アリスは憂鬱な夢を視る / 半無登録、指名制 / NBL /

アリスは憂鬱な夢を視る / 半無登録、指名制 / NBL /

赤の女王  2018-06-06 13:39:59 
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見知らぬ声がアリスと繰り返す

誘導されるのは、道無き未知へ

最後に助けを呼ぶ声が耳に届き、気づけば見知らぬ場所にいた。



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■ はじめに / 物語、説明、規約 ■
http://alice123.hanagasumi.net/fir.html

■ 提供 ■
http://alice123.hanagasumi.net/jyuunin.html

■ HP ■
http://alice123.hanagasumi.net/index.html




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当トピックは再建の場になります。
以前のトピに変わり提供の年齢制限が無くなりました。
また、都度の変更などが有った際に混乱を招かないように設定等の変更は随時特設HPにて行います。

登録のアリスさまに関しまして、登録の際にイメージイラストを載せさせて頂く事が有るかと思います。
イラストや小噺などにお子様を使わないで欲しい等有る場合は前以てお伝え願います。
また、イメージと違う等有る場合も遠慮なく申し出くださいませ!対応を取らせて頂きます。
詳しくは説明ページに纏めています。


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___暫しご静粛に。



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  • No.3585 by 赤の女王/交流受付中  2020-09-17 15:17:12 



>新規様のお試し交流、常連様問わず人数無制限での募集受付開始

本日お休みの為のんびりと全てのアリス様を人数無制限にて募集受付致します…!
新規様も過去に来たことが有るアリス様もお気軽にお越しください!
リアタイ、置きレス問わずにお話が出来ることを期待して待機をしております…!

これより即レス可能の交流となります。
>本日すべての住人が提供可能です


※プロフの提出は随時受付しております※

※※ハロウィンイベント開催中※※
http://redrose.nari-kiri.com/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/%E2%96%A0%E3%83%8F%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E2%96%A0


■ はじめに / 物語、説明、規約 ■
http://alice123.hanagasumi.net/fir.html

■ 提供 ■
http://alice123.hanagasumi.net/jyuunin.html
※新キャラとしてセイウチとヤングオイスターが追加されました※

■ HP ■
http://alice123.hanagasumi.net/index.html
□ 交流スチルページの追加 □
交流の中のワンシーンを時折イラストとして残すページをart内に作成致しました。イラストは交流の中で少しずつ増えるかと思いますので亀足更新では有りますが暖かく見守って頂けると嬉しいです。


■交流の仕方変更のお知らせ■
>3361
登録アリス様の置きレスが可能となりました。

当トピを気を掛けて下さっている未だ迷い込んでいない検討中のアリス様も、以前迷い込んでいたけれど都合が悪くキャラリセになってしまったアリス様も、どうぞ遠慮なくお越しくださいませ!お話出来ることを楽しみにしております 。
登録無登録問わずに募集しておりますので、ぜひお気軽にお声掛け下さいませ!

過去使っていたお子様、行き場の無くなってしまったお子様をもう一度生き返らせるのに、ある程度世界観が合っていればこの場をお使い頂いても全然構いません…!
お気軽にご相談くださいませ!

  • No.3586 by 縹 惣雨介  2020-09-17 16:06:37 


>ムカデさま

(きっと彼は森の神様だ。科学文明が芽吹く前の時代から来た身から見れば、森と調和し悠々と佇む姿に神秘性を感じずにはいられない。おまけに腕は6本、人間離れした静かな美しさ、あまり多くを語らず沈黙を纏う姿も少年の邪推を助長して。優雅にかぶりを振られてしまえば、苦労して捕まえた供物には何の価値も無いと見做されたのだと誤解し「んぇ、」がびン、そんなオノマトペが似合う絶望の表情。力なく薄く開いたままの唇からはちょこりと犬歯が覗き、眉をハの字に曲げて双眸を瞠り「ムカデさまは蝶々がお気に召さんとですか」捕食性の生き物なればこそ昆虫を喰らうものと早合点したのがいけなかった。足りない頭でもそれだけは早々に理解ができ、同時にお供物がなければ薬の対価を支払えないと胸中に焦りが渦巻き始める。ぐるぐると狼狽える内心は表情や態度にあまり出る事はなく、命ぜられることに慣れ過ぎた本能から従順に指を開き蝶を解放し「痛かったやんね、ほんまに堪忍。」しゅんと肩を落として自由に羽ばたく蝶に語り掛け。「お薬が。欲しぃんです」前のめりに目的の単語を提示すると同時に、半歩彼へと距離を詰め。遅れた片足をすすすと引き寄せながら視線を泳がせて「グリフォンさまに、差し上げとうて」薬を使わなくても彼は平気なのかもしれないが、負担を掛けさせるような状況を作ってしまったのは己の過失。そう信じて疑わないまま素直に目的を離す表情は切なげに歪み「起きたらグリフォンさま居らんなっとって。まだ翼も痛いやろに、無理してお仕事行ってもうたかもしれん」言葉にすればするほど、心の奥へ押し込め見ない振りをしていた不安や罪悪感に苛まれ。しかし打ちのめされへこたれて泣き寝入りするほど可愛らしい性根はしておらず、自分より高次な存在への無礼も承知で彼の余った腕に縋りつき「ムカデさまだけが頼りや…」いっぱいいっぱいの胸では紡いだ声の最後は掠れ、確固たる意志を宿す双眸は憂いを含んだ焦りに揺れ、背の高い彼の吸い込まれそうになる瞳をじっと見上げて)


(/こんにちわ、お世話になっております。久々にお時間が合いそうだと喜び勇んでお邪魔致しました、本日も前回の続きから御話させて頂く事は可能でしょうか。)

