【FF15】旅仲間とホテルの中で【BL】

(要望に答えて友人のキス待ちなう…というのも、何ともこの待機中のいたたまれなさには有りと有らゆるところから変な汗が滲み出る。ふと、自身の拳の上になにか如何わしい違和感を感じた。…指か、これ。触れられた手つきのしなやかさときたらこれだけで胸がハラハラしまくりで。本来の目的を知っていながらもやはり何が起こるのかわからず、いつ来るんだ、いつ来るんだと心の声が喚いていると途端、ああ…漸く。キスのおでまし。口が触れれば小さく鼻で息を吸い込み、吸い付いてくる柔らかな唇に身を引かずしてじっとその場で待機。はあ、心地良い。好きだという感情が溢れかえる。もっと欲しいな、と願っていれば思惑通りにツボを押してくれて。何度もと重なる幸せの心地に酔いしれて眉を顰める。相手はどんな表情だろうか、薄目を開こうとした絶妙なタイミングで何か下唇に湿ったものが伝うと思わず「ん、」と声高く出て)
～～…！！し、した……、っ…！
(僅かな隙だった。ほんの少し舌が触れただけで心を見透かされた気がして頬が熱くなる。友人のおどけた面がしたり顔にも見える表情はどこか歯痒く。妙な嬉しさと焦燥感に駆られてはそそっかしく歯軋りを立て、たまらない気持ちで半ば強引に相手の腕を引いてしまう。此方は少し前かがみに顔を寄せ、丁度鼻と鼻がぶつかりそうなところで一旦間を置けば、何やら勝負を仕掛けるような目線をじとりと送って「…次は、俺の番だから」とぽつり呟く次の瞬間。来る者拒まずといった具合にぐんっと角度をつけ、相手の合点なしに欲望のままと唇に食いつく。未だ微妙にかさつく友人の唇が気になればぬるりとひと舐めては吸い付き、湿り気をつけようと何度か舐めては吸い付きを繰り返して。まるで先程、自身の感じた羞恥を味わわせるかのように強制的に重心を加えるが、まだ告白して間もなければ大切に触れたいという思いで腕掴む握り手はゆとりある力加減でいて。踵を返すなら今だ、プロンプト。そう心の奥で伝えては、息を整えようと猶予を与えて)

ぅええ！？、ちょっとｯ、いきなり危ないじゃんノク……――っ！
(突然腕を引かれては体幹の鍛え方が甘かったりそもそも構えが出来ていなかったせいか、一度は体勢を崩しかけながらも勢いのままに情けない声を上げる。ぶつかる可能性もあったためか咄嗟に目は瞑っており。何とか倒れ込むのを耐えて目をぱちりと開けば、目の前には何やら気の入った親友の瞳が。驚きのあまりに言葉も忘れて息を飲む。直後、聞こえた言葉に口を開きかけるも、それはその言葉を紡いだ当の唇が些か性急に塞いできた。拒む間もなくだ。否、己が相手を拒むことなど、本気で怒りでもしない限り万に一つも無いのだが。応えるようにそっと唇を動かしたりしていれば、突如、ぺろりと何かが唇を這った。「ん、ふ…っ」興奮混じりに上擦る声が自身の耳に入って、凄まじい羞恥を感じる。この熱く湿った、やけに生々しい感触は。…まさか、舌？――…嘘っ、仕返しのつもり！？　背筋に走るぞくぞくとした快感が怖くていやいやと顔を背けようとするも、まだ若い身体は欲に忠実。寧ろもっととせがむように腰を浮かせる始末で。何度も繰り返し舐められたり吸われたりすれば、かさついた唇も流石に潤いを取り戻しており。与えられた猶予。この頃になると空気供給が鼻呼吸では追い付かず、はふはふと息を切らし気味にもなって。必死に呼吸を整える。身体中を巡る体液は今にも沸騰しそうなぐらいに熱く感じた。今日だけで沢山の初めてを親友に捧げた。告白も、両思いも、キスも。余裕なんてある筈もない。眉尻は下がり、眉根には苦しげな皺。瞳は羞恥と興奮による涙で潤み、何度も舐められた唇は潤いを持って赤く色付く。想いを交わした人との触れ合いは本当に堪らなかった。相手が心の奥で伝えてきた言葉などには到底気が付かず、ただ、気持ち良さを追い求めるようにじ、と相手を見詰めては)
……ノクト、どうしよ…わけわかんないぐらい気持ちいい。…なんか、ね、ダメなの、気持ち良すぎて怖いよ…っ、ノクトぉ……！
(落ち着いた呼吸は、喋る毎に込み上げてくる涙と嗚咽によって再び荒くなる。泣けば困らせてしまうだけなのに、それがわかっているのに。相手に抱く愛おしさが涙腺を馬鹿にしてしまったらしい。ずび、と空気を吸い込んで鼻水啜れば、キスの最中いきなり泣き出すというあまりの申し訳なさに思わず俯いて)
ふ、…っ……ごめ、すぐ泣き止むから…ほんとに、ごめんね。…ちょっとだけ、待って…。

