時代を越えた絆〆

時代を越えた絆〆

毛利元就(無双)  2020-05-17 06:21:23 
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共にゆっくりこの時代を生きていこう

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  • No.13 by 東野 朱莉  2020-05-19 18:20:49 


初回という事もあって長めになってしまってごめんなさい。ロルの相性等どうでしょうか? 無理でしたら遠慮なく言ってくださいね。平気でしたらこれから改めてよろしくお願いいたします。




(ベッド上で眠っていた筈が目覚めると何処の田舎を彷彿とさせるような街道。起き上がる前、刀を握りしめている事に気付くと驚きの余り刀は手から離れていき。土埃を払い立ち上がっては仕方無いといった表情にて落とした刀拾い上げ再び握り。取り敢えず今の現状把握する為暫し歩くと周りに広がって見えた景色は貧しい小さな農村で。昨日迄暮らしていた見慣れた景色とは一変し、田園風景は実家に居た時に毎日見慣れていたので懐かしさを覚えて。歩みを進めると賊らしき男たちがとある民家から金品を巻き上げ持ち逃げしようとしている現場に遭遇、女一人に対し屈強な男数名はどうなるかなど目に見えているが性格故に見過ごす事等出来る筈がなく、こういう時にこそ握りしめている刀を使わねばならい。改めて刀全体眺めると模造刀ではなく真剣に気付き、賊へ立ち向かう為両手で刀握り直すも手足が目前の恐怖から竦んでしまい)私しか助けられる人はいないのだから、私が頑張らないでどうするの。動いてよ、私の足!(気持落ち着かせる為瞼閉じ一度深く深呼吸すると先程よりも落ち着き、不思議と力が漲ってきたような気がして。今こそ立ち向かう為時だと気合い入ると両足が無意識に動き、走っていて。賊のひとりが背を向けているその隙を狙い一発で仕留めるには首を狙うしかない、そう思うと握る力強まってそのまま一直線首狙いで。一瞬の出来事だった。先程まで繋がっていた首は呆気なく落下し、胴体と離れて。返り血を浴びぬ様に直ぐに離れるも白いカッターシャツが血液で赤く染ってしまい。不思議な高揚感に恐怖感じるが今はそれ所ではない、賊に囲まれてしまい絶体絶命な状況下でも必死に生きようと刀を軽く振って付着した血液落とし。村人を一人でも多く救う為早めに決着付けるべく刀突きつけ賊たち挑発し)私に殺られたくなければ盗んだ金品を全て置いて、この村から出ていきなさい。

  • No.14 by 毛利元就(無双)  2020-05-19 20:15:04 

とても素敵で、情景が思い浮かぶようなロルだね!私は好きだよ。反対にがっかりさせないか、私の方が不安な位さ。精進するよ!


(街道を抜けた先、村へ踏みいったと同時に視界へ飛び込んできたのは数人の賊と、それに囲まれて刀を握る血濡れの女性。彼女が賊と対峙し村人を守っていてくれているのだと、村人達の表情や雰囲気から判断すれば馬を走らせながら右手に装着されたクロスボウ型の弓矢を射り。放たれた矢は賊の一人の背を貫き絶命し。後ろから仲間が襲われたことで狼狽える賊らへ、静かながらも怒りを滲ませた声音で)そこまでだよ。刀を降ろしなさい。抵抗しなければ命までは取らない。…そこの君、大丈夫かい?(馬上で構えたまま引き連れた兵らへ視線のみで捕らえろと指示をだし。次いで彼女の安否を確認しようとするも彼女との距離は遠く、その体を濡らす血が彼女自身のものなのか、他者のものなのか判断が出来ず。賊や襲われた村人達の事は兵らへ任せると馬を下り、先程までの声音とは違い、柔らかく穏やかな調子で問い掛けながら歩み寄れば)おや…見馴れない、子だね。変わった着物を着ているけれども…南蛮から来たのかい?ああ、でも髪の色と瞳の色は私達と同じだねぇ。それに刀を持っているという事は、武家の子かな。いやいや、その前に言わなければいけない事があるね。ありがとう、君のお陰だ。

  • No.15 by 東野 朱莉  2020-05-19 22:08:45 


喜んでいただけて何よりでございます。がっかりだなんてそんな!私もまだまだですので。何もなければ私はそろそろ下がりますが、貴方様の方から事前に決めておく事などございますか?




(背後から弓矢が通過し賊の身体へ貫き、倒れ込む姿に身体強ばり、新たな敵が現れたのだと思い込むも気遣われる言葉が耳へ届くと味方なのだと安堵し。やっと安心できてその場にしゃがみこみたくなるのをぐっと堪え、声の主を視界へ映すと教科書でしか見た事の無い甲冑やその姿に目を見開き反応に遅れてしまい。慌てて『えっ、あの……私は大丈夫、です !』脳内で現状に混乱しつつも何か喋らないと必死に言葉を発して。取り敢えず刀を鞘に収めると距離が縮まって物珍しく見られる視線に恥ずかしさや言葉にならない気持ちになって。御礼の言葉が聴こえたが相手を直視出来ず混乱して頭を下げ、いたたまれない気持ちで一杯になると助けていただいた御礼をした後意味深な言葉残し、刀忘れずに持つとその場から早足で逃げ去ってしまい)あ、あのっ!私を含めて村人全員を助けていただいたことはとても感謝いたします。……ご、ごめんなさい!私はきっとこの世界の人間ではないと思うので!(必死に無我夢中でひたすら走り、田園風景から人々で賑わう城下町に何時の間にか風景は変化しており。全速力で走りすぎたのか徐々に疲労が蓄積されてきて思わず近くの建物内へと入り込み。入ると直ぐに二人の女性に捕まり奥の座敷へと連れて行かれ。訳のわからぬまま着飾られた後、別人に変化する程の化粧に思わず鏡に移る自身の姿に驚き。休む暇もなく再び何処かに連れて行かれるとそこには似たような着飾った姿に化粧の女性達がいて。取り敢えず誰かに助けを求めようと張見世から外を眺めて)此処ってまさか、遊郭!? 私には無理ですよ……どうしよう。

  • No.16 by 毛利元就(無双)  2020-05-19 23:24:20 

そろそろ私も下がろうと思っていたんだ。こちらも今のところは特に問題ないよ、ありがとう。では、一旦下がらせてもらうね。これは蹴ってくれて構わないから。

(言葉を交わす間もなく逃げるように去っていた彼女。追うべきか否か思案している間にも彼女の姿は既に目の届く範囲にはなく、追うことを諦め後処理のため兵らの所へ戻るも、混乱した様子の彼女から発せられた『この世界の人間ではない』という言葉が頭から離れず。彼女が走り去った街道へ自然と視線が向かい。異国を思わせるような服装、そしてそれに似合わない刀と先程の言葉。何か常ならぬ事が起きているのは瞭然で。そういった事に目がない自身の性格を充分理解しており、この出会いが何を意味するのか、期待に思わず口元を緩めると)…一番足の速い兵に彼女を追わせ、見つけ次第私に知らせるように。(命令を受けた兵が走り出したのを見届ければ今度こそ後処理のため動き出し。彼女の行き先の知らせを受けたのは夕刻、城下町へ到着したと同時。遊郭を有する区域で彼女を見失ってしまったという報告に苦虫を噛み潰したような表情浮かべ。その辺りの遊郭は人を拐って見世に出すという黒い噂がある。幸い日が落ちてから数刻も経っていない。もし、彼女が件の遊郭に拐われたのであれば…自然と体は動き出しており、止める部下の言葉も聞かず遊郭まで走り。着いたはいいが見物人で張見世の前は人だかりが出来ており、中を見ることは不可能に近い。少しでも人が捌けるのを落ち着かない様子で待ち)さて、どうしたものかな…彼女の名前は勿論、顔も良く覚えていないし。せめて私の名前位は伝えるべきだったな。

  • No.17 by 東野 朱莉  2020-05-19 23:57:23 


(陽が傾くに連れ周りは人だかりとなりその光景に恐怖感じ、どうにかしてこの場から逃げ出せないかと室内見渡すと先程のふたりの姿はなく監視されている様な気配も感じなくて。幸い刀は忘れぬよう肌身離さず持っていた為、何かあれば刀で驚かし隙を見て逃げようと画策し。今の所怪しい雰囲気もない為ゆっくりと出入口の襖へと警戒しながら向かい、出られると休む暇なく再び全速力で走り出して。刀を持ち着物は着慣れていないのもあり走り難いが何とか玄関らしき扉へ行き着くと裸足のまま外へ飛び出して。屋外へ出た瞬間、昼間よりも人通りが多い事に気付くと取り敢えずこの人混みに紛れながら歩くも、この姿に刀を所持している為悪目立ちして。それでも気にせず人混みを縫うように進むと助けていただいた恩人が目の前に居て。話し掛けるかどうか悩むもこの場所にいたくなく、半ば助けを求める様に肩を軽く叩いて挨拶し)……あの、昼間はどうもありがとうございました。今はこんな姿なのでわからないと思いますが、この刀に見覚えはありませんか?貴方のおかげでたくさんの命が救われました。えっと、此処へは任務か何かの用で来たのですか?

  • No.18 by 毛利元就(無双)  2020-05-20 18:05:57 


(触れられた肩にそちらの方へ顔を向けるも、振り返った先には美しく着飾った見知らぬ花魁。最初は信じられず険しい表情で彼女を見やるも、目の前の花魁の口から紡がれた言葉と、大切に握り締められている刀が先程の村で見た物と相違ない事を確認すれば、彼女が探していた女性であるのを確信し。まじまじと相手の頭の先から爪先まで観察すると)驚いた…随分と見違えたね。まさか、あの時の君だとは思わなかった。任務というより、私が個人的に君と話したくてね。…おや?(人混みの奥、何やら騒がしく人を探している風の男らを捉え。彼らは道行く者らに「刀を持った女を見なかったか?」と聞いて回っており。彼女の花魁姿、裸足の足、とある遊郭の半纏を来て人探しをする男たち。彼女が遊郭から逃げてきたという事が予想される。これはさっさとこの場を後にすべきだと判断するも、彼女が裸足であることを思い出し。まさかそのまま走らせることは憚られる。彼女に背を向け、片膝を付いて屈みこめば)さて、色々と聞きたいこともあるのだけれど…ここは早々に退散した方がいいね。そのままでは、走れないだろう?馬を持ってくれば良かったのだが…すまないけど、黙って背負われて。文句なら後で聞こう。

  • No.19 by 東野 朱莉  2020-05-20 18:48:24 


(険しい表情から一変、表情は柔和なあの時の表情に戻るも観察される様な視線に気付くと見世物にでもなったような気分にさせられて思わず顔を逸らし。しかし、次に告げられた言葉と現状に今すぐにでも此処から立ち去らなければ捕まると予想がつき。旅の恥は掻き捨て、おんぶはこの場限りだろうと考え相手の背中へ身を委ねると苦しくならない程度に首へと両腕回し身体密着して。着物姿なのもあるがおんぶは幼少期以来なのもあり羞恥心で相手の背中から顔離すことは到底できないがこの人について行けば身の安全は保証できるはずだろうと信頼感が生まれ。これからどうなるかは考えたくもないのかゆっくりと両瞼閉じられ、代わりに唇を動かして)私、これからどうなってしまうのですか?貴方は私の味方なのかわからない……だけど、こうやって二度も助けられたので敵ではない事は確かだから、貴方にこの身を委ねます。

  • No.20 by 毛利元就(無双)  2020-05-21 18:10:33 

ありがとう、いい子だね、君は。(先の事を訊ねる相手の声音は不安そうで、更に先程会ったばかりの男に背負われる羞恥心は強いだろう。それでも素直に従ってくれた事へ礼を述べ、出来るだけ人混みに紛れるように言葉少なく足早に町を抜ける。喧騒も大分遠くなり、追っ手の姿もない。漸く見えてきた城の門に思わず安堵の息を零しながら胸を撫で下ろすと、静かに背負われたままの彼女へ出来る限り柔らかな口調で語りかけ)此処まで来ればもう大丈夫だよ。すまなかったね…もう少しの辛抱だから、我慢してくれるかい?ああ、そういえば…まだ君の名を聞いていなかったね。私は毛利元就。一応あの城の主だよ。(小さいけどね、と明るい調子でつけ足せば、門の向こう側から篝火を持った数人の人間が走りよって来て。その内の一人、彼女を追うように言い付けられていた若い兵が「お怪我をされたのですか?」と背負われた彼女へ心配そうな表情向け)

  • No.21 by 東野 朱莉  2020-05-21 21:35:31 


我慢だなんてそんな!私の名は東野 朱莉と申します。命の恩人の毛利さんにおんぶしてもらっている時点で恐れ多く……恐縮です。(ずっと背中を見ていたが顔上げると景色は再び変わり。自己紹介後、城が視界に映ると彼女の目には大きなお城という認識でその大きさや迫力に驚き、萎縮すると命の恩人である彼に対し再会してからずっと恐縮してしまい。家臣であろう人物が近付いてきて話し声が聴こえ、怪我はしていないのでその旨を伝えようとするも話しかけるか迷いが生じ、彼へ話し掛けて)あの、毛利さん。私は怪我をしていないのでその事を私の方から伝えた方がよろしいでしょうか? 知らない女から話し掛けられて困らせてしまったら申し訳ないので、迷ってしまい。

  • No.22 by 毛利元就(無双)  2020-05-21 22:07:00 


ははは、そんな事は気にしなくても大丈夫だよ。むしろ、彼は君と話したいと思うよ。彼にとって君は恩人なんだから。…君が助けてくれた村の人、実は彼の家族でね。君を探して見つけてくれたのも彼だよ。(迷いを含んだ彼女の言葉にからからと笑い返しながら、未だ心配そうに此方を伺う若者と彼女へ交互に視線を移し。先程からずっと緊張している様子の彼女の強張りを少しでも和らげようと、後ろへ顔を向けて口元を綻ばせると)もし、良かったら彼に無事を伝えてあげて。

  • No.23 by 東野 朱莉  2020-05-21 22:42:27 


……ご家族が無事で良かったです。そういう理由でしたら。──あの!私は、東野 朱莉と申します。貴方のご家族が無事で良かった。私の事を捜して、毛利さんに伝えてくださりありがとうございました。毛利さんと貴方のおかげで私の命は助かった様なもの、感謝してもしきれません。(予想外な返事に目は見開かれ、嬉しさや安心感で胸がじんわりと熱くなり。徐々に緊張感は解れていき、捜して見つけてくれた若い兵へと顔を向けると軽く頭を下げた後、御礼から始まり怪我はしていない事を笑顔で説明し)そして、怪我の心配までありがとうございます。私が裸足だったので優しい毛利さんはそれを見兼ねおんぶしてくれたおかげで、怪我はしていません。貴方もとてもお優しいのですね。優しい人たちに巡り会えて感謝と共に私はとても幸せです。

  • No.24 by 毛利元就(無双)  2020-05-22 00:17:52 

誰かを背負うなんて、久しぶりでね。乗り心地は悪くなかったかなぁ。貴重な体験をさせてもらったよ。(礼を述べている彼女の言葉にどこか気恥ずかしさを感じれば、それを誤魔化すように冗談混じりの言葉を口にし。彼女の笑顔につられて若い兵の表情も和らぐと「勿体ないお言葉、ありがとうございます。お二方がご無事で何よりでございます。」と安心した声音で語り。そんな2人のやり取りを駆けつけた周りの者も微笑ましく見守っている。頃合いを見計らって家人の1人が此方へ目配せしたのを捉えると、後ろに家人を伴いながら再び歩みを進め)…さて、そろそろ中に入ろうか。この時期は、夜になると冷えてくるからね。ああ、直ぐに湯の準備をさせるから、ゆっくり疲れを落とすといい。後の事は、おトキという女性に聞きなさい。見た目は山姥の様で厳しい人だけど、面倒見が良くてねぇ。古くから仕えてくれていて、私もよく叱られるのだけれど…なぁに、取って食いはしないだろうさ。(彼女がまた不安を抱かないよう明るい調子で滔々と言葉を紡むぎながら、城内へ続く緩やかな石段を登りきると次いで見えてきた扉をくぐり抜け。豪華さや華やかさは無いものの綺麗に磨きあげられた板張りの床へ彼女を降ろしてやり)

  • No.25 by 東野 朱莉  2020-05-22 12:02:31 


(外観もそうだが内観も見た限り室内は隅々まで掃除が行き届き、床はワックスをかけられたように輝いており。豪華だったり派手な外観や内観は苦手だったので落ち着いた内観に安心感を感じて。おトキさんという女性の説明をされるもその人物が何処にいるかわからず、城内の事も初めて来た場所である為何処にどの部屋があるのかわからなくて困ってしまい。取り敢えず、部屋の事やおトキさんという女性がどこにいるか訊こうと問いかけ)あの、毛利さん。そのおトキさんという女性は今何処にいるかわかりますか?城のことは部屋を含めてわからないので……誰かに城内を案内して貰えると助かります。

  • No.26 by 毛利元就(無双)  2020-05-22 20:08:40 

ああ、そうだよね。すまないすまない、なんだか気が抜けてしまってねぇ…今、案内をさせ(よう、と続く筈だった言葉は「もう居ります」という凛とした女性の声で遮られ。廊下の奥から妙齢の小柄の女性が姿を現し。「お客様を待たせるなど言語道断!」厳しい口調でピシャリと言われると思わずたじろぎ言葉を詰まらせ。次いでおトキは朱莉へ視線を移すと深々とお辞儀をし、優しい口調で「うちの殿があいすみませぬ。どうぞ此方へ。湯の準備を済ませております。」と表情柔らかく言葉を掛けると、湯殿へ誘導するため先をゆっくりと歩きだし。)さぁ、行っておいで。その後、少し私に時間をくれるかな?

  • No.27 by 東野 朱莉  2020-05-23 11:29:58 


おトキ様!私は東野 朱莉と申します。湯浴みなど
色々お世話になります。そして毛利さん!おんぶは恥ずかしかったですが、私も貴重な体験をしました!(姿を現した女性の勢いに圧倒されてしまい怒られた訳では無いのだが、背筋が伸び。軽く頭下げ自己紹介してからおトキの後を追う前に彼と少々会話した後、迷子にならぬ様直ぐに追いかけて)湯浴みから戻ったら毛利さんと私もお話しがしたいので、お時間が許す限りお願いします!

  • No.28 by 毛利元就(無双)  2020-05-24 08:16:17 

では、待っているよ。おトキに私の所まで送らせるからね(おトキの後を追いかける相手の背へ声を掛けながらひらひらと手を振り見送ると、彼女を迎え入れる準備をするために自らも立ち上がり、控えの者に部屋と食事の準備を指示しながら自室へ歩みを進める)(その頃、おトキは朱莉を伴って城内奥にある浴室へ向かい。「此方が湯殿でございます。中の篭にお召し替えの物をご用意しております。私は扉の外に控えておりますので。」板戸を引くと木のかおりと白い湯気に包まれた浴槽が姿を現し。浴室の端には竹で作られた篭、中には鮮やかな桜色の着物と手拭いが数枚。彼女の背をソッと押すと「ごゆっくり。」と微笑み)

  • No.29 by 東野 朱莉  2020-05-24 11:58:44 

おトキさん、ありがとうございます!(翌日の説明聞き背を押されると彼女の方へ頭を下げてから扉を閉め。桜色の着物が美しく、着るのが勿体ないと思いつつ着物を丁寧に脱いでいき、竹で作られた籠へ入れて。その後一時間程ゆっくりと時間かけ湯浴みすませると桜色の着物着付けてから板戸引き外に出ては彼女へ声を掛け)お待たせいたしました、おトキさん。美しい着物と温かな湯をありがとうございます。お湯の効果かわかりませんが、全身の疲労が癒えてカラダがスッキリしました!

  • No.30 by 東野 朱莉  2020-05-24 12:16:05 

投稿後に誤字脱字を見つけまして連投となり、すみません。此方でお願いします。




おトキさん、ありがとうございます!(浴室の説明聞き背を押されると彼女の方へ頭を下げてから扉を閉め。桜色の着物が美しく、着るのが勿体ないと思いつつ着物を丁寧に脱いでいき、竹で作られた籠へ入れて。その後一時間程ゆっくりと時間かけ湯浴みすませると桜色の着物着付けてから板戸引き外に出ては彼女へ声を掛け)お待たせいたしました、おトキさん。美しい着物と温かな湯をありがとうございました。お湯の効果かわかりませんが、全身の疲労が癒えました。

  • No.31 by 毛利元就(無双)  2020-05-24 13:28:19 

(程無くしてから浴室から出てきた彼女に声を掛けられれば「お疲れが癒えたようで、ようございました。ああ、お着物もお似合いでございますよ。それでは、ご案内致しましょう。」とすっかり暗くなってしまった廊下を手に燭台を持ち先導し。少し進んだ先、客間として誂えた一室の前で足を止め、扉の向こうへ「殿、朱莉様でございます。」と声を掛けた後、障子戸を開き彼女へ入るよう視線で促し)お、すっきりしたようだね。うんうん、その着物もよく似合っているよ。(彼女が来るまでと思い手にしていた書物から顔を上げれば、すっかり化粧を落とした本来の彼女自身の姿に表情綻ばせ。部屋には膳が二組。小皿には山菜や煮物、汁物などが数種類乗せられており)お腹は減っていないかい?まぁ、座ってゆっくり話そうじゃないか。

  • No.32 by 東野 朱莉  2020-05-24 13:56:12 

おトキさん、ご案内ありがとうございました!あ、はい。失礼します!(彼女へ案内について御礼伝えた後頭を下げてから入室し。入室すると準備されていたお膳を見てから空腹であることに気づき、笑顔で座布団に座ると相手を見詰めて)毛利さんは多分、私に訊きたい事がたくさんあると思いますので、私が答えられる範囲でお答えいたしますね。

  • No.33 by 毛利元就(無双)  2020-05-24 16:06:08 

話が早くて助かるよ。そうだねぇ、何から聞こうか…これは、君の物で間違いないかな?(脇に置かれた風呂敷包みを広げれば、最初彼女が来ていた服と鞄が姿を現し。楽しげな口調と表情を浮かべ、指先は材質や造りを確かめるように服や鞄をなぞり)あの店から返して貰ったんだ。とても面白い物を持っているね?まるで…この世界の物ではないようだ。

  • No.34 by 東野 朱莉  2020-05-24 16:26:46 

この服と鞄は私の物で間違いありません。……毛利さんの仰る通り、この衣服と鞄はこの世の物では。そして──私も、この世とは違う世からこの世に来てしまったみたいです。目覚めたらこの世に居て、この刀を握っていました。(広げられた風呂敷包みから現れたのは彼女の衣服と鞄で。置いてきてしまって後悔していたのもあり目を見開くと刀に触れつつゆっくり事情を説明するが、こんな嘘みたいな話を相手に信じてもらえる訳が無いと最初から決めつけてしまい、話してから表情僅かに曇って)信じてもらえないかもしれませんが、私がいた世はこの世とは全く違います。異動手段は馬ではなく、自動車といったガソリンで動く乗り物です。衣服も着物ではなく、この様な服が主流だったり。

  • No.35 by 毛利元就(無双)  2020-05-24 17:31:30 

(彼女の口から語られる内容は俄には信じがたい事ばかりであるが、彼女の表情や雰囲気、実際目の前にある見慣れない造りの物を見れば嘘をついているとはどうしても思えず。訳も分からず見知らぬ世界に飛ばされた彼女の気持ちを推し測る事は出来ず)そうか……うん、その話しを信じよう!あはは、本当は何処か海の外から来た、南蛮人の子かと思っていたのだけれど。何故だろう、君の話しには嘘がないと思ってしまう。(表情を曇らせてしまった相手へ大らかに笑い掛けながら、少し上体を屈ませ手を伸ばすと、労うような動きで彼女の頭を一度ポンッと叩くように撫で)よく、頑張ったね?いやはや、それにしても随分と興味深い話だ!じどうしゃ、という物はどんな生き物なんだい?その、がそりんという物を食べる?ああ、今すぐ書き留めたい!

