†白線ﾓﾗﾄﾘｱﾑ†BML†

>神谷

無い。
(問い掛けに対する返答は既に分かりきっている事で、そんな事を聞いているのではないとばかりに眉を寄せるもののこれ以上言及するのも面倒になってしまい。そうなると先程は布団から出るのが億劫だったにも関わらず起き上がる事に対し意欲が沸いてきてしまい、体を起こしベッドから降りると立ち上がり設置されている窓に近寄り。鍵を開けると窓を開けて景色を見詰めては窓枠に手を突き身を乗り出すようにして周囲を見渡し、その間キッチンから嫌いな食べ物を問われれば体勢はそのままに短く答え。そもそも俗に言う“詐欺師”に成り果ててからは食事等体を動かす為だけに必要な物であって嗜好としていた訳では無く、特に何も思わず何でも食べていた為己の好みやら嫌いな物自体然程把握しておらず)


>宮原

はァ？馬ッ鹿じゃねェの。
(相手に矛盾を指摘されようともそれは自身の言動として身に染みて実感している為言葉を返す事は無く、仕方無しに今だけは無抵抗で居てやる事にし。然し己は触れて良いとは言ったが撫でてほしいとは一言も口にしておらず、元より明らかな年下に撫でられると言う事に自体多少の抵抗はある訳で、その上あまりに不慣れな事をされている事に対する反応の仕方が分からず振り払いこそしないものの終始不機嫌そうな表情で。その内何故こんな事に耐えていなければならないのかと己の行動が分からなくなってきた辺りで唐突に可笑しな言葉を掛けられると、思いっきり眉を顰め低い声で告げ)

>神谷

そんな事はないだろ。…俺は、老けてるのか
(情けないなんて述べる相手に先程勘違いしていたとはいえ地面に叩きつけられそうだった己を身体を張って助けたのは事実で、情けないのならまずそんな行動はとれなかったと否定してやれば何度か耳にする"大人っぽい"という言葉にそんなに老けて見えるのかと小首傾げ。「…ああ、神谷が満足するまで笑ってやる。」普通どう返すべきか分からないためか数秒悩んだ後、前記の様に冗談告げ。己が触れた途端身体を震わせ始めた相手に相手の言っていた事は本当だと確信すれば、相手の堪えている様子が面白く。真剣に薬を塗っているような表情浮かべているものの内心相手の堪えている様子を楽しんでおり)

>霧生

?馬鹿ではないと思う、が、…可愛いは嫌か?
(思いっきり眉を顰めてしまった相手に何が気にくわなかったのかと目細めて首傾けるも、大体察したのか真っ直ぐ相手に視線向けて上記問い掛け。自分でも何故可愛いと思ったのか曖昧で、己の兄弟達と被って見えたのか、又は相手の様なﾌﾟﾗｲﾄﾞが高そうな人が無抵抗で触らせているという事に何処となく可愛さがあったのだろうと自分の中で自己完結すれば相手の頬を摘まむのをやめ。普段は余程の事がない限りこんなふうに人に触れる事がないため自分自身に疑問抱きつつ、己より数cm高い所にある相手の頬に手を伸ばしていたせいか腕が若干疲れ「少し、触り過ぎたな。悪い」なんて迷惑だったかもしれないと思考し軽く謝れば手を下ろしながら小さく息吐き)

>宮原

お前は可愛いって言われて嬉しいのか？女かよ。
(嫌だとか以前に寧ろ可愛い等と言われて喜ぶ男が居るのだろうかと疑問を抱き、眉を寄せて相手を見遣れば未だ返答も聞いていないのに片眉を上げ呟き。頬から手が離されると先程まで弱い力で摘ままれていた場所に軽く触れ、微かに眉を寄せた後煩わしそうに前髪を払っては謝罪の言葉を他所に徐にフェンスを乗り越えると縁に立ち足元を覗き込み)