はぁ……え、はっ…プロンプト…？！
(おざなりになりつつも勢い余って気持ち素直になった結果は、なんだか少し計り知れない感じになってしまった。悪気はなかった、力ずくながらも控えて呼吸をするタイミングをも与え、引き寄せる腕掴みは誰でも拒み離すことは出来たはずだが彼は懸命と此方の欲求に応えてくれた。それもお互いに、不器用で、めちゃくちゃで。友人の涙によれば、此方に対しての想いが露骨と現れた愛情深さ。普段の性格や言動からしてみれば恋愛体質故なのかもしれないが、もしかすると自身が想像してるよりも遥かに好きの度合いが尋常じゃない程なのでは。感性が薄い鈍感な自分でも確信できた。此方に苦しげと情感を訴えかける純情可憐なさま。不謹慎ながらも泣き崩れる姿が愛おしげに見える彼を抱き締めたいと思った。だが、ここにきて更に不安を齎すのはどうだろうか。何もかもが初めてで声かけるにも何とかければ良いのかわからない不甲斐なさ。じっくりと考えた末、今自身にできるのは彼に寄り添ってあげることだった。未だやや距離があるのを縮めようと腰を持ち上げ、膝が当たる近さまで寄ってしまえばどうにでも出来てしまいそうな近距離で、ゆっくりと後頭部に手を伸ばせば此方にそっと引き寄せ、肩に乗っける。まるで宝物を扱うようにその頭ぽんぽんと軽く撫でるように支えて)
…気が済むまで泣いてろよ、べつに無理しろなんて言わねえから。

(目の前でいきなり泣かれたのだ、案の定親友からは慌てるような声が聞こえた。しかし、例えこんな時でも、自分の名前を呼んでもらえるだけで嬉しさを感じてしまう。人はここまで人を想うことが出来るのかと自分自身驚いた。――思えば、小学生の頃からずっとノクティスという存在が気に掛かっていたのだ。綺麗な高嶺の花。彼が笑ったらどんなに美しいのだろう。一緒に笑いあえたら、それはどれほど素晴らしいことだろう。ノクティスの友達になりたい。そのためにダイエットをした。コミュニケーション能力だって高めた。そして、努力の甲斐あって高校入学と同時に友達になることが出来たのだ。今まで生きてきた人生の殆どはノクティスという存在で埋め尽くされているように思う。恋心を抱いたのはいつか、それは自分でもわからない。気が付いた時にはもう、ああ、好きだなあ…といった感じで。親友がルナフレーナ様と結婚すると聞いた時は膝から崩れ落ちるのを必死で耐えて。おめでとうなんて一言。精一杯、笑って見せた。胸の痛みを知らんぷりしながら、その時、本気の恋だったことを自覚したのだった)
なんでオレ、泣いてんだろ…。
(ぼろぼろと零れ落ちる涙は何度拭っても止まることを知らず、自分でもまるで理解に苦しむ。視界が涙の膜でゆらゆらと揺れ、親友が何をしているのかもはっきりとは判別出来ずにいて。ただ、近付いてきたのはわかった。後頭部に手が回されると肩をぴくりと震わせるも、引き寄せられるがままに相手の肩口へ。「肩、濡れちゃうのに…」そう言いつつもこちらからは離れられない。離れたくなくて。頭を撫でられる感覚に、知らず張っていた気を緩める。親友は不器用だけど、誰よりも何よりも優しいと思う。何だか温かくて幸せだった。心が満たされると涙は次第に引いてゆき)
ごめんね。……ありがと、ノクト。
(どうか親友にもこの幸せを感じてほしい。その一心で両手を彼の背に回せば、とん、とん。と、片手で背を一定のリズムで撫でてみたり。その間、柔らかく立ち上る親友の匂いを犬の如くすんと嗅げば、泣き腫らした顔でふにゃりと自然な笑顔を零して)
ふふっ。オレね、やっぱりノクトのこと好きー！

