Baloon vine(〆)

Baloon vine(〆)

匿名さん  2022-12-28 19:47:12 
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Baloon vine = 風船蔓【フウセンカズラ】
花言葉「あなたと共に」



御相手様をお待ちしております。




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  • No.52 by ルミエ・ライバンス  2023-01-01 21:46:34 



そうだよね。
身体をこうやって温めると、疲れがとれるんだよ。

( お湯の中に入る前は少し不安げな様子も見て取れたが、一緒に浸かってしまえば大人しく。不思議だという言葉には、無理もないと笑って。お風呂に入ると身体の疲れがとれるし、何よりスッキリとした気分になる。自分は風呂に入った後はすんなり寝てしまう。今はまだ昼下がりだが、きっと彼も自分もお腹も満たされ身体も温まり、きっと眠たくなるだろうな、なんて思う。これからこんな風にお風呂に入って貰えばいいが、彼がもう少し大人になるまでは一緒に入った方がいいかなと思い提案して。)

しばらく慣れるまではお風呂は一緒に入ろう?




  • No.53 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-01 22:38:08 



(確かに言われてみれば。風呂に入る前と今を比べると、随分と身体が楽になった気がする。彼が隣に居るお蔭かお湯への恐怖心は大分薄れ、ぱしゃぱしゃとお湯を両手で掬い上げて遊ぶほどにはリラックス出来ているようだ。冷え切っていたはずの指先足先はだんだんと温まり、頬がほんのりと紅く染まっていく。これからも一緒にお風呂へ入ってくれる、という彼の言葉には喜んで)

うん!おふろ、おれきらいじゃない

  • No.54 by ルミエ・ライバンス  2023-01-01 22:57:08 



よかった!
じゃあそろそろ上がろうか。
上がるとき気をつけて。

( 相手が嫌いじゃないと言ってくれた事が嬉しく。これからお風呂に入る時間も楽しみになるなと思えば、彼の頬もいい色に染まってきているため、そろそろ上がろうと伝えて。相手の手をとり、脱衣所まで移動するとタオルで彼の身体を拭いてあげて。先程まで着ていた衣服は魔法で綺麗にしたため、今日はとりあえず同じものをきて貰うしかない。相手を拭き終えた後に自分も身体を拭くと適当にあるシャツとズボンに着替え。2人でリビングに戻ると、魔法で髪を乾かしてあげようとまたソファに座るように促し。)

あ、髪乾かすからソファに座って。



  • No.55 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-01 23:45:20 



(彼の手を借りてバスタブから上がり、身体から熱が逃げないうちに元の服へ。やはり魔法の力はすごいもので、これで数時間森の中を彷徨っていたとは思えない――もはや水で洗ったのと変わらない程綺麗になっており。気持ちよく着替えを済ませることが出来た。お腹いっぱい、身体もぽかぽかなこの状態は眠気を誘う。濡れたままの髪で言われるがままにソファへ座るが、ろくに睡眠を取れていないせいもあるのか、とろんとした目で大きく欠伸をすれば)

  • No.56 by ルミエ・ライバンス  2023-01-01 23:52:26 



( 魔法で暖かい風を出し相手の髪を乾かしていると、眠そうな様子の相手に小さく笑って。髪を乾かし終わると、自分自身の髪もさっと乾かし終え、そうしている間に自分もなんだか眠気がきて。「僕も眠くなってきたな。クロス、一緒に寝ようか。」と声をかけると最早、半分寝ていそうな彼をそっと抱きかかえ。2階に上がると自身の部屋に入り、そっと相手を寝かせて、自分も彼の横にそっと入り。1人で寝かせてもよかったが、もしかしたら心細いかもしれないという心配から一緒に寝ることにして。)

おやすみ、クロス。





  • No.57 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-02 00:51:50 



(彼に乾かして貰った髪はふわふわで、シャンプーの影響か自然特有のいいにおいがする。そのため一層眠気は強くなるばかりで、彼が髪を乾かし終える頃にはうつらうつらと船を漕いでいた。自分の身体が持ち上げられる感覚でうっすらと重い瞼が開くも、すぐさま襲い掛かってくる眠気に抗う程の体力はもう残っておらず。相当疲れていたらしく、いざ二階で寝かされるとあっという間に眠りに落ちてしまった。その際無意識に彼へと抱きついて)


  • No.58 by ルミエ・ライバンス  2023-01-02 01:15:08 



( 此方も横になってからというものあっさりと眠りにつき。気が付いた頃には窓の外は夕焼け色の空がみえて。ふと隣を見ると自分に抱き着いて眠る相手の姿に気付き。思わず幸せそうに笑うと、ふわふわになった相手の髪にそっと指を通すようにして撫でて。こんな風に誰かと寝るなんていつぶりだろう。まだ幼い相手の寝顔をじっと見つめて。)


  • No.59 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-02 09:16:02 



――るみ、え

(自分に向けられた視線に何かを感じたのか、はたまた偶然か。夢の中を彷徨っていた意識が一気に現実へと引き戻され、ゆっくりと瞼を開く。ピントの合わない視界の中、一番に目に飛び込んできたのは彼の微笑。寝起きで上手く口が回らない状態のまま相手の名を呼べば欠伸をひとつ)


  • No.60 by ルミエ・ライバンス  2023-01-02 09:44:07 



おはよう。
よく眠れたみたいだね。
( しばらくその可愛い寝顔を見つめていると、ゆっくりと開いた赤い瞳と目が合う。本当に綺麗な色をしているな、なんて思っていると自分の名前を呼ぶ声。朝の挨拶をすると嬉しそうに再び相手の頭を撫でて。つられて此方も欠伸をひとつ。 )

