マフィアなわんこの非日常的日常！【創作なり／一対一募集】

「はあ？んなもん自分の元部下でも誘えば…」
（家でも、という言葉に片眉を上げ、何か物言いたげに眇めた目を相手に送るもその部分には沈黙を守り。だが続いた誘いにまた表情を不機嫌そうなそれに戻し、これ以上引き込むなとばかりに断る文句を返しつつ視線を書類へ落として。しかし、先程見た相手の頼りない表情と、自らの状態に困惑しきった上司の様子が頭に浮かんでその文句も途中で途切れ、何か考え込むように暫し唇を結び。…ああ、駄目だ。投げ出せない。面倒事に巻き込まれるのは嫌いなのに、内輪に頼られる事に、求められる事にどうにも弱い己の性分に呆れて自身の額を押さえ。そこから五秒程度かけた深い深い溜息の後、額にある手を離して相手をびっと不躾に指差し）

「……アンタの奢りなら行ってもいい。それと先に言っとくが、相談と愚痴聞く以外はしねぇぞ」
（噛み締めた歯を見せるように顔を向け、開いた口から苛立ちとも自棄っぱちともつかない色の低い声で条件付きの了承を告げ。その後返事も聞く前に手も視線もふいと外し、荒々しい早足で相手から離れれば、先に事務用の大部屋へと入って己に割り当てられた席へと向かい）



（／ビティス的にも至福の一時かと。お互いの匂いが混ざるまですりすりするつもりなのでお覚悟を(笑)ええ…それで、「何だ、俺の好きなもん覚えてたのか」ってちょっと頬弛めちゃうの見たいですね…おや、わざわざ妹ちゃんにまで…それならあっという間に気に入られそうですね(笑)要所要所、その二人で見たいシーンだけにはなると思いますが…ふふ、お待ちしております(笑)ええ、ちゃんと制裁を飛ばした（物理）ので、未遂ですね(笑)大丈夫ですよ、テッドは頼られる事自体は嫌いじゃありませんから。ただまあ、ちょっと面倒事の気配を察知して不機嫌になってるだけで…(笑)）

あぁ、別に良いよ。でも高い酒は頼むなよ？(テッドからの自分への指差しと共に低い声で告げられたこちらの奢りなら、相談と愚痴以外なら付き合うという言葉に誰かと居れる事への嬉しさから目を細め、テッドの出した条件に頷き返しつつも何処かホッとしたような声色で笑みを浮かべながら冗談を告げ。勿論高い酒は一杯二杯程度なら許容しようとは考えており、あわよくばテッドとホテルへ…なんて思考も無くはなかったが、流石に断られるだろうなぁとも考えつつ、今はとりあえず己の現在割り当てられた仕事をこなすため、自分に割り当てられた机に向かい)

(/ふふ、その流れで暗転する可能性もありますね、間違いなく(笑)良いですね……恋人にだけ見せる少しだけだらしない笑顔とかをお互いコッソリ保存してて欲しいですし、任務中にそれ見て元気チャージしてほしいです(笑)多分最初の愚痴から身の上話になって、それでテッドさんの妹さんの存在知って……って感じかと。常識枠の子も前組織に引き込まれる前までは弟妹が居ましたからね(笑)それで十分ですとも！かなりしっかりした子なので(それでもノアのことがリーダーだと思ってるしノア奪還作戦に割と乗り気だった)リアム程の衝撃は起こらないかと(笑)ですね(笑)まぁ、ある種面倒事に違いはないかもですね……2人のすれ違いの原因はビティス君がエロチックなノア思い出してるだけなので(笑)後は自宅でのすれ違いですかね……？)

（相手を避け始めてから二週間。未だ相手のあの姿を思い出してそわそわとする事はあれど、前ほど頬に熱が集まる事も、照れに似た感情が湧く事も無くなり、少しずつ落ち着きを取り戻し。しかし、そうなってからは何気無い相手の行動を目で追い掛ける事が増え、誰かと話しているのを見ればじりじりと胸の奥が焼けるような感覚を覚えて。その感覚に苛立つと同時に、それを相手に気取られる事が何やら恐くて、結局は相手から距離を取ってしまい。そうして今日も相手に会わないよう先に職場を出て家へ帰り、何をするでも無く自室のベッドへと潜り込めばぎゅっと身体を丸め）

……何なんだよ、もう
（以前は持った事も無かった感情に振り回される事が腹立たしく、そして妙に悔しくて。…今こうしている間も、相手は誰かと居るのだろうか。話をして、笑っているのだろうか。相手を避けたのは自分であるのに、ふと過る考えに心臓が握り潰されたように痛み、感じた息苦しさに眉が寄り。堪らず呟いた小さな悪態が染み込むシーツを掴み、そこに強く強く力を籠めながら細く息を吐き。そのまま暫くの間沈黙していたものの、次第に感じ始めた喉の渇きに、何か飲もうとベッドから起き上がって自室のドアを開け）



（／初暗転の後のお話であれば、あり得ますねぇ(笑)いいですね。酔っ払って柔らかくなった笑顔とか保存していてほしいですし、それを本人にすら隠していてほしいです(笑)ふむふむ…ちなみに常識人さんの弟妹はご健在なんです？(笑)なら良いのですが…ところで、常識人さんの歳はどのくらいです？(笑)ええ…あと、焼きもちやら独占欲やらでもやもやしてるのもありますね(笑)ですねぇ。とりあえず、ちょっとだけ時間飛ばさせて頂きました(笑)）