(不器用ながらの行動で良い慰めになっているだろうか。寧ろ、慰めになっているのかすら見当がつかないが、一先ず機嫌が戻れば此方への思いやりか、子をあやすような優しさで背中を撫で下ろされればふと甘えたくなるような感覚に襲われる。気分を害したのに此方ばかりが良い気分でいて、なんだか申し訳ない。この肩に浸透した涙の量はいったいなんだろう、嬉しさや愛情以外にも訳合いがあるはずだろうに。言い当てるならば不快なものか、それとも悲しいものか。理由はどうあれ、溢れ出た涙はきっと自身に対するマイナスな感情に違いないと思った。途端、抑揚のつけた友人の声音からは未だ無理をしているように感じて)
……プロンプト。俺になんか隠してないか？教えてくれよ…泣くとか、お前らしくないじゃん。
(無理には問わない。ただ、このままでは収拾がつかないもので、意地でも聞いてみたかった。涙の訳は目の前の自身にあること、解決できなければ両者共々気が晴れやしないのだから。彼の頭を支える腕に力が込む。好きだとわかっていても、嫌われてしまう覚悟があったから。思い当たる節のない空虚な悩みにある種の怯えを感じながら恐る恐ると言葉を発する。瞳を伏せて、肩に乗せた友人の頭にこてん、と頬を擦り寄せて)
好きなんだ…プロンプト。

…っはは…。……それ、狡いよノクト。
(相手に言われた好きだという言葉に絆されると泣いた理由が口からほろりと滑り落ちそうになり、それをすんでのところで耐える。から笑いで誤魔化すしかなかった。触れてきた頬の感触を嬉しく思いながらも、彼の結婚相手のことを考えれば此処で拒むのが正しいんじゃないかとか。今すぐにでも距離を置くべきだとか。そんなことばかりが頭を過ぎった。親友の背を柔く撫でる手は一転、細い糸を掴むかのような必死さで相手に縋りついてしまう。思考と行動が一致しない。こんな関係はダメだと思う程に、相手から身を引くのが惜しくて。話をややこしくするぐらいならいっそ、オレは此処で旅をやめてしまう方が良いのかも。ああ、息が詰まって苦しい。一体、どうするのが正解なんだろう。心の内で宛もなく問いかけると、だらり、両手を力無く下ろして)
……絶対、言わなきゃダメ？

気になっから、聞きたいけど…、
(相手の無気力な腕が背部から手放されたところで漸く勘が働く。ーー政略結婚の事か。気に障るのも仕方がない、国が決めた結婚という如何にも規模がでか過ぎる規定を存知ているのだから。我ながら言葉にも出さなければ、結婚相手と言えど彼女は良き幼馴染みであり、恋愛対象として意識したことはほぼ確実的として無かった。婚約が決められた際は喜ばしい発表であったが当本人としては…まあ、幼馴染みだし、いっか。程度の気持ちでしかなく。そもそもと学生時代の時から共にいた友人の方に気を取られてばかり。あんなにも寡黙でへっぴり腰だった彼が今には見違える程に明朗で、人としての人格が様変わりとした容姿には正直驚嘆したこと。その満ち溢れた努力の賜物にそぞろと憧れを抱けば次第に好意へと、平然を装いながら寄り添う機会を見計らっていたならば過程を越して現状こうなってしまっているわけで)
…やっぱ、いいや。なんでもない。
(過去を遡れば今に叶ったことではないか。そうと気を改めては己にも向けてくすっ、と微笑みかける。折角と打ち解けあった大切な時間がおじゃんとなっては心もとない。何がどうあれども先のことは今考える必要はないと思った。共に不安や恐れが多い中、最も考慮する友人が沈痛と自身の為に気を配っているのなら優しく労ってやるのが術。相手の背後に腕を回して、この身をもってそっと、ぎゅっと優しく抱き抱える。大丈夫、心配するな。不憫に思う程に気持ちが募れば徐々にぎゅううっと圧をかけはじめて。こんな俺を好いてくれた、ほんと可愛いやつだわ、と慈しみ、加減せずに思うままと笑みを浮かべながら己の重心をかけまくって)
もう泣くんじゃねーぞー、つぎ泣いたらまた頭くしゃくしゃにしてやるっ