  • No.36 by 東野 朱莉  2020-05-24 18:02:29 

海の外……あながち間違ってはいないかもしれません。(おおらかな笑いに安堵し、緊張の糸が解けたのかつられるように声に出して笑い。自動車やガソリンについて訊かれると説明に困り、暫し考え。鞄から携帯電話取り出し、電源入れると奇跡的に電池は50パーセント以上あり画像フォルダから車の画像見つけると画面を彼へ見せつつ説明し)自動車というのは、これです。何かある時馬に乗って移動する様に、私が暮らしていた世はこの車に乗って運転し、目的地まで移動していました。ガソリンというのは馬で言う草などの食事になります。自動車の一部にガソリンを入れる場所があり、そこにガソリンを入れて満タンになると動ける様になる仕組み、ですかね。ガソリンがなくなると自動車は動かなくなります。

  • No.37 by 毛利元就(無双)  2020-05-25 17:08:36 


ごめん、少したて込んでしまって、返事が遅れそうなんだ。明後日には、返事を出せるから、それまで待っていて欲しいんだ。

用件のみで、すまない。

  • No.38 by 東野 朱莉  2020-05-26 19:09:03 


毛利さん御報告ありがとうございます!
私はゆっくり待っていますので、毛利さんの生活を優先させてくださいね。

また会える日を楽しみにしています!

  • No.39 by 毛利元就(無双)  2020-05-27 17:57:45 


待たせてしまったかな?君と少しでも早く会いたくて、年甲斐もなく頑張ってしまったよ。ははは、年寄りの戯れ言だ。
また、よろしく頼むよ、朱莉殿!

(鞄から取り出された手の平よりやや大きめな金属で出来た板に彼女が触れたかと思えば、蝋燭の明かりよりも光度の強い光が盤面を照らし、映し出された絵に瞳を瞬かせ。板自体にも興味はあるが、それよりも先に映し出された絵に関心を奪われ、食い入るように画面を見つめながら感嘆混じりに)ほぉ…これが、じどうしゃか。君たちにとっての馬が、このじどうしゃという物なんだね。馬よりも丈夫そうだ!周りは全て金属で出来ているのかな?うん、これなら矢が飛んでこようが、鉄砲で撃たれようが平気そうだね。それに、その板もおもしろい。これは、絵を写し出す物なのかい?いや、絵にしては余りにも鮮明過ぎる。まるで、本物が目の前にあるようだ。

  • No.40 by 東野 朱莉  2020-05-27 21:51:06 


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私は待ってませんよ! またこうして元気な姿が見られて嬉しいです。しかも、嬉しいお言葉も訊けて泣きそうになりました。

此方こそ、これからもずっとよろしくお願いします。毛利さん! / ※蹴り可



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これは携帯電話と言って、私が暮らしていた世界ではみんなが当たり前に持っていました。これで直ぐに連絡もできますよ? 文も送れて便利なのもあり手放せませんね。(食い入る様に画面を見つめる相手の姿が微笑ましく、緩く笑って。メールの作成画面に文字を打ってその画面見せつつ説明が下手だが下手なりに何とか頑張って説明し。残量から朝には電池は無くなり使えなくえなると思うと鞄にしまっては相手を見詰めて)明日にはもうこの携帯電話は使えなくなってしまうので、残念ですが。あの、毛利さん。何処の馬の骨かもわからない女を助け、しかもこうやって住まいのお城にまで私を案内してくださった事。全て感謝いたします。ありがとうございました!

  • No.41 by 毛利元就(無双)  2020-05-27 23:12:15 


(丁寧に並べられた感謝の言葉、端々から感じ取られる凛とした彼女の雰囲気、質問に対しても誤魔化す事なく、真摯に受け答えてくれた彼女の事を内心好ましく思っており。ふと彼女の今後の身の振り方を聞いておくべきだろうと思い浮かべれば)…君は、これからどうするんだい?いや、どうしたい?と聞くべきかな。もう、元の世に帰ってしまうのかな?

  • No.42 by 東野 朱莉  2020-05-27 23:36:33 


実はその……戻り方がわからず。というより、戻れるかどうかわからないので今日からこの世界で必死に暮らそうかと。郷に入っては郷に従え。毎日必死に働きますので、このお城に住まわせてください! 女ですが体力には自信がありますので、力仕事もバッチリこなせますよ。(一番訊かれたくなく困った質問に最初は表情を曇らせるが生きていくには働くしかない、と気合い入れると表情は明るくなっていき。一番の理由はこの城の主である不思議な雰囲気を纏う相手から離れ難いのと、衣食住に困ってしまう為何としても働こうとできそうな仕事内容を提示してみて。しかし武将なら正室や側室がいるはずだと考え、今までずっと正室の存在を忘れていたのか慌てた様子で奥方について問うて)あの、毛利さん。非常に申し上げにくいのですが……奥方様はどちらに? 私みたいな余所者の女がいましたら、奥方様は黙っていないと思いまして。

  • No.43 by 毛利元就(無双)  2020-05-28 00:18:26 


(相手の気迫に気圧されるように思わず上体を仰け反らせるも、曇った表情から一変いきいきとし始めた彼女の表情につい口元を綻ばせ。彼女がもしこのまま此処に残るというのであれば、城に住むことを薦める予定であった。図らずも自らが望んでいた展開へ進んでいる事に堪えきれず、笑い声あげながら)ははは、そんなに必死にならなくても大丈夫だよ。私もね、もし君さえ良ければこの城に居てくれないかな?って聞くつもりだったんだ。(次いで問われた内容に一瞬言葉を詰まらせるも、直ぐに穏やかな口調で)随分前に病で、ね…私は変わり者だから、正室しか娶らなかったんだ。周りは早く側室を、というのだけれどねぇ……まぁ、そういう事だから、奥の事は気にしないで。むしろ、他の者に、その…いや、なんでもない。
だいぶ夜が深くなってきたけれども、大丈夫かい?

  • No.44 by 東野 朱莉  2020-05-28 00:40:39 


そのお言葉が訊けて安心しました。ありがとうございます!……ですがこの世界について私は情報が全く無いため、暫くの間毛利さんのお傍に居させてもらえませんか? 邪魔にならない様に働きますので。(笑い声と表情から追い出されずにすみ安堵して。仕事と言ってみたが子の世界について何も知識はなく勝手に動けない為傍に居させて欲しいと懇願し。奥方の問に相手が言葉詰まらせ、その告げられた内容から申し訳ない気持ちで心が一杯になると謝罪しては、個人的に感じた気持ちを吐露し)私、何も知らなくて……ごめんなさい。無神経でしたね。でも、その……毛利さんが変わり者だからとか関係なく正室の方だけを愛する事はとても素敵ですし、そこまで毛利さんに愛されていた正室の方が羨ましいです。(全くお膳に手を付けていないことに気付くと慌てずに食べ始めて。食べながら眠る場所は何処か気になり、飲み込んでから問うて)あの、毛利さん。私は何処で眠れば良いでしょうか?

  • No.45 by 毛利元就(無双)  2020-05-28 23:47:58 


(傍で働きたいと訴えた相手へ「君にちょうどの仕事があるんだ!」とにこやかに答え。次いで、この時代に側室を持たないという事は珍しく、周りから散々嫌味や奇異の眼差しを受けてばかりだったため、彼女から掛けられた言葉は乾いてひび割れた大地に染み渡る水のようにスッと心へ入ってきて)君は優しい子だね。そんな風に言われたのは初めてだよ…ありがとう。(問われた言葉に視線で隣の部屋へ続く襖を示せば、自らも小皿へ箸を伸ばし。柔らかくよく味の染み込んだ野菜の煮物を幸せそうにのみ込むと)この部屋の隣を使うといい。その襖で繋がっているから、この部屋も好きに使っていいよ。ああ、おトキが整えてくれているから、直ぐに休む事も出来るよ。もし、何かあったら私でもおトキでも、遠慮せず声を掛けなさい。この部屋から廊下を奥に少し進めば私の部屋だから。さて…そろそろお暇しようかな。色々あって疲れただろうに、付き合わせてしまって悪かったね。君には悪いけれど、とても楽しい時間だったよ。時間を忘れてしまう程にね。(立ち上がると障子戸に手を掛け、控えの小部屋にいるおトキへ片付けや後の事を頼めば、彼女へ向き直り)ゆっくりお休み、朱莉殿。では、また明日。

  • No.46 by 東野 朱莉  2020-05-29 16:08:44 


(手を振って相手を見送ると一人になり寂しさで胸を締め付けられ。完食するとおトキへ"ご馳走さまでした"とお礼告げては奥の部屋へと移動して。布団の中で今日の出来事について振り返っている途中、いつの間にか眠って朝になっており。朝陽の眩しさまわからない程眠りが深いのか未だにぐっすり熟睡し、寝言呟き)……ん。もう、食べられない……。

  • No.47 by 毛利元就(無双)  2020-05-30 10:51:15 

(朝日が昇る頃、自然と目が覚めると真っ先に思い浮かぶのは昨日迎え入れた彼女の事。大きく伸びをしながら、彼女はきちんと眠れただろうか、もう目は覚ましているだろうか。心配と、違う世界に飛ばされ不安や孤独を感じているであろう相手を一人にさせてしまった罪悪感に僅かに瞳を細め。素早く身なりを整えると足は自然と彼女の部屋へと向かっている。途中、彼女を起こす為に水桶と手拭いを持ったおトキに会うと、おトキには渋い顔で小言を言われ。のらりくらりとそれを躱しながら彼女の部屋の前、障子の向こうの気配は起きた様子はなく、微かに聞こえた声は眠気を含んでいる。まだ彼女が夢の中にいる事がありありと分かり、耐えきれず笑みが口角に浮かび。驚かせないよう、出来るだけ声量を抑えた低い穏やかな声音で)朱莉殿、おはよう、朝だよ。

  • No.48 by 東野 朱莉  2020-05-30 11:36:36 

──あ、さ?……朝っ!?遅刻する……あ。そうだ、私は違う世界に来てしまったから遅刻しないんだ。(柔らかな優しい声が眠気覚ましになり、飛び起きると昨日の事など思い出し異世界に来てしまったのは夢でないと改めて自覚し。着物を着直し、髪を手櫛で軽く直してから襖開け『毛利さん、おはようございます。昨日話していた、ちょうどいい仕事の事について内容を訊いても構いませんか?』挨拶した後、昨日訊いた仕事内容が気になっていたのもあり早速質問してみて)私ができる範囲で頑張って仕事しますので!

  • No.49 by 毛利元就(無双)  2020-05-30 13:15:44 

(慌てて飛び起きたのが気配と声音から感じ取られ、そんな彼女の様子に今度は堪えきれず笑い声をあげ。後ろに控えていたおトキに咳払いで窘められ、それでも緩む口元を誤魔化すように手桶へ手拭いを浸し、絞った物を彼女へ差し出しながら)あはは、そんなに慌てなくても大丈夫だよ。仕事、と言っても、そんな大それた内容ではないんだ。少しばかり、力が必要だけどね。さて、準備はいいかな?

  • No.50 by 東野 朱莉  2020-05-30 13:37:06 

(先程から笑われているのだが何故だか不快な気持ちにはならず、つられて笑うと塗れた手拭いを渡されて。軽く顔を拭きつつ話を聞くと内容は力仕事だという事はわかって。詳しい話は移動してから話すのだろうかと考えながら手拭いを近くにいたおトキへ手渡すと力仕事ならこの姿では動きにくいと思い、服装について問うて)力仕事ならお任せあれ!ですが、力仕事でしたらこの美しい着物を汚したくはなく。仕事の前に着替えた方が良いですか?

  • No.51 by 毛利元就(無双)  2020-05-30 14:52:34 

お、頼もしい言葉だね。うんうん、それなら何か替えを用意させよう!(着物を汚したくない、という言葉に彼女が着物を気に入ってくれていたのだと嬉しくなり。ならば代わりの物をと思ったが、出来る物は下女が着る質素な着衣か、今着ている着物よりも動き難そうな物ばかり。相談しようにも自身の周りに女気はない。思い至った所でピシリと表情を強ばらせ、視線をさ迷わせながら)…あー、うん、そうだねぇ…飾り気のない物になってしまうけど構わないかな?いや、正直に言おう。今日1日は、私の物で我慢してくれないかな。直ぐに何か仕立てさせるから。

  • No.52 by 東野 朱莉  2020-05-30 15:16:22 

(気替えについて相談した瞬間、表情の変わる姿に首傾げ。表情について暫し考え、結論は己が女だという事で衣服について悩んでいるのだと推測し。普段から服装に拘りはなく動きやすい服ならどんな服でも構わないという気でいたので表情を見て察し『私の事を想ってなら、問題ありませんよ。私は女ですが、綺麗な着物だと動きにくいですし、汚してしまったら申し訳ないので。動きやすそうな毛利さんの服を借りられて私は嬉しいです!』安心してもらえるように笑顔で服装について説明し、御礼告げた後ゆっくり相手の両手を包み込む様に優しく握り)……毛利さん。お姫様が着るような美しく高価な着物は私には似合いませんので。この美しい桜の着物も、私には勿体ない程ですし。

  • No.53 by 毛利元就(無双)  2020-05-30 23:33:59 

(それでもやはり年若い女性に自らのような男の物を着せるというのは戸惑われ、予定の変更も視野に入れるべきだろうかと思案していると、小さく柔らかな温もりに両手を包み込まれ、それが目の前の彼女の物である事に気が付けば、驚きに彼女へ視線を戻し。ふわりと穏やかな笑顔で紡がれる言葉に自然と強ばっていた力が抜けていき)そうかな?君ならどんな着物でも、難なく着こなしてしまいそうだ。その桜色の着物なんて特に似合っているよ。まるで桜の精が目の前にいるみたいだ。(後ろから咳払いと共に篭を抱えたおトキが現れ。篭の中には今まで話をしていた衣装一式が丁寧に畳まれて収まっている。おトキは彼女の前に進み出ながら「朱莉殿、お手伝いを致しましょうか?」と声を掛け。)

  • No.54 by 東野 朱莉  2020-05-31 02:30:45 

(住んでいたあの世界にいた時でも異性から照れる様な熱烈な言葉は言われた事がなく、真顔でさらって当たり前の様に言われると無自覚で天然なのだろうかと考えてしまい。恥ずかしそうに仄かに頬が紅潮して返事に困っていると助け舟の如くおトキから話しかけられ何度も頷くと、名残惜しむようにゆっくりと手を離した後おトキの隣へ移動して)お、おトキさん!お手伝いをお願いします。……えっと、毛利さん。着替えてくるので少々お待ちください。桜の精みたいに私は可愛くないですが、そう言って貰えて嬉しかったです!

  • No.55 by 東野 朱莉  2020-05-31 02:40:02 

投稿してから誤字脱字を発見してしまい、連投ごめんなさい!




(住んでいたあの世界にいた時でも異性から照れる様な熱烈な言葉は言われた事がなく、真顔でさらっと当たり前の様に言われると無自覚で天然なのだろうかと考えてしまい。恥ずかしそうに仄かに頬が紅潮して返事に困っていると助け舟の如くおトキから話しかけられ何度も頷くと、名残惜しむようにゆっくりと手を離した後おトキの隣へ移動して)お、おトキさん!お手伝いをお願いします。……えっと、毛利さん。着替えてくるので少々お待ちください。桜の精みたいに私は可愛くないですが、そう言って貰えて嬉しかったです!

  • No.56 by 毛利元就(無双)  2020-05-31 12:27:41 

ああ、ゆっくり準備しておいで。私は此処で君が次にどんな姿を見せてくれるのか、楽しみに待っているよ。(離れていった温もりに少し寂しげな表情を見せるも、嬉しかったと告げる言葉に目元を緩め、おトキへ「頼んだよ」と声を掛け。おトキは一礼し、先程まで彼女が休んでいた寝室へ朱莉を連れ立ち、部屋の真ん中へ篭を置くと彼女へ向き直り。中から白生地に淡い黄色の糸で矢がすり柄が織られた着物と、青みを帯びた鮮やかな紫色の袴を取り並べながら「お裾が気になるのではと思い、勝手ながら袴もお持ちしました。年若い方にこのお色は少々地味でしょうか…」伺うように彼女へ視線向け)

  • No.57 by 東野 朱莉  2020-05-31 18:40:43 

お着物も袴も素敵ですし、この色は私の好きな色なのでありがとうございます!(寝室に使った部屋へ再び案内され、籠から着物と袴を出されて畳に並べられると地味という発言に首を横に振りつつおトキへ笑顔向けて。暖色系の着物は嫌いではないが、力仕事となると汚れる心配があり。袴も準備してもらえて助かるとその御礼も伝えて。着物を見て奥方の話を思い出すと微笑みながら相手の奥方だった女性を思い浮かべ)袴を準備してもらえて助かりました。……毛利さんの正室の奥方様はきっと、美人な女性だったと思うので毎日美しい着物を着ていらっしゃったのですね。

  • No.58 by 毛利元就(無双)  2020-06-02 01:18:41 


返事が遅くなってしまって、ごめん!

(彼女の言葉と笑顔に安心したように表情を柔らげ小さく頷き返しながら、着物を手に取り「ふふふ、朱莉殿もお綺麗ですよ。奥方様とは違う可愛らしもございます。最初、貴女を見た時に、殿がどこぞの姫様を拐っておいでになったかと驚きましたもの。書物か歴史にしか興味を持たれない殿が、女性を追い掛けて花街へ行ってしまったとお聞きした時、耳を疑いましたわ。まさか、こんな年若い方だとは思いませんでしたし。…さあ、出来ましたよ。」くすくすと笑みを零しながら、手際よく着物を着付けていき、ものの数分程で終わらせてしまうと満足そうに一つ頷き。)

  • No.59 by 東野 朱莉  2020-06-02 12:13:09 


こうしてお返事をいただけて嬉しいので、気にしないでくださいね!


(着付けてもらいながらおトキの発言には驚き内容が内容だけに恥ずかしさも含まれて。正室の奥様が忘れられず再婚しないのか、恋をしないのか等色々考え気になったのかおトキへ『毛利さんは新しい恋や再婚、等は考えていないのでしょうか?……ごめんなさい!こういう質問はダメでしたよね』興味本位で質問してしまった事を慌てて謝ると、申し訳ない気持ちになり表情も曇って。話題を変えるように新たな質問をして) あの……おトキさんと毛利さんの付き合いは長いのでしょうか?

  • No.60 by 毛利元就(無双)  2020-06-02 14:09:32 

君は優しいね。その心の広さにどっぷりと甘えしまいそうだ…駄目な大人だね、私は。ああ、これは蹴って構わないよ。

(彼女の口から零れた言葉に僅かに瞳を見開くも、その疑問に対して答えるべきではないだろうと思い。次いでの問い掛けには、視線をやや上に向け昔を懐かしむように瞳を閉じ「殿がまだ乞食若殿と呼ばれ、小さなお城で過ごされていた時からお仕えしております。だから、とてもおばあちゃんのですよ、私。でも、あの頃の事は今でもしっかり覚えていますわ。殿は話したがらないでしょうけど…朱莉殿になら、もしかしたら…朱莉殿は、将来を約束された方は?」少し首を傾げながら問い掛けるも、同時に障子の向こう側からのんびりとした口調で)なんだか話しが盛り上がっているところに悪いねぇ。私も混ぜてもらおうかな?

  • No.61 by 東野 朱莉  2020-06-03 14:44:03 

おトキさんは毛利さんからしてみればお母さんのような優しい存在なのですね。そして私に将来を約束された方はいませんよ……──毛利さん?お待たせしてしまってごめんなさい!着付けは終わりましたので、今行きますね!(二人の関係性の深さに感動していると、将来を約束された方という件には首を横に振って。将来を約束どころか彼氏もいない為結婚やそういう方面には疎い方で、障子の向こうから相手の声がすると待たせてしまったと思い込みおトキへ頭を下げては障子を開けて姿を現し)毛利さん、お待たせしてしまってごめんなさい!おトキさんに素敵な着物と袴をお借りしたので、お仕事に気合いが入ります!

