匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「レン、出来た…行っちゃっダメ!」(部下は、料理も並べ終わったが、戻ってこない青年が気になり、部屋に行けば、窓から出ようとする姿が見え、慌てて抱きついて引き止め。一方、天使は相手の質問に、少し考えてから『ううん、特にないよ。アイツは俺だから』と言い)
「っ…!…お、俺、何…?」
(青年は部下に抱きつかれればハッとして、困惑したように辺りを見回しながらそう呟いていて。一方、自分は「そう?それならいいんだけど…」と眉を下げながら天使の彼の頭を撫で続け、「じゃあ、俺になんかして欲しいことある?」と聞いてみて)
「レン、窓から出ようとしてたんだよ」(部下は相手が勝手にいなくなるのではという不安から、少し涙目になりつつ言い。一方、天使は『して欲しいことかぁ…じゃあ、いっぱいなでなでとか、ちゅーとかして欲しい!』と笑顔で言い)
「!…ち、ちがっ、俺、そんなつもりは…」
(青年は部下の話を聞けば更に困惑してしまい、自身のせいで部下を傷つけてしまったのではないかと思い込んでは「ご、ごめん、俺、ちがくて…!」と必死に説明をしようとして。一方、自分は「そんなのでいいの?いつもやってるのに」と微笑みながらも天使の彼の要望に応えて)
「もしかして、また"呼ばれた"の?」(部下は、以前も窓から出て行った時に何かに呼ばれたと言っていたため、不安そうにしつつ尋ねて。一方、天使は『いいの!いつもしてることが、好きなことなんだもん』と嬉しそうな、そして幸せそうな顔で笑っていて)
「…うん、なんか行かなきゃって感じがして…」
(青年はしょんぼりと耳と尻尾を下げながらそう話しては、「…やっぱり、ジルに首輪貰った方がいいのかな」と呟いて。一方、自分は「そっかぁ…まあ、アンジェロが幸せならいっか!」と天使の彼に擦り寄って)
「わかんない…ロイさんと先輩に相談してみよ?」(部下は、青年の話を聞いては、2人に相談しようと伝えて。一方、3人分の料理を作り終えると、2人のいる部屋に行き、「出来たぞ」と声をかけて)
「うん…」
(青年はすっかり落ち込んでしまいながらそう呟くと部屋を出てリビングへ向かい、自分は「あ、全部任せちゃってごめんね。ありがと!」と彼に礼を言いつつ起き上がっては天使の彼の手を引いて起こしてやり)
「…大丈夫、かな」(部下は心配そうに青年を見つめて、元悪魔に、青年が何かに呼ばれたと出て行こうとしかけていたとメッセージを送り。一方、悪魔は「いいんだよ、俺が好きでしてることだし、それに慣れてるし」と言い、天使は相手に起こしてもらい、起き上がっては、ご機嫌な様子でリビングに行き)
「!…ジュリアス様、ルーカス様からメッセージが…」
(元悪魔は暫く青年を襲った天使の調査を行っていたが、部下からのメッセージに気がつけば急いで相手の部屋へ向かいそう伝えて。一方、自分はリビングに着き彼の料理を見ては「わ、美味しそう…!」と目を輝かせ、早速席につき)
「今度はなんだ?」(天使の兄は、慌ただしくやってきた元悪魔に、扉を開けつつそう言い。一方、悪魔は「さ、食え食え!」と言い、天使も席に座ると、いただきますと言ってから食べ始めて)
「え、ええと…レンさんが、何かに呼ばれたと言っている、とのことです」
(元悪魔は慌てながらも相手に携帯の画面を見せてはそう伝え、「…レンさんを襲った常連客とはまた別の原因があるのでしょうか」と呟いて。一方、自分は天使の彼に続いて食べ始めると「…ん、これ美味しい!」と勢いよく食べ進め)
「…また出ようとしたか」(天使の兄は、元悪魔から話を聞くと、そう呟いて、どうすればいいか悩み。一方、悪魔はふたりの食べる様子を見ては、「いい食いっぷりだな」と嬉しそうな声で言うと、自分も食べ始めて)
「どうやら、呼ばれている間は軽い洗脳状態にあるようですね」
(元悪魔は今までの話を纏めながらもそう呟いては「何かそれらを阻害する術があれば良いのですが…」と伝え。一方、自分は「だって美味しいんだもん」と目を細めては次々に食べ進めていき)
「…首輪をつければ、範囲外には出られないが、死なない程度の痛みが走る」(天使の兄は、首輪について話すも、「何か思い当たりそうな原因は知らないか?」と尋ねて。一方、悪魔は「そう言って貰えんなら作ってよかった」と言い、天使は夢中で食べ進めていて)
「!…それは、酷なことですね」
(元悪魔は青年に痛い思いをさせたい訳ではなかったため眉を下げながらそう呟くと、「いえ、私には全く…」と首を横に振り。一方、自分はすぐに食べ終えてしまえば「…ご馳走様でした。美味しかった!」と笑顔を見せ)
「ああ、俺も出来ることならしたくはない」(天使の兄も、同意するように頷いて、何か他にないか考えていて。一方、悪魔は「明日こそは指輪買いに行こうな」と相手に笑顔を浮かべながら言い、天使も食べ終わると『ご馳走様!』と言い、皿を片付けて)
「…では、レンさんの負担にならないように新しくその首輪のようなものを作ってみてはいかがでしょうか」
(元悪魔は少し悩んだ後、痛みを伴わずに勝手に家を出て行けないような物を作れば良いのではないかと考えてはそう提案し。一方、自分は「うん、じゃあ今日は我慢だね」と彼の頬を撫で)
「それが出来りゃ苦労はねぇよ」(天使の兄は、元悪魔の提案に、そう言っては、「新しく首輪と似たような効力のあるもんの生み出し方は知らねぇぞ?」と言い。一方、悪魔は、頬を撫でる相手の手に重ねては、「すげぇ楽しみ」と言い)
「!…でしたらもう、窓のない部屋に閉じ込めるしか…」
(元悪魔は相手の発言に残念そうにしては、もうこれ以上の案は出てこないためそう伝え。一方、自分は「どんな指輪がいいかなぁ…名前とか彫ってもらいたいな」と楽しそうに皿を洗い始めて)
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