はぁ…流石に今日は疲れたな…(相手に避けられ半月程経過した頃、相手が先に帰ってしまうのは相変わらずなままで一人寂しく帰宅の途について。ここ数日は仕事終わりに誰かと飲みに出て、それから帰るのがもうデフォルトになりつつあったのだが、今日は生憎と声をかけた全員が予定があり飲みに行ける相手も居ないのであれば1人で外で飲む、という気力は湧かず今日の就業時間ギリギリまで1人で鍛練に勤しんでから帰宅しており。鍛練の理由はただ相手の為。大切な相手の事を少しでも護りたいから、ただそれだけ。帰り道に疲れからポツリと呟きつつ相手が既に帰ってるであろう家まで特に寄り道すること無く帰り、そのままドアを開け中に入り、避けられているものの普段から染み付いている帰宅の挨拶を告げながら、そう言えば着替えるのも面倒でそのまま帰ってきたんだったな、なんて思えば特になにか考える暇もなく相手にシャワーを使うと宣言しつつ相手に着替えを持ってきて欲しいと告げつつ風呂場へ向かい、荷物を脱衣場に置きっぱなしにしながらそのまま着ていた汗の染みた衣服を脱いで洗濯機へ放り入れ、風呂場へと入りそのままシャワーを浴び始め)

ただいま、ビティス…帰って早々でわりぃ。すぐシャワーを浴びるから、ビティスが良かったら俺が入ってる間に着替えを持ってきてくれるか？

(/ですよね(笑)ですです！それで恋人に見られて指摘されても逆に開き直って「最近のやる気の源だから」と言って欲しいです(笑)えぇ、表社会にて学生として健在ですよ！常識枠の子は「お前が入らないならお前の弟妹を引き入れるだけ」と前組織上層部(いつもの強引引き込みをする)に脅される形で裏社会に入って以降裏社会に暮らす自分に負い目を感じていてずっと会えてないんですが(苦笑)ノア隊の中でもリアムに次ぐ古参ですし、引き込まれた年齢を考えれば……今は22ですね。テッドさんよりは年下になります。まぁ、それでもノア隊の中では実は(ノアを除いて)同率の最高齢なのですが(笑)ふふ、それが素直に早く伝えれたら良いんですが……本人に伝えづらいのでしょうね(笑)了解です！ノアがサラリとお願いしてますがモヤモヤ中のビティス君にとってはノアの部屋は当然ノアの匂いがするでしょうからノアのことを当然思い出せそうですし、脱衣場の洗濯機にはノアの汗の染みた衣服が入ってて同じく、更に風呂場ではノアがシャワーを浴びており行為に入る前の身体を清める行動に(無理矢理感満載ながらも)連想可能というコンボ用意してみましたがどうでしょうか……？(笑))

……ん、解った
（丁度部屋を出た瞬間帰宅した相手と鉢合わせ、先程までの思考の気まずさにか目を伏せて逸らし。挨拶にこそ返事はしなかったが、己に対する問いを無視する事は出来ず、浅い頷きと共に了承を返して。相手が風呂場へ向かったのを確認してから、自身も足を踏み出し。…今日は、誰かの匂いも、お酒の匂いも、しなかったな。相手の部屋に入る直前、顔を合わせた際に感じた嗅覚への微かな刺激に、自分でも知らぬ内に表情へ安堵の色を滲ませ。そうして鼻先に意識が集まっていたのと、安堵に気が緩んだ所為か、部屋に踏み入れた途端吸い込んだ相手の匂いを過剰な程に受け取り。それにびくりと身を疎ませ、弾かれたように顔を上げたまま数秒程硬直し。だが、直ぐ様我に返って頭を大きく横に振って身の強張りを解くと、箪笥やクローゼットに近付いて相手の着替えを取り、早足気味に部屋を出て。それから脱衣場へ向かい、着替え用の籠に持ってきた物を入れて相手に一声掛けようと風呂場の方に視線をやり。瞬間、目に映ったのは当然磨りガラスのドア越しに見える相手の姿。それから、鼻先へ部屋に入った時よりも濃く漂った相手の匂いを捉え。汗混じりのそれと、直でこそないが見てしまった相手の姿。頭が正しくその二つを認識した途端、どくり、と心臓が一つ大きく脈を打ち。次いで血が逆流していくような、腹が熱くなっていくような感覚が身を走り抜け、堪らずその場から逃げ出し）

…何が、何で…っ
（風呂場から大した距離も無い己の部屋へ駆け込み、大きな音と共にドアを閉めて、そのまま入り口を塞ぐように其処に寄り掛かり。未だ逸る鼓動と身体が火照るその感覚は、戦いで血や硝煙の香に酔い昂って、我を失いかける時のそれに似ていて。けれども、それが人に対して湧いた事は無く、その為に思考は余計に混乱して。やがて力無くずるずるとその場に座り込み、自らの頭を両手で抱えれば、未知の感情にいっそ怯えさえ感じさせる震え声で困惑を形にして）



（／ふふ、それで「やる気なら俺がいつでもくれてやるのに」って言いながらもにやついててほしいですね(笑)ならば良かったです。まあ、顔は合わせ辛いでしょうねぇ…テッドは元々裏に関わりのある親から生まれたので、守るのも兼ねて妹と二人暮らししてます(笑)なら、きっとテッドは常識人さんの事をたまに弟扱いしてからかうでしょうねぇ。「良い子だ」とか「頑張ったな」とかって(笑)何せ自分でも感情の正体をまだよく解ってないので…(笑)行為関連の事についてはちょっと知識不足なので、その辺はあまり反応しませんが…匂いとシルエットは効果抜群ですね。またパニック起こしてます(笑)）

