陂 奩 2013-07-04 17:47:30 |
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【 畔田 月菜 】
..きょう、や..? ...痛くない、要らない。 ( 聴き慣れた声に、不安と焦りを覚える。ゆっくりと抱き締めてくれた享也に握らされた薬を投げて、小さく首を振った。何で此処まで来てあたしの心配をするんだろう。知らない内に零れた涙は、享也の着ている病院服に次々を染みを作っていく。 「 ね、享也。..先生にね、最低な事云っちゃった。...多分あの人も、離れてくんだろうなぁ...、 」 小さくぽつりぽつりと吐き出した言葉は、ちゃんと享也の耳に届いているのか。止まらない涙を其の侭に、何時もの自嘲交じりの笑みを、享也の肩越しに零した。 )
(( あれ、敬語..?() いえいえ、如何致しましてです。*
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