  • No.3587 by ムカデ  2020-09-17 17:02:50 


>惣雨介

(ひらぱた、ひらぱた、と羽の開閉を繰り返し最初こそよろめくように覚束ない飛行が確りとした動きに変化し空へ羽搏いてあっと言う間に姿を消してしまう一連の蝶の動きを特に何をと言わずに見届ければ、当初の目的と言うように目の前の彼が何を求めて自分を探してきたのかと言う根本的なことへ思考を戻した。そうして伝えられたのは今この場にいない住人がどうやら怪我をしたらしいと言う情報と、それを幼子のように不安がる彼の心情。顔色一つ変えない乏しい表情筋だったが小さな呟きとして”ああ、”と納得したことを漏らせば「……うん、そっか。わかったよ」と頭の中で状況を組み立てる。もしも、二進も三進も行かないほどの怪我だったならば有無も言わずに自分を呼びつけているだろうし、こんな早くから何処かへ出向いていると言う事は恐らく彼が気づかない内に城へ出向いて薬なり治療なりをメイドに頼みに行っているのでは。そうして、きっと、今頃は何食わぬ顔して家に戻り逆に彼がいない事に戸惑っているのでは、とそこまでの考えを進めた所で「俺を探すこと、手紙か何かで残してきた?」面倒ごとに為らないようにと縋りつくように腕に絡む彼へ何とも温度差の開いた自分ペースの返事を送り、もう一本の腕を伸ばせばその手で彼の頭を掴み親指の腹で眉間あたりを二度ほど撫でて「グリフォンはどうして翼が痛いのかわかる?」余りにも淡々と、それでいてゆっくりと続けるのは簡単な問診で「血が出てたとか、木にぶつけたとか、そういうのがわかったら教えて欲しいな」見ているだけでも伝わってしまう可哀想な不安や恐れを知ってか知らずか、飽く迄も冷静さを欠くことなく落ち着き払った雰囲気で額を撫でた指を離してから「一人で来たの、偉かったね」見目だけで言うならば決して幼い訳じゃ無い彼の姿、それも自分からすれば子供の一人と言った括りなのか。グリフォンの為に少ない情報量の中で自分を探していた彼を思えばこその率直な感想を最後の締めくくりとして結び)

(/こんにちは!お越し下さり有難う御座います!ぜひとも続きよりお相手頂けると嬉しいです…!本日もお時間が許しますまで何卒宜しくお願い致します!)

  • No.3588 by 縹 惣雨介  2020-09-17 18:02:12 


>ムカデさま

!、ほんまですかっ
(甘く見せかけた水も蓋を開けてみれば透明の毒。世の中甘くはなくまさに弱肉強食で、力も学識も無い弱者は強者に搾取されるのが理。頼れば絶対に助けてもらえるだなんて甘い考えは端から無く、表情こそ動かないが彼が状況を理解し手を貸してくれると解れば先ずは驚きに身動ぎ、すぐに両目を輝かせてずいっともう一歩近寄ってしまうのは期待に身も心も前のめりになっているからで。彼が自分を心配するかもなんてそもそも思考の外で、冷静さを欠いていた事にも気付かぬまま置手紙の問い掛けには首を振ることで否定を示し「グリフォンさまは仰いました。"ありす"は自由やないとあかん、て」悪気も毒気もなく、翼の彼が教えてくれた事は絶対に正しいのだと心に信じながらにへらと歯を見せて破顔して。頭に伸びる手に此処へ来る前の記憶がちらつき、本能が警鐘を鳴らして反射的に固く目を瞑る。けれど攻撃どころか窘めるような指の動きに徐々に身体と表情の緊張は解れ猫のようにうすぅく目許を緩めて「血ぃは出とらんくて、たぶん筋痛めた感じやと思うんです。急に止まったり力いっぱい羽ばたいたりしてくれはって、えらい負担かかってもうたんやと…」決して責めるようなそれではない、冷静に症状を判断してくれているのだと伝わる穏やかな口調に安心していつも以上に舌が回る。身振り手振りを加えて如何に彼の翼に重大な負荷がかかったのかを一生懸命伝え「そういうのんに効くお薬、ありますでしょか。」見上げた瞳に今度は不安の色はない。何故なら既に六本腕の彼を人格的にも薬師様としても信頼しきっているからで、問い掛けの形を取ってはいるもののそれは一種のおねだりでもあり。交わした言葉は少なかれど、この手から彼の暖かさは十二分に伝わるがゆえ悪い甘え癖が出たのだろう。「こども扱いせんとってください。ひなとは賭博もお酌も出来るんです」こんな風に拗ねて見せるのも身勝手な信頼を寄せているからこその事。緩んでいた眉間をきゅっと寄せて些か迫力に欠ける凄味を見せたつもりで胸を張り「ムカデさまは、なにしとる時がいっちゃん楽しいです?」容易に透けない素材で出来ているからこそ、箱の中身は気になって当然。翼の彼と比べて言葉が多いわけではない眼前の彼に湧いた興味を素直にぶつけよう)