…ビティス？(シャワーの音で相手がいつ来たのか、それは分からないのだが身体を洗い終えようとしたタイミングで突然バタリと大きな扉の閉める音が聞こえては思わずビクリと肩を揺らして。シャワーを止め汗や身体を洗った泡を流し終えた裸体でそのまま脱衣場に出てみれば着替え用の籠には相手が持ってきてくれた着替えがあるものの、相手の姿は既に見えずどうしたのかと不安に駆られつつもさすがに濡れたまま、裸体のままで相手に声をかけるつもりもなく身体をバスタオルで拭き、襟首がヨレて来てるが今のところまだ買い換える予定のない寝巻きへの着替えも済ませて廊下に出れば一度リビングに向かうも相手の姿はない。そうなれば向かう先は相手の部屋しかなく、そのまま相手の部屋に向かえば軽くノックをしつつ中に居るであろう相手に問い掛けをして。勿論相手への素直な心配も混じってはいるものの、その本心は相手と触れ合いたい。体調が悪いなら間近で看病してあげたい。恋心を伝えることはできずとも好きな相手の側にいたい、と思うのは恋する人間となった今では改めてわかる気持ちであり)

ビティス、大丈夫か…？どこか体調が悪いのか…？

(/いやはや素敵ですね…それで「いつもお前から愛情貰ってるから」とかベタですけど返したりとかも良いですよね(笑)ノア隊はメンツ全員が(以前の抗争で亡くなった臨時隊長除き)一般家庭出身ですから……常識枠の子も御多分に漏れず、も言うヤツですね。今はもう吹っ切れていてリーダー(ノア)の為に頑張る(テッドさんと付き合いだしたら当然、愛するテッドのためにも、が追加)って感じですから(笑)一応長男ですから多分弟扱いに中々慣れずに照れたりしそうですね(笑)あはは、そうなんですよね……一応両片想いにはなってる筈なんですけど……まだその気持ちに辿り着けてないですからね(笑)ごめんね、ビティス君……そしてパニックなビティス君に気付かぬままノア本人が来訪しちゃいました(笑))

（上昇していく頬の熱さを自覚して、自分の髪に癖が付く程頭を抱える手に力を籠め、動かずとも苦しさに荒れる呼吸を落ち着けようと意識を肺へ向けて。早く鎮まれ。早く、早く。灯りも点けない部屋の中、そう何度も願いながら身を更に縮こまらせ、固く瞼を閉じ。長く長く感じる静寂の中、不意にそれを破る硬い音が響き。然して大きくも無いそれの振動をドアに預けた背中に感じて、押し込まれたバネの如く驚きに身体を疎み上がらせ。それと同時に、ひっ、と吸い込み損ねた息が喉に引っ掛かって小さな音を鳴らし）

っ…だ、だい、じょうぶ…どこも、悪くない。わるくない、から…っ…ここ、開けない、で…
（届いた心配の声でさえ、今は心拍を上げる要因となり。はくはくと呼吸を噛み切るように唇を開閉させた後、ようやっと声が口を通り。そうやって何とか紡いだ問いへの答えは、己を浮かす熱と、それを抱えて相手と話す緊張に少しばかり舌っ足らずで、説得力など欠片一つとして存在しない弱々しさを持ち。…それでも。そう言わなければ。今の己の姿を隠さなければ。震えてしまったか細い懇願を形にして、相手からは窺える筈も無い赤い顔を伏せ、抱いた膝に額を押し当てて）

…お願い…今は、一人にして…っ…



（／ふふ…良いですね…そのままその日はお泊まりで愛情とやる気チャージ（意味深）して頂きたいです(笑)ううん…ノアさん元所属組織を懲らしめる理由がもう一つ増えましたね。振り切ってるだけまだ救われてはいますが…うちのテッドもいずれは愛するアンタの為に、とか出来るのを楽しみにしてます(笑)恐らくその照れ顔が見たいが為にからかいますね、テッド。なのでどうぞ遠慮無く仕返ししてやって下さいませ(笑)今最早自分の感情に怯えてますからね…でもまあ、あともう一息です(笑)おっとこれはピンチ。何とか避けねばなりませんねぇ(笑)）

っ…俺には、ビティスが大丈夫そうに聴こえないんだけどな…(扉の向こうから聴こえる弱々しい相手の声で大丈夫、との言葉。しかし流石にそうか、ならまた明日…で済ませれるような声でないことは流石に分かり、そんな相手の事を放っておけない。それは幼馴染みとして、擬似的な兄としてもそうだが、何より恋心を自覚してしまってる今、好きな人を放るなんて出来る筈もなくどうしたものか、とその場で立ち尽くしたまま一応相手の気持ちを尊重し、扉は開けぬまま思案を巡らせ)