  • No.62 by 毛利元就(無双)  2020-06-04 12:14:32 

いやいや、反対に邪魔をしてしまって悪かったね。2人が楽しそうだったから、つい声を掛けてしまった。いやはや、なんとも空気を読めない男ですまないね(2人の会話を中断させてしまった事へ対して、申し訳なさそうに眉尻を下げるとばつが悪そうに後頭部を掻き。次いで着替え終わった彼女の姿を見れば、先程とは違い落ち着いた色合いの着物を纏った姿に感嘆の言葉を零し)お、なかなか良く似合っているね。うん、とても動き易そうだし、優しい君に似合う良い色だ。選んでくれたおトキに感謝だね。(ついておいで、と手招き一つすれば廊下を歩き始め。後ろからはおトキが「いってらっしゃいませ。」と深く一礼しながら微笑みと共に彼女を送り出し)

  • No.63 by 東野 朱莉  2020-06-04 12:32:59 

いえ、そんな!毛利さんは悪くありませんので気にしないでくださいね?(邪魔をしてしまったと謝る相手へ気にしないで欲しいと身振り手振りで伝え。着物褒められると恥ずかしそうに微笑み、素直に喜ぶと一礼するおトキへ同様に深く一礼『おトキさん行ってきます!』顔を上げてから笑顔で手を振り挨拶した後、相手の隣へ並んで歩み進め)毛利さんには御恩がありますし、女ですが仕事は何でも頑張ります!少しでも毛利さんのお役に立ちたいので。

  • No.64 by 毛利元就(無双)  2020-06-04 17:48:17 

ははは、そんなに肩肘を張らなくても大丈夫だよ。余り気を張っていると直ぐに疲れてしまうよ?ああ、(やる気に満ち溢れているのか意気込み強く頑張ると言葉にする彼女を眩しそうに瞳を細め見やり、しっかりと閉じられた障子戸の前に立つと)ああ、此処が今日、君に頼みたい事がある部屋だよ。私の私室なんだ。実はおトキ達に部屋を散らかしすぎだと怒られてしまってね。私はそんなに散らかっているとは思わないのだけれど…(その部屋には書物が山のように乱雑に積まれおり、辛うじて人一人が漸く座れるスペースだけが残っている。今にも崩れてしまいそうな書物の山の奥には空の棚が幾つか並んでいる。散らかっているのは本だけではなく、筆やら書きかけの紙もちらほら。心底不思議そうに顎に手をかけながら首を傾げ)そんなに汚いかな?座れる場所があるのだから、大丈夫だと思うのだけれど…

  • No.65 by 東野 朱莉  2020-06-04 18:31:30 

(とある障子戸の前にて止まると仕事内容を訊いて驚き。戸を引いて中に入ると室内の惨状に更に驚かされて。汚いという言葉はしっくりこなく、散らかっているというおトキの言葉の方が納得させられ。兎に角畳の上にはこれでもかと本が散らばっており、意を決して一歩踏み入れると先ずは空いている本棚へ本を並べようと本を拾い上げながら質問し)あの、毛利さん。この部屋は汚いという訳ではないと思います。熱中しすぎてこうなってしまったのですよね?先ずは畳の上に散らばっている本を片付けようと思うのですが、種類別に分けて本棚へしまった方がよろしいでしょうか?(取り敢えず両手で持てる分だけ拾い上げると本棚へと移動し、散らばっている本を全て本棚へ整頓できるか心配になるが仕事は本だけではない為効率良く掃除しようと色々考え始めて)

  • No.66 by 毛利元就(無双)  2020-06-05 12:55:02 

そうなんだよ!一つを読んでいると、他の本ではどう書かれていたのか気になって開いてしまうし、更にその本ではない物ではどうだったかなと手に取って広げて、では、此方の方では…と、気が付いたら本に埋もれてしまっているんだよ。ははは、困ったねぇ。(さして困った風もなくからからと笑い声あげながら頭に手をやり、改めて室内を見回すと「でも今回は少しやり過ぎたかなぁ」とポツリと言葉を零し。次いで本棚の前で迷っている彼女から問い掛けられれば自らも本の山を掻き分けて棚の前へ移動し、棚と本の山を交互に指さし)そうだね。出来れば歴史書の類いは真ん中の棚にまとめて貰いたいな。この位置なら直ぐに読めるし。他の物は、大体で良いから種類別にまとめて、あちらとあちらの棚に仕舞おう。

  • No.67 by 東野 朱莉  2020-06-06 18:03:32 

毛利さん、お部屋が綺麗になりましたね!まさかこんなに広い部屋だったとは。(会話しながら一時間程で掃除は終了し、綺麗になった室内を見渡すと満足そうに微笑んで。本棚に並んだ本を改めて見ると量の多さに驚き、それだけ相手は真面目で熱心なんだと感じ取り。この世界へ来て二日目、まだまだわからない事だらけであり慣れぬ事が多くて心配もあるが、相手が傍に居てくれるだけで心強さがあり)他にお仕事はありますか?可能な限り頑張りますので!

  • No.68 by 毛利元就(無双)  2020-06-07 08:56:34 

そうだね、私も自分の部屋がこんなに広いとは思ってなかったよ。これなら、まだまだ本を置いても大丈夫かなぁ。(腰に手を当てながらすっかり広くなった部屋と綺麗に整頓された棚を此方も満足そうにぐるりと見回し、まだ僅かに余裕のある空間を見付けるとポツリと言葉をこぼし。次いで片付けの間、脇に寄せられていた文机を部屋の中央へ運びながら)君の世では、文字を何で記すんだい?此方では、筆と墨を使うのだけど…ああ、その前に君の世界の文字と、此方の文字が同じなのかも分からないよね…ええと、これは読めるかな?(文机の上に置かれた箱の中から数枚の紙を出せば相手の方へ紙面を向け、どうかな?と僅かに首を傾げながら問い掛け。紙面には自身の名や、和歌を書き移したものが記されている。)

  • No.69 by 東野 朱莉  2020-06-07 10:04:30 

(続くように文机まで移動し隣に並ぶと、とある紙を見せらると読めなくはないが達筆すぎて感嘆とさせられて。文字を読み終えては相手の名と和歌を書き記したものだとわかり。現代で文字を書き記す方法は沢山ある為どれから説明するか悩むも先ずは文字を読めるという事を説明し)この文字、私にも読めます。これは毛利さんのお名前と和歌を書き写したものですか? 私が住んでいた世界も筆と墨を使って文字を表す方法はありましたよ。

  • No.70 by 毛利元就(無双)  2020-06-07 11:09:13 

正解。君は教養のある賢い子だ!この世では、文字を読み書き出来る者はそう多くない。ある程度の位の者は小さい頃から教育を受けるけれどね。それでも、民の多くは読めないし書けない。彼らが生きるのに、文字はそれほど必要ではないからね。でも私は、広く知られて欲しいと思うんだ。書にはたくさんの知恵や生き方、娯楽や教訓が詰まっているからね。(彼女の答えに大きく頷くと今度は硯と筆を文机の上へ並べ。滔々と言葉を紡いでしまうのは自身の悪い癖ではあり、それに気付いているのかいないのか彼女へ語り続け。片付けたばかりの本棚から数冊の書を手に取ると彼女へ差し出し、満面の笑顔で)という訳で、だ。君にはこの書を全部書き写して貰いたい。大丈夫、たかだか50枚程度の書だ。これを数冊ずつ、よろしく頼むよ。ああ、時間は幾ら掛かってもいいからね。暫くは、この作業をお願いしたいんだ。いいかな?

  • No.71 by 東野 朱莉  2020-06-07 11:41:33 

そっか……そういう時代だったわね。私が少しでも力になれるのなら、何でも手伝いますから。五十枚書き写せば良いのですね?わかりました。(学校へ通い学ぶということは当たり前だったのを相手の話で考えさせられて。笑顔が眩しくその笑顔を見ると断りづらいのもあるが、どんな小さな事でも力になりたいのか即答で引き受けると本を受け取り座布団へ座ると文机と向き合って)終わり次第毛利さんに声をかけたいので、何処に居るかだけ教えてください。

  • No.72 by 毛利元就(無双)  2020-06-07 13:19:26 

ありがとう、とても助かるよ。私もこの部屋で少し仕事をさせて貰おうかなぁ。最初から全て任せてしまうのは、私も気が引けるからねぇ。ええと、確か隣の部屋に昔使っていたものが…(どっこいしょ、と些か年寄りくさい掛け声と共に隣室から一回り小さい文机をもう一つ持ち寄れば、彼女から少し離れた場所に置き。ずるずると部屋の隅に重ねられていた座布団を座ったまま引き寄せながら)君は、あちらの世ではどんな仕事をしていたんだい?

  • No.73 by 東野 朱莉  2020-06-07 14:31:30 

(早速書き写し始め集中していたが、仕事の事を問われては一旦手を止めて少々考えて。改めて考えると今の状況は内容こそ違うが秘書として仕事している時と似ており。社長とこうやって親しく話す事はなかったと考えてはゆっくりと口を開いて説明し)仕事は……今の状況と似ていますね。位の高い人に仕え、お給料をいただいておりました。仕事の管理や時に頼まれれば食事の準備もしたり。毛利さんみたいに親しい方ではなかったので、仕事でもここまで親しく話すようなことはありませんでしたが。

  • No.74 by 毛利元就(無双)  2020-06-07 15:14:32 

成る程…位の高い者がいて、下に就くものは働きに応じて対価を得る、という所は我々と同じなんだね(彼女の話す内容からは、女性も男性と変わりなく働き報酬を得ており、読み書きといった教育も分け隔てなく受けられるのだと理解でき。女性は政略結婚や子を産むために居る、という此方の考え方とは全く違う。誰もが平等に生きられ可能性がある世界。昨日彼女から見せられた未知の物や技術。それらを思うと自然と深い溜め息が零れ)余りにも違い過ぎて、頭が追い付かなくなってきたよぉ。君もこんな気持ちだったのかな?(おどけた調子で「疲れた~」と語尾長めに言い放つとごろりと上体を畳の上に投げ出し)

  • No.75 by 東野 朱莉  2020-06-07 15:41:19 

……そうですね。私も違いに驚きましたが、毛利さんが優しく接してくれたおかげでこの世界を受け入れることができました。なので毛利さんは私の命の恩人でもあります!(半分以上写し終えた時に畳の上に寝そべる姿を見て微笑みつつ言葉を紡いで。筆を一旦置いて作業を中断させると相手に近付き隣まで移動すると正座して座り、上から見下ろすように眺めて)おトキさんに飲み物と甘い物を頼んで少し休憩にしますか? 疲労を感じながらの作業は効率悪いですし。

  • No.76 by 毛利元就(無双)  2020-06-07 16:16:16 

ああ、そうだね。幾ら前と同じような作業内容とは言え、君も疲れただろう?部屋も綺麗になったし、写しもこんなに早く出来上がってきている。私の方が感謝しているんだ。(わざわざ手を止め側に腰を下ろし柔らかな表情で問い掛けてくれた彼女へ、釣られたように口元を綻ばせ微笑み返し。次いで見上げた視線の先、彼女の長く艶やかな髪の毛を捕らえれば指先をその毛先へ伸ばし)…うん、報酬は髪紐にしよう。これからも作業するのに、あっても邪魔にはならないだろう?それに、髪を束ねた君の姿も見てみたいなぁ。

  • No.77 by 東野 朱莉  2020-06-07 17:08:09 

毛利さんありがとうございます。そう言ってもらえると励みになってもっと頑張れます。(照れたように微笑みつつ気合いが入ると、相手は無意識だろうが髪を触られると驚き目は見開かれて。髪を触れられるとは思わずどう対応したら良いか迷い、そわそわと少々落ち着きの無い様子になり。掃除や書き写す作業は仕事の内に入らないと思っていたので報酬など全く気にしていなく『髪紐ありがとうございます!ですが、報酬については気にしないでくださいね?』相手を気遣うと髪に触れる相手の手へ腕伸ばし、重ね合わせるように優しく触れて)あの、毛利さん。毛利さんの性格からきっとみんなに分け隔てなく優しいと思いますが、どうしてそんなに優しいのでしょうか?

  • No.78 by 毛利元就(無双)  2020-06-07 18:05:38 

ははは…私は、優しい人間ではないよ。もし、私が優しいのなら…私はとっくに死んでいたさ。(虚ろな瞳でぼんやりと此処ではない何処か、忘れ去りたい過去や自らが殺めてきた人々、戦場の数々を思い出し、苦し気に眉根を寄せれば自嘲気味に言葉を吐き出し。しかしそれも直ぐに何時もの穏やかさを戻し、何事もなかったかのように触れ合った手を翻すと手の平を彼女のそれと合わせ)朱莉殿の方が優しい人だと私は思うよ。なにせ、あのおトキですら片付けを諦めていたこの部屋を、こんなに綺麗にしてくれたのだからね。いやはや、君は片付け上手な上に、年寄りの仕事も手伝ってくれる優しいお嬢さんだ。そんな朱莉殿にお願いなのだけれど…おトキの所へお茶を受け取りに行ってきてくれないかな?(廊下の奥から微かに聞こえてきた慌ただしい足音に、常ならぬ気配を感じとり。するりと手を離せば、それを気取らせぬ様にのんびりとした所作でゆっくりと上体を起こし)

  • No.79 by 東野 朱莉  2020-06-07 18:40:27 

("そんなことはない"と言おうとしたが表情から誰にでも言いたくない、訊かれたくないことがある為察して何も言わず話終えるまで静かに聴いて。ほめられるとそこまでほめられる程の人間ではない為否定しようとしたが、ここは素直になって『毛利さんだから優しいのかもしれませんよ。それから、毛利さんはまだまだお若いのですから年寄りは似合いません!』手が重ね合わざると指を絡ませながら楽しそうに伝え。言われてから音のことに気付かされては名残惜しくもゆっくりと手を離し、一礼した後部屋を出ておトキが居るであろう部屋へと向かい)──おトキさん!どうかしましたか? 私に手伝える事がありましたら何でも言ってくださいね。

  • No.80 by 毛利元就(無双)  2020-06-09 08:35:46 

よろしく頼むよ。余り急いでお茶を溢さないようにねぇ。(礼儀正しく一礼した後、部屋から退室していった彼女の気配が廊下の奥へと消えると、1人の若武者が、静かだが何処か切羽詰まったような慌ただしい足取りで此方に向かって来ており。次いで若武者は居室外の渡り廊下に正座すれば深く頭を下げたまま「お、大殿!ご報告でございます!」と矢継ぎ早に言葉を張り上げ報告を始めた。)

(彼女が声を掛ける少し前、部屋の整理に勤しんでいるであろう2人の為にお茶を用意していたおトキであったが、手を滑らせ茶飲みを床に落としてしまい「まぁ…どうしましょう…」表情歪めながら割れてしまった欠片へ膝を床に付けて指を伸ばすも、彼女に声を掛けられれば素早く立ち上がり「ああ、朱莉殿でしたか。いえ、少し指を滑らせてしまい、茶飲みを割ってしまいましたの…」割れた茶飲みを不安気に見下ろし小さく溜め息こぼし)

  • No.81 by 毛利元就(無双)  2020-06-09 08:50:46 


連投になってしまうけれど、この後の展開について少し相談をしてもいいかな?
サブキャラが何事かを報告しにきたのだけれど、その内容に悩んでしまってね…

①国境の小競り合いを平定するために出陣
②一番最初に、君が斬った賊どもが報復の為に村人達を捕まえており、君を寄越せと言っているとの報告を受ける。

のどちらが良いのか、迷ってしまってね。
もし何か他の案やストーリー、この報告は実は大した内容ではなくて、今まで通りの日常をもう少し続けるか、とか何か案があったら教えて欲しいな。

  • No.82 by 東野 朱莉  2020-06-09 10:05:59 

──!? おトキさん、素手で触ったら指を切ってしまうので危ないですよ!火傷したり怪我はありませんか?(慌てて駆け寄ると指を切らぬよう注意しながら一緒に破片を拾って。床を拭くため布巾を借りようと『おトキさん、床を拭くのでお台所から布巾を借りますね? それから私がお茶の用意もしますので、休んでいてください』一言伝えては布巾とお茶の用意をしに台所へ向かって。お茶の用意の前に床を綺麗にすべく布巾を持って戻ると濡れた床を綺麗に拭いて。それからまた台所へ戻りお茶の用意を始めて。その数十分後、木製の丸型のお盆に熱々の玉露のお茶が注がれた湯のみを二つ乗せ向かう途中におトキに会うと挨拶を交わしてから部屋へと戻る途中何やら話し声が聴こえ、会話を聴いてしまい。会話の内容や声のトーンからただならぬ雰囲気を察し、その会話の間に入ってはいけないと感じつつも性格から黙って見過ごす事はできないのか慌てて襖を開け入室し。机にお盆を置くと相手と向き合うように畳へ正座して座り)……毛利さん。お茶をお持ちしましたが、何かあったのですね。盗み聴きするつもりはなかったのですが、偶然鉢合わせてしまい。私も関係している事でしたら協力しますので!

  • No.83 by 東野 朱莉  2020-06-09 10:06:49 

今後の展開についてですが、迷いましたが②の方でお願いします。私の不思議な力も発揮できそうな内容ですし、毛利さんが②でも平気でしたら…ですが。
私が身代わりや囮になって村人の方たちが助かるのでしたら、自ずと選択肢は決まりましたよね?

  • No.84 by 毛利元就(無双)  2020-06-09 18:01:51 

返答ありがとう。
では、②を採用させてもらうよ。確かに、こちらの方が君の能力を開花させる機会がありそうだしね。
ぼんやりと考えている設定として、賊は街道から外れた先にある廃寺をアジトにしている。賊とはいえ元は侍だった為、腕はそこそこ。武器も刀や槍、弓などを所持しており、数は十数名程度。村人数人を人質にしている。最初の村で君に斬られた賊は、頭領の息子だった…というのを考えたのだけれど、何か他にも盛り込んでおく事はあるかな?

(部下から聞かされた内容は、昨日村を襲った賊らが村人数人を人質にし朱莉を差し出せ、というもので。ご丁寧にもやや黄ばんだ紙に書かれた文には「先の村で我が息子を斬った娘を渡せ。もしこの文を無視するのであれば、代わりに村人達を斬って鬱憤を晴らすとしよう」と意外にも達筆な文字で書かれており。その事から元は教養のある人物、武士やそこそこの位の者であったのだろう。胡座をかいた膝の上に肘を付き、額に手を当てながら大きく息を吐けば、部下に指示を出すため口を開いたと同時に相手が室内へ。彼女から放たれた言葉に思わず鋭い口調で)駄目だ!……すまない、急に大きな声を出してしまったね。この件は、君には関係のない事だ。何か聞き間違えたんじゃないかな?さ、今日はもう部屋に戻って休みなさい。いいね?(広げていた文を彼女が目にするよりも早く閉じ懐へ仕舞いこみ、部下へ目配せすると自身も立ち上がり、有無をも言わせぬ口調と態度で告げれば部屋を後にし)

  • No.85 by 東野 朱莉  2020-06-10 17:16:50 

こちらこそありがとうございます。
設定把握しました!半ば無理やり一緒に行かせてくださいと頼んでしまいましたが、こんな感じでよろしかったでしょうか?
他に盛り込む事は……この戦いで刀に不思議な力が宿って能力が開花し、毛利さんとの距離も少し縮まって。どうでしょうか?



──毛利さん待ってください!私が行かなかったら私の所為で捕えられてしまった罪のない村人の命が危険です。そんなの黙って見過ごせません!一緒に行かせてください。お願いします!(彼女の所為で村人が捕えられてしまい、黙って見過ごせる性格ではなく正義感から相手の後を直ぐに追い通さぬ様相手の目の前に立ちはだかると必死に頼み込み深々と頭を下げて。これ以上誰も傷ついて欲しくないのかケジメをつけるためにも行かなければならないと感じ)先に村人を解放してもらうように交渉します。戦闘になっても、自分の身は自分で守りますから。刀を使って人間と戦うのは未だに怖いです。でも、毛利さんと一緒なら不思議と安心して戦えます。

  • No.86 by 毛利元就(無双)  2020-06-11 18:12:17 

ああ、朱莉殿らしい反応だと感心してしまったよ。それと、もう一つは相談なのだけれど…賊との戦いは、君と頭領の一騎討ちではどうかな?息子を斬られた頭領は、元武士の誇りが何処かに残っているのか、仇討ちの為に君との勝負を望んでいる。まぁ、賊の頭だから、正々堂々と勝負するとは思わないけど。
どうかな?

(追って来るとは思わなかったのか、立ち塞がり食い下がる彼女の気迫や刀を握る覚悟を決めた姿に今度は止める言葉も出ず。並々ならぬ彼女の覚悟を側で見届けたいという気持ちと、血に濡れた道を歩んで欲しくはない想いとが返答を詰まらせる。迷いを隠す事が出来ず瞳を揺らめかせ、深く下げられた頭を見つめたまま再度覚悟を問い)っ…彼らが交渉に応じるとは到底思えないな、私は。呼び出されている場所は彼らの拠点だ。どんな卑怯な手を使ってくるかも分からない。人質を盾にしてくるかも知れない。それでも君は、行くのかい?…その刀で命を奪う覚悟があるのなら…私は、君を止められない(彼女の脇を通り抜けながら告げると、それまで二人のやり取りを静かに見守っていた部下へ馬の用意を指示し)

  • No.87 by 東野 朱莉  2020-06-11 19:59:37 

毛利さんにほめられるとくすぐったいですがとても嬉しいです。相談の賊との戦いですが、ケジメにもなるので頭と一騎打ちさせてください!正々堂々でなく、卑怯な手を使われても絶対に勝ってみせますので!



私の所為で村人の命が脅かされるのは何より堪えられません。……命は大切にします。初めから決心していますので一緒に行かせてください!えっと、私は馬に乗れないので毛利さんの後ろに乗っても構いませんか?(通り過ぎる姿を横目に直ちに後を追い、隣に並んで歩きながら必死に訴えて。昨日渡された鞄からヘアゴムを腕にしていたので、髪を一纏めに結いながら馬に乗れず恥ずかしいのか照れながら頼み込み)毛利さん、あの……賊の頭は私を指定してきたのですよね?でしたら私に頭を討たせてください。昨日心配してくれた若者のお母様がもしも……人質として捕えられてしまっていたら申し訳ないので。

  • No.88 by 毛利元就(無双)  2020-06-13 08:51:10 

ははは、頼もしいね!では、賊の頭領は朱莉殿に任せるよ。大丈夫、君ならきっと……さて、一旦下がらせてもらうよ。

え……ああ、そう言えば君たちの世界では、馬には乗らないのだったね。勿論、構わないよ。乗り心地は期待しないで欲しいなぁ(彼女の性格から、村人達を助ける為にときっと迷わず追って来るだろうと予想しており、自身に問われた彼女が即答し行動に移った事を嬉しさ半分、心配半分といった複雑な気持ちで受け止め。次いで相手からの訴えに呆けた表情を浮かべるも昨夜の話を思い出して、大きく頷き返せば自身が先に跨がり彼女へ手を差し伸べると、伸ばし返されるであろうそれを優しく掴み一息で彼女を馬上へ引き上げ。自らの前へ跨がらせると手綱を握る為に自然と彼女を抱き込むような体勢となり)手綱を握るのに、こちらの方が楽なんだ。すまないね、朱莉殿には窮屈な思いをさせて。

  • No.89 by 東野 朱莉  2020-06-13 19:27:09 

窮屈だなんてそんな!乗り心地良いので安心していますよ。(後ろに乗って抱き締めながらのイメージだったので前に乗せられ、背中に相手の体温を感じると抱き締められている様な感覚に賊を討つ事よりもドキドキして緊張してしまい。振り落とされぬ様必死に掴み、到着するまで堪えて)毛利さん!昨日の若者は大丈夫でしょうか?お母様がもしも人質にされていたら気が気でないと思うので……。

  • No.90 by 毛利元就(無双)  2020-06-14 18:51:51 

ああ、彼の為にも早く村人達を解放してあげよう。万が一を考えて、彼には留守を頼んでしまったからね……一緒に、無事の知らせを届けよう(振り落とされない様にと力が込められた手へ自らの片手を重ね添えれば、城に残してきた年若い部下の顔を思い浮かべながら彼女の言葉に真っ直ぐ前を見据え深く頷き返し。暫くして指定された廃続廃寺へと続く細い小路の前で馬を止めると、後ろから続く数人の供へ此処で待つよう指示を出し。乗る時と同じく自身が先に馬から降りると馬上の彼女へ手を差し出し、此れから戦いへ向かうというのに不釣り合いな穏やかかつ優しい声音と視線を相手へ向ければ)では、悪党を懲らしめに行こうか。君は、君の戦いに集中しなさい。他の事は全て私が引き受けよう。だから、必ず無事に帰ろうね。

  • No.91 by 東野 朱莉  2020-06-14 20:11:24 

(相手の力を借りて地面へと着地、先程とは違う緊張に変化するもこの状況に不釣り合いな優しい声と視線に緊張感は薄れていき。大きく深呼吸して落ち着かせると早速寺の方へ向かって歩き出して)毛利さんに支えられていると思うと、力が湧いてきました。村人の為にも私が頑張らないと。……あの、毛利さん。頭を討って戻った時、抱き締めてくれませんか?生きていると実感したくて。