  • No.61 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-02 10:24:41 



…うん、おはよう

(まだ彼が隣に居る、ひとりじゃないという安心感からくしゃりと笑い、よく眠れたと頷いて。疲れが取れ随分と軽くなった上半身を起こすと両手を上げて伸びを。そこでようやく自分が寝ていた場所が彼の部屋だと気付く。きょろきょろ、見慣れないものも多かった彼の部屋を見渡せば)


  • No.62 by ルミエ・ライバンス  2023-01-02 12:35:49 



あはは、あんまり片付いてないから、僕の部屋。
ここも好きに出入りしてくれていいからね。

( 辺りを物珍しそうに見渡す相手には苦笑して。何故なら、魔法の本などが床に置かれたままだったり、机の上も片付けられていなかったりとそんなに綺麗な部屋ではないからだ。この部屋も好きに出入りしてくれて構わないと伝えると、上半身を起こして今から何をしようか考え。)


  • No.63 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-02 13:49:11 



(彼の言葉には頷いて了承の意を。ベッドから飛び降りると先程から視界にちらついていたせいで、気になって仕方がなかった机上に置かれた本を数冊手に取り、ぱらぱらとページを捲る。殆どの本は細かな文字がびっしりと並べられており、子供の自分にとっては難しいものばかりだった。つまらないと顔を顰めるも、その手に取った中に一冊だけ、絵や写真が沢山使われている本を見つける。これだったら自分でも読めるだろうし――なにしろ面白そうだ。表紙に「植物図鑑」と書かれたそれを両手で抱え、彼の方へ身体を向けて)

ルミエ、これみてもいい?

  • No.64 by ルミエ・ライバンス  2023-01-02 14:02:52 



もちろん。
クロスと僕が会ったあの場所で、薬草や野菜なんかを栽培してるんだけど、その本には色々お世話になったよ。

( 相手が興味を持った本を見て頷く。植物図鑑はこの森で生活をするときに真っ先に手に入れた本だ。元々薬草栽培なんかに興味があったため、色々な知識をこの本から授かった。その他にも食べられる草や、危険な草などの見分け方も書いてあり、ここでの生活に役に立っている。)


  • No.65 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-02 17:25:47 



(彼から快く許可を得られたので床に置かれた魔法書の隣に腰を下ろせば、はやる気持ちを抑えきれずに早速表紙を開く。簡単な文字しか読めない自分でも、カラフルな写真や分かり易い説明のお蔭でするすると内容が入ってきた。随分と気に入ったようで、夢中になって読み進め)

  • No.66 by ルミエ・ライバンス  2023-01-02 18:00:14 



そのうち字も教えてあげよう。
そしたら、もっと本を読んだりできるからね。
( 夢中になって本を読み進める姿に、字が読めればもっと色々な知識を身に付けることができるだろうと思う。そのうち字も教えてあげようと相手に伝えながら、暫く本を読ませてあげようと自分もそっと近くの魔法書を手に取り読み始め。街におりたときに、古本屋にいつも立ち寄って手に入れる本たち、世の中にはまだ自分が知らない知識があるとワクワクできる。明日、街に行ったら彼と本屋に行くのもいいかもしれないと思い。)


  • No.67 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-02 19:16:42 



(こうして本と一対一で向き合うことなんて過去に一度もなかった。そのため今のような時間は新鮮で、ぐいぐいと本の世界へと飲み込まれていく。途切れることのない集中力で一通りのページに目を通し、全て読み終えたころには夕焼け色だった空は真っ黒に染まっていた。ふと彼の方を見ると、自分と一緒に本を読んでいたらしい。読み終えた植物図鑑片手に彼の背へ回り込んで、一緒になって魔法書を覗き込みつつ)

――ルミエ、おもしろかった!

  • No.68 by ルミエ・ライバンス  2023-01-02 19:51:24 



お、読み終わったかい?
おもしろかったならよかった。

( こちらも結構集中して本を読んでいたのか、相手が後ろにきて覗き込む相手に気づき。微笑みながら相手の頭を撫でると、読んでいた本を閉じ、窓の外も暗くなってきたことに気づけば、夕飯の用意でもするかと立ち上がり。「お腹すいてるかい?」 と相手に尋ねて。)


  • No.69 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-02 22:03:41 



うん、おなかへった。よるごはん?

(空腹かと問われれば頷いて肯定の意を。昼間食べたトーストはとっくの昔に消化されたらしく、空っぽになった腹部へ軽く手を翳す。彼と共に立ち上がり、夕食の準備のためキッチンへやってきた。ここで一度相手の顔を見て「なに食べるの?」と)


  • No.70 by ルミエ・ライバンス  2023-01-02 22:09:17 



うん。
パンと…そうだシチューでも作ろうかな。
シチュー食べたことある?

( 再び2人で訪れたリビング。キッチンに行くと野菜や、鶏肉、牛乳なんかが目につき、ぱっと思い浮かんだ料理名を口にすると、食べたことがあるか相手に尋ねてみて。どちらにせよ、食材も残り少なく明日の買い物でまとめて買ってくる必要がありそうだとストックを見れば。鍋などを用意して。)


  • No.71 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-03 09:36:28 



しちゅー?