>霧生

女ではない。…嬉しくはないだろうが、そう嫌でもないな
(問われた問いについての返答を考える間もなく呟かれた言葉に目細めれば、見れば分かるだろうとばかりに否定の言葉口にし。続けて先程の問いへの返答付け足せば、確かに可愛いと言われても嬉しくはないだろうが何にせよ人に何か感情を持ってもらえる事は悪いことでないため自分はさして嫌な気分にはならないと告げ。とは言ったもののあまり人に興味が無い身としては盗みを行う上で上辺だけでも仲良くしていればすんなりと盗み出せるからというのが本音でもあり、だがわざわざそんな事を言ったところで相手には関係ないだろうと口閉じれば黙って相手見遣り。然し不意にﾌｪﾝｽを乗り越え縁に立った相手に数回瞬けば行動の意図が分からないのか眉寄せつつ近寄り「____危ないぞ。」と落ちられても困るため相手の肩に軽くﾎﾟﾝと手を置き)

>霧生さん
好き嫌い無いとか凄いですね……俺､どうしてもｸﾞﾘｰﾝﾋﾟｰｽだけは食べれないんで……｡
(冷蔵庫に入れた食材を見ながら苦笑混じりに返しては､手軽に作れて見た目もそこそこに見えるだろうｵﾑﾗｲｽを作ろうかと材料を取り出しつつ早速調理に取り掛かろうかという時……ふとｷｯﾁﾝから顔を覗かせて部屋を見れば真っ先に目に入った窓から身を乗り出す相手の姿に「ちょ……ｯ何してるんですか‼危ないですよ?!」と慌てて駆け寄り相手の肩を掴めば後ろに引いて｡己の部屋の位置する所は二階だが､落ちてしまえば最悪死に至る危険もある｡少なくとも怪我は免れないであろう高さ故に､敢えて好んで落ちる事はないだろうとは思っても目の前の男が突飛な行動を起こす可能性を秘めている事は海での一件で把握済みであり､万が一にも飛び出したらどうしようと胆を冷やしてしまい)


>宮原くん
俺だって男だもん､仕方ないじゃん……｡
(それがﾌｫﾛｰのつもりで述べられた発言だったのか､本心からそう述べられたものだったのかは己の思考力では判断つかなかったが､何れにしてもすぐに冷静さを失う己の行動を情けなく思う気持ちが払拭される事はなく｡しかし次いだ相手の言葉にｷｮﾄﾝとしてしまえば､意味を理解した時点で盛大に吹き出してしまい「老けてるって……ｯ違うから‼」と何とか声に出して返すも､何故大人びてるから老けている等と思考が転換されたのかと失礼なほど笑ってしまい｡「ええ?!……じゃあ吐くまで笑ってね｡」と相手の冗談に一瞬考えるもののこちらも冗談を返しては､むしろ相手がそんなに笑うことなどあるのだろうかと｡背に触れ続ける相手の指先が生む感覚に､あまり動いては悪いと必死に堪えていたがそろそろ勘弁してくれないかと僅か首を動かして相手の顔を見たが､薬を塗り続けるその表情があまりに真剣だったせいもあり何も言えなくなってしまい)

>宮原

俺は嫌だ。
(可愛いと言う言葉が己からどれ程無縁で掛け離れた物か、それくらいは自覚しているつもりで。故にはっきりとその言葉が気に食わないと眉を寄せて吐き捨てれば、横目に其方を見遣り目を細め。足元を覗き込んで見れば結構な高さがあるも臆することなく体勢は前傾のままで。然し不意に背後から肩を叩かれればくるりと踵を返して体を反転させ、相手を見れば口元に弧を描き)
落ちたら死ぬかもな。


>神谷

餓鬼かよ。
(グリーンピースが苦手、なんてまるで普通の子供が吐くような台詞に嘲笑なのか単純に可笑しくて笑っているのか曖昧ながらも笑みを漏らすものの、唐突に背後から焦ったような声が聞こえれば振り返る間も無く肩を引かれ。窓枠から手を離さずにいる為されるがままに体を逸らすと視界には逆さに相手が映り、ゆるりと口角を上げると何処かからかうような口調で問い掛け)
何だよ、俺が飛び降りるって心配してんのか？