  • No.92 by 毛利元就(無双)  2020-06-14 20:51:27 

ああ、約束しよう(彼女からの願いに短くも力強く答えを返せば、相手と並び立ち傾斜は緩いが雑草や小石で荒れた石段を目的地に向かい進み。やや進んだ所で道が開け、目の前には朽ちて剥げかけた土壁と辛うじて雨風を防げる程度の屋根が架かった元は立派であったろう寺がある。寺内部への玄関口となっている縁に座っているのは、賊の頭領らしき体格の大きな男。身に付けている鎧は古く欠けており、髭や髪の手入れもされていない人相はお世話にも良いとは言い難い。頭領の周りを取り囲む男らも似たような風格で、此方を値踏みするような視線を一斉に向けている。村人達の姿は現時点では確認出来ず、寺の方から風に乗って届いた微かな鉄臭に最悪の展開を想像すれば、眉根を寄せ硬い表情で口元を引き結び。頭領と思しき男は立ち上がるなり酒焼けしたようなしゃがれた大声で「儂の倅を斬ったのはどちらだ!」と問い掛け)

  • No.93 by 東野 朱莉  2020-06-14 21:25:58 

(石段を登りきり、寺の出入口付近に賊の頭領らしき体格の大きな男が値踏みをする様な視線に対し不快感を覚え。寺全体見渡すと村人の気配を感じる事ができず最悪の事態を考えて。冷や汗が背中を伝い不快感が増すと大声で更に上昇して。実行犯のお望み通り『 お前の倅を斬ったのはこの私よ。村人は関係ないのだから先に解放して!』悲しくも実行犯が村人を簡単に解放するとは思っていないが、安否がわかるだけで戦いに対して励みになると考え。何故だかわからないが胸騒ぎがし、どうしても最悪な事態が頭を過ぎると刀を握る手に力が強まって)

  • No.94 by 毛利元就(無双)  2020-06-14 22:36:11 

(声高らかに告げた彼女の言葉と姿に頭領は思わず笑いこけ「貴様のような小娘が、儂の倅を!?ガッハハハ……ふざけるな!倅は頭も悪いしどうしようもないほど馬鹿な奴だったが、剣の腕前は我らの中でも最強だった。それがこんな小娘に……倅にはなぁ、武士としてもう一度生き直したい、という夢があったんだ!」顔を俯かせしゃがれた声で両目からボロボロと涙を流しながら、大袈裟とも思える動作で、傍らに置かれていた深紅に染められた布に包まれたやや丸みを帯びたモノを抱き締め頬を擦り寄せると、仇となる朱莉へ深い憎しみを含んだ鋭い視線を向け「娘、覚悟は良いか?他の者は手を出すな。これは儂とこの娘の勝負じゃ。そちらの男も妙な真似はするなよ……」ゆらりとした動きで片手で刀を抜き取り、空いた手には変わらず布包みが大切そうに収まっており。抜かれた刀は鎧とは違い、良く手入れがされているのか刃こぼれ一つ見られない。迷うことなくその切っ先は朱莉に向けられており、まさに一触即発。いつ、どちらかが動き出しても可笑しくはない。ピリピリと緊急感が増す場。)

  • No.95 by 毛利元就(無双)  2020-06-14 22:36:13 

(声高らかに告げた彼女の言葉と姿に頭領は思わず笑いこけ「貴様のような小娘が、儂の倅を!?ガッハハハ……ふざけるな!倅は頭も悪いしどうしようもないほど馬鹿な奴だったが、剣の腕前は我らの中でも最強だった。それがこんな小娘に……倅にはなぁ、武士としてもう一度生き直したい、という夢があったんだ!」顔を俯かせしゃがれた声で両目からボロボロと涙を流しながら、大袈裟とも思える動作で、傍らに置かれていた深紅に染められた布に包まれたやや丸みを帯びたモノを抱き締め頬を擦り寄せると、仇となる朱莉へ深い憎しみを含んだ鋭い視線を向け「娘、覚悟は良いか?他の者は手を出すな。これは儂とこの娘の勝負じゃ。そちらの男も妙な真似はするなよ……」ゆらりとした動きで片手で刀を抜き取り、空いた手には変わらず布包みが大切そうに収まっており。抜かれた刀は鎧とは違い、良く手入れがされているのか刃こぼれ一つ見られない。迷うことなくその切っ先は朱莉に向けられており、まさに一触即発。いつ、どちらかが動き出しても可笑しくはない。ピリピリと緊急感が増す場。)

  • No.96 by 毛利元就(無双)  2020-06-14 22:39:19 

連投、すまないッ!
勢い余って2度も押してしまった……本当にごめんよ。(レス蹴り可

  • No.97 by 東野 朱莉  2020-06-14 22:56:19 

武士としてもう一度生き直したい? そんな夢がありながら何で村人を襲う様な真似をしたのよ!……あなたに訊いても本人はもうこの世にはいないから、真実は闇の中だけど。(泣きながら訴えられるが頭の発言の内容には呆れてしまい、生き直したいという人の行いには到底思えず村人の安否を第一に考えて。切っ先を向けられると緊張感よりも嫌悪感の方が増し、珍しくイラついて怒りを顕にしては相手のペースに飲まれてしまうと我に返り。気持ちを落ち着かせては鞘から刀を取り出し、同様に切っ先を頭の相手へ向け戦闘態勢に入り)──いつでもどうぞ? あちらの世界で倅と会えるといいわね。

  • No.98 by 毛利元就(無双)  2020-06-14 23:40:01 

(「ふははッそれは儂の台詞じゃ、小娘!あの世で倅に土下座をし、許しを貰うがよい!」その巨体からは想像出来ぬ程の速さで、彼女との間合いを詰める為に大きく足を踏み出せば、先ずは小手調べとばかりに上段から真っ直ぐに刀を振り下ろし。刀自身の重さと、頭領の力も合わさってか振り下ろされた衝撃は中々のものであろう。)

  • No.99 by 東野 朱莉  2020-06-15 01:28:43 

小娘だからと油断していたら、痛い目に合うわよ?(体格から機敏な動きができるとは思わず侮っていたが、動体視力は良いのか此方からも仕掛けるために動きを読み躱すと振り下ろされた刀はそのまま地面へ。相手の刀は重みがあるのか刀を振り上げるまでに僅かな隙ができること等先程の一瞬で見抜けば今度はこちらから反撃開始し。動きの速さでは負けぬ自身があり、彼が傍に居てくれる事で不思議と力が漲り。素早い動きで先ずは動けなくする為に足へと狙いを定め、両足の脛を素早く切ってダメージを与えては反撃されぬ様直ぐに間合いを取り)

  • No.100 by 毛利元就(無双)  2020-06-15 12:59:58 

(「ぐっ、ぬぅぅ……少し油断したわ。」皮膚を切り裂かれる衝撃と痛みに思わず片膝を付き、斬られた箇所から流れ出る血を押さえながら彼女を睨み付け低く唸り声をあげ。/周りで様子を伺っていた子分の一人が彼女へ向かって弓を引き絞り狙いを定めているのを視界の端で捉え、矢が放たれるより先に此方から矢を撃ち込めば、子分らの意識を自身に向かうよう業とらしく大振りな所作で武器を構え)おや、随分と無粋な真似をするんだね。君たちの相手は私がしよう。本来、私は頭脳労働専門なんだがね……たまには体を動かすとしよう。(頭領の対峙する彼女へ「任せたよ」と口の動きのみで伝え)

  • No.101 by 東野 朱莉  2020-06-16 14:09:27 

背後から狙うなんて卑怯よ!それでも武士だったの?正々堂々正面から闘いなさいよ!!(背後を狙われているのは気配で判り彼が処理してくれるであろうと信頼していたので、背中を預けて。背を向けたまま片手を上げて左右に軽く振りながら『 毛利さんありがとう!』御礼の言葉を告げては卑怯な手を使って攻撃しようとした目の前の男が許せなく、内心かなり怒っているのかこの一撃で仕留めようと刀を強く握ると先程よりも素早く動き、隙をついては一撃で首を跳ね決着がついて。捕まっている村人の安否がわからず心配になり)……村人は何処に?まさか!?否、あいつらの事だから……どうしよう。

  • No.102 by 毛利元就(無双)  2020-06-16 17:41:07 

(彼女と頭領の決着がつくなり、生き残っていた子分らは慌てふためき武器を投げ出すと四方八方へと逃げ出し。廃寺を取り囲むように密かに配置していた部下達が彼等を捕らえるだろう。その為、散々に去っていく子分らの背を冷めた瞳で見やりながら敢えて深追いはせず。村人達の安否を気にする彼女の側へ歩み寄りながら、視線と意識は先程から全く人の気配を感じられない寺の方へ向け)……朱莉殿、君はここで待っていなさい。出来れば、君にはこの先を見せたくない。(どこか勘づいた様子がある相手の肩に手を乗せ言い聞かせるように言葉を紡いだ後、寺の扉へ手を掛けゆっくりと開き。濃くなる生臭い錆びた鉄臭、戦場で幾度となく嗅いだ馴れた匂い。血溜まりの中に絶命した村人達が物のように積み重ねられているのを見れば悲しさと悔しさ、憎しみといった感情が思わず眉をしかめさせ)……間に合わなかったか、ごめんよ……

  • No.103 by 東野 朱莉  2020-06-16 17:59:45 

毛利さん……私には見届ける権利があると思うので、お願いします。(合流するとあれだけ騒がしかった廃寺は二人だけなると静まり返って。気配が感じない事から何となく想像していたが、後を追って見えた室内の光景に最悪な事態の想像が現実になると立っていられず床へとぺたんとしゃがみこんでは、自身の責めるように泣き崩れて)私の、私の所為でごめんなさい!ごめんなさい……ごめんなさい!

  • No.104 by 毛利元就(無双)  2020-06-16 19:10:29 

君だけの責任ではないよ。私の力不足だ……こうなる事を予想していながら、動くのが遅くなってしまった(涙を流しながら自責の念で謝罪を口にする彼女の姿に出来るのならば生きて村人達に会わせてやりたかった、無事に万事を解決し城に笑って返してやりたかったという悔しさに唇を噛み締め。責は自分にもあるのだと伝えると、泣きじゃくる彼女を腕の中に抱き寄せ、少しでも心が悲しみから逃れる様にと背を撫で擦りながら)君がこうして助けに来てくれた事、戦ってくれた事を彼等は感謝してる筈だ。もし、君がこの事を悔やむのなら……もっと強くなりなさい。全てを受け止め、乗り越える強さを。

  • No.105 by 東野 朱莉  2020-06-16 20:37:52 

違う……毛利さんは悪くないです。(腕の中に抱き寄せられると思わず、驚くと涙は瞬時に止まって。人の温もりに安心すると優しく抱きしめ返し、甘える様に胸元へ軽く顔を埋めつつ言葉を紡いで何度も頷き。この戦いを機に"もっと強くなって毛利さんを守れる様になりたい"と誓っては顔を上げ上目遣いで見詰めると頬に切り傷がある事に気付き、片手で傷のある頬の方に触れると瞬時に傷が消えて)毛利さんを目指して強くなります!……頬に傷が……あれ? 頬に切り傷があったのに触ったら傷が癒えた?

  • No.106 by 毛利元就(無双)  2020-06-18 10:37:14 

(彼女が頬に手を伸ばしながら口にした言葉で自身がいつの間にかかすり傷を負っていた事に漸く気が付き、意識した途端微かにピリッとした痛みが走るも相手が触れるや否やその痛みは直ぐに消え、彼女の口から零れた「癒えた」という言葉に咄嗟に片手で確かめるように撫でれば、先程感じた痛みも傷らしき物もなく。常では考えられない、奇跡としか呼び様のない御技に驚きのあまり瞳を見開き言葉を詰まらせ)まさ、か……本当に傷が?朱莉殿、君は一体……

  • No.107 by 東野 朱莉  2020-06-18 12:11:49 

自分でもよくわからなくて。……かすり傷や、多分小さな傷なら治せるのかもしれません。私も驚いていて、ちょっと動揺しています。(自身の掌と相手の顔を暫く交互に見遣ると驚きのあまり状況が呑み込めず。暫くして気持ちは大分落ち着いてきたのか、笑顔を見せると何時までも抱き締められている事に恥ずかしさを覚えてはさり気なく伝え)えっと、毛利さん。抱き締められるのが恥ずかしいと言いますか……暫くこの状態でいるのは嬉しいので私は大丈夫ですが、毛利さんは平気ですか?

  • No.108 by 毛利元就(無双)  2020-06-18 16:10:14 

(未だ腕の中に閉じ込めていた事を彼女から密やかに伝えられるも柔らかな温もりを手離したくはないのか何処か名残惜しさを感じ。まだ出逢ったばかりの彼女に未知の世界から来たという興味以外の気持ちを持ち始めている事に俄に気付けば、平気かとの問いに答える事が出来ず。小さく消え入りそうな声音で謝罪の言葉を口にしながらもう一度深く抱き寄せた後にゆっくりと体を離し。彼女が再び村人達の亡骸を目にしないよう自身の体を盾にし寺の外へ連れ出せば外には馬を率いた部下達が待機しており、彼等に中の村人の弔いを頼むと側に寄せられた馬の手綱を受け取り)朱莉殿、先に城へ行っててくれるかい?あの若者へ早く伝えてあげたいんだ……私は此処で指揮を執ってから戻るから。この子は良く言うことを聞く大人しい馬だから、初めての君が乗ってもきっと大丈夫だよ。

  • No.109 by 東野 朱莉  2020-06-19 10:32:33 

わかりました!若者には私からきちんと伝えますので。毛利さん、ありがとうございます。戻る時お気をつけて!(軽く一礼した後、乗せてもらった時の事を思い出しながら馬に乗ると優しく毛を撫でつつ『お城までよろしくね?』馬へ話し掛け。動き出すと最初は驚くも大人しい馬なので安心して乗って。一時間程経過し、城へ到着するとゆっくりと地面へ着地して。馬へ安全に城まで戻れた事に対して御礼を伝えつつ、安心してもらえるように優しく鼻を撫でて)君のおかげで安全にお城まで戻れたよ。ありがとう!君はご主人様の毛利さんと同じくらい優しくて大人しい馬なんだね。

  • No.110 by 毛利元就(無双)  2020-06-19 17:57:15 

(城に着いたとの報告を受けた若者とおトキが馬の側に立つ彼女の元へ走り寄り、おトキは彼女が無事に帰ってきた事に思わず相手の手を取り安堵の息を大きく吐くと「お帰りなさいませ!おトキは心配で心配で……本当に良かった」と涙混じりの震えた声で伝え。後に続いて若者が「母は無事でしょうか?それに、殿はご一緒ではないのですか?」と平静を装いつつも早い口調は焦りや不安を隠しきれず)

  • No.111 by 東野 朱莉  2020-06-19 18:14:34 

(おトキの声がして振り向くと数時間前離れていただけなのだが、懐かしさを覚え手を触れられてはそのまま優しく抱き締めながら『おトキさん、ただいま戻りました。毛利さんのおかげで私は無事に戻る事ができました』無事を伝えていると若者が現れてどうやって伝えたら彼は傷つかないか。まだまだ若い彼を見ると意を決して。おトキから離れると今から伝える真実に対し少しでも不安を和らげようと今度は正面から優しく彼を抱き締めながら思わず泣きそうになるのを必死に堪え、悔しさや申し訳ない口調にて)毛利さんに早く伝えるように頼まれて私だけ先に戻りました。……ごめんなさい。力及ばず、あなたのお母様も含めて村人全員助ける事ができず。でもね、頭は私が討ち取ったので村を襲う奴はいなくなったわ。謝っても謝りきれず……ごめんなさい。私の所為であなたのお母様が……。

  • No.112 by 毛利元就(無双)  2020-06-20 10:04:11 

(伝えられた母や村人の最後に言葉を失い漸く絞り出すような声音で「そう、ですか……っありがとうございます、朱莉殿」拳を強く握り締め泣くまいと必死に涙を堪えるものの瞳からはポロポロと滴が零れ落ち、遂に肩を揺らしながら嗚咽を漏らすと彼女の背へ腕を回し。その様子を悲痛な表情で見ていたおトキが何か掛ける言葉を探していると兵の一人がおトキの側へひっそりと歩み寄り耳打ちし、それを聞くと些か慌てた様子で朱莉等へ静かに一礼すると城の裏手の門へと足早に走り去り/おトキが裏門へ辿り着いた時、数人の兵を携えて帰城し下馬した直後。着衣や手などに所々赤黒い染みを残しており、表情は酷く冷めている。おトキへ彼女が無事に辿り着いたかを問うた後、湯と替えの着物を準備するよう伝え)

  • No.113 by 東野 朱莉  2020-06-20 14:25:40 

(おトキが立ち去るのを見送ると彼らが戻ってきたのかなど内心考えつつ若者の背中を優しく撫でて。家族は母親しかいないのか気になると早速『あの、御家族はお母様だけ?他にきょうだいとか……いたりしますか?』きょうだいがいたりするか問うと今の彼をこのまま此処に残しておトキの所へは行けないと悩んでは、彼が落ち着くまではまだ此処にいるべきだと決めると強く抱き締めて)あなたの本物の家族にはなれませんが、家族の様に接してもらえたら嬉しいです……何て言われても、お母様を助けられなかった私が難いですよね。ごめんなさい……私がもっと機転を利かせて行動していたら変わっていたかもしれないのに。

  • No.114 by 毛利元就(無双)  2020-06-21 07:42:43 

(兄弟の有無を問われると小さく首を横に振り否定の意を示し、優しく包み込むような彼女の言葉と行動は母の温もりを思い出させるのか未だ涙は流れ続けるも少し落ち着きを取り戻したのか「勿体無きお言葉です、朱莉殿。最初に貴女が村を賊から守ってくれなければ、その時にきっと母も皆も斬られていました。たったの1日とはいえ、生き延びられたのですから、朱莉殿は皆の命を救ったのです。ですから、どうかもうこの事でご自分を責めないで下さい」そう伝えれば彼女の肩に手を置き身体を離すとふわりと柔らかく表情を緩めさせ。「もし朱莉殿に何かありましたら、この太郎丸をお呼び下さい!まだまだ武士としては半人前ではござりまするが、筋は良いと誉められております。必ずや朱莉殿のお力になりましょう」)

  • No.115 by 東野 朱莉  2020-06-21 11:00:06 

(きょうだいが居ないことがわかると彼は天涯孤独になってしまったと理解し、彼から責めないで下さいと言う優しい励ましの言葉をもらってもどうしても自身を責めてしまい。柔らかな表情を見て逆に救われると気休めにしかならないが彼に『 太郎丸さん、ありがとうございます。お城で姿を見かけたら声を掛けても良いですか?それから……私も両親はいないの。信じてもらえないかもしれないけど私はこの世界とは違う世界から。未来から来た未来人みたいな者で、だからこの世界に私の両親や家族はいないの。今は太郎丸さんを含めてこのお城にいる人たちが私の家族で毎日が楽しいわ!』いつまでも悔やんでも仕方が無く、彼の言葉も含む城の人たちを想うと自然と笑顔になり)そろそろ毛利さんたちも帰ってきた頃かな?

  • No.116 by 毛利元就(無双)  2020-06-21 11:57:36 

(「太郎丸めは頭が余り良くない故、難しい事は分かりませぬが……朱莉殿がそう言って下さるのなら嬉しいです。この城の皆が朱莉殿の家族になりましょうぞ!朱莉殿を姉上と思い尽くしまする。あっ、勝手に姉上などと思っては失礼でしたな……お許し下さい」逢って間もない女性ではあるが、不思議と親しみを感じさせる雰囲気につい彼女の事を姉のような存在だと思っては素直に口にしてしまい。照れ隠しに後頭部を掻きながら「おトキ殿が既にお出迎えに行っております故、もうお戻りかと。おトキに聞きに行きましょうか?」この場からおトキが居ない事から帰城しているだろうと予想し、城内の造りに明るくはないであろう彼女の案内役を買ってで)

  • No.117 by 東野 朱莉  2020-06-21 12:16:21 

失礼じゃないわ!私を姉だと思って接してほしい。私も太郎丸を弟だと思って可愛がってしまいそうだから。(健気な彼の姿が可愛くて思わず優しく頭を撫でてしまい。我に返ると慌てて手を引っ込め『ごめんなさいね 』謝罪しては未だに城内全ての部屋を把握できておらず、案内してくれるであろう彼に対して『おトキさんの居場所や城内についてまだ把握できていないから、案内してもらえると助かるわ!』御礼の言葉伝えては広い城内迷子になってしまいそうだと優しく彼の手に触れてはそのまま手を繋いで)合流したらおトキさんに頼んで、帰城した皆さんの手当など治療のお手伝いを頼んでみようと思うの。毛利さんにも改めて御礼を言いたいし。

  • No.118 by 毛利元就(無双)  2020-06-21 13:02:36 

(触れられた手の温かさに再び照れた様に瞳を逸らすも、案内を頼まれれば大きく頷き「お任せ下さい!」先導する為に彼女の手を軽く握り返しながら玄関を抜け広間へと続く廊下を進んでいると、丁度身なりを整えたばかりの主君と会し。朱莉と太郎丸が親しげに手を繋ぎ合っている姿がまるで仲の良い姉弟のように見え、微笑ましくなる気持ちが表情を緩めさせると「おや、随分と仲良くなったものだね」と穏やかな視線と口調で言葉を口にし。次いで、太郎丸より彼女が兵の手当ての手伝いを申し出ている事を聞けば)ああ、それはありがたい申し出だ。往生際の悪い者達が何人か居てね……傷を負った者を今、おトキ達が広間で診てやっているんだ。君にこんな事を頼むのは気が引けるのだけれど、もし良かったら、彼等の手当てをお願いしても良いかな?(疲れているであろう彼女へお願いする事は酷だとは思いつつも、彼女の性格からきっと止めても無駄であろうと容易に想像ができ、太郎丸へ引き続き彼女の案内を頼み)

  • No.119 by 東野 朱莉  2020-06-21 13:14:59 

毛利さん、お帰りなさいませ。ご無事で何よりです。私にきょうだいはいませんが、太郎丸は弟の様に可愛くて頼りになる存在ですね。(案内されながら廊下を歩いていると主君である彼に遭遇しては太郎丸を慈しむような優しい眼差しを向けながら言葉紡いで。手当のお願いに使命感やらで燃えると太郎丸へ広間迄案内を頼み)往生際の悪い……それはそれは!治療の方はおトキさんと私にお任せ下さい。太郎丸、おトキさんのいる広間まで案内してもらえる?