(親友はこちらの悩みにどうやら勘付いたらしい。それを察することが出来たのは、親友なればこその空気感からで。言わなくても通じ合えるのは非常にありがたいことなのだが、出来れば涙の理由は勘繰られたくはなかったような。嫉妬だったり、悲しさだったり、自分に対する怒りだったり。心に抱いたその他沢山の負の感情は、今のお調子者の己にはあまりに似つかわしくない。そう、出来れば誰にも、親友には特に知られたくなくて。だからこそ、なんでもないと話を終わらせてくれた親友に感謝と安堵を抱く。相手の小さな笑い声。そして、背後に回された温かな腕。自分を求めてくれているようで、とても嬉しくなった。下ろした筈の手はまた、応えるように彼の背を撫でる。少しずつ力を増す相手の腕にくすくすと笑いを零せば流石に「痛いよー」なんて緩い抗議をしてみるも、己も負けじと彼を抱き締め返しては)
ええーっ、それは勘弁して！　セットするの、案外時間かかるんだからねっ！？
(なんて、半分吹き出しながらの発言を。――と、此処で、己の端末が音とバイブ音を以て着信を知らせる。枕元に置いてあるそれを目線だけで見遣れば、画面にはグラディオの名前が。最後にぽんぽんと親友の背を叩いては、緩りと腕を下ろして軽く身を引きつつ)
んー？…あれ、グラディオからの電話だ。一体どうしたんだろうね？

ははっ、セットに時間かかりすぎなんだ、お前は。
(自身の微笑に重なるよう笑いが聞き取れれば意志が伝わったとのことだろう。此処で拒まれでもしたらどうしようかと思ったが、全くの心配ご無用であった。感覚も麻痺してない、声に出して笑えてるのなら安心。返された元気な返事が、肉体が自身を癒すようで。抱き心地の良いことにうっとり、このまま深い眠りにでもついてしまいそう…ーーと、不意に鳴り出す着信に目を覚ましては俄然とぱちくり)
グラディオ？…なんだ、一応出とけよ
(一旦抱きしめる腕を下ろしては出ることを優先させ、身動きのとれるよう間隔を開けて。用があるなら直接立ち寄ればいいものの、何だろうと思いつつ友人の端末を眺めながら自身は前髪なんかを整えていて)

うん、わかった。
(腕を下ろしてくれたのを感じればするりと相手から身体を離し、ベッドの上を這うようにして端末の元へと急ぐ。聞く限りでは既に5コール以上は鳴っていて、けれども切れる気配は無い。訝しげに唇を尖らせ受話器のマークを指で押せば、手に取った端末をすぐ様耳に当てて。途端、聞こえてきたのは怒り半分呆れ半分の不機嫌そうなグラディオの声――曰く〝おい、おまえらうるせえぞ。近所迷惑だ。気の置けねえ親友同士楽しくなんのはわかるけどな、明日も早いんだからお子様はさっさと寝ろ。……明日の戦いで無様な姿見せてみろ、一から扱き直してやるからな〟とのこと。ひえ、と誰が聞いても情けないと思うような弱々しい声を漏らして顔を引きつらせては、親友に縋るが如くちらり目を向けながら「ううう…ごめん、グラディオ。うん…イグニスにもごめんなさいって伝えといて。……うん、うん。分かった。チェックアウトの時間にはちゃんと用意済ませとくから。うん。…本当にごめんね。はーい…次からは気をつけまーす」と如何にも申し訳なさそうな顔で隣室に居る仲間へと端末越しに返答して。其処で通話は終了。はふりと大きな溜め息吐いてみせれば端末を置き、また這うようにして親友の隣へと戻る。怒られて盛り上がる気力が削がれたらしく、へなへなと肩を落としては)
オレ達騒ぎ過ぎだってさ〜、特にオレの声は響きやすいみたい。…あーあー、また迷惑かけちゃった。
(そこでまた溜め息一つ。密かに一人反省会でもしようかと考えるも、親友の近くでは流石に執り行えないだろう。続けて大きく身体を伸ばしては緩りとその場から立ち上がり、やれやれと言った様子で腰を叩きながら)
っと、オレ風呂入ってくるねー。こんな格好じゃ身体休まんないし。…あっ、時間も時間だからノクトはそろそろ寝なよ？　夜更かしするとまたグラディオ達に怒られちゃうかもっ。