>霧生さん
……だって美味しくないんですもん｡
(餓鬼なんてｻﾗﾘと言われてしまえば､そりゃあ相手の方が歳上だし相手からすれば子供かもしれないけど……と納得しかけるも､好きじゃないものは仕方ないじゃないかと拗ねたように呟いて｡しかしからかうように笑った相手の表情がちらりと窺えたのに苦笑しつつ「身体柔らかいですね……じゃなくて‼やらないとは言い切れないでしょう?」と)

>神谷

ンなの知らねェよ。
(最後にいつ味を意識して口にしたのかすら覚えていない物が美味かったか不味かったか等記憶にあるはずも無く、醒めた目とは裏腹に笑みを浮かべて吐き捨て。確かに此処から飛び降りようとするならばそれに然して躊躇いは無い。表情から笑みを消し上体を起こして窓枠に腰掛けると、窓の外に視線を向けながら後の言葉には答える事無く体の柔らかさについて何処か投げ遣りな口調で呟き)
こんぐらい誰だって曲がンだろ。

>神谷

_____…。
(己が思っていないとしても本人がそう思っているのなら何を言っても無駄かもしれないと視線斜め下に向け考え込むも相手へ返す言葉が見つからず、小さく息吐いて一度口閉じれば盛大に吹き出す相手の様子にいきなりどうしたのかと眉顰め。「?実年齢より大人びて見えるのなら、老けているも同然だろ?」何が違うのかと言いたげに考え込めば前記のように返し。冗談を返してきた相手にｽ、と目細めれば吐くほど笑う事にはならないだろうが雰囲気に合わせて頷いて見せ。後数箇所に塗れば終わるというところで相手が此方を見れば大体言いたいことは分かるものの気付かないﾌﾘをして薄っぺらくなっているﾁｭ-ﾌﾞからなんとか残りを絞り出し、再び傷跡に塗り始め)

>霧生

(はっきりと嫌だと述べる相手に大体そういうものかと内心冷静に考えるも、人それぞれ捉え方は違うため特に何かを言うでもなく軽く頷き。不審そうに縁に立って足元を覗き込んでいる相手見ていたが、不意に体を反転させる様子に驚きよりも足を滑らせでもしたらどうするのかという幼い兄弟達の影響で染み付いてしまった心配症の面が出てしまい。咄嗟に相手の手を掴んでしまうが、何を必死になっているのかと自分の行動に眉寄せつつ手を緩めれば「…自殺志願者でないなら此方へ戻れ。__自殺志願者だとしてもあんたは死なせないがな」と相手をしっかり見据えながらどちらにせよ目の前で死なれるのだけは避けたいのか緩めた手に力加え)

>宮原

…嫌だ。
(別に自殺志願者と言う訳でもないが、今となっては生に対してそこまでの執着もなく。死ぬなら死ぬで己の運命は受け入れるつもりでおり、故にどんなに危機的な状況であろうと動じずに居たもののやはり相手はそうではないようで。突然腕を掴まれれば何処か退屈そうに相手を見下ろすも、まるで己の生死を決めんとする物言いに眉を寄せてはまるで幼い子供の如く拒否を述べ)

>霧生さん
……もｰ……とにかく､危ないですから気を付けて下さいね?
(知らないと述べられた言葉にひょっとして食べたことないのかと思いつつも敢えて自分の嫌いなものを相手に食べさせてみよう等と思うはずもなく､ただ苦笑に近い表情浮かべてしまえば更に述べられた言葉に返答返すより先に窓枠に腰掛ける相手の姿に後ろに転げては危険だと心配そうな視線向けて上記を述べ｡とりあえずさっさと食事を作ってしまおうとｷｯﾁﾝへ戻れば手早に調理を進めていき､綺麗にｱｰﾓﾝﾄﾞ型に整えたﾁｷﾝﾗｲｽに半熟に仕上げたｵﾑﾚﾂを乗せ､ﾅｲﾌで切り開けば完成して｡事前に温めておいたﾄﾞﾐｸﾞﾗｽｿｰｽをかけて液体のままの生ｸﾘｰﾑを軽く垂らして満足げに頷けばｽﾌﾟｰﾝと一緒に持っていき､ﾃｰﾌﾞﾙに置いて「お待たせしました‼口に合うかわかりませんけど……召し上がってください｡」と)