  • No.120 by 毛利元就(無双)  2020-06-21 14:03:23 

ははは、良かったね、太郎丸。朱莉殿ならば、太郎丸を良く導いてくれそうだ。(弟のようだ、と言う彼女の瞳に慈愛の色を強く感じ、そんな彼女の優しさに太郎丸も悲しみの淵から抜け出している事に安堵の息を小さくつき。案内を主君と朱莉から頼まれた太郎丸は深く一礼すると「広間は此方に御座います」と再び彼女の手を引き広間へと歩を進め。広間入り口に彼女の姿を認めたおトキは手当ての為に用意した布や薬箱を両手に抱えながら驚きに瞳を見開かせ「朱莉殿、どうなされました?それに太郎丸まで…」)

  • No.121 by 東野 朱莉  2020-06-21 15:12:17 

広間まで太郎丸に案内してもらい、私も治療のお手伝いに参りました。人手が多い方が効率よく回りますし、私にも手伝わせてください。(おトキに声を掛けられては一礼し、手短に要件伝えると広間の様子を見て人が多い方が彼女の負担も軽減するだろうし、少しでも力になりたいのか頼み込んで)切傷などの軽い傷に限りますが、直ぐに治せますので。

  • No.122 by 毛利元就(無双)  2020-06-21 15:58:24 

(彼女からの申し出に心から感謝の意を伝えれば広間に集まっている兵らを同じように見回し「朱莉殿のお申し出、ありがたく頂戴致します。殆どの者が軽い刀傷に御座いますれば、どうぞ此方の薬箱をお使い下さいませ。これ、動けるのならばご自分達で来なされ!」腕や足を布で押さえ広間にて点々と座り込んでいる者らにピシャリと言いつければ、何人かがおずおずと彼女の前へ集まりばつが悪そうに会釈し。彼女に治癒の力がある事を知らぬ2人は床に布や軟膏、水に入った桶を並べており)

  • No.123 by 東野 朱莉  2020-06-21 16:31:21 

おトキさん、ありがとうございます。薬箱お借りしますね!──治療がまだの方はすぐに私の所へ来てください!私が手当しますので。治療を拒否する方は今日の食事は無しですからね!(一礼し、薬箱受け取ると先ずは治療がまだの人と選別する為に室内に響き渡る声量で声を掛けて。徐々に集まってくるのを確認してから治療に専念し。切傷など軽い傷は傷口に手で触れて治癒し、治癒できない傷は塗り薬など使い包帯で手当をしていき。予想以上に人数が多く、慣れていないのもありコントロールが上手くいかなくなってきたりと徐々に疲労の色が表情に現れてきて)……はい、これで終わりです。次の方どうぞ!

  • No.124 by 毛利元就(無双)  2020-06-21 17:13:09 

(彼女が傷へ触れるなり跡形もなく傷口が癒えたのを見れば驚きにどよめきが広間を覆い尽くし。口々に「か、神の御使いだ!貴女は女神様の御使いに違いない!」と手を擦り合わせ拝む者も出始め。暫くはその様なざわめきの中、次々へと手当てを行っていたが、疲れが見え初めた彼女へ手当ての為に用意した物とは別の手桶から冷やした手拭いを絞ると、おトキは額に浮かぶ汗を労うように拭ってやり「朱莉殿、後は他の者らにお任せ下さいませ。お疲れになったでしょう?後でお部屋に甘味と茶をお届けいたしましょう」手当てが必要な者の人数も大分減り残りは数人程度、後から手伝いに来た侍女らとでも充分対応出来ると判断すれば彼女へ休息を促し。まだ使用していない水桶とさらし、薬箱を持ちながら立ち上がれば手伝いの為に走り回っていた太郎丸へと「太郎丸、朱莉殿をお部屋へ。私は殿の所へ参ります……あのお傷では、まだ血が止まっておらぬでしょうから……」僅かに震えた語尾は小さく周りのざわめきに掻き消されてしまうような声量で。やや青ざめた硬い表情で足早に広間を出ていくおトキ、太郎丸には聞き取れなかったのか不思議そうに背を見やりながら「どうされたのでしょうか?」と首を捻り/足早に近づいて来る足音に読んでいた書物から顔を上げると、障子の向こうから感じる馴染んだおトキの気配に声を掛けられるよりも先に此方から口を開き「朱莉殿には感謝してもしきれないね。皆の声が此処まで良く聞こえたよ。後で何かお礼をしないと……おトキにも手間を掛けてしまって悪いねぇ」治療の為の道具を持って入室したおトキへ飄々と言葉を紡ぎながら着物から腕を抜き、腹部に宛がったさらしは既に紅く染みを拡げており)

  • No.125 by 東野 朱莉  2020-06-21 17:45:52 

(ある程度は予想していたが、実際に言われると複雑な心境になり。人数や状態を見ておトキの好意に甘えて休もうとしていたが、思いがけない発言にいてもたってもいられず立ち上がるとなるべく平静を装って太郎丸へ『太郎丸はここで侍女さんと一緒に怪我人の様子を見てて?お願いね。私も行かなくちゃ、毛利さんの所へ!』伝え終えると彼がいるであろう部屋へ全速力で、おトキの声が震えるくらいなので色々と言いたい事があるが今は傷の具合が心配なのか障子を勢いよく横へ開き入室し。真っ先に視界に映ったのは腹部のさらし、そのさらしは紅く染み込んでいて止血できていない事を示しており。怪我を見る為に構わず近付いて畳に座ると『 毛利さん! この傷はまさか──何ですぐに言ってくれなかったの!?』この能力について自身も未知数な為、何処まで傷が癒えるか解らないが癒したい一心でさらしの上から手を添えて。涙で視界は歪み、大切な人を──家族を失いたくないという強い気持ちを込めながら触れると、途端に優しい緑色の光が周りを覆うように光出して)……毛利さんがいなくなるなんて嫌よ!どこにも行かないで!

  • No.126 by 毛利元就(無双)  2020-06-21 18:41:14 

(廊下の奥からバタバタと足音がしたかと思えば急に開かれた障子戸、そこに立っていたのは焦りを隠せぬ様子の彼女で。この場に現れるとは思わなかった為、傷を負ったことを誤魔化す言葉も直ぐには思い浮かばず困った様に後頭部へ手をやりながら「いやはや、みっともない所を見られてしまったなぁ」と彼女から視線を外すと痛みに表情歪め。自らの側へ駆け寄るなり手を翳すなりその手から零れる緑の光の眩しさに思わず瞳を閉じるが、光が段々と収まるに連れ先程まで感じていた鈍い痛みは消え去り。寺で彼女の治癒の力を一度見ていたが、あの時とは傷の深さが違う。確かめるように腹部に触れ血に染まっていた布を取り去り確認するも、血を流し続けていた傷口も今は片鱗すら残さず癒えている。出血の為やや青ざめてはいるが痛みが無くなった為に気が楽になったのか表情は穏やかさを取り戻し、幾分か冷えた指先で涙を浮かべる彼女の眦を親指の腹で拭ってやり)泣かないで、朱莉殿。君のお陰でほら、傷はすっかり治ったよ。ありがとう、君には本当に感謝してもしきれない(安心させようと彼女の手を取り傷のあった場所へ触れさせると、ふんわりと微笑みかけながら感謝の意を示すように頭を下げ)

  • No.127 by 東野 朱莉  2020-06-21 19:52:32 

こういう時は誤魔化さないで!でも、毛利さんの深い傷が癒えて良かった──(彼の傷を治す為に残っていた体力を全て使い切ってしまい、傷が癒えて穏やかな表情見届けては安心したのか徐々に意識は遠のいていき。ゆっくりと彼の身体へ正面から倒れ込んで気を失うと小さく穏やか寝息が聴こえ始めて)

  • No.128 by 毛利元就(無双)  2020-06-21 20:45:15 

っ朱莉殿!大丈夫かい、朱莉殿!(糸が切れたかのように力を失い倒れ込んできた身体を咄嗟に両腕で抱き込み受け止めれば、焦りに声を荒げ無事を確認しようと彼女の顔を覗きこみ。疲労の色を強く滲ませてはいるが、呼吸は乱れた様子もなく穏やかである事に安堵の息をつき。側に控えていたおトキへ彼女の部屋を整えるよう願えば、相手の膝裏へ手を差し入れもう片手は背を支える様に回すと所謂横抱きにし、彼女の部屋へ運んでやればおトキによって整えられた布団へ彼女を寝かせやり、暫し穏やかな寝息をたて眠っている彼女の横顔を眺めた後に額へ手を乗せ「お疲れ様、ゆっくりとお休み」一度撫でると静かに退室し。おトキや控えていた太郎丸にも彼女の眠りを妨げぬよう伝えれば夜空に昇る月を眺め、色濃い1日を思い出すように瞳を細めると自身も自室へと戻り)

  • No.129 by 東野 朱莉  2020-06-21 21:30:28 

……あれ?毛利さんの部屋にいたはずなのに。誰かが運んでくれたのかな?(ゆっくりと瞼が開かれると布団の中へいる事に首を傾げ。意識を失う前の出来事を思い出しながら起き上がると、先ずは彼の体調が気になり部屋向かい。部屋の前まで来たのはいいがまだ眠っている可能性もある為、外から軽く声を掛けて)毛利さん、おはようございます。朱莉ですが入ってもよろしいでしょうか?

  • No.130 by 毛利元就(無双)  2020-06-21 23:08:59 

(微かに耳に届いた女性の声に紙の上を走らせていた筆を止め顔を上げた先、太陽の光に照られた事によって浮き上がる彼女の影がくっきりと障子戸に映り。声と背格好から影の持ち主は朱莉だろう。わざわざ自室まで足を運んで来てくれたのだと解れば、既に身なりを整えた後であった為「ああ、構わないよ」と軽い調子で招き入れ。普段身に付けている戦向きの服装ではなく、濃紺の布地と金の糸で矢がすりが織られたゆったりとした浴衣に身を包んでおり)おはよう、朱莉殿。昨日は無理をさせてしまってすまない。それと、私含め城の者達の手当てまでしてくれて本当にありがとう。私の治療が終わるなり君は気を失ってしまってね……気分はどうかな?調子が悪いとか、何か不思議な感じがするとかはないかい?……君が気を失った後、似たような奇跡の技を持つ者が他にはいなかったのか調べていたんだ。何か君の為になればと思ったのだけれど、なかなか難航していてね(あれから一睡もせず歴史書や他国の伝承などのみならず有りとあらゆる書物を読み続けるも明確な答えを見付ける事は出来ず、己の不甲斐なさに密かに吐息つけば凝り固まった目頭を揉むように押さえながらブツブツと最早一人言の域に差し掛かり)神子かと思ったのだけれどねぇ。彼女達には傷を治すなんて力はない。となれば……やはり神の御使いなんだろうね。

  • No.131 by 毛利元就(無双)  2020-06-21 23:09:00 

(微かに耳に届いた女性の声に紙の上を走らせていた筆を止め顔を上げた先、太陽の光に照られた事によって浮き上がる彼女の影がくっきりと障子戸に映り。声と背格好から影の持ち主は朱莉だろう。わざわざ自室まで足を運んで来てくれたのだと解れば、既に身なりを整えた後であった為「ああ、構わないよ」と軽い調子で招き入れ。普段身に付けている戦向きの服装ではなく、濃紺の布地と金の糸で矢がすりが織られたゆったりとした浴衣に身を包んでおり)おはよう、朱莉殿。昨日は無理をさせてしまってすまない。それと、私含め城の者達の手当てまでしてくれて本当にありがとう。私の治療が終わるなり君は気を失ってしまってね……気分はどうかな?調子が悪いとか、何か不思議な感じがするとかはないかい?……君が気を失った後、似たような奇跡の技を持つ者が他にはいなかったのか調べていたんだ。何か君の為になればと思ったのだけれど、なかなか難航していてね(あれから一睡もせず歴史書や他国の伝承などのみならず有りとあらゆる書物を読み続けるも明確な答えを見付ける事は出来ず、己の不甲斐なさに密かに吐息つけば凝り固まった目頭を揉むように押さえながらブツブツと最早一人言の域に差し掛かり)神子かと思ったのだけれどねぇ。彼女達には傷を治すなんて力はない。となれば……やはり神の御使いなんだろうね。

  • No.132 by 毛利元就(無双)  2020-06-21 23:18:58 


せっかちな己を心底恨むよ……連投すまない。

今日はたくさん君と話が出来て、とても楽しかった。貴重な時間を私の為に割いてくれてありがとう。
その内、展開についてまた相談しても良いかな?その時は改めて、声を掛けさせて貰おうかな。
(レス蹴り可)

  • No.133 by 東野 朱莉  2020-06-22 01:18:26 

──失礼します。昨日は毛利さんの目の前で倒れてしまってごめんなさい。怪我の手当をするのは当たり前ですから。それから私は、普通の人間ですよ。あの能力は未だに私にも理解できず、必死に考えています。(許可を得たので入室すると前まで行き畳に座ると真っ先に気絶した事について謝罪し。服装がいつも見ている姿と違って見慣れない所為もあるのか浴衣を見つめつつあの不思議な能力について条件など自身にも解らず、普通の人間とは違う事に少々恐怖を感じてしまい。彼を含めて口々に神の使い等言われてきたが、自身は神と呼ばる類の者では無いのは明白で普通の人間だと心に言い聞かせて。話題を変えようと能力の話から湯浴みについて彼へ質問し)あの、毛利さん。このお城に大浴場はありますか?湯浴みをしたいのですが、場所がわからず。あと昨日着た桜の着物か、他に浴衣か着物がありましたらお借りしたいのですが……大丈夫でしょうか。

  • No.134 by 東野 朱莉  2020-06-22 01:19:26 

蹴り可とありますがどうしてもお伝えしたく。連投については気にしていませんので大丈夫ですよ!

私の方こそ毛利さんとたくさんお話ができて嬉しかったです。ありがとうございました!
展開の御相談は何時でも大歓迎ですので、その時が来ましたらよろしくお願いします!

  • No.135 by 東野 朱莉  2020-06-22 01:59:52 

毛利さんこちらこそ度々すみません!ほんの少し会話の部分を追加いたしました。よろしくお願いします!




──失礼します。昨日は毛利さんの目の前で倒れてしまってごめんなさい。一晩しっかりと眠ったので元気になりました。怪我の手当をするのは当たり前ですよ!それから私は、神の使いではなく普通の人間です。あの能力は未だに私にも理解できず、必死に考えています。何となくですが思い当たる点が。毛利さんの怪我の具合を見て治したいと強く願ったら光が強くなりました。これが能力に関係あるかわかりませんが。(許可を得たので入室すると前まで行き畳に座ると真っ先に気絶した事について謝罪し。服装がいつも見ている姿と違って見慣れない所為もあるのか浴衣を見つめつつあの不思議な能力について条件など自身にも解らず、普通の人間とは違う事に少々恐怖を感じてしまい。彼を含めて口々に神の使い等言われてきたが、自身は神と呼ばる類の者では無いのは明白で普通の人間だと心に言い聞かせて。話題を変えようと能力の話から湯浴みについて彼へ質問し)あの、毛利さん。このお城に大浴場はありますか?湯浴みをしたいのですが、場所がわからず。あと昨日着た桜の着物か、他に浴衣か着物がありましたらお借りしたいのですが……大丈夫でしょうか。

  • No.136 by 毛利元就(無双)  2020-06-23 12:56:12 

(己が力に一番戸惑い悩んでいるのは彼女である。この時代ではない遥か未来からやって来たということ自体が既に人智を越えた出来事であり、それに今さら不思議な力が湧いて出ても然したる事ではない。彼女が例え治癒の力を持っていようがいまいが、朱莉という1人の人間という事に変わりはない。そう自身の中で結論付ければ、反対にそんな彼女の不安を汲み取ることもせず力の正体ばかりに目を向けていた己を恥じ、敢えて調子良い口調でにこにこと口角を上げれば)そうだね、掃除が得意で読み書きも出来て面倒見が良い少し不思議な力を持った普通の人間だ。いつの間におトキと太郎丸とも仲良くなってしまうし。例え治癒の力があろうがなかろうが、君が君であるという事に変わりはない。ごめん、気付くのが遅くなって……え、ああ、それなら準備をしているよ。昨日は倒れるように眠ってしまったから、朝に浴びれるようにとおトキに頼んでおいたんだ(次いで湯を使いたいとの申し出に)最初に来た時に使った場所で良ければ、いつでも入れるよ。替えの着物も準備していると思うし。それと、今日は湯を浴びたらゆっくりと休みなさい。私も今日は此処に居るから、何かあったら遠慮なくおいで。

  • No.137 by 東野 朱莉  2020-06-24 19:36:03 

いえ!毛利さんが謝ることは何もありませんので。寧ろ感謝しています!素性もわからないこんな私に仕事を与えてくださったり、こうやってお城に住めるだけで感謝ですし…普通だったら受け入れ難いと思います。やはり毛利さんのお人柄なのですね!(謝る相手を見て謝らないで欲しいと必死になって説明しては命の恩人である事を改めて実感し、御礼の言葉を恥ずかしそうに紡いで。何から何までお世話になりっぱなしで申し訳ない表情にて湯浴みについてありがとうございますと御礼を伝えてから立ち上がり『何から何までありがとうございます。あがったらまたお邪魔させてください。毛利さんとお話がしたくて』一礼した後湯浴みに向かって)……おトキさんにもお礼をしないとね。

  • No.138 by 毛利元就(無双)  2020-06-26 21:14:49 

(他者から為された事を善と捉え素直に礼の言葉を告げられる彼女の素直さが好ましく、礼の言葉とお辞儀に対し此方も軽く頭を下げると部屋を後にする相手へ手を小さく振りながら「では、君の帰りを大人しく待たせてもらおうかな。ゆっくりと茶でも飲みながら話そう。準備しておくよ」と表情を崩し見送り。彼女が浴場へ向かっていると、脱衣場へ替えの着物を準備した後のおトキが扉を開き出てきたところで。昨日最後に見た彼女は酷く疲れた表情であったが、今見る相手の顔に疲労の色は薄い事から体調は良いのだろうと受け取ると腰を深く曲げ頭を下げながら「朱莉殿、おはようございます。昨日は本当にありがとうございました……皆に代わり御礼申し上げます。さ、どうぞ湯をお使い下さいませ」顔を上げればにこりと微笑み向け)

  • No.139 by 東野 朱莉  2020-06-26 21:42:06 

おトキさん!私の方が昨日はお世話になりました。私よりおトキさんの方がお疲れでしょうからゆっくり休んでくださいね?湯や着替えの準備もありがとうございます!(扉を開くと入れ違いざまにおトキに会うと同様に深々と頭を下げて労って。嬉しさのあまり笑顔を見ると思わず優しく抱擁してしまい。この世界に家族はいなく、おトキは母親に近いしい存在の為甘えてしまい。ゆっくり離れては『あ、おトキさん。毛利さんにお茶をお願いできますか?』離れ際の会話思い出すと彼女にお茶を頼んで)えっと、おトキさんが嫌でなければ母親みたいに接したり、甘えても良いでしょうか?太郎丸は可愛い弟みたいに癒され、おトキさんは優しいお母さん。

  • No.140 by 毛利元就(無双)  2020-06-26 22:53:16 

(突然の抱擁と言葉に驚きに瞳を丸くさせながら反射的に受け止め。母のようだと言われても少しも嫌な気持ちや断る気は沸き上がらず、むしろ子供のいない自身にとって好感高い彼女からの申し出は嬉しい位で「あらあら、まあまあ。この歳になってこんな素敵な子をもてるだなんて、おトキは幸せ者にございますね。太郎丸が弟で、私が母ですね。あら、それでは殿は……?ふふふ、朱莉殿は本当に不思議なお方ですね。おトキはこれ程、誰かを好ましいと思った事はございません」。誰かの為に一生懸命な姿や迷いなく村人を助けに行った後ろ姿、侍女である自身にも丁寧な礼を欠かさない相手への好意を言葉にして伝えれば、少しばかりの照れくささを隠すように一つ咳払いし「さぁさぁ、湯が冷めぬ内に入って下さいませ。母の言うことは聞くものですよ?」冗談混じりに言葉を紡ぎ促すように背を叩き)

  • No.141 by 東野 朱莉  2020-06-26 23:35:49 

はい、お母さん!(血の繋がりは無いが母親の様な存在のおトキへ再び一礼し、見送ると脱衣場の扉閉めて。今まで気にしたことがなかったかおトキは結婚しているのか、家族がいるのだろうかと考えながら衣服を脱ぎ。浴室にて身を清めるように洗っていき、綺麗にしてから大きな檜風呂へ肩まで浸かって。先程おトキから彼の事を訊かれ、咄嗟に答えられず考えてしまい。命の恩人に変わりはなく、今迄深く考えてこなかったがよく考えると彼は男やもめであり正室の奥様を今も大切にしているだろうと色々と本気で考え。彼に対するこの感情は恋愛感情なのか恩人であり家族の様な家族愛なのか解らずさらに悩んで。のぼせる寸前まで浸かりすぎ身体全体が赤くなってしまうと慌ててあがり、脱衣場へと急ぎ。今回用意してもらった着物も美しく、袖を通すのが恐れ多い程で。綺麗に着付け終えては項が見えるように長い髪をすっきりまとめあげて。先程の答えが出ないまま脱衣場を出ると廊下をぼんやりと歩いて)おトキさんは結婚しているけど、旦那様とは死別してしまったのかな。結婚しているかどうかわからないけど……今でもとても美しいのだから、若い頃はもっと美しかった筈だわ。きっと!羨ましい……。

  • No.142 by 毛利元就(無双)  2020-06-27 08:31:17 

(彼女が浴室へ入って行くのを確認した後、くるりと踵を返し相手に頼まれた茶の準備をし。それほど手間取る事もなく準備を終えれば急須と湯のみ茶碗を乗せた盆を両手に主の居室へ足を進め、障子戸の前まで来れば中へ声を掛け入室し「朱莉殿から殿へお茶をお出しするよう頼まれました」と湯のみへ急須の中身を注ぎながら、嬉しそうに彼女から太郎丸は可愛い弟の様で自分は母の様だと言われた事を伝え、次いで部屋から退室する際には障子戸を全て開き「今日はお日柄も宜しいようですので、開けておきますね」と言い部屋を後にし)(湯気を立てる淹れたての緑茶を冷ますように息を吹き掛けると湯のみへ口を付けホッと一息つき。文机に片肘をつき顎を載せると猫の額ほどしかないが良く手入れのされた庭を眺めながら彼女の来訪を待ち。おトキが開け放っていった障子戸から吹き込む心地よい風と温かい日差しに思わず欠伸が零れ。この後、部屋を訪ねて来るであろう彼女との逢瀬は楽しみではあるが昨夜は一睡もせずに書物を読み漁ってしまった事が祟り、重なって仕舞いそうになる瞼と暫くは格闘するも睡魔には勝てなかったのか穏やかな寝息が聞こえ始め)

  • No.143 by 東野 朱莉  2020-06-27 18:47:22 

(居室迄来ると障子戸が開いている事に気付き、中をチラリ覗き込むと眠っている姿を見つけて。『毛利さん、失礼します』起こさぬ様静かに声掛けしてから入室し、用意してもらった羽織を掛物代わりに背中へ優しく被せては音をさせぬように隣へ静かに座り。相手の寝顔を堪能する様に、優しく慈しむ様に微笑みつつ髪に触れてからじっくり見つめ)毛利さんの寝顔……とても綺麗だわ。

  • No.144 by 毛利元就(無双)  2020-06-27 19:53:41 

(髪に触れる優しい手付きに心地好さを感じるのか無意識にそちらへと僅かに頭を傾け、次いで眠りの浅瀬にいた己の耳に届いた彼女の声に反応しゆっくりと瞼を開くと此方を見つめる彼女の視線と交わり、眠気のせいか開ききらない瞳を更に細めると口元を緩めさせ寝起きの為に少し掠れた声で「ごめん、待たせてしまったかな?」と言葉を紡ぎ。眠気を覚ますように大きく腕を上に伸ばすと肩に掛けられた羽織が擦れ落ちそうになり、彼女が親切に羽織らせてくれたのだと気が付けば感謝の言葉を述べてからもう一度掛け直し)おや、これは君が掛けてくれたのかな?ありがとう、君は気の利く子だ。ああ、おトキから朱莉殿の話を聞いたよ。ははは、おトキの躾は厳しいから覚悟しておくんだね。現に私はこの歳になっても未だ怒られてばかりだ。太郎丸もああ見えて結構な利かん坊だよ。いやはや、面白そうな家族だね。

  • No.145 by 東野 朱莉  2020-06-27 20:35:13 

厳しいおトキさんは想像できません!怒られた事がなく、優しいおトキさんしか私は知らず。……毛利さんも家族ですよ?(瞼が開かれ視線が重なると優しく微笑み。怒られた事がない為彼女の厳しさは未だにわからず想像の域から出られずにおり。家族と言われ彼も勿論家族の一員である為優しく家族だと伝えて。彼は家族だとどのポジションだろうかとぼんやりと考えつつ言葉紡いで。父親や兄には見られず内心真剣に考えるとさも当たり前の様に笑顔でサラッと言いのけて)んー……毛利さんは一家の主であり大黒柱でもあると思います! 毛利さんの妻になれる方はきっと幸せですね。 一途に一人だけを想ってくれるのは私からしてみればとても嬉しく、幸せだと思います。……色々言ってしまいましたが毛利さん夜眠っていませんよね? 私の事は気にせず睡眠を優先してください!