…なら、ホットココア作っておくよ。覚えてるか？昔によくレオと一緒にビティスが飲んでた俺特製の甘いホットココアだ。俺は作ったら部屋に戻ってるから、冷めない内に飲みなよ？(少しの静寂の後に名案が思い浮かんだ表情をすれば、相手から見えぬ優しい微笑みを浮かべながら懐かしむような声色でそう話して。勿論寂しい気持ちで一杯だし、今すぐ扉を開けて相手の事を抱き締めたい。それでも、嫌われてしまえばそれでおしまい。それだけはどうしても嫌だからこその自分なりの最大限の提案は昔懐かしい味を思い出してほしい。もしかしたらそれが、相手とまた触れ合える切っ掛けになってくれば、と考えながらキッチンの方へと歩いていき、そのまま小さめの鍋でホットココアを作り始め。温めた牛乳にココアの粉を溶かす。その時にお砂糖を入れて甘めにするのは自分が甘いのが好きだからと言うのもあるが、何より相手が幼い頃にも作ってあげていた。勿論、その頃は火傷しないようやや温めにしていたのだが。完成した甘めのココアを相手のマグカップに注いで、マグカップをテーブルの上におき再び相手の部屋の前に向かえば自分で言ったのに結局会えない事に寂しくなるものの、それを必死に隠そうといつもの声色をなんとか出しながら声かけをして自分の部屋へと戻り)

…テーブルのとこ、置いておくからな。それじゃ、その…俺は部屋に戻ってるから、何かあったら呼んでくれな？

(/ですね、やる気のチャージし過ぎで動けないなんてのあったらいけませんけどね(笑)まぁ、既に統合された今となっては懲らしめる手段として元上層部の面々をメチャクチャに理不尽な程コキ使い倒すんですよね？(笑)勿論会いたい気持ちとかもあるんですけど、色々親身になって相談にのったりしてくれたノアのことを敬愛してる、って感じですから(笑)まぁ、リアムはその敬愛が拗れた愛情になってしまってるのですが(笑)ふふ、楽しみですね！(笑)おやおや、では「弟扱いばっかしないでくれ。俺だって長男なんだから」とでも言わせてテッドさんのこと襲わせちゃいますかね？(笑)ふふ、ノアに懸かってそうですね(笑)やはり心配なノアですがひとまず回避成功ですね……あ、甘めのホットココアはビティス君と弟のレオが小さい頃によく2人に作ってあげたやつですね！この頃から甘いもの大好きなノアなのです(笑))

（見ないで、来ないで。相手に告げた後はもうそう願うほかは無く、膝を巻き込んで掴む自らの腕に爪が立つ程力を籠め。互いに口を閉ざした少しの静寂の後、再び届いたその音は柔らかな色を帯びていて、その所為か今度はすんなりと頭に言葉が入るが、それでも吐き出せたのは返事に成り損ねた細い息のみで。ややあって、もう一度聞こえた己を気遣う声が消えたのを見計らって顔を上げ。続いて抱え込んでいた脚を伸ばし立ち上がれば、音を立てぬようそっとドアを開けて様子を窺い。それから一分程度の間を経て漸く部屋の外へ出て廊下を歩み、リビングを恐る恐る覗いて）

…………居ない
（ドア越しの言葉通り其処に相手が居なかった事にか、それとも漂ってくる甘い香りにか、切れそうな程に張っていた感情の糸は弛んでいき、同時に力んでいた肩も下がり。安心にぽつり独り言を呟いた後ゆっくりと室内へ踏み入れ、マグカップの置かれたテーブルの前に座り、まだ湯気の上がるそれを両手で包むようにして触れ。次いで持ち上げたその中身をほんの少し口に含めば、昔飲んだものと同じ甘さが広がって。ずっと幼い頃、何度も作ってもらったその懐かしい匂い、懐かしい味にすっかりと身体の熱は落ち、代わりに蘇る思い出と温かな感情が己を満たし。…昔、よくこれをねだった事を覚えている。それは勿論、味が好みだったのもある。けれど、それ以上に。この甘さが混ざった相手の匂いに包まれ、甘やかされ、触れ合う事が何より好きだったからで。そうしてココアを口に注ぐ度浮かぶ幼い頃の記憶と、ここ最近の現状の差にふと言い様の無い物悲しさを感じて、胸の奥が微かに痛み。ノア兄に、触れたい。話がしたい。…でも。涌き上がる想いに曇った表情で、飲みきったカップの底をじっと見詰めて巡る葛藤に溺れ）

あ…そろそろ、寝ないと
（暫くの沈黙の後、ふっと見上げた時計は深夜を示しており。そこで漸く思考は途切れ、そしてそれを期に立ち上がってマグカップの片付けを済ませ、就寝の準備を簡単に行ってから自室へと戻り。…明日、ココアのお礼を言おう。ちゃんと向き合おう。広く冷えたベッドの上、そんな決意が満ちた頭を枕に預け、瞼をゆるりと閉じて眠りに意識を任せ）



（／そこはまあ…テッドがちゃんと制御してくれる事を願いましょう(笑)そりゃあ勿論、ぼろぼろになるまで使い倒しますとも。更に、組織の人間に歯向かったり怒鳴ったりしてきたら蝶部隊が監視しに来ます(笑)常識人さんが本当に、何というか…真っ当な人のようで…多少引け目を感じてしまいそうですね、テッド(笑)まあリアム君は…その内ビティスがどうにかするので…(笑)はい(笑)ふふ、良いですね。では、襲われて最初は「実際年下だろ？」とかテッドに笑っててもらって、その余裕を常識人さんにどんどん剥ぎ取ってもらいましょう(笑)ええ…頼みましたよ、ノアさん(笑)いやあ、ホントご心配おかけします…ふふ、何年経っても好きなものは変わりませんよね。ビティスも勿論、ノアさんが作ってくれたものが好きなようです(笑)さて、ビティスの想い出なぞを長々綴ってしまいましたが…そろそろ家出イベントですね！）

