匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「…俺だって、親父に裏切られて、信じきれてねぇから言ってんだよ!!」(天使の兄は、話を聞いて欲しいという苛立ちから、声を荒らげて言い、部下はそれを見て、天使の兄を落ち着かせようとしていて。世話係は、「お気になさらないでください、猫になられる方の能力を狙っているようでしたので、警戒しておいた方がよろしいかと思います」と伝えて)
「っ…もうきらい!ジルもルーもきらい!」
(青年は相手に声を荒げられては更に不安定になり、猫の姿に小さくなれば身体を丸め絶対に話したくないという意思を見せ。一方、元悪魔は「…ご忠告、ありがとうございます」と呟けば天使の兄に話を纏めたものを送り)
「!そっか…じゃあ、俺帰るね」(部下は、青年の言葉にショックを受けては、そう言って何も持たずに家を出て行き、天使の兄は、青年のそばから離れない方がいいかと思い、青年のいるベッドから離れた場所に座り)
「…知らないもん」
(青年は部下が帰ってしまえば更に拗ねたようにそう呟きながら泣き続け、自分は少しの間寝ていたが青年からのメッセージに気がつくと何かあったのではないかと心配していて)
ネイ、ただいま、お菓子買ってきたよ(自分たちはそれぞれお菓子の袋を持っており、帰ってくるなり相手の元に行き、悪魔がそう声を掛けたが、相手の様子が気になり、「どうしたの?」と尋ねて。一方、天使の兄は、青年の部屋を出て、リビングに行けば、お盆に用意された2人分の料理を見て、軽くため息をついて、一つを冷蔵庫に入れては、もうひとつを手に持ち、青年の部屋に戻り、机に置けば、「お前の飯置いとくから、好きな時に食え」と伝えては、また離れた場所に座り)
あ、おかえり!えっとね…
(自分は2人が戻ってきたことに気がつくと表情を明るくさせるも、すぐに曇らせては先程の青年からのメッセージについて話し。一方、青年は布団に潜ったまま「…なんで部屋にいるの、出てってよ」と告げ、元悪魔はひとまず青年の家に向かおうとしていたところ部下の姿を見かけては「ルーカス様、どうかされたのですか…?」と声をかけ)
『!すぐレンくんに電話してあげよ?』(自分たちは相手から聞いた話に、ギョッとしては、天使が青年に電話するように言い、悪魔も、「俺、にぃ兄様に迎え来れないか聞いてみる!」と伝えて。一方、天使の兄は「…レンだって、前に俺が閉じこもろうとした時に居座ってただろ」と伝えて。部下は、青年に嫌いと言われたことがショックで、泣いており、元悪魔の声で顔を上げては、「レンに、嫌いって言われちゃったぁ…」と言い)
う、うん!
(自分は焦りながらも青年に電話をかけ始め、青年は自分からの電話に気がつき青年の姿に戻るもすぐに切り『俺、兄さんのとこ行きたい』とメッセージを送り。一方、元悪魔は「…とりあえずご自宅へ向かいましょう、これを使ってください」と部下の身体を支えてやりながらハンカチを手渡し)
『レンくん、大丈夫なのかな…』(天使は、何も出来ないため、相手の手を握りつつ、見守っていたが電話が切れ、メッセージが来たらしく、それを覗き込んでは、心配そうに呟いて。一方、部下は元悪魔に支えてもらいながら立ち上がり、「すみません、ありがとうございます…」と言いつつ、ハンカチを受け取れば、涙を拭って)
…喧嘩でもしたのかな
(自分は不安げに眉を下げつつもそう呟いては、「アン、にぃ兄と連絡取れた?」と尋ね。一方、元悪魔は部下を連れて一度部下の家に戻ると、「…私はその場にいなかったのでこんな事を言える立場ではありませんが、レンさんはルーカス様を嫌いになっていないと思いますよ」と声をかけ)
