陂 奩 2013-07-04 17:47:30 |
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【 畔田 月菜 】
..きょう、や..? ...痛くない、要らない。 ( 聴き慣れた声に、不安と焦りを覚える。ゆっくりと抱き締めてくれた享也に握らされた薬を投げて、小さく首を振った。何で此処まで来てあたしの心配をするんだろう。知らない内に零れた涙は、享也の着ている病院服に次々を染みを作っていく。 「 ね、享也。..先生にね、最低な事云っちゃった。...多分あの人も、離れてくんだろうなぁ...、 」 小さくぽつりぽつりと吐き出した言葉は、ちゃんと享也の耳に届いているのか。止まらない涙を其の侭に、何時もの自嘲交じりの笑みを、享也の肩越しに零した。 )
(( あれ、敬語..?() いえいえ、如何致しましてです。*
駄目、飲みなさい。(叩いた手を軽く握れば、再び取り出す。手の平にゆっくりと握らせて、軽く彼女を怒る。お母さんだとか言われたって言い。最早慣れてしまった病院服。彼女の頭を撫でた。そして促すように、続けた。「なあ月菜?月と星って、絶対的な引力で結ばれてるだろ?それと同時に、お前とあの人も、好き同士で結ばれた。だからもう終わり、じゃなくてさ。これからずっと、お互いを大事にして、もっと近くなるべきだって、俺は思うんだ。手放したくないなら、それだけ相手を信用しないといけない。なあ、お前はどうしたい?このまま、離れていってしまってもいいのか?」大事だから、彼女が。きっと、彼に恋してるこいつが、俺は好きなんだろう。)
( うわわ、申し訳ない← )
【 畔田 月菜 】
本当要らないから。..ねえ、享也は、何を見てきたの。 ( あんたより軽い病気の癖して苦しんでるあたしを見て、如何思ってた? 同情、軽蔑、嘲り、全部全部、違う気がするの。 「 嫌に決まってる。..でもあの人は、あたしをお子様だとしか、思ってないから。 」 目許を拭って、へらりと笑んでみせた。大丈夫の意を込めて。やんわりと享也の手を取って、立ち上がる。善は何処に行ったんだ。若しかして先生でも探しに行ったのか。..相変わらず面倒な奴だ。 ) ほら、部屋、戻ろ? 夏休み沢山遊ぶんでしょ。早く風邪、治さなきゃ。ね?
(( 気にしてない、よ。..ふへ、←
( 一 享也 )
..俺より、月菜の方が、もっと、もっとしんどい。苦しいし、涙も出る。確かに俺は、大きい病気だよ?其れをお前に言わないのは、何故か分かる?(お前に、そんな顔をさせたくなかった、って云わなかった。言えば、泣いてしまうって分かったから。彼女をゆっくりと抱きしめて、小さく溜め息をこぼす。相手の言葉に、自潮みた笑みを浮かべた。「じゃあ、な。お子様なら、あの人は何で月菜の為に泣くんだろうな、お子様の一言で済ませば、好きじゃないって思う、けど、お子様は管轄外って、言ってただろ、?人を傷つけないために、嘘を吐く人を、見捨てるような子には育てた覚えはないよ?」ふと見えた保健室の主であった彼を指差した。情けないけどって、俺には本音を教えてくれたから、こうやって言えたのかもしれない、幸せになってくれ、俺の分まで、荒ぶる心臓を落ち着かせて、小さく溜め息を吐く。)
( ...可愛ry← )
【 畔田 月菜 】
何云ってんの。..あたしの病気なんて、享也の病気に比べたら。...分かるわけ、ないでしょ。 ( 自嘲めいた笑みを浮かべる。何で享也は、何時も笑ってられるの。自分の感情を100%表に出した享也なんて見た事無い。..やっぱり何も、知らないんだなぁ。 「 ...御免、何かもう、分かんない。..早く部屋戻ろう。 」 さり気無く話を逸らして、あたしを抱き締める享也の胸をゆっくりと押し返す。不意に視界に入った先生から視線を逸らして息を吐き出す。苦しい。けど、..享也の痛みと比べたらこんなの。 )