(あれから結局相手が自分の元に来ること無く迎えた翌朝。昨晩は相手が来てくれることを願って少し待っていたため少し寝ぼけ眼で起床してはひとまず簡易的に着替えを済ませ、アクビを噛み締めながら出掛ける準備を整え始め。まだシャツのボタンを完全に留めること無く上2,3個が留まってなく胸元が緩まってるままリビングへ向かい。リビングへ向かう途中、相手がココアを飲んでくれたのか、心配にはなっていたものの、リビングにつくとテーブルの上にあったマグカップは無くなっており、飲んでくれたのだと安心して頬を緩ませてはその気の緩みからボタンを留めるという動作が完全に頭の中から消えてしまいそのまま朝食はシリアルにしようかと棚を見ていて)

(/ふふ、ですね！翌日がお休みなら遠慮はないでしょうが(笑)ですよね！後はノア隊に対して未だに折角裏の人間として見初めてやったのに、という思考があるのも居る(特に元組織のボスや戦力拡大(人攫い)担当)のでそれ見てしまったらお好きにどうぞ(笑)まぁ、何だかんだ真っ当になったのもノアが面倒見てたからなんですよね、リアムだけは歪みこそしましたけど……多分ノア隊に居なかったら基本的にノア隊のみんなは裏社会に対して反抗的になるかと(笑)頼りにしております(笑)いやはやテッドさん素敵ですねぇ…「言っただろ？長男なんだって…俺も男なんだから」とでも言わせてテッドさんの余裕剥ぎ取って行きますか(笑)まぁ、寂しがりなノアですからどうなることやら……ノアなりには頑張らせますけどもね(笑)ですです。ふふ、それはとても良かったです(笑)ですね！一応ビティス君の反応が気になったので翌朝の描写回してますが……ホント、ノアは誘ってるようにしか見えないですね。無意識無自覚誘惑はホント危険しかない……あ、もし場面を変えるのであれば、主様のご自由にしていただいて構いませんよ！(笑))

（精神が弛んだ為か、最近浅かった眠りも随分と深まり、すっきりとした気分で目を覚まし。しかしやはり相手よりも早くに起きてしまい、一先ず先に身支度を済ませてからリビングへと音の無い慎重な足取りで向かい。室内に入る手前で足を止め、そっと中を覗き込めば丁度余所を見る相手の姿があり。視界にその姿を捉えた途端、一気に走った緊張に心拍が上がり始め。それでも、と汗を握る手にぐっと力を籠めて息を吸い込み、一歩リビング内に進んで）

…ノア、兄ちゃん。あの…さ、えっと…
（久し振りに自分から掛けた声は随分と震えていて、告げようと準備していた台詞も頭から何処かに飛んで、暫し迷うように言葉を濁らせ。更に、彼方此方さ迷う視線が相手の開いた首元に気付いた一瞬、感じた衝動に一度唾を飲み込んでから慌てた動作で口を片手で押さえ。それから数秒、どくどくと煩く鳴り響く鼓動の中、ようやっと言いたい事を思い出して徐に唇を開き）

……ココア、ありがと。…美味しかった
（視線も逸れたまま、口も覆ったままでくぐもったその台詞を何とか絞り出し。たったこれだけ、以前なら何でも無く言えた筈のそれらを口にした後は、緊張と衝動の為にもうその場に居る事すら堪えきれず。相手の反応も見ない内にくるりと踵を返し、その勢いで朝食も摂らないままリビングを出て早足で玄関まで通り抜けていき）



（相手に礼を告げてからまた何日か過ぎたとある日。今日は己だけが休みの為、自室にて語学の勉強をしていて。あの日、礼を告げた時の緊張の反動と、感じてしまう熱を恐れて結局それ以降も避けるような態度を取り。傍目に見ても解り易いのか部下達にも彼是と心配され、時折その厚意に甘えて相談事を持ちかけるが、彼等からは、それは本人に言えと理由も曖昧な助言をされるのみで）

……まだ、かな
（物思いに耽ったり相手の事に思考を大半取られたりしている内、勉強も進まないままに時間は刻々と過ぎていき。顔を合わせる事さえ苦手になってしまったが、相手の所在が窺えない、というのも落ち着かず、そわそわと携帯を手にしては時刻を確認し。その遅さに不安げな独り言を溢して、そっと立ち上がってはドアを開いて廊下から玄関を覗き。…いつもなら、そろそろ。電話一つも躊躇う程に避けている癖に、相手に早く帰って来てほしい。そんな矛盾する想いが渦巻く胸に片手を当てつつ、僅かに期待の宿る顔付きで玄関先まで歩んでいき）



（／それ、翌日ベッドに寝転んだままのテッドに「盛りすぎだ」って文句言われますね(笑)おやおや、ではその方達にはビティスから直々に制裁（スリ的な意味で）させてもらいましょうかね(笑)その辺りはノアさんに感謝ですね…リアム君はアレとしても(笑)はい(笑)ふふ、常識人さんも中々…多分事が進むにつれて「ちょ、待った…！」とかって焦ってくるので、どうぞそのまま好きにしちゃって下さい(笑)そこは頑張って下さいませ(笑)それでもビティスは頑張りました！ちょっとぷるぷるしてはいますが…では、さくっと場面転換させて頂きます(笑)）