えっと、レンくんが信じてた人に裏切られて、塞ぎ込んじゃってて、心配だからレンくんから離れられそうにないんだって(悪魔はメッセージで天使の兄と連絡を取っていて、その際に簡単に教えてもらい、それを相手に伝えて。一方、天使の兄は、「アンジェロたち、心配してんぞ」と青年に言ってみて。部下は、少し泣き止むと、「俺、疑心暗鬼になってるレンに、俺は一緒にいるよって伝えたくて…でも、嫌いって言われたの辛くて…飛び出して来ちゃったんです」とぽつぽつと話して)
…じゃあ、ルーは?ルーも確か人間界に来れたよね
(自分はそれならば他の手段を考えようと思い、部下に頼めば天界に連れて行ってくれるのではないかと思いつけばそう提案して。一方、青年は「…知ってる」と呟きつつも尻尾を揺らし、元悪魔は「では、ルーカス様はレンさんのことを嫌いになってはいないのですか?」と尋ねてみて)
そっか、連絡してみる!(悪魔は確かにと思えば、早速電話をかけてみて。一方、天使の兄は「…俺が疑心暗鬼になった時、お前ら構うし、うぜぇって思ったりしたけど、今はありがたかったなと思う」と言い。部下は悪魔からの電話に気付いておらす、元悪魔の言葉に、「当たり前です!!」と自信満々に答えて)
…ルー、出ないね
(自分は彼と共にしばらく待ってみたものの、中々部下が電話に出ないことに更に不安になってはそう呟いて。一方、青年は「…だから何、構わないでって言ってるじゃん」と冷たい態度を取り、元悪魔は部下の自信満々な様子にくすくすと笑っては「それなら、レンさんを信じてあげてください。ルーカス様が愛情を態度で示してあげればきっとレンさんもすぐ元に戻るはずです」と伝え)
どうしたんだろ、全然出ないし…(悪魔は、痺れを切らして、電話をやめて、不思議そうに呟いて。一方、天使の兄は「いいだろ、構ってやっても」と言い、部下は元悪魔の言葉に、「でも、多分俺の声聞いてくれないから…」と言い、しゅんとしていて)
…仕方ないから、皆からの連絡待ってよっか
(自分は部下も電話に出ないとなれば為す術がないと考え、「それで、アンたちは何買ってくれたの?」と話題を変えてみて。一方、青年は「俺がやだって言ってんの!」と布団から飛び出しては爪で相手を引っ掻き、元悪魔はどうしたものかと考えたが「…きちんと話さないのなら、私がレンさんを取ってしまいますよ?」と敢えて煽り)
色々買ってきたぞ(悪魔は待つ他ないため、そう言っては袋からお菓子を取りだして、相手に見せて、天使は『マカロンもあったから、買ってきたよ!』と相手に笑顔で言い。一方、天使の兄は、あえて大人しく引っかかれ、「…どれだけ俺たちを嫌いになろうと、俺はお前の家族で居続ける」と言い。部下は、元悪魔の言葉に、「だめっ!レンは俺の恋人なの!いくらロイさんでも、取っちゃダメ!」と慌てて言い)
わ、美味しそう!
(自分は彼らが買ってきたお菓子を見れば目を輝かせながらそう告げて、「買ってきてくれてありがとう」と微笑んで。一方、青年は相手が抵抗をしないことに気がつくと引っ掻くのをやめ「…なんで俺のこと止めないんだよぉ」と泣いてしまい、元悪魔は「ですが…レンさんのこと、諦めていましたよね?私の方が共に過ごした年数は長いですし…」と更に部下を煽り)
お菓子食べながら、連絡待とうぜ(悪魔は相手の様子を見ては、よかったと思いつつ、そう提案して、何個かお菓子を開けて。一方、天使の兄は、傷を治しつつ、「なんだ、止めて欲しくて引っ掻いたのか?止めたら逆撫ですると思ったんだが」と言い。部下は、元悪魔の言葉にむっとすれば、「諦めてない!レンのとこ行く!!」と言い、立ち上がり)
うん、そうしよ
(自分は彼がお菓子を開け始めれば、食べさせてもらえると一切疑うことなく口を開けて。一方、青年は「だって、いつもだったら止めるじゃん…」と更に泣きじゃくり、元悪魔は「はい、行きましょうか」と言えば家を出て)
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