黒い礁湖/nl

（私も設定うろ覚えな上、あの長いロルもぶっちゃけ気合で書いていたので前より更に下手になっているかもです…;;/
な、っ、お、おいっ！やめろって！（手を掴まれてしまい抵抗する術がない← byジル）

(まぁ、やるにしても今日はもう、こんな時間ですし/
明日にでもボチボチ再開していけたらなぁ…なんてorz彡/
…おやすみ…ん…(柄にもなく自ら相手の顔との距離を縮めてから、そう囁いて口付けし byガヴ/)
それでは番外編のガヴさんからのサービスも出たことですし、本日はこの辺でﾉｼ/
おやすみなさいませーﾉ/)

(了解です。でも無理しないで下さいね？/
んな…！？お、おや、すみ…(ガヴのせいで一晩中寝れないジルであった←byジル/
素敵なサービスありがとうございますwご馳走様ですw/
おやすみなさい！)

(と言って、結局復興出来ないでいる主であるﾉｼ/)

（上げます）

(ガヴさーん)

(ほいほい…未だ復興出来ず申し訳ない…/)

（うーん…ガヴさんもお忙しいでしょうし、無理はなさらないで下さいね？/
一応居ると、たまに上げながら気長に待ってますね/
復興が無理そうだったらそう言ってください/）

…すぅー…はぁ…(昨晩の晩酌の所為もあってか流石に見慣れた情景となってしまった、お馴染みの同居人のだらしない寝相と寝顔を部屋の開いたドアの隙間から今回は特になんの気もない様な目つきで暫し眺めて、やはり女性の部屋とは思い難い整頓という言葉から逸脱した乱れ具合を保っている相手の部屋を何とかしようとは思わないものだろうかと考えつつ、胸ポケットからこれももう相応に馴染みきってしまっているパッケージのラッキーストライクの箱を取り出して、膝で叩くようにして1本だけ綺麗に出張らせると、箱を横にあったテーブルに置いて別のポケットから昼時の光を浴びて銀色の金属光沢を放つオイルライターを流れ作業のようにさっと点火させて煙草に着けて出した場所にしまい込み、先程の情景に関しての呆れ半分と慣れきってしまった自分への呆れ半分に息を大きく吸い込んで溜め息混じりに煙を吐き出し

(久しぶりでグダグダですが、一応載せておきますねー/)

…んんっ…ふあああ…（どんな夢を見ていたのかも思い出せないほど熟睡していたにも関わらず嗅ぎ慣れた焼けた匂いと苦味が交じったような少し表現しにくい匂いで目を覚まし、ベッドの上でグーッと伸びをしながら口元を隠しもせず豪快にあくびをすると寝起きでしおしおする目を擦りながらベッドから降りて顔を洗いにいこうと少し開いているドアを開けて気配を探るのは任務中だけであって家ではどうせ同居人しかいないし気配にそこまで敏感ではないのか目の前にいつも通り煙草を咥えている相手がいて少し驚き｢んだよ、いたのか…覗きは感心しねぇぞ？｣と挨拶もせず相手を横に押し避けて部屋を出た廊下の先にある手洗い場の洗面台へ向かいバシャバシャと顔を洗いながら部屋の前で待っていたくらいだから相当腹減っているんだろうなと思い、今日の朝ご飯というよりもう殆ど昼なのだが何にしようかと献立を考え始め

（グダグダとか言っている割にはしっかり書けてるじゃないですか、文才分けてください←/
それと、おかえりなさいませ！/）

…覗きじゃない…観察だ…(部屋については最早完全の余地が立たなくなってしまったのか、諦めきって部屋の汚さには全く触れなくなった相手に向かって覗きという言葉を浴びせられると、それは何か違うといったような意味で相手に上記を述べながら口内に溜まった煙を言葉と共に吐き出して、全然フォローになっていないフォローの言葉をセルフサービスで自分の言葉にかけながら相手に押しのけられると、相手がいなくなったのにここにいても仕方がないかと相手の部屋の扉の前から振り返るようにして離れると、自分の手元まで灰が来ていた煙草をまるで餌を与えたばかりの養豚場のように中心に向かって混み合っている灰皿の吸殻の上に、無理矢理擦りつける様にして排気しつつ新しい煙草を先程の動作と全く同じような動作を片手で行なって、吸殻の処理を終えると再びナフサの香りを漂わせて着火して歩きながら、天井の無機質な空調機に向かって当たり前のように煙を吐き出してぼんやりと煙草の先端から立ち上がる煙を眺め始め

(いえいえ、とんでもない!!…/
た、ヾ(〃ﾟωﾟ)ﾉﾀﾀﾞｨﾏ!!/)

んしっ、こんなもんだろ…(今日は自分が知らないだけかもしれないが同居人の数少ない大の苦手である箸を使わずとも食べられるケチャップチキンライスに甘さ控えめではあるがふわふわな卵焼きで包み込んだオムライスを作ろうと作り方などを考えて頭の中で整理しながらキッチンへ向かう途中、天井をボンヤリ眺めている相手が目に入り、一体どういう事を考えているんだろうなと思いながらも口には出さず「アンタさ、綺麗好きなくせになんで灰皿はいつもこうなんだよ…」と吸殻が溜まるに溜まっている灰皿を指差しながら自分も部屋は整頓されていないくせにこういう所は気になってしまうのか灰皿の中身をキチンと処理すると未だぼーっとしてう相手を背にオムライスの準備にとりかかり

(主様随分見ない間に可愛くなりましたね←/)

…シルヴィだけには言われたくないな…(灰皿について指摘されたことに関して言い返すように左記を述べて、｢…じゃぁ…なんでシルヴィは灰皿はいつも片付けるのに…部屋はいつもアレなんだ??…俺は…無駄足を運びたくないだけだ…｣と詰まるところ、自分の灰皿がいっぱいになっては片付けるという動作を一々灰皿の底が見えなくなる度にやっていたら、それだけで一日が終わってしまうのではないかと思うほど自分が一日で吸うタバコの量が多い為、いつしか完璧に入りきらなくなるまで処理を行わないという形になっていってしまった為に、相手が相手の部屋を片付けないのもきっと同じような理由なんだろうと思いながら相手に問いかけるようにしつつ、ここのところ連日ずっと箸続きだったことを思い出して呆れ半ばにやれやれといった表情を浮かべるも、食事とあっては仕方がないと無言で席に着き

(そうですかー??(`･ω･)ﾉ?/)

うぐっ、…まあ…なんだ、その…面倒だから…？（卵焼きの上にケチャップチキンライスを乗せて包んでいきつつ痛いところを突かれてしまったと少し冷や汗をかき、普段はあまり喋らないのに一気に20文字以上発言することは本当に珍しいなと場違いなことを考えながら相手の言い訳を聞くとだったらそんなに煙草吸うんじゃねーよと心の中でツッコミを入れて相手の質問に返すための適当な理由を述べると次仕事のない日にでも部屋を片付けておこうなんてどうせやりもしないのに心に決めて、相手の前に完成した出来立てオムライスをおきコレはナイフ使わないだろうなと思いスプーンとフォークをセットにして相手に渡すと｢飲み物は？｣と一応何をのみたいかは聞いてみるもののどうせ冷えたビールが良いんだろうなと思い冷蔵庫から氷としっかりキンキン冷えた自分でも飲めるハイネケンビールを二本取り出して

（そうですよー。って、ガヴさんはジルって呼んでませんでしたっけ？/）

…はぁ…想像通りだな…(先程こそ相手の方が酷い状態であるのにも関わらず言ってきたことに対して憤慨半分に言ってしまったものの、いざ冷静な思考に戻るといつも通りの無機質な声に戻って呆れたように前期を述べ、席についてから間も無く料理が運ばれてくると料理を見て箸を使って食べるものでないことを確認し、珍しいこともあるものだなんて考えながらやはり先程と殆ど変わらない、食事時の養豚場か或はドレットヘアにも擬似した灰皿の真ん中から逸れた位置に、タバコの頭を擦りつけて煙を少し舞い上げながら消化させると運ばれてきた料理に手をつけようとすると相手に飲料について問われた為、もう相手も流石に聞かなくても解るんだろうなんて思いながら｢…ビール…｣とやはり単調的な普段通りの口調で答え

(あ、早速久方ぶりの不調が…/
申し訳ありません…脳内変換でジルに訂正しておいて下さい/)

いっただきまぁーっす…っておい、アンタも！（幼少時代東洋の一部の人間のように食べ物を用意してくれた農家や漁師に感謝の心を表すため、また自分たちの食べ物になってくれた野菜や動物の命に感謝するように船長に言われて育ったらしくパチンと合掌をしてキチンと大きな声で食事前の挨拶をすると、黙々と食べ始めようとしている相手からフォークとスプーンを取り上げて相手にも食事前の挨拶をしろと強いた後意外にも素直に挨拶をした相手を見て満足したかのようにスプーンとフォークを返してやると食事前の挨拶がどれ程重要なのか自分に比べると随分とゆっくり食事を勧める相手でさえ食事を半分程平らげるくらい延々と話し続け、ハッと我に返ると自分はまだ一口も食べていなかったことに気付きいつも通り胃の中へと流し込むかのように勢い良くバクバクと食事を平らげていき、食器を割らない程度に強くテーブルに叩きつけるとガチャンと喧しい音を立てて｢終わった後は、ごちそうさま、な？｣と相手に食後の挨拶もちゃんとするように念を押して

（了解です/
いつの間にかジルがお母さん的ポジションになって…/）

…イタダキマス…(相手が自分の食器用具を取り上げたことに関して若干憤慨の気持ちが上がってくるも、仕方あるまいと諦めるような表情になってアジアンな聞き慣れない東洋の挨拶を片言で呟いて食べ始め、相手が自分が食べ始めているにも関わらず挨拶について延々と語っているのをどうでもよさそうに聞き流しながら、いつになったら食べるのだろうなんて考えていると、半分位まで食べ終わったところで唐突に相手が物凄いスピードで食べ始めたのを若干目を見開いて驚いた後、呆れた様な表情になって自分も手元の料理を食べ進めていって食べ終えたところで｢…ゴチソウサマ…｣と静かに呟いて、何故食事中に開封しなかったのか机の上のラガービールを今更開封して飲み始め、今日は何か予定があったかと部屋の隅に適当に置いてある黒いアタッシェケースを眺めつつ暫しの間傾けたまま飲みながら考えて

(ガヴさんは仕事以外は割と子供ですから/←)

ぷはぁ…やっぱビールは冷えてねえとなぁ…（相手がしっかり食後の挨拶をしたのを微笑ましく見つめながらまるで我が子が何か新しい言葉を覚えたようなそんな錯覚に陥ると改めて自分はどうしようもない程相手が好きだと自覚し、それを脳の片隅に追いやるように立ち上がって自分のと相手の使った食器を積み上げて持ち前の腕力を無駄な所で駆使するようにそれらを片手でひょいと軽々しく持ち上げれば積み上げられた食器たちを流しまで持っていき、いくら素行がとても女らしいとは言えないようなガサツな性格をしているとは言え一応恋する乙女であるため手の荒れを気にしているらしくゴム製の手袋を両手にしっかり嵌めてから食器を丁寧に洗って片していき、相手の横に座りなおせばプシュッとビール缶を開封してゴクンゴクンと音を立てながらキンキンに冷やしてあったビールを喉に通し口元を手甲で拭いながらそう呟くと相手の視線の先にあるアタッシュケースを眺めながら今日は何か依頼があっただろうかと考え始め

（そんな萌えるガヴさんもジルは好きなんですね、私も好きです←/）

…はぁ…今日の仕事は…(相手が隣に座り直した時には既にラガービールを飲み終えていた様子で机の端にビールの缶を追いやって、今回の依頼者から受け取った幾数枚のB5版の書類に契約内容と依頼に関連することが記載してあるようで、その中の地図と条件の資料に目を通しながら｢今回の依頼も…資料の運送だな…このパイア諸島沖の孤島…ここに依頼者のヘリの中継地点がある…俺達はこの海岸から出発して…明日までの間にこの書類を中継地点まで届ける…｣と、仕事のこととなれば話さざるを得ないのも解ってきたのか相手に船の操縦と航路を確認するようにと促しつつ二日掛りの依頼になるであろうことを予期して、自分の事務所の所有品である水上滑走艇に食料や水に弾薬など、兎に角長期的な依頼内容の準備をするようにも促すように伝えた上で｢…この海域はパイア諸島に居座っているカルテルの恰好の餌場だな…｣と相手に注意を促す意味も含めて呟きながら何となくではあるが依頼者が自分達に態々高額な料金を払って依頼してきた理由を察して資料を捲り続け

(なんてことだ…本体様にガヴが取られてしまうぞ!ジル!←)

おう、なら楽勝じゃねー？（隣から相手の両手に持つ依頼に関する資料を覗きながらその中にある地図を一枚だけ器用に抜き取るとひとさし指で自分たちのいる海岸から目的地まで辿りながら頭の中で航路パターンを整えるとテーブルの上に地図を叩きつけて今回の依頼は船も出さなければならないほど少し遠い場所まで届けなければならないとはいえ資料の搬送だけだしと思いビール缶を持った手を高く上げながら余裕そうな笑みを浮かべると｢カルテル？なんだそれーっ｣と相手が何か意味深な単語を呟いたような気がするが緊張感ゼロのまま、相手に注意を促されたのにも気付かず残りのビールを一気飲みをしてそれをソファーに背凭れたまま少し遠くに置かれた蓋が開けっ放しにされたゴミ箱を睨みながらポイッと投げてみてゴミ箱のふちにビール缶が当たるもしっかりとゴミ箱の中に入ったのを見ると少し残念そうに親指と中指を重ねて弾いてパチンと音を立てて

（なぁっ…ガヴはアタシのだっ！byジル←/）

…麻薬カルテルだ…(一般でいうカルテルとはドイツ語が語源で企業や事業者間で価格や生産数量に生産計画と果ては販売地域などまでもの全てを取り決める協定のことをいうのだが、ここで言っているのは一般に呼称される麻薬カルテルと呼ばれる組織の総称の略称で、麻薬の製造や売買を非合法的に行っている犯罪組織全体のことを指してそう呼んでいる為に、過去にも当の自分達の事務所のある此処周辺の近辺ではメキシコ麻薬戦争時の残党とも呼ぶべき麻薬密売組織の一角が残っている為、その連中にとってはパイア諸島を往来する船の積荷は最上の餌とも言えるような立ち位置である故に今回の依頼が大変であることを相手に簡潔に説明して、今回も銃撃の嵐の予感がする故に今回に限ったことではないが弾薬と食料に関しては普段よりも余裕を持った状態で望みたいと考えていて、相手が投げ捨てたラガービールの缶がダストボックスに入るのを確認して立ち上がると、一先ず武装を用意しなければ始まらないと部屋の端の棚に置いてあった水上滑走艇の鍵を相手に放り投げて渡して、自分はいつもの精密機器の計算された様な足音をコンクリート造りの廊下に響かせて下の武器庫に必要機材があったはずだと階段を降りて取りに向かい

(…そうなのか…??…(←聞いていた人)byガヴ/)

(あげますねー/)

支援あげ

(久しぶりに上げますねー/)

ガヴさんへ。
まず…お久しぶりです。ちゃんと本人です。泣
勝手に居なくなって本当に申し訳ありませんでした(土下座)
やっぱり復興は無理だったのかなと勝手に結論付けてしまい、こっちはこっちで資格勉強だったり検定試験勉強だったり出張だったり一人旅だったりで…気付けば3年も覗いていませんでした。ガヴさんはちゃんと更新して下さったのに、大変申し訳ありませんでした。
もうこんなに経ってしまっていたらガヴさんもうきっと覗いていないかもしれませんが、申し訳なさが込み上がってきての私の勝手な自己満の書き込みです。
本当にすみませんでした。

(お久しぶりです、まさかまた覗くことになるとは思いもしませんでした笑…いえいえ、現実が充実してこそですから、そうあったのであれば結構です！笑。態々一報頂いて有難う御座います笑/)

(∑ が、ガヴさん！の本体様！！ですか！！？どんな話だったかなと、タイトル以外大雑把にしか覚えていなかったもので…読み返していたら更新されていてビックリってもんじゃないくらい驚いてます…お、お久しぶりですうううう/
暖かいお言葉ありがとうございます、一報いただくって3年ですよ、石も岩もビックリの3年ですよ。泣 もっと早くに報告、っていうか更新確認すればよかったものを… /
お元気でしたか、お変わりないですか？,とりあえず、今申し訳なさよりもまたガヴさんとお話できたことの感激が勝ってます、相変わらずですみません← )

(流石シルヴィさんという辺りですかねぇ笑…まぁでも、ガヴさんも私もかなり気分屋なので余り深く考えず、ガヴさんもシルヴィならそのうち戻ってくるって待ってたと思いますよ笑/)

(やっぱりガヴさんの中身もガヴさんですね！←
えと…ただいまです？？)

(おかえりなさいー…と、私からは言いますが、ガヴさんは余り挨拶とかの建前行為はしなさそうなイメージがありますね笑…「…帰ってるなら、電気くらいつけ…いや、勿体無いか…」とか言って、暗い中で眠りもせずに黙々と作業とかしてそうです笑/)

はぁ…。ったく、…まーた面倒なことになりそうだな…(楽勝だと思っていた矢先に相棒からの淡々とした一言で余裕ぶった表情から一気に落胆の表情になりわかりやすくため息を吐いては、ヤクが絡んでくるならどうせろくな事が起きやしないし、というかどうせ依頼主もろくでもない奴だと結論付ければ「念入りに準備しねーとな。…頭使うのは任せたっ！」と見事ナイスキャッチで鍵を受け取り短パンのポケットに突っ込んでは準備は完全に相手に丸投げと言ったふうにヒラヒラと手を振り、自分はグラスや食器を積み上げて器用に片手でもち上げて片し始め

(ものすっっごく久しぶりにロル書きました、下手になっていますよね、元からですけど←/
ああ、言いそう！wジルはおかえりくらい言えよっ！って返しながらもニヤけるんですよね←)

…戻った…手が空いたら、貸せ…(暫くしてから、武器庫に向かった時と帰って来た時の差が音量程度でしか聞き分けられないような精密機器の様な足取りで相も変わらず戻ってくると、口元に何故そんなに長くなるまで落ちなかっとほど不思議な灰の付いたタバコを咥え、さらにその灰を落とす余裕がないのを見て取れるほどに大きなモスグリーンの軍用と思われるパッケージ弾薬と、何か大きく重い物が入っていることが言わずとも解るケースを両手に持ち上げていて、毎度の仕事上の不都合から学んだ今回の依頼に関しては考えもあってか、明らかに積載量いっぱいの武装を積むつもりらしくまだ下にある残りの武装を運ぶ様に促し、それよりも前に取り敢えずタバコを捨てたいらしく先程綺麗にしたばかりの灰皿を白々しいジト目で訴えかけ

(久々なのでかなり雑な上、時間かかってしまいましたw…余りに現実とリンクした中南米設定が今になって仇になるとは…w/)

うおっ、非力なくせに、何無理してそんなに持ってんだよ…(相手の言葉よりも先に足音に反応して振り返れば驚きよりも呆れが表情に出て任せると言って丸投げしたのが悪かったなと少し反省はするが全くそのような素振りは見せず、むしろ煙草の灰が気になって仕方ないといったふうに灰皿を持って相手に近付き「床に落とすんじゃねーぞ」と相変わらず自分の部屋は整頓できないくせして掃除の手間が増えるからと付け加えては相手の口から二本指でタバコを抜き取って灰を落とし、魔が差したのか自分の口元に寄せ吸ってみるとすぐ噎せたようにけほっ、と煙を吐き出し「…苦っ」と涙目になりながら灰皿にタバコを押し付け、もう片手で相手が持っていたケースを奪い取り

(いえいえ、いつでも美しくかっこよく纏まったロル文ですよ！文才が羨ましいです…。任務中戦闘シーン入りますねこれは、お任せします、もう一生ついて行きますぜ兄貴←/ いきなりジルちゃんが自滅しに行きましたw)

…はぁ……あと、頼んだ。(まぁまず無理だろうとは思っていたものの、そのまま手ぶらで上がるのはかなり勿体無いというか個人的に非効率と判断した故に現在の様な状況にある訳で、相変わらずのマシンの様な無表情こそ変わらないままではあるが、持っていた大きなケースを奪われた瞬間に急な重荷の減衰で真っ赤になった手の平が段々と痺れてきて、これ以上は厳しいと判断して相手に丸投げしたのも束の間、硬直したままの腕が下がらず上がらずの状態になっている様で腕を動かせないまま指だけを開閉して痺れ具合を確認しつつ、相手が何故か普段勧めても絶対に吸いたがることのないタバコを吸っている様を不思議そうに見つつ、取り敢えず相手が積載を終えるまでに腕を休めておこうとソファに上着を投げてからかかった上着の横に俯き半分に腰掛け、何とか腕を動かして胸ポケットからいつもの丸いパッケージの柄のタバコを片手で取り出し、いつも通り決まったルーティーンの様なパターン化した動きで指に挟んで咥えようとするも、そこまでやったところで力尽きて頭を下げて溜息をついたまま力尽きた様に微動だにしなくなり

(ジルさんどうしたのですかw
そんなにガヴさんと間接キスしたかっt((←/)

ちっ、…吸うんじゃなかった…(一人じゃあ楽しくないといつも勧めてくるしたまにはと思ってしまったのか、間接キスを狙うという考えに至るまでの頭なんてなくやはり魔が差したとしか言いようのない行動に自分でもどうしても不可解、しかもしてから恥ずかしさと口の中に残る苦味と煙の匂いで後悔が込上がってきて顔を真っ赤にすれば思わず舌を打ち吐き捨てるように呟くと相手から残りの荷物を受け取り、着々と準備を進めていき「おい、終わったぞ…ってなんだよ、バテたのか？」とパンパンと荷物を積む際についたのか、短パンと服についた埃を手で払い、何故だか動かない相手を少し嘲笑するように、また先程の行動への恥を隠すようにニヤニヤしながら相手に近付き

(したかったんですよ、たぶん←
私はしたいでs←←)

…いや、それより…航路をよく見ておけ…(今回の依頼では観光でこそ行きたい場所だがメキシコ湾やカリブ海の反対側へと抜けて行ってハワイ近隣へと向かい、そこから一度ハワイを経由して補給をしてから現地のパイア諸島沖の孤島に向かっていってクライアントのヘリに資料の受け渡し、報酬は前払いで貰っている故に察せると思うが現地がかなり危険ということもあってかなり急いで帰ってくることになるわけで、勝手のわかるカリブ海ならまだしも勝手の利かない北太平洋沖で眠るというのは余りに厳しいと考えていて、運転手が相手しかいない故に明日の朝までかなりの速度で操舵して貰った上でハワイ島に上陸して仮眠、既に許可や予約などはとっている故に後はそこまで行くだけだが…などと考えつつも漸く上がる様になった頭を上げて、咥えたタバコに火をつけようと金属製の鈍く光るガスライターを取り出して火をつけようとするが、先程のタバコをつけた時点でガスが切れていたらしく暫くの間、無表情の前のタバコの元で虚しく火花だけが散り続け

(ガヴさんは不思議とニコチン臭くないイメージ…←/)

おう、任せとけ！(信頼されているということを相手の態度から改めて実感し得意げに左手の親指をたててみせてはあらかじめ頭の中で航路パターンを練ってあったようで自信満々に応え、海図を手にして今一度潮流やら水深やら頭に叩き込みながら航路を確認していく様子を見せるが内心危機皆無でとりあえずはハワイまでの計画を練るが後のことは何も考えておらず、まあなんとかなるだろうくらいの軽い気持ちを構えながら海図に印をつけていき、折り畳んでしまうと「まーた切らしたのか、ほらよっ」とさっきから何をカチカチ音を立てているのかかと思い顔を上げるとガス欠で苛立っている様子を見せるヘビースモーカーに苦笑いを浮かべ、流石は相棒、ライターも隠し持っていてどこからか取り出したミニライターを投げて渡し

(たしかに清潔感漂っていそうです！)

…やはり…ガスはダメだな…(普段はお気に入りというか、これもルーティーン的な行為の一環として朝早い時間帯と仕事が終わった時間帯に休日と、時間を決めてナフサのオイルが入ったオイルライターでタバコを吸うことにしていて、その香りで気持ちが切り替わる故に変えたくない時には敢えて使わずに手持ちのガスライターで済ませているものの、ガスライターは市販でも取り扱っている場所が多く流通量も日にならないくらい多い故に取り分けこの国は作りが杜撰で、相手が投げたライターを明らかに人間的ではないマジックハンドの様な動作で人差し指と中指で挟んで受け取ると、先程まで苦労は一体なんだったのか一瞬で着いた火を当たり前の様に見ながらタバコに火を着け、相手にそのライターを返そうと投げ返すと同時に思い出した様に口を開き「…解ると思うが、包囲海上戦になったら…」と言いかけ、今回は麻薬カルテルの残党がらみであることからいつも通りの対集団戦は勿論のこと、得意分野とはいえ海上戦を交えていることから何隻の敵船を相手取るか分からない以上、地理的な条件の上で戦闘にも問題がないかもついでにチェックする様に促し、確認が終わったら出発しようかと気を取り直して立ち上がって、ネクタイを軽く締め直すとソファにかかった上着を二、三度叩いて埃を払うと肩に羽織って伸ばす様にして裾を少しだけ引き

(設定が大分頭から抜け落ちてますな…主なのにw/)

わかってるって。(パシッとライターを受け取ってまたどこかに隠せば相手が言いたいことをなんとなくではあるが察してはコクと頷いて答え、元海賊の自分からすれば海上戦はむしろ得意分野にはなるし、相手の機械のような一寸分の狂いもなく正確で精密なスナイパーとしての腕も十二分に知っていて信頼もしていて、相変わらず人間らしいところなんて考えれば考えるほど無く、自分はこれのどこに惚れたんだとやはり中身はロボットなんじゃないか寧ろ機械的なところに惚れたのかと頭の中でぐるぐると思考を巡らせつつ自分より30cm程背の高い相手の肩をぽんぽんと二度たたき信頼しているとか改めて言う代わりに相手の左手を握り乍「アタシの銃、返してくれたら余裕なんだけどっ…」と赤くなった顔と照れと恥と色々な感情を隠すように俯きつつ咄嗟に思いついた事をボソッとつぶやき

(アサルトコンバットを没収されている設定でしたよね！なかなか上手く隠されて返してもらえないやつw 確認するために読み返してきましたw/
と、寝落ちすみません。おはようございます←)

…今回は狭い河川じゃない…(相手の小回りの効く戦闘スタイルにおける件の海上戦闘方法は人間離れこそしているものの、遠距離武器が使えないほどの近距離戦闘で少数精鋭を相手取った時が一番活きることを彼女を雇う前のクライアントの船が制圧されていく様を見ていたが故によく知っていて、今回については波が強い沖合をかなり飛ばし続けながらの海上戦闘が避けられないことと、相手以外の運転手がいないこと、さらに加えていうなら包囲海上戦になる前に片を付けなければ大した装甲も積んでない自分たちの船は海の藻屑と消えることは目に見えていて、況してや今回は揺れる海上でのかなりの武装を施した相手を敵に回すことになる可能性など、考えれば考えるほど危険でしかない仕事なのだが今更何を言っても変わるわけではなく、取り敢えず今回は重武装を積んだ烏合の衆を相手に回す故に、無論携行はしていくことになるだろうが今すぐに相手に渡しておくつもりはないようで、相手の方に振り返って目の高さを合わせると考えながら吸い込んでいた煙を顔に向かって一気に吹き掛け「…今回はジルの操舵が鍵だ…」とだけ言って戦闘の類は主に自分が負担することになる旨を遠回しに伝えるとともに、相手の操舵には信頼を置いているものの今回に至っては相手がどんな武装を施して突撃してくるか解らない故、仮に固定砲台や対空砲を一撃でも打ち込まれて仕舞えば痛いなどといった生温いレベルではなく読んで字の如く死ぬことになるかも知れない、ともなれば今回は操舵の方に専念してもらう他になく、相手の頭をポンと抑えて背筋を伸ばすと今回の計画性の薄さに自分ながら可笑しいと思ってしまいつつも相手がいるから大丈夫だろうと改めて見下ろし