(( くない。←
( 一 享也 )
...っ、お前の今の気持ちのまま、帰って欲しく、ないよ。(胸を掴んで荒く息を吐き出す。相手の腕を掴むと、溜め息を吐き出した。一度、無くしてしまったら、戻らないから。俺のこの命が尽きるまで、あいつの幸せを浮かんでいたい。あのひとは弱虫だから、お前があのひとを、大事にしてあげて、手放さないといけないように、その一度離してしまった手をまた、繋いで。また俺に、幸せだよって、笑って欲しい。その幸せな顔が俺は好きなんだ。笑ってて、何も偽りのない、笑顔が。どんどん荒く打つ鼓動を抑えて、相手を見上げた。「...あのひとと、仲直り、しておいで。離れたくないなら、手放すな。これはお前が嫌がっても、俺は引けないよ。行って、おいで。きっと大丈夫、また幸せだって笑えるから。」頭を撫でて、軽く一押しした。行ってらっしゃい。今度見せる顔は、満開の笑顔で会いたいな)
( 蹄 奩 )
(昔、今の関係が潰れる事を恐れて、幼なじみの気持ちから逃げた。時間がたてば、解決してくれるんだろうって、年上を好むのは一般的に良くあるもので、それは一瞬だ。お子様だから、憧れを好きと勘違いしてしまう傾向がある。それを恋と勘違いしてしまう。そのときもそうだって思ってた。だから時間が経てば、またあいつが笑いかけてくれるだろうって、でも、それは只逃げてただけ。おれが逃げたから、あいつはその短い時間を終えてしまった。俺はあいつの気持ちから逃げたんだ。こんな俺が人を愛していい訳なんかない 愛されていい訳なんかない。一生をかけて償う罪だから。だからあいつも、其れだったんだろう。一時的に憧れて、どうせは無くなる気持ち、泣いてしまいうのも、傷が付いてしまうのも浅い方がいい。だから俺はお前から離れるよ。只の教師と、生徒に戻ろう。)
( 可愛いゲフンゲフン、← )
【 畔田 月菜 】
...うん、ありがと。 ( 双眸を細めて、精一杯の笑顔で礼を述べる。 「 その代わり、享也は部屋に戻ること。自分の身体は大切にしなきゃ、あたしみたいになるんだからね。あんたの娘としての忠告。..じゃあ、行ってくる。 」 冗談めかして前記を述べて、片手を振る。視界の範囲内に居る先生の処まで行って目の前にしゃがみ込んで、顔を覗き込んだ。"さっきは御免為さい"。何だか口に出すのは恥ずかしかったので口パク。それでも何か気まずいし恥ずかしい。思わず視線を床に落とす。..もうちょっと言葉を選ぶべきだった。 )
(( ないないないなry、 主様の方が可愛いです。←
( 一 享也 )
行っておいで、(ふ、と微笑み相手の頭を撫でた。ゆっくりと立ち上がると、そのまま足を病室に向かわせる。少し疲れた。体を休ませたい。ふう、と小さく溜め息を吐いて、ベットに横になる。あいつは幸せになるべき人だ。だから幸せから逃げようと、しないで欲しいんだ。)
( 蹄 奩 )
..ん、う.....。(目から溢れるのは富めど無い涙。ごめんな、お前を助けてやれなくて、何度も夢に出てくるあいつにあやまる。あやまって、済む問題じゃあないって、分かってるけど、分かってるけど。誤るしか出来なかった。ふと感じる視線にゆっくりと目を開く、ぼやける視界に、溢れる涙。ふと手で拭えば目前には彼女。ゆっくりと起き上がって、髪を掻き分ける。小さく溜め息を吐いて、彼女から視線を逸らした。)
( うえ、嬉しくない← )
【 畔田 月菜 】