(初めて聞いた料理名だった。ふるふると首を横に振り、不思議そうな顔でその名前を繰り返す。てきぱきと手慣れた様子で鍋等を準備する彼を見、自分も一緒になってなにかしたいと欲が湧いてくる。ぐいぐいと相手のシャツを軽く引っ張って)

おれもなんか手伝う、


  • No.72 by ルミエ・ライバンス  2023-01-03 10:35:30 



よし一緒につくろうか。
野菜の皮を僕が剥くから、クロスはこれを使って食べやすい大きさに切って?

( きっと聞いたことも食べたこともないのだろう。ならば食べさせてあげたい。野菜などを準備していると、手伝うと言う相手に嬉しそうに笑って頷き。野菜の皮を剥くのはさすがに自分がやった方がいいと思ったのか、小さめの包丁を置くとそれを指さし、野菜の切り方を教えて。「ゆっくりでいいからね」と、自分は人参や玉ねぎ、じゃがいもの皮を剥き、相手に渡して。)



  • No.73 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-03 12:38:22 



わかった!

(仕事を任されたことに喜んで返事をすると、おぼつかない手付きで包丁を握る。綺麗に皮の剥かれた野菜たちを彼から受け取れば、教えてもらった通りの一口大を目指してゆっくりと刃を入れていき。不慣れ故多少時間は掛かったものの、最終的には全ての野菜を怪我無く切り分けることができた。切ったばかりのそれを近くのボウルへまとめて入れ、そのまま相手へ差し出して)

――ルミエ、これでいい?

  • No.74 by ルミエ・ライバンス  2023-01-03 14:31:48 



上手!
クロス料理の才能あるかも。

( 切った野菜たちを受け取ると、初めてにしてはとても上手に切れており感心をして。自分はほかのフライパンにホワイトソースを作り、相手には「切った野菜たちを炒めよう。」と鍋に切った野菜を入れて火をつけ、ヘラを渡すと混ぜながら炒めるよう伝え。その間に鶏肉を一口サイズに切り分けておき。)

  • No.75 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-03 17:21:22 



ほんと?…へへ、じゃあおれが大きくなったら、ルミエにはいっぱい作ってあげる!

(彼からの誉め言葉を照れくさそうに受け取り、にっこり笑ってそう付け足して。包丁からヘラへと持ち替え、今度は焦がさないようにと一生懸命手を動かす。暫くすると玉ねぎは軽くあめ色掛かり、他の野菜も熱を通したことで、より鮮やかで美味しそうな色へ変化してきた。そして鍋からは野菜特有のいい香りが)

  • No.76 by ルミエ・ライバンス  2023-01-03 18:12:23 


いいかんじだね。
鶏肉も炒めてっと。

( 野菜もいい色になってきたので、鶏肉も一緒に炒めてもらう。ホワイトソースも出来上がり、鍋に入れると炒めた野菜たちと混ぜ合わせて煮込む。その間にパンなどの準備をして。「じゃあ飲み物のコップとか並べてくれる?」と相手に頼んで。自分は出来上がったシチューをお皿に入れて運び。)


  • No.77 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-03 18:50:11 



できた?できた?

(彼の指示通りテーブルへ二人分、向かい合うようにコップやスプーンを並べて食べる準備は万端に。その途中、シチューから漂う美味しそうな香りが鼻孔へと届き、より一層食欲がそそられる。一足先に椅子へと座れば、彼の運んできたお皿を見てそわそわと)

  • No.78 by ルミエ・ライバンス  2023-01-03 19:08:48 



できたよ。
さ!食べようか。

( 待ちきれなさそうな相手の前にシチューの入ったお皿を運び置くと、自分も向かい側に座って。こんな風に誰かと料理を作るなんて初めてだったけど、楽しいものだななんて上機嫌で「いただきます」と言うとシチューを一口。なんだかいつもより美味しく感じ幸せそうに笑い。そういえば彼は初めてのシチューだが、どうだろうかと感想を聞いてみて。)

どう?

  • No.79 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-03 20:07:38 



うん、いただきます!

(ぱちん、と心地良い音を立て両手を合わせ、食前の挨拶を済ませれば早速スプーンを手に。クリーム色に輝くそれを掬い上げ口に入れた途端、いっぱいに広がる野菜のうまみに濃厚さ。スープとは似ても似つかぬはじめてのシチューは大成功だった。あまりの美味しさに夢中になってスプーンを動かし、感想を求められれば彼へと満面の笑みを向け)

すっごくおいしいよ、ゆめみたいなあじ!

  • No.80 by ルミエ・ライバンス  2023-01-03 20:24:48 



よかった。
クロスが頑張ってくれたから、こんなに美味しくできたんだよ。
あ、パンも一緒に食べてね。
( 感想を聞くとほっとして。彼が頑張ってくれたお陰で美味しくできたのだと微笑みながら伝える。相手が食べる様子を眺めながら、自分もシチューを食べ進め、先程少し温めたパンも食卓に出してあるため一緒に食べるよう勧めて。沢山作ったのでおかわりもできるし、明日の朝食の分もある。手軽に沢山作れるのがこの料理のいい所だな、なんて思いながらも1人でいるときはあまり作らなかったのだが。)

  • No.81 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-03 23:47:41 



ルミエもがんばったから、じゃないの?