(友人端末の受話口から漏れ出る音声がぶつくさと聴覚を伝う。片耳研ぎ澄ましてみるも流石に聴取不可ではあったが、友人を横目でちらりと見てはなんとなく魔が差したように思えた。ああ…まさかの……肌が粟立つ友人の様子に此方も然知ったりと苦い顔を返して。直接でなく隣室からの壁ドンでもなくと端末越しの罵りであれば地味に安堵するが、明日の朝には剣幕を張った鬼の形相を一日中向けられることだろうと先を予想してはどんより、自身も肩を前に落として。再び此方の元に這い寄り同じく悄気げる友人。不甲斐なさでかける言葉を無くし大人しくうーん…とその場息抜き留まっていて)
…おお、いってら。そー…だな、先に寝るわ。ゆっくり浸かってこい
(空気を察してくれたのか自ら身を持ち出す方式で気を配る相手に感謝を込め、次いでおやすみと隻手ひらり柔らかく見送って。ふと、時計を見遣れば時刻は深夜の１時過ぎだった、そりゃグラディオに叱られるわけだろう。時間なんてほぼ意識することはないが、我ながらそれまでと友人に夢中となりっぱなしだったんだなあとしみじみ、照れ臭さは内面に隠しつつ)
さぁ、て…寝るか…。

うん、行ってきまーす。おやすみ、ノクト。
(着替えを引っ掴みいそいそと、けれども出来うる限りの音を立てずに浴室へと急ぐ。見送ってくれた相手を振り返れば、それに応える如くにこりと笑顔で手を振り返した。早々と脱ぎ捨てた服の細かな砂を取り払い、その最中、血に濡れた箇所を見つけては浴室にまでそれらを持ち込んで丁寧に水洗い。続けて自身も身を清めてゆき。身体の隅々まで綺麗になれば、言われた通り素直にゆっくりと湯に浸かることにして)

　
(ちょっと失礼するね、ノクト。背後が出不精なもんで、代わりにオレが出て来ました！(どどーんと胸張り)　この後は朝まで飛ばしてくれて大丈夫だよ。今後の展開とか、何かしたいこととかあったりする？　何かあれば教えて欲しいな！(にへ、))

(おう 待ってたぞ、プロンプト。こっちの後ろも同じくって感じで、さっそく朝に持ち込みてえとこなん…だけど、……ははっ 生憎さ、戦闘ロルとかはあんま得意じゃなくて、やるとしたら当分追っかけるみたいになっちまうかもしんねえ…(苦笑) 質問返しちゃうけど、逆にプロンプトはなんかしてえ事あるか？俺はイベントとか、逢瀬を重ねてイイことしたり、初々しいのとか、ハプニングとか…んー色々、そんなんだわ。…お前はどうなんだ…？)

(ふーん、なるほど…(顎に手を当て)　あ、戦闘ロルについては気にしないで！　オレも暫く戦闘ロル回してないからさ、ちょっと不安だったんだ～。戦闘シーンは飛ばして、っていう進め方でも良いかもしんないね(にま、)
へ、オレ?、…オレかぁ…。そだね、季節のイベントも挟んでみたいし、定番だけど風邪ネタとかもしてみたいかな。他には…街で二人行動っていうか、デート…したり？　偶には一緒に料理したり、とか。あ、あとさ、実を言うと喧嘩とかもしてみたいんだよね…！！　って……オレ、我が儘過ぎ？　へへ…ノクトと色んなこと楽しみたくていっぱい喋っちゃった。したいこととか今考えられる展開はこれぐらいかな(うんうんと頷き)