  • No.146 by 毛利元就(無双)  2020-06-27 21:37:54 

ははは、それでは一家の大黒柱として、君たちを養えるように頑張らなければね。一途、と言われるのは少し照れるねぇ。実際は新しい妻を娶るだけの器量が無いだけなんだけれど(彼女の言葉に面ら食ったのは一瞬で直ぐに冗談混じりに返せば、自身にとっての彼女の立ち位置は何であろうかと頭の片隅で思案するも明確な答えを得ることは出来ず、ただもっと相手の事を知りたいという気持ちが強くある事だけは認識し、眠りを薦める彼女の言葉には緩く首を振り)いや、少し眠ったらすっきりしたようだ。それに、せっかく君が訪ねて来てくれたのに寝てしまうのは勿体ないからね。そうだ!茶と菓子を用意しよう。ゆっくり外でも眺めながら食べないかい?

  • No.147 by 東野 朱莉  2020-06-27 22:36:23 

ふふっ、旦那様頑張ってくださいね!毛利さんが本気出したらきっと、素敵な奥方になるであろう女性に出えますよ。(冗談で盛り上がると将来、彼の隣にいる女性は誰だろうかと考えつつ笑顔で言葉を伝えるも胸がチクリ、モヤモヤした感情がほんの少しだけ生まれて。二人きりの時間が尊くて楽しく、提案には笑顔で頷いて。お茶と和菓子でまったりとした時間が過ごせそうだと先程よりも距離を縮めてくっつき)何も考えずに外を眺める時間は良いと思います!まったりとして……そうだ!膝枕はどうですか?

  • No.148 by 毛利元就(無双)  2020-06-28 09:21:23 

え、いや、それは流石にちょっと申し訳ないかなっ……あ、茶を用意してくるよ!(距離を詰められると彼女の動きに合わせて石鹸の香りが届き、束ねられた事で顕になった白い項が視界に入れば思わずドキリと鼓動が跳ね、次いで放たれた言葉に鳩が豆鉄砲を喰らったという言葉がぴったりな位に驚き、それら誤魔化すように立ち上がり彼女の反応を見る間もなく足早に部屋を出ると、今度は反対にゆっくりと歩を進めながら顎に手を当て何故こんなにも胸中穏やかではないのか思案し始め。最初に出会った村では言葉を軽く交わしたのみで逃げられ、次に会ったのは綺麗に着飾られた姿。裸足で刀を握り締め逃げてきた彼女を保護して不思議な板で自動車という物を見せてもらった。部屋の掃除や雑用を嫌な顔もせずに淡々とこなし、村人を助けるのだと自分よりも体格の大きな男に物怖じする事なく挑み戦い、喪われた命に涙する姿。必死に傷を治してくれた表情や言葉が次々と頭に浮かびその度鼓動が早くなる。この感情に名前を付けるとするのなら恋なのだろうか)……いやはや、困ったなぁ……うーん、でも成る程。これが所謂「一目惚れ」というものか。まさかこの歳になってから、こんな経験をする事になるとは。私もまだまだ男だったという訳か……(思わず零れたのは苦笑で、いい歳をした己にもまだ恋沙汰で胸を踊らせる事があったのかと自嘲すると思いを振り切るように首を振り、茶のみと大福を乗せた盆を手に部屋へと戻り)お待たせ、朱莉殿。おトキが居なかったから勝手に大福を頂戴して来てしまったよ。怒られる時は一緒に怒られようね?

  • No.149 by 東野 朱莉  2020-06-28 11:20:34 

あら、言ってしまったわ。……毛利さんどうしたのかしら?(何時も穏やかでのんびりとマイペースな彼なのだが、何かを誤魔化すように部屋から出ていく姿に首傾げて。彼が悩んでいる事の内容等彼女自身は露知らず主が居なくなった室内は広く感じ、彼女が暮らしていた世界でも休日なのだが自宅で仕事の作業していたのもあって、何もしないという事をしたことが無い為落ち着かず。沢山ある本棚から一冊書物を取り出すと立ちながら読み始めて。一度読み出すと熱中してしまったのか集中し、主が戻ってきても最初は気付かなかったがお茶の香りに読んでいた本を閉じてはそっと戻し、近付くと相変わらずの行動に優しく微笑み)おかえりなさい、毛利さん。あらあら、大福を勝手に?毛利さんらしいです。共犯という事で私も一緒におトキさんに怒られましょう。(ゆっくりと畳へ座るとお城へ来てゆっくりとした時間は無かったので庭も見たことがなく、開かれた障子から庭が見えると小さくても美しく手入れの行き届いた庭を見てほっこりとなり)毛利さん、素敵なお庭ですね。庭師さんの腕が優秀なのがお庭に現れています。

  • No.150 by 東野 朱莉  2020-06-28 11:44:34 

誤字脱字が多くて嫌になってしまうわ。毛利さん、いつもごめんなさい。





あら、行ってしまったわ。……毛利さんどうしたのかしら?(何時も穏やかでのんびりとマイペースな彼なのだが、何かを誤魔化すように部屋から出ていく姿に首傾げて。彼が悩んでいる事の内容等彼女自身は露知らず主が居なくなった室内は広く感じ、彼女が暮らしていた世界でも休日なのだが自宅で仕事の作業していたのもあって、何もしないという事をしたことが無い為落ち着かず。沢山ある本棚から一冊書物を取り出すと立ちながら読み始めて。一度読み出すと熱中してしまったのか集中し、主が戻ってきても最初は気付かなかったがお茶の香りに読んでいた本を閉じてはそっと戻し、近付くと相変わらずの行動に優しく微笑み)おかえりなさい、毛利さん。あらあら、大福を勝手に?毛利さんらしいですね。共犯という事で私も一緒におトキさんに怒られましょうか。(ゆっくりと畳へ座るとお城へ来てゆっくりとした時間は無かったので庭も見たことがなく、開かれた障子から庭が見えると小さくても美しく手入れの行き届いた庭を見てほっこりとなり)毛利さん、素敵なお庭ですね。庭師さんの腕が優秀なのがお庭に現れています。

  • No.151 by 毛利元就(無双)  2020-06-28 13:03:29 

気にしないで、私も連投やらムラレスやら、君に迷惑ばかり掛けているから……反対に、いつも丁寧な文章を返してくれてありがとう。
この機会に少しいいかい?私の所では、そろそろ蛍が見られる季節なんだけれど、朱莉殿をお誘いしてもいいかな?

ははは、それでは二人でおトキ母上に怒られるとしよう。君が最初におトキに会う前、私が言った言葉を覚えているかな?我ながら良く言ったものだ、あれをおトキに聞かれていたらと思うと……三枚のお札を用意しておかなければね(山姥の様な、と最初に彼女へ説明した事を思い出せばからからと笑い声上げ、穏やかな表情で庭を眺め賛辞の言葉を述べる彼女の隣へ腰を下ろすと盆から温かな湯気を燻らせる湯のみを差し出しながら)そう言ってもらえると嬉しいな。此処には滅多に人が来ないし、誰かに誉めてもらったのは初めてだ。手入れに入ってくれる者達にも伝えておこう(城の奥まった所に造らせたこの離れに足を運ぶのは己を含めて数人程度、それも共に茶を飲みながら眺めるという間柄ではない為に初めて貰ってた他者からの感想はどこかこそばゆく)朱莉殿の言う通り、とても気の利く庭師でね。季節に合わせて上手に庭を整えてくれる。今の季節なら紫陽花、沙羅双樹の花も見頃だったかなぁ。

  • No.152 by 東野 朱莉  2020-06-29 17:34:18 

毛利さんはやはりお優しい!ありがとうございます!いえ、そんな!私も長い時もあれば短かったりと極端なムラレスで申し訳ない程ですよ、すみません。
蛍狩りですか?素敵です!夕涼みにもなりますし、浴衣を着て毛利さんと幻想的な光を見られたら幸せですね!



よく覚えておりますよ!実際におトキさんにお会いした時は想像と違って優しく、何より美しいので驚きました。おトキさんが本物の母上だったら毎日甘えてしまいそうです。(あの時の事を思い出しながら楽しげに笑顔で話すと湯のみを受け取り、『ありがとうございます』お礼を告げて。一口お茶を飲んでから机上へ湯のみを置くと美しい庭を眺めながら紫陽花や沙羅双樹の想像をすると美しさに表情は緩んで)美しいお庭も見られるのに滅多に人が来ないのは勿体ないですが、毛利さんと二人きりでのんびりできるのは嬉しいので秘密の場所みたいですね。見頃の時に美しい紫陽花と沙羅双樹を毛利さんと一緒に見てみたいです!

  • No.153 by 毛利元就(無双)  2020-07-01 20:11:51 

喜んでもらえそうで良かったよ。浴衣、とても良く似合うだろうね。楽しみだよ!此方は君への気持ちを認識した後だから、少し積極的になってしまうかも知れない。嫌な時は拒否してもいいからね。ああ、でもあんまり露骨に拒否されると傷付いてしまうから、お手柔らかにね?


では、見頃になったら改めて誘わせてもらおうかな。沙羅双樹は咲いたその日には散ってしまうからね。朝に咲いたかと思えば、夕方には落ちてしまう……そんな姿から沙羅双樹は夏椿とも呼ばれているんだよ。白い花が可憐で可愛らしくてね、私のお気に入りなんだ。私もそんな風に生きられたら、と思うよ(散り際が良い椿に己が人生もそう在りたいものだ思えば一口茶を啜り、盆の上の小皿に手を伸ばし。皿の上に丁度二つ並んだ真っ白な大福は手の平よりやや小さめではあるが、餡がぎっしりと詰まっている為にずっしりとした重みがある。その重さに思わず表情を綻ばせると三口程でペロリと食べてしまい)うん、旨い!いやぁ、私は餅や大福には目がなくてね。朱莉殿は何が好きなんだい?

  • No.154 by 東野 朱莉  2020-07-01 20:52:37 

おトキお母さんに浴衣を選んでもらって、着付けてもらったら完璧です!積極的な毛利さんは素敵なので拒否するどころか私は恋愛経験不足なので、照れたりして初な反応を見せたりとかなり意識してしまいそうです。




それは知らなかったです。夏椿……沙羅双樹は儚くも美しい花なのですね。可憐で美しい女性が好みだったりと毛利さんの女性の好みもわかりましたし、楽しみが増えて嬉しいです!(花については詳しくなかったので勉強になり、可憐で可愛らしいとい発言だけで勝手に女性の好みと照らし合わせて解釈してしまい。にこにこと上機嫌でお茶を飲み進め、大福を食べる姿を横目に食べっぷり良く頬張った一口で食べきると口端に片栗後が残りそれに気付かず会話を続けて)この大福、今まで食べた中で一番美味しくて吃驚しました!私は好きな食べ物が沢山あって迷いますが、黒みつたっぷりのわらび餅が大好きです!大福だといちご大福も好きですし、白玉の入った餡蜜も外せませんね!

  • No.155 by 毛利元就(無双)  2020-07-01 23:21:05 

それでは浴衣の着付けと準備は、おトキ母上に頑張ってもらうとしよう。ははは、そんな風に言われてしまったら、是が非でも意識させてしまいたくなるね。お言葉に甘えて、早速誘わせてもらったよ!


(花の好みと女性の好みを一緒にしてしまったと捉えられる相手の言葉に困ったように頬を掻き、誤解を解く為にと隣へ視線を向けると、丁度大福を手に取った所で。豪快にも一口で食べてしまったかと思えば口元に大福の白い粉を付けたまま好物を語る彼女は何処か幼い子供のようなあどけなさを感じさせ、そんな無邪気な様子に思わず小さく笑みを零せば相手の唇の端へソッと手を伸ばし親指の腹で粉を払うように数回撫でると)おや、季節外れの雪が降っているよ?……うん、取れた。朱莉殿がわらび餅を好きだったんなら、そちらを持ってくれば良かったなぁ。そうだ、この近くにとても美味しい甘味を出してくれる店があるのだけれど、今度一緒にどうかな?(城から少し離れた街道沿いにある小さな茶屋の存在をふと思い出し、確か彼女が好きだと言った品物もあった筈だと記憶の底から掘り出し。記憶の引き出しを片っ端から開けている途中、茶屋のある大きな街道から少し外れた道の先にある小川で蛍を見た、という話を太郎丸から聞いたことも併せて思いだし)あ、どうせならば、蛍狩りもしないかい?茶屋の近くを流れる小川で蛍が見られるんだ。嫌いでなければ、だけどね。

  • No.156 by 東野 朱莉  2020-07-02 02:05:41 

朝顔の柄の浴衣とか涼しげで良さそう!この歳にお母さんにたっぷり甘えちゃおうかな。粉を拭ってもらって早速硬直したりと恥ずかしいです……子どもみたいで。蛍狩りはそ、その……デートのお誘いですよね? お洒落しないと!




──っ!?……ぬ、拭ってもらってありがとうございます。私ったら子どもみたいで恥ずかしい。(顔へ指が伸びてきてフシギソウに見つめていると親指の腹で片栗粉の粉を拭われ、突然の事に驚き数回瞬きし一瞬だけ身体が硬直して。直ぐに意識は現実へと引き戻され御礼伝えた後、拭ってもらった方の手を両手で優しく包み込む様に握ると親指に付着した粉をそのまま舌で舐め取って綺麗になり。反応を伺うよう無意識に上目遣いで見つめたりと大胆な行動に自身も内心驚いており。その後は何事もなかったかのように会話は蛍狩りへと移り)甘味処も素敵ですが、蛍狩りも今から楽しみです!このお出掛けはその……デートと捉えても良いのでしょうか!?毛利さんにそんな気がないのはわかっていますが、僅かに期待してしまい。

  • No.157 by 毛利元就(無双)  2020-07-02 21:00:24 

うんうん、夏らしい柄でいいね!君に甘えて貰えれば、おトキもきっと喜ぶよ。その間、私は蚊帳の外なんだろうね……はぁ、その時だけおトキと入れ替わりたい位だよ。ははは、私は君の行動に、心臓が止まってしまうのではないかと思ったよ。お洒落をした君とのデートが楽しみだ!


……っ!(指に触れた感触が何かを最初は理解出来ずに暫く呆けて見ていたが、上目遣いに見上げる相手の視線を受けて漸くそれが彼女の舌だったのだと解れば途端にその柔らかな感触を思い出しては変に意識してしまい視線をさ迷わせ。彼女自身も戸惑っているのは何処と無く感じていたが次いで耳に届いた聞き慣れない単語に、知識欲を刺激されたのか不思議そうに首を傾げながら繰り返すように言葉を口にし、再び彼女の方へと瞳を向け)でぇと?聞いたことのない響きだけれど、甘味処に行く事や蛍狩りの事を朱莉殿の世界ではそう呼ぶのかい?

  • No.158 by 東野 朱莉  2020-07-03 15:03:54 

おトキさんの代わりに毛利さんが浴衣の着付けを!?毛利さんって大胆なんですね。私も大胆に行動してみましたが、かなり効果あったみたいですね。毛利さんの為にお洒落頑張りますので、甘味処や蛍狩り楽しみです!





デートとは日時や場所を定めて男女が会うこと。逢い引き。ですかね。私は毛利さんとのこのお出掛けをデート、と捉えたいです。毛利さんと一緒にいると心が落ち着いて、癒されます。(今更ながら手を握っている事実に気付くと慌てて手を離してから言葉紡いで。"デート"の定義について改めて考え答えを出すと口が滑って逢い引き等言ってしまい。誤魔化す様に続けると指を舐めてしまった事を思い出し、先ほど自分のした事が如何に大胆だったか思い知らされて。変に意識してしまうとぎこちなくなって質問を間違え)毛利さんは亡くなられた奥方様とは何処に出掛けましたか?

  • No.159 by 毛利元就(無双)  2020-07-04 09:32:36 

ははは、冗談だよ。そんな事をしたらおトキに冥土へ送られてしまうよ!ああ、でもあんまり綺麗になられたら困るなぁ。蛍よりも君に目を奪われてしまう。おっと、ここで口説いてしまってはいけないな。ごめん、余裕のない年寄りの戯れ言だと思って今のは忘れてくれ。



成る程、朱莉殿のお陰で一つ賢くなったよ。つまり、でぇととは想い合う男女が共に出掛ける、という解釈で良いのかな?(あたふたと説明する彼女の様子と言葉に笑みを深くさせれば態とらしく確認するような口調でゆっくりと言葉を口にし。彼女も少しは此方を意識してくれているのだろうかと伺う様に次の言葉を待つも、紡がれたのは亡き妻との事で。思いもよらぬ質問に正直に答えるべきか否かを一瞬迷い、胡座をかいた膝の上に肩肘を付き顎を乗せると亡き妻の事を思い出し懐かしさに思わず瞳を細め)彼女とは余り外に出ることはなかったかな。あの頃は私も戦続きで城を空けている事の方が多かったからね。子供達も大きくなって、国も落ち着き始めた頃、病で臥せることが多くなって……そのまま手の届かない所へ逝ってしまった(語る口調は穏やかでそこに未練や悲しみという負の感情はなく思い出を懐かしむのみ。すっかり冷めてしまった湯のみの中身を一息に飲み干してしまえば)だから、こうして誰かとゆっくりと茶を飲んだり、何処かに出掛けるというのは初めてなんだ。私もね、朱莉殿と共にいる時間は癒されるし、楽しいよ。お互い同じ思いを抱いているのだから、デートで合っているよね?

  • No.160 by 東野 朱莉  2020-07-04 13:35:01 

おトキさんならきっとわかってくれますよ!覗く位なら多分、許されるかもしれません。……何て。それなら私もきっと、二人きりでお出掛けしたり蛍狩りの時は蛍より毛利さんの方を意識してしまってぎこちなくなるかもしれません。毛利さんは若く見えるので年寄りには見えませんが?魅力的な男性ですよ!っと!私も恥ずかしいことばかり言ってしまってごめんなさい!この会話は省いてしまって構いませんので!




その解釈で間違っていないと思います。私も詳しい理由はわかっていないのですが、大体みんな毛利さんが思っている様な感じでデートと言っているような気がします。(今までだったら何とも思わないが、意識するようになってからは想い合う男女等言われては変に意識してしまい落ち着かせる為に平静を装って。奥方の質問は再び失言だっただろうかと内心ビクビクしながら返事を聞くと穏やかな口調と表情に心から愛していたのだと心へほっこり染み渡り優しく微笑み掛けて)……毛利さん!まだまだ若いのですから再び恋、しませんか?一人の女性を一途に想うのは私が暮らしていた世界では素敵な事なのです。逆に一夫多妻は世間的に悪い印象しかありません。恋をすると心が潤いますし、自信が増して生活も楽しくなるので恋する事は大切な事ですよ──はっ!勝手に熱く語ってしまってごめんなさい。恥ずかしい……。

  • No.161 by 毛利元就(無双)  2020-07-05 09:03:04 

それでは、下がる前に一つだけ……君との逢瀬が、私の毎日の活力になってる。本当にありがとう、これからもどうか宜しく。デート、楽しもうね?(蹴可)


(今までも側室をと周りから提言される事があったがその真意は国と国の繋がりを持たせようという政略的な意図を含んだものばかりで、彼女のように己が為に恋をしようと言ってくれた者はおらず、恋をしようと語る彼女の言葉は何処か新鮮味を帯びて自身へ響くが、内心、恋ならば今目の前にいる君にしてるんだけどなぁ……とぼやきそうになるのを堪え、此方の好意を知ってか知らずかいまいち掴めぬ距離感に音にならない溜め息をついてしまい。反面、色恋沙汰には疎そうな相手をどう意識させていこうか楽しみでもあり)いやいや、とても為になる話しだったよ。君がそこまで熱くなって語ってしまう程に、恋というものが人に与える益は大きいという事が良く解ったよ。今後の課題として恋について良く勉強しておくとしよう。……朱莉殿にもそんな関係の人は居るのかい?(ふと彼女自身に愛を語らい合う相手は居たのだろうかと疑問に感じれば、思わず口をついて出てしまい。飛ばされる前の世界に居たとしたら、彼女は恋人と無理矢理引き離されたという事で、直ぐに失言だったと口元を掌で覆い隠しながら視線を下へ向け)

  • No.162 by 東野 朱莉  2020-07-05 10:42:25 

毛利さんが恋に対して前向きに検討してくれて嬉しいです。一番驚いたのは毛利さんにお子さんがいた事ですが。私とそんなに歳が離れていない様な若々しさがあるといいますか、とても若く見えますよ!その若々しさで子どもがいるとは……かなり驚かされました。お子さんはもしかしなくても、もうとっくに成人されてますよね?(恋に対して前向きに検討してもらえると分かれば安堵して。そういえばと思い出し、子どもがいる事に改めて驚くと目の前にいる彼の年齢はいくつなのだろうか、若々しい見た目なので年齢がそんなに離れてはいないという錯覚を起こし。子どもがいるくらいだからもっと歳上だと考えては外見含め若すぎる相手に更に驚かされて)えっと、毛利さん?もしかして勘違いしていますか?私はずっと仕事一筋だったので毛利さんが想像している様な相手はいませんよ?そういう事なので毛利さんが落ち込む事はありませんから!この世界に来て良かったです。……元いた世界は窮屈だと感じていたので、毛利さんと出会えて全てが変わりました。この生活の方が私には合っているのかもしれません。優しいお母さんと慕ってくれる可愛い弟もいて毎日が幸せなのです。……毛利さんと出掛けるからこそ価値があり、甘味処と蛍狩りが今から待ち遠しいです。(表情から色々と察し、勘違いしているであろうと感じては慌てて想像とは違うと必死に説明し。この世界の方が肌にあっていると感じ、元いた世界よりも毎日充実した生活を遅れていると思うと表情は柔らかくなり。異性とデートしたのはいつだっただろうか等考えるも思い出せず。それ程に久方振りなのもありデート当日は緊張しないか今から緊張してしまい、緊張しないようにととある提案持ち掛け)あの、毛利さん。今からデートの練習をしてみませんか?仲睦まじく手を繋ぎながら庭を歩くだけでも練習になると思いまして。しかし、毛利さんがそういう気分でなかったら今のは忘れてください!