(勧められたパンをもぐもぐと咀嚼しつつ、小さく首を傾げて相手を見る。その表情は明るいもので、自分だけの功績じゃないとでも言いたげに、彼同様微笑が浮かんでいた。それからしっかりシチューもおかわりし、「初めてのシチュー」を十分に堪能したようだ。幸せそうに目を細め、満足だとでも言いたげに息を吐いては)

  • No.82 by ルミエ・ライバンス  2023-01-04 00:01:38 



…そうだね。2人で頑張ったからだね。

( 相手の言葉には少しぽかんとした表情を浮かべるも、その優しい微笑みに嬉しそうに微笑み返してそう伝える。此方もお腹がいっぱいになると満足したように一息付き。今日することはもう特にないため、あとは寝るだけになるが、先程昼寝をしたこともありまだそんなに眠くはない。彼についてもう少し聞いてみるのもいいかもしれないと改まって話を始め。 )

クロスは…、ここまで育ててくれた人…、たとえばお母さんやお父さんはいるのかな。答えにくかったらいいんだけど。



(/いつも楽しいやり取りありがとうございます。この後なのですが、翌日2人とも魔法で変装して街へ繰り出すエピソードに繋げるか、或いは少し成長したクロスくん(16-18)とルミエの日常までとばすか、どちらがいいとかありますか?此方としてはどちらも捨て難いのですが、もう少し幼い可愛いクロスくんとのやりとりをしてもいいかなと思っております!何か提案等ありましたら仰ってください!)


  • No.83 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-04 01:28:26 



おかあさん……うん、いるよ。おれはぜんぜん好きじゃないけど

(もう彼には心を開いたからか特に隠す気も無いらしく、数秒の沈黙を挟んであっさりと回答する。だがその際、ほんのすこしだけ表情が陰った。確かに両親はいるし、本当に幼い頃――まだ3歳にも満たないくらいの時期までは、一般的な子供と同じように扱われていた気がする。しかし、この容姿を理由に周りからの視線が厳しいものへと変わっていくにつれ、次第に両親からもぞんざいに扱われるようになってしまった。そのために元々の両親へ対する執着なんて皆無で)


(/此方こそいつもお世話になっております。そうですね…正直どちらに転がったとしても最高なのですが、個人的には主様同様にもう少し今のままお話を進めてしまってもいいかなとは思います…!)

  • No.84 by ルミエ・ライバンス  2023-01-04 03:10:51 



そっか。
( 間が空いた後素直に話し始めた言葉を少し真剣な面持ちで聞き。やはり家族にもいい思いは無いのだなと分かると、本当に自分と似たような境遇なのだと改めて理解し。頷くと、それ以上は聞かない方がいいかと食べ終えた皿を持って立ち上がり。「皿洗うからゆっくりしてて」と伝えて。)


(/ありがとうございます。ではこのまま進めていきたいと思います。)

  • No.85 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-04 09:34:20 



(片付けの為に席を立った彼を視線で見送る。確かにむかし話は自分にとって気分のいいものではない…ものの、やはり過去は過去でしかないのだ。それと比べれば、彼に拾われてからの今がどんなに幸せか。今まで感じることのなかったこのあたたかい感情を、噛みしめるよう笑みを零して)


(/了解しました。引き続きよろしくお願い致します)

  • No.86 by ルミエ・ライバンス  2023-01-04 10:46:33 



さて、と。
もう今日は休もうか?

( 皿洗いを済ませると、再び相手の元に戻りこの後どうしようか尋ねて。明日買い物に行くなら早く起きねばならない為、早めに休んだ方がいいとは思うのだが。自分も朝はそんなに強いほうではない。しかし、もう少し本でも読んだ後に休もうかと考えて。)


  • No.87 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-04 13:00:25 



あした、おれのふく見に行くんだよね?――じゃあ、今日はもうねる。

(部屋を紹介してもらった際の彼の発言を思い出してはにこにこと。相手からの問いに対しては、「あしたがはやく来てほしいから」と今日はもう眠りにつくことを選ぶ。昼寝の影響もあってかそこまでの眠気はないものの、それだけ明日が待ち遠しく)


  • No.88 by ルミエ・ライバンス  2023-01-04 14:01:12 



うん、その方がいいね。
自分の部屋で寝るかい?

( 相手の言葉に頷くと、先程は自室で一緒に寝たが夜はどうするか尋ねてみて。心細いようであればまた一緒に寝てもいいが、そこは相手に判断を委ねることに。どちらにせよ、自分はあと少しだけ本を読んでいるつもりなので、どちらでも構わない。)


  • No.89 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-04 15:55:07 



ううん、ルミエとがいい

(何一つ悩むことなく即答した。折角貰った自分の部屋だが、広い部屋にベッド一つのみでは流石に心細い。一緒に寝ようと彼の手を掴んで二階への階段を上り、昼間自分を寝かせてくれたようにベッドへ寝転がる。一度横になってしまえば自然と眠気も出てくるもので、おやすみの挨拶を済ませるや否や夢の中へ)

  • No.90 by ルミエ・ライバンス  2023-01-04 16:12:34 



( 相手に手を引かれ自分の部屋へ。ベッドに入った相手が夢の中に入るまで差程時間はかからず。彼の頭を撫でて「いい夢を見てね」と伝えると、自分はそのベッドに腰をかけ先程読んでいた途中だった魔法書を再び読み始め。1時間ほどしてから彼の隣に入り眠りにつき。そのまま朝まで1度も起きることなく眠り続け。)


  • No.91 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-04 18:03:58 



(ぱちり、窓から差し込む陽の光で目が覚めた。ごしごしと眠気の残る目を擦り、ゆっくり身体を起こす。どうやら隣の彼はまだ眠っているようで、暫く待ってみたものの一向に起きる気配は無い。じっと無防備な寝顔を覗き込んでは、未だ夢の中にいる相手の肩を揺らしてほぼ強制的に起こそうと)