(そういえばそんな設定でしたねw/)

な、なんだ…っ、けほ、ごほっ……ちっくしょー…(相手からすればただ単に事実を述べたに過ぎないのだろうが咄嗟に思い付いただけの言葉に対し大真面目かつ的確にツッコミを入れられ、また十分信頼されているはずなのにこれだけは何故か返してもらえないことに対して腹が立ち思わず舌を打ちすれば相手の顔がグッと近付き、目が数秒も合っては鎮まった赤みがぶわっと頬を染め上げ、相変わらず無表情で先程勢いに任せたに近く握った手は冷たかったくせに何を考えているんだか瞳には熱が籠っている気がして鼓動が忙しく跳ね、目を合わせたまま無言な彼に対し問いかければ煙を吹きかけられ、やっぱりドキドキしたのは自分だけであったという確信と相手に限ってそんなことはないと思いつつもからかわれたと捉えたで肺に入った煙を吐き出すように咳をすれば悔しそうに口元を歪め、頭の上の手を払うと相手から逃げるように早足でガレージに向かい

(ガヴさんからスキンシップ(?)ですと…！私的にはご馳走でしたげふん/ ガヴさんの機械的狙撃手の見せ所ですね！頑張って主さん！w/)

中の荷物は席側に移動しておけ…(先ほどの過剰な重量の荷物は中身は何とは口にしないものの、バラバラの荷物全てを総重量に換算すると数百キログラム近くになることは運んだ相手も分かっているだろうと考え、船体の後部が主な普段の荷物置き場になることにはなっているのだが、ここまでの重量を後部に集まるということはかなりの速度で滑走した時に船体のジャンピングに拍車をかけて転倒してしまう恐れがあることを懸念していて、船内に入ってくると同時に先程運んでそのままの荷物類を奥へと移動するように伝え、比較的軽い部類に入る自分の銃器類などが入ったゴツいアタッシュケースを壁の方に寄せて椅子がわりに積み上げ、携帯式の灰皿の中身が空なことを確認すると先程着かなかったガスライターは部屋に置いてきたのか、やむなく持ってきた変わりのオイルライターにオイルが入っていることを確認して、その他軽量系の銃器類などを可能な範囲でバラしながら問題がないかギリギリまでチェック、スライドの動作不良や薬莢の廃棄ジャムの予兆がないかなど、普通の人間であれば専用の機器を使うような確認をいつも通りの精密機器のような目つきで当たり前のように確認して、最後の最後にリロードとセーフティ、実際の発砲動作までを確認してから胸のホルスターにしまい直し、そんなことをしながら相手の荷物の移動と船体の確認が終わるのを待ち

(ガヴさんは話すことがあまり好きじゃないので、目を合わせることで訴えることが多いみたいですw因みにガヴさんは安全第一なのであんまり戦闘は好まn((/)

あいよ、っと(エンジン室の冷却水、エンジンオイルや燃料の確認をしているところで一旦手を止めてハキハキと相手に言われるまま荷物をひょいと担ぎ上げればまたもや機械的な精密検査をしている様子の相手を横目で眺めいつかはウィーンとかスキャナーのような機械音が出そうだなと馬鹿みたいな考えを払うように頭をブンブンと振っては船の奥側に荷物を移動していき、船の奥にある各種非常用設備やライフジャケット等を忘れずに点検し、今度は操縦室に向かえば各種メーター、舵の確認を進めていけば最後に操縦室にある小さなモニターで気象、海象、水路情報を確認して航海図を表示させて「いつでもいける！」と相手に聞こえるよう大きな声で点検が終えたことを知らせどうせ機械のような相棒のことだから忘れ物なんてないだろうと断定し操縦室から船の扉を閉め、ガレージのシャッターを開けて出航の準備を整えは相手の指示を待ち

(私だったらちゅーしm(殴←/ ジルちゃんは基本ツンデレなので酔わないとできないそうですw/
ああ、後一切の無駄は避けそうですよね、弾が勿体無いとか言いそうw)

…出る…時間がない…(命懸けの仕事であるのはいつものことだが、危険度の度合いによって差はあるものの、今回は久し振りのかなり広い海上で物資自体の補給も容易ではない故に綿密に確認を済ませたのだが、考えてみれば到着は明日までにということもあって、どんなに飛ばしたとしても着いて明日の朝辺りがいいところだと判断していて、ともなれば仕事上の危機回避なども含めた上ですぐにでも出たいところで、互いの確認が終わったことを確認してから早急に相手に出向するように上部の狙撃ハッチを確認してから伝えて、それと同時にずっと考えていたことを思い返してどうするか少し悩む…というのも、明らかにカルテルなどの裏組織がらみで揉め事を起こすというのは自分たちにとっても不都合しかないからであって、しかしながら今回の海域を突っ切って進まなければ時間通りに今から着くはずもなく、表情を変えないまま少し面倒そうに咥えていたタバコを灰ごと携帯灰皿の中に捨てて、相手の方を向かないまま「…レーダー、目視で確認次第…所属不明の船体は爆撃する…多少のGは気にするな、ドリフトしてもいい…見つけ次第速度を落とさず、正面につけろ…」と、こちらが改造しているとは言っても対戦車装甲も積んでいない唯の水上滑走艇でしかない以上、普通は通信機で直線無線連絡を取らなければ所属など分かりそうにないものだが、高原のモンゴル民族もかくや、海上を駆け巡る自分の船の操舵者が海上でこそ見えていないものなどあるはずもないと信じていて、そこからの狙撃は自分の腕次第、それ以前の判断を相手に投げかけると、相手がやり易い様に正面につけてくれれば早急に爆撃する旨を追伸してから先程の荷物の一つの開封を始め

出航っ、！…飛ばすぞ！！(危険な任務であるとは頭の中で理解してはいても海の上で育ったような自分からすればまた海に出られるという興奮と喜びで不謹慎とわかっていながらもワクワクしてしまい少しずつ加速していき、港から出航してカリブ海に出ればユルユルハキハキだった表情を直すように両頬をパチんと叩き、バンダナで髪を纏め再びしっかりと舵をとるとカリブ海の美しさを堪能する暇もなく一気に南へと突き抜ける。カリブ海から反対側の太平洋に向かうには多少遠回りに見えても向こう側へ抜ける水路はパナマ運河しかなく、猛スピードで海を突き抜けるだけならまだしもたくさんの船舶、もしかしたら裏組織絡みの船も停泊しているかもしれないところを文字通りの荒波を立ててしまいながらの強行突破でスピードを落とさず運河を抜けて太平洋に出れるかがとりあえずはハワイに向かうまでここが唯一で最大の難関だと気を引き締め直し

(スミマセン、キューバだって記憶があったので地図と睨めっこしてめっちゃ考えて投稿した後にあれですけど、、そういや、キューバは国籍であって現在地は違うところだった…ような、気がします…泣 すみませんんんん/)

…あぁ…(飛ばすといっても専門の職業から言わせれば普通の人間が考える"飛ばす"のと自分達のそれとでは次元が大きく異なることはこちらも理解していて、相手の操舵席の隣で何やら大きな長モノのパイプのようなものをケースの中に入れたまま次々と接続して組み立てていって、それと同時にその長モノに接続するであろうバイポッドや照準器などを取り出すと、ケースから出して細かく組み立てていきつつ、中から低反発のマットのようなものを取り出すと、組み立てたそれをそれだけでも十分に重いケースと壁で挟んで固定し、少し後ろの方に下がって面倒ごとが起きるまでは自分は武装の組み立てや相手の脇からフロントとレーダーを確認するくらいしかやることはないかと、迷惑などはあまり考慮していないものの仕事の邪魔をするわけにもいかないとハッチから乗り出してタバコを吸おうかと考えるも、それこそ考えてみればこれだけの速度で走っている滑走艇の上でタバコなど吸えたものではないかと諦め、しかし諦めつつも今のうちに一服済ませておきたいようで妥協して船内でシガーをパッケージから出すと、先程のこれまた妥協して持ってきたオイルライターを親指で擦るようにして口元のタバコに着火し

(すみません、恐らくちゃんと説明してなかったと思いますが、一応原盤設定ではホンジュラスという国のサンペドロスラという都市の外れのプエルトコルテスという街が基盤になってますねwキューバはかなり高いので、仕事か何かでは舞台になることもしばしば…w説明不足申し訳御座いません…！/)

ちっ…やっぱここは時間がかかるな…(改造船を好きなように飛ばし普通の人間なら船酔いするじゃあ済まされないようなスピードで東に向かえば瞬く間にパナマ運河カリブ海側入口に着き、相棒を残し一旦船を降りると関門の近くにいる男に話しかけ笑いかけ、こちら側とは逆に青ざめた表情をして男は必死に頷き乍何かを訴えていて、それを無視するかのように小さな封筒を男に渡せば上手く交渉がいったとにこやかに親指を立てて見せればまた船に乗り、第一閘門に差し掛かって水位が上がるまでは待つしか術はなくやれやれと頭を振りつつ上記を述べる。思い出したように「ガヴ、さっきの奴情報。明方に1隻怪しいの通しちゃったってさ。ははっ、人のこと言えねーけど世の中汚ねーな！」と自分は半ば脅しではあるが似たように賄賂を送り込み通行許可を貰った船が通った情報を伝え、目の前に広がる湖を見つめながら空笑いを浮かべれば舵を再び握り、船がガツン湖に出ると先に湖に出た船を追い越すようにスピードを出し、一応気をつけてはいるがカーブはどうしてもドリフトがかかってしまうという危ない運転をしていて静かな湖に荒波を立ててしまいながら第二閘門を目指し

(どこかわからず調べました…、←バカ/
原版設定って、元になっている作品?があるんですか？聞いてないと思いますが、、笑)

…仕方ない…生きるには金が必要…(況してやこんな辺境の治安も何もない国の外れでは普通に働いた給料で生きていくには余りにも過酷というか、言ってしまえば、贅沢をしたいと思っても金もものもないというのが一般家庭的には日常茶飯事である故に、多少は法に触れたり業務上の過失を犯してでも目の前にある札束の方がルールより大事であるというのは何も不思議な話ではない訳で、相手は略奪と腕力がモノをいう世界で生きてきた以上、実力さえあれば金は入ってくるのが当たり前と実力主義的な考えに傾いているのも無理はないかとも思いつつ、極力棘と皮肉を削った無駄のない極論で答えると同時にその船が気になり、一隻だけなのは気になるが、自分達の事務所を確認したところで無線傍受は意味などないものの発信機や盗聴器も見当たらなかったことは不思議でならなかったのだが、それこそ大金を欲しがっている不当な輩が自分達の巣穴に入ってくる餌をみすみす流すわけもないと思っていたところでその情報、恐らく港の方に止まっていた停泊船に擬態していた輩の一味の可能性が高いと見て、自分達の準備段階をどこからか監視していたのか、何れにしても気づかれてしまった以上はどう言い訳しても急襲奇襲は避けられないことは明白であって、相手がより早い段階で察知して正面につけてくれることを信じつつ自身もいつでも動けるように準備しておこうと思い、口の中に充満していた煙を珍しくも面倒そうに吐き出しながら、騎馬戦も宛らあり得ないくらいに揺れる船内で楽しそうに滑走艇を乗りこなす相手の背中をスピードに比例しない無表情で、口元のタバコから煙を立ち上らせながらボーッと眺め

(いえいえ、完全にオリジナルなのですが始めの頃は唯、治安の悪い南米の港町ってだけの設定しかなかったので、その大元になった地名などは伝えていなかったかと…！w/)

いよいよか…(着々と第二第三の閘門を抜け、普通の貨物船なら7,8時間かかるらしい運河をわずか半分程に短縮された時間で通り抜け、既に時を昼をまわっていて自分たちの真上に位置している太陽が海を美しく照れし輝く広大な海を眺めながら太平洋側の出口にたどり着き、太平洋に出るとここからがまた時間との勝負であって、一旦自動操縦に切り替えれば悠長に昼食を取る時間なんてないとわかりきっていたため朝食を準備したついでに用意しておいたサンドイッチが詰めてあるお弁当箱のような容器を取り出し「腹が減っては戦はできぬ、東洋の言い回しらしい！」1隻通したと聞いてるのに所属のわからないような船が何隻かとまっていて、恐らくは関門の男が偽情報を寄越したか或いは先発船と合流したのか、ともかく嫌な予感しかしないと舌を打ちそれを相手に伝えるように後ろを人差し指で指し、前記を述べては相手に容器を一つ渡してこれから起きるであろう波乱の前に腹ごしらえしておくようにと促し

(了解ですゞ/ にしても主様は相変わらず素敵な文章を書きやがりますね。才能ですか、天賦の才ってやつですかああ←)

…はぁ…ジルもな…(そもそもハワイ近隣のパイア諸島付近を根城にしていると聞いていた手前、まさかこの近隣で待ち伏せを食らうなどということはパナマ運河を通り抜ける前までは思いもよらなかったが、取り分け出鼻を挫かれた様な表情になるわけでもなく冷静に飯を食えという相手の意図を、職業柄通信を傍受され易いが故の言葉数の足らない比喩表現的な癖を抜きにしても圧巻の速度で当たり前の様に読み取ると、この至近距離の相手をどう対処するかということに関していつも通りの無表情のまま無意識の中で頭を回転させて、持ってきた武装はそもそも近接戦闘を予期していなかった故に使えない上、そもそも海峡を超えた時点で敵船が追跡してくることを視野に入れると迎撃自体が後手に回るということは考えるまでもなく、それ故に相手が危機回避と追跡を少しでも軽減する為の加速などを考慮して時間の有効活用を提案したのだろうと考え、一先ずは包囲戦闘を避けるために敵船の操舵者を至近距離で狙撃していくしかないかと考え、相手が一般的な速度を先程までで既に超えていたにも関わらず、更に規格外に早い速度を出すことを運河を出る前に一早く察知して捕まる場所など船内にないことは既に理解しているとばかりに、操舵席のシート越しに相手の肩の右側から襟首上部と左下腹部に手をかける様にして、苦しくない範囲でかなり固く腕を固定しつつ、ちゃっかり右手に相手の指示した食事を掴んだままかなりのGを予期して全身を固定し

(いえいえ、結構文脈ぐちゃぐちゃですw/
そして、ちゃっかりガヴさんのスキンシップサービス←)

ーーーっ!! はひひへんらろっ！？(所属ははっきりしておらず怪しい船であるというには変わりなく紛れもない事実ではあるが敵船なのか断定できるかと問われればほぼ勘であるため何とも言えずとりあえず今の所動きはなさそうではあって安堵するも、今はなるべく距離を引き離したほうが賢明だと思い片手でサンドイッチを持ち頬張りながら自動操舵を解除しまた舵を握れば後ろから相手の腕が伸びてきて、相手ほどではなくても人一倍は気配に対して敏感な筈なのにこればかりは予想できるはずもなく小さくびくりと肩を跳ねらせれば一瞬硬直してしまい、長身である相手の長い腕によってしていないシートベルトのようにこちらも身体を固定されては、相手の意図などない頭で考えられる筈もなくサンドイッチを口に中に突っ込み丁度自分の胸の前にある所々に小さな切り傷や火傷のような痕はあってもスラッとした男らしい腕をぺちぺちと小さく叩きながら上記を述べ、口の中のものを無理やり飲み込めば腕越しに伝わってしまうんではないかと心配になってしまうくらいドクドクバクバク高鳴っている心臓を落ち着けるように深呼吸を繰り返し

(そんな事ないですよ！？主さまのように書けるようになりたいです！/ ごちそうさまですwボーイッシュっていうからにはまな板を想定していますが、主様のお好みでいいですよ←←/ ガヴさんは乙女のドキドキなんてわからないですよねw)

(上げますね/)

…うるさい…どっちにしろ時間がない…(相手がパニックになるなどということは想像もしていなかったものの、慣れた様子で特別驚いたような反応を見せることもなく相手から手を離さないままでいて、相手の判断に関して信じているということもあるが、そもそも何の用もないのにこんな時間帯にこの辺りに停泊しているということは、所属が分かっていない以上、所有者がまともである方が珍しいだろうと考えつつも追いかけてきたり襲ってきたりする可能性は分からないが、何れにしてもこの辺りの治安を知っている以上長くいること自体が危険に繋がる可能性が増えていくだけなことは言うまでもなく、特にそんなつもりもなかったが相手がこのような状況になってしまったということに関しては仕方がないとしてもこのままでいるわけにもいかず、一先ずは相手を落ち着かせて操舵に集中して貰わなければそもそも足りない時間で動いている為、無駄にかけている時間は無いと言わんばかりに自分の手を叩いている手を受け流すようにして優しく掴み取ると舵を取るように促して動かし、それと同時に大分自分勝手に相手の気も知らないままで再び相手に捕まるようにすると、腰を落として急加速に対するショック姿勢をとりつつ、視界の端で荷物類が壁際に寄っていることを確認してスピードに対する気持ちを構え

(まな板なんじゃないですか？w←/
ガヴさんはきっと機能美的な意味で胸はない方が好きだと思いますよw/)

ああああああっ、うっせえ、うっせえ…！どうせわかってねーんだろ！どうにでもなりやがれちくしょおおおお！！(うるさいと一蹴りされしかもくっついたまま離れない相手の腕を叩いていた手を掴まれれば頬の赤みなんて引くことを知らず、自分の気持ちは伝わらないし、部位的には一応存在はしているが生物学的相違感じさせないほぼ無きに等しい胸を自分が好意を抱いている異性が触れているというこの状況で動悸は激しくなっていく一方で、まさになす術もないと知ればギャンギャン吠えるようにツンデレを全開させながらエンジンをも全開にし、柱みたいな波はどうしても立ってしまうが改造に改良を重ねて独自の設計で造り上げられたラグーン号はパワーボート顔負けの速度をたたきだしてはいて船体のバランスを崩さないように上手くコントロールし造波抵抗を軽減することを意識しながら滑るように水上移動していき、一睡もせずこのままこのペースを保つ事ができれば明日の昼前には着くだろう、ハワイに着いたらまず給油して睡眠を取って、その後目的地までの行き方はと頭の中で作戦の事について必死に考え、肩と胸と腹に意識が行かぬように全神経を集中させようと努め

(亀レス申し訳ないです。船のことについてちょっと調べてました！変な文章ですがようするにめっちゃ改造され抵抗を減らせるだけ減らして出せるだけの速さを出せるインチキ船です、たぶん←/
現実的ではない設定ですがこれ以上はよくわかんなかったんです許してください←/)

…大丈夫だ、ちゃんと解ってる…落ち着け…(プロとかアマチュアとかそういった低俗的な次元を優に超えた相手の技量はいつも通り言うまでもなく信頼に足る技能で、先程まで後ろに見えていた港に停滞していたであろう所属不明の船の群衆の追っ手などは確認する術もない上に相手の席越しにレーダーを見る余裕などもなく、恐らくこの速度にまともに追跡をしてくる船も中々いないとは思うのだが、前方などにおける安全なども確認しつつ相手が進行していることを信じて取り分け自分から言い出すこともないまま捕まり続けて、段々と慣れてきた速度の中で相手が興奮した状態で加速していったことを思い返して、相手に捕まったまま意味などを考える間も無くいつも通りの勘違いを発動し、相手が相手自身の努力に対しての正当な評価を貰っていないと勘違いしてしまっているとこちらも勘違いしてしまっていて、それに対して直接言うのが苦手ということもあるが口にしなかった自分も悪かったと反省し、相手に相手自身の頑張りは解っているし評価しているという意味で「解ってる」という言葉を並べ、エンジン音にかき消されて入るが船内であれば相手に聞こえていない音もそうないであろうと思い、相手とは違い陸より船上に慣れているわけでもない故に這える程度に慣性に慣れるまでは暫くこのままでいようと相手に捕まる手を強め

(いえいえ、わざわざ有難う御座います！/
痩せ我慢は、この二人の醍醐味かもしれないですねw/)

絶対、わかってねえだろっ。(冷静で淡々としたいつも通りな口調でどうせこれもまたいつも通り済ました顔で本人は至って大真面目に答えたつもりであるのだろうと後ろを振り向かなくても想像出来ていて、乙女心や恋愛感情、他人からの好意的な感情には人一倍、否、三倍ほど鈍感、というよりも恐らくはそういった概念自体がない事を自分が恋に自覚して間もない時期に悟ってしまっていて、それに加えて酒の勢いに任せてキスを迫った事どころか想いを伝えてしまっている事さえ記憶にある筈も無く、自分の性格からしてどうしても素直に気持ちを伝えられていないし寧ろ暴言ばかり吐いている故に自分の相手に抱いている恋心なんて伝わるはずもないと断定してはグルグル思考を巡らせながら相手の言葉の意図など汲めるはずもなく拗ねたように否定の言葉を口にして、今はとにかく風で熱が籠る頬を冷やすしか落ち着ける方法は見当たらず、そうこうしている内に夕陽が沈みはじめ、辺りは暗くなり、霧が濃くなって視界も悪くなりはじめ「追ってくる気配はねーし、レーダー反応もない。奥で仮眠取っとく、か…？」と目視では遠くにあるものなんてほとんど見えなくなりレーダーと第六感に頼るしかないという状況になれば、離れるのは名残惜しいという気持ちと離れてくれないと心臓が持ちそうにないという気持ちで葛藤し

(わかります！w お互い信頼しているからこその関係ですしね、素敵です！/ ハワイまではこのまま何事もなく進むのでしょうか、或いはガヴさんが何かやらかすのでしょうか←w/ 私ばかりご馳走になっていて申し訳ないですけど、ガヴさん相手にジルが何を仕向けても今の所はあまり効き目なさそうですよねw)

…いや…いい…(これだけの荒波を立てた運転の中で舌を噛まずに普通に会話していること自体が専門職業の中でも一際常軌を逸脱していることはさておき、自分が計算した通りの速度を相手が本当に維持し続けたというのがいつも通りであれば、レーダーにこそ映らなくとももう既に北太平洋の真ん中は過ぎたくらいの頃合であろうことは考えるまでもなく、先程まで捕まっていたのが嘘であるかのように船の揺れに慣れた様子で相手から手を離すと、相手が周囲に気を配っていることを確認しながら耳をすませて周囲を警戒し、船体の後ろの方の壁際に積んであるアタッシュケースの一つを開封して中のものを組み立てつつ、予測通りに進んでいるのであればハワイ島近隣に着々と近付いているということになるのだが、観光地を除いて少し離れたこの海域では間違いなく治安の悪い連中がはびこっているのは言うまでもなく、大陸の庇護下にある海域での戦闘は面倒ごとしか無いが、なんの自信を持ってか新しくなった様に思える狙撃銃を組み立て終えると、午前中に組み立てていた大きな筒の様なものをハッチの近くまで移動して壁に立てかけ、狙撃銃のサーモ装置をオンにして狙撃席に上がるとスコープのキャップを上げて、相手の出す揺れを予期しているかの様に正確にブレを読みながら周囲を確認し始め

(一応、取り上げた以上は専攻狙撃くらいはしようかとは考えてますw/実はジルは何もしなくても、信頼通りの実力を出していれば容易に近付けることに気付かないのでしょうかw/)

あとで眠いとか言うなよっ(いくら体力馬鹿でも流石に徹夜で長時間に渡る運転手をしていれば元から頭を使うのは得意なわけなく言ってしまえば派手に暴れるよりも体力も集中力も消耗は激しく、こっちはハワイに着いたら少しでも寝るつもりでいいるからと幾ら機械のような人間でも睡眠は取らないと行けないと思いつつ言ってしまってから相棒なら下手しい何日も寝なくても大丈夫なのかもと変な憶測を頭の中で立てながらクスリと唇の端が吊り上げ暫くするとぼんやりと影が霧の向こう側に映り、慌ててレーダーを確認するも何も反応をしておらず、何も無い北太平洋のド真ん中であるものとすればと考え嫌な予感しかせず「北東方向！」と簡潔に伝え船の速度を落とさずそのまま突っ込むように向かっていき、いざという時にドリフトしてしまってもカーブできるよう左右に空間がある事を確認しつつ目を細め段々と近付く霧の向こう側影に焦点を合わせて

(おーけいです、存分にやっちゃって下さいw/気付いてないと思いますwジルちゃんは今のままが心地良いし変に関係が崩れるとか心配してついツンとしてしまうのかも…？/ そういえば保護してからどれくらい経っているとか、考えておられますか？/)

…一時半の方角、捕捉(エイム)…(相手の言葉に特別慌てた様な表情になるわけでもないまま、冷静に素早くハッチから降りて銃器を持ち帰ると同時にかなりの重量があるであろう大きな筒の様な追撃対空砲を持ち上げて即座に装填し、相手が正体を捉えるまでにハッチの下の席について構えてから相手があった方向をスコープ越しに黙視すると、この海域はハワイの近隣ということもあってかサーモや暗視スコープでも温度と湿度が他の地域よりもかなり高い故に中々どうして対象を捉えることが難しかったのだが、意外と原始的な手段を講じてみると一周回って分かるものだと言わんばかりに相手の言わんとした影が確認出来たものの、案の定スコープの追尾機能は影の位置を把握して捉えている様子がない故に手動で敵影らしき影を捕捉し、それを相手に伝えると同時に曖昧な表現をしているということはレーダー反応がない上に相手が目視で確認出来ていない、ということは自分にも暫くはっきり見えるものでもないかと考えて、捕捉位置を変えないまま操舵者がいたどういう様に舵を切っても大丈夫な様に身構え、一応は操舵者が影の正体を確認出来るまでは船影かどうかも怪しい故に待機しておこうと、スコープを覗いたまま船内からの相手の合図や声がないかと耳を傾けて待機し

(うーん、この二人ですしねぇ…信頼をここまで築くって考えると…まぁ、3、4年くらいは連れ添って仕事をし続けてるイメージですねぇw/)

…船、だけど………っ！伏せろっ！！(霧の中で目が慣れ始め影がより鮮明になりこれは遠くでも見えるほどなのだから大型だと推測ではあるは恐らくは当たってはいるため相手に影の正体を伝えはするも旗や紋章などまで見えるわけではなく所属までははっきりわからず眉間にシワを寄せながら目を凝らしてじっと焦点を合わせ近付いていくがカメラのフラッシュのようなチカチカと何かが光っていて、それは自分のよく知っているものでまさか先手を打たれるとは思っていなかったせいか余裕はないと言わんばかりにこれから来る揺れに備えるよう指示するように先程よりも短くても大きくはっきり伝え船体を大きく右に急カーブすれば光よりも遅れてドンっと大きく鈍い音がしてすぐ様船の左に大きな衝撃が伝わり一般人であればここでようやく砲撃されたんだと気付く場面かもしれないが海上戦の経験と持ち前の第六感がよく働きギリギリではあるがなんとか避けきりながら確実に距離を縮めていくとそれは武装商船にしてあの威力の艦砲、そして海賊船相手でもなくただの速い船に突然の爆撃、辿り着く答えは犯罪組織のものであると確信し「クロだっ！！」と自分の確信を伝えると共に再び砲撃される前に正面へ突っ込んでいき

(なるほど！なんか惚れたエピソード的なものあるのかなーと考えてはみたんですが、何かあったというよりは気付いたら好きになってたのほうが合ってるかなと思いました！/ 戦闘知識は本当皆無なのでもので…戦闘シーンは主様にパスですwカッコイイガヴさん期待してますw)