  • No.163 by 毛利元就(無双)  2020-07-05 11:48:04 

ははは、そんなに若い若いと誉めても何も出ないよ?そうだね、ありがたい事にみんなしっかりと成人になって、それぞれの領土を治めているよ。いやぁ、出来の良い息子達で私も安泰だよ!長男の隆元はこの城に館を構えているから、もしかしたらその内ばったり、という事もあるかも知れないね。他の子達も暇を見ては会いに来てくれるから、その時はよろしく頼むよ(親元を離れそれぞれの道を進んでいる子等を思い浮かべては口元を緩めて語って。次いで、思い人はいないと否定する彼女の言葉に、何気なく問い掛けた言葉で相手を傷付けずに済んだ事を安堵し)おや、それは嬉しい申し出だ。君からの誘いを断るなんて勿体ない。是非ともお願いするよ(彼女からの提案に断る理由などなく大きく頷き返すと立ち上がり縁側としても活用している廊下の縁へと移動すると、そのまま庭へと下りられるよう置かれた沓踏石の上に自身の履き物以外にもう一つ草履がある事に気が付き。見慣れぬ小さめな作りのそれに一瞬不思議そうに首を傾げるも直ぐにおトキが準備してくれた物だと理解し、まるでこうなる事を予想していたかのような時宜の良さに思わず複雑な表情を浮かべ後頭部を掻きながら「彼女には益々頭が上がらなくなってきたよ……」とぼやき、頭を軽く振ると先に庭へと下り室内の彼女へ手を伸ばせば口元を綻ばせ冗談混じりに)おいで、狭い庭だけど案内をしよう!

  • No.164 by 東野 朱莉  2020-07-05 13:17:52 

ありがとうございます、毛利さん。でもまさか毛利さんのご長男が近くに住んでいたとは驚きました。父上の毛利さんに似てきっと切れ者で優秀な武将だと思います。(続いて畳から立ち上がり縁側へ移動、草履が置いてあることに驚くと先を見越した母上が用意してくれたのだろうと内心おトキへ微笑みながら礼をして。伸ばされた手へ優しく重ね合わせて草履を吐くと地に足をつけ、彼の優秀な息子を想像しながら言葉へ現すと優しく微笑み掛けて。このまま手を繋ぎながら庭を歩くと思うと想像だけで何故か恥ずかしくなり。異性と手を繋ぐのは久方振りだからか、それとも慣れていないからか恥ずかしさを悟られまいと笑顔で平静装って)あの、毛利さん。おトキさんとは付き合いが長いのですよね?本人に直接聞くのは少々恥ずかしく。……おトキさんはその、未亡人だったりしますか?旦那様を戦で亡くされたり。全て私の想像にすぎませんが、もしもその辺の詳しいことを知っていましたら訊いてみたいですが、ごめんなさい……やはりこういうのは他の人から訊いてはいけませんよね。

  • No.165 by 毛利元就(無双)  2020-07-05 15:22:02 

隆元は大人しい子でね。本当はきちんと紹介したかったのだけど……全力で逃げられてしまってね。ははは、誰に似たのかなぁ(彼女を背負って城に連れてきた夜、湯浴を待っている間に息子の元を訪ねた際の反応を思い出せば彼女の期待とは少し離れた性格の息子に思わず乾いた笑いを溢してしまい。相手がしっかりと草履を履いたのを確認すれば重ねられた手をやんわりと握り自身の方へ引き寄せ距離を詰めると満足気な笑顔を向け。次いでおトキについて尋ねられると己が答えても良いべきか悩むように視線を迷わせ)うーん、そうだねぇ。私から君に教えられるのは、おトキには家族が居ないという事だけかな。気になるのならば彼女自身に聞いてご覧?大丈夫、それで気を悪くするような器量の狭い人ではないよ。それに、君はもうおトキの家族なんだから遠慮はいらないと思うよ(自身からおトキの事を全て伝えるのは簡単だがやはり彼女自身から相手へ話すべき内容だと結論付ければ敢えてそれ以上は語らず、この答えに彼女は不満を覚えるだろうかと少し不安になり伺う様に視線を向け)

  • No.166 by 東野 朱莉  2020-07-05 16:18:25 

全力で……隆元さんは恥ずかしがり屋で大人しい毛利さんというイメージでしょうか? お話を訊いてお顔は毛利さん似だと感じました。(隠れた母性本能が目覚めてしまったのか、訊いていて大人しい性格で恥ずかしがり屋なのだと感じると胸がきゅんと締め付けられ頬が緩み。いつか偶然でも会えたら良いなという期待を込めながら繋ぐ手に力が強まって。距離が縮まると先程とは違いきゅんというよりドキドキが先行するが安心感や飾らずに素で何でも話せて不思議な感覚に戸惑いもほんのり生まれて。この感情を表すのは難しく言い表すとしたら、と考えていたら頭上より不安そうな視線に気付き優しく微笑み掛けて)……毛利さん、ありがとうございます。そうですよね、お母さんには……おトキさんには頃合いを見て訊いてみます。大切なお母さんに私の白無垢姿を見て欲しいので。何時になるかわかりませんけど!その前に御相手がいなく、そこからなので前途多難ですが。

  • No.167 by 毛利元就(無双)  2020-07-07 21:48:00 

(自然と人を惹き付け和を持てる彼女であれば息子達とも難なく仲良くなってしまうだろうと安心する反面、表情を緩ませながら息子の姿を想像している相手を見れば何処か不安もあり「息子とは張り合いたくはないなぁ……」とつい口から溢してしまい。次いで隣で微笑む彼女の嫁入り姿を思い浮かべると同時に彼女が嫁入りするとなったらおトキはどんな反応をするだろうかと想像してみて)それは、きっとおトキも喜ぶだろうね。ああ、でも太郎丸は泣いてしまうかも知れないね。彼は君に随分と懐いていたようだし(姉のようだ、と彼女を慕っている太郎丸の姿まで想像してしまえば堪えきれずに小さく吹き出し。不意に風に乗って香る甘い芳香に元を探すように視線を巡らせれば庭の一画に植えられた低木に咲く真っ白な花を捉え、彼女へ満開の花を見せられる事に表情を明るくさせると同時に先日とある書物から得た知識を止めどなく紡ぎ)朱莉殿、見てご覧。梔子の花が満開だよ!梔子が口無しとも呼ばれているのは誰もが知る有名な話だ。でもね、そう呼ばれる理由は諸説あって、クチナシの実が裂けないことから口無しと呼ばれる説。蛇を意味するクチナしか食べない実をつけることから「クチナワナシ」が転じている説。他にも色々とあるのだけれど、私はこの2つが有力だと思っているんだ!朱莉殿は梔子の花言葉を知っているかい?

  • No.168 by 東野 朱莉  2020-07-08 09:03:34 

息子さんと張り合うというのは男同士の勝負ですか?確かに太郎丸は泣いて喜んでくれそうですね。太郎丸が結婚の時は今度は私が泣いてしまいそうです。(意味を理解していないのか不思議そうに首傾げつつ張り合うイコール男同士の勝負だと勘違いして。弟のように可愛い彼が結婚は今は想像できないが、泣いてしまうというのは安易に想像ができるようで笑いながら言葉にして。暫し歩くと甘い香りが嗅覚を刺激し、低木に咲き誇る真っ白で美しい梔子の花を見つけてはその美しさに感嘆として。花もそうだが梔子の説明に驚きながら訊いていると花言葉を訊かれ。仕事関連で花言葉を覚えていた時期があり、記憶を頼りに説明し。先程の会話の中に目の前にいる彼の名前が出てこなく結婚を喜んでくれるだろかと不安になったのか、冗談交じりに訊いてみて)わぁ…!とても綺麗で、甘い香り。梔子の花言葉は確か……私は幸せ者、とても幸せです、喜びを運ぶ、胸に秘めた愛、清潔や洗練だった様な気がします。毛利さんは私の白無垢姿を見て泣いて喜んでくれますか?……何て。冗談ですよ!

  • No.169 by 毛利元就(無双)  2020-07-10 17:16:08 

正解だ!花言葉にも詳しいとは思わなかったなぁ。博識なんだね、君は。梔子の花言葉を知っている者は、好いた人に花を贈って気持ちを伝える。もし花に込められた意味を知らなくても、こんな素敵な花を贈られて悪い気はしないだろう?(繋いだ手とは反対の腕を梔子の花へ伸ばせば綺麗に花開いているものを一輪摘み取り、彼女の耳の上へ白い花を飾ってやれば「うん、良く似合ってる。君に幸運が来るよう、贈らせて貰うよ」と笑顔向け。次いで彼女からの問い掛けに対しては此方も冗談めいた口調で返し。しかし冗談めかした言葉の裏、彼女にもし想い合う相手が出来てしまったらそれは喜ぶべき事なのか悲しむべき事なのか複雑な気持ちに僅かに眉根を寄せるが、悟られまいと一際大袈裟な調子で)うーん、そうだねぇ……君がお嫁に行ってしまったら、きっと私も泣いてしまうかも知れないな。おトキと太郎丸と3人で泣いて泣いて、そこに池が出来てしまうかも。名前は涙池と呼ばれて遥か後世まで語り継がれる、なんてね。冗談だよ、君の白無垢姿、とても楽しみにしている。

  • No.170 by 東野 朱莉  2020-07-10 21:47:55 

毛利さんに花を贈られて嬉しいですが残念です……胸に秘めた愛ではなくて。(冗談とも本気とも捉えられる表情にて反応を伺うようにじっと見つめて。彼の傍にいると安心して癒されるのは本当で、もう一度恋をして欲しいと言ってその相手が私なら──いつの間にか心の何処でそんな風には思うようになってしまい。両想いなど夢で、夢でもいいのでと恋だの愛だの考え。髪に飾られた梔子の花に触れつつ女の表情になり)私、毛利さんみたいな男性と夫婦になりたいです。やっぱり一緒にいて安心できる人でないと苦しいから。

  • No.171 by 毛利元就(無双)  2020-07-10 22:32:53 

(紡がれた言葉と表情から彼女の思いを理解すれば己が心に秘めていた気持ちと同じである事に驚きと喜び、不安に瞳を揺らめかせ。直ぐにでも気持ちを伝えたいと思うのに、それとは裏腹に自身は彼女の思いを受け止めるに値する人間なのだろうかと云う不安も片隅にあり繋がれた手へ視線を下ろしながら)私は……私の手は真っ黒に汚れているんだ。随分と悪い事をしてきてしまったからね。真っ白で綺麗な君に、私は相応しくないかも知れない。でもね、困った事にこの気持ちを君に伝えずにはいられないんだ。朱莉殿、ずっと私の隣で笑っていてくれないかい?(梔子の花へ触れる彼女の手へもう片手を重ねながら穏やかな表情と口調で僅かに首を傾けながら相手の答えを伺う様に見やり)私の残り少ない時間を、君と共に生きたい。

  • No.172 by 東野 朱莉  2020-07-10 23:26:47 

この手の何処が汚れているのですか?悪い事をしたのは昔の話ですよね?私は今を生きていますので、昔は関係ありません!それなら私も同じ。真っ白で綺麗ではないですよ、二人もあやめてしまったのですから。隣に毛利さんがいないと困ります。なくてはならない存在になってしまったので!(不安そうな表情よりも彼には笑っていて欲しく、気持ちを包み隠さず吐露して伝えれば両手を包み込む様に優しく握り締め、安心させるように優しく柔らかな笑顔を浮かべ。プロポーズとも捉えられる言葉に内心動揺しては身長差があるため爪先立ちになり、伝えきると優しく軽く触れるだけの口付けで終わらせ直ぐに唇離して)まだまだ若いのですから残り少ない時間ではないです。これから長い長い時間、元就さんと共に歩んで行きたいです。この世界で。

  • No.173 by 毛利元就(無双)  2020-07-12 10:10:57 

(彼女から伝えられる言葉は不思議と心の中で濁っていた不安感を和らげてくれる。彼女とならば何処までも共に手を取り合って生きて行けるだろうと確信めいた思いがあり。次いで、唇に柔らかく触れ直ぐに離れていってしまった熱に名残惜しさを感じれば既に元の位置へ戻っている彼女の額に自らの額をコツリと触れ合わせると繋がれた手を自身の口元まで引き寄せ指先に口付けながら)うん、一緒にこうして何時までも手を繋いで生きていこう。君が元の世界に戻りたいと願っても、きっと私はその願いを聞いてあげられない。月に帰るかぐや姫を見送った帝になるつもりはないからね。例えどんな手を使ってでも君を離さない。だから、覚悟しておいて(そのまま口付けようと僅かに首を傾け距離を縮めようとしたその時、背後から何かが割れる音と盆を廊下に落としたのであろう木と木がぶつかる硬質的な音、続けざまに聞こえた「すすすすみません!」と謝罪する太郎丸の情けない声に思わずガクリと項垂れると行き場を無くしてしまった頭を彼女の肩に乗せ大きな溜め息を吐き)

  • No.174 by 東野 朱莉  2020-07-12 17:35:43 

(自ら口付けしておいて今更距離感にドキドキと緊張してきたらしく、額同士合わさり繋がれた手を掴まれ指先口付けられてしまうとその行動に驚き恥ずかしさから耳迄赤く紅潮しているのがよくわかって。緊張のあまり会話の内容は断片的にしか入ってこなくただひたすら頷き『私はずっと一生元就さんの傍から離れる事はありませんから!』精一杯告げると唇が近付いてきて瞼を閉じ備えていたが何かが落下する大きな音と共に聞き慣れた謝罪する声に気が緩み同様に笑ってしまい。優しく肩に寄り掛かる頭を抱き寄せると耳許で囁き)……この続きはおあずけですね。タイミングが悪かっただけで太郎丸は悪くないので怒らないでください。これは私からのお願いです。

  • No.175 by 毛利元就(無双)  2020-07-14 18:33:02 

君にお願いされてしまったら、太郎丸を怒ることは出来ないなぁ。今日のところは、君の気持ちを聞けただけでも良しとしよう(諌めるような相手の口調と仕草に此処は素直に頷くべきであろうと思えば小さく頷き返し、彼女の肩口から頭を上げると背後を振り返り未だあたふたと慌てた様子で散らばった茶器の間を右往左往している太郎丸の姿に思わず吹き出すと微笑ましさに瞳を細め)ははは、太郎丸を助けに行ってあげよう。あのままだと、いつまでも片付かないどころか、怪我をしてしまいそうだ(からからと笑いながら太郎丸の側へ彼女の手を引きながら戻れば、へにゃりと眉尻を下げ今にも泣き出しそうな表情で「も、申し訳ありません……お茶を差し入れようと思って……」と述べる彼に代わりひっくり返った盆を手に取り破片を集め始め)

  • No.176 by 東野 朱莉  2020-07-15 18:17:55 

太郎丸、怪我はありませんか?私も手伝いますね。(二人で手を繋いで歩み寄ると廊下に割れた湯のみの破片が散らばっており怪我はないか太郎丸へ確認し。直ぐに手伝って無事怪我なく破片全て集め終えては『太郎丸、お気遣いありがとうございます。おトキさんへ新しいお茶を用意してもらうように頼んできてもらえますか?破片は私が処分しますので』笑顔でおトキへおつかいを頼むと破片処分する為に縁側から中へと入り『元就さん、割れた湯呑み処分してきますね。このお部屋にいますか?』片付ける前に彼は何処にいるか訊ねると無意識に名前で呼んでしまった事に対して驚き、直ぐに謝罪して)毛利さんごめんなさい……つい名前で呼んでしまって。

  • No.177 by 毛利元就(無双)  2020-07-15 22:02:54 

(てきぱきと破片を片付ける彼女と主に怒られるのではと心配する太郎丸、怒られる処か優しく笑顔でおトキへ代わりの茶を貰ってくるよう頼まれれば安堵したように表情を明るくさせペコリと頭を下げ「はい!直ぐに持って参りますので、お待ち下さい!」と元気良く返事をすると廊下を足早に駆けていき。2人のやり取りがまるで本当の姉と弟の様で、廊下の縁に腰掛けながら微笑ましく眺めていると名で呼ばれ、次いで謝罪の言葉を述べる彼女に気にしないで欲しいとの意を込めて首を左右に振り)いや、元就で良いよ。この城に毛利は他にも居るからね。それに、私達はもうそんな関係ではないだろう?だったら他人行儀な呼び方ではなく、名で呼んで欲しいかな(駄目かい?と付け足し訊ねながら自らも廊下から屋内へと上がれば集め終えた破片に視線を落とし両手を差し出すと)私が片付けて来よう。君は此処で太郎丸を待っててあげるといい。きっとおトキに怒られて、落ち込んで帰って来るだろから慰めてあげなさい。

  • No.178 by 東野 朱莉  2020-07-15 22:54:14 

(太郎丸を笑顔で見送り処分しようと行こうとしたが代わりに処分くれる彼へ『すみません、ありがとうございます』お礼伝えつつ破片で切らないようにゆっくり手渡すも名前呼びについて言われると恥ずかしそうに顔赤らめ頷き)元就さん……名前で呼べて嬉しいです。おトキさんに、お母さんに報告したくなりました!(縁側の縁へ腰掛けおトキの事を思い浮かべると自分の事のように喜んでくれるだろうと内心考え優しく微笑み『ふふっ、わかりました。太郎丸と元就さんが戻ってくるのをまったりとお待ちしておりますね』見送ると太郎丸や彼が戻ってくるのをこのまままったりしながら待とうと庭を眺め)

  • No.179 by 毛利元就(無双)  2020-07-16 01:02:17 

私も、君に名を呼ばれると嬉しいよ。お、おトキにも言うのかい?……きっと、君の幸せをおトキも喜んでくれるよ(口ではそう言ったものの自分はきっとおトキに小言を言われるんだろうなぁ、と確信めいた思いと難しい顔をしたおトキの顔が頭の片隅を過っていけば思わず頬を引き攣らせ破片を受け取る手先もぎこちなくなるが、ふんわりと楽しそうに微笑みおトキの事を考えているのであろう彼女の姿を見れば自然と肩の力が抜け釣られた様に表情緩ませると「無いとは思うけど、危ない事はしないようにね?」と告げると破片を片付ける為に廊下の奥へと姿を消し。入れ替わりに廊下をそろそろと両手に盆を持って太郎丸が姿を表し、彼女しか居ない事に気が付けば足を止め周りをキョロキョロと見回し「あ、あれ、朱莉殿だけですか?」)

  • No.180 by 東野 朱莉  2020-07-16 03:23:37 

危ない事って何かしら?元就さんが心配する程の事ってことよね。(笑顔で見送るも危ない事の意味が理解できていない、思い当たる節がなくて首傾げて悩み。入れ替わりに太郎丸が再びお茶を持ってくると『太郎丸おかえりなさい、ありがとう。元就さんは私の代わりに湯のみの欠片を処理するために行ってしまって、入れ違いになってしまったみたい』ふと不意に彼の息子の事を思い出すと知っているかどうかわからないが一応訊いてみることにし、問うて)太郎丸は元就さんの息子さん達に会ったことあるかしら?私、元就さんに子どもがいるの知らなくて吃驚してね。それで太郎丸ならもしかしたら会ったことがあるかもしれないと思って。

  • No.181 by 毛利元就(無双)  2020-07-18 09:41:39 

(問い掛けに対し大きく頷き返し今度は溢さぬ様にと慎重な動きで彼女の側に座ると盆から湯呑みを手に取りながら「はい!皆様とてもお優しく、私のような下の者にもよくお声掛けして下さります。隆元様は毛利家の御当主としてこの郡山城におりますが、次男の元春様と三男の隆景様はそれぞれ吉川家と小早川家の御当主として領地におります。隆景様は大殿にお会いに来られる事も多々ありますので、ぜひ姉上もお話ししてみて下さい!」臣下にも分け隔てなく接してくれる主達を思い浮かべれば笑顔で湯呑みを彼女へ差し出し、子がいた事に驚いたと口した相手へ太郎丸自身も困惑した事があり「確かに大殿はお若く見えますね。太郎丸も初めてお会いした時は驚きました。もっと御年を召された、その、ご老人を想像しておりましたので……」と苦い表情浮かべ)

  • No.182 by 東野 朱莉  2020-07-19 10:36:41 

(彼の息子について太郎丸から詳しい説明を聞きつつ湯のみ受け取ると『太郎丸ありがとう』御礼の言葉伝え。元就さんと結婚したら三人の息子の義母になる等色々考えては温かな緑茶を一口飲み、まだ見ぬ彼の息子達の姿を好奇心から笑顔で想像しつつ庭の花を眺めて)元就さんまだ若いのに息子の隆元様に跡を継いでもらった。元就さんの息子だからきっと三人とも魅力溢れる男性に違いないわ!

  • No.183 by 毛利元就(無双)  2020-07-20 17:49:41 

(彼女の言葉に同意する様に大きく首を縦に振り頷きながら「太郎丸は、大殿も隆元様も元春さまも隆景様も大好きにございます!皆様のような立派な武士になるのが私の夢です。まだまだ半人前で、お茶汲みしかしておりませんが……」と未だ戦を体験した事がないのを少し恥ずかしくも思うのか頬を掻きながら俯き加減に言葉にし。暫くした後、薄長い桐の箱と小間物等を納める小さめの篭を両手に持ったおトキを連れだって彼女らの元へ戻れば仲良く歓談している2人の側に腰を下ろし)待たせてしまったかな?おトキに浴衣を用意して貰っていたら、思ったよりも時間が掛かってしまってね。朱莉殿さえ良ければ、此れから蛍狩りに行かないかい?

  • No.184 by 東野 朱莉  2020-07-20 19:44:56 

太郎丸、お茶汲みも立派な仕事なのよ?今は半人前かもしれないけど、私の命を救ってくれた恩人なのだから胸を張って!それに……元就さんが主だったら立派な武士になること間違いないわね。(優しく髪を撫でながら鼓舞する様に励ましの言葉を投げかけると大好きな二人の姿を見つけ、戻ってくると笑顔で彼の名を挙げて。実物の浴衣を見ると蛍狩りが現実になり喜びを表情と言葉に表し)元就さん、おトキさんおかえりなさい!浴衣ありがとうございます!蛍狩りとても楽しみにしていましたので、ぜひ。

  • No.185 by 東野 朱莉  2020-07-20 20:30:50 

ちょっと気になった文章がありまして訂正致しました!


