾟﾀﾊﾟﾀと手で扇いで引かせようと尽力するも､それを崩すかのように述べられた言葉｡これ以上は限界だとｶﾞｯ……‼と両手で顔面を覆ってしまえば「違ｯｯ……は､恥ずかしいから……ｯもぉぉ……この歩く爆弾めｯｯ‼」なんて良くわからない発言を残して逃げようとするも､相手と歩む道なりが階段という事をすっかり忘れていたせいか「おぉわｯｯ……!!?」なんて情けない声上げて転げ落ちていき｡幸いな事に大分下まで降りてきていた事もあり､大事には至らなかったがｷﾞｼｷﾞｼと軋むような痛みを発した身体を無理に起こして「……ｯてて……､……ごめん､薬塗るの任せて良い……?」と真顔で述べてはゆっくりと立ち上がりつつ､更にﾍﾞﾁｬﾍﾞﾁｬになったｽﾞﾎﾞﾝ見て苦笑してしまい)

>宮原

(相槌の後不意に黙り込んでしまった相手を横目で見遣れば、察するに何事か考え込んでいるようで。他人の脳内にまで興味は無く、それについて特に言及する事も無く。相手のどんな反応が己を喜ばせているのか本人に自覚は無いようで、それもそうか、と一人納得し。然し己の行動を相手に決められてしまう事は我慢ならず、己は気が向いた時に好きな人間と接触するのだと何処か不服げな面持ちで告げ)
あァ？お前に俺の行動をどうこう言われる筋合い無ェよ。


>神谷

ッ！？
(此方の言葉に何も返して来ない様子を然程気にする事も無く、然し不意に意味不明な事を声高に言われ状況を理解出来ぬまま水中に引き摺り込まれれば流石に驚いたように目を見開き。何が起こっているのか分からないまま大量の海水を飲んでしまうもそれを吐き出す事すら叶わず、相手に抱き込まれている状況だと察する余裕も無ければ縋るように相手の服を掴み。然し水の中に潜っている時間が長く視界が靄掛かって来ると今にも意識を手放そうとしていた時、浜辺に上がったのか突然肺に流れ込む酸素に眉を寄せて咳き込むと程無くして突如砂浜へ倒れ込み)

(/いえ大丈夫です十分かっこ良いです可愛らしい上にかっこいいだなんてもう無敵ですか幸樹ｸﾝは…！！急展開大好きな私としては美味しい展開をありがとうございますｸﾞﾍﾍ←)

>霧生さん
……ｯ霧生さん‼
(倒れ込んでしまった相手を抱き起こして意識の有無を確認しつつ､呼吸があることを確認すれば気道を確保して｡今はまず相手を安全な場所へ運ばなくては｡そう考えれば抱き上げようとするも体格差からかなわず｡背負って行くにしても意識の無い……ましてや自分より大きな者を一人で背に乗せる事自体至難の業｡辺りを見回し､思い付いたように相手を横たえたまま駆け出せば､とりあえず手頃な木片と至るところに生えた蔦を大量にむしってくれば､その場で蔦を編み､不出来ながらも縄に代えて木片を繋ぎ背追掛けに変貌させ､残った蔦で相手をそれに固定すれば抱き上げるのは無理でも､ﾘｭｯｸを背負いこむようにきちんと背負い上げる事が出来て｡……とりあえず､部屋に行こう｡まずはそれから……と相手を背負ったまま､自室へ向けて歩き出せば途中ｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬに濡れてしまった相手の上着と靴を拾って帰り)

(/くっ……罵倒して頂けなかった……(そっちか←) 何というか……もう阿呆丸出しな展開に付き合って頂いている罪悪感が……本当にすみませんでしたっ(わなわな←) ……そしてやっぱり幸樹狡い……orzお前ばっかり弥尋様にﾍﾞﾀﾍﾞﾀ触りやがって……‼(醜い嫉妬←) いえ､無敵なんて……最弱です､我が子はwﾒﾝﾀﾙが強いだけなのでw そして何故弥尋様の私物だけ回収したか……幸樹のｼｬﾂと靴は流されました､はいww)