  • No.3589 by ムカデ  2020-09-17 18:29:14 



>惣雨介

(アリスに何かが有ってはいけないと思うのがこの国の普通であり、そう思えばこそ何も起きないように傍へその存在を置いておきたいと思うはずなのに、かのグリフォンはそうせずに自由に行動していいと告げたらしい。ちょいと黙っていれば飾り物のようにショーケースに飾られていてもなんの違和感もないだろう端麗たるその顔が、不安から一転して緩む様はむしろこの方が良いとちょこんと顔を覗かせた犬歯の可愛らしさがより一層とそれを強める。"そう"と短く相槌を先に置いてから、たとえ個々の誰かが自由を促したとてそれを鵜呑みにして気儘と国を出歩くなんてと考えるのは年のせいだろうか「アリスは、ひなと?」繰り返し形のよい唇から紡がれる同じ単語、それが彼の一人称なのだと探ればある種唐突とも思えるタイミングでそれを話題として持ち掛けて。一生懸命に状況を説明するその様子を時折ほんの少しだけ頭を縦に揺らして聞いていることを示す相槌を置きながら最後までしっかりと耳を傾けて、そうして一番最初に口を付いたのは「だから鍛えなさいって言ったのに」と言った小言めいた呟きで。グリフォンの性格を思えばきっとそんな注意事を疎ましく思って自分には直接来なかったと言う経緯も十二分に想像がついて「教えてくれてありがとね」と懸命な情報提供に返事を送り。そうして数秒ほど頭の中の引き出しを開くように考える間を置いてから昨日の収穫物が入る麻袋の紐をほどいて「薬は城で貰ってると思うから、これを磨り潰してから煮出して飲ませてあげて」選んだのは青々しい手のひらほどある大きな葉っぱが二枚、それをくるくると巻物のように丸めれば小袋へと入れて「痛み止めだけどアリスは飲んじゃだめだよ、苦いからね」と効能を簡潔に教え。胸を張り子供じゃ無いと訴える様こそ子供らしい、何とも矛盾するようだが余計に幼く思えてしまうと表に出さない微笑ましさすら抱きつつ「でも、俺よりこども。」長いお下げをもったりと揺らすように少しだけ上半身を折り曲げ目線が合うように顔の距離を揃え、突如自分へと向いた質問の内容に唇を少しだけ平行に結び沈黙を数秒。「煙草、吸う時」反射的にこれが好きだと言うのが浮かばなければ趣味と言うには弱い嗜好品のそれを持ち出して、なんの面白みも無ければ話の広げ辛い返答の自覚に「アリスの一番楽しいは何?」と同じ質問を送ることで場を濁し)

  • No.3590 by 縹 惣雨介  2020-09-17 19:08:21 


>ムカデさま

(この国の住人にも迷い子に対して親切な者、過保護な者、あるいは放任主義の者と様々なのだろうか。彼の反応が薄いことには徐々に慣れては来たが、若しかすれば己が自由に対する認識を履き違えているのではと思い留まり「ひとりでお外に出んのは、こん国ではあかん事ですやろか」何せ此処へ来てまだ一夜しか明けていない、ここで暮らすうえでの常識や暗黙の了解など知る由もなく、悩むように首を何度か左右へ傾けて。翼の彼が追々学べばいいと言っていたルール、今まさに眼前の彼から学ぶチャンスだと感付けば純粋に教えを乞いながら彼の腕を手持ち無沙汰につつき「それは二番目のなまえ、やけどいっちゃん呼ばれる回数が多いんで癖になっちまって。」この国で自分の本当の名に興味を持たれるとは思わず、予想外の驚きに嬉しそうにデレデレと頬を掻き「ほんまは惣雨介っちゅぅんです。今は"ありす"やないと許されへんから、グリフォンさまにバレたら怒られてまうかもやけど」こんな貴重な機会は二度と訪れないかもしれない、だからこそ彼にだけでも覚えていて欲しい。アリスであることは甘んじて受け入れる、せめてその代償に__そんなニュアンスも含めて図々しくもタブーであろう本名を明かして。「ムカデさまは兄やんみてぇです」自らしゃしゃり出る事はしないが、助けを求められれば誠実且つ的確に力を貸してくれる姿は、まさに頼れる存在の権化に映る。胸いっぱいの憧れに目を輝かせ「ほんまおおきに!ムカデさまがグリフォンさまん為に拵えて下さった貴重なモン、大事に持って帰ります」吹けば飛ぶような質量の小袋も、その価値を知った気でいるからにはずっしりと重く感じられる。小判なんかより何倍も価値があるであろうそれを後生大事に胸の前で握りながら「お代は如何ほどでしょか。ひなとは昨日ここへ来たばっかりで、まだなんも持っとらんのです」彼が欲しいと思うもの、代償として相応しいと思うもの。それを教えてもらえたとて今この場で支払える能力など無いが、知っておく事が重要だろう。何より突然訪ねてきた自分に良くしてくれた彼にお礼をしたい、そうしてこの縁をまだ繋いでおきたいなんて我儘も胸に忍ばせて。趣味を問うては火を使うそれが飛び出てくるなんて夢にも思わず、思わずカチリと身体が強張る。森の神様なんだから草木を破壊する火は忌み嫌うだろう、そんな先入観も彼をすぐに信用するに至る材料となっていたのだと初めて気が付く。だからこそ、自然と共存する彼が火の扱いを誤るとも思えず、ぐっと息を呑み込んで決意を固め「……ひなとは火が怖ぇ。んでも、煙草吸うとるムカデさま、いつか見てみてぇです」お礼がしたいと吐きつつも自分の要求をぶつけてばかり。今日何度目かのお願いを伝え終えてからそれを自覚し「なんやろ、ムカデさまにはいっぱい甘えたなってまう」ふにゃり唇を柔く開いて締まりのない笑みを形作り。返された問いには些か返答に窮して、微笑みに恥ずかしそうな色を宿し「分かんねぇ。"ありす"は何を楽しいと思えりゃ良ぇんでしょね」まだアリスの役職を背負って間がない自分には、ここで楽しめる事があるのかすらも不明。呼称がアリスだからこそ、"惣雨介"に投げられた質問である事には気付けずにヒントを求めて森の景色へ視線を泳がせて)