>宮原くん
まぁ……どっちも年齢より上に見えるって意味だけど､老けてるって言葉は外見上の見解……それも悪態を意味するけど､大人びているって言葉は相手の精神や思考を褒める意味合いがあるんだ｡
(どうやら意味合いを把握していないらしい相手の反応と表情､"同然"と宣う言葉を聞けば少し勿体振って「それが､少し違うんだ｡」等と返してから､ふふんっと得意気な様子で上記をつらつらと述べる姿は宛ら大きな子供のようでもあり｡勿論偉そうに述べるほど大層な内容ではないのだが……"歳上の威厳"とでも言うのだろうか､少しは歳上らしい姿を見せたい一心で｡「え……冗談だよ?本当に吐いたりしないでね?そんな事になったら泣くよ?」と冗談に頷く相手の様子見れば､まさか本気にしてないよな?と不安になったのか必死に訴えて｡あまりの擽ったさに涙目になってしまえば漸く離れた指先に安堵したように息を吐き､"終わった……"と堪える為に緊張していた全身の筋肉が弛緩していくのを感じては相手が薬を出すために一度手を離しただけとは気付いておらず｡完全に油断しきった所へまた指先か触れれば先程までより遥かに大きく身体を震わせ「わっ…?!」なんて情けない声を上げてしまい)

>神谷

(再度注意を促されるも当然その言葉に律儀にも返答するはずが無く、無言で窓の外を眺め。この島には己も含め犯罪者6人しか存在しないと言うのに何故こんなにも無駄な物を作る必要があるのかと半ば呆れている内、何か深い思考に陥ってしまったらしい。背後から聞こえた相手の声が耳に入って来る事は無く、ただぼんやりと窓からの景色を何処を見ているでも無く見詰めていたが、不意に鼻腔を擽る匂いに気付くと微かに目を見開き何とも無しに薫りを辿ってテーブルへ視線を向け。視線の先には今正に相手が作ったばかりなのであろう料理が鎮座しており、立ち上がって其方へ歩み寄ると椅子に浅く座り暫し無言で視線をオムライスに落とし)

>霧生さん
……霧生さん?あの､冷めちゃいますよ?
(何を話す訳でもなく席に着いた相手がただ料理を見つめているという現状に､確かに嫌いなものは無いと応えたのを聞いているが嫌いだったのだろうかと不安になってしまうものの､ひょっとしたら遠慮しているだけなのかもしれないと再度促すように笑顔で上記述べては自分の分も玉子を巻いてこようとｷｯﾁﾝに戻り､同じようにｵﾑﾗｲｽを作って飲み物を二人分用意し戻れば相手の前へ行って腰を落ち着かせつつ早速「いただきます‼」と食べ始め)

>霧生

__…子供のような事を言うな。
(幼い子供の様な言葉に困ったように微かに眉下げれば、人のする事に興味などこれっぽちも無かったのだが今まで人の生死についての事には直面したことがなく。只々盗みをしては恨まれるの繰り返しだったため相手の行動にどうしたものかと上記述べれば、自殺志願者でない事は見た感じ分かるが此方へ戻る気のない相手に小さく息吐き。普段の己なら放っておくだろうが幼い子供に弱いせいか先程の相手の言葉に放っておくという選択肢が消え去ってしまい、自分のこの甘さをどうにかしたいと思った所で誰かが何とかしてくれるわけでもないため諦めた様に目伏せれば「どうすれば弥尋は此方へ戻る?」と掴んでいた手を下ろして問い掛け)

