毛利元就(無双) 2020-05-17 06:21:23 |
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(触れられた肩にそちらの方へ顔を向けるも、振り返った先には美しく着飾った見知らぬ花魁。最初は信じられず険しい表情で彼女を見やるも、目の前の花魁の口から紡がれた言葉と、大切に握り締められている刀が先程の村で見た物と相違ない事を確認すれば、彼女が探していた女性であるのを確信し。まじまじと相手の頭の先から爪先まで観察すると)驚いた…随分と見違えたね。まさか、あの時の君だとは思わなかった。任務というより、私が個人的に君と話したくてね。…おや?(人混みの奥、何やら騒がしく人を探している風の男らを捉え。彼らは道行く者らに「刀を持った女を見なかったか?」と聞いて回っており。彼女の花魁姿、裸足の足、とある遊郭の半纏を来て人探しをする男たち。彼女が遊郭から逃げてきたという事が予想される。これはさっさとこの場を後にすべきだと判断するも、彼女が裸足であることを思い出し。まさかそのまま走らせることは憚られる。彼女に背を向け、片膝を付いて屈みこめば)さて、色々と聞きたいこともあるのだけれど…ここは早々に退散した方がいいね。そのままでは、走れないだろう?馬を持ってくれば良かったのだが…すまないけど、黙って背負われて。文句なら後で聞こう。
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