  • No.3591 by ムカデ  2020-09-17 20:22:33 



>惣雨介

悪くないけど、森は行き先を迷わすから慣れるまでは一人で来ない方がいい。白の女王は首を撥ねるのが趣味だから危ない、カジノの悪魔はきみみたいな男を騙して連れてこうとするし、夜中の遊園地は……だめ。(何も知らないことが伺えるその問いかけに、目の前の彼が未だこの国に来たばかりだと言う事が伝わった。だからか、説明下手な口数の少なさながらにも肝心要の危険の地だけを掻い摘んで言葉にするその途中、遊園地だけは変化の少ない表情に僅かな強張りを作り言葉を閉じる。「後はよほどの事が無かったら大丈夫」顔を上げれば周囲は木木が広がるばかりの森を見渡す様に「もし迷ってもグリフォンを呼べばすぐに来てくれるよ」彼がグリフォンを知るのなら話が早いといざと言う時の助け舟も付け加えて。名前に置いて"二番"と複数あることに先ず驚き、薄いながらも興味を抱く。呼ばれる回数が多い名が"ひなと"本当の名前は"惣雨介"だと与えられた情報を大切なものとして受け止めて「惣雨介。良い名前だね」細められていた眼をすうと開いてからその名を繰り返し「此処にいると少しずつ昔の記憶を忘れちゃうから……”惣雨介”だけは覚えておくんだよ」同時に、アリスとの交流自体があまり多いとは言えない自分だからこそ教えられたその名前を覚えておくことが出来ると頭に刻みこんで「もしも、忘れそうになった時は……俺が覚えてる。聞きにおいで」目尻の皺を深く刻むと表情の変化としては薄いながら薄い笑みを現しているようで。そんな出過ぎた協力は彼が何気なく言葉にした"兄のよう"だと言った単語が強く背を押しているようで目線を合わせるために折っていた身体を正し。お代、と聞けば城に行けば無料で手に入る物に値を付けようとは思わずに口を閉ざし。然しかと言って此処で金がかからない旨を告げた所で彼が受け入れるのだろうかと言う疑念が一つ、ゆえに「金は城から入るから平気。だけど、グリフォンには運動するように伝えて」開いた唇が紡ぐのは代案とでも言うようなお代の内容で。火が怖い、直接的な恐怖に触れた事で彼の苦手を知る事が出来た。煙草を吸うに当たり必要不可欠な火を恐れるのに見たいと言う、それもこれも自分に甘えたいからなのだろうかと感情的な誰彼で有ればあっという間に絆されてしまうだろう柔らかな表情を薄めに見つつ「俺は、──水が苦手。泳げないから」唐突と自身の弱みを教えたのは彼が恐れる物を先に伝えてくれたからで。楽しい事がわからない、まさか自分としてではなくアリスとしての答えを探しているとは思わずにその返答に頭を傾け疑問符を「アリスは……惣雨介は何をする時間が好き」そうして言い換えるように教えられたその名前を言葉にし腹部当たりに生える腕を自らの首元に添えて)

  • No.3592 by 縹 惣雨介  2020-09-17 21:12:20 


>ムカデさま

__ぅ。おっかねぇ。
(要点の絞られた注意勧告はのーたりんでもすんなりと腹落ち出来る内容で、生存本能がぞわりと寒気を誘い怯えを孕んだ声が零れ落ちた。初めに自分を見つけてくれたのが翼の彼で本当に幸運だったのだと身に染みて深く吐息した後、いっとう神妙な面持ちで提示された遊園地という場所に対して訝しげに肩を小さく竦めつつ「夜中ん其処は、グリフォンさまやムカデの兄やんが一緒でも行ったらあかん?」人間というのは本当に愚かしく、カリギュラを制御するのに一苦労。駄目と言われれば覗いてみたくなるのは好奇心旺盛な己の性で、そもそも危険とされるその場所へ彼らが進んで足を運びたがる道理も無いと解っていながら命知らずな我儘をちらつかせ。翼の彼も六本腕の彼も本当に頼りになるし、それに加えて友好的に接してくれるのだから知らず知らずのうちに甘え癖が首を擡げ、図々しくも砕けた呼称を勝手に付け足しいつの間にか話口調も他人行儀ではなくなって。自分で自分を好きと思える数少ない要素たる名を褒めてもらえれば、大層嬉しそうに「はいっ」こっくり首肯しえへらと笑みを深め。けれど、次いで告げられた時間経過による記憶の消滅にはさぁぁと血の気が引き言葉も出ず呆然と立ち尽くし。嫌だ、忘れたくない、そう反射的に沸き起こった感情を声に出さずに済んだのが奇跡的なほど衝撃を受けたが、貴重な彼の微笑みと共に救いの手を差し伸べられればそれを掴まんと両手で彼の真ん中の腕へしがみついて「名前んついでに、もいっこ覚えといて。雨に惚れる、て書いて惣雨介。ととさまとかかさまは身分違いで、お忍びで逢えるんは篠突く雨が降る暗い日ぃだけやったんやて。けど何回も季節が巡るうちにとうとう恋を認めてもらえて、そうやって結ばれてひなとを__惣雨介を産んでくれはったん。」目線の距離が離れても、どうか覚えていて欲しいと懸命に彼の薄い双眸へ熱い視線を注ぎ「兄やん、覚えとってくれる…?」彼にとってはどうでもよい与太話に過ぎないだろうけれど、自分にとっては母の形見に次ぐ大切な宝物。この場所に居るだけで少しずつ奪われてしまうなんて理不尽は耐えられない。まさに藁にも縋る想いで、両腕を握る手にも切なく力が入り。お代に関しては、彼の二重の厚意が伝わる内容で「ほんま、おおきに」とニッカリ歯を見せて笑って見せて。万能に見える彼にも苦手があると知ると途端に親近感が湧き意外そうに瞠目し「ほな、あないに綺麗ぇな涙の湖も好きくないん?」翼の彼が大好きだと行った場所、同じ水でもあそこならばと駄目で元々問いを返し「惣雨介は__さくらを、猫を撫でとる時間が好き」きっと名を言い換えたのも彼にしてみれば他愛のない事、けれどそれに救われた心地で表情は幾分か穏やかに。緊張感の抜けた表情で真っ先に思い起こされたのは、独り残してきてしまった愛猫が喉を鳴らす姿。そして「お月見も好きやし、誰かと晩酌するんも好き!」指折り思い起こされるのは、縁側から満月を眺めつつ団子を嗜んだ夜や、似たような境遇の同士や良心的な客と上等な酒を啜りながら流れる夜の空気に溶ける感覚。夜に因んだものが多いのは職業柄活動時間が遅いからだろう、好きな事を口に出せば気分も徐々に華やいで「兄やんのも、もうちょい教えて。」好きなのは煙草、それを知れただけでも幸せだとは思うが人とは強欲なもの。心を許した彼の人生を彩るものを知って見てみたいと甘えるように真っすぐにねだって)