>神谷

…つまり、外見か内面の違いというわけか。
(老けているのと大人びて見えるのは意味合いが違うと述べる相手に何が違うのかと不思議そうに相手見遣るも、つらつらと得意気に違いを説明し出す様子にどこか子供っぽいと思ってしまい。微かに肩震わせて笑み零せば何となく理解できたのか上記呟いて、やはり歳上ということもあってかそういう事に詳しいのかと内心感心し。「大丈夫だ。そもそも笑いすぎて吐く奴なんて見た事すらない」まさか己が本気で冗談を真に受けたとでも思ったのか必死に訴えてくる相手にちゃんと冗談だと分かっているという意味で冷静に頷けば淡々と言葉返し。触れた瞬間に聞こえた情けない声と共に大きく身体を震わせた様子にﾋﾟﾀ、と手を止めれば「ｯ…本当弱いんだな。」と漏れそうになる笑いを堪えつつ述べ。止めていた手を再び動かせばゆっくり残りの箇所にも塗っていき)

>宮原くん
そういうことっ‼……って､ん?
(相手の返しにちゃんと説明出来た達成感を味わっていたが､その表情が笑っている事に気付いてしまえば何故?とばかりに首を傾げて見つめてしまい｡不意にﾊｯと我に返ったように目を見開いては「確かにそれは見たことないけど……そういえば擽られて過呼吸起こした人なら見たことあるよ‼」と､そういえば過去に友人達と遊んでいた際……友人達がじゃれあっているのをみていたのだが､行き過ぎたのか友人が過呼吸を起こしてしまい救急車を呼んだりと大変な事になったのを思い出して話し｡「……ぅ……､だから苦手なんだってば……」と相手の声色から絶対笑うの我慢してると勘付いては恨めしそうに言葉を返すものの､やはりその擽ったさには敵わないのか唇に手の甲を当てて漏れそうになる声を堪えつつ"お願いだから早く終われ"と心の中で念じていて｡まさか相手が楽しんでいる等と思うはずもなく､ただひたすらに真剣に処置を進める相手の邪魔にならないよう必死で)

>神谷

(何を躊躇っているのか、我ながら疑問を抱くものの何故だかスプーンを手にする事が出来ず。相手が横から声を掛けて来ようが何らかの行動を起こそうが一切此方には届いておらず、ただ無言で視線を一点に落としており。然し不意に前方から相手の声が聞こえてくれば我に返り、漸くスプーンを手に取ればオムライスを一口分掬い上げ。それを口元へ運び咀嚼すれば口内に広がる味覚に懐かしささえ感じ、普段レストランで食べていた物と何がこんなにも違うのかと微かに眉を寄せ。一口、また一口と食べ進める度様々な食材の味を舌に感じ、久々に感じるこの感覚は旨味と言うものなのだろう。結局半分程度まで食べた所でスプーンを置いてしまい、これ以上手を付けるつもりは無いのか椅子の背凭れに体重を預けており)


>宮原

お前が土下座したら、だな。
(相手の浮かべる困った顔が己には愉快で仕方が無く、吊り上げた口角はそのままにゆるりと首を傾げて様子を窺っており。程無くして手が離され問い掛けられた言葉は都合の良いように解釈してしまえば“何でもする”と言う事。恐らく相手は目の前での他人の死に抵抗があるのだろう。ならば此処から立ち去れば良い物を、何をそんなにする必要があるのかと疑問でしがないが面白そうな事には便乗するのがこの男の性であり、口元の笑みを一層深いものにすれば遠慮も無く要望を述べて)

>霧生さん
……すみません､口に合いませんでしたか?
(声高らかに"いただきます"と述べて食べ始めたはいいが､やはり気に入らなかったのかと不安に思う気持ちまでは払拭出来ずにいたのだが……相手の思考を知る由もない己はこちらが席に着いて食べ始めるまでｽﾌﾟｰﾝに手をつけなかった相手の行動に､何も言わないがきっと己の分が出来上がるまで待っていてくれたんだと勝手に解釈しては思わず笑みを溢して｡しかし半分そこそこで食べるのを止めてしまった相手を見ては､途中眉を寄せる表情の変化に気付いてしまったのも相俟って苦笑混じりに上記問い)