それとね、背後から伝言。似非ながらグラディオやイグニスも扱えるので、話の展開によっては表に出すことも可能です。だってさ。何かあれば呼んでくれていいからね！(ふふ、))

(お、おう(目ぱちくり、)……なんか、いや…案外喋ってくれるもんだな、お前…。 俺ちょっと遠慮してたわ、本当は前に 喧嘩もしてみたいって言おうとしてて、さ……。 …ふはっ こりゃ随分と世話かけちまうわ、お前とは長い付き合いになりそう。笑
定番ネタばっち来い。第２ラウンドはけっこー創作絡みでいっちょやりゃいいかもな。ロル続けんなら、風邪か…デートがベストか？それともアンブラに頼んでやりてーとこからやるのもいいし。どうしような？

ん、わかった。行き詰まったり都合で必要になったときは２人呼ぼうぜ。複数いりゃ やれることも増えるしな(こくりと頷き))

(え、あ、うわあ、やっぱり喋り過ぎだよねっ。なんか恥ずかしい…！(あわわ、)　えっと…オレ、こんな感じで結構喋りたがりだからさ、ノクトも遠慮なんかせずにいっぱい喋ってよ。どうせなら気楽に長く、仲良くやっていきたいし！(へへ、)
んー…迷うけど、そうだね。オレ的にはデートがいいな。朝早くからモブハントこなしてお金稼いだってことにして、レスタルムに着いた辺りから始めるべきかな。或いはチョコボポストとかでも良いかも。その場合なら、スモークアイを倒した後から始めるのが妥当だよね。ノクトはどっちがいい？

ああ、そうだ。それとね、もう一つ聞きたいことがあって。最初の頃に時系列の話を聞いたと思うんだけどさ、それに多少関連すること、かな。１、本編の話を混ぜ込んでなりをするか。２、本編とは関係のないなりをするか。ノクトはどうしたいとか、希望あったりする？(首傾げ)　あー、と…その、オレはシリアス展開も好きだからさ、ルナフレーナ様ご逝去の後のお話もしてみたかったりするんだよね。うー……我が儘ばっかりでごめん(しゅん、)　なりきりはお互いに楽しんで作り上げるものだし、オレの希望はノクトに無理強いしない。だからさ、是非ノクトの意見も聞かせてほしいな！(にっ、))

(いやいや、いーんだよ！そーいうとこ含めてお前らしいっていうか…寧ろ プラス思考だから。 じゃ、遠慮なしでいく。気になることとかちゃんと聞くようにするわ(にしっ)
稼いだ軍資金で午後～夕方から自由行動ってことにするか。…ん、チョコボんとこもあり…レスタルムもいいな？暑いけど涼しいモンとか食いながら歩き回れるし。 …ぁえっと、一旦用足しにガーディナに戻って浜辺デート、とかも理想だわ。ロマンチックでギャグ絡みとかけっこー好きでさ…ふと浮かんだんだけど、海行って今後のこと語り合いてえなー…なんて。提案、どう？

楽しさ万全で求めるなら思いっきしご都合展開でイチャコラすんのもいいし、シリアスに持ち込むなら本編意識した方がいいよなー、場合によっちゃ話端折る必要もあっけど…。半々に、は混乱すると思うから、やっぱ付き合いがベースになんのかな(腕組み、)
ご逝去の後…ああ、全然いいけど。ルーナ絡んだら俺の葛藤が凄まじいことになんぞ…（笑）お前と付き合ってる体で、なんだろ？まあやってやれなくもねーけどさ、俺の理性次第だぜ プロンプト(クス、))

(あーっ！ノクトそれっ、超名案…！！(がばっと身を乗り出し)　ガーディナとか、そもそもオレの思考の範疇外だったよ。ノクトってば冴えてるじゃん！　……ってことで。この通り異論は全く無いからさ、それで決まりね。へへっ…今から超楽しみ～！(ふにゃりと頬綻ばせ)　でさ、ガーディナの次はチョコボポストへ寄って、そこからレスタルムまで行けば良いんじゃない？　考えた案ぜーんぶ入れちゃえば万事解決！みたいなっ？(にひ、)