  • No.3593 by ムカデ  2020-09-17 22:06:52 



>惣雨介

(好奇心は猫をも殺すとはよく言った物だと胸中に落とす。刺すような自責の念を持つのは自分ではないと言い聞かせるのは飽く迄も自己満足のそれ、その癖で日中はドールハウスに閉じ込められる二体の存在が脳裏を掠めると喉がカサつくような張り付く渇きを覚え、無い眉と眉の間にはほんの少しだけの皺が寄り「それがアリスとしての頼みなら付きそうけど、俺の意思では立ち寄りたくない」声色には苦い漢方でも飲み込んだ時のように音がひっつき覇気が薄く、然しいつまでも隠し通せる訳でも無い二体の存在だからこそ「惣雨介がこの国の多くを見る事が出来た時、夜中の遊園地には俺が付き添う」興味を刺激したのはまごう事無き自分だと一呼吸分の酸素を鼻で吸い込み飲み込んで、一拍の間を作り上げればその約束を。語られる話は物語のように耳馴染みがよく、真剣さが伝わるその眼差しを受ければ何よりも整い過ぎた顔立ちが三月兎の作り上げる彫刻のようにも思えて息をのむことしか出来なくなった。言葉が音として役目を果たさず、息を吐くときの微かな音だけが一度長く落ちれば「───ああ。」あまりにも綺麗な物語、それがどうしても素直に受け取ることが出来ない。それも、これも、長くこの国にいるからこそ彼が国に選ばれたと言う事はと言う裏を意図せずとも知る為で。綺麗な物語はその後を幸せに暮らしました、めでたしめでたして締め括られないと前提を踏めば簡単な感想なんて伝える事が出来るはずも無くて終ぞ短すぎるが力を持った声色で約束を。朝日を受けてより輝く湖を見る分には嫌いじゃない、が、顔を洗うほかに近づいて触れようとは思わないそれへ「見る分には」口裏に好きだと言うことを忍ばせた返事で「でも、泳げと言われれば難しい」とゆるく頭部を揺らして年甲斐の無い恥を枯草のように萎びたため息をひとつ吐くことで誤魔化して。複数個上げられた好きなこと、その一つ一つを拾えるようなお喋りな口で無い事が悔やまれるも好きなことを言葉にするのに合わせて彼の表情が和らいだことを見つけた事が何だか嬉しく思えて仕方が無かった。教えられた彼の好きを一度噛み砕いてから「月を見るの、俺も好きだよ。寝る前に上を見れば月も星も綺麗で、朝が来るまでも楽しいよね」今は眩い太陽の出番な空も、夜になれば静かで落ち着いた時間に代わる。電飾の無い森の中だからこそ星々と月だけが頼りな空が楽しめる贅沢な時間だと自らの好きを彼の発言のお陰で思い立つことが出来て、「喋るの、苦手だから。誰かの話を聞くことも好き」多くの時間をひとりで過ごすからだろうか、一人で過ごすことを寂しいとは思わないが矛盾するようにこうして誰かの話を聞く時間は一人の時よりもあっと言う間に過ぎ去ってしまう。穏やかで温かくて、ほっと一息をつけるこんな時間の使い方もまた贅沢だと感想を抱きつつ「惣雨介の話が聞けるいまが好き」口角一つにっこりと持ち上がらない固まった顔だが、言葉尻は和らいで紡ぐ発言に嘘が無い事を示す。片腕を自らの頬へ伸ばし、爪先でかりっとひと掻き「自分の事話すの、恥ずかしいね」なんて馴染みのない談笑の決して嫌じゃない擽ったさを吐露し)

  • No.3594 by 華厳院 鼎  2020-09-17 22:44:34 




>ドードー鳥

―――、(不意にどきりとしたのは、またも顔を出す下心に晒されたからではない。今日この日初めて顔を合わせてから絶えず芝居がかった振る舞いを貫いてきた相手の、そっと零れ落ちた自然な表情に思わぬギャップを見出したような気がしたからだった。驚くほどしっくりと来る唯一無二の一着一足を見つけ出してくれた事への感謝もあいまって、ほこほこと心温まるような思いにまるで鏡合わせのようにゆるりと目元を緩めて笑ったが、次の瞬間には相手に負けないくらいの大袈裟な仕草でべーっと舌を出し「次会った時、スケベ治ってたらしたげてもいーよ!」とふざけてみせる。ともあれ、これでハロウィンに向けた衣装選びは大満足の内に終了した。衣装と靴とを大切に抱えつつ、イベント当日のことにまで気を回してくれたと思しき発言に「バチバチにイケてる感じにして貰うから、ドードーちゃんも期待しててよ!」そう言いながら改めて相手と向かい合い姿勢を正したかと思うと「超楽しかった、ありがとうございました。」と頭を下げ。お礼はきちんと伝えようという気持ち半分、急に畏まって相手を驚かせたいという気持ち半分。へへへ、と笑って顔を上げると指でちょいちょいと衣装館の出口を指出しつつ「乙女に一人で帰れなんて言わないでしょ?」と首を傾げてみせ)

(/こんばんは、お世話になっております。既に夜分遅い時間になりますので、置きレスとした方が良かったかなと悩みつつ…ひとまず、お返事をさせて頂きます…!
 丁度キリの良い場面かと思っていたりもしますので、これで一旦締めとさせて頂けますでしょうか?時期としては食べ物やお菓子の準備期間ということで、一旦その為の資金繰りとして白兎さんとお仕事をさせて頂くか、それを済ませた体でどなたかと買い物に行くか…とで悩んでおります。主様のご気分や扱いたい住人様等ございましたらお伺いしたいなと考えているのですが、いかがでしょうか?
 また余裕のある時で構いませんので、お返事を頂けますと幸いです…!)


  • No.3595 by 赤の女王  2020-09-17 22:57:15 



>鼎

(/こんばんは!鼎ちゃんとのとても楽しいお時間をドードー共々過ごさせて頂きました!楽しい衣装選びの綴じを有難う御座います。それでは折角なので新キャラの何方かでお買い物に行ければと…!勿論、鼎ちゃんと交流できるのがとても楽しいので資金繰り、もしくはそれを終えた後でお菓子選びを白兎とでも大丈夫です…!)

  • No.3596 by 華厳院 鼎  2020-09-17 23:04:11 




>赤の女王

(/ご提案をありがとうございます!新しい住人様も増えたようでとてもわくわくしておりましたので、お菓子屋さんとの繋がりも踏まえてリトルオイスターさんにお付き合い頂ければと思います!
 そして、よもや娘と白兎さんとの会話があんなにも可愛らしいスチルとして描いて頂けているとは夢にも思わず…!つい舞い上がってしまいました。嬉しい気持ちでいっぱいです、ありがとうございました…!)


  • No.3597 by 縹 惣雨介  2020-09-17 23:04:46 


>ムカデさま

(しまった、と反射的に思った。表情も声の抑揚も大きく起伏しない彼の事を、こんな風に揺さぶりたい訳ではなかったのに。それでも優しい彼は馬鹿を言うなと突っぱねるでもなく、あくまで己の要求を呑むような解を渡してくれる。そんな気を回させてしまったなんて堪らなく呼吸が詰まる心地で"出過ぎたこと言うてすんません"と謝罪を口にしようと息を吸った瞬間、一拍早く彼の真摯さに打ちのめされ「こん国は美しい。見るもの全部がきらきらしとって、夢みたいに心地良ぇ。やから、綺麗ぇなだけやないモンにも触れたい__触れなあかんと思う」それもアリスの役割なんでしょう、続けかけた言葉はあまりに無粋と呑み込んだ。正直、森の神様たる彼がこんなにも敬遠するのだから好奇心に恐怖が追い付いている。だけれど本当に救えないほど愚かなのは、飛んで火にいる夏の虫も良いところだが彼と約束を結べた事がとてもとても嬉しくて「手ぇかかる"ありす"で堪忍!」胸の前で両掌を合わせ、指先を唇へ添えるようにして犬歯を見せてお道化るように笑った。宝物を打ち明けたとはいえ、彼からのリアクションを求めていたわけではない。ゆえに今は了承さえ得られれば万々歳で、味気のない肯定に心からの安堵をほうっと吐息に乗せて。大人は自分の弱みを見せずプライドを守ることに固執する者が多いと思っていたが、惜しげもなく弱点を晒してくれるものだから調子に乗って「ひなとが溺れとって、周りにだぁれも居らんときでも?」剣呑な内容には不似合いな楽しげな笑みを湛えたまま面倒な問いを投げてみようか。出会ったばかりでは雲の上の存在だった彼と、些細なものでも互いの事を共有できるのが堪らなく楽しくて「そう!真っ暗なんは怖ぇけど、お月さまとお星さまが明るい夜は寝ちまうんが勿体ねぇ」梟の会話に耳を傾けながらゆったりと流れる時間が恋しい。彼が話すことも苦手と言うなら、会話は要らないからと服の裾をクイと引っ張り「今度、こん森でいっちゃん星がよう見えるとこ連れてってなぁ」すっかり懐いてしまえば我儘のあかんたれを無理に隠すことも忘れて、取り繕うことなく素直な期待を双眸に乗せつつ返答を待ち。感情を声に乗せるのが苦手な彼だからこそ、少しでも言葉を聴けるのがジタバタしてしまいたくなるほど嬉しく、同時に人として愛おしいだなんて分不相応な想いが胸いっぱいに広がり「ひなとは、兄やんの前でなら惣雨介で居れる。有難ぉ兄やん、大好き!」それがどんなに幸せな事か、頓馬な己でも理解できる。彼が与えてくれた計り知れない喜びを全身で伝えたくて、ただ本能の赴くままに彼の首に両腕を回してつま先立ちにてぎゅうっとハグを。そのまま動物のように肩口へ顔を埋めて数回頬を摺り寄せた後、するりと腕をほどいて身体を離し「そろそろグリフォンさま帰ってきとるやろか。森ん出口はどっちやろ?」お喋りに夢中になっていたが、懐に仕舞った薬の存在に気付けばはっと我に返り。キョロキョロ辺りを見回しても似たような景色が広がるばかりで、元来た道を辿る事も出来そうになく助けを求めて彼の腕に触れて)


  • No.3598 by リトルオイスター  2020-09-17 23:23:27 



>鼎

なんやの!もー、堪忍してやあ!(ハンプティのお菓子屋さんへ向かう道中、森中にキーーーンと響き渡る様な大声を上げたかと思えば"いやや、いやや"と駄々を捏ねる餓鬼のように嫌を繰り返す。その原因はと言えば長い髪の毛先が木の枝に絡みついてしまったことらしい。頬が引き攣り顔をくしゃりとしわくちゃにするように吠え立てれば不器用なりにそれを解こうと格闘して、そうして全然解けない事に次第に苛立ちを覚え始めてしまう。当たり前だが聞く気の無い木の枝に大人気なくも歯を食いしばってギロリと睨み付けて「ええ加減にせえよ!ちゃちゃっと解かんとアンタんこと切り倒してまうからな。リトはなあ、やる言うたらぜぇったいにやるで。アンタんことバッキバキに折ったるわ」キイと腹正しさから裏返る声で身動きのできない情けなさに愈々我慢が出来ず、ギャアギャアと喚きたてて)

(/お選び頂き有難う御座います…!それでは早速初回から喧しい男では御座いますがお買い物のお付き合いをさせて頂ければ嬉しいです…!描きたくて描きたくてうずうずしていたシーンでしたので描かせて頂けて楽しかったです…!まだまだ描きたい場面がたくさんありますので是非娘さまをお貸し頂けると嬉しいです!)

  • No.3599 by 華厳院 鼎  2020-09-17 23:48:47 




>リトルオイスター

あーもー!マジどこだし、さっきからおんなじとこしか歩いてないんだけど!(端的に言って道に迷っていた。以前遊園地へ向かう途中に一度は難無く抜けた森、同行者無しでも何とかなるだろうと高を括って出発した自分をこうも早くに後悔する羽目になろうとは微塵も思っていなかったらしい。遊園地にさえ辿り着けば自分の目的を叶えてくれる誰かが居ると、それだけを期待して歩き出した甘い考えの頭と体は先程からぐるぐると何度も同じ場所を行ったり来たりしているかのような、迷子の真っ只中でぐずり始めていた。しかし、そんな自分の弱音を更に上から掻き消す勢いの声を聞き付けて、"助ける"というよりは"助けてもらう"つもりではっと周囲を見回す。喚く声とガサガサと木々の揺れる音とを頼りにツインテールを揺らしながらずんずんと歩き始め、程なくして不意に視界に飛び込んできたコーラルピンクの鮮やかさに「あっ、」と声を漏らした。半ば駆け足に近付く内、どうやら枝に髪の毛を引っ掻けて困っているらしいと言う事を理解すると「ちょい待ち、髪絡まってんじゃん。じっとしなきゃ取れないって、解いたげるからさ。じっとしてなよ、ほら!」声を掛けつつ近寄った相手の髪と枝とが絡み合った部分へそっと指を伸ばし、意外にも器用な手先でしゅるしゅると解き始めて)

(/導入をありがとうございました…!既にありありと表現されているリトルオイスターさんの可愛らしさにわくわくしております…!何とも微笑ましいスチルでにやにやしてしまいました。不束な娘ですがどうぞお好きなように使ってやってくださいませ、勝手ながら背後共々楽しみにしておりますのでー!/蹴り推奨)


  • No.3600 by ムカデ  2020-09-18 00:46:09 



>惣雨介

───。(息が止まるほどの驚きを感じた、感嘆の声を上げる事を抑え込み我慢し堪えてしまう。来て二日目だと告げた彼が、意識の内か無意識の内にか女王候補として国の全てに触れる意識を見せたことに戸惑いを出さず平生を装い挙動不審に至らなかったことを褒めたいとさえ思うほどで、ただ乾いた喉をごくりと生唾を飲み込み膨らんだ喉仏を上下に動かすことで心の平穏を戻し(惣雨介は賢いね)とその言葉を音として発してしまえばそれが彼の負担、重石として圧し掛かってしまうかもしれないと紡ぐことは出来ず。代わりにカチャリと音を立てながら自らの一本の腕を弄り、そうして手首の金作りにルビーの飾りがついた腕輪を外すと「嫌じゃ無かったら持っといて、誰かに絡まれたとき俺が知り合いだって言えるから。使わなくても売れば金になる」彼がこの国の多くに触れるとなれば意識せずとも接点を持つ住人が増える、そうなった時に少しでも手助けになればと、力になることが出来れば良いと思いを乗せて緩く開かせてから彼の手の中へそれを握らせて。もしもの話に花を咲かされれば、根が真面目だからか適当な返事を返すことがすぐには出来ず。それでいて数十秒の沈黙を置くと「……その時は、惣雨介を助けに行って一緒に溺れる。」変わらない真面目な顔で真剣に返事としたそれは何とも分かり辛い冗句だったようで"なんて"と尻に付け足したことで肩の力を抜き。楽しい時間とはなんとあっという間なのか、彼の言葉で太陽の位置を確認し思っていた以上の時間が経っていると気が付いた。トン、と軽い力で彼の背を方向を促す様に押して「グリフォンの家、此処からじゃ少し遠いから」"送る"の一言を添え忘れながらも下ろしていた麻袋を再度肩へ掛けてかれの隣に並ぶことで行為として示しもう少しだけ世間話を楽しんで)

(/キリが良さそうでしたので一度回収をさせて頂きました…!変わらずに可愛らしくも聡明な惣雨介さんとの楽しいお時間を過ごさせて頂きました!次ぐ交流ですが引き続きムカデでも違う住人でも大丈夫ですので気になる住人や場所、シチュエーションなど有ればお気軽にお申し付けください…!)

  • No.3601 by リトルオイスター  2020-09-18 01:08:37 



>鼎

───!ありがとおな!頼むわ!毟らんでね、痛いのいやや!(折角現れた助け船、にも拘らず注文の多さで頼めば自由になるまでを大人しく待ち。自分がやんやと格闘した時間とは違い、痛みも無く簡単に自由になるとほっと胸を撫で下ろし先ほどまでの苛立ちも何処へやらにっこにこと満面の笑みでご機嫌に変わり「あー、良かった。こんままやったらどないしよ思ってたんよ。もーな、リトな、五分十分あのままやってん。首が痛ぁていたぁてしんどかったあ」息をする間も無くてすぐに自分の事を語りだし、凝り固まった首元を解す様に頭を右へ左へとコキコキ鳴らして。「リトなあ、これからハンプティんとこのお菓子屋さん行こ思ってん。嬢ちゃんは何処行くとこ?なんそれ辞めてリトと一緒に行かへん?行こて、助けてもろたからお礼せなあかんもん」此処までつらつらと詰まることなく言葉を続けたと思えば漸く助けてくれた彼女へと向き直り、「リトと嬢ちゃん初めましてやんな!せやろ?リト一回会ぅたら忘れへんねん。記憶力えぇんよ!───えーとな、リトはリトルオイスターって言います。かっこえぇやろ」先ほどまでのむしゃくしゃはすっかり身を潜め、ばーんと自信満々に胸を張り自己紹介を。まるで旧知の仲とでも言うように懐っこい雰囲気で「嬢ちゃんは?嬢ちゃんは何て言うん?ちょっとリトに教えてぇや、あ!待ってぇな、リトが当てるわ。ラビットちゃん?ラビットちゃんかラパンちゃんやろ。知らんけど!」両手の人差し指を伸ばして不躾にも彼女に向け、どやあと自信満々に何とも適当な当てずっぽうを見せつけてワクワクとその回答を待って)

  • No.3602 by 縹 惣雨介  2020-09-18 01:09:22 


>ムカデ(赤の女王)さま

(/回収を有難うございます、此方こそミステリアスだけれど暖かく魅力的なムカデ様ととても楽しい時間を過ごさせて頂きました。交流の続きについてもお取り計らい頂き有難うございます。ふんわり考えておりますのは、この後ムカデ様に森の出口まで送って頂いたという前提で、そこから帰宅途中で別の住人様に出会い、早く薬を届けなければと思うけれどあれよあれよと住人様の魅力に惹かれてついていってしまう、そんなシチュエーションだと非常に萌えます…!多少強引なお方に来ていただいた方が話の運びも滑らかかと思い、何度かお名前の挙がった悪魔様にお迎えに来て頂ければ、と考えておりますがいかがでしょうか?無論こちらからの我儘な一案ですので、他に適任の方がいらっしゃる場合やシチュに無理がある場合はその旨ご指摘いただけますと幸いです。遅い時間ですので、どうかご無理なさらずにお休みになって下さいませ。)

  • No.3603 by 赤の女王  2020-09-18 01:32:27 



>惚雨介

(/ああ!とても素敵なシチュエーションのご提示を有難う御座います!是非とも其方のシチュエーションにて交流をさせて頂きたいです…!是非悪魔にてお話をさせて貰えればと思うのですが交流文の先出しをお願いしても宜しかったでしょうか…!本日は睡魔に負けてしまいそうなのでちゃんと落ち着いてからお迎えに上がらせて頂きたいです!、本日はこんなに遅い時間までお付き合い頂き有難う御座います!寒くなって参りましたのでどうぞお体を第一に背後さまもゆっくりお休み下さいませ!)

  • No.3604 by 縹 惣雨介/置  2020-09-18 01:53:35 


>赤の女王(悪魔)様

(こんなに夢見心地なのはいつ振りだろうか。羽織った打掛が重かろうとも、土に混じる砂利が足裏を削ろうとも、柔らかで上等な絨毯の上を歩むような浮ついた心地で歩を進める。左の手首には、金に赤の装飾が付いた美しい腕飾り。少々サイズが合わず腕を動かすたびにカシャリと繊細な金属の音が鳴るが、その度に六本腕の彼の事を思い出せるのだから不満に思うどころか寧ろ幸せを何度もリフレインして。普段は着物の袖に隠れてしまうが、今は何度も何度も袖をずらしてはニマニマする、はたから見れば不審者まがいの行為を飽きずに繰り返し。加えて、懐には翼の彼に渡す土産もとい詫びと感謝の印も抱えているのだ。早く彼に会いたい、その一心で足を進めるが腕飾りに気を取られきちんと前を向いていないのが仇となったか。六本腕の彼が"グリフォンの家まで送る"と提示してくれた厚意へ下手に遠慮してしまったのが全ての始まりで、気付けば涙の湖すら見渡せる範囲には無く。歩けど歩けどランドマークが見えない事に気付いた頃には後の祭りで、はたと立ち止まり「__ここ、どこやろか」迷子になった事を自覚すればとる選択肢は一つ、迷子のアリスを案内する役割を担う翼の彼を呼ぶこと。けれど己のせいで彼の両翼が本調子でないことを知っている身としてはそれも憚られ、どうしたものかと立ち往生しているさなか、日も暮れかけて吹き抜けた冷たい夕風に晒された双肩はぶるりと震え"んくしゅ、"と小さくくしゃみを。冷えた両腕をゆっくりとさすりながら、進む方向を決めかね辺りを見回して)

(/ご快諾有難うございます、先行文だけ投下して当方も今夜はお暇させて頂きます。暖かいお言葉を有難うございます、次回悪魔様とお話出来るのを楽しみに休ませて頂きます。背後様もどうぞお体ご自愛下さいませ!)


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