>神谷

(直ぐ近くから相手に名前を呼ばれる声が聞こえるも返事をしてやるつもりは無く、魂胆としては“俺をこんな目に遭わせたのだから危機感くらい抱かせてやる”というもので。詰まるところ先程水の中では本当に意識が飛ぶ事を覚悟したものの、現在は大分はっきりしており平然と意識の無いふりをしていて。成す術を無くし精々困れば良いと腹癒せの如く構えていたものの、不意に体が宙に浮いたかと思えば背負い上げられ一切呼吸を乱す事無く内心でのみ驚いており。取り敢えずこのまま様子を見ていようと相手の方へ凭れるように体重を掛け相も変わらず目を伏せ微動だにせず)

(/あ、大丈夫ですよ！愚息は起きれば必ず何かしら文句を言うかと思いますので← そ、そんな事より折角息子様が必死になってくださっているのに寝たふりなんかしやがって本当申し訳無いです…！！(土下座)いえ、寧ろこの展開が楽しくて楽しくてもう大満足ですのでお気になさらないでください！因みにそこ代われ状態は此方も同様です故…た、耐えましょう(白目)そんな、愚息の私物なんか流されていても全然構いませんよ…！！此方の私物だけ生き残ってしまい申し訳無いです…私が拾いにいきまs←)

>霧生さん
……ｯよっ……と｡
(漸く自室に到着すれば蔦で括ってしまった相手の身体を解いて､さすがに床から自らのﾍﾞｯﾄﾞくらいには相手を移動させる事も出来る｡しかし濡れたままの相手の服を見ては着ているよりはﾏｼと脱がしてしまえば､丈が合わないのを分かっていて自らが部屋着に使っている濃紺色のｽｳｪｯﾄに着替えさせて浅く布団を掛けてやり｡しかし濡れてしまった相手の上着を見れば､これで口を利いて貰えなくなる……と考えつつ､それでも返す時には綺麗な方がいいと揉み洗いしては干して､頭の中はあらゆる意味で一杯だったが考え続け｡何から考えたらいいのか……何から始めたら打開になるのか｡それを聞きたかったのに､相手は目を覚ます事なく眠っているように見えて｡次第に涙が溢れてくれば「霧生さん……俺､……俺だけ何も無いんです……｡助けて下さい……怖いんですよ……」と､それだけ言えば相手に寄り掛かるようにして目を閉じて)

(/なん……だ､と……(ﾜﾅｯ←) いえいえいえ……じゃないと進みませんしねｯ……‼何気に条例に関して関わって下さる方は弥尋様だけという事もあり……弥尋様無しでは話が進まないかと← 何れ条例の意図もﾊｯｷﾘさせますが､息子が阿呆故に遠回りしますw 勘が鋭く､記憶力がいい……それしか取り柄のない息子ですが宜しくお願い致します……(ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ←) え､耐えられな……(白目+口泡←) え､そんなっ……だったら私がｯ……あ、幸樹の靴か､要らね(ぽいっ) ←)

>神谷

…それは俺にも分からない。俺があんたを大事に思っているなら、怒ったりしてるだろう
(本格的な喧嘩は弟達としたことは本当に稀で、基本的に悪い事をしている時に叱るというものだったためもし相手が弟だったとして己がちゃんと相手を叱ったりしていれば大事に思っていることは間違いないと。顔を手で扇いでいる相手を見ていたが、不意に顔を覆ったと思えば"歩く爆弾"なんていわれてしまい「?歩く、爆弾?…何だそれは____あ、おい。あぶな、ｯ」と首傾げて不思議そうに口に出しつつ踏み外したのか転げ落ちていく相手にさっきから危なっかしいのは相手の方ではと苦笑零し。駆け寄る様に相手の落ちた地点まで下りてこれば真顔で述べられたことに「…ああ。服捲ってくれ」と頷きながら塗り薬を貸してくれと言わんばかりに手出して)

>霧生

____そうか。悪かったな、弥尋。
(あまり良く見ずにこの建物に入ったが、此処はﾏﾝｼｮﾝか何かなのかと思考するもこの島にいるのは限られた数人だけで。だったら何なのかと一人疑問を膨らませていれば、不意に聞こえた言葉に相手見遣り。不服気な面持ちの相手を見て何故かふと脳裏に浮かんだのはやんちゃな弟の"にーちゃんに俺の事どうこう言われたくない"という以前夜更かししていたところを叱った時の言葉と表情で。それが被って見えれば顔を俯かせ、此処に来て初めてと言える笑み浮かべれば肩震わせて笑い。少しして小さく咳払いし顔上げれば相手に手を伸ばし、体勢的に多少きついが相手の頭ﾎﾟﾝﾎﾟﾝと撫でればまるで子供に接するかのように上記述べ)