(相手からのココアの礼を聞けた日から数日。お礼の言葉を聞けたかと思えばすぐ出掛けてしまった相手に結局今日まで避けられていて、改善されておらず寂しさが募るばかりで。しかしながら今日は相手が仕事オフの日。自分の仕事をキチンとこなしてはいつも通りに帰宅…しようとしたものの、その道中で偶然に以前知り合ってそのまま会わなくなってた女性と出会い。寂しさも相まって彼女とカフェでお茶をして談笑していればどうやら付き合いしてる男性と結婚すると言うので素直な賛辞を述べ。そして自分にも好きな人がいるが中々話せない、と相談を持ちかければ何かしらのプレゼントで話題を作ってみるのはどうかと言われて、成る程と納得し。その場は特に何もなく彼女と別れ、少し歩けば丁度アクセサリーショップを見付け、これは丁度良いと店にてあるものを購入し。いつもより寄り道しすぎて遅くなってしまったがこれで話題作り…いや、自分の気持ちを伝える機会になればいい。もしも断られても幼馴染みとしてお揃いにしたいとすれば良い。そこまである程度腹を決めてはそのまま相手の待つ部屋へと歩みを進め、玄関ドアを解錠し家の中へと入りながら声をかけ)

ただいま、ビティス。連絡し忘れてすまなかった

(/ふふ、文句言われて平謝りしつつもお休みなのだからと、一緒に居続けるでしょうね(笑)ですね！しかも自分たちは脅されてる(今まで自分達がノア隊にしてきた事は棚にあげてる)のだからと何とか立場を取り戻そうと悪いことしようとしてますのでキチンと制裁必須です(笑)ですね、リアムは常識枠の子らと同じようにノアが接してた筈なんですけどねぇ……(笑)ふふ、では遠慮なく「テッドが俺の事、弟扱いすんのがいけないんだから大人しくしててくれ」とでも言わせて好きにさせますかね！(笑)まぁ、ちゃんと本人は触れ合いたい話したい意欲はあるので……(笑)ビティス君大変良く出来ましたの花丸スタンプあげたいです！(笑)場面転換、ありがとうございます！そしてどんな感じにするか迷いましたがこんな感じにさせていただきました！ノアの購入したアクセサリーは告白時に分かるかと思われます(笑))

…お、おかえ…っ…
（ドアの前、靴を履かずにいられる境の縁まで寄った所で、響いた解錠音に表情が仄かに嬉しさに色付き。期待の通り現れた姿にやや下向いていた顔を上げ、相手の声に緊張に震える返事を変えそうとして、吸い込んだ匂いにそれを止め。恐らく紅茶か、珈琲か。そんな香ばしさを捉えた次には、菓子とも違う、何処か人工的な甘ったるさを持つ匂いが鼻を突いて。それが香水なのかシャンプーなのかまでは判別出来なかったが、ともあれ知らない女性の残り香である事だけは認識し。そこまで理解して、相手が帰宅前に何をしていたのか予想を付けた瞬間、刃物で抉られたのではないかと錯覚する程の痛みが胸を貫いて一瞬呼吸が止まり。それから広がっていく感情に溺れるような苦しさを覚えて唇を強く結び、眉が寄って歪んだ表情を隠そうと顔を伏せ。その口と鼻周りを片手の平で覆いながら、足も無意識に一歩後ずさって相手から距離を取り始め）



（／ふふ、謝ってキスでもされれば「仕方無ぇな」って許しちゃうかと(笑)おやまあ…ならば二度とおいたが出来ないように制裁と脅しを徹底しなければいけませんね(笑)リアム君は…もしや他に目を向けられる友人や兄弟が居なかったのでは…？(笑)ええ、「もう勘弁、俺が悪かった」と言わせるまで存分にどうぞお楽しみ下さい(笑)…まあ、何とかなるでしょう！(笑)おや嬉しい。ではほっぺにペタッとスタンプ付けちゃって下さい(笑)いえいえ。アクセサリー楽しみですねぇ…ビティスは大爆発寸前ですが(笑)）

ビティス…？(ちょうど玄関に入れば相手の姿が確認できた事への安堵からか、相手が匂いに敏感であることを一瞬思い出せず、相手が顔を伏せ距離を取ろうとしてる様子が何故そんな下がろうとするんだと考えてしまい、思わず相手との距離を詰めようと靴を脱ぎながら一歩歩み寄り。しかし、すぐに冷静になり立ち止まれば「あ、もしかして匂いついてたか？」と自分でも一応嗅いではみる。ただ今日出会ったあの女性とは出会った時に女性の方が肩を叩いてくれた位で、特に密接に接触をしたわけではないからこそ余計に分からない。どうしたものかと頭を悩ませれば、あの女性の助言を思い出してはこれでビティスとの会話が続くだろう、という勝手な思い込みにより嬉しげな表情と声色で相手に声をかけて)

そうだ。ビティス、俺…ビティスにどうしても伝えたい事があるんだ

(/ふふ、恋人には甘めですね、テッドさん(笑)ですです、宜しくお願いいたしますね？(笑)ですです。一人っ子ですし、友人も多くなく1人で居ることが多かったので……まぁ、それで(元組織上層部に)目をつけられた訳でもあるのですが(笑)了解です(笑)なると良いですね(笑)えぇ、勿論(笑)ビティス君が爆発しそうなのに(無意識無自覚に)踏み抜こうとするノアは本当に……女性の匂いつけて伝えたい事とかもう今のビティス君からしたら、ですよね……？(苦笑))

…っ、や……
（以前よりも増した胸の痛みや苛立ちを少しでも和らげんとそこを服越しに押さえ、相手にも都合や理由がある、といつものように自分に言い聞かせ。そうして上げた視界に映った相手の表情と、言葉を紡ぐ口の動き。前ならば安心感を覚えたそれらに恐れを感じ、頬を強張らせて目を見開き。ふる、と首を一度小さく横に振ってその言葉の先を拒み、それでも予想を続けてしまう頭に掠れた弱い声が洩れ）

う、あ…っ、やあぁあああっ！！
（嫌だ、聞きたくない。聞けば、きっとノア兄が居なくなる。ずっと一緒に居る約束なのに。恐怖なのか、怒りなのか、執着なのか。自分でも解らぬ強く大きな感情が全身を巡り、思考までも侵して満たしたその次の瞬間には、それが喉を通って叫びとして溢れ出して。それと殆ど同時に、腕を伸ばせば触れる距離にある相手の身を両手で力一杯押し退け、空けた隙間から玄関の方へ抜けて。この場に居たら、続きを聞いてしまう。その恐れに突き動かされるままドアに手を掛け、開いた其処から外へと走り出して）



（／ええ、惚れた弱みというヤツです。只でさえ何だかんだと身内を甘やかしがちですし(笑)んふふ、何をすれば懲りるでしょうねぇ…(笑)あー…やっぱり…ならば（ビティスが）頑張ってお友達にならなければ(笑)あ、何なら痕も存分に付けちゃって下さいね(笑)何とかなると願うしかないです(笑)そりゃあ…恋人の話と別居話かなって思うでしょうね。最近の自分の態度は自覚してたので尚更…案の定大爆発です(苦笑)）

え…っ、ビティス！？待てって！(相手の拒むような仕草に思わず戸惑いの声が漏れ出てしまえば、叫びながら相手の押し退けられ。不意打ち気味なその相手の行動に完全に対応が出来ず、尻餅をついてしまい。しかし、すぐ相手の方を見れば逃げ出している相手の名を呼び止まって欲しいと叫ぶも、その呼び掛けに相手が応える事はなく、そのままマンション入口へと消えてしまう相手をただ見送ることしか出来ず。その場でただへたりこんだままどうすれば良いんだと頭を悩ませるも、その答えは一切出てこないままにゆっくりと立ち上がれば一度部屋の中へ入り。そのまま自分の部屋へと向かい、着ていた服を着替えて脱いだ服は洗濯機へ持っていき洗濯機に突っ込んで。しかし、相手が何処へ行ったのか、その見当がつかず探しに行くにも闇雲に探すしかなくなる。それでも探したい、探してもうどう転んでも良いからどうしても想いを伝え、プレゼントを渡したい。鍵類とスマホ、そしてプレゼントのアクセサリーの入った箱の入れてある袋だけを持って家を出発し、ひとまず駐車場へと向かい、相手を探すために車に乗り込み走らせ始め)

(/ふふ、そんな性格につけ込む、というと常識枠の子性格悪く聴こえますが、常識枠の子はそんなところも好きでキスしてるのかもですね(笑)もうお好きなように調理(大制裁)していただいて構いませんよ！最下層すぎて常に命の危機に瀕するような任務しか与えられないとかでも、良いわけですし(笑)まぁリアムと友達になれるまでが時間かかりそうなんですがね(笑)おや、良いのですかね？まぁ、痕つけるなら普段はキチンと服で隠せながらもちょっとはだけさせたら見える位置とかに付けるかと。それこそ、鎖骨辺りにですかね(笑)ですねぇ(笑)やはり大爆発してしまいますよね……ノアは当然理由知らないですから探しに行くわけですな……テッドさん、ノアが迎えに行くまで、ビティス君のことをお願い致します……！(笑))

「……犬っころ？」
（仕事も終わり、明日は休み。少し遅くに晩酌でもしようかと思い立つが、冷蔵庫のビールを切らしていた事を思い出し。ならばそれのついでに食材の買い出しもと、車に乗り込んで街中の店まで走り。少々多めに買い物をしたその帰り道、走らせている車から見慣れた姿が視界を掠めた気がしてブレーキを踏み。サイドも引いて止まった其処は公園の入り口傍、車止めの柵に座って俯くその姿は紛れも無く上司の姿で。…何してんだ。そんな意味を籠めて開けた窓から呼び掛け、それに反応して上がった視線と己の目が交わった瞬間、ぼろぼろと目尻から雫を零し始めたその顔に面食らい。少しばかり慌てて車を降り傍へと駆け寄れば、今度は声まで溢れ出した目の前の青年に数秒程狼狽え。だが直ぐ様己の名を呼ぶ滲んだ声に平静を取り戻し、一先ず眼前まで伸ばされた片手を自身の両手で掴んで、視線同士を確りと合わせながら、首を縦か横に振るだけで答えられる簡単な問答を幾つかやり取りし。その後、共に車へ乗って己の自宅であるマンションへ向かい）

「…少しは落ち着いたか？…おう、そうか。んじゃ、俺もちっと一服してくっからな」
（あるマンションの一室の、リビングに設置したソファーに座らせた青年にホットミルクの入ったカップを差し出し。自分の問いに小さく頷き、カップを受け取る様を見て、ふっと短く息を吐き出した後煙草とライターを片手にベランダへと歩み。此処と向こうを繋ぐ硝子張りの引き戸を隙間無く閉じ、取り出した煙草の一本を咥えて火を付けて。次いでそのまま紫煙を揺らしつつ、上着のポケットにある携帯を手にすると、相手の名の下に記録してある番号に電話を掛け）



（／いやもう、どんどんキスしててほしいですね。まあその内、「何でもキスで許されると思ってんじゃねぇぞ」とかって頬つねられる可能性もありますがね(笑)お、いいですね。では争いの際に囮になってもらいましょうかね(笑)まあ…でもいずれは何とかなるでしょうから…(笑)ふふ、何とも色っぽい位置ですねぇ。テッドは…案外首の後ろとか腕の内側とか、恋人でも見辛い位置にしれっと付けて言わなそうです(笑)それではテッドの方に引き取らせてもらいます。ちょっと遠くに買い物に来たばっかりにまた災難に遭ってますね、彼…(笑)）

ビティス、どこに…(相手を探しながら車を走らせてみているものの、近場や相手と回ったことのあるお店の近辺…心当たりのある地域は全て外れ。流石に車を道路脇に寄せて停めて路地の方を回ってみたりもしたものの、どこにも居ない相手を探し続けるうちに無意識に嫌な想像をしてしまうもので。それでも10年以上も、頑なに探し続けたのと比べれば屁でもない、と自分に言い聞かせつつ車を走らせ続けて心配な声色を漏らして。もう会えたら嫌われてもいいから抱き締めてあげたい。その想いを胸に抱いてたタイミングで携帯が着信を告げて。車を路肩に停めて電話に出れば、その主はテッド。話を聞けば家にいるから迎えに来いとのことで、住所や部屋番号を教えてもらえば、感謝の言葉を告げてから通話を切り、教えてもらった場所へと車を走らせて)

本当か！？…そこの○○号室だな、分かった。今から向かう！テッド、ありがとう。恩に着る！

(/頬ツネられちゃいますか！まぁ、それならそれで「俺とのキス、嫌いか？」みたいな事言ってそうですが(笑)もう是非どうぞどうぞ！反逆を考えれなくなってからも使い潰してください(笑)ですね、その時を待ちましょうか(笑)あー、中々いい位置つけますね！まぁ、見えるとこにも痕付けるビティス君&その痕を隠そうとしないノアというカップルがいるので少々見えても他の面々は気にしなさそうですがね(笑)某推理アニメの主人公ばりに何かしらに巻き込まれてますね(笑)ホントはもう1クッションおいてから迎えに行く描写でも良いかと思ったのですが早めにビティス君とノアにくっついてもらいたくてこんな感じにさせていただきました！(笑))

「…ああ。ただし、なるべく…」
（電話に出た相手に先ずは探し人を預かっている旨と住所を伝えたまでは良かったものの、通話口の声に些か感情的な色が混じっている事が気にかかり。その為、騒がずゆっくり来い、と忠告を最後に繋ぐ筈だったが、先に通話が切れた事でそれは叶わず。暫し画面を眉の寄った顰めっ面で睨み付け、だがその内に諦めの籠った溜息を吐き出して煙草の火を消し。それから戻ったリビングのソファーに変わらず座る、思い詰めた顔付きの青年に近寄っては一つ声を掛け）

「おい、もうすぐ迎えが来るぞ。……準備が出来たら、玄関まで来い」
（無愛想に伝えた言葉に反応して微かに身を縮こまらせ、何かを求めるように此方を見上げたその表情と数秒視線を交わし。己の名を形作ろうとする青年の口の動きを遮って更に重ねた言葉の、その含みをわざと気取らせんとして、準備という単語を強調し。…アンタの覚悟が決まるまでは、時間を稼ぐ。そう意を籠めた台詞を言い切った後、先に玄関へと向かい通路に出て。次いで己の部屋へ繋がるそのドアを確りと閉じ、その上から寄りかかって自身の重さで其処を塞ぎ、相手の姿を待ちつつ二本目の煙草に火を付け）



（／ふふ、そう訊かれたら溜息吐いて「嫌いだったらしてねぇよ」ってテッドからキスしにいきます(笑)おやおや、では遠慮無く(笑)和解、時期的にはプロポーズ前くらいまで長引きそうですが…(笑)んふふ、他人に指摘されて初めて解るような位置にしてみました。まあ…それもあって解り難い位置に付けようって思う所もあるでしょうね(笑)行く所全てで事件が…テッドは探偵向きじゃないだけに可哀想ですね(笑)あらまあ。でも、ビティスの心の準備が出来るまでもう少々お待ち下さいませ(笑)）

…ここ、か(早くビティスに会いたい、という焦燥感に駆られながら車を目的のマンションへ目掛けて走らせ始め数分、テッドの住むマンションの駐車場へ到着し。駐車スペースに車を停めて直ぐに出ようとするも、一瞬すぐに会って抱き締めて良いのか、怖がられて2度と触れ合えなくなるのでは、そんな不安感がもうすぐ会えるというタイミングで襲ってきてはそれにより一瞬車から出るのを躊躇い。しかしそれも結局ビティスに会いたい、ビティスと話がしたい、ビティスを抱き締めたい、相手への色んな気持ちの数々により身体は自然と車から出て、相手がいるテッドの部屋へ向かい。テッドの部屋のある階層まで上がってくれば、廊下にテッドの姿を確認しては、そこがテッドの部屋であり、相手のいる部屋だと認識してはテッドの方へと歩み寄りながら一応普段通りの表情ながらも焦りと心配が入り交じった声色で声をかけて)

テッド、ビティスの様子は…？

(/ふふ、結局それで甘えてしまいそうですね(笑)どうぞどうぞ(笑)ですね……まぁそれまでの辛抱と言うことで(笑)指摘されて顔赤くして隠してから二人きりの時に「なんでこんなとこに」って聞きそうですね……それは間違いなくありそうですね(笑)まぁ、その辺はテッドさん本当にごめんなさいと言うことで許してください、出会い(常識枠(男))用意しますから！(笑)はい、了解です。何とか取り繕おうとしてますが声は一切隠しきれてないというノアなので宜しくお願い致します(笑))