…ルミエ。ルーミーエ、おーはーよーう、

  • No.92 by ルミエ・ライバンス  2023-01-04 19:08:37 



…ん。
おはよう…。
( 夢の中で誰かに呼ばれれば、そっと目を開けて。窓からこぼれる光と共に相手の姿を視界に映せば、少ししてから今が朝だということに気がつき。そっと体を起こすと、近くにいる彼の頭に手をおきそっと撫でて。いつもなら朝起きるのに苦労するが、相手が起こしてくれたからか、ゆっくり眠れたからか案外すんなり起きることができた。)

さて、と。街へ出掛ける準備、しなくちゃね。

  • No.93 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-04 21:38:50 



うん、おはよう

(彼の目が覚めたことに気が付くと、ぱっと表情を明るくして改めて朝の挨拶を。そのお返しとも取れる“頭を撫でる”行為にはご機嫌に目を細める。今日は待ちに待ったお出掛けの日。早速準備を進めようとする彼をわくわくとした瞳で見つめ、ぴょんとベッドから飛び降りた。まだ一日は始まったばかり、時間的な余裕はたっぷりあるのだが――相当待ちきれないのか、彼を急かすような口ぶりで)

はやくいこう、ルミエ!うりきれちゃうかもしれない!

  • No.94 by ルミエ・ライバンス  2023-01-04 21:45:58 



まぁまぁ。
そんなすぐに売り切れないよ。
( 余程楽しみなのだろう、急かす彼には苦笑しつつ大丈夫だと伝え。朝ごはんもまだだが、起きたばかりでそんなにお腹が空いていない。街に行ってから何か食べるのもありかと思いつつ。シャツの上からローブを羽織るとフードを目深に被る。ふと彼をみて、街に行くのだとしたら彼の見た目は魔法で少し変えてもいいかもしれないと思い、一応尋ねてみて。)

クロス、魔法で髪の色とか変えることができるんだけど…やってみる?


  • No.95 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-04 23:10:17 



へ?

(一瞬、何を言われたか理解できずに、きょとんとした顔で彼を見つめる。――髪の色を変える?そんなことが出来てしまうのか…いや、いとも簡単に汚れた服を綺麗にしてしまう彼のことだ。相手にとってはこんな魔法も容易いのかもしれないが。長い間容姿が原因で苦しめられてきた自分にとってそれは嘘のような、夢のような提案であった。自分自身が魔法を受けることについて、恐怖心が無いと言ったら嘘になる。しかしこんな機会も早々ないだろう、覚悟を決めたように頷いては)

……うん、やってみる

  • No.96 by ルミエ・ライバンス  2023-01-04 23:29:12 



ん。あ、勿論この魔法は時間が経つと効果を失う。永遠に変えられるものではない。クロスの体に負担もないから安心して。

( 覚悟を決めた相手にこちらも真剣な面持ちで頷く。しかし魔法で容姿を変えることができるとはいうが、それは時間制限のもと。実はかなり高度な魔法になる為、永遠に姿を変えるなどということはまず出来ない。それに、自分は相手の赤い綺麗な髪と目ではなくなってしまうのが勿体無いと思う。彼に向かってそっと手を翳すと、光が彼の体を覆う。光がおさまると、髪は西洋人によくいるような金髪、そして目の色は蒼に変化しており。鏡を相手に見せて感想を聞く。)

どう?

  • No.97 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-05 00:16:02 



……おれがおれじゃないみたい、

(突如自分が真っ白な光に包まれ、その眩しさから思わず目を瞑る。体感的には何の変化もないように感じたが、彼の持つ手鏡を覗き込んで吃驚。こうも変わるものなのか。鏡に映った少年はまるで別人で、到底これが自分だとは思えなかった。流石にここまで見た目が違えば、これまでのような酷い扱いは受けないだろうか、少々不安の残った声色で彼に訊ねて)

ルミエ、これならおれ、いやなこと言われない…?

  • No.98 by ルミエ・ライバンス  2023-01-05 01:15:13 



うん。言われないよ。
…でも、僕はクロスの赤い髪と目が好きだけどね。

( 相手が不安げな声でそう言うので、安心させる為に微笑んで。しかし、やはり元の姿の方が自分は好きだと伝え。そろそろ行こうか、と手を相手に差し伸べ。街へは少し距離があるため、移動魔法を使う。しょっちゅう街に行くことは出来ないので、ある程度まとめて買ったものも転移魔法で家に送る。外に出ると「魔法で街まで移動するからね」と伝えて。)


  • No.99 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-05 08:39:19 



…うん、ありがとう

(自分の心配事を払拭してくれると同時に、ありのままの姿も肯定してくれた彼に心がじーんと温かくなった。ほんのりと頬を赤く染め、力強く頷いてから差し出された手を握る。その表情に不安なんてものはもう残っておらず、瞳にはいっぱいの好奇心を取り戻し)

  • No.100 by ルミエ・ライバンス  2023-01-05 16:35:49 



いくよ。

( 相手の手を取ると、2人の体が光に包まれる。一瞬のうちに辿り着いたのは街のすぐ傍。さすがに街中に転移をしては怪しまれるため、郊外の誰もいなさそうな場所に上手く移動することができた。そこからは彼の手を繋いだまま、街の入口に入り、人が沢山いる雑踏の中を歩き始める。)

最初は…クロスの服から見に行こう?