..お早う、御座います。 ( さっきのあたしの謝罪には気づかなかったらしい。視線を逸らす先生をじっと見詰めて、挨拶。丁度長袖を着てたあたしは服の袖を指先まで引き上げて、先生の目許を拭う。涙の理由があたしだったら、なんて。肩を竦めてくつ、と咽喉を鳴らして自嘲してやると 「 先生、さっきは御免為さい。..自分の都合と我侭で、あんな事云っちゃって。薬忘れたってのも嘘です。学校で、自分で粉々にしました。 」 と頭を下げる。声は震えてても、逃げたくはなかった。先生の目には、ちゃんとあたしが映ってるのだろうか。 )
(( う、..格好良い。←
( 蹄 奩 )
おはよう、(ふう、と小さい溜め息を吐いて、相手を見つめた。その長い袖でふかれた裾、それは少し濡れていて、小さく溜め息を吐き出した。泣いてたんだ、情けない。あいつにお子様お子様言うけれど、何よりもお子様なのは俺じゃないか。ふう、と溜め息を吐き出して、相手を見つめた。その吐き出される言葉は純粋で、汚れてなくて、俺は只無言に、彼女を見つめた。そして、溢れる涙を拭うように、白衣の裾で涙を吹いた。「..勿体無い事をしたな、薬に祟られるぞ。.....畔田、ごめんな。俺との恋は最後までつらくて。」ふう、と小さく溜め息を吐くとゆっくりと立ち上がって、口を開いた。「もう、別れよう。やっぱり俺はお前を好きじゃなかった。」一度までならず二度も手放すなんて、俺には無理なんだ。ごめんな、ごめんな。溢れる涙を拭って、只無言に歩き始めた。ごめんな、こんな弱虫で。でも、やっぱり、俺はお前を好きになってはいけなかった。)
( うはは、ありがとー、~ ← )
【 畔田 月菜 】
せん、せ..? ( 好きじゃない。すきじゃない、..スキジャナイ? 享也の言ってた事と、全然違うじゃない。これも先生の嘘なのか。でも、先生の嘘は、あたしを傷つけない為であって。今の先生の一言はざっくりとあたしの胸の傷を深く抉ったわけで。こんな筈じゃなかったんだけどな。 ) ....あ、れ..? ( ぽろぽろと、目から滴が落ちる。真っ白な床に水滴が落ちる。嗚咽も何もないのに、泣いてる。拭っても拭っても、止まらない。あたしってここまで依存してたのか。 )
(( どういたしまして。( 得意気 ) 喜夛くん何処で出しましょう。()
( 蹄 奩 )
..ごめんな。(只それだけを伝えて、歩みを進めた。このまま、此処にいたら、彼女を抱きしめてしまいそうだった。また、大事な物が無くなろうとしている。でも、これでいいんだ。あいつが傷つくくらいなら、このまま手放したって、いいんだ。それと裏腹にどんどん涙は溢れる。彼女から離れた曲がり角に静かにもたれた。俺は、どうしてこうも泣かせてばかりなんだろう。でも、傷つくなら、浅い方が修復はつく。これからも俺は一人で、罪を償うよ。人に愛される価値なんか、もうなかった。でも、俺がもう少し強かったら、あいつの涙を拭えたのに。抱きしめれたのに。)
( うん、ちょー嬉しーの。(にへら。)んあ、任せるよ、適当に..あ、なんならこの駄目へたれ保健医に渇を入れても...((
【 畔田 月菜 】
も、やだなぁ...。 ( 最早涙なんて拭う気にもなれずに、その場に座り込んで壁に凭れかかる。頭がまた痛い。点滴最後まですればよかったな。ゆっくりと落ちてくる瞼と、朦朧になっていく意識。視界が真っ暗になってからは、憶えてない。寝てたのかそうじゃないのかも分からない。 )
(( ..え、え、..な、何か照れるのですが。( あわわ、← ) そうする!()。 次から入れると思われまする。
( 蹄 奩 )
...、(言葉が出なかった。それより彼女を傷つけてしまった、って思って。涙がどんどん溢れる。ふう、と小さく溜め息を吐いて上を向いた。天窓から見えるのは満天の星々。ゆっくりと指でなぞった。空にはオリオン座の一等星が輝いていた。)
( うはは、そかそか。←、りょーかい。 ノ