太郎丸、お茶汲みも立派な仕事よ?今は半人前かもしれないけど、私の命を救ってくれた恩人なのだから胸を張って頑張って!それに……元就さんが主だったら太郎丸は立派な武士になるだろうから安心だわ。(優しく髪を撫でながら鼓舞する様に励ましの言葉を投げかけると大好きな二人の姿を見つけ、戻ってくると笑顔で彼の名を挙げて。実物の浴衣を見ると蛍狩りが現実になり喜びを表情と言葉に表し)元就さん、おトキさんおかえりなさい!浴衣ありがとうございます!蛍狩りとても楽しみにしていましたので、ぜひ。

  • No.186 by 毛利元就(無双)  2020-07-20 21:36:07 

(嬉しそうに表情綻ばせた彼女に釣られ皆が一様に笑みを浮かべるが、何時の間にか彼女が主の事を名で呼んでいる事に対し太郎丸とおトキはそれぞれ何か言いたげな視線を送り、背に突き刺さるそれらを感じると居心地悪そうに座り直し左右の袖口に反対の手を差し入れ腕を組ませながら)今日は風も穏やかだし、天気が崩れそうな気配もないから絶好の機会だと思ってね。ほら、善は急げというだろう?私の部屋を使っていいから、着付けて貰っておいで(おトキへ目配せすれば「朱莉殿、此方へ」とおトキは手招きし部屋の中へ誘導すると襖をしっかりと閉じ。部屋に運び入れた桐箱の中には数枚の浴衣が納められており、その中から紺色の生地に大柄の朝顔が織られた浴衣と白地に垂れ藤模様の浴衣を出し彼女へ見せながら「何枚か柄を選んで参りましたよ。朱莉殿のお好みに合う物があれば良いのですけど…」)

  • No.187 by 東野 朱莉  2020-07-20 22:33:09 

浴衣がどれも素敵で迷ってしまい。おトキさん!どの浴衣が私に似合うと思いますか?(こちらも二人の視線を感じ言いたいことを察すると先に彼が口を開いてくれて内心安堵し。そのままおトキと一緒に部屋へ連れて行かれ二人で中に入ると早速浴衣を見せらるもどれも素敵で悩み、おトキへ似合う浴衣を求めてしまい。真っ先に恋仲になった事を伝えようとしたが恥ずかしさもありおずおずと口を開き)あの、おトキさん。私……元就さんと恋仲になりました!真っ先にお母さんに伝えたくて!

  • No.188 by 毛利元就(無双)  2020-07-21 02:12:51 

(悩みに悩んでも答えを出せずに居る彼女から助言を求められれば桐箱から更に数枚の浴衣を手に取り彼女の前に扇子状に広げ。「浴衣には様々な色や柄がございます。朱莉殿は浴衣に絵描かれている花や物にも隠れた意味がある事をご存知ですか?例えば桜の柄は『物事の始まり』と『豊かさ』といった意味を持つ縁起の良い柄になっております。同じように紫陽花は『和気あいあい』や『家族団らん』それと長い雨に堪え忍ぶ姿から『辛抱強い愛情』。朝顔は『固い絆』『愛情』『あなたに結びつく』という意味がそれぞれあるらしいのです。柄に秘められた思いを胸にどうぞもう一度ご覧下さい。先程よりは決めやすいかと……朱莉殿?」おずおずとした態度と口調で伝えられた内容に驚きの余り思わず両の手に持っていた小箱を取り落とせば中の簪等が散らばり、慌てて飛散してしまったそれらをかき集めながら何処か強張る口調で「ま、まあ、そうだったのですか……おめでとうございます朱莉殿。粗相がないように、ね?」)

  • No.189 by 東野 朱莉  2020-07-21 12:03:51 

浴衣の柄についてその様な深い意味があったとは知らなかったです。今の私には朝顔の柄が…──おトキさん大丈夫ですか!?(おトキへ交際を始めた事をカミングアウトし、改めて柄を眺めていると急に大きな音がしたので音の主を探すと小箱から簪や色々な物が飛散しており。おトキを手伝うべく集めると小箱へ拾った物を置いていき、お祝いされると母親に祝われた気持ちになってとても嬉しく花が咲いたような綺麗な笑みを浮かべ)お母さんにお祝いされて嬉しいです。気が早すぎるかもしれませんがその……祝言の日が来ましたら、お母さんに白無垢を着付けて欲しいです。おトキさんも白無垢着ましたか?若かりし日のおトキさんはきっと美しい女性だったと思います!

  • No.190 by 毛利元就(無双)  2020-07-21 18:36:58 

(ふわふわと嬉しそうに笑顔を浮かべる彼女の手へ自身のそれを重ねながら「ええ、朱莉殿が白無垢を着ることになったら、必ずおトキが着付けて差し上げます」そう微笑んで言葉を口にしながら心の奥底には不安や戸惑いが渦巻いており。長らく側で主を世話してきたが故に知る彼のほの暗い側面や時折見せる冷酷さを思い浮かべれば小さく身を震わせ。そんな面を知っても彼女は彼を受け入れてくれるだろうか。更には家督を息子へ譲っているとはいえ実際に政務や戦時に指揮を執り実権を握っているのは未だに元就である。そんな彼と彼女がこの先何事もなく共に居られるのか。それらの感情に思わず彼女を抱き締めると「朱莉殿、おトキは貴女の幸せを願っております……さぁ、浴衣に着替えてしまいましょう」大切な2人がいつまでも幸せである様にと願い身を離し)

  • No.191 by 東野 朱莉  2020-07-22 22:49:58 

(突然抱き締められると僅かだが震えている事に気付いてしまい。直ぐにおトキの身体は離れて何時もの表情だが、何故身体が震えていたのか浴衣を選びながら頭の隅で考えてしまい。説明を訊いてどの浴衣が着たいか決まると『……おトキさん。私、朝顔のこの浴衣が着たいです!』朝顔の柄の美しい浴衣へ触れながらおトキを安心させるようになるべく笑顔を見せようと心に決めて)あの、おトキさん。この世界の、この時代の事はよくわかりません。でも、何があっても元就さんのお傍から私は絶対に離れませんので!

  • No.192 by 毛利元就(無双)  2020-07-24 18:43:41 

(自身の不安に気付き安心させようとしてくれる彼女の言葉と笑顔に自然と表情を崩せば場の雰囲気を変えようと明るい調子で「それでは先ず、白無垢の前に此方を着付けましょう」選ばれた朝顔柄の浴衣を受け取り慣れた手付きで着付け終えれば一纏めに束ねられた髪と添えられた白い花へ順に視線を移しながら先程手から滑り落としてしまった篭から櫛を取り出し僅かに首を傾げながら問い掛け「簪は要らぬようですから、髪はまとめて結い上げるだけに致しましょうか?」)

  • No.193 by 東野 朱莉  2020-07-25 20:40:16 

(着付けの手馴れた手付きに感嘆としながら眺めているとあっという間に着付け終了となり、次に髪へと工程が移ると質問には頷いて答え。髪に映える白い花を見つめると先程の告白を思い出されほんのり頬は桜色に色付き、彼の事を若い頃から知る彼女であれば息子について詳しく知っているだろうと思いさり気なく問うて)あの、おトキさん。元就さんのご子息である次男の元春様と三男の隆景様はどの様なお方でしょうか? 元就さんのご子息でしたら優秀なのは理解できます。太郎丸から名前だけ訊きましたが、どういうお方なのか気になり。おトキさんなら詳しいと思い質問してしまいました。

  • No.194 by 毛利元就(無双)  2020-07-26 11:16:19 

(久方ぶりに女性の身形を整えられるという事が少しばかり楽しくなってきており、了承を得られれば早速とばかりに纏められた髪をほどき櫛を入れながら彼女からの問い掛けに対し彼等をどう伝えたら良いのか僅かに考えた後、懐かしさを含んだ声音と表情で「そうでござまいすね……元春様は武に優れており、隆景様は智に優れております。元春様は鬼吉川の名に恥じぬ勇ましさで戦場を駆けていると。まぁ、私からしますと元春様はやんちゃな悪ガキにございます。隆景様は……見目は亡くなられた大殿の奥方様によく似ていらっしゃいます。ですが、中身は大殿そっくり。お2人が揃うといつも寝食を忘れるほど書について語っておりますわ。隆元様と元春様、隆景様はこの毛利になくてはならない方々。ふふふ、大丈夫です。朱莉殿ならば直ぐに皆様と仲良くなれますわ。……さ、出来ましたよ!娘の浴衣姿、おトキにも良く見せてくださいませ」答えながらも手は止めることなく櫛をいれた後の髪を再び纏めて首よりやや上でくるりと団子を作れば仕上げに緋色の簪で留め)

  • No.195 by 東野 朱莉   2020-07-26 15:28:30 

(ヘアアレンジされながら彼の子息について想像膨らませながら説明を聞くと、実際に全員とお会いしたらそれぞれに特徴があって和やかかつ華やかさもありそうだなと胸に秘め。ヘアアレンジが終了すると全身鏡にて先ずは全身確認すると髪型が変わるだけで大分変わって驚くとつい思わず簡単とした声が零れ、ゆっくりと一周回るように動くとおトキと向き合って)──お母さん凄いです、別人ですよ! 如何でしょうか?

  • No.196 by 毛利元就(無双)  2020-07-26 17:20:42 

(一回りし着付け終えた姿を見せてくれた彼女へ満足げに大きく頷くと脱いだ着物等を片付けながら「ええ、とても良く似合っていますよ。さ、大殿や太郎丸も待ちほうけている頃でしょうから、早く見せて差し上げて下さいませ」と笑顔向ければ片付けの手を止め障子戸を開き促すが、次いで開いた先で目に入ったのは待っている間に何処からか持ち出した竹刀で打ち合いを始めていた主と太郎丸で。大人しくて待っているものだと思っていたのに童のように動き回っている2人に思わず大きな溜め息を付けば彼女へ視線移し呆れた表情を隠すことなく「朱莉殿……あの様な方ですが、後悔致しませぬか?」と述べると同時に此方へ気付いた太郎丸が走り寄ってきて、その後頭部へ容赦なく竹刀を叩き入れた元就が満面の笑顔と調子で)はい、太郎丸の負け。これで私の30勝目だね。油断大敵、だよ!さて……お帰り、朱莉殿(頭を押さえ蹲る太郎丸をしり目に着替え終えた彼女の側へと歩み寄れば顎に手を当て相手の浴衣姿を頭の先から爪先迄ゆっくりと視線を下ろしながらうんうんと頷き)とても良く似合っているよ。それに浴衣だからかな、なんだか涼しげでいいね。おや、柄は朝顔かぁ。自分で選んだのかい?朝顔は私も好きなんだ(柄の意味を聞いて選んだのか否か、言外にそう視線で問い掛けると彼女の反応を伺う様に瞳を細め口角を緩くあげ)

  • No.197 by 東野 朱莉  2020-07-26 18:07:07 

(障子戸を開け視界に映ったのは竹刀で遊ぶ二人の姿で。その光景はまるで親子に見えてしまい、微笑ましさについ優しく笑いが溢れ。ひっそりと告げる彼女の言葉に対し笑顔で『……後悔、ですか? 過去の元就さんについて私は知りませんし、仮に良い事悪い事含め全てを知ってしまったとしても私は気になりません。どんな彼だとしても、全てを受け止める覚悟はできていますので』耳許でこっそり告げた後、おトキへ一礼。草履を履いて近付いてはいつもの笑顔で、やはり想い人から褒められると嬉しいものでついつい表情が嬉しさから緩んでしまい。柄について指摘されては素直に言葉として表し)嬉しい、ありがとう!元就さんの為におトキさんが変身させてくれました。朝顔の柄についてはおトキさんに理由を聞いて最終的に選んだのは私自身です。(聞いてからずっと気になっていたことがあり彼と話すこの機会にと思いさり気なく問うて)先程"危ない事はしないようにね?"と元就さんに言われ考えて見たのですが、思い当たらず。どういう意味で元就さんは私に伝えてくれたのでしょうか?

  • No.198 by 毛利元就(無双)  2020-07-26 19:07:35 

ではその柄は私への想いを込めた言伝、ととってもいいのかな。ありがとう、朱莉殿。本当に、良く似合っている(自分自身の意で柄を選んだと言葉にし返してくれた事に対し此方も嬉しさを隠しきれない様子で声を弾ませると彼女の頬へ腕を伸ばし輪郭を辿るように頬から顎へ手を滑らせ、綺麗だよ、と唇の動きだけで相手へ伝えると、次いでの質問にやや困惑した様に視線巡らせ。どう潜り込んでくるのか時折他国から放たれる間者等を思い浮かべるとそのまま伝える事で余計な不安を彼女に抱かせてしまうのではないかと考え)私はどうやら、他の国から好かれていないようでねぇ。こっそり遊びに来る者が多いんだ。此方から手を出さなければ、彼方も直ぐに帰ってくれるんだけど……朱莉殿、城の中でも外でも怪しい人に近づいてはいけないよ?飛んでいる蜂に此方から手を出さなければ刺してくる事はないだろう?それと同じだよ。さて、君の着替えも終わった事だしそろそろ出掛けようか?

  • No.199 by 東野 朱莉  2020-07-26 20:15:25 

(想いに対し恥ずかしさがつのるが何度も頷いて見せ。頬や顎等肌を触れられると驚いて顔を上げ輪郭なぞる指、唇の動き読むとその内容に対し瞬時に耳迄紅潮が拡がっていき動揺隠せずに。質問の答えに納得すると今は怪しい者を見た事が無いがこれからの為に気を付けようと身を引きしめて。納得はしたが好かれていないという発言に内心疑問抱くと知らない何かがあるのだろうが、等色々憶測で考え。考えるも直ぐに忘れようと隣へ並んで横からこっそり手を伸ばし軽く指に触れたりと遠回しに手を繋ぎたいと表し)蛍狩りとても楽しみです。──おトキさん、太郎丸。行って参りますね!

  • No.200 by 毛利元就(無双)  2020-07-29 19:51:31 

(遠慮がちに伸ばされ触れる指先から意図を察すれば頬を緩ませ手を握り、太郎丸とおトキそれぞれの「行ってらっしゃいませ」との言葉を背に彼女を庭の奥まった先、木々と花々に隠されるように造られた簡素な扉へと誘導し。その先を抜ければ細い小道が馬屋の方へと延びている。空いている方の人差し指を自身の口元に当てれば何処か子どもっぽい笑みを浮かべ)この道はこっそり脱け出したい時に使っているんだ。だから、みんなには内緒だよ?実はこういう隠し道が、この城にはたくさんあるんだよ。暇があったら探して見てごらん(笑み混じりに言葉を紡ぎながらやや傾斜がかった砂利道を彼女の手を引きながら歩みを進め、馬小屋に出れば既に待ち構えていた馬屋番の男から愛馬の手綱を受け取りながら)そうだ、どうせならば君も乗ってみるかい?この前の子なら直ぐに準備出来るよ?

  • No.201 by 東野 朱莉  2020-07-30 16:06:09 

元就さんにも抜け出したい時があったとは驚きました。この隠し道は二人だけの秘密、という事ですね!(二人に見送られながら歩き、手を握られると優しく握り返し。暫く歩くと彼曰く隠し道という場所へと辿り着き、同様に空いてる方の人差し指を唇へあてると笑顔で秘密だと呟いて。隠し道がたくさんあると聞いてから探検も兼ね隠し道を探してみようと秘めており。そのままゆったり道を進んで行くと馬小屋に到着し、折角のお誘いなので笑顔で頷いて)あの子に会えるのですか!? また会ってみたかったのでよろしくお願いします!

  • No.202 by 毛利元就(無双)  2020-08-02 09:14:20 

ははは、そんなに気に入ってくれていたとは知らなかったなぁ。もし良かったらあの子の主にならないかい?まだ若い馬だけれど大人しくて穏やかな気性でね、人の言葉も良く理解している。とてもいい子だと私は思うよ(どうかな?と問い掛けながら己の相棒である白毛の鼻面を手の甲で数度撫で。彼女にも足の代わりとなる騎馬がいても困らないだろう。直ぐに馬屋番に手綱をひかれて穏やかな足取りで蹄の音を響かせながら彼女の側に寄った馬は一度乗せたことを覚えていたのか僅かに首を下げ彼女の胸元を額でぐいぐい押し、その仕草はまるで早く乗って遊びに行こう、と催促するようで)ははは、その子も君が好きなようだ。実はね、まだ名前も決まっていなんだ、その子。

  • No.203 by 東野 朱莉  2020-08-03 17:24:14 

…え!良いのですか!?(予想外な思わぬ発言に驚くと同時に嬉しくなり、口許を思わず両手で隠し。性別が分からないため『元就さん!この子の性別を聞いてから名前は決めようと思うので、性別を教えてください!』優しくカラダの毛並み触りつつ性別訊ねていると元気よく胸元を額で押され、その仕草に思わず嬉笑いが溢れよしよし、と額に触れては頬をひたいへとくっつけ)あなたの毛並みはいつ見ても美しいわね。私もあなたが大好きよ、今日からよろしくね相棒さん!

  • No.204 by 毛利元就(無双)  2020-08-06 18:34:36 

そうだね、性別が丸反対の名前を付けられてしまっては流石に可哀想だ。その子は牝馬で、私の相棒の待望の愛娘だよ。よく見ると目元なんかそっくりだろう?毛並みは母親譲りだけどね(からからと笑いながら双方の目元を指差し、じゃれ合うように触れあっている相手と一頭の相性は悪くなさそうだと安堵の表情浮かべ。その様子を見てなのか甘えた様に手へ鼻先を擦り付けてきた相棒に瞳を細め小さく名を呼び撫でやりながら)産まれたのは昨年だったのだけれど、牝馬だから戦に出す予定もなくて、名は付けていなかったんだ。その子は賢い子だから、君が名を教えれば直ぐに覚えるよ……はいはい、もう少し待ってくれないかな。お前の愛娘に、彼女が名前を付けてくれるそうだよ、望月。

  • No.205 by 東野 朱莉  2020-08-06 22:52:27 

あなたはお母様似の美人さんだね。雪のように真っ白な美しい毛並みで、お母様が望月だから雪と望月の月をとって雪月(せつげつ)はどうかな?考えてみたけど雪月は女の子らしくないから違う名前考えるね。(性別と母親の名前を知ると彼女なりに名前を考え、真っ白な美しい毛並みの彼女へと伝え。命名するも牝馬には不釣り合いな名だと落ち込み、優しく身体を撫でながら新たに名前を考え始め。牝馬だから戦に行けずとも雄に負けずに生きていけると励ますように頭を優しく撫で)女でもね、男性に負けず強く生きていけるよ!私に出会ってくれてありがとう。

  • No.206 by 毛利元就(無双)  2020-08-09 08:16:11 

私は雪月も良い名だと思うけれど……ほら、雪月風花という言葉があるだろう。雪月風花は四季折々の美しい風景を現す言葉なんだ。冬の雪、秋の月、夏の風、春の花という意味合いも持っている。君とその子が四季をずっと共に過ごせるように、という願いを掛けて、私からはぜひ雪月を推したいな。流石に雪月風花というのは長いからねぇ。あぁ、でも決めるのは君だから……うーん、悩んでいるのなら後で決めるというのも一つの手だよ。名は一生のモノだからね。今日共に過ごしてみて、この子の事をよく知ってから付けるというのもありだと思うよ(すっかり悩み始めてしまった彼女の側へ相棒と共に歩み寄れば、最初に紡がれた名も充分に良く考えられた名だと言葉にし、大人しく名付けの時を待つ彼女の相棒の頭へ同じ様に手を置けば)そうだね、歴史においても男性より勇敢な女性はたくさんいるからね。巴御前や静御前なんかが最もたるところかな。

  • No.207 by 東野 朱莉  2020-08-11 23:22:36 

元就さん、ありがとうございます。一日たくさん触れ合って最終的に名前を決めようと思います。(歩み寄る彼を見詰めながら御礼告げ、名前については優しく毛並みを撫でながら今も考え続け。母馬の方を見詰めると彼との深い信頼関係に羨ましさが生まれて交互に見つめて)望月と元就さんはやはり長い付き合いですか?お互いにとても信頼しあっているので羨ましいなと。

  • No.208 by 毛利元就(無双)  2020-08-13 01:02:04 

望月には家臣の隙をみて、こっそり町に出かける時に良く世話になっているんだ。かれこれ5年も私に付き合わせてしまっているね…ふふっ…一度、みんなに黙って一週間程遠出した事があってね。流石にその時は怒られたなぁ。望月と一緒に三日間馬屋で過ごす羽目になったよ。それからかな、何となく望月との距離が近くなったのは(ね?と傍らの相棒に同意を求めるように語りかければその言葉が通じたのか単なる偶然なのか脚を踏み鳴らし一鳴き声をあげると早く乗れとばかりに身を低くし促す視線に頷き返し、隣を見れば彼女の相棒も同じ様に期待感に瞳を輝かせ身を低くしており)おやおや、そちらもやる気満々なようだね。あまり待たせてしまっては可哀想だ。そろそろ出発しようか。

  • No.209 by 東野 朱莉  2020-08-15 10:06:26 

一週間遠出はまた思いきりましたね。さすが元就さんです!(経緯を聞いてまず驚いたのは誰にも言わずに一週間も遠出をした事で。そのおかげもあり望月との仲が深まったと考えてはほっこりとする優しいエピソードに対して笑顔になり。早くと言わんばかりに出発したがる母娘を見て相棒の身体を一撫でしては頷いて)そうですね。この子とのお出掛けとても楽しみです!

  • No.210 by 毛利元就(無双)  2020-08-17 02:57:51 

(表情柔らかに馬に触れながら紡がれる楽しみだという彼女の言葉に同意をするように小さく頷き返しながら、戦や荒事以外で相棒に乗るのは幾日ぶりで、最後に出掛けたのは何時で何処まで駆けたのだったか等とつい思考は脇道にずれていき、思い出す様に顎に手を掛け思考の深みに嵌まりかけるも焦れた相棒に鼻先で肩を突かれると慌てて彼女の方へ視線向け。向けた視線の先、視界に映ったのは綺麗に着飾れた浴衣姿の相手で)あー、もしかしたら今日は跨がらない方が良いかもしれないね……その、多分、あられもない事になりそうだから。急いで袴を取りに行かせようか?それとも技術面での難度がやや高くなって仕舞うけれど横向きに乗って行くかい?その場合は君の名無しちゃんの手綱は私が取ることになるけど…どうしたい?

  • No.211 by 東野 朱莉  2020-08-19 16:49:18 

私の技術では横向きは難しいので、袴をお借りできればと。出発がその分遅くなってしまいますよね……ごめんなさい。(初めてだったこともあり、馬に乗ったあの時技術面に関してまだまだだと痛感し。優しい馬で信頼しているが経験無しの二回目では難易度が高いだけで危ないと感じ、袴を借りる方を迷わず選択して)せっかく綺麗な浴衣を着付けてもらったのですが、この姿では乗れませんからね。仕方ないです。

  • No.212 by 東野 朱莉  2020-08-27 21:45:11 

>1にて三日以上空きそうな時は連絡すると、元就さん自身言っていた。今までこんなに貴方から空白な期間はなかったのでちょっと驚いているわ。
もう続けられないのなら一言でも言って欲しかった。元就さん、"無言打ちきりは苦手なんだ"と言っていたから余計に悲しくて。


何か事情があって投稿できないのか理由はわからないけど、私は一年でも二年でも……ずっと待っているから。

  • No.213 by 東野 朱莉  2020-11-06 02:46:42 






元就さんにはもう会えない……頭ではわかっているのに、思い出の場所へと来てしまう。




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