…進め…でないと当たる…(相手の言葉に一瞬衝撃に備えて姿勢を立て直そうとするが、フラッシュライトの動作と発言からのタイムラグで飛んで来た何かは明らかに狙撃などの類ではなくもっと遅いもの、陸地で相手にしたときは当社角度が固定されていた故に同じ様な場所の範囲でしか狙われなかったが、恐らく正規のルートで通常の既製品などを手に入れられない輩のことを考えると、砲台といっても陸地の前哨基地などにおける簡易的な砲撃部隊の旧式を不正なルートで手に入れたことは容易に想像がつき、更には次世代的なAIなどではないにしても座標特定を手動で行なっている辺り、そういった部分も考えると少なくとも奥側には更に数隻の砲撃船が待機していることは言うまでもなく、角度や距離を手動で調整している以上は角度によって距離なども調整している為に、旧式という想像が外れてさえいなければ離れているよりも近付いた方が安全と思って声を荒げる相手に焦る様子もないまま静かに伝え、相手が正面につけてスピードを上げて接近し始めているのを確認すると、手に持って座っていた追撃用の対空砲を狙撃用のハッチの周囲にあるバイポッド固定用のパイプレーンと肩に乗せて構え直し、接近の前に船影に合わせておいて敵の次弾装填までのタイムラグを当たり前に計算に入れていたかの様に、次のライトにおける観測主の距離の目測が終わる前段階で段々と音の早くなるスコープの照準を見ながら、表情一つ変えずに衝撃で靡く髪と目の前に見える弾頭が通った後の煙の道が見えた直後、当たったと確信した様に手際よくハッチから降りて来て、焦る様子もないまま同じ爆撃用の弾薬を開封してハッチの席の横まで移動していき、爆発音と共に次弾を装填し始めると次の船影の見えるコンピューターによる制御捕捉よりも早期の段階で爆撃しようと考え、席に座り直しながら相変わらず先の見えない霧の中にスコープを向けて、先程の敵の船影の位置から敵のフォーメーションを予測して左右の角度を調整しておきつつ、感情があるのかないのか解らない機械的な目で覗いて次の標的を視野の中で探し始め

(あとは初期設定に書いてましたけど、当時一度海賊自体をガヴが仕事で制圧して、その際に敵軍の捕虜として捕まえたのがジルで、本来は不要になって殺害するはずの捕虜を身元引き受け人になって引き取ったのが始まりですね！/)

へっ、言われなくてもわかってらぁ！(さっきのは偶然なのか、スレスレだったにも関わらずそれからの砲撃はこちらのスピードに追いついておらず大きな爆撃音は立てていてもこちらに当たる事はなく、新型とか旧型とかの推測は頭にはなく単に砲撃手が下手なんだと断定すれば唇の端を吊り上げて少し余裕な表情を浮かべれば相手の狙撃手としての腕と頭脳と自分の腕を完全に信頼して真っ直ぐ突き進み、ハッキリと影の正体が目の前に表れ、その後ろに3隻船を引き連れていた事をここで漸く知ればチッと舌を打ち、相手にはもう見えているのだろうかわからず「後に3、全部同じ型だ！」と伝えはするも自分とは違って何も表情や態度を変えることはない相棒をチラッと見れば多分もう予測出来ていたことだったんだろうと今一度相手の頭脳に感服しながら後は相手に任せることにして自分は相手からの攻撃と荒れる波だけに集中することにして

(そうでしたね！名目上殺傷排除という名の懐柔ですねわかります←/ そう考えるとジルは1度だけガヴさんに負けたことがあることになるんですかね。)

…ふぅ…っ…(旧式で当たっていないとは言え先程から砲撃の波が止まないことを考えると、段々と目測で当たる範囲などを予測されることも視野に入れながら即効で終わらせないと面倒ごとになると思い続ける構えていると、予測はしていたものの三隻の内の二隻が自分の視点から重なっていることに気付き、相手が自分のことを信頼してくれている証なのか定かではないが、武装した船団の中にあり得ない速度で平然と突っ込んでいくという常軌を逸脱した行動に心の奥底で感服しつつ、コンピューター制御の補足を無視した目視補足だけで重なっている一隻目と隣の二隻目の間に撃ち込んで爆撃し、補足距離を無視した早期の攻撃に双方が揺れて操舵者が慌てふためいている間に、この速度の中ですることではないものの此方もまた平然と下に潜って狙撃用のアサルトライフルに持ち替え、前者二隻の迫撃主と操舵者をそれぞれ順に眉間を狙撃して撃ち抜くと、揺れて少し動いていた撃ち抜かれた操舵者の腕を狙撃して位置を逸らし、後ろ側に隠れていた一隻を同じように狙撃して薬莢が落ちると同時にスコープから目を外し、吐き切って止めていた潮の香りのする空気を肺に吸い込んで深呼吸すると、席に座ったまま膝にタバコを当てて出すと同時に咥え込んで、オイルライターに着火して口内に煙を吸い込んで暫くしてから溜息のように吐き出し

(遅れました、一応そういうことになりますね！/)

チッ、とんだ邪魔が入ったもんだ…(相手に完全に任せきっているため何を使ってどう仕留めたかまでは注意していなかったが3発の発砲音の後向こう側からの攻撃は明らかに減り、船乗員が見えるくらいもう近付いていくと船内の慌しく混乱している様子を見ればやはり操舵者をヤったのだろうと大まかの予想をしつつヘビースモーカーでこんな状況でもタバコをいつものように出して火をつける相手をチラッと視線をやり流石は相棒だと感服しながらもこんな所で犯罪組織の船団相手にまともにやり合う時間もないし弾も勿体無いため混乱している二隻の船の間をまた素早く通り抜け、後の船も相手に任せ、また同じように突っ込むように速度を落とさず近づいていき、この後はそのままトンズラしてしまおうと企て、日はまだ出ていないものの僅かに明るみを帯びてきた深縹色の空を見上げこれはまた急がないとハワイに着いた頃には昼を迎えてしまうと眉を顰めながら舌を打ち

(私も亀なもので…(´・ω・｀)/)

…予想通りだ…(今回は分派のみであったものの彼らのシマであることを考えると、依頼の値段が相応だった故にもっと大掛かりな団体を相手に回すことになることを予想していたのだが、今回の被害を考えると個人的に考えていたよりも格段に少ない被害であった故にスピードを落とすこともなく切り抜けられたということもあって、このまま加速して行けば朝には現地につけるだろうと思いながらも、機械的に一定時間ごとに区切るようにして目を閉じるとバッテリーの節電モードもかくや、意識を持ちながらにしてエネルギー消費を極限まで抑えるという人間なのかも怪しい芸当で、運転をずっと継続している相手には少し申し訳ないなどと珍しく思いながらも効率を重視して継続し、しかしながら現状このまま現地に着いてからは明らかにすぐに出られる準備を進めるのが先決、ともなれば整備と給油時間を考えると最低一時間も寝られればいい方かと考えつつ、ある程度の休憩を終えると手元のセーフティを外してから、休憩しつつ咥えていたタバコを携帯灰皿に投げ込んで消して、トリガーに指を回しつつスコープと覗いていない目を両方使って周囲に再び危険がないか観察し始め

(いえいえ、お気になさらず！/)

おい、日の出だ…！(この速度についてこれる船はなかなかあるはずもなく上手く逃げ切ればもう周りには怪しい影等なくてほっと安堵の息を吐くと途端に睡魔が襲ってきて重くなってくる瞼を無理やり押し上げるように頬骨辺りに手を添えてをグイーッと母指球を押し当てパンパンと両頬を叩きながら目を覚ましていると段々と海の向こう側である東側から朝日が覗かせていて橙と紫と紺を混ぜ合わせた空と紅黄色の雲が作り出した美しい朝焼けを眺め、航海の楽しみはやっぱりこれだと少しはしゃぎ相手にも見るよう促すように声を掛ければ目は完全に覚め、朝焼けのせいか目を輝かせてよしっと小さくガッツポーズをすれば気を引き締め直すようにバンダナも締め直し、ラストスパートだと言わんばかりにもう1度舵を取り直せばもう水平線上にちょこっと顔を覗かせているハワイ島まで船のスピードを緩めることなく飛ばし

(そういえばよく右と左を間違え西と東を間違えます← 朝日夕日は天才バカボンの歌で覚えることにしたんです←/)

…解ってる…急ぐぞ…(どう考えてもこれ以上出るはずのスピードの中であるにも関わらず目を閉じたまま相手に言い放って、ラストスパートでこの時間ということはやはりギリギリであることに変わりはないようであることを察して、そんなスピードであるにもかかわらずに当たり前のように相手にこれ以上出ないスピードをさらにあげるように要求しながらも、これ以上の接近の上での狙撃は不要だと判断した様子でハッチの下に重火器類を持ったまま降りて来ると、爆撃用に持って来た追尾対空砲を着々とばらし始め、今回意外と襲撃の頻度自体が少なかったこともあってか購入したコストが馬鹿にならなかった故に心の中で惜しみつつもバラしてケースにしまい込んでいき、終えた辺りから今回活躍してくれた狙撃銃をこの上なく丁寧な扱いでかなり細かく分解しながらケースのスポンジの溝にはめ込んで行きつつ、あとどれくらいでつくのかと思いながら相手の前に見えるフロントガラスの奥に、かすかに見える気がしなくもない陸地を見ながら、いくら精密機器のような自分でもあれだけの集中力の中で寝ずに活動するのはきつかったと言わんばかりにフラついて、ケースを足で押し戻すと同時に前側の座席の方に歩いて行って、陸地が見えていることから急激な原則に備えて掴まっておこうと先ほどと同じように座席越しに相手にもたれかかる様にして掴まり

(申し訳ない、大変遅くなりました/
バカボンのは真逆でしたよね…←/)

陸だ！(ハワイ島がもうくっきりと水平線上に乗っかればやっと中間地点が見えただけにも関わらず被害は最小限に抑えれたとは言え爆撃に遭いながらぶっ通しの長時間高速運転をやっと終え、まるでゴールに着いたと言わんばかりに嬉しそうな様子を見せながら少しずつ速度を緩め港に向かうため見えてきたハワイ島から北へ船を動かした後に東へ進み、ヒロの港へ船を進めながら「着いたら任せていいか？…いや、やっぱアタシが…」と自分は少しでも寝たいため食料品やらの調達と給油を任せたいと伝えるがコミュ障ではないはずだが相手と仕事するようになってから自分以外の人間に話しかけるところなんてそういえば依頼の話以外見たことはなく、買い物もいつも自分が行ってるけど大丈夫なのかと言ってしまってから心配になってしまい首を振りながら左手の人差し指の関節を目に擦りつけ閉じそうになっている瞼を無理やり押し上げ、午前8時28分と表示された舵のすぐ横にあるデジタル時計を確認して桟橋の横に船をつけてエンジンを切り、船から飛び降りると係船索をビットにつなぎ

(そうです、逆です！/
こちらこそ遅れました、只今13連勤の真ん中です、遅番で少し前に家かえれました…しにはしないですけど、遅れてます。ごめんなさい。泣/
お互い自分のペースで時間のある時に無理なく絡めたらと思います(*´∀｀)/)

…まだ、何も言ってない…(別に行きたくて仕方がないというわけではないものの意見する間も無く気を変えられたのは少し気になったようで珍しく反応してみたものの、出てきたか細い声は気を変えた相手に届くようなものでは到底なく、虚しく空を切りながらもそんなことを気にするような繊細なメンタルはこちらも持ち合わせておらず、早々に繋がれた船から相変わらずの精密な足音を立てて甲板に出ると、ハワイのような観光名所も多い場所で盗難などは自分たちの拠点にしている犯罪大国ほどまではいかないだろうが、なくなっては困るものも多数積んだり持ってきたりしていた故に全てあるか一つずつ頭の中で確認し、鍵を占める寸前までは念頭において気を配っておこうなどと思いながら、観光地に持ってくるようなものでは到底ない金属製の重たげな金具が多数ついたアタッシュケースを持ち上げて、話は通してあった故に取り分け気を配ったりする様子もなく上陸してから一度置くと、馴染みのパッケージの箱を膝で叩いて一本タバコを咥えこむと、これまた重厚なデザインが目立つオイルライターからナフサ特有の香りを漂わせながら着火して、オイルライターを鈍い金属音を立てて閉めると胸ポケットにしまいながら、反対の手に持ち変えて持ち上げると共に歩きながら、取り敢えずは互いに給油や適当に買い物などを済ませてホテルにチェックインし、仮眠をとらなければいつ倒れるか解らないなどと考えつつ足早に街中に入ってしまおうと歩みを進め

(お忙しい中有難う御座います笑…！/)

おおー、こりゃぁしっかり寝れそうだな！(とりあえずは給油を済ませ、適当なスーパーで食料は日持ちするものを選び、相棒の水代わりである缶ビールも数本買い、今日の腹ごしらえ用にはハワイ名物の肉料理カルアピッグと海鮮サラダのようなポキを手に入れ必要なものは全て揃っている事を確認して清算すれば、相手と共に何も考えずホテルへ行き、シャワールームとベッドルームしかないシンプルでまさに寝るためだけの部屋に入ると、安い部屋をとったのかベッドがひとつしかないなんて事も考えることなくただ船の中で寝るつもりだったためちゃんとしたベッドで寝れるという事だけ考え任務中とはいえちょっとした旅みたいだとウキウキしながら上記を述べ缶ビールを相手に1本投げて渡し、相手がビールを1本飲みきる前に備え付けてあったフォークを使いそそくさと買ってきたものを胃の中に流し込むと睡魔の限界が来たのか「わり…もーむり…」とそのままベッドに倒れ込みぴくりとも動かなくなったかと思いきやスヤスヤと寝息を立て始め

…(船外に身を乗り出して狙撃をして居たこともあって、相手が食事云々をしている間に先にシャワーを浴びておこうとシャワールームに入っていて、出てきて適当に食事でも取ろうかと考えていたものの、時計を見て今後の予定との睡眠時間の兼ね合いを考えたところで時間が足りないことに気付き、溜息にもならない息をつくと今後の行動をスムーズにしたいこともあってか、製造機の如くスムーズな動作でスーツを畳んでスーツケースにしまい込むと、下をオリーブドラヴのミリタリーパンツに履き替えて、生乾きの頭を首にかかったタオルで適度に拭きながらその流れで銃創の目立つ体も少し拭きつつ、相手が気を使って買ってきてくれたのであろうラガービールを一気に喉に流し込んで、直につけることになるハーネスをいくつかスーツケースから出してスーツケースを閉じ、机の上にハーネスと空になったラガービールの缶を置いてタバコも吸わないまま、双方それなりにガタイがいい故に少し気を配る用にして身を縮こまらせながら、あとでどうせ脱ぐことになる服を着るのも面倒に思っての上裸のままで相手の横で仮眠を取り始め

……っっ！！！？(普段からのガサツな性格が生活態度にも出ているのか本人にはわからずとも寝相は悪く、傍に暖かい何かを感じ取ると正体も解らないまま腕を回して抱き締め脚でもしっかり固定するように抱き枕にしてしまい、仮眠だけのつもりが存外気持ち良く急速充電するように熟睡できたのか1時間くらいするとスッキリぱっちり目を覚まし、同時に視界に飛び込んで来た灰色に目を見開き思わず叫びそうになるのをグッと堪え声にもならない声をあげると起こさないようにそっとベッドから離れ両手を上に上げてグッと背中を伸ばせば寝顔なんてレアだななんて思いつつ痛々しい相手の身体に目が移り、痛々しくはあるがそれよりもやはりガタイが良く程よく筋肉質で自分からすれば美しくカッコイイ身体ではあると思いながらこの腕に抱きしめられた事と知らずにとはいえこの身体を抱き枕にしてしまっていた事を思い出し慌ててシャワールームに飛び込んで汗を流すついでに赤くなった頬と熱くなった身体を冷ます事だけで頭がいっぱいになり、着替えも鍵も忘れて洗面所の横にあるカゴに服を脱ぎ捨てれば頭から冷水を浴び

……？…(相手がシャワールームに入る音を聞いて事務所内では聴き慣れていない音であったが故か、目を開くとほぼ同時くらいの速度でいつから隠していたのか定かではないハンドガンをベッドの下から窓の外に向けて構えると、相手がシャワールームに入っていることに気付いて違和感の正体を自分の中で解消し、小一時間経った頃合いに目が覚めたのはちょうど良かったのか、寝る前にシャワーを浴びられていたこともあってそのまま起床すると、机の上に置いてあったハーネスを脇に拳銃と腹にナイフが来るように装着して固定し、その上から防弾性の高いミリタリージャケットを着込んでファスナーを閉めると、タバコを机で叩いて一本だけ出してから相手がシャワールームから出てくるまでに時間がある故か、タバコを机に何度かトントンと軽く打ち付けて中身を詰めてから、いつもの重厚なオイルライターで着火してタバコとオイルライターを一纏めにするとミリタリージャケットの内側にしまい込んで、咥えタバコのまま相手の準備が終わるまでは集中力を晒しておこうとベッドに腰掛けて、ローテーブルの上に置かれている灰皿を自分の方に引き寄せると灰を落としながら煙を吐き出して待機し

…やべ。(思いっきり身体を冷まして心を落ち着かせれば今度は温かいお湯でしっかり汗を流し、ぱたぱたと手で風呂上がりの顔の火照りを冷ますように扇ぎながらホテルのバスタオルを掴んで適当に水分を拭き取り、短いからどうせすぐ乾くとでも言わんばかりに頭はこれもまた適当にワシャワシャと拭き、いざ着替えようとすれば替えを準備しないでシャワールームに飛び込んでしまった事を今思い出し、眉間に皺を寄せながら大きくため息を吐いて頭の足りなさを今一度実感しつつ、否先程は慌てたからだと誰にでもなく言い訳を心の中で述べてから頭を横にブンブンと振り、どうしたらいいか考え、着替えを取りに行く間だけでも元着ていた服を羽織ればいいものの相手が起きる前に早くなんとかせねばと頭がいっぱいになり、また慌ててしまっていたのか思考力と判断力が鈍ってしまい、既に起きていたらなんて微塵も考えておらずとりあえずバスタオルを体に巻き付けて相手に気付かれぬようシャワールームをそっと出るがそこでベッドに腰掛けている相手と目が合ってしまい、状況に頭が追い付かずそこでピシッと固まってしまい

(なんか…ジルが頭に悪い子になってますwこんな馬鹿な子でしたっけ…w)

…ジル、ふざけてないで早く準備しろ…(先に準備を終えてタバコを吸いながら腰掛けてシャワーを浴びている相手を待っていると、何を考えたのかタオル姿で飛び出してきた相手をジト目で眺めながら口と肺に溜まった煙を吐き出して、これから本腰を入れて命懸けの駆け引きに向かうというのに呑気なものだと思いながらも、この切迫した状況では見た感じジョークにしか見えない相手の余興に付き合っている時間はないと淡々とした声で言い放って、一本めのタバコが消える前に吸いながらもう一本に点火して二本咥えると、灰を一度落としてから咥え直してミリタリーブーツの網目を指で引っ張ってきつく締め直し、ため息のようにもう一度煙を吐きながらも相手の余裕である姿を再認識してから、今回も自分の身の危険を含めて相手が一緒であれば心配する必要もないかと改めて信頼を寄せ、口にはしないものの硬直している相手の引き締まった体を無表情に虚ろな目で眺めながら、短くなった方のタバコを灰皿に投擲するように正確に吐き捨て

(まぁ、常識はありますけど頭脳自体はガヴさんが宛にされてる気がします…w/)

んの、あたしがどんな気持ちで…！……ちっ。…もういいっ！(ふざけていると吐き捨てられて気まずい雰囲気にならなかったことに安心をしつつもやはり女として意識してくれるわけがあるはずもないと改めて思い知らされて悔しさや虚しさが苛立ちとなり自分の抱いている気持ちと一緒に暴言でも吐いてしまいそうになり言いかけた言葉を唾と一緒に飲み込んでしまえば代わりに舌打ちをしてドキドキを返せと言わんばかりにタバコを灰皿に捨てる相手を睨みつけながら相手の前を横切って着替えだけ手に取り、もう色々と面倒になってしまいどうせ意識なんてされないと思いつつも一応は相手の視界に入らないよう部屋の隅で着替え、まだ少し湿っている髪を纏めるようにバンダナをキツく結ぶと自分の荷物を背負い上げ、今は触れたくないはずが既にそういう癖なのか相手の重そうなアタッシュケースを持つとそそくさと逃げるように部屋を後にして、チェックアウトや忘れ物確認とかは頭の良い相手が済ませるんだろうと自分は先に出発の準備でも整えようと頭の中の苛立ちをかき消すように船へ向かい

(ジルとガヴさんが事務所でお酒飲みながらポーカーでもしてジルが全敗するお話を想像しました←/)

……(何かまた相手にとって気に触るようなことを言ってしまったのか分からない上で行ってしまった相手の後を追いかけるようにチェックアウトなどを済ませると、外に出た瞬間に慣れない気候と汐風に機材が痛みそうだと考えている故に観光の類などは一切頭にないようで、相手の機嫌を損ねた理由はわからないが相手も業界の人間ではプロであることを自覚していると思い、取り敢えずその話は置いておいて先にクライアントの元へと向かうのが先決であろうと足早に前泊している港へと向かって歩みを進めつつ、歩きながらも全く揺れていない手元の短くなり過ぎたタバコを携帯の灰皿の中へと放り込むと、同じようにもう一本出して咥え込んで馴染みのオイルライターで火をつけて、少し虚空な目で相手と自分の関係性について深く考え込みながら一体どういった系統の関係なのだろうかと考え始めていて

(ガヴさんは自称運がいいみたいなので、強いかもしれないですねw/
亀レスごめんなさい…/)

畜生が……ふざけてんのはそっちだろうがぁ…っ!!(一足先に船の中に飛び込むと未だ収まらない苛立ちを発散するように相手の荷物を船の奥に乱暴に放り投げれば不機嫌左拳で壁を一度殴り、若干揺れたような感覚でハッとすればやってしまってから相手のアタッシュケースに傷がついていないかイソイソと確認しはじめ、壊してしまったらまたふざけていると言われそうだと一応ケースを開けて中身を確認し幸いにも無傷だった事を確認できれば安心して気持ちを切り替えるように何度も深呼吸を繰り返すと操縦室に入り、燃料の確認をしたりエンジンの点検したり出航に準備を整え始め、そうこうしているうちに相手が船に乗り込んで来たのを横目で見てやればべーっと舌を出して「おせーよっ！」と呆れ顔の相手にいつもの調子で声を掛けるとそのまま舵を手に握らせて船を出し

(運も強くて頭よかったらトランプ強いですねw/パイアってどこですか← あと、もし考えている展開とかあったら教えて頂きたいです！//
お気になさらずー！/)

…はぁ…解ってる…(どちらにしても指定された時間に着けば問題がない上にどれだけ早く着こうとそれよりも遥か前に下見も兼ねてクライアントが待機していることは仕事の危険上言うまでもなく、舌を出して何やら不機嫌そうな相手に口に溜まっていた煙を塊のような量で吐き出して吐き掛けると、再び咥えてタバコを唇で支えながら船内へゆっくりとした精密で無機質な歩幅の足音を立てて入って行って、流石にここからクライアントとの待ち合わせ場所の間で襲われるようなことはないだろうが、自分自身が相手側であったら身の危険を考えて狙撃手を伏兵として待機させておくことを考えると相手が同じことを考えていてもなんら不思議はなく、取り敢えずはクライアントとの待ち合わせ場所に上陸する前に少し周囲を見ておいても損はないだろうなどと考えながら船内の床にかがみこんで、今回はそこまでスピードを出さないであろうことを視野に入れてかクライアントと会う前の準備を進め

(パイアはマウイ島の北ですね！あ、この後はクライアントと会う予定ですが、取引後の襲撃からダッシュで逃げる予定ですw/)

まあ、ここからだったら近いもんなぁ。でも何が起きるかわかんないんだからゆっくりしていられねーだろ！(地図を手にして横目で相手の方に視線をやると昨晩のようなかなり無茶苦茶な超高速運転せずとも十分取引の時間には間に合うはずだが他社と比べて安価と相棒から聞いてはいるもののやはりそれなりの大金をもらっての運搬業を行っているため何が起きようとも遅刻の原因になるべきではないというのにと、人の事は言えないクセして心で責任感のようなものを感じ乍上記のように若干早口で述べるともう何も起きない事を祈りつつバンダナを締め直して指定された目的地に向かい、しばらく相手から返事も何もなければお互い無言だったのがマウイ島附近までやってきて突然思い出したように「…そういえば、孤島って言ってたよな…どこだ？」と振り向かずに後ろにいるであろう相手に地図を差し出せば正確な位置を求め

(すみません、ありがとうございます!取引はジルの専門外で護衛くらいにしかならないのでガヴさんに任せます←/実はクライアントは資料を確認した後にガヴたち運搬業者の殺害を計画していた…とかですか？/)

…北だ…一般に普及してる地図には載ってない…(パイアから先の方の沖合にずっといった辺りに冷戦時代の名残で多国が関与し過ぎた為に米政府が見放した無法地帯、元々の所有主も利権を争った末に下がり続ける時価を見かねて当の土地を売却するわけでもなく放棄、以降はカルテルや政治的な立場からの介入を回避するための避難経路として使われ続けている為に、政府を通して発行した公式な地図には一切載っていないという、ブラックマーケットの利権者には打って付けのロケーションに向かっていることは口に出さないまでも、大まかに必要なことだけを近年流行の人工知能のAIを更に無機質にしてテンションを下げたような声で言い放って、明確な位置どりは依頼者からもらっていない故に大まかな表現になってしまったことを少し悔いながらも上陸の準備を進め、中南米に住んでいる人間の中では随一と言っていいほどに時間に厳しいながらも少し寝坊癖などが見られる相手を不思議に思いつつ、内心では大して急ぐ意味などないのになどと考えながら、船内に落としたら相手に面倒なことを言われるだろうと溜まりきったタバコの灰ごと携帯用の灰皿に突っ込み

(まぁ、取引といっても物資の交換程度なものですが…/いえ、カルテルの裏庭近隣っていう伏線回収の追加の意味もあって、第三者の強襲っていうところから逃亡の流れでそのまま帰還しようかと思ってますw/)

…おう、そーか。(相手にも解らないのか、精密機器のような身振りや頭をしているくせに正確な場所を教えてくれなかったことからそう推測すると責めるまでとは行かなくても肝心な所だけ抜けている情報をもらうと北ってどこだよと言葉にはせずとも多少呆れを感じているのか眉をひそめながらとりあえずは頷いてみて、やはり何が起きるかわかったものじゃないという先程の自分の発言は正しかったと結論付ければとりあえずはマウイ島の北まで船を加速させて陸にはつけず自動操縦に切り替えると、グッと背伸びをしながらそうは見えるだけで実際の心の中までは読み取れるはずもないが悠長にタバコをふかしているいつもと変わらない相手の姿を暫く見つめると熱を持った頬を冷ます仕草を誤魔化すように「あ、あちぃ…」と手で仰ぎながらもう片手で額の汗を拭うふりをして、液晶に表示された地図と持ち前の土地勘と観察眼を頼りに地図に載っていない島を探し始めそれらしいものを見つけると船を島に近付け

(すみません、おくれました…/了解です！ガヴさんがお金かけて買ったセットが役に立つ時が来ますねw/)

…頼まれたものだ、中は見ていない…保証はしない、自分で確認しろ…(まさかあれだけの情報を頼りにこれだけの早さで現在地の陸の孤島に到着出来るとは思っていなかった様子で内心で感心しながら積荷を取り出し、対して大きくもない端の見える孤島の山道を進んでいくと黒塗りの高級車の前に佇む一人の初老で小太りな白髪の男性と、それを取り巻く様に突撃銃を持った黒づくめのビジネススーツ姿の白人が幾人か確認出来、茂みの中から銃を持っていないことを示す様に片手と依頼品の入ったアタッシュケース上げて出て行って、暫くの沈黙の間に周囲を確認して心の準備をするとともに声に乗せて相手の取引相手が誰かは知らないが、何れにしても自身らが請け負った契約内容は運送のみである故に頼まれたことは遂行したと言わんばかりの態度でアタッシュケースを開いて近くの砂地に投げ、それと同時に遠巻きにいた自分たちを狙っているであろう狙撃手の指を脇のホルスターに入れていたハンドガンで撃ち抜き、振り向きざまに相手の腹部に手を掛けて持ち上げると茂みに向かって走ってから飛び込み、クライアント共々茂みを隔てて観察しながらの冷戦状態に入り