  • No.101 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-05 18:09:39 



(先程と同様に、また視界が光で覆われ――気が付いた頃には深い森の奥から抜けていた。彼に手を引かれ足を進めるとあっという間に街中へ。これまでと違い、すれ違う人達の中で自分を蔑むような視線を向ける人は誰一人として居ない。それでも過去のトラウマからか、自然と繋いだ手に力を込めて相手の後ろにつく。彼の口から最初に回るお店を聞けば嬉しそうに頷いて)

うん、おそろいのやつがほしい!

  • No.102 by ルミエ・ライバンス  2023-01-05 18:44:32 



あはは、そうだったね。

( 相手の手に力が入るのを感じると、大丈夫だというようにこちらも少しだけ相手の手を握り返して。自分はローブで顔を隠しているが、彼のように変装しているとはいえ顔を覆うものがないというのは勇気がいる。彼に合わせ歩いていると子供用から大人用まで揃う服屋に辿り着き、早速入店し。入店すると女性の店主が話しかけてきたものだから、とりあえず彼に必要な普段着を何着か見繕って欲しいことと、ローブも頼み。)

暫く服を見てまとっか。欲しいものがあったら言って。



  • No.103 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-05 21:30:51 



(彼に連れられて初めて入った洋服屋。中はかなり広く、一般的な白シャツから何処ぞのマニアックな制服まで、店内のあちこちに様々な種類の洋服が並んでいた。そこには初めて見るものも少なくなく、彼が店主と話しているあいだ、興味深そうに部屋のあちこちをきょろきょろと。どうやらお目当てのローブ等諸々が手に入るまでは暫く時間が掛かるらしい。欲しいもの、欲しいもの…ぶつぶつと呟きながら店内の商品を物色していたが、突然ぴたりと動きを止める。視線の先には黒猫のワッペンが付いた紺色のオーバーオール。所謂一目惚れというやつで、彼を商品前まで呼んでくるとその商品を指差して)

ルミエ、これ

  • No.104 by ルミエ・ライバンス  2023-01-05 21:59:24 


オーバーオールだね。
気に入ったなら、1回着てみたらどう?

( 自分も服類を眺めていたところ相手から声がかかりそちらのほうへ。可愛らしい黒猫のワッペンがついたオーバーオール、彼がこれを着たらさぞ似合うだろう。どうせならここで試着をしてみてはどうか、と提案し。すぐ着ているところがみてみたいという自分の願望もあるのだが。店主に頼むと快く試着をさせてもらえることになり。)

  • No.105 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-05 23:57:23 



(店主の手によって流れるように試着室へと連行される。実際に着てみると奇しくもサイズはぴったりで、流石はオーバーオール、動き易いうえに着心地も抜群で。試着したことでより一層これに愛着が湧いてきた。彼にこの姿の自分を見て欲しい、そう言わんばかりに大きな姿見の前でくるりと一回転し、そのまま相手へ駆け寄っては)

おーばーおーる、どう?

  • No.106 by ルミエ・ライバンス  2023-01-06 07:29:35 



すごく似合ってる。
動きやすそうだしいいね!

( 試着室から出てきた相手の姿。やはり想像どおりぴったり似合っていて、とても可愛らしい。駆け寄ってきた相手に微笑むと似合っていると頷いて。店主にこのオーバーオールもお願いしますと伝えると、もし気に入っているならこのまま着ていってもいいと言われ、どうするか尋ねてみて。)

気に入ったならこのまま着てく?


  • No.107 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-06 11:50:30 



うん、そうする!

(彼からも好感触だったこのオーバーオールは、あっという間に自分のお気に入りとなった。問い掛けには嬉しそうに頷いて、その喜びを表現するかのようにその場でぴょんぴょん跳び跳ねる。にっこり笑って彼へ「ありがとう!」とお礼を)

  • No.108 by ルミエ・ライバンス  2023-01-06 18:38:19 



どういたしまして。

( 相手の笑顔に思わずこちらも笑顔になる。店主から普段着、下着などを渡され支払いを済ませ。その中には彼が所望していた黒のフード付きローブも用意されていた。どれもピッタリと彼に合いそうだ。支払いも済ませたので、店を出ると朝ごはんをまだ食べていなかったことを思い出し。相手にお腹は空いていないかを尋ねて。)

そういえば、朝ごはん食べてこなかったけど、お腹すいてない?

  • No.109 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-06 20:28:41 



(その問い掛けに反応するように、タイミング良く鳴るお腹の音。彼に言われて気付いたが、そういや朝から何も食べていなかった。服屋のある通りには飲食店もいくつか並んでいるようで、風に乗って漂ってくるいい香りがより一層食欲をそそる。空腹もそろそろ限界に近く、繋いだ手を軽く引っ張って)

……おなかへってる。なんか食べたい

  • No.110 by ルミエ・ライバンス  2023-01-06 23:04:48 



よし、じゃあ。なにか食べよう。

( 口よりも正直なお腹の音にクスッと笑って。この辺りには美味しいお店が何件かあるし、連れて行ってあげようと思うも、できるだけ人目がつかない店がいい。とすると、1本裏の道にある自分の行きつけの喫茶店へ向かう。店に入ると、自分たち以外は客はおらず、迷うことなく2人がけの席に座って。)

ここは僕がよくくるところなんだ。おすすめはパンケーキ。

  • No.111 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-07 08:53:53 



ぱんけーき…うん、それにする!

(パンケーキ。昔絵本かなにかで読んだおかげで、その存在自体は知っていた。勿論食べさせては貰えなかったけれど、挿絵として描かれていた金色のそれはよく覚えている。密かに憧れていた、久し振りに聞いた名前に二つ返事で頷けば)

ルミエは?ルミエはなに食べるの?