【 喜夛 善 】
..蹄せ-んせ、少し御話いいですか-? ( 先程視界に入ったのは泣き乍座り込む月菜の姿。次に見えたのは一人で情けなくも涙を流す元保健医の姿。此れは話を聞く必要が十分に有りそうだ。元保健医の前に立ってにっこりと満面の笑みを浮かべて話し掛ける。さて、何処から話してもらおうか。と考え始めた処で少しずつ騒がしくなる院内。確認しようにも此の保健医と話すチャンスを逃すのは惜しい。..月菜じゃ無けりゃいいんだが。 )
(( ..ですです。←、 ねむ..。
( 蹄 奩 )
..何の用だ?(生憎、今は話されても、こんな返事しか返せない。静かに溜め息を吐き出して、涙を拭った。静かに壁にゆっくりと靠れると、涙を拭った。もう、離れた方がいいのに、あいつの鳴咽が聞こえて、足がすくんだ。動けなかった。好きだから、好きなのに、傷つけてしまう。なら、傷は浅い方が良い。簡単に、修復は付くから。それなら簡単に幸せにして貰ったほうが、いいんだ)
( うはは←、寝かせてやろうか ←
【 喜夛 善 】
俺等が大事に育ててきた一人娘が泣いてたんでどうしたもんかな-、と。 ( 敢えてへらりへらりと笑い乍腕を組んで肩を竦める。どれだけ問いただしても此奴は答え無さそうだ。面倒臭えな。心中で盛大に溜息を零して騒がしい処の周辺を一瞥する。 ) ..あれ、月菜だと思うか? さっきあの辺に居たんだけど。 ( 顎で差し乍訊ねてみる。あの辺で此奴等が話してたんなら、月菜はあの野次馬共の中心に居る筈。 )
(( 遠慮します。寧ろ私が寝かせてあげまry←、
( 蹄 奩 )
知らないな、お子様の考える事なんか分からない。用はそれだけか?(ふ、と自潮気味た笑みを浮かぶと、白衣をなびかせて、歩き始めた。それだけなら、もういい、と続けて、小さく溜め息を吐き出した。そのまま入り口に向かって、扉の前に立ち止まる。「お子様には生憎、興味がないんでな。」くすくす、と笑みを浮かべて、外に出た。生暖かい風が頬を霞めた。もう、つかれ、なんて弱音は吐かないけど、何か、泣きそうだ。)
( うえ、それじゃあ俺の見せ所がねェじゃーん、 )←
【 喜夛 善 】
..最低だな、あんた。 ( 低い声でそれだけ云えば、月菜の元へと駆け寄る。野次馬の中を 「 あ-はいはいすいません、俺の連れなんでそいつ。 」 なんて何時もの調子で掻きわけつつ月菜の右腕を持ち上げて立たせる。目を覚ました月菜に安堵の溜息を吐いて待合室の椅子に座らせる。享也の鞄から薬と水を取って、月菜の手に。..やばいどっと疲れた。 )
(( 主様はいつも格好良いのでry、 私にも偶には見せ場を下さいな。←、
( 蹄 奩 )
..星花学園に。(新しい学園名を続けると、病院を出た。外は真っ暗な暗闇で、じめじめしていて、まるで俺の心みたいだった。ぐっと手の平を握り締めて、目上に置く。あいつが好きだ。そのたった2文字が口を突き破らない。人を愛するのはそんなに怖かったのか、俺はいつのまにこんな弱虫になっていたんだ。小さく溜め息を吐き出して、只流れる景色を見つめた。あいつが、好きだ。誰にも負けないくらいに、好きで、涙が溢れる。有難う、短い間だったけど、幸せだった。)
( 一 享也 )
有難う御座いました。(体調は良くなる訳ないけど、一時退院という言葉を貰った。相変わらず皺の無い、塵一つ付いていない制服を着ると、病室を出た。其処には大勢の人だかり。取りあえず、月菜の居る病室へ向かった。けど、中には入らない。病室の外で壁にもたれると、小さく目を閉じた。)
( うはは、さんきゅー。そーゆーなら、そちらも何時も可愛いry )
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