ノクティス 2017-01-28 19:21:40 |
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(不器用ながらの行動で良い慰めになっているだろうか。寧ろ、慰めになっているのかすら見当がつかないが、一先ず機嫌が戻れば此方への思いやりか、子をあやすような優しさで背中を撫で下ろされればふと甘えたくなるような感覚に襲われる。気分を害したのに此方ばかりが良い気分でいて、なんだか申し訳ない。この肩に浸透した涙の量はいったいなんだろう、嬉しさや愛情以外にも訳合いがあるはずだろうに。言い当てるならば不快なものか、それとも悲しいものか。理由はどうあれ、溢れ出た涙はきっと自身に対するマイナスな感情に違いないと思った。途端、抑揚のつけた友人の声音からは未だ無理をしているように感じて)
……プロンプト。俺になんか隠してないか?教えてくれよ…泣くとか、お前らしくないじゃん。
(無理には問わない。ただ、このままでは収拾がつかないもので、意地でも聞いてみたかった。涙の訳は目の前の自身にあること、解決できなければ両者共々気が晴れやしないのだから。彼の頭を支える腕に力が込む。好きだとわかっていても、嫌われてしまう覚悟があったから。思い当たる節のない空虚な悩みにある種の怯えを感じながら恐る恐ると言葉を発する。瞳を伏せて、肩に乗せた友人の頭にこてん、と頬を擦り寄せて)
好きなんだ…プロンプト。
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