【FF15】旅仲間とホテルの中で【BL】

はぁ……え、はっ…プロンプト…？！
(おざなりになりつつも勢い余って気持ち素直になった結果は、なんだか少し計り知れない感じになってしまった。悪気はなかった、力ずくながらも控えて呼吸をするタイミングをも与え、引き寄せる腕掴みは誰でも拒み離すことは出来たはずだが彼は懸命と此方の欲求に応えてくれた。それもお互いに、不器用で、めちゃくちゃで。友人の涙によれば、此方に対しての想いが露骨と現れた愛情深さ。普段の性格や言動からしてみれば恋愛体質故なのかもしれないが、もしかすると自身が想像してるよりも遥かに好きの度合いが尋常じゃない程なのでは。感性が薄い鈍感な自分でも確信できた。此方に苦しげと情感を訴えかける純情可憐なさま。不謹慎ながらも泣き崩れる姿が愛おしげに見える彼を抱き締めたいと思った。だが、ここにきて更に不安を齎すのはどうだろうか。何もかもが初めてで声かけるにも何とかければ良いのかわからない不甲斐なさ。じっくりと考えた末、今自身にできるのは彼に寄り添ってあげることだった。未だやや距離があるのを縮めようと腰を持ち上げ、膝が当たる近さまで寄ってしまえばどうにでも出来てしまいそうな近距離で、ゆっくりと後頭部に手を伸ばせば此方にそっと引き寄せ、肩に乗っける。まるで宝物を扱うようにその頭ぽんぽんと軽く撫でるように支えて)
…気が済むまで泣いてろよ、べつに無理しろなんて言わねえから。