  • No.112 by ルミエ・ライバンス  2023-01-07 10:06:40 



僕も一緒にする。

( 自分も同じようにパンケーキにすると決まれば、マスターに声をかけまとめて注文をする。ついでに珈琲と、相手には何かジュースをと頼み、マスターが去っていくのを見送るとローブのフードを取って。この店は自分が幼いときから来ていた店で、ここのマスターは自分のことを差別せずいつも美味しい珈琲をいれてくれる。窓の外を眺めて、相手に街の中で気になる店はなかったか問いかけ。)

どこか行きたい店はあった?



  • No.113 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-07 11:48:00 



(彼が注文を済ませるのを、店の内装を眺めながらそわそわと待つ。主にアンティーク調の家具で構成されたこの喫茶店の雰囲気はどこか彼の自宅とも相通じるものがあり、この店が彼の行きつけだというのもなんとなく分かる気がした。そんな中に投げ掛けられた自分への問い。どんな店があったかを思い出すべく、朧気な脳内でここに来るまでの道筋を辿る。暫く考え込んでから口を開き)

…本屋さんにいきたい!ルミエがいっぱい持ってるみたいに、おれも本ほしい

  • No.114 by ルミエ・ライバンス  2023-01-07 12:23:51 



そうだね。昨日行こうって言ってたし。この後行こう?

( 本屋に行きたいという言葉に、そういえば昨日そんな話をしていたなと思い出して頷き。町の中には本屋がいくつかあるが、自分がよく使う本屋がこの近くにあるため、そこに行こうと予定をたてて。そう考えていると、ちょうど飲み物とパンケーキがそれぞれ届き。バターと、メープルシロップが別々についてきて、好きな量を自分で乗せられる。バターひとつと、シロップを。)

このメープルシロップがおいしいんだよ。

  • No.115 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-07 17:12:32 



(無事この後の予定も決まったところで、丁度パンケーキも運ばれてくる。絵本で見た何倍も色鮮やかで艶々だ。どう食べるのが正解か分からなかったので、彼の真似をしてあたたかい金色の上にバターをひとつ。さらにその上からメープルシロップをたっぷりとかけてみた。ふかふかのそれをナイフで一口大に切り分けてぱくりと)

!!!……おいしい!

  • No.116 by ルミエ・ライバンス  2023-01-07 19:25:37 



でしょ?
昔からここのパンケーキは美味しいんだよ。

( 相手から自然に溢れる美味しいという感想を聞くとこちらも嬉しそうに笑って。昔からこのパンケーキは変わらない、バターとメープルシロップの相性が最高だ。自分も切り分けるとパクパクと食べ進めて。また、合間に飲む珈琲も美味しい。こんなに美味しいパンケーキ、家でも作れたらいいのに、なんて思うもなかなかうまくいかない。)



  • No.117 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-07 22:40:22 



(口の中いっぱいに広がるメープルのいい香り、変にしつこくないすっきりとした甘さ。それは子供心を掴むのには十分すぎるほどで、数口食べただけで既にこのパンケーキの虜となっていた。直ぐに食べ終わらないようにとゆっくり、一口一口を丁寧に咀嚼するも、気が付いた頃にはお皿の上に何もない。パンケーキと一緒に届いたオレンジジュースを飲み干せば、幸せそうに息を吐き)

おなかいっぱい…ごちそうさま、

  • No.118 by ルミエ・ライバンス  2023-01-07 22:57:52 



ごちそうさまでした。
気に入って貰えてよかった。

( こちらも全て食べ終えると、珈琲のカップにそっと口をつけ飲み干す。相手にも気に入って貰えてよかったと少し嬉しそうにすれば、ふとこの街と彼のことについて昨日から気になっていたことを尋ねる。この街で育ったであろう彼、いくら髪や目の色を変えてもほんとうに知っている人が見れば、気づく人もいるかもしれない。そうなると面倒だ。ともすれば、彼が住んでいた辺りに近付かない方がいいだろう。)

…クロスはこの街で育ったんだよね。
どこら辺に住んでたの?

  • No.119 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-07 23:44:21 



えっと……

(この街に住んでいたのは確かだが、そもそも外に出して貰える機会自体あまり多くなく。確か家から抜け出したあの時も自分が今何処に居るかなんて一切考えず、この場所から一刻も早く逃げる為ただ闇雲に走り回っていたら、いつの間にか森の中へと迷い込んでいたのだった。少ない情報で懸命に記憶を辿り、「この近辺には住んでいなかった」ことを伝えようと)

あんまりおぼえてない…けど、この近くじゃないよ。おれの居たとこはもっと、お店もすくなかったから

  • No.120 by ルミエ・ライバンス  2023-01-07 23:57:22 



そっか。
いや、もしクロスの家の人と会ったら良くないかなと思ってね。

( 子供が自分の家の位置を正確に覚えている、なんて方が珍しい。彼の反応は当たり前だ。一応先程の質問の意図を説明すると、とりあえず彼の住んでいた所がここら辺でないことが知れただけでも良かった。再びローブのフードを被ると、マスターへお金を支払い、そろそろここから出ようと提案し。)

そろそろ行こうか。

  • No.121 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-08 08:58:17 



…ありがとう

(突然何故そんなことを訊いたのかと疑問に思っていたが、それは彼の親切心によるものだった。どんなに小さなことでも、こうして気に掛けてくれることが嬉しくて自然と笑顔になる。お腹も満たされたことだし、そろそろ次の店へと向かうのには賛成だ。言葉で肯定する代わりに彼の手を握って)

  • No.122 by ルミエ・ライバンス  2023-01-08 10:22:55 



( こんなふうに自然と手を繋いでくれるくらいには信頼してくれているのかな、と思うと少し嬉しい。店を出れば少し歩いた先にある本屋に辿り着く。この本屋も自分が街に来たときに必ず寄る場所で、店の中も相当広く、様々な本が置いてある。1日ここで時間をつぶすことができるくらいに。相手が読めそうな本が置いてある場所に行き。)

クロスでも読めそうな本…。
この辺りかな?