>神谷

…いや、何でもない。
(首傾げ見つめてくる相手に気付けば、つい緩んでいた頬を引き締めて首を横に振り。「下手したら死んでいたかもな。無事、だったんだろう?」過呼吸を起こすほど擽っていた事に眉顰めるも、相手が行なっていたわけでもなさそうだと感じとれば相手に注意した所で意味がないかとその過呼吸を起こした子の無事を確認し。恨めしそうに発された言葉に「…それは聞いた。どれくらい弱いのか気になっただけだ」と何とか笑いを収めて淡々とした口調で告げ。予想外の敏感さに驚いたものの十分面白がらせてもらえた事だし、と小さく息零せば最後の傷跡にｻｯと塗って手を離し「終わりだ。」と一言告げて空になったﾁｭ-ﾌﾞのｷｬｯﾌﾟをはめ)

>霧生

(笑みを深くし要望を述べる相手に一瞬何を言っているのかと瞬きせずに相手見るも、瞬間不機嫌気味に眉顰めれば「_____却下だ。…そんなに人の土下座姿が見たいなら、俺に求めず他を当たれ」と不愉快極まりないとばかりに言葉返し。盗人になって人と会話等事務的にやっていたものだったためそれ抜きで最近よく話すのが相手と此処に居る神谷という人物だったからか無意識に相手に気を許しかけたが、土下座を要求する程己は相手にとって嫌いな存在又は目障りな存在なのだろうと解釈すれば「…勝手にしろ。」と呟くように吐き捨て相手に背を向けてそのまま今居る場所とは逆側にあるﾌｪﾝｽへ向かい)

>宮原くん
……ならいいけど……
(何でもないと言われてしまえばそれ以上何も言えず､ただ不満げな表情浮かべては上記返し｡ただ､次いだ相手の言葉に一瞬凍てつくような冷めた瞳を向けてはすぐにﾆｯｺﾘと笑い「大丈夫だよ‼ちゃんと元気にしてる｡……今はどうか分からないけど｡」と答えると共に何とも言えない複雑そうな表情にうって変わっては「……連絡､取れないしね」と小さく呟いて｡しかし次いだ相手の言葉には「ちょ……それ絶対俺で遊んでたでしょ‼」と今更気付いたらしく叫んだが､ｻｯと背中を抜けた指先の感覚にまた身体を揺らして情けない声を上げてしまえば己の身体を抱くようにして相手から数歩離れ､終わったと告げられた言葉に「……俺がMなら宮原くんはSだね｡鬼畜‼ 」なんて子供のような悪態ついて)

>神谷

……何だよ、お前に無ェモンって。
(決して口に合わなかったから食べる事を止めた訳では無い。そう本心を言ってやれば良いのだが、己の思考は既に別の所に向いており、目を伏せ考え事をしているような素振りで。その考え事が思いの外深い部分に至っているからか、まるで相手の言葉が一切耳に入っていないかのように反応を示さず、その後暫し無言で居たかと思えば不意に相手を見据え唐突に問い掛け。その言葉の意味も相手に直ぐには伝わらないかもしれない。何しろ相手の口から弱音が吐かれた時己は寝たふりをしていたのだから無理も無いだろうと思うものの、それに対する気遣いは無くいつ何処でそんな話をしたのかと言う補足はする気すら皆無で。そんな事を説明するよりも相手の話を聞いてやる気になった己の現在の妙な心境について考えるのが先決で、どうせ相手は此方の言葉の理解について時間が掛かるのだからその時間を自身への思考に費やそうと視線を相手に向けたまま思案しており)


>宮原

ッは、怒んなって。分かってただろ、俺はこう言う人間だぜ。
(相手がすんなり己の要求を飲むとは思っていなかったが、想像よりも憤慨させてしまったらしく眉を寄せる表情を見れば相も変わらず呑気に笑い。それでも此処から出て行く事は無い様子に己と同じ空間に居る事に抵抗は無いのだろうかと思案するも、そんな事を考えるより相手の言動を眺めている方が己にとっては面白いと判断したのか口角を上げて上記を述べゆるりと首を傾げ)