(遅くなりました…ガヴさんは意外と心配性で臆病なので、買っちゃって無駄になるものも多そうですけどねw/)

ぉわあっ、な、なんだなんだぁ…！？(狙撃手の気配は感じ取って一応警戒はしていたもののあっさりと取引を終えた相棒がいきなり発砲したかと思えば急にペットのような扱いで持ち上げられれば照れるよりも驚きが上回ってしまい変な声を出しながら状況の説明を求めようとはするがそんな場合ではなさそうだと判断し返ってこない返事をそれ以上求める事はなくただ茂みの中で急接近することになってしまったためお互い触れ合ってしまっている手に変な汗を滲ませ、例え手を退けるだけの小さな動作でも状況を把握しきれていない今は迂闊に動くわけにはいかないと思い、声を押し殺して口から飛び出そうになる心臓の動悸を抑えるため、また冷静さを取り戻すため袖の下や裾の中に隠してあるナイフの位置頭で再確認し乍相手が敵の相手をしてくれる前提でここから船までの最短距離を考え始め、視線だけ相手にやって小さく頷き合図を出して

(お互い様ということでw/ ガヴさんが臆病ですとぅ！？意外すぎ…( ´ºωº` )いつも(?)大胆に銃撃戦入ってるのは…気のせい?wそれともジルのせいですかw/今日もお疲れ様でした！最近周りの人がみんな風邪でぶっ倒れるという現象が起きています…主様もくれぐれも体調にはお気をつけください。笑)

…(相手の目線を送ってきた合図に相槌を打つように振り向かないまま小さく頷いたかのような普段を見ている相手にしか解らないほどの動作で反応すると、まるで今までやっていたかのようなスムーズな動作で銃を構えて周囲を見渡すようにしながら相手の背中に手を当てて、足音がこれでもかというほどしないゆっくりとした動作で下がりながら発砲することなく停泊させた辺りまで隠れながら追従し、エンジンをかけた瞬間が一番危険になるだろうかなどと思いながら音を立てないように十分に気を配ってリロードを済ませておくと、小さな密林とも取れる茂みや木々からの鳥や他の音に耳を済ませて足音が混じっていないかを逐一チェックして少しの音に合わせてそこに銃口を向けていき

(ガヴさんの場合は日常の取捨選択が殆ど生命維持に向いていて、かなり死に対する恐怖心が大きいですねw/主は体だけは丈夫なのでもう10年近く風邪は引いておりませんwジルPL様も、どうかお体にはお気をつけ下さいw/)

前に2隻、後ろからも来てるｯ！(自分の背中は相棒に預けたと言わんばかりに茂みから飛び出し船と島を繋いでいたロープを時間が無いため袖に仕込んであったナイフを素早く取り出してロープを切り落とせば飛び乗ってすぐにエンジンをかけると後ろから乾いた銃声が三発、恐らく船を狙って隠れていた刺客を相棒が仕留めたんだろうと疑うことなく、また足音はしなくとも人一人分の重みによる船の揺れを感じ取るとこんな器用な足取りはほかの誰にも真似できるはずないと口端を少し吊り上げ乍も後ろを振り返ることなく、また行き先や方角がどうのなんて考えることなく兎に角孤島から離れることに神経を集中させ出せるだけの速度で船を動かしていくと、少し進んだところで前からぼんやりとまたレーダーに反応しない怪しい船の姿を捉え、戦闘準備をしているであろう相手にそう伝え

(戦場を生き抜いて来た人間はそうなると思いますね。ジルは死ぬよりもガヴさんがいなくなるほうが怖いとおもいますが←/ それを聞いて安心しました！すっごい丈夫ですね！私なんて年に3回くらいはひいてますよww/)

…右舷、追尾弾頭二発…先行一発は撃ち落とす…(爆音のエンジン音が海底にまで鳴り響くであろうと慮る事吝かでないような中、声に出さないまでも風を切るように走り出した船の上で銃声を聴きながら銃声だけで積載されているであろう銃器類や一隻ごとの兵装を判断していきつつ、ここで改めて気付いたことはこの海上戦闘に関わっているのは自分たちの他に二団体居り、前方二隻は先ほども強襲してきたような何でもないカルテルの荒くれだけであろうことは相手も近づけば分かろうものだが、問題は後方の一隻であるだろうと考えていたところで予感的中と言わんばかりの勢いで飛んで来た二つの燃料の燃焼の匂いで飛んで来ているものを判断し、リロードがまだ済んでいないハンドガンの最後の一発の弾薬で相手ならば聞こえるであろうボソッとした声で、相手ならばギリギリまで引きつけてからの旋回で前方の一隻を弾薬を使用せずに沈められるだろうと思いつつ、前方の敵と後方の輩が撃ち合ってくれることは望まなくとも取り敢えず正体不明の後方の輩のやり方には覚えがあるような気がして、その嫌な推測が的中していれば自分たちのような仮にも運送業者の立ち入るところではないだろうと考えて、仮に沈められたとしたら前方のなかった一隻を無視して振り切って、兎に角、件の一隻から離れるのが先決だと思いながらも、そもそもの話高速で3次元移動する二点間を重力と空気抵抗の影響を受ける弾丸で結ぶという技法、更にはその中で倒された刺客の数と自分の銃の弾倉をなにかしらの手段で把握した上での保険として二発の追尾弾頭を撃ってきていることは明確、だとすれば相手が予測し得ないのはシルヴィという存在だと思い、相変わらず、相手を信頼している様子で撃ち落とした追尾弾頭の煙の中から飛び出して追いかけて来る死の体現された「それ」を表情一つ変えずに見据え

(おっそくなりやしたぁ…
ジル、意外と寂しがり屋さんです？…w/)

このまま逃げ切れるぞ…！つかまれ！！(１発は撃ち落とすとは聞こえたが激しい爆撃音と共に撃ち出されたもう１発はどうすんだよなんて考える暇はなくまた相棒がこうなると予想していたなんて知るはずもなく、長年の経験とずば抜けたセンスと鋭い勘をフル活用して飛んできた弾をギリギリまでひきつけてからドリフトかけながらの急な右カーブで弾をかわし、敵船からすればこんな荒業はたまたま運が良かったとしか思えないだろうという考えが頭を過ぎると、またこちらに向かって飛んできた弾を同じように躱して船の真横で大きな水柱を立たせなるべく船に海水が入らないようカーブからの旋回で素早くその場から距離を取るという腕を敵船に見せつければ得意げに鼻で笑ってやり、バンダナを締め直して気合を入れ直すと改めて目の前の状況を冷静に分析してここはやはり逃げ切るほうが無難ではあるが挟まれるようにして敵が立ち塞がっているため隙があるとすれば前の敵船の左か右かどっちかしかないが、陸から遠い北の方角のほうがいいと判断し、来る時のような反則猛スピードを出すと立ちっぱなしの相棒に軽く警告すれば、徐々に速度をあげて

(お、おそくなりやしたぁ…汗
そんくらいガヴさんが大事ってことですよ！w/)

…助かった…(今回ばかりはあと数秒で死ぬところだと思えなくもなかったものの相手の機転によってなんとか行きている現在を実感し、ひとまずは相手の技量に任せるしか無いと言う現状に変わりはないが頭を巡らせ始め、先程のまるで見通されたような戦法の策略に覚えのある節を記憶の中で探しながら暫く停止したように爆速の滑走邸の中にこもって考えていると、数ある記憶の中でももう済んだ事柄の中に関与していた団体に心覚があるような気がして、しかしながら今更その連中が絡んでくることなどあろうかと思いながらも当の輩以外に先程のようなことが可能な連中がいるかと言われればそういうわけもなく、もし仮に自分の創造が的中しているとすれば敵としてや味方として以前にもっと面倒なことになりかねない故、想像している輩でないことを願いつつハッチから顔を出して先程の連中の所属が少しでも解ればと、スコープの両側のキャップを外してスコープレンズを覗き込んで、揺れに合わせて上下差を埋めるように動かしながら先程の発射元の一点を捉えて煙の中を少しだけ見ると、スコープレンズから目を離してから珍しくも唖然とした表情になってハッチを閉じて下の操舵席近くまで戻って行き

(両思いだといいんですけどねw/)

どうしたんだよ…?(もう追っては来れないだろう、かなり距離を引き離したところで相手の様子が気になって視線をやればいつ見ても機械のようにただただ無表情な相手が表情を作っていて、それもどこか呆気にとられるような驚いたような表情をしていて珍しいと思いつつ脳内でスクリーンショットを撮り、眉にシワを寄せながらこちらに近付いてくる相手に声をかけてみて、なにか考え込んでいるのかいつもの事ながら中々返事は返ってくることないが、相手の話したいタイミングで言いたい事は伝えてくるという信頼もあってこちらからは深追いすることなく、とりあえず来た道を戻る形で、ハワイでまた給油し一休みしてからゆっくり太平洋を渡ればいいかだけ確認して、すっかり任務を終えた気でいるのか髪をまとめているバンダナを外して折角綺麗に折り畳んだのを短パンのポケットにぐしゃりと突っ込んで台無しにしては帰ったら事務所でゆっくり飲みたいとか考えていて

(ガヴさんは時間かかりそうですねw/咄嗟に考えついたものですが、豪華客船だか上流階級パーティでの任務で男女同伴で参加しないといけなくて潜入するために嫌がるジルがお洒落する羽目になるってのが思い浮かびました。←)

…面倒なことになった…多分…(全てを把握しているわけではない自己の判断だけで全てを決めつけてしまうのは良くないと思った上で、相手ならばきっとその辺りも無為に散策してくるようなことなく察してくれることを願いながらも、その傍らでもしも自分の創造通りの輩に手出しされたこととなれば、元々まともな仕事など一件も受けたことなどはないが一般界隈でいう所謂運送業者として手出しする部分としてはあまりに過激な部分に片足を突っ込んでいることになり、今回の件もきっと彼らなりに自分が生きていることを確認したのだろうなどと思いつつ近いうちに話をつけることにはなるのだろうが個人的にはあまり思うことではないが、ぶっちゃけて思ってしまうと凄く面倒臭いので出来る限り考えない、ないし関わらないようにしていたなどとは業務上口が裂けても言えるわけはなく、その上で話をつける段階でシルヴィを保護対象と説明するには余りに面倒な連中との会談になるだろうが、かと言ってこの機会に普通の運転手などに任せようものなら即刻射殺されて終わりだろうなどと思い、何れにしてもなんらかの形でシルヴィを同行させなければならないことに変わりはないが果たしてどうやって連れて行こうかなどと考えつつ、一先ずは相手の意見もあるだろうと一言だけ「…次の仕事は国外になりそうだ…恐らくUK…。」と、国外になりそうであることを仄めかして相手がどう反応するだろうかと内心で思いながら、その一方で食事はとても食べられたものじゃないだろうということと着いてくるのはいいがスペイン語さえどこで覚えたのかも解らないシルヴィが、果たしてイギリス人の御高尚な連中と会話など成り立つのだろうかという考えが頭の中でグルグル渦を巻いていて

(お、いいですねぇ…今回自分が張った伏線も兼ねて面白い回に出来そうな気がしますw/)

ゆないてっど、きんぐだむ！どんな仕事だ？(さっきから普段とあまり変わらない様子を見せてはいても長年相棒していればわかってしまうような些細な変化には気付くが相手の言う面倒なこととは次の仕事のことを指してるんだろうと勝手に納得して勝手に結論付けるとキャパの少ない頭は既に次の任務の話題でいっぱいになり、今回ほど長距離でないにしてもまた海を、今度は大西洋を渡って行けるのかとワクワクを隠せない様子を見せながら相変わらずの通じるし下手とは言えないアジア訛りの英語で、仕事に関しては自分が何か発言することはないと思い込んでるのか「アタシが付いててやるからどんな任務もへっちゃらだぜー」と心配している相棒とは裏腹に今回の逃避行も自分の操舵技術が優秀だったからといって調子に乗って得意げに親指を立てながら詳細を求めるように促し

(あれ。設定上、ガヴさんとジルが話してるのはスペイン語ですか？英語ですか？/
ちなみに素でわかっていないんですが(←w)ガヴさんが心配している船はなんですか？

…仕事…というか…今後のために、PMCの会談に行く…(正確にはまぁ個人的に一番面倒だと思っていた連中とのエンカウントもあったので当たり前と言って仕舞えばそれまでだが、今回の仕事の上がりがかなり大きかったこともあって今のうちに先決に話を進めてしまいたいという本心が大きく、加えて今回の件の襲撃があったということは自分が知っている連中が今まで通りに活動していることを指し示していると同時に、当時恒例であった会合が今まで通りに開かれている故にそちらでいい加減に話をつけようという、招待状としてはあまりに荒っぽい方法は矢張り過去に覚えのある通りで、そんな過去の思い出回想はさて置いて様子を見る限り特に嫌そうでもない相手の様子から察するに問題ないだろうと思い、折れ曲がったタバコを咥え直すとオイルライターで火をつけて煙を一息吐き出してから「…因みに運転はない…UKは上陸許可の方が空港より遥かに厳重だ…弾痕と硝煙反応で却下されるのがオチだ…。…それと、PMCが一同に会す正規会合だ…服装や立ち振る舞い…多少は気遣ってもらうことになる…」と、今回においては小さな島国の辺境の孤島だったから良かったものを本国に入るともなれば銃器類の過剰な持ち込みや、明らかな戦績の見られる船などがそう易々と入れる訳もなく知り合いのツテで航空手段を手配しようなどと思いながら、付け加えるようにして相手にとって一番の問題であろう内容をさらっと流すように伝えて、事務所に帰ってから多少準備しなければならないだろうなどと考えつつ再びタバコを蒸し始め

(あ、説明不足でしたね…二人が住んでいるのは一応中南米のホンジュラス港町(プエルトコルテス、サン=ペドロ=スーラ)郊外という設定でして、この近隣は学校に行けない貧民などが多いのでテロや強盗、略奪や殺人などが絶えず、殆どの市民は公用語を知らないので基本的にスペイン語が基盤になってます。まぁ、二人ともある程度の英語、スペイン語は話せるという設定で良いのではないでしょうか？ガヴさんが心配している船は過去の柵の一端なので、後々話の中で説明することにはなると思いますwあ、あと、移動などの類は今回の回は結構飛ばして行くつもりでいますw/)

ぴーえむしー…あ、ああ。そうだよな。りょーかい。(なんか聞いたことあるようなないような、聞いたら聞いたで冷ややかな視線が答えてくれない代わりに来そうだと思って取り敢えずは知った振りでもしておいて、運転はないのかと少し残念そうにするも離島や孤島、自分たちが住んでいる所ならともかく厳しそうな所では賄賂がどうのという問題ではないなと納得していてウンウンと頷きながら話を聞きいれ、聞いた時はあまり深く考えていなかったもの、来た道を戻るように同じ港町で同じところで給油しがてら船で休憩し乍先程の話を考えはじめるが、運転し、相手の落とした煙草の灰の掃除をし、翌日の夕方運河をまた来た時と同じように越えたため頭の中で消化するのに時間が掛かったのか、日が暮れて事務所に帰りついてから嫌な予感がして冷や汗を垂らすと「なあ…アタシ…もしかして…これじゃダメてことか…？」と船から飛び降りて鎖を縛ると自分の服と短パンを指で摘んでおそるおそる確認し

(遅れました、ごめんなさい。汗/おっけーです！楽しみにしてますね！PMCってググると民間軍事会社がトップに出てきましたがそれであってますか？あ、勝手ながら帰りも飛ばしましたﾍﾟｺ/ ちなみに今日のお昼はドミノピザでしたｹﾞﾌ←/)

…あぁ…会合とは銘打ってるが…表向きは食事会と舞踏会を含めた金持ち同士の道楽だ…(一般の民間軍事企業が企業同士で大きな会合を行えば国際的な問題になったり面倒な処理が想像を絶する頻度で多発することは、彼らの参入している取引の中を掻い潜って生業としている自分たちの差にとっても至極当たり前の話で、自分達の住んでいるような銃撃とサイレンと悲鳴と罵声が鳴り止まないような秘境の無法地帯であるならばともかくロンドンの中でそんな地区があるはずもなく、大手武器メーカーなどを含むスポンサー同士の顔合わせと親睦会を銘打った密売なども含む今後の戦略を練るための会合であることは明らかで、その点に関しては腹の探り合いで相手のライバル企業にしか目がいっておらず、自分達のような個人営業の運送業者には目もくれないと言うのは好都合でもあったりする状況において、先にも触れた面倒ごとを解消しておくにはうってつけであるものの建前上そこに物騒な連中として自分達が混ざっていることは非常にまずい事に当たり、自分はともかくとして相手がいないのは自分のことをこの上なく知っている人間を相手取った修羅場になる可能性がある以上、相手には絶対にいてもらわなければならないと思いつつ「…丁度いい…スーツの新調の序でに…服も用意するか…」と流石に現場で着ているボロボロのスーツで行くのはまずいだろうと新品のストックがあったかと少し頭で思い返すも、時期的に丁度替えが切れている時期であることもあって相手の現場で着るドレス類なども買ってしまおうと仄めかしつつ、相手の方を向かないまま悟られまいとした無表情と無機質な足音を立てて階段を上りながら事務所の中へと入って行き

(いえいえ！まさにそれです、有難う御座います！油ものばっかり食べてると太ってしまいますよー？…まぁ、主は後5キロ減ったら羸痩なんですけどね…！/)

な、なな、なな…おい！アタシはいかねーぞ！！(新調するという所からやはり嫌な予感は的中してしまい、こちらを向くことなくそそくさと事務所の中へと入っていく相手の背中に向かってキャンキャン吠えながら手ぶらだったように見えたため荷物は下ろしとけという事なんだろうと一旦船の中へ戻って荷物を担いで事務所に入っていき「第一きれるわけねーだろ…！舞踏会つっても踊れるわけねーし、金持ちの集まりなんかごめんだっ！」肩の上の荷物を下ろすと覚えている限りではドレスなんて着たことなければヒールやパンプス等の靴も履いたことない、ボーイッシュな髪にガサツな言動でパーティドレスを着ても似合うはずがないし食事会と言っても金持ちが集まるようなところでいつものような食べっぷりを発揮するわけにもいかないんだろうと抗議し乍こっちの話なんて聞いちゃいないようにソファの上で寛いでいる相手の後頭部に向かって冷蔵庫から出したキンキンに冷えた缶ビールを勢い良く投げつけ

(た、たまにならいいんですよ、たまにならw私も痩せてるほうですけど、、主様の方が絶対すらっとしてますね…:(´◦ω◦｀):ｶﾞｸﾌﾞﾙ←/ジル、めっちゃ嫌がってますよw/)

…選択の権利はある…が、来なければ…ロンドンで俺の葬式に…お前も参列することになる…(前回相手も見てわかったとは思うが追尾弾頭の軌道を二発重ねて保険をかけるような技巧を持った連中でありながら現行PMCということもあって武装も自分達とは比にならない、加えて自分のことを相手よりもよく知っていて戦闘能力も過剰ともなれば理由はどうあれ勝ち目はない、冷静にそう分析しながら無表情で衝撃を肘に流すようにして炭酸が逃げないようにラガービールを受け取って開封し、一口飲んでから相手が来なければ大した武装も出来ない場所であることもあって警戒もなく相手に屠られることは避けられないであろうことを口走り、加えて「…時間はある、コーディネートアシスタントもいる…あとは、自分で決めろ…」と仕事の上で必要な食事作法やマナー、言葉遣いや基本的な立ち回りなどを指導、その他必要な準備やオーダーが出来る人間は既に用意出来ている旨を伝えると共に、いつも通りのビジネスライクな人柄には変わりないのか、何れにせよ自分は向かうと言わんばかりの様相が変わる様子はなく、オイルの匂いを漂わせながら胸元から出したライターの鈍い金属音を響かせて、いつの間にやら口元に咥え込んでいた一般のタバコに火をつけると静かにライターを胸元のポケットに戻して煙を吐き出し

(すらっと、くらいだったら丁度良かったんですけどねぇ…/今回はガヴさんの出生やら経歴が分かったり分からなかったり…したりしなかったりしちゃったりします/←)

そっ！？……アンタ、どうせアタシなら着いてくると思ったんだろ、…勝手に殺されてんなよ…！(自分がしぬ程恥をかくか相手が命を落としてしぬかなんて究極の選択に迫られてそこまで大変な会合なのかとようやっと認知すれば相手を失うかもしれないなんて想像もしたくないような恐怖を払うように相手に少しずつ近付いて来たかと思えばソファの後ろから相手の首の左右に腕を通し胸の前で手を組ませればコーディネートアシスタントも既に手配してあるという発言からもう何もかも手筈は整えられた上で選択を与えるフリをしただけだと訴え乍丁度自分の目の前にある相手のふさふさな灰色に額をくっつけしばらくすると「ば、晩飯…！ビールに合うもんがいいよな、？」大きな音を立てて鳴ってしまった腹の虫と熱くなった身体を隠すように慌てて相手から離れると聞いておいて答えは聞くつもりないのか逃げるようにキッチンに入り

(が、がりがりっすか( ºωº )/どっちなんだー！byジル←)

…なんでも構わない…(個人的に好き嫌いはないということと相手が自分の特徴を把握していることを前提において問題のある食事が出て来た試しは、考えて思い返しても出会った当初から一度もなかったことは今更な話ではあるが、明日からは少し準備期間でごたつくことになることは互いに想像に難くない故に図らずして深い晩酌をするつもりもなく、適度に食事を済ませて明日の朝に備えておこうなどと考えつつも今回用意した身内アシスタントにインストラクターも兼任してもらうつもりではあるが、相手の学習能力や体を動かすことに関しての習得の速さなどは高く評価しているが、耐えられることは前提として習得出来るだろうかなどと思う反面、今回で期待以上の技能を身につけられれば今後の仕事の上でも何かとやりやすいことは増えていくのではないかなどと考え、なんとか気を紛らわそうとするも古傷が疼くとはこういうことかと言わんばかりに前回の死の淵のギリギリを渡った記憶が蘇って来て、無表情を保ったまま考えないようにと目を閉じるとため息混じりに煙を吐き出して再度明日以降のことに考えを向け始め

(それはガヴさん次第ですねw結構ガンガン飛ばして行っちゃっても…いいかなー！？/)

…本当に、これ…着んのか…?(翌朝、寝坊して相手に起こされて朝食という日常が戻って来たかと思いきや襟首引っ張られての強制拉致で連れられて来れば目の前に数え切れないほどの自分とは縁が遠すぎる煌びやかで華やかパーティドレスやイブニングドレスに圧倒され上記を呟きながらきょろきょろ辺りを見回し、相棒と何やら相談していた恐らく昨日言っていたコーディネートアシスタントらしき麗しい婦人と目が合うとそのまま奥に連れ込まれアシスタントの納得いくまで着せ替え人形になり、人生で１度たりとも伸ばしたことない髪にエクステンションやらウィッグやら被せられお目化しをすると鏡を見る勇気もないまま終わったかと思えば今度はまた奥へと連れられ立ち振る舞いやテーブルマナーや社交界マナーをくどくど頭に叩き込まれやっぱり引き受けるんじゃなかったと後悔する反面引き受けなければ相棒がしぬんだとスーツを買いに行っているはずの相棒の姿を想像して自分へのご褒美を与えつつ教えられたことを必死で覚え

(ガンガン飛ばしましょうw いいともー!/)

…黒だな…(自分の準備の類を終えて身内ということもあって件のアシスタントの性格や人格などは把握しているつもりだが、腕は確かであるものの漏れ無く着せ替え人形にされているであろう相手の元へと足を運んでいて、どうして予測していたのか出入り口付近で待機していたアシスタントと今回のコーディネートなどについて話を進めつつ、その中で状況などに合わせてどういったものを用意すればいいかという話になり、今回に関しては単純に気に入られるために粧し込んでいけばいいというものではなく、煤や暗闇での緊急時と出血やその他の状況も考えた結果黒をと伝え、ここから数日間は監禁レベルで相手が束縛されて面倒ごとを叩き込まれるのだから自分も期待以上のレベルで準備を進めねばと考え、自分の性格もあってか基本的に莫大な報酬の仕事に対して大分発展途上な物価の極端に安い犯罪国家で質素な生活をしていたこともあり、それ以外の事情もありと言った具合で有り余っている資金から惜しげなく注ぎ込んでいるようで、当日自分は先に行って手続きなどをしなければならないこともあって国際線と会場までの送迎をプライベートな線で用意するようにだけ頼むと、当日現地集合で相手と合流するということを前提に最後に追加のオーダーで、相手の両足につける緊急時用の特殊な拳銃のホルスターを衣類の下に見えないようにつけて貰うように頼み、それだけ伝えると何か用事を思い出したように天井を見上げて考え込んでから相手とは顔合わせしないまま来ていたことだけを伝えるように行って足早に外へと去っていき

(考えてみればガヴさんとジルの事務所ってありえないくらい金余ってるんですよね…当日はプライベートジェットやらリムジン送迎でシルヴィお嬢をお迎((←/)

……あい、たい…(缶詰め状態で家にも帰してもらえない一日中常に身動きを監視されて少しでも崩そうものなら正座でどやされるというこの上なく鬼のような指導を受けて見てくれだけはお淑やかにはなったものの限られた時間の中で言葉だけはどうにもならなかったのか話し出すと流暢な英語が出てこないのはさておき口が悪いためいっそ無口キャラで通しなさいときつく言い聞かされ、漸く解放されたところで相棒はもう既に出発したとやっと数日ぶりに相手の消息を聞いて安心し、こんなに何日も声も聞かず顔も合わさないことなんて久しぶりすぎてぽつりと声に出してしまい、もうすぐ会える喜びの一心で身だしなみの最終チェックを済ますといつもに比べて格段に少なくはあるがドレスのあちこちにナイフを仕込んでいると相棒からの伝達でホルスターを仕込むことになったが自分は銃持たせてもらえないのにと眉を顰めつつ大人しくホルスターをつけてもらい、そう簡単には落ちないようにしっかりとメイクをした上で空港まで連れられると本当にこれに乗るのかと目の前の客の乗っていないプライベートジェットを見据え乍ここから先はどこから誰に言動を盗聴され盗撮されるかわかったものではないため、言い聞かされた通り余計な事は一切口にしないようにと気を引き締めるといつもならバンダナを締める代わりに拳をキツく握りしめ、送ってくれたアシスタントに微笑みを向けると両手をへその前に持ってきて軽く会釈をしてジェット機に乗り込み

(かかるのはお酒、タバコと武器代ですよね。あとは…交通費?w/ ジル姫マッハで用意しました←/スーツは割といつも通りなのはさておきふさふさヘアーをしっかりセットしたガヴ王子が楽しみです←←/なんかもうUKで襲撃されるflg立ちまくっているような←/)

…はぁ…(準備期間に入ってからいく日が経っただろうか定かではないくらいに目紛しい準備期間、というのも普段国際機関でもない個人経営の運送業者が護身用とはいえ他国の軍事兵器を凡ゆる手段を持って手に入れている以上、かなりのルートで入国許可をとらなければならないことはどうあがいても避けて通れない道ではあったが、何とか最低限の準備だけはして来られたと安心しつつも数日、乃至数週間の間とはいえ、毎日のように見ていた顔を見なくなったというのは慣習を失ったような妙な気分になるのも無理はなく、無駄に長い車の扉を開けて降りると同時にチップを置いてドアを閉めると、背後で乗り慣れていなかった快適な高級車が御高尚なエンジン音を響かせながら走り去るのを耳に捉えつつ、目の前に聳え立つこれまた巨大で高尚さが目に見えて際立つ今回の会場になるであろう巨大な門の向こう側に見える豪邸と呼んでいい規模なのかも分からない様な邸宅を前に、口にしないまでもタバコを咥えずとも吐き出す息が白くなるのを目の前で痛感しながら、ほとんど赤道直下に位置する常夏の中南米から出て来て思うのも当たり前といえばそれまでだが、こちらの空気は何年経っても冷たいなどと思いながら改めて少なくとも季節感というものを体感し直し、背中に大きな何かの文様の入った黒いフォーマルコートのポケットから手を出して被り慣れない帽子を風で飛ばされないように抑えながら、雪の舞う寒空の下で職業病かいつもは汗の塩で傷口が痛むがこれだけ寒ければ麻痺して多少出血してもいつも肌は痛くないだろうか何て下らないことを頭の片隅で思いつつ、今回は態々説明するのも面倒なので護衛の目を光らせることも兼ねて予め通して置いた話で一緒に入ってしまおうと考えて待機し