  • No.123 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-08 20:41:08 



(ただでさえ広い店内、さらに迷路のように並べられた沢山の本棚。自分なら簡単に迷子になってしまいそうで、繋いだ手を離さないように気を付けて歩く。そんな中連れて来られたとある本棚の前。彼の言葉を受け、試しに一冊読んでみることにする。色とりどりの背表紙が並ぶ中、まず手に取ったのは表紙にウサギのイラストが描かれた動物図鑑だった。どうやら昨日読んだ植物図鑑と同シリーズらしく、ぱらぱらとページを捲ってから嬉しそうに報告を)

これならおれでも読めるよ!しかもおもしろそう!

  • No.124 by ルミエ・ライバンス  2023-01-08 22:44:30 



動物の図鑑か。確かにおもしろそうだ。
帰って一緒に読もう?

( 相手が手にした本。自分が持っている植物の図鑑のシリーズ。動物について書かれているようで、これはたしかに子どもでも読みやすい。自分も動物に関しては興味があるので、ぜひ相手と一緒に帰って読んでみたいと思いそう伝え。他にも気になる本があれば買おうと伝えると、自分も近くの本棚の本を手に取ってじっと見て。)


  • No.125 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-09 11:22:47 



(相手の言葉には迷うことなく頷いて、動物図鑑を大事そうに抱えたまま彼同様他の本にも目を向ける。次に手に取ったのは昔ながらの童話集で、魔法使いや吸血鬼など多数のファンタジックな作品が収録されていた。子供向けなのか比較的分かり易い単語で物語が紡がれているそれは自分でも難なく理解することができ。彼の傍へ寄ると服の裾を引っ張って)

ルミエ、これもほしい

  • No.126 by ルミエ・ライバンス  2023-01-09 11:47:05 



ん?
童話作品だね。これも読みやすそうだ。

( 暫く手に取った本を眺めていたが、服の裾が引っ張られる感覚に気付くと相手が持ってきた本を見て。魔法使いなどの童話。童話の中では魔法使いは悪役になっていることも少なくない。所詮は作り話なので特に気にも留めないけれど。読みやすそうな本に賛成し。)


  • No.127 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-09 14:43:13 



ルミエはなんの本もってるの?むずかしいやつ?

(お気に入りの二冊を見つけたことでもう満足したのか、三冊目を探しに行こうとはしなかった。二冊ともページ数はそこそこあるし、子供が読むには取り敢えずこれで十分だろう。ふと、彼の持つ本に視線が向く。自分の本と一緒に何か買うのかと不思議そうにそれを見つめ)

  • No.128 by ルミエ・ライバンス  2023-01-09 16:48:58 



んー?これかい?
僕が小さい頃に読んでた、魔女と王子様の本さ。

( 自分が手に取っている本が何か聞かれると、これも子ども向けの本で、人々から嫌われた魔女と王子の恋物語だ。よくありそうな話だが、挿絵が綺麗だったのを覚えていておもわずてにとってしまった。純粋に懐かしいという思いしかなく、目を細めて本を眺め。)


  • No.129 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-09 19:17:15 



(簡単なあらすじを聞いて興味がそそられたのか、わくわくとした視線で彼の手元にある本を見つめる。昔彼が読んだという本、まだログハウスに残っているだろうか。もしまだ彼の手元にあるなら是非読んでみたいと)

ねぇねぇ、その本ってまだルミエが持ってるの?おれも読んでみたい!

  • No.130 by ルミエ・ライバンス  2023-01-09 21:00:35 



たしか…あったと思う。
でもすごく古いから読みにくいかも。

( まだ家にあるかと言われると、確か本棚の片隅に置かれていたなと記憶をめぐらせ。しかし幼い頃から持っている本だ。長らく開いてもいないしどんな状態かも分からないが、帰ったら見てみようと思い。とりあえず相手が選んだ2冊を購入することにして、お金を払うと再び相手へと手を差し出し。)

行こうか。

  • No.131 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-10 00:25:54 



だいじょうぶだよ!…へへ、また読む本ふえちゃった

(読みにくいかもしれない、そんな彼の懸念を何の根拠もないが大丈夫と一蹴し。たとえ本がどんな状態であっても、本人は読む気満々で。彼が会計を済ませるのを隣で眺め、差し出された手を握る。そのまま本屋を後にして再び人通りの多い大通りへと戻ってきた。相手の方を見上げれば首を傾げ)

つぎはどこ行くの?ほかに買うものあったっけ?

  • No.132 by ルミエ・ライバンス  2023-01-10 02:04:09 



あとは食料。
なかなか街には来ないからまとめて買っていくんだ。

( 再び手を繋いで大通りに出ると食料が売られている市場に辿り着き。野菜や肉など、ある程度買っていかないと、そう何度もこの街に来るのはリスクが大きい。保存のきