赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>惣雨介
───。(息が止まるほどの驚きを感じた、感嘆の声を上げる事を抑え込み我慢し堪えてしまう。来て二日目だと告げた彼が、意識の内か無意識の内にか女王候補として国の全てに触れる意識を見せたことに戸惑いを出さず平生を装い挙動不審に至らなかったことを褒めたいとさえ思うほどで、ただ乾いた喉をごくりと生唾を飲み込み膨らんだ喉仏を上下に動かすことで心の平穏を戻し(惣雨介は賢いね)とその言葉を音として発してしまえばそれが彼の負担、重石として圧し掛かってしまうかもしれないと紡ぐことは出来ず。代わりにカチャリと音を立てながら自らの一本の腕を弄り、そうして手首の金作りにルビーの飾りがついた腕輪を外すと「嫌じゃ無かったら持っといて、誰かに絡まれたとき俺が知り合いだって言えるから。使わなくても売れば金になる」彼がこの国の多くに触れるとなれば意識せずとも接点を持つ住人が増える、そうなった時に少しでも手助けになればと、力になることが出来れば良いと思いを乗せて緩く開かせてから彼の手の中へそれを握らせて。もしもの話に花を咲かされれば、根が真面目だからか適当な返事を返すことがすぐには出来ず。それでいて数十秒の沈黙を置くと「……その時は、惣雨介を助けに行って一緒に溺れる。」変わらない真面目な顔で真剣に返事としたそれは何とも分かり辛い冗句だったようで"なんて"と尻に付け足したことで肩の力を抜き。楽しい時間とはなんとあっという間なのか、彼の言葉で太陽の位置を確認し思っていた以上の時間が経っていると気が付いた。トン、と軽い力で彼の背を方向を促す様に押して「グリフォンの家、此処からじゃ少し遠いから」"送る"の一言を添え忘れながらも下ろしていた麻袋を再度肩へ掛けてかれの隣に並ぶことで行為として示しもう少しだけ世間話を楽しんで)
(/キリが良さそうでしたので一度回収をさせて頂きました…!変わらずに可愛らしくも聡明な惣雨介さんとの楽しいお時間を過ごさせて頂きました!次ぐ交流ですが引き続きムカデでも違う住人でも大丈夫ですので気になる住人や場所、シチュエーションなど有ればお気軽にお申し付けください…!)
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