(残念ガヴさんは帽子でしたー！最早ここまで来るとマフィアと相違ない気がして来ますねw/どうせだったらということで、部隊が万年常夏なこともあって冬場設定にしてみました←/)

ガヴ、…(プライベートジェットの次はリムジンによる送迎でこんなに金を掛けてもいいのかと軽く目眩がするのを感じながら大人しく乗って窓から外の景色を眺めていて1時間もかからない内にリムジンが停まったと思えば目的の場所に着いたのか運転手が降りてドアを開け、大分慣れたとはいえやはり普段履いているものとは勝手の違うヒールで雪が降っているため少し滑りやすくなっているであろう地面に足をつけるとコケないようにとゆっくりと車から降り、会場だろうか、大きな門の前にしてこれはまた豪華なところだと口にしそうになるのを抑え、先に出発したと連絡を受けているため相手の姿を探すと門の前の長身で帽子から少しはみ出ている見慣れた灰色とやはり雰囲気で相棒だと一瞬で見抜き、飛び付きたくなる気持ちを抑えゆっくりとした足取りで相手に近付くと相手にも聞こえるくらいの声で小さく名前を呼び相手がこちらに振り向くとドレスを軽く摘んで片膝を少し曲げてお辞儀をし、顔を上げると微笑みかけて

(ようやく再会ですね、本人たちからすればご無沙汰w/おっけいです！私は寒いの苦手ですけど、たぶんジルは平気です←)

…その…よく似合っている…ぞ…？(あれだけ走り回った甲斐あって何の追っ手もなく現場に辿り着けたことは今回の準備が功を奏したと言え、現場とはいえミリタリーブーツとは行かなかったのか相も変わらず規則的な足音で相手の前まで来ると、あまりに古臭く、高尚な場でさえも現代においては本来の意味で使われることのないような慣習に則って、帽子を取って胸の前に持ちながら跪くと共に相手の先程まで礼をしていた片手を優しく取って手の甲に軽く口付けをし、そこまでは良かったもののそこから先の言葉が見つからなくなった様子で失礼と知りつつ、顔を見られないように少し背けてボソッと呟くようにして言いながら、出入口でまず相手が一つ疑問に思うことがあるであろうがここまでモラルを厳重にしてきた相手ならば、態々外で聞いて来ることもないだろうと目を閉じて考えて、聞こえない程度に深呼吸して冷たい空気を肺に入れてから吐き出して落ち着いた様子で幾時ぶりの相手の顔を見上げ

(そうですねぇ…あ、因みに気候が気候なので全くもって言いませんでしたが、ガヴさんは暑いの苦手だったりしますw/)

あ、ありがとう…(予想していたわけない行動と本心かもわからない言葉に頬を赤く染め、高鳴る心臓と絶対思ってねェだろ!というふうなお約束のツンデレ言葉が喉から出そうになるのをグッと堪え、唾と一緒に飲み込むと微笑みを崩さないままいつもの野蛮さが少しも感じられないような柔らかな声で礼を言うと手を取られるまま立ち上がり、相手の左側につくと、舞踏会食事会と言ってこんな格好をさせられてはいても気を緩めるわけにはいかず、恥ずかしさと照れを脳の隅に追いやるように、あくまでも仕事だと自分に言い聞かせれば表情は柔らかいまま視線だけ動かして自分の周囲を警戒し、何を履いても普段からほとんど足音のしないサイボーグのような相手とは違って慣れないヒールだからという言い訳で控えめ乍もｺｯｺｯ、と音を立てて共に会場内に入っていき

(暑いの苦手なのに真夏の天候で常に防弾チョッキの上にミリタリーやスーツなガヴさん…大変ですね。汗/ このあとの展開などは考えてますか？)

…シャルル・ガヴリール ・ゴルゴタ・イクシリース＝レヴィル・ド・イェルサレム…旧レヴィル家の者だ…隣は我妻に当たるレヴィル夫人、私の同伴だ…(出入口のところで第一関門とも言うべきだろうか、当然のことながら追加戦力を避ける策謀として当の会合への参加が可能な招待状自体は自分の分しかないものの偽造など出来るはずもなく、招待状を一枚しか出さずに入ろうとすると初老の扉番の左右から近寄ってきた体格のいいSPのようなビジネススーツの白人男性を見て溜息をつくと、表情にこそ出さないまでも心の奥底で面倒に思いながら口を開くと、今まで相手は聞いたことがないであろうあまりに長過ぎる上に後々の事情によって、国境線を一歩跨ぐ毎に名乗れるかどうかが変わる名前を名乗ってから過去に呼ばれていた家柄を念押しに名乗り、こちらとしては把握していなかったが相手方はこちらのことを理解していた様子で驚愕した様子で「レヴィル家シャルル様！…お入り下さい…」とだけ目が点のまま信じられないような様子でボソッと呟くと、相手の手を取って会場の中へと入っていこうと二人分のコートを預けて相変わらずの足取りで進んで過ぎ去る瞬間、擦れ違いざまに「…お帰りなさいませ…」という扉番の男の声に対して「…ただいま…」という掛け合いと会釈を軽く済ませて中へと進んでいき、人目が中央に集まっている為に少なくなっている上階席の奥まで相手の手を引いて足を運んで行ってから、突発的に壁際に追いやってから相手を抱きしめるような体制になって、スーツのどこか隠していた相手から預かっていた銃を相手のドレスの後ろを壁で隠して見えないように上げながら中のホルスターに落とし、スカートを下ろすと同時に壁際のミニテーブルからフリーワインを取って口に付けて傾けてから口に含むと、身長差を利用して相手の真上から口付けして相手が当の会合の中で泥酔しないようにと、国境を越える際に身体検査で銃と共に口内に隠していた軍用の酔い止めを舌を伝って無理矢理流し込み

(だからお風呂上りは高頻度で半裸なんです←/こんな感じでガヴさんのターンな展開にしてみましたが、何かご希望など御座いますれば…！/)

ガヴ、なに、っ…！(今まで1度も聞いたこともない長すぎて頭の中に入ってこない相手の名前に対して驚くもここで理由を聞く訳にも行かないしきっと偽名なんだろうと勝手に処理してしまえばそんな事よりも妻だと紹介されて会場に入る前から赤く染まった頬は鎮まることないまま相手にエスコートされ豪華な会場内へと入っていくがいちいち反応しては気を取られてしまうため平常心を保とうと努力をしている中それをまるで打ち破られるかのように相手の感情の持たないあくまで方便上そうしたとしか思えない行動で更に動悸が激しくなり胸の奥の酸っぱくなるが泣いたらメイクが落ちるとか体力がどうのとしか言われそうにないため苛立ちが募って暴言の一つでも吐きそうになるのを今度は飲まされた薬と共に飲み込めば、これはなんとか夫人として見せかけるんだと笑顔を作ってこうなったら一役買ってやろうと意気込み「いけませんわ、…」と偉く上品にいかにも甘美な誘いを受けているかの仕草と熱のこもった視線を相手に向けると右頬に手を滑らせ羞恥心を捨てて今度は此方から軽く唇を重ねると同時に銃をしっかり受け取ったという意味で、また言葉に出せない不満をぶつける代わりに、相手にはどういう意味でも伝わらないだろうが床まで届くドレスの裾と席の影になって誰からも見られないのをいいことにヒールで相手の足首に軽い蹴りを入れてやり

(ご、ごちそうさまですおなかいっぱいです← 主様こそご希望があればどしどしやっちゃって下さい←/ガヴさんもしかして貴族だったんですか!?/今の所、考えたというよりは思いついたのはガヴさんは誰かに会わないといけなくて、別の部屋に案内されるも強襲され、ただ敵からするとジルが予想外すぎて、ターゲットがガヴさんからジルに打って変わった、とかですかね…/)

…っ…やはり、ワインは苦手だ…(こんな時にこんな場所であってもビジネスライクな性格には全く変化がないようで、相手に飲ませ終えたと同時に相手が一役買ってくれたと思いきや何を思ったが再度口付けをする相手には流石に驚きを隠せない様子で、相手に何故蹴られたのかも解らないまま呆気にとられながらも口を話して何が付いたとも解らない口元を胸ポケットから出したハンカチで拭うと、畳んで押し込みながら咳払いをして普段呑んでいるものと違うということと、相手の不可解な行動が理解出来ないという様なことを不服に思う様子で言い放ったところで、手摺寸前で中央の御高尚な舞踏を拝見している現代貴族の残党とは明らかに違う風格の顔に火傷の跡が目立つ肌の白い巨漢が現れ、低く野太いドイツ語訛りの英語で「婚約者か？…」と聞かれると暫く置いてから「…いや、私の妻だ…昨年籍を入れた…」と一言だけいつもの機械のようなトーンで言い放って、軽く鼻で笑われると振り返って「…商談だ…好きに見て回ってくれ、メインイベントまでには戻る…」と、一言だけ言い放つと明らかに今回集まった人の中の特定人物が密談をする専用に用意されたであろう垂れ幕をくぐった先の厳重そうな分厚い扉を潜って、奥の方にチラッとだけ見える薄暗い明りしかない部屋へと消えていき

(お、いいじゃないですかー！/と、その前に私の方でガヴさんの昔馴染みを召喚して、ジルさんの質問コーナーを設けようとか思ったり思わなかったり思っちゃったり…←/)

ええ、わかったわ。(内心こんな所に一人置いていかないでくれと思いながらも表情には出さないようにあくまでお淑やかな夫人を演じてニコッと微笑んで頷きながら、心の内側のヘルプサインを訴えるように相手のスーツを握りしめるが気付いてくれる筈なくそのまま一人にされ、去年籍を入れた妻だと紹介された事やデジャヴュを感じさせる深い意味は相手に限ってある訳もない口付けを思い出すと乙女心を弄びやがってと心の中で悪態をつき、ガツガツ食べるわけにもいかないこの会場で視線を気にしながら少しずつ優雅に食べ物を口にしないといけないわけでいつもの数倍は喉を通すのに時間がかかりそうだし、憂さ晴らしではないがとりあえずなにか食べようとワインと一緒に並べられているお菓子類や軽食を給仕に盛り付けてもらい、誰からも話しかけられないように人のあまりいない目立たないところに腰掛けるといつものドカ食いっぷりを押し殺して一口ずつ丁寧に口に含んでいき、退屈しながらも広い会場の警備の位置、いざという時脱出するとなれば使用できそうな出入口や階段など確認していきながらそういえばメインイベントって言っていたけど何の事だと相手の言葉の意味を考え始め

(質問コーナー楽しみですw/ ひとおもいにやっちゃって下さい←/)

シャルルが結婚かぁ…笑える。彼女の一人も愚か、友達や家族さえ遠ざけてたんだけどねぇ…人生不思議なものだねぇ…(当の本人である帽子の下に灰色の目立つ長身が消えたのを境に相手が一人になるのを待っていたと言わんばかりのタイミングで人混みから出てくるも、先ほどまでの長身とは違って相手と大して変わらない身長差である故か、「シャルル」と呼称されているガヴと比べた時の身長差の違和感たるや言葉に表せないほどで、当の本人とは違った明らかに訓練して見につけたような満面の笑みで相手に近寄りながらベラベラと高い声で身内話を済ませ、立ち姿があらわになるも顔立ちの骨格とナチュラルなガヴと変わらないほどの長さのプラチナブロンドヘアーから察するにガヴとは明らかに違う純血の西洋人であることは明確であって、せっかく目立たない位置に座っている相手の諸事情を知ったような飄々とした表情で近寄って行って相席して腰掛けると口を開き、給仕の者に自分の分の軽い食事とワインを用意するようにと声をかけると相手の方を見て「そんなに固くならないでよ、お姉ちゃん！…シャルルの弟のハル、宜しくね、シルヴィお姉ちゃん！…」と、見た目も相まって年齢を感じさせないような貼り付けたような無邪気を振る舞うように相手に態とらしく笑みを見せ、少し食事を口にしてからナフキンで口を拭って「…まぁでも、あの人余り自分のこと喋らないだろうし、僕のことも含めて質問があったら何でも聞いてよ！…」と、会場に似つかわしくない言葉遣いながらもそれに違和感を感じさせないほどの圧力を纏った天真爛漫を装う言葉で相手に話しかけ、現在進行形で敵対するつもりはないのか相手のいつもいる戦場の緊張感とは違った、殺気が一切篭っていないのにもっとドロドロとした濁った緊張感の中で「あ、言葉とか全然気にしなくていいから！だってもう、家族だもんね！…」と相解らずの笑みで、所謂サイコパスなんかよりも余程それらしい立ち回りで食事を続けながら相手型の質問を待ち

(弟くん登場でs((←/)

(っと、説明欄に加えるの忘れてましたがハルは会場に入る時の扉番に聞いたので、シルヴィの名前しか知りません。性は本当に配偶者だと思ってるのでガヴさんの長ったらしい名前と殆ど変わらないと思っています。←/)

はじ、めまして。ハル…さん。(シャルルの弟だと名乗りなんでも聞いてよと馴れ馴れしく隣に来た人物をマジマジと見つめながらシャルルって誰だっけと相棒のお得意様とかだったら忘れてしまったなんて失礼に値するため頭の中の記憶の引き出しを漁るように必死に考えると家族になったという言葉に相棒の事だろうと結論に至れば無駄に長ったらしいアレは偽名ではなかったのかと次の疑問が浮かび、聞きたいことは幾らでも浮かび上がるがハッタリをきかせているだけかもしれない、罠かもしれないと思うと直接聞く訳にはいかず微笑みながら言葉には寧ろ最大限気をつけながらゆっくりと挨拶を返すが、考えてみれば敵であったとしても先に馴れ馴れしく話しかけてきたのは向こうで、お返しでもしておこうと「その胡散臭い笑顔をおやめ頂けるなら、」とこんな喋り方をする自分に気持ち悪いと感じながら途端に笑顔が引き攣った相手を見て内心ガッツポーズをすると「その顔のほうが似合ってr…ます、わ。」思わずいつもの口調になってしまいそうなのを抑えつつ相手の様子を伺い

(胡散臭すぎて乗っかるわけにはいかないと判断したそうですwいやあ、質問と言われても何聞いていいか。汗/サイコパスなんて最高じゃないですかw←雑食w/)

…ふふふ、嫌だなぁ…お姉ちゃん、僕らはもう家族なんだよ？大切な家族にそんなことしないよ。それに、僕がどういう立場であれ…お姉ちゃんに嘘をつくことにメリットなんてないよ。(胡散臭い笑顔と言われたこと自体は癪に触ったわけではないがこちらも相手の内情が解らない以上強くは出られず、しかしながら相手の態度や言動の不慣れさを見る限り本来の役職は予想にはなるが少なくとも商談の担当ではないことは明らかであり、前回の計測から見ても明らかに視界の領域を超えた3次元の空間認識力を見せたところから船を含む他の操舵なども即時こなせる様な訓練などを英才的に施されたかなんらかの方法で身につけている、更にあれだけの速度を出しながらまともに運転していたことを考えるとかなりの圧力にも耐えられる上に体幹のレベルも相当であることは容易にわかる、当たり前のことではあるがいくら言葉や動作や化粧で繕っても常軌を逸脱した生温い贅沢な暮らしをしている家族連中には絶対に付けられるはずのない筋肉に少し驚きさえ覚え、相手の希望を全て飲むわけではないが最後の一言だけは真顔になって一言だけ相手に伝えると本当に嘘をつく気はないことを相手に意思表示し

(まぁ、出身とか生家とか何があったのかとか…別に気になることが何もなければ無理に聞くこともありませんけどねwサイコパスなんでしょうかハル君はww/)

…そう、か。疑って悪かった。少し考えさせてくれ…(相手の目を見てどうやら嘘ではないと確信すると本当に相棒の親族であるとすれば良くない態度をとってしまったことに対して不慣れな令嬢口調を辞めつつも野蛮な発言や暴言は出ないように一応は注意を払い乍謝ると知りたいことだらけではあるにしても急に何か質問と言われても何を聞いたらいいか悩んでしまい、しばらく軽食をゆっくり口にして咀嚼を繰り返しながら考えていると取り敢えずは無難なこと聞こうと「知っての通り、本当に何も話してくれないんだ 。…そうだな、…ハル。ガヴとハルの家について教えてくれないか？」とあのシャルルとかいう長くてたぶん自分には時間かけて暗記でもしない限り覚えられないような名前のことを少しでも解ればと思いながら、そもそも籍なんて入れた記憶がないため家族と言ってもいいのか怪しくはあるが、家族なんて呼べる存在が長い間いなかったためほんの少しでは胡散臭かったお姉ちゃん呼びが微笑ましくなって自然な笑顔を浮かべると家族らしく義弟を呼び捨てにして尋ね

(遅くなってすみません。最近スポーツをはじめたのですが体力がクズすぎて帰ってきたら即寝るという…泣/ 頭の中でハルはヤンデレな表情をする子という印象が浮かんでたんですが気のせいだったのかな←/

…うん、いいよ、って言ってもまぁ…そこに関してはちょっと複雑でね…僕とシャルルは血は繋がってないんだ、僕とシャルルの父ともね…(そう言って話し始めようとするもあまりに複雑過ぎる故に何から話していいものかと考えつつ、相手の口調が変わったことから間違いなく自身の兄の身内である事を確認してから一呼吸おいて話し始め、ガヴ＝ゴルゴタという名前は彼のミドルネームから引き抜いた偽名を名乗っているということを会話の中で初めて耳にして明かし、相手の大元の国籍はイスラエルの聖地「イェルサレム」のシスターと司祭が規則や宗教の境界線を越えて聖地奪還戦争の最中に生まれた忌子であるということ、その直後に処刑されてしまったが故に本当の姓は全くもって検討もつかないこと、その後で戦争孤児として孤児院に入れられた後で養子として引き取られた先のフランスの貴族「レヴィル家」の姓を継いで今の名前になったこと、その後にレヴィル家を襲撃したドイツ僻地に潜伏していたイギリス人の猟兵団…自分達の育ての父に当たる先ほど奥の部屋に入っていった巨漢の運営する私兵部隊の残党に人質として捕縛されて自分と出会ったこと、猟兵団の中で宗教戦争の終了と同時に人質の方がなくなった為に戦力として訓練されつつ周りの人質の子供達が射殺されていく中で生き残って後々に部隊や旅団単位での指揮や戦闘を担当し、そこで代理戦争や裏社会のコネクションを作ったり学んだりしながら狙撃や戦闘の上での技術や兵法を磨いていったこと、その後に雇われ先のFARCの残党に加担しつつも不況に陥った革命軍が代金を払える目処が立たないことを知ると同時にグランメキシコへ逃亡、後に散り散りになる自分も含めた数名の精鋭を連れて猟兵団の自営資金を元手に「レヴィル家」を復興し、自分達のルートを活用した独立運送企業である「ラグーン商会」を開設すると同時に猟兵団から独立、反感を買いながらも中立組織として運行しながらも組織の反感の影響もあってか一年足らずでガヴ一人になってしまったこと、自分は猟兵団へと戻ったが今もまだその関係自体が大きく好転したり緩和されたりしたわけではないこと、地の利や経験とコネクションなどもあって16歳当時で独立してから約6年近くは会っていなかったことを伝え、その2年後に目の前の女性と出会ったということが会話の中で発覚して驚きを隠せない様子でありつつも、今回の会合については前回の相手側の依頼主が自分達の敵対組織であったが故にかなり複雑な関係にあることから召集せざるを得なかった旨を伝え

(汗を流す女性っていいですよn((←
そこまでヤンデレっ子ではないですが、戦闘時のガヴさんに引けを取らないくらいにはサイコパスに違いないですね←/長くなりましたが頑張って読んで下さいませ←/)

(/メリクリです！すみません、ここ数日体調崩してました。今日明日には更新します。たくさんお待たせして申し訳ないです。泣/)

そ、そうか…ありがとう、ハル。(正直複雑すぎてほとんど頭に入りはしなかったが、所々頭に入れておきながら取り敢えずは道理で似ていないわけだなぁと思い乍ハルの方を向いてジッと見つめると納得したかのように頭をこくんと頷かせて一言を礼を言うと少しでも相手のことを知れた喜びからかニヤける顔が隠せなくなっていて、それを無理やり隠すように持っていたワイングラスを唇に当ててグッと傾けてはグラスの中の香ばしい赤ワインを一気に呑んでしまい、いつもなら得意でもないためすぐに酔ってしまうだろうが、あんな飲ませ方しかできないんだろうかと思わせるような方法で口内に流し込まれた酔い止めのおかげもあってか、酔いが回ってくることはなくしばらくハルとお話しながら商談とやらはまだ終わらないのか、となかなか帰ってこない相棒を心の中で待ちわびていて

(お待たせしました…泣。そこは似ちゃったんですかね、← あははっ楽しいよ、いいよもっとやろうよとか言いながら銃を乱発しそうなイメージが←/)

あ、そろそろシャルルが帰って来るかもね…鉢合わせすると面倒臭いし、僕はこの辺で失礼するよ…(長い間戦地を共にした相手よりもさらに多くの視線を潜り抜けた仲である為にかなり遠くでの規則的な足音を聞くと、相手に英国式の礼を態とらしく行ってニンマリとした満足そうな顔でウィンクすると鼻歌交じりに人混みの中へと消えていき、それにしても既婚かどうかはどうでもいいことではあるものの、仮に今の女性が自身の兄の運営している商会の現在在籍している戦闘班だとするならば、足元は定かではなかったものの余りにも武装の数がなさ過ぎたことが気に掛かり、筋肉量から察するに瞬発力や筋力自体も相当なものではありそうだが、そもそもの話狙撃を主体としている人間と組んでいる時点で現場の実行班も兼ねていることは明らかであって、そう考えると格闘や銃撃などを一般兵などとは比にならないレベルで身につけていてもおかしくないか、などと考えを巡らせながら会場の中から消えていき

(いえいえ、ごゆっくり！ああー、ハル君は設立当時の商会の中での運転などを除いたジル的な立場でしたwといっても、今の様に皆が皆ガヴさんに従ってはいませんでしたがねw次でガヴさん呼び戻しますねー！/)

…？わかった、またな。(結婚はしていない、実は武器を持ち込んでいることはバレてはいないだろうか、やけにジロジロと観察されているような気がしていたせいか話をしている間ドキドキと緊張していたものが相手から離れてくれる様子を見て落ち着くと同時に兄弟なら相手が帰ってくるのを待って挨拶でも交わさないのかと疑問に思いつつ相棒が自分の話を全くと言ってもいい程しないのは元からだがもしかすれば仲が悪いのだろうか詮索することはなく、何式なのかは定かではないがフォーマルそうな礼をする相手を見て慌てて立ち上がるとスカートを少し持って礼を返し、相手が人混みの中に消えていくのをしっかりと見送ればふぅと深いため息を吐き出し、人混みの中から見慣れた灰色を見つけると相手が此方の姿を見つけ此方に来る前に相手が食べなければ自分が食べようと給仕にもう一人分の軽食を持ってこさせて

(もう大丈夫です！その後猟兵団にいったんですよね、それで仲は悪くはなくとも良くはないのかな？と解釈しました。ま、間違ってはいないはず…w/ ガヴさんはビジネスは得意そうですが、個人的な人間関係とかとても苦手そうですよねw)

(遅くなりましたが、ガヴさん本体様あけましておめでとうございます！今年も素敵な1年になりますように(*´∀｀*)/)

…遅かったか…ハルキゲニアと何を話した？…(商談の間にどこかの金持ちに面倒ごとを吹っかけられる程度で済めばいいとは思っていたものの、やはり自分が勝手に抱くだけの妄想的観点で実際目の前にしている三次元の現場が動いているはずもないことは心の奥底では理解していて、高貴な白人客ばかりの会場の中でも一際目を惹く浮き足立ちようであることを理解しているのかいないのかは定かではないがいつも通りの落ち着いた足音で相手の元まで駆け寄ると、周囲に溶け込むかの如く相手の目の前で礼をしつつ相手の顔を瞬時に覗き込むと自分が飲ませた酔い止めが功を奏したのか、顔色こそ少し変化はあるもののフラついたり言動やモラルに関しても正常に保たれているのであろうことを察して暫くしてから頭を上げて相手の顔色を確認し、そういえばと先ほど少しだけ確認出来た影はどう考えても過去に家族と呼んでいた義理の弟以外には当てはまらない特徴がいくつもあり、先ほどのが自分の勘違いでないとすると相手が何もされずただ話しただけというのも不思議だということもあって、先ほど相手は態々長ったらしい自分の名前を名乗らなかったであろうがかと言って相手が普段誰にでも名乗るアダ名を自分が呼ぶというのもなんだか癪に触るような気がして、態々フルネームを呼び捨てにしながら相手が先ほど話した相手に会話以外で何か面倒ごとなどを聞かれたり、様子を見る限りでは危害を加えられた形跡こそないが何かしらの自分に関する情報を詮索しに来たのではないかと察した様子で一応話した内容を聞いておこうと考えて聞いてみて

(遅くなりました、明けましておめでとう御座います！年末はいかがお過ごしでしたでしょうか？今年もまたよろしくお願い致しますね！/仲は悪くないと思いますが、結局ガヴが独立してからはハル(ハルキゲニア)自身が猟兵団の方に行ってしまった為に組織としては中立というなの対立を繰り返していたと思います…/))

……。ただの、…世間話を。(ハルとだけ聞かされていたためフルネームを知るはずもなく誰だよと本日何度目か解らないツッコミを心の中で入れながら思考を回らせば先ほど自分が話していた人物なんてハルしかいないため恐らくはハルの事ではあるが、相手の身の上話というか過去の話を相棒からすれば意図的に隠していたかもしれず、聞いたと答えれば元から反応の薄さは尋常ではないが表れないだけで自分に対してどんな感情を持ってしまうか検討もつかないため言ってしまってもいいのだろうか困惑してしまい、やっぱり隠しておこうと決めるが色々考え事をしていたため返答が遅くなり、聡明な相棒のことだから嘘はバレているだろうしそのことに対して針で啄かれるような痛みを感じつつもそれを振り払うように視線を逸らして辺りを見回すと目立たない所へと隠れるように座っていたはずが、何故か周囲の視線が此方に向いている気がして「ガヴ…」移動しようという意味で相手の名前を呼びながら袖をクイと少し摘み

(年始年末は仕事三昧でした…泣。そちらこそいかがお過ごしでしたか？/了解しました！ハル君もガヴさんと似たような長ーい名前なんでしょうか、ガヴさんのフルネーム、ジルだけではなく本体の私も覚えれませんw/)

(/あげてみますね)

(/申し訳ないです…PCが入院状態で返信が全く出来ませんでした…。上げて頂き有難う御座います！)

(/あらま…無事退院できるまで待ってますので大丈夫ですよ！)

(/一応、PC退院してきましてん…中々返せずに申し訳ないです。。)

(/ゆっくりで大丈夫ですよー。)

…ん、あぁ…(特に敵対している関係ではないが故に今回もこのような場所まで態々手を尽くして商談と言う名目で足を伸ばすことにはなった、故に相手が今更自身のパートナー…もとい婚約者という風に会場に紹介した相手を自分の弱点と判断して何か無駄なことを吹き込んだことも考えにくく、そういったことを加味すると先ほど見た人影が本当に愚弟であったか否かも定かではないとは思っていたのだが、相手の反応から察するに件の愚弟である事は疑い様がないことが明確化されるに従っていつも通りの何の参考にもならない渾名を名乗ったであろうこともまた間違いはなく、相手が相手だけに頭の中で考えうる可能性を一部始終模索し続けて頭の中がパンパンになった辺りで袖を掴まれて無表情ながらにハッと我に帰り、相手が伝えたい旨が解らないまま少しの間無表情で困惑しつつも引かれる袖に場所を移動したいという意思を把握すると、周囲の視線を再任しながら控えめに会釈をしつつ引かれる袖に珍しくも付き従うようにして歩きながらそれでも尚動いている分だけの頭をフル稼働させて原因を模索し続け

(記憶が曖昧ですが、一応落ち着いたのでお返事になりますー…遅うなりました！)

なんだy……っ。いいえ、…なんでしょう…？(一瞬本性というか元の女性らしさの欠片もない言葉遣いが口から出てきそうになるのを無理やり喉に押し込めるようにごくりと唾を飲み込むと改めてこちらも無理やり叩き込まれたお上品な言葉に言い換え口元を指先で隠すようにしながら微笑みを浮かべつつ相手の手を引いて取り敢えずは会場の片隅に移動すると何かわかったかと言わんばかりに相手に視線を向けては何があっても即座にしっかりと応対できるよう脚に仕込んである銃に意識を向け、「ガヴ、商談は…如何でしたの？」とこちらもハルと対話していた時の相手の状況を把握しようと平然を装って問いかけ

(/おかえりなさい！)

…上々だ…話だけはな…(当然のことながら相手の作為を知る前に手を出してしまっては元も子もないというのは自分たちが生きている世界では今更ながら当然のこと、裏を返せば話がついた以上はこれから相手がどんな手を打ってくるかがほとんどわからないということでもあるために少し気を張っていて、それこそ自分たちのフィールドまで戻れば暫くはリスクを回避した業務を続けることも叶うだろうが、そういった自分たちにとって都合のいいことというのは自分たちのことを目障りだと思っている第三者からしてみればデメリットであることも理解していて、それ故に当国にいる間には何かしらカタをつけに来るだろうことを察しながら取り敢えずの件の会合自体はうまくいった旨を伝えると同時に、現時点での最優先事項は会場から無事に脱出して宿泊出来る場所まで移動することにはなるものの、正面から出るというのは現状ではあまり得策ではないだろうと思いつつ何とか出られる方法はないかと模索し

(/(o`･ω･´o)｡*･ﾀ｡*･ﾀﾞ｡*･ｲ｡*･ﾏ｡*･)

…少し、酔いが回った、ようです。(脱出の合図は予め決めてあって、それに同意するように頷いて見せ、正面の出入口の様子を見るとやはり警備は厳重、強行突破でいけなくはないが自分の東洋出身の顔立ちのせいなのか、はたまた相棒の国籍が伺えない外見のせいなのか或いは何か他に原因があるのか、ただでさえ悪目立ちしている上にこれ以上の不必要に注目を浴びることはないと考えれば得策ではないと感じ、相棒もそのように考えているのか定かではないが、周囲を伺っている様子からしてほかの脱出経路を探しているのだろうと察せば、クイッと袖を引っ張って、身長の差ゆえに上目遣いになりながら酔っているはずもないのに蕩けたような表情を作って上記を述べ、こんな自分は気持ち悪いと内心嫌悪感を抱きつつ相手をベランダまで誘導する、ベランダから下へ見下ろし「飛び降りれそうだ」と周囲に誰もいない事を確認すると相手に指示を待ち

(/遅くなりました(´；ω；｀)))

((上げてみようかな…ｿﾛﾘ))

(とうとう使い続けていたPCがお亡くなりになった主がここに…)

((あらら… そうだろうなとは思っていました(´・ω・｀)))

(まぁあれだけ長期入院何度も繰り返しながら先が長いはずもないのでした…( ˙꒳​˙ ))

((どんまいです(´・ω・｀)))

…そういうことか…(相手に付き添う形で自然に外に出られたのもつかの間、彼らが態々現場に出てきてまで面倒ごとを回避したがるということは何かしらの問題が出てくるという伏線を感じざるを得なかったのだが、野外に出て遠巻きに聞こえるヘリの音に耳を傾けると「SAS…国軍…？…」と察した旨を呟きつつ、自分たちが普段のさばっているような無法国家の汚職軍人ならいざ知らず、かの如き紳士国家の犬ともなれば自分たちのような存在がどのような形であれ国内で検挙されるというのはご法度、況して先ほどまで話していた大きな組織携帯を持っているのであればともかく自分たちのような単独行動が売りの小さな商会では一溜まりもない、とすればおいそれとは出ていけるはずもなく想定していた宿泊施設なども当然検問が敷かれているであろうことは想像に難くない、ともあれ全く想定していなかったわけでもないらしく相手の服装を見て少し頷いてから、膝の裏と背中に手を当てて抱きかかえると建屋から飛び降りてから少し間を置いて相手を降ろしつつ「…少し移動するぞ…」と、こういう際のために想定していた場所でもあるのかこの場にいることは余り良くない旨を遠回しに伝え

(設定ぶっ飛んでるかもしれませんが、取り敢えず続きからです！後PC変えました…へへ…/)

飛び降r……っっ!!?(指示が出ればいつでも飛び降りようとベランダのフェンスに片足を掛け、隠し持っていた武器を隠すためでもあった無駄に長いドレスの両裾を破りたくなる気持ちで摘んで雑に束ねると何故か相手の視線がこっちに向いていて、何事かと思った次の瞬間相手がしゃがみ、気を取られている内に横抱きにされれば言葉にも出ない叫びを上げそうになったところを人知れず脱出しようにも関わらずここで騒いでは元も子もないとの瞬時の判断で自分の手で塞ぎ目で降ろしてくれと訴えるも伝わる筈もなくそのまま中庭のような所へ上手く着地した相手の胸を押し避けて降ろしてもらい、バクバク高鳴る心臓を抑え込むように深呼吸を繰り返すと相手の意図は伝わったのか「…ああ。アンタのことだ、なんか策があるんだろう？相棒！」と、息苦しい上品さを捨てさって、しっかり化粧を施した顔と上流階級社交場に相応しい服装に全く合わない元の自分らしい口調と戻し、自分を置いて先に歩こうとする相手を小走りに追いかけるようにして背中をバシっと叩きながらニカッと笑みを浮かべ

((おかえりなさい！新しいPCはどうですか？/
私も設定あんまり覚えてません。←/
さり気ない萌えポイントありがとうございますw))

…ダメか…(前以てあれだけの準備と費用をかけたにも関わらず入国してたった数時間でここまで嗅ぎつけられているということは、恐らく自分の身内以外に息をかけていたものたちは様々な理由はあれ自分たちの情報を漏らしたのであろうことは想像に難くなく、ヘリが巡回している反対側から出て行こうと思ったものの遠目に見えた増援のヘリに無機質な表情を崩すことなく溜息をついて、相手の自分への笑みと期待とは裏腹に散々張って来た伏線も本当に次で最後ということもあるが決定打になるようなものではないこともあり、遠回り気味にテムズ川沿いを暫く先導するに連れ見えて来た波止場沿いの建物にこれまた前以て手配させておいた自分たちの船影を確認すると、入口からすぐに見えた階段を急ぎ足で上がり、息を殺していたこともあって少し肩で息をするようにして整えながらも追って伝わった情報で追跡して来たのであろう海側のヘリの音を遠くに聞き、この状況では開き直ったとも見て取れる落ち着いた様子で胸ポケットから出したタバコを振って咥えると、火をつけて吸い込むと同時くらいの感覚でヘリの機関砲で掃射されて、迫り出した自分すれすれの隣の壁と床の一部分が崩れ落ちるのに見向きもせずヘリに背を向けて影になった部分に寄りかかったまま煙を吐き出し

(ただいまです！使い難いです！w/
萌えポイントだかは解りませんがどういたしまして！/
この後、離別して数年後編へ突入しようという浅はかな主の野望が…/)

ダメだぁ…？っ、こんな状況でふざけんな！何かあんだろっ…！？(会合にて取引を終えたら脱出するとだけ聞いていてそれ以上の説明を入れて無い頭をフル回転させても自分が今どこに居てどこへ行くのか、今何が起きてこれからどうなるのか状況を全く把握できず、移動しながらおそらくは追手であるヘリを撒きながら相手の予定していた場所へ向かっているのだろうとだけ整理しつつ、自慢出来る唯一といっても過言ではない持ち前の体力とタフさゆえかさほど息切れをしていない自分とは違って肩で息し始めた相棒の背中をさすってやれば、タバコをふかし始めた相手の様子からとりあえずは撒けたのかと気が抜けたようなため息が出た瞬間隣の壁が崩れ落ち反射的に身を庇うような体勢を取るとタバコなんて吸っている場合じゃないのにと思いつつ只冷静に見える相手に背中を向けて外の様子を伺い乍耳で相手の零した一言を拾うと背中に嫌な汗が伝わり、聞き間違えたと信じたい一心で首だけ振り返らせ少し苛立った表情を見せ

(WinXPが恋しいですね。笑/
おお、面白そうな展開が待ってそうな予感！一思いにやっちゃってください←/
ガヴと離れたらジルは生きていけるんでしょうか←)

…北大西洋を横断しろ、お前なら走破出来る…ハイチとキューバをを抜けてカラカス…保たなければキングストンでもいい…給油して、コルテスに帰れ…(色々と考えたがもういつものように計算でどうにかなるレベルではない、一歩でも踏み出せば蜂の巣という状況でタバコを吹かしながら相手を壁際で外から見えないように自分側に引き寄せると、譫言かのようにツラツラと相手が今後どうすべきかを述べながら相手の足のホルスターに返した銃が収まっている事と崩れた隣の壁から横目に装甲で固められた船影を確認し、最後とばかりに大きく煙を吸い込んで最後の最後までラッキーストライクとは皮肉だなどと思いつつも、一気に煙を吐き出して吸い殻を投げ捨て「…愛している、生きろ、シルヴィ。」と、意味深に愛称ではない名を口にしたかと思うと頭を抱き寄せるようにして口付けを交わし、数秒ののち崩れかかった足場近くへ引いてから相手を海に突き飛ばすようにして逃して落ちて行く最中、普段では考えられないような涙ながらに少し微笑んだ表情で「…ありがとう、またな。」と、聞こえないであろう言葉をかけた直後、相手が薄暗い海面に浮上してくると同時に建物ごと爆撃されて崩れていき

(Mac派なので分厚いブックが懐かしいですw/
ジルは逞しいですし、事務所のコネだけは残ってますから…←/
数年後、現場で銃口突き合わせて対面とかにしましょうかw/
あ、性格や外見設定など多少の変化は話の中でご自由にw←/)

なに、言って、んだよ…？そんな言い方、まるで…、アタシひとり、みたいじゃねえか……っ(呟くような相変わらず遠くにいたら耳に入らなそうな音量ではあるが耳元だったためしっかりと一字一句漏らさず聞き取れば相手は本気で言っていると漸く悟り、しかし信じたくもない言葉であったため苛立ちが一瞬で困惑と不安に満ちた表情に代わったと思えば自分に今出来ることは現状頭に浮かぶことは無く相手からしても万策尽きたという現実に悔しそうに唇を噛み締め乍ギュッと相手のスーツの裾を掴むと身長差ゆえに合わせなければ合わない目線が、見慣れた相棒の顔が目の前にあり、口付けを交わしているという恥じらいや驚きよりも唯相棒の熱を身体全身で感じ取るように両瞼を閉じ次に感じたのがこれも嗅ぎ慣れた潮の香りと冷たさに突き飛ばされたんだと悟ったのと同時に激しい爆音に掻き消されてしまった相手の声と姿を求めるように「ガヴ…！！アタシもだ、っあい、してる！！だから、生きてくれっっ！！」と届くかどうかも分からない悲痛な叫びを自分の出せる限りの大声で、爆撃され燃え盛る建物に向かって上げ、最早振り返ることなく、只管に急いで相手が残してくれた唯一の脱出経路の通りに船まで泳ぎ乗り込み、運転に邪魔な服を器用に脱ぎつつエンジンを入れ「ありがとう、またな…じゃねえよ…バッカヤロー…っ」と相棒の見たことの無い最後の表情が頭から離れることなく静かに視界を暈す止まらない涙を手の甲で拭い乍北大西洋を駆けていく

(Mac派でしたか！PCはWindowsを使い慣れてしまうとMacで作業しにくく感じてしまいます。汗/
敵同士になってるということでしょうか？/
数年がどれくらいかにもよりますが、ジルは少し大人びてると思います！ガヴさんは…あんまり変わらなそうですねw )

…(あれから3年が経っただろうか、真っ白になってしまった腰まで伸びた長髪に落ちた軍帽を被り直しつつ思い返す…正確には覚えていないものの海沿いから流れ込んだ水路に瓦礫が積み上がって事態から逃れられたのは奇跡としか言いようがなかったものの、自身の遺体の捜索が始まっても見つからなければ彼女の元にもいずれ手が伸びるであろうことは容易に想像がつくこともあって帰ることも叶わず、表の組織に在籍できないこともあって一時期雇われ傭兵として在籍していた"FARC"の残党に白人傭兵として紛れながら暫くの後、契約違反による報復で対立したカルテルとの抗争で粉塵の巻き上がる大規模な戦場の前線を奔走していて、今回の目的については報復に対する報復を殲滅することにもあるがFARCの斥候が盗み出してから途中まで運んで途絶えた機密書類を使い捨ての名も無い運び屋から受け渡される手はずになっており、そういえばそんなことをしていた時期もあったと連想に耽っていると、前方から先ほどから相手にしているチンピラとは明らかに格が違う何かが移動してくるのを確認し、防塵のマスクとゴーグルを着け直すと軍服の袖を巻くり上げてから数秒、体型から察するに女性だと思しきものの動きだけで見れば目を疑うほどである相手と接触し、弾丸で弾丸を落とし合って肌すれすれに軍服をボロボロに切り裂かれる常軌を逸脱した数分の格闘ののち、互い恐らく最後の一発というところで振り向き様に互いの額に銃口を突きつけあって硬直し

(逆も然りですよw/
取り敢えずこんな感じですがガヴさんは見てくれだけは原型ないですね…w←/)

へっ…、アンタ、名乗れよ。特別に覚えといてやらァ。(相も変わらず赤いバンダナで髪を纏め、こんな戦場のような場所でも動きやすいというだけの理由でろくに武装しておらず、強いて言うなら半ば無理やり着ることになった防弾コートを身に着けたが遠距離から段々接近戦となっていくにつれて自分に有利になってきたと思いきや予想外にも追い込まれ、こんな相手は久しぶりだと突き付けた愛用のアサルトコンバットの引き金を押さえる右人差し指を離さすことはなく左手でコートの胸ポッケに入れたかつての相棒が愛用してた自分ではふかすことはないラッキーストライクの箱を軽く握るとこんな状況にも関わらず相手よりも先に発砲し自分は避けることに対する自分の瞬発力と技量には自信を持ってはいるがやはり運が悪ければ元相棒にもらったような自分の命を投げる事になってしまうため、背中に嫌な汗が滴る感触を拭う代わりになるはずもないが愛銃のハンマーを親指の腹で撫で、長髪になっている上にマスクやゴーグルをしていて外見的にすっかり変わり果てた相手がよもや自分の最愛の相棒と同一人物だなんて露知らずニヒルに口端を吊り上げ

(まさかのw 全然変わってましたね！/)

…FARC所属…幸運の一発(ラッキーストライク)だ…好きに呼ぶといい…(既視感のせいか普段は態々構ったりしないのだが自分と互角に渡り合うともなると尚のこと適当にあしらうのも気が進まず、沈黙も考えたが言葉の訛り方から流暢ではあるものの普段から英語とスペイン語を半々で併用しているのであろうことは比較的簡単に推測出来、日焼けの様子や周囲に気を張りながらも目を一切動かさないところを見るとこのアウトロー近隣で仕事か生活をして長いのであろうことは明白であり、落ち着き払った口調も相まって護身程度ならまだしもここまで過剰な戦闘能力をそこらの運び屋が持っているはずもない…かと言って、じゃぁ目の前で自分に銃を突きつけている人間がただの武器を持った民間人かといえばそんなはずもなく、明らかに自分と同じくらいの訓練はされていることを推察すれば濁し気味にその場凌ぎの適当な名前を名乗り、取り敢えず運び屋を撃ってしまっては拙いと考えて「…プッシャーじゃないな…かと言って、民間人でもないだろう…コロンビアに何の用だ、観光地からは大分遠いぞ…」と防塵マスクで倍音のかかったイギリス訛りの英語に切り替えて銃口を外さないまま聞き返し

(まぁ特定されたら拙い旨もありますしねw/)

幸運、か… はっ。皮肉なもんだな…(少し予想を斜め上を行く答えが返ってくればあまりの偶然に驚きのあまり少し目を丸くしたかと思うとタバコのパッケージを握った左手に更に力が入りギュッと握りしめ忘れるはずもないがこんな状況なのに壁に寄りかかってタバコに火をつけるかつての相棒の姿が脳裏をよぎってしまい自嘲気味に鼻で笑い乍静かに呟き、すぐに気持ちを切り換えるように銃のグリップを握る手に力を込め直すとこれもまた予想外に相手からの質問を受け余裕を持った表情を作れば余計な事は一切言わないよう自制しつつ「なんでもねぇただの運搬業者さ」とだけ伝えれば今はまさに生死のやり取りをしているんだと改めて自分に言い聞かせると覚悟を決めたように胸ポケット越しに左手で握りしめていたタバコのパッケージを離すともう片方の銃をいつでも引き抜けるように構え

(ジルはあんまり変わってないのに気付いてもらえないですかね←/)

…なるほど…まさか女子供とは思わなかった…(自分も嘗て若い少女と組んではいたものの一人で現場に立たせたり、況して取引現場でのやり取りともなれば最低でも自分が現場に居合わせるか可能であれば自分が応じるということが当たり前、現地人でもない相手がこのような紛争地域に入ってくるのは不思議だったが今回は雇われの身での現地受け渡しの仲介であることもあって渋々納得し、暫く銃を向けあっていても周囲から銃声がしなくなったことで交戦地が今いる場所から外れているうちに書類を受け取ってしまった方がいいだろうと踏み、相手も先ほどの様子からするに交戦が目的ではなく護身が目的の過程での交戦だろうと考えて銃口を外して両手を上げ、刺激しないように落ち着いた無機質な口調で「FARC代表の受け取り代理人だ…近隣の塹壕の近くにセーフエリアがある…書類を確認するように言われている…見てわかる通り、雇われだ…」と淡々と述べ、向けるなら自由にと言わんばかりの様子でホルスターに銃をしまってから自分を制圧しても何のメリットもない旨を伝えつつ、両手を頭の後ろで組んだままで相手を先導するようにしてゆっくりとした足取りでセーフエリアへと案内しようと足を運ぶ最中、いやに襲われる既視感に苛まれながら彼女は今どこで何をしているだろうか、自分と危険なことばかりしていた頃に比べて少しは幸せな生活を送ってくれているだろうかなどと思い返しながら黙々と歩みを進め

(まぁ、薄々って感じですかね…内陸ですし、コネクションはあれどまさか続けてるとはって感じですね…w/←)

…わかった。(FARC所属だとは聞いていても武装をしていて増しては自分に銃を突き付けるような相手に対して完全に敵意を解くことはなくとも何れにしても仕事のために"書類"を受け取らねばならない為取り敢えずは銃をホルスターに戻し乍もいざとなれば全身くまなく隠してある飛び道具をいつでも取り出して保身、最悪交戦になることも想定して警戒しつつコクリと頷いて了承の意を示すと先を歩く相手の後ろを敢えて数歩遅らせてついていけば、先程相手が名乗った幸運の一発を思い出しながら相手の背中に向けてなんとなく「なあ、知ってっか？…戦場での生存率は10%の才能と20%の努力、30%の臆病さ、と…40%は運、なんだとよ」と今となっては昔のように感じる出来事だが頭ではかつての相棒がタバコを咥えている姿を無意識に浮かべ乍その相棒が口にした相棒の師の受け売りを自分も同じように伝え、おそらく相手が向かっている目的地であろうその場所を見据えて

(ジルに取引できるような頭があるとは私にも思えません。((ひでーなオイ!!byジル←/)

…確かに…そうかもな…(先ほどからの既視感も相まって背中に複雑なものを感じながらも自分の憶測を振り払うかのように頑なに表情は変えないままで、自分も最後の最後やるところまでやって万策尽きたところで殆どが運が良かったとしか言いようがない巡り合わせて生還した身である故に、自身が過去に言い渡した言葉をそのまま返されることになるとは…これもその40%のうちなのだろうかなどと考えを巡らせていると、少し降下した塹壕のもう暫く使われてないことを思わせるセーフエリアの錆びた金属製の扉を鈍い音を立てて開け、古めかしいナトリウムランプを数個つけてから中央にポツンと置かれている机にゴーグルとマスク、帽子を順に外して置きながら「…名簿には最近追加されたはずだ…チャールズ…いや、シャルル=ガヴリール…」と簡潔に自己紹介を済ませ、こういった紛争が多いこともあってか所属中に行方不明者で登録されれば自らの亡骸が発見されないまま活動し続けていても、目立ったことをしない限りもうこの世に存在しないことになれば某少女の元にも手が及びにくいだろうとの策謀であり、FARCの登録名簿にもそう記載されている故にクライアントに確認を取る際の手際もあって手早く受け取りと受け渡しを済ませてしまおうと話を進めようとし

(まぁ駆け引きはなくても、作業をすればお金は入りますしね…ぼられるでしょうけどw←/)

…ガヴ…………あ、いや、んでもねぇよ。(自分と互角に渡り合った相手のヅラを拝んでおこうと薄暗い部屋の中で装備品を次々に外していく相手の様子から視線を外さずジッと見ていると一瞬目が合い、目元と顔の造りがかなり似ているなぁとぼんやり思うと一度も忘れたことはないが今日はどうしてかやけに相棒の姿がチラつく自分に嫌気がさし右手根部でこめかみを押さえつけながらマスクを外した後の声まで似ていて、うってつけには相棒の弟が呼んでいた名前で聞き覚えのある名前を鼓膜で拾うと無意識に懐かしい相棒の名前を呟き偶然にしては出来すぎていないかと自分の運命を呪いたくなる気持ちでいつの間にか眉間に皺が寄ってしまったせいか、或いは相手が何かを言っているのに対して返事がなかったからかこちらの様子を伺うような視線にハッとすると首を横に振りつつ左拳を握りしめ相棒はもう居ないんだと今一度自分に言い聞かせ、長くもない人生の中銃やナイフばかりでろくに握ったこともないペンを相手から受け取ると自分の名前を受け取りの証明として拙い字で書き込み

(酒代タバコ代が無い分大丈夫なのかな←/
そういえば、あと2週間でこのトピは5周年を迎えますね。おめでとうございます?w/)

…間違ってる…綴り…SilvieじゃなくSylvie…姓もoじゃなくa…。(嫌な既視感が大きな確信に変わるのにそう時間はかからなかった、スパニッシュと英語的な文脈の発想をごっちゃにして間違えるところもそうだが現場にくるには余りに学の無さそうな拙い文字を少し見つめてから、昔現場で代理を担当させた時と同じ間違いをしていることに少し目を閉じてから溜息をついて文字を指摘しつつ、育ち盛りに毎日のように一緒にいたこともあって所謂女性的な成長からか今の今まで相手とは思いようもなかったものの、名前の指摘をしている中で得た核心から間違いなく自分が組んでいた件の少女に違いないという確信を得て「…大分背が伸びたな…髪も…筋肉は増えたようだが、身体はもう、是が非でも少年とは…。…まだやってたのか、こんなこと。…安くない金もあって、好きなように生きられたろうに…。」などと、別れ際まではそういった無理も通ったものだが時期が時期だったこともあって成長には是が非でも逆らえないことを相手の体を眺めながら少し残念そうにしつつ、自分の古巣の財産を使えば、仕事にかかる費用さえなければ安全な国で豊かな生活も出来たかもしれないと考えていた自分とは裏腹に、自分がやっていた頃と同じように家業を続けていることを不思議に思いつつ、残念がる一方で元気な様子を見られて安心したこともあってか、とても久しぶりに顔を合わせたとは思えない、いつも通りの無機質な表情で淡々と述べ

(ガヴさんは根回しもありますしねー…そういうの除けばもう大金持ちですよ…w
もうそんなに経つんですねぇ…ありがとうございますw！/)

はっ…？、ガヴっ、なのか…？…いき、てた……？(相手の指摘に対してなぜ自分の名前であるはずが相手のほうが詳しいんだと恥をかくも束の間、一歩遅れて書類に向けていた視線を一気に上に上げると厭に偶然だと頭の中で片していたものが全て繋がり、しかし未だ信じられないといったふうにぽつりと一言ずつ零し、絡み合う視線を逸らすことはなくマジマジと相手の顔のパーツのひとつひとつを記憶の中の相棒と重ねていき相手の表情と言葉によってやはり気のせいではなかったと解れば「アンタは…大分変わっちまったなァ…」驚きと困惑と歓喜を交えたような複雑な笑みを浮かばせ乍自分の背が伸びた所為かはたまた相手が若干猫背なのか少しは縮まったが埋まることは無い身長差を相変わらずだと思うと急に懐かしさと愛おしさが込み上げて来て溢れそうになる涙をグッと堪え、腕を伸ばして一瞬触れてもいいか戸惑って空中で止まるもやはり触れたい気持ちを抑える事はできず控えめに右人差し指の第一関節を相手の頬に触れさせて

(亀レスってレベルじゃない放置をしてしまいましたが…、主様と絡めて私は幸せでございます。(｡_｡*))

…残りの4割はあの時…味方だったらしい…(才能と努力と臆病さを使い果たした果てに味方してくれた運には臭い水路に落ちてから心底感謝したものだが偶然としか言いようがなかった現実もあり、あの状況であの別れ方であれば自分が既に故人になっていると想像するのも無理のない話だと思いつつも受け入れられなさげな相手を無機質な眼差してしばらく眺めたのち、相手と別れた時からすれば大分長い時間が経ってしまったこともあってすっかり忘れていたことだったが、長い時間の経過の中で環境の変化と時間の経過によって大きく変わり果ててしまった自分の今の見てくれでは気付きようもなかったかと納得しつつも「…ジルと会う前は、黒かった…。…あれから…酷い生活だった…。…箸もハサミも苦手だ…似合わない…か…？」と少し付け加え、ストレスや生活バランスと衛生状態などからくるホルモンのバランスの変化でとある理由の白髪化が進行した旨、相手の拙い文字ではないがナイフは使えてもハサミや箸の扱いは苦手なことはこちらも変わっていない故に頭髪がここまで伸びてしまったことを伝えると、鈍い部分も全く変わっていないようで相手が少し迷ったように頬の辺りに触れたことから何故か容姿や頭髪に関する部分に着目した疑問を投げかけ

(まぁその辺は5年も経てばお互い様ですよw←/
ガヴさんはバックグラウンドの設定が多すぎて、ファンタジー要素ゼロなのにも関わらず時折突然理解できないことが起こったりするので、追々説明しようとは考えてるのですが…何分タイミングが…)

これ、だろ？(胸ポケットから常に持ち歩いているが自分は吸わない為に中身は1本も減っていないラッキーストライクのパッケージを摘むように取り出して相手の目の前に突き出せばまだ幼さが残る昔から変わらないニカッと歯を見せるような笑顔を見せると生きていただけ運がよかったとはいえども詳細は言葉にしないだけですっかり色素の抜け落ちた髪色からも察してしまう程苦労したんだと悟れば眉を下げて苦笑いを作るとチョップスティックが苦手なのは相変わらずですっかり変わってしまった相棒の変わらない一点に対し心のどこかで安心感を覚え、自分が相手に触れたことに対して顕著な反応はなかったため、今度はもう少し大胆に長くなりすぎた相手の毛先をすくい取って手櫛のようにしてとき乍自分が言うのもなんだが外見になんて特には気を遣っていなかった筈の相棒から似合うかと問われ少し可笑しくなり「アンタにぁ、短いほうが似合うぜ？……なあ、ガヴ…帰って来いよ…」と揶揄うように返したかと思うと今度は真剣な眼差しを向けて今まで帰って来れなかったのは自分のためとは気付かないでは居ても相手なりの理由があるんだろうと今は聞かないことにして唯今まではもう居ないものだと無理やり諦めるしかなかった相手が目の前にいて、このまま引き下がるわけにもいかずそう訴え

(ありがとうございます←/
黒→灰色→白になってしまったのはストレスだったんですね？分からない所は勝手に想像して勝手に補完してますwガヴさんの魅力はそういう深すぎる設定から来ているんだと思います←/
が、主様の設定を勝手に捻じ曲げることのないよう、偶に補足的なのでもいいので教えていただけると助かります！/)

…随分と堕ちたな…(普段は気晴らし以外にも悠々と吸っていた安タバコが、燃えるのが早いというだけで俄然高級品に見える自分に対して人としての名誉も立場も想像以上に落ちてることは間違い無いのであろうと悟り、昔のオイルライターではなく官給品のプラスチック製のチープな使い古しのガスライターで着けた湿気ったシガーの味を久しぶりに噛み締めながら、相手の言葉に少しだけ思うところがあるも「…俺のように…なって欲しくはない…平和な国に行って、平穏に暮らして欲しい…母国では売国奴、他国ではテロリストだ…とても戻れない…」と、件の商談で中立を保つために結んだ和平契約が英国として放っておくわけにいかなかったらしく襲撃され、それさえも自分と商談相手が起こしたことになっているらしく民間と警務機関を除く軍部に国際指名手配されている旨を察するのを促すように大まかに伝え、しかしこの巡り合わせの上に果たして相手が承諾するかと言えば、そう簡単にはいかないだろうということも少なからず承知していて、最悪の場合この場で言い合う形にもなれば目の前で危険にさらしてしまう形にもなる故に何か対処を考えなければと久しぶりに頭を回転させて考え始め

(別に大した理由じゃ無いですが、後天性の色素欠乏症、所謂アルビノ症ですw/←
なので育ての親がフランス人というだけで、厳密には本人は白人では無いのです…←/
書くと長いですが、厳密に母国というのはガヴさんにはありません…ジルについても謎が多いですが、色んな事情で点々としていたのでガヴさんについても今はいいかな…とも思います、マジで長いのでw/←
もし気になるのであれば話の流れで聞いてみてもいいかもしれませんねw/)

…ざけんなよ!アタシぁ、この生き方しか知らねーんだよ!アタシの幸せを、勝手に決めんじゃねェ!!(帰っては来れない、昔のような生活には戻れないということに対して尤もな理由はあっても納得行かず増してはあの時殺してくれれば良かったものの保護して相棒として幾年も傍に置いて連れ添ってくれたにも関わらず愛したたった一人の家族でもある男が隣に居ないのに、亡き人になってしまったとやっとの思いで諦めせめて継ごうと決めた自分なりの決意をいとも簡単に蔑ろにされて一人で他の道を歩む事を願われればキツく握りしめていた拳が限界を超えてしまい苛立ちを発散させるかのように壁に打ち付けると若干めり込んでしまった壁を横目で見てやってしまったと少し後悔しながら落ち着きを取り戻そうと深呼吸を繰り返し再び睨むように相手に視線を配り背伸びをしたかと思うと襟を掴んで思い切り自分に引き寄せ「指名手配なんて知るかよ…! アタシの幸せは、アンタが隣にいることだ…!アンタは、違うのかよ…！」とあの日、別れ際に確かに一度だけ他意のない筈の言葉とそれ以外の意図はない筈の口付けを交わした事は嘘ではなかったと切に願い

(アルビノでしたか！了解です笑/
ジルについては…細かい設定はあんまり考えてませんよ。笑/)

…中南米発展途上国の政府軍とは別物だ…戦って勝てる相手じゃない…(革命軍のような命を抛つ使い捨ての駒としてならまだしも表は愚かアンダーグラウンドでさえ先進国からすれば庭も同然であり、これが某国のみならいざ知らず米国などが関与してくれば自分は勿論その身の回りの安全などあってないようなもの、そう考えると勝てる勝てないではなく敵対する事自体をやめなければならないわけだが、そうなると自身があれだけ苦悶して手に入れた中立を無下に突っぱねることになるのは想像に難くなく、しかしながら相手をこのまま引き下がらせるのはそれ以上に難題と感じだのか「…この内地まで…歩きじゃないだろ…ここは明日まで続く、一先ず船に向かおう…」と摑みかかる相手の怒りへの回答を冷静にはぐらかしつつ手を重ねて解き下ろすと、現状絶対に安全とは言い切れない場所から移動する間に何か考える他ないかと頭を回転させながら少し装備の準備をし、扉の脇で一度隠れてからゆっくりと鈍い音を立てて開けつつ銃を向けて警戒しながら先導するように相手の目を見やり、頭の中では自分のあり方や相手の血統などが不詳であることも含め何か手立てはないかと考えを巡らせ続け

(えぇ、ないんですかw/)

……アンタは…、それでいいのかよ。(重なる手の温もりを感じながら渋々と力無く手を離し、学のない頭でも理解出来るような解り切ったことしか口にせず肝心な自分の気持ちを昔からではあったが全く口にしない所為で収まる事の知らない憤慨や無念に似た気持ちを再会したばかりの相手に打つけられずかと言って引き下がる事もできないため行き場をなくした昂って止まらない感情を今は取り敢えず押し込めるため何かの合図を目で送る相手から視線を逸らして俯いてしまえば血が滲む程唇を噛み締め、顔を上げるとホルスターに手を掛けてゆっくりとした足取りで開けられた扉に向かうと周囲を警戒しつつ着実に船に向かって歩いていき暫くしてどこか懐かしいが少し改造してパーツが交換してあるラグーン号が見えてくると周りに人影も気配もない事を再確認すれば何か言いたげにゆっくりと振り返えるも結局言葉に出来ず再び俯いてしまい

(そういう頭が本体にもないんです…←/)

…良い悪いじゃない…(通常の問題程度であれば良し悪しというよりは利益や損得感情で物事を区別することも叶っただろうとも状況が状況故にそれも叶わず、周囲に人影がないことを確認したのか少ししてから振り返った相手を無機質な表情で暫く見つめながら警戒するのに用いた銃をホルスターに収納し、世の中で最も信頼出来る船に変わりはないのか取り敢えず船内に入ってから相手をどうするか考えようなどと思い、船体の上部にあるハッチを数年ぶりに開くと同時に中の様子を見る限り、自分のいなかった数年の間何事もなかったかのように見慣れた船内の様子に表情を変えないまでも相手がメンテナンスを怠らなかったのだろうと納得し、少し考え込んでから「…いずれにせよ、このまま俺が革命軍を出れば某政府軍は遺体の確認に来る…3年前は不法入国でも何も言われなかったが、英国が来れば共和国…延いては周辺諸国も平気で俺を売り飛ばすだろう…そこから先は俺だけでは無理だ…かと言って、干渉すればお前の人生がかかって来る…もう後戻りは出来なくなる…平和な暮らしも、安全な暮らしもな…」と伝えつつ、その上で続きを聞く気があるなら中で話すと言わんばかりにハッチの中へと降り、その偽装の為もあってFARCの残党などという反政府組織に身を置いていたわけだが、何か思いついても変わらないいつも通りの無表情で相手は本当にこれで良いのだろうかなどと思いを巡らせ

(謙遜なさらずとも良いのですよ！←/)

…けっ。今更じゃねーか。アタシはアンタの何だ?(ここでまた別れてしまうのかと思っていたものが別れを口にする事がどうしても躊躇してしまい何を言えずに居ると予想を転して慣れた手つきで勝手にハッチを開けられ船の中へ入っていく相手を不思議に思いながら背中を目で追い、遅れて自分もその後に着いて船の中へ足を踏み入れれば見てくれは完全に変わってしまっていようとも数年ぶりに相手が船内にいることに対し懐かしさを感じつつ相手の言葉に耳を傾けるとここまで言われてようやっと相手の行動や決意は相手なりに自分の安全や幸せを願っていた故のものだったと理解すれば胸が暖かくなり、本当に珍しく沢山言葉を発する事からハッキリとは言わない相手の気持ちが見え隠れしている気がして思わず口端を吊り上げるとしっかり外を確認してからハッチを閉め、そのまま背中を寄り掛からせれば「言えよ。…なんかあんだろ？」俺だけでは無理だという発言から万策付きて為す術もなかった3年前とは違って相手に何か考えがある筈だと妙に確信めいたように問い掛け

(いえいえ本当ですよ←/
ようやくガヴさんが戻ってきそうな予感…!/)

…はぁ…。…単刀直入に言えば、別の英国籍を得る…というよりは戻すと言ったほうが正しいが…(少し話し疲れたように一息おいてから少しの間相手の声を聞きながら沈黙しつつ相手の質問に再び考え込みながら口を開き、現在で使っている名前とは別に過去の事件で行方不明の届け出が出て以来10年以上に渡って放置されていた国籍を戻そうと考え、しかしながら今更英国にとってどうあったとはいえ、このタイミングで突然発見などとあってはその後が危ぶまれるのも無理からぬ話であるというもの、況して同伴に国籍不詳の外国人がついているとなれば幾分いい血統や家であろうとも面倒ごとになるのは明らか、そこでこの十数年何かのために潜伏させられていたと一時的にでも思わせる必要性がある故に国の情報機関にとって納得出来るようなものが必要になるのだが、相手は本当にこれでいいのだろうかと未だに悩みながらもテコでも動かなさげな相手がここまで念を押して頑なであるということは、相手も相応に意を決しているのだろうと浅く深呼吸をしてから一言「ジル…いや、シルヴィ…結婚しよう。」と言い放ち、完全に征略だけの所謂な形式婚でないにしても幾分覚悟を決めているにしても相手はやはりプライドとして嫌だろうななどと思いつつも、無表情ながらに真剣な眼差してこれを最後に信頼して進もうと返事を待ち

(ここでガヴさん極攻めというまさかの事態←←/)

は、はあああ!!?オ、オイ、タチの悪ィ冗談はやめろっ!!(これからはまた相棒との元の生活が帰ってくるとウキウキしながら相手の作戦に耳を傾ければ全くを持って予想してもいなかった事を言われると耳まで真っ赤にしてしまい思わず声を上げると此れは恋する相手から何時かは欲しいと歳相応の乙女な夢に思った事くらいはある、順序も雰囲気もタイミングも何もかも憧れとは違って淡白過ぎるそれは所謂プロポーズというヤツではないのかという考えが頭に浮かべばブンブンと首を振って落ち着きを取り戻そうするが相手の冗談を言っているように思えない真剣な眼差しに射貫かれては相手は本気で言っていると理解はしつつも今回ばかりは自分では鎮められなかったのかやはり顔を赤くしたまま「どういう、つもりだよッ…!」と勿論嫌ではなく寧ろ胸がバクバク高鳴るほど照れ臭くて嬉しくて仕方ないものが素直に表せるはずもなくかえって睨みをきかせたつもりはないのに思わず眉を顰めて

(なななななんと!!?ww
そしてツンデレ微発動←/)

…英国籍を得るにはそれしかない…外国人は不都合だからな…(正確にいうならば他にもハッタリをかけるなどの複雑な意味合いがあるのだが、細かいことを幾分言ったところで相手にとって重要なことの上に話がややこしくなっていく一方であろうと敢えて口にすることはせず、しかしながら何も言わないというのも相手も不安だろうと考えてか「…生活はいつも通り、仕事も、住まいも…ただ、互いが英国籍でなければならない…嫌なら、難しいだろう…」と今までと変わるのは相手の国籍だけだと伝えつつ、恋愛などという感情を持つ余裕が人生の中で少しもなかった自分にとって相手の感情を読み解くことは難解だったが、顰めた表情を見る限りあまりよくは思っていないのだろうなと想像しつつ相手の感情を最優先で動く旨を最後に添えて伝え、しかしながらこれ以上に全てを一挙に都合よく運べる案も浮かばない故に相手がどうしても難しいということであれば、FARCなどを含む反政府組織に身をひそめる生活に戻ることになるとも目の前の相手のためになるのであれば本望と相手に最後の選択を委ね

(因みに英国籍の取得は近年どんどん難しくなってるみたいです←/)

ち、ちが、…嫌じゃねーよ！い、嫌な、わけ……(英国籍を得る必要性を説明してもらっていないし恐く説明を受けた所で果たして自分に理解出来るかはさておき取り敢えずは相手に不要な誤解を与えそうになってしまう前に嫌ではない事をハッキリ伝え後半は気まずそうに頬を人差し指でかき乍声が細くなってしまいつつここで断れば一生離れ離れになる可能性がある事とはいえやはり相手に自分の持つ恋愛感情を理解して欲しかったという乙女心が前に出てきてしまい、しかしながら別れ際に貰った愛の言葉にしか取れないアレはなんだったんだろうと思えば淡い期待を抱き心の中の天秤がグッと傾くと「し、仕方ねえよな…!アタシがいねーと、アンタはダメになるしよ!アンタと一生過ごせるのはアタシくれぇだ…」とどうしても素直になれず言葉とは裏腹に相手がいないとダメなのは自分なクセして尤もらしいことを口にすれば長くなった髪を掬いあげて人差し指と中指でハサミの真似事をするように挟み乍軽く髪を引っ張ってやり

(それこそ本当に英国籍持ちと結婚して数年経たないと難しいかもしれないですよね/)

…？…あぁ、助かる…(当の鈍感さでは言い回しが言い回しなだけに相手は本当に納得して承諾しているのだろうか？…などと思いつつも、現状での状況を打開できるのであればそれに越したことはないというのは互いにそうであろうという部分に関しては間違いないと思いつつ、関わっているときは嫌気が指すほどに複雑だった自分の養父の家系に国外の人間が入ってくる段階での復興となると面倒ごとは増えるだろうと予期し、しかしながら相手が言っている事も最もでこれが一般の何も知らない女性との結婚であった場合複雑な事情に関しては話すに話せない上、今までの経歴で引き摺ってきたプッシャーカルテルなどとのコネクションの問題で襲撃されたときなどに守り切れる保証もないとあっては勝手も全くと言っていいほど変わってくるもの、ともなれば左記の通りである故に相手が承諾してくれたことを少し疑問に思いつつも素直に一言礼を言い、相手が髪を引くのを気にしつつ「…帰ろう…誓約書と入国ビザは着くまでに手配させる…ジルが提出次第、事務所に戻る…。」と、髪を切りに事務所に戻るにしても今のままでは在住国にも入国出来ないと早々に書類関係は済ませてしまおうと反乱軍のものとは別の小型の通信機を入れて何やら手配し始め

(しかしまぁ、これで目出度く(?)ガヴさんはジルの旦那さんなわけで…←/)

ん…?てゆーか、ガヴ、イギリス国籍だったか…？(何故か英国籍が必要なのかはこの際置いておくにしても出身不詳である自分の為に手続きをしたのを思い出しキューバ国籍ではなかったかと今更ながら疑問に思った事をそのまま口にしつつ3年前に舞踏会で会った目の前の相棒とは全く似ても似つかないブロンドヘアの弟が頭に浮かぶと確かにアレは西洋、もとい英国人だと言われても疑問にはならない顔立ちだったと血縁関係には無いことは露知らず勝手に一人で納得すればそんな事今はどうでもいいと腕を組んで数回頷き、相手が手配している隣で誓約やら書類やらの単語を耳で拾いながらただ漠然とこれからは夫婦なんだなぁと思いながらうわ言のように「ダーリン、い、いや、ちげぇ。ガラじゃねぇ…。あなた……いやいやいや。」とイマイチ現実味沸いてこないせいか、またただ事の重大さに気付いていないのか能天気に婚姻を結んだ後の呼び方を考えはじめ

(おめでとうございます？w ガヴさんは恋愛感情とか気付かないままでいいんですかw/
夫婦になってもあまり変わらないようなw/)

ガヴ=ゴルゴタはキューバ国民だ…そしてFARCの抗争の中で今日亡くなった…同時にシャルル=レヴィルがイギリス外交官後継として帰国する…書面ではそうなる…。(要するに自分が取得していたキューバ国民として指名手配された偽装国籍の人間をFARCに対する賄賂で名簿リストの戦死者として扱わせることで、手配されていたテロリストも国家の裏切り者も既にこの世にはいないという情報を巻くことで目を逸らし、その内に結婚を期に血統を再興という大義名分を同時に振り翳すことで双方への集中的な着目を緩和するとともに現状の打開を考えており、相手の疑問に遠巻きに答えつつも察するように促すような言葉で言いつくろいながら次の連絡に合わせて通信機を弄り、暫くして相手が譫言のように呼称を並べているのを聞いて「…ガヴ、正確にはガヴリールはミドルネームだ…国籍上での表記はシャルル=レヴィル…他所に出すときは旦那とでも言えばいい…」と無造作に言い放つと連絡作業を終えて通信機を切り、なんとかする手立てを動かしているとは言えテロリストを自分の船に乗せて結婚までするというのに、この緊張感の無さは流石というか何というかと呆れながらタバコを咥えて換気口近くに座り込んで火を付け

(ガヴさんは信頼しか物差しがないですからねぇ…また一つそれが進んだと思えば…←/
まぁ夫婦になっても余り変わらないでしょうが、ジルの大義名分は増えますねw/
恥ずかしがって結局何もなしみたいになりそうな気もしますけどw/)

はーん…アンタは、死んだことになる。ってことか…(淡々と述べられる計画に文字通り目を点にすれば自分の頭で理解出来た事だけ口にすると同時にそんな事が可能ならば最初からそうすればいいのにと自分の為に犠牲になっていた様なものをキャパ越えの頭から除いてしまっていたのか若干納得行かないような素振りを見せるも過ぎたことだと結論付ければ3年前に聞いた名前を相手の口から直に聞くとやっぱりあの最早思い出せもしないが兎に角長ったらしい名前は相棒のものだったと再確認すれば頭の中で何度も呼んでみるも今更呼び名なんて変えられる気がしなかったのか苦笑いを浮かべ「やっぱり、ガヴだろ」と自分の隣でタバコをすい始めた相手と記憶の中でタバコを吸っている相手を重ねて無意識にジッと見つめているのも束の間、思い出したようにハッとすると「…やべ!任務が!!」と元より自分が此処にやってきた意義を完全に忘れていたかのように飛び上がって操縦室まで駆けると慌てて時刻と予定を確認し

(これで堂々とおそｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ←/
ガヴさんからはきっと何もない、とか思いつつ爆弾を投下してくることに期待しておりますw/)

…手配まで時間はある…(煙を立ち上らせながら喫煙というには余りにも吸引する意思の感じられない咥えて灰になっていくだけにしか見えないながらも口の端に寄せて、相手が今回受けていた仕事も自分が代理人となれば今回は当の代理人の偽装事故が目的に上がるわけでその上で書類は通っていない方が都合が良い故に無理をして引き渡す必要もなく、そうなると共和国側に着くまでの時間にもよるが航路自体の警備状況や危険度に関しての知識は相手の方があるだろうと委ねつつ、自分が連絡をとっていた書類に関しても急ぎで用意すると言っても上限を考えるに急ぐ理由もそこまで見当たらず、結局最後に落ち着いた相手の呼称に今後の正式な依頼に関する書類などでは自分の名前にしろ相手の名前にしろ姓が同じになるのだから当たり前に書けてくれないと困ると考え、革命軍として動いていた数時間前までは舗装もされていない獣道を速度制限無しに走る軍用車両にばかり乗っていたものだが、いま乗っている船に比べれば大分清潔で安全で大人しい運転だったと思い返しつつタバコを床に擦り付けて消してから近くの配管にガッチリと捕まり

(まぁ彼は天然ですからね…←/)

おう、しっかり掴まっとけよッ！！(時間があると言うからには行ってもいいんだろうと解釈すれば簡単に操縦室のメータやポンプを点検しキーを回してエンジンをかけると出航当初は陸に近かったせいか普通よりは速いとはいえやはり常識範囲内と思われるスピードで停泊処から船を動かして海へと出ていくも元々一般人と一般的な小型船では出せないような速度で運転しているのに加え昔から微塵も変わらない持ち前のガサツさや荒っぽさを持って舵を取っていると久々に相棒と共に船に乗っているという喜びと興奮から鼻唄を歌い乍思い出したかのように「そーいや、冷蔵庫にビール入ってんぞ!久々に一緒に呑みてぇな!!」と運転の荒さ故と重力加速度のせいでそんな余裕がある筈ない事に気付かないのか弾んだ声で叫ぶようにして操縦室から相手に声をかけ

(少し遅くなりました。汗/
最強のウェポンですねw/)

…聞こえるの、お前だけだぞ…(海に出る段階で既に薄々思い出してはいたものの海に出た段階で漸く明らかになった記憶にいても立ってもいられず、爆音のモーター音と共によく聞こえないながらも相手が何か言ったのを察して暫く椅子にしがみ付いていたのも束の間、相手が何やら大声で話しているのはわかるものの単語単位でしか聞き取れない騒音の中で、当時の流れであれば冷蔵庫の中身やらタバコのストックやらに関してであろうことは想像に難くなく、相手の運転を知ってから冷蔵庫さえボルトで船体に固定したというのに幾分移動時間が無駄に思う自分が同居していたとはいえこれは酷い、仮にそうだとして冷蔵庫の中の炭酸飲料は当船の揺れと振動を目前にしてはたまったものではないだろう…というか、何れにしても投げ渡すのが当たり前になっていた故に気にすることもなかったが、どうにせよ吹き出すことを回避することなど不可能だったのだろうなどと思いつつ、このままでは指がちぎれると言わんばかりに相手の体の前に手を回しつつ、考えてみればラストティーンから当時の相手からは考えられないほど豊満になった身体に仕事をする上で邪魔になるんじゃないだろうかなどと思い耽りながら、この轟音では自分がいくら張り上げたところで届かないだろうと耳元まで寄ってから一言で聞こえなかった旨を伝え

(我々の中では早い方ですw亀レスにすら入りませんw←/)

って、おいッ!!?(いつぞやこんな事もあったなんて呑気に思い出に浸る間もなくあの頃の自分と比べてまな板から幾らか機能美が失ってしまい代わりに似合わない女性らしさが文字通り身に付いて自分の柔らかさの上に変わらない強いて言うなら傷を増やしやや痩せてしまった硬い腕が今までなかったようなやんわり沈むという感触に耳まで赤くし乍吠えるように叫ぶと自分の想いはさておきしっかりと(?)求婚され法的には書類をまだ済ませていないため自分と相手の関係を言葉にするなら婚約者ではないかという事実にこの先の事を相手に限って無いとはいえやはり期待はしてしまうのかしっかりと舵を取ったまま、あの日の相手の言葉と表情を頭の中に浮かばせれば「ガヴ…あ、あいして、る、…」と改めて溢れてしまった想いを伝えようとするもやはり照れと羞恥心が勝ってしまいエンジンと風の爆音の中で近いとはいえ聞こえるはずもばないようなこれもまた文字通り蚊の鳴くような声になってしまい

(ありがとうございます(*´∀｀*)/
ジルが豊満と言えるほど女性らしくなったのは意外でしたw3年でそこまでは変わらないと思うのでなってCだと思っています←←/)

…っ…(落ち着いたタイミングを見計らって途切れ途切れになら未だしも、思ったタイミングで滞りなく大きな声で下も噛まずに喚くなどという行為は恐らく地球上でも相手くらいしか出来ないのではないだろうかと思い始めた頃、先ほどの何かに加えて口に出してはいるのか読唇でも出来れば多少はスムーズに意思疎通も出来そうなものだが相手には恐らく関係ないだろうなとも思い、そんなことを考える程度の余力はありながらもしっかりと捕まっていなければ転げ回ること請け合いの船内で、そういえば先ほど要請した書類の類も早ければそろそろ届いていてもいい頃だろうかなどと考えを巡らせながら、先ほど捕まっていた配管にあのまま捕まっていたら振り回されて当然のごとく転げ回っているか下手をすれば体重で配管が捥げていただろうかと思いふけりつつ、遠巻きに見えてきた発展途上の共和国の北のスラムや無法地帯がざっくばらんに立ち並んだ港町の漁港の風景を視野に捉えると同時に、離別した頃から変わっていないか、あるいはもっと酷くなっているとすればこのスピードのままぴったりで碇泊する為に、船では到底かからないであろう重力負荷の掛かる急ブレーキを想定して相手の邪魔にならない様に操舵席ごと屈む様にしがみ付き

(あ、勝手な解釈で申し訳ないです…/
何分知識がないもので、年齢的にそういう成長もあるのかもという妄想です←/)

もうすぐだぜ?(遠くを見るように目を細めると予定よりも早く陸が見えてきて徐々に減速していき乍2人で事務所に帰るなんてもう二度とないと思っていた為口端は吊り上がったまま機嫌良く相手にそう声をかけるとゆっくりと事務所の車庫に船を入れ相棒が起こした自分的には一大事と言えるような事案以外には荒波や悪天候、敵襲遭う等特に面倒事に巻き込まれることなく戻ってこれた事に安堵するように額の汗を手の甲で拭って深く息を吐くとエンジンを切って操縦室の床に乱雑にではあるが一応は束ねてあるロープを手に持って操縦室から出るとやはり経験と習慣はこういう時にこそしっかり表に出るのか普段の雑さからは考えられないような、また裁縫だけは得意なのが納得いくような器用な手つきでクリートにしっかりとロープを巻き付け、船から飛び降りればビットにもロープを掛けてキツく結びあげると膝に体重を掛けて立ち上がりハッチを開けると自分の運転のせいとは気付かないまでも少し疲れた様子が伺える相手に向かってニカッと歯を見せて笑うと「おけーり。ガヴ!」と手を差し出し

(いいんですよ!主様の好みで←/
ただガヴさんとしてはどうなのかなと←/)

…あぁ、ただいま…ジル。(毎度のことですっかり口にすることもなくなってしまったものの変わらない根底的な感情として"今一緒に帰ってきただろう"という言葉を飲み込み、果たして何がどう変わったのか、相手が徐々に減速していくという芸当を少しまともにできる様になっていることに関心しつつも、それでもやはり一般の船舶の中では急ブレーキの範疇であろうし、改造船ならまだしも一般的な船では浅い吃水からの沈下も難しいだろうなんて考えながら立ち上がろうとするも、相手の操舵で帰ってくるのも久し振りな故か船酔いの目眩と疲労で大分筋肉が痙攣している様で、相手は自分の運転に関して疲れたりすることはないんだろうかなどと思いつつも、そういえば地上よりも船上の方が安定して立っていられるというのも海上で育った相手を思えば無理のない話で、早々に作業を終えた相手が待っていることも焦燥に繋がってか急ぎ足でハッチ下の梯子を登っていくも、相手の手を掴んで返事をしたところで再び目眩に襲われたのか、耐え難くなった浮遊感に逆らうことも叶わず、ハッチから相手を引き込む形になりながら落下するも、途中で防衛本能が働いてか、相手を抱きしめる形で背中から頭を上げて船内の床に落ち

(ええっ、そんな…！ガヴさんは好みではないでしょうに！w/
そして胸が仕事の邪魔とか思ってる人に好み云々はあるんでしょうか…w/)

お、おい、っ…だ、大丈夫、か?(差し出した手で相手の手を握り返し引っ張り上げるつもりが逆に引っ張られてしまい下手すれば身長の割に貧痩せてる相棒よりも女性らしからぬ相当な腕力と鍛え上げた瞬発力を持ってはいても帰宅できた事で気が緩んでいた所為か或いは相手からタダイマの言葉をもらった故に舞い上がってしまっていたのか急な落下には咄嗟に反応できず重力に対抗しきれないまま相手と共に落ちると相手の腕によって衝撃は和らげられるも痛みを感じる事には変わらないが、それよりも一気に近くなったお互いの距離に驚き頬に熱が集まれば離れようと相手の胸に両手をついて上半身だけ起こし馬乗りになったまま、やはり疲労しきっているせいか痛みのせいか中々身体を起こさない相手の様子を伺うように声をかけるも言葉が帰ってくる事はなく、返事がないのをいい事に相手の存在を確かめるようにもう一度身体を倒して抱きしめ直せば相手の胸に顔を埋めるようにするとトクントクンと静かで規則正しい心拍音に耳を傾け乍両瞼を下ろし