えっ、ほんとっ？…いいの？(うずうず、)　もし本当にいいなら、是非とも本編を交えてやっていきたいな。戦闘シーンはぽんぽん飛ばしていくし、話はテンポ良く進められると思う。それにほら、オルティシエまで行けばゲンティアナさんからアイテム貰えてアンブラで過去へ戻れるようになるしさ。ただ楽しくいちゃいちゃしたい時は過去に戻ろ！(へへ、)　んー、と…えっと、ね…こう言ったらあれだけどオレ、ノクトの葛藤とかすっごく見たかったんだぁ……。オルティシエに着く辺りから多分またオレ自身も葛藤したり卑屈になったりしそうだけどさ、其処で喧嘩とかしてぶつかり合って、そしてそれを乗り越えて――……何て言ったらいいんだろ。愛の絆?…みたいなの、深めていけたらなー…って。そんな話の展開が好き、だったり…(照れ臭そうに頬掻き、))

(お、おう、まあ…あそこ釣りできるし、見てて飽きねー景色だからな？ うし、いっちょやるか、なんっかわくわくしてきた(腕回し 気合入れ)
期待はよせよ、俺ちゃんとうまくできっかわかんねーから…(笑)リヴァイアサン啓示後辺りがラストスパート、つー感じか……まあ、後半は後半で折り返し考えていこうぜ。シリアス息苦しくなったら過去に戻りゃいいし。って こったな？ やりてえことはこっちもお前とほぼ同意見。互いにぶつかって、リードし合って…んで いい形に仕上げような(頭ぽんぽん、)つーわけで書いたから、よろしく(敬礼っ))



(久しくガーディナ渡船場にて。鍛錬付けといったところか、特に争い事もなく朝早い時間から淡々と長距離移動や数多くの討伐依頼に勤しんでいた。丁度夕方頃となれば漸く一仕事を終えた王子とその一行は、レストラン・コーラルワールの席で食事を取りつつ皆伸び伸びと休息をとっており)
はぁー、いろいろ頑張った甲斐があった…。
(モブハントをこなすことにより得られる軍資金で食える飯。王都を出て以来、食べ物に有り難みを思う気持ちも分かってきた時機というところ しみじみと心の奥で感謝を述べる。ーー食事を終え、情報収集や他愛の無い会話が始まりだすと、隣で突っ伏し黙り込む友人をちらりと見て)
プロンプトー…
(こいつも大分疲れてんな…なんて考えながら覗き込む感じで此方もテーブルに耳を付けては一声。目線を合わせて彼の意識を確認する様、ひらひらと手を横に振りつつ)
大丈夫かー、生きてんのか？お前

(書き出しありがとう！(にへ、)　相談とはいえ、ノクトといっぱい話せて楽しかったよっ。取り敢えずこっちは一旦切らせてもらうけど、また何かあったら声掛けて！　勿論、オレも気になることとかあればまた来るからさ。その時もどうぞよろしくお願いしまーっす(敬礼、))
　

あー…もう無理ぃ〜……。ノクト、オレ死にそうだよ、ほんっと無理……。
(美味い食事によって痛い程の空腹は治まったし、後はただ身体を休めるだけ。自身の疲労困憊加減にイグニスも見ていられなかったのか、今夜の宿は少々お高いシーサイド・クレイドルだ。既にチェックインは済ませてあるし休もうと思えば部屋で休めるのだが、此処で仲間と離れるのも惜しい気がして。それで、テーブルに突っ伏しぼんやりとしていた次第。目の前で振られる手の奥、相手の瞳をじっと見詰めてはいつもより覇気のない声でぐったりと疲労を訴え)
まさか今日こんなに頑張るハメになるとか思ってもみなかったし、明日は筋肉痛になりそう…。
(むうと唇を尖らせてグラディオの方へ視線をやれば、確かに昨日騒ぎ過ぎたとは思うけど、流石にこれは酷くない？――なんて言葉には出さずとも目線だけ、拗ねた様子で恨み辛みをぶつけてみたり。気を取り直して親友へと視線戻せば、緩りと安心させるように微笑む。彼への対応が目に見えて甘くなった――甘ったるくなったと言うべきか――ことに気付いていないのは恐らく本人だけ。微笑みを浮かべたまま僅かに眉を下げては、意図せず小さく潜めた声で)
ノクトは大丈夫？　何処か痛いとかしんどいとか、ない？　昨日足が浮腫んじゃってたし、ちょっと心配かも。