(確かになさそうですね…w/
この後どんな展開をお考えですかー?/)

…っ…ん…悪い…(まさかこんなことで意識が飛ぶとは夢にも思っていなかったが長い革命軍生活の中でロクな食にもありつけないまま数年を生きながらえていたこともあって、筋肉疲労は勿論のこと、健康状態の悪化や精神と体の疲労感が戦場から脱した安堵感で一気に緩んだ様で、今まで無意識の中で必死にこらえていた疲労による痙攣や脱力が一度に起きてしまった故か暫く意識を失っていた様子で、ハッチから漏れる明かりに照らされて意識を取り戻すと同時に眩しげな表情で目を開けると、一昔前体温を下げないための手法ではあったのだが相手と身を寄せて眠った記憶がフラッシュバックしつつも、自分の体が貧相になってしまったのか、あるいは相手の体が当時よりもずっと頼もしく成長した故か、表情は変えないながらも近付いてしまった体格差に無機質な表情のまま不甲斐なさを覚え、相手の何度か器用に切られた末に離別した当初よりも少し伸びたように見える髪を撫でながら一言だけ謝るように呟いて、相手が起きたら様子を見つつ取り敢えず書類の記入と返送だけ済ませてしまって、そこから立て込んでいることを少しずつ解消していかなければならないだろうと逆光の天井を見上げつつ思い耽り

(あまり深くは考えてないですが、書類整理と着替えや洗浄、
散髪などを済ませてから晩酌と言う流れで考えてます！/)

立てるか…?(時間にすれば数分にもならないが感覚的には長い間抱き締めていた気もするのと意識を取り戻した相手の薄らと開かれた瞼の奥から覗く静かな黒と目が合い何のつもりか髪を撫でられると頬だけでは留まらず全身に集まってくる熱を分散させるように相手から離れてパチパチと両頬叩くと膝立ちになったまま相手に再び手を差し出し、支えてやるようにして立ち上がれば以前と比べてやはり貧痩せて髪の色素も薄くなってしまった相手の身体の事を考えると自分も行ったあの現場もだがその前にも想像を絶するような過酷な状況に身を置いていたんだとだけ推測すると身長差ゆえに担げはしないまでも相手の手を引いて背中で相手の体重を支えるようにしながら変わらず掃除と片付けが苦手で雑さと適当さの表れのように殆ど清掃なんてなされていない事務所の中に入ればそのまま使われた形跡はなくそれ故か他の部屋に比べて若干埃っぽいものの整然としている上にシーツだけは交換してある相棒の部屋へと連れていけば「んめぇメシ作っからよ、それまで寝とけ」ろくに力の入らない相手をベッドに下ろしはっ倒すようにして身体を横にさせ

(了解です!ガヴさんにはまず回復してもらわないとですね!/)

…うっ…はぁ…(南の戦場では気力だけで立っていたのか、相手に支えられながら暫く振りの事務所に進むに連れて自分の手足や体など至る筋肉にどれだけ力が入らないのかを再認識し、考えてみれば近日の戦況では切羽詰まっていたこともあって時間の感覚なども狂い放題で、明るいか暗いかや明日何があるか、今日何人、何発撃ったか、前回の作戦で何をして次の作戦まで何をすべきで、そのためにどれだけ時間があるのか…上げ始めればキリがないほどに目の前の情報量が滂沱の如く流れ続けるせいで計算すると言う感覚を消失しており、何れにせよ衛生的とはお世辞にも言えないことには変わりないのだが全く使われていなかったのであろう様子が見て取れる自室のベッドに落とされると、溜息をつきながらも堅くないものの上で横になって時間も気にせず休めるなど本当に何年ぶりだろうと感傷的になりながら、そう言えば休息もさることながら最近の記憶を辿っても食事をした記憶が全くなく、数日ならともかく下手をすれば一週間くらいは平気で何も食べてなかったのではなかろうかと思い出し、食事もいいがその前にタバコと手を動かそうとするも先ほどの衝撃で完全に疲労が勝ったのか少し手を動かす程度が限界になっているらしく、諦めた様子で再び溜息をつくと今は相手の言うことを尊重しようと目を閉じて仮眠をし始め

(ジルじゃなかったら運び出せなかった説大分濃厚ですね←/)

…まあ、食えりゃあいいか。(いつも1人だったため食えればなんでもいいと適当に仕上げていた料理も久しぶりに他人に振る舞うと思うと妙に献立や分量を考え込んでしまい冷蔵庫の中身を確認しながらきっと箸はまだ苦手なんだろうなと昔よくやっていたささやかな意地悪が浮かんでくるも疲労しきっている相手の事を考えればそんな悪戯心も打ち消してしまい、取り敢えずは喉を通りやすそうなまた消化しやすそうなものはできないか考えやはりリゾットのようなものがいいだろうと決め材料を揃え唯一の女子力を此処で発揮するようにテキパキと手際良く相手の好みなんて知らないというか自分と同じくそこまで味に拘っていなかった筈だと思い返せば味は薄めに仕上げていき食欲なんてないかもしれないが一応作っておこうと挽肉とスパイスを練り混ぜてフライパンで焼き上げるだけの実にシンプルなソーセージを一口サイズに切って酒のツマミにでもなればと皿に盛ると相手が飲めなかったら自分が飲もうとワインボトルを片手に、グラスを2つと料理を乗せたトレイをもう片手に相手の部屋へと向かえばベッドサイドテーブルにそれらを置き、椅子を音立てないよう静かにベッドの横に移動させれば自分はそこへ掛けて相手の様子を伺うように顔を覗き込み

(まあ…ジルですからねww/
ちなみに本体は力はともかく握力が無さすぎて、記入中にペンは吹っ飛ぶは、ボトルキャップは開かないはで非常に困っております←/)

…っ…つぅ…(最近までの戦場生活での名残か否か定かではないものの物音よりも光と気配で危険を察知するように体を慣らしていたのか、相手が覗き込む少し前のタイミングで本能的に身を守ろうと相手の方に銃を抜こうと動きもしない体が無理やり銃を抜いて相手の方に照準器を合わせようとし、長く息を吐きながら瞳孔を開いたところで我に返って痛覚神経が復活した途端に身体中に無理のたたった激痛が走って、ベッド上の自分の脇に引き抜いた拳銃を落とすと同時にどうせだったらタバコに火をつける訓練でもしておくべきだったと残念に思いつつ、今の痛みで見た目からは分からずとも実感としての手の力もそうだが血糖値の不足で殆ど機能していなかったのだろうということを再認識し、持ってきた相手に申し訳ないと思いつつも「ジル…悪い、動かせない…手。」と言葉も呂律もギリギリな状態で思いのほか口が回らないことに驚きつつも無表情を変える事もなく、食事は冷めてしまうかも知れないが自分の招いた事であるわけで、そう贅沢を通すわけにも行かないとばかりにギリギリ動く体を揺すってなんとか壁に持たれるような体制になると同時に、これでもまだ回復した方なのかと相手を見据えながら有り難味を覚え

(ここでなんとご飯を食べさせるというチャンス(?)到来！！←←/)

なぁにやってんだよ…、寝とけつったろ。(数年離れていた今でも全くの信頼を置いている相手から一瞬向けられた殺意に怯むことなく冷静に目を合わせると向こうも自分を認識できたのか糸が切れたように再び崩れ落ちる相手に呆れた様子を見せながら言葉を発し、銃を拾い上げセーフティがしっかり掛かっている事を確認してから御守りではないが所持していないと何かと杞憂してしまうのは自分もよく分かっている事から取り上げるのではなく相手に返すようにグリップが相手側を向くように自分はバレルを掴んで差し出すとそういえば相手に銃を向けられるのは初めて会った時と、お互いをお互いとして認識できていなかった戦場での再会と、何故向けられたかは解せないもこれで3回目かと今はどうでもいい事を頭に浮かべながら一向に銃を手に取らない相手から予想外な言葉が出ると思わず「はぁ?」と聞き返すような声を出してしまい、銃はホルスターに戻してやってもいいとしてもメシはどうするんだとやむを得ずドカッと腰を掛ければ料理を掬い上げ少し冷ますように息を吹きかけてから「ほら、食えよ」何も深く考えずに唯衰弱している相棒を想ってスプーンを相手の口の前まで持っていき

(ご馳走様です←/
これは後で恥ずかしくなるパティーンですね!w/)

…(相手に食事を手伝って貰いつつ、いくら自分の様な目標優先な人間でもあれだけの長期間をかなり極貧で過酷な戦闘という環境で過ごせば満腹中枢が狂って行くのも当たり前というもので、途中あたりから本能的な空腹自体の実感が蘇ってくると同時にがっつく様にして食事を終えるも血糖値の回復までは暫く時間がかかる様で、動かない体を苛立ちではなく何とか動かせないかと普段の考える思考回路にシフトでき始めているのは大きな回復として見られるが、反政府軍として動き始めてから数回しか配給のなかった砂や色々なもので汚れてしまった軍用のジャケットと、至る所に出来た擦り傷切り傷も相俟って余りに不衛生だと思い、このままでは恐らく入浴は無理であろうとすると取り敢えずは着替える前に体を拭いて消毒、その上で手当と混乱しないまでもやることが山済みなのを再認識しながら手が動かないという状況の今、何か出来ることはなかろうかと体を揺すってブーツだけでも脱ごうと動かし

(まだまだ、攻めの手は緩めませんよっw/)

だーから、なにやってんだよ…?(昔から何をするのも静かにゆっくりだった相手が今回急にガッツくように食事を平らげていったと思えば余程減っていたんだろうと解釈すると今度は何かを訴えるように足をバタつかせ早々と終わってしまった食事を乗せた食器をトレイに戻しながら折角洗ってある真っ白なシーツが相手の泥だらけな格好とミリタリーブーツの所為で汚れてしまってこりゃあ染み抜きしないとなと何事も気にならない癖に相棒のベッドシーツだからなのか妙に神経質になってしまいつつ仕事が増えてしまった事に対して呆れるように一つ息を吐くと、そういえば手に力が入らないのであればブーツを脱ぐ事は不可能だったんだろうと納得し堅く結んである靴紐を器用に解いていけば床に放り捨てるようにブーツを脱がし「シャワー、入れるか?…着替えは………あー、…洗っとく…。」断りを入れることなく勝手にクローゼットを開ければ全く同じワイシャツとスーツが数着ハンガーに掛かっていて、それを一着手に取ると離別した時のままにしてあって洗濯はしていなかった為やや黴臭いせいか顔を顰めながら相手がシャワー浴びている間にでも取り敢えず洗濯でもしようと思い

(閣下!ジルはガヴさんがマトモに動けないという事に気付いておりません!w/)

…砂利が取れるか、足が取れるかだな…(現地でこそ闘争本能だけで駆け回っていたものの正規の医療が受けられるはずもない環境で戦い続けていた事もあって、破傷風などの致命傷の回避こそすれ、戦場での人間の価値などマトになる方って銃が撃てるか程度しかなかった故に怪我の手当てなどは二の次で、一先ずはいつしたかも分からない応急処置の成れの果てと思われる治っているんだか悪化しているんだか分からない傷口の回りに、包帯に絡まって治りかけに一体化している傷口から砂利を除去すること、そこから傷口は洗い流し、それ以外の部分は拭き取るのが賢明…と戦場にしろ自分たちの様な稼業にしろ当たり前のことを思い浮かべたところで、虫こそ集らず湧かずではあるものの既に砂塗れで芳しくない傷口が相手のブーツを脱がせた靴下さえ履いてないふやけた素足に見られ、足の指が開く様であれば取り敢えず回復の兆候が見られようものだが幾分念じても動かないのを見て、痛みこそ我慢すれ今の自分がやったのでは処置にならないだろうと真面目か冗談か判断不能な無表情のまま無機質に言い放ち

(ガヴさんはあえて言わないですからねー、どうなることやら…w←/)

…ひでーな。ちょっと待ってろ。(洗濯するシャツを何枚かハンガーから外して適当に纏めるとサラッと恐ろしい事を言う相棒に対しよくこんな状態でさっきのさっきまで気力を保てたもんだと感心しつつ著しく良くはない化膿もしているかもしれない傷口のせいかまたは過酷な状況下での栄養失調の所為か浮腫上がった足を改めて見ながらそう述べると纏めたシャツを持って事務所のランドリーに向かい洗濯機に仕掛けると今度はバケツを持ってシャワールームに向かい、やや熱いお湯をバケツに溜めながらキレイなタオルを数枚を肩にかけそのバケツを持ち、キッチンにあった救急箱をも持って再び相手に部屋に入れば「痛てえだろーけど、我慢しろよ?」と程よく冷めたであろう温ま湯にタオルを浸してしっかり絞ると床に膝立ちになって傷口にタオルを当て乍本当はしっかり洗い流すべきなんだろうかそれとも消毒すればいいのか、足りない頭をフル回転させてどう処置するべきか考え始め

(とりあえず足は処置するそうです←/
よく事務所に帰ってくるまで無事でしたね！ガヴさんもやや超人寄りになってきたのではw/)

…撃たれた時よりマシだ…(傷口の洗浄も消毒も言わずもがな痛みはつきものであると知りつつも撃たれた激痛を何度も経験している事もあって慣れの恐ろしさを体現しつつ、食事のお陰もあってか深呼吸しても問題ないくらいまでは回復したことに安心しながら相手の処置に感謝し、今回は地雷や榴弾にやられたわけではない事もあって金属片などの摘出などもないが、それがあれば何かを噛まなければ耐える事も厳しいだろうなどと想像したくないことを無表情ながらに薄っすらと脳裏に浮かべ、全身の擦り傷だけでも不衛生な環境で活動し続けていた事もあって、ともすれば破傷風などの危険もあるであろうことから洗って着替える程度のことはしたかったものだがどうにも思う様に動かない様子で「…全身砂塗れだ…このままだと、遅かれ早かれ傷口に入る…」と、相手が処置している足が一番状態こそ悪いものの部分というよりは現段階では体はお世辞にも健常な状態とは言えない旨、その上で放置すればまず問題の進行は免れないであろうことを遠回しに相手に伝え

(一騎当千の強者ですからね、と言っても大分死にかけではありますがw/)

だからシャ………あぁ、動けねーんだっけか…(この足の状態と食事もろくにできないくらい衰弱している事を考えれば容易に解ったであろう事をそういえば自分が相手を身長差ゆえに背負えてはいないが支えるようにしてここへ連れてきたんだと思い返し漸くソレに気付くとガシガシと頭を掻きながらこのまま放置しておくワケにもいかずどうしたもんかと考え始め、仕方ないと言ったふうに立ち上がると相手の両足を持って床に足をつかせ、今度は両腕を持って自分の首裏に回すと脇下に手を入れグッと持ち上げるように力を入れて相手を立たせればすぐに背中を向けて自分に寄りかからせ事務所に入って来たのと同じ様に背中で軽くなった相棒の体重を支え乍自分では浴びれないならと思えばシャワールームの隣の浴槽のついたバスルームへと向かい元々誰も入っていない事を主張するように開いたままの脱衣所の扉の先の浴室の折れ戸を蹴るようにして開けると相手を浴槽の中へ降ろし、着ているものを脱がすべく相手の服に手を掛けるもさっきから相手の為とはいえ散々密着してきたり料理を食べさせてやったりとここ迄来て急に羞恥心が湧きぼふっと効果音が付きそうな程顔を赤くさせるとつい睨むように「し、仕方なくだからな?」と相手になんだか自分になんだか言い聞かせるようにすれば恥ずかしさで震える手でミリタリージャケットのボタンをひとつずつ外していき

(ジルの腕力が←/
ジルさんいろいろ覚悟決めたそうなので好きにアクシデントでもなんでも起こしてやってくださ(爆←/)

…仕方ないな…(場合によっては自分より力を行使出来る相手に改めて感謝しつつも体の状態はあまり良くなかったことを再認しながらこれから襲ってくる激痛を懸念していて、流石に毛が覆った時ほどではないにしろ、一つ一つであれば兎も角として結構な量の傷を一度に消毒するとなると計り知れない痛みになるであろうことは逃れようがない現実であり、若干治りかけの傷口に裂けた布が張り付いているのが剥がれる度に少しずつの痛みを感じつつも無表情ながらふつふつとした恐怖心がないわけでもなく、相手の仕方なくという言葉の意味を履き違えているのかなんなのか、これから起こる激痛は意図したものではなく止むを得ず必然的に起こるものだという様に受け取ってしまった故に相手も承知の上なのだろうと少し頷き、取り敢えず上体を脱がせてもらった時点で出血が見られない辺り負ったばかりの傷もそこまで多くはないのだろうと予想して、下の方が傷の容体としては心配であったが故に一先ずは我慢出来る程度かと安心しつつ若干の恐怖心に反する様に食いしばろうとする顎にも力は入っておらず

(アクシデントも何もガヴさんは全然動けないのです…w←/)

髪、…先に切るぜ(ゆっくりと剥がすように着ているものを確実に脱がしていくが流石に下はマズいと手を掛けようとした所で頭を振って冷静さを取り戻し、同居していた時に不可抗力とは言え何度も見た事のあるが相手の身体には見覚えない傷や新しいヤケドのような跡が明らかに増えている事が解れば改めて一体どういう生活をしていたのか想像に難くなく何故相手がこんな目に遭わないといけなかったんだと筋違いだとは判っていても自分に何かできなかった悔しさから下唇を噛み締めながら相当な痛みを負っている筈なのに無表情で居られるのは相手くらいだとやや感心しつつ、ついでではないが後で乾かす手間が省けるだろうと長くなり過ぎた髪をシャワーを浴びせる前に切る事を伝えると隠し持っていた鋭利なナイフを何処からか取り出して長い髪を手で束ねると器用にそれを切り落とし脱衣所にあった袋に取り敢えず入れておき、サイドや前も適当に整えれば後は乾かした後にしようとナイフを仕舞い、熱すぎないようにシャワーの温度を自分の手で確かめながら調節して先ずは頭から暖かいシャワーを浴びせ相棒が嘗て使用していたブラシを手に取るも思い直して自分が使っている柔らかいスポンジを手に取ると自分にしては珍しく労わるように傷口にそっと触れて汚れを落とし

(きっとその内動けるように…じゃないと下は自分で履き替えてもらわないと困りますww←/)

…やはり、痛いんだな…(解ってはいた避けようのない現実が体に突き刺さる度に痛覚ではなく本能的な反射運動で痙攣する筋肉に少し驚きつつ、我慢できないという言い方は正しくないにしてもここまでの痛みが治療に伴うというのはどうにかならないものだろうかなどと変わらない表情のまま考えつつ、今まで伸ばしたことがなかったということもあって段々と軽量になって行く頭と同期して広がっていく視界に違和感とも似て非なる不思議な感覚を覚えながら、側から見るに完全に真っ白になってしまっている髪の毛に自分の体がホルモンバランスの乱れやらでありったけの緊急警報をあげているにも関わらず、全く気付く余力もないままで延々と戦っていたが故に反政府軍は特にだが関わらずとも軍人や兵士という生き物は本当に不思議な存在だと再認して、そんなことを思っていると軽くなった頭さえ動かせないままではあるが、頭髪を切り終えたのか相手が洗い始めると、いよいよ以って表情こそ変わらないままではあるが体の方は悲鳴をあげているらしく血糖値の回復と同時にガクガクと痙攣を始め

(そういう時は綺麗にしたベッドに運ぶところまでロルでリープしてしまえばいいのです！w/)

っと、……流石に疲れたわ…(あれからなんとか身体をキレイにしてタオルで水分を拭き取ってろくに使ったこともないドライヤーで少しぎこちない手付きで髪を乾かしてやれば体中の傷口も自分のできそうな限り手当てを施して終えると乾燥機にかけてやむを得ずアイロンで無理やり乾かしたシャツを着せてやれば泥で汚れてしまったシーツを交換してやり、再び相手をベッドまで運ぶと自分も仕事の為一時だけとはいえ戦場に足を踏み入れ、相棒との再会を果たし、運転もした後にも戦闘よりは楽ではあっても重労働には変わりない一連の家事と世話を果たして疲労を感じるとへたりと椅子に座り込み先程用意してきたグラスにワインを注ぐとそれを一気に飲み干せば息を吐いて手の甲で口を拭い、ツマミに用意した冷めてしまったソーセージをそのまま指で摘むとそれを頬張りながらもう一つのグラスにもワインを注ぐと「うめーぞ?飲めよ」とちょっとした意地悪で未だ力が入らないのか動けない相手の前までグラスを持って揺し、ジト目で此方を見る相棒の唇にグラスの縁をぴとりと付けてやり

(了解ですｗジルはルーラを唱えた!数レス先に飛んだ!←/)

…高尚なことだ…(相手への皮肉も勿論そうだが、それ以前に自分の生活がまさかここまで回復するなどとは予想もしていなかったが故に最大限に自分への逆説的な皮肉を込めてグラスを咥えさせられながら言うと、品質の有無に関わらず退廃的な共和国郊外の港町の実にアウトローな事務所でワインを傾けながら看病されているという現状に深く感謝しつつ、このタイミングで普段のラガービールのようなジャンクなものではなく敢えてワインというものを選択してくる辺り、無意識ではあろうと解っていつつも自分の現国籍がEUと解ったことへの当てつけのようにも思えてしまっていて、気にしないようにワインを喉に通しながら、暫く振りに真面な酒を喉に通していることもあってそういった当てつけの上で取り立てて好みというわけでもない名も知らぬワインがここまで美味に感じるとはと自身でも驚きながら、暫しゆっくりと喉に通した上で、取り敢えずはもう十分と言わんばかりに喉を通すのを止めてから無機質な目で室内を目で終える範囲で見渡し始め

(今後も自己判断で際どい場面はガンガン飛ばしちゃって大丈夫ですよ！w/)

今度こそちゃんと寝とけよ。…オヤスミ(短い晩酌を終えると上半身壁に凭れかかっていた相手を仰向けに寝かせれば雑にタオルケットを被せるとさっきも調理中に休めと言ったにも関わらず仮眠というよりただ目蓋を閉じただけだったのか気配を敏感に感じ取れてしまう程にろくに眠っていないんだろうという推測を含めてそう言えば部屋の灯りを消し、壁一枚で隔てた隣の相手の部屋と同じ間取りである筈にも関わらず片付いていないせいか大分狭く見える自室に戻るとベッドにそのままうつ伏せになり、ずっと亡くなったと思っていた昔から想いを寄せていた相手と婚姻関係を結んだという事と介護とはいえ今日は何度もしかも素肌に触れてしまったことが改めて頭に浮かんでくると明らかに酒のせいとは思えない熱が体中を巡り枕を抱き寄せて顔を埋めると此れからどうなるんだろうと想像を掻き立てながら眠りにつき

(一緒に寝る勇気はなかったようです。だ、だってあっちーじゃねーか!ｂｙジル←/
主様もトピ主なんですからガンガン飛ばしちゃってください。←/)

…(気を張ることが癖になっていたせいで寝ている間もろくに休んでいなかった末の押し寄せた疲労感に押しつぶされるように眠りに就いたが故に就寝時刻の記憶がなく、目が覚めて改めて認識する帰ってきたという実感と塹壕の土塊天井ではない違和感を同時に覚えながら起き上がると同時に、昨日までとは違って起き上がれることと麻痺しかけていた痛覚が明確になったことが回復の兆しを知らせてくれ、同時に苛まれるような不服な感情が揺らぎつつも無表情ながらに自身の体の回復に対しては安堵の感覚を抱いて止まず、少し体を揺すったり首を回したりを繰り返して、手を握っては開く作業を暫くループさせてから少し頷くような動作をして体が動く範囲を認識すると、立ち上がると同時に回復に消耗したのであろう血糖値の低下で軽い目眩を覚えながら少し目を瞑って眉間を抑え、暫くしてから目を開くと一先ずは今日中に書類の類を終わらせなくてはと頭の中で現在の状況整理をしつつ、いまの段階では外に出るのがまずいこともあって今日は一通りの書類仕事の決済に回さねばならないだろうと考え

(もちろん、そのつもりですよっ！/)

あー…だりぃ…(直す気は全くないのかだらしない生活習慣も相変わらずで目を擦りながら重い瞼を薄っすら持ち上げると身体中に血が行き巡るのを待つように身体は横になったまま首だけ動かすと見慣れてしまった今でもやはり変わった形をしている壁に掛かった時計の長い針が真上よりも少し傾いているのをぼんやり見つめて暫くすると眠気よりも腹の虫が勝ったのか遅過ぎる朝飯は何にしよう等と考えながら身体を起こし、グッと背伸びをして軽くストレッチをするとリビングへ降りていき今となってはそこに居る事が違和感になってしまうもこれからはまた元の生活に戻れる事に歓びと興奮を感じながらソファに腰掛ける相手の背後から近付いてバシッと背中を叩くと「グッドモーニング!!」とそもそもお昼を過ぎてしまっているがアジア訛りな英語で元気に挨拶を投げかけ

…Good afternoon…(背中を叩かれて思い返す辛気臭い土塊塹壕の中以外で元気のいい挨拶が飛んでくるということ自体が大分久し振りとばかりに表情を変えないまま時計を見やると、この界隈ではスペイン語以外で会話することもなかろうとは思うものの全く関係ない出自の訛りを響かせる相手を皮肉ってか、ただでさえ起伏の少ない英語の中で殊更無機質な単調な口調のままUK英語で午後の挨拶を済ませると、事務所自体は暫く相手が運営していたこともあって寂れていることは愚かそこまでの大きな買い出しも必要ないだろうかなどと脳裏に浮かべつつ、配送などの痕跡問題からか昨晩のうちに届いたのであろう妙に軽いトランクケースを壁際に屈んで持ち上げると机の上に軽い音を立てて置いてから開封し、自国での婚姻証明書と国籍の発行書類をいくつか出してから、取り敢えず届くタイミングは委託出来る所を自前で準備するとして今日のうちに書類関係は済ませてしまおうと中に入っている書類を机の上に並べ、「…婚姻書類は今のジルの指名、国籍書類は俺と同じ姓を記入しろ…こっちは少し後に届けさせる…」と、相手に指示をしながらそれ以外の必要事項を然も電子的に印刷されたフォントのような綺麗過ぎる筆記体で記入していって、一通り記入内容を確認してから最後に自分の長ったらしい指名を印刷より早いのではないかという慣れた手つきで人間とは思えないような精密さで双方書き終えてから書類の隣にペンを置き

((((すみません、忙しくてお返しできてなくて気付いたらこんなに経ってましたgkbr/)))

んー…あぁ…一応なんでも作れそうだ(自分の部屋とは打って変わってそこそこキレイに片付いてるキッチンの端にあるビールやら酒やらの入った冷蔵庫とは別に中央にある調理場に近い方の冷蔵庫の取っ手を気怠けに握って開けると中身を確認しながら呟くと、折角だから相手の食べたいものを作りたいという乙女心から一旦冷蔵庫から離れて相手の側に寄ると口を開く前に学もなく絵本以外理解するどころか読むこともできない自分にとっては難しくて堪らないような書類が実際数えると恐らくはそんなに無くとも自分からすればズラッと並べられたように感じて、相手の説明を受けながら多分婚姻届のようなものだろうかと自分とは違う機械的な文字を見つめながらペンを受け取り、間違いなく大事な書類ではあるため相手と再会した際に自分の名前の書き間違えを指摘された事を思い出すと空中に字を書くようにペンを振って為にはならなそうな練習を数回繰り返すと「…、ガヴの姓って結局何なんだよ」ハッと思い出したような表情を浮かべながら実際は全く思い出せてない先程聞いた英国籍の名前と、相手のフルネームのどこからどこまでが姓なんだと訴えるようにペンを突き返し

(新年の挨拶もないどころかまた音信不通になってしまい申し訳ないです。汗
今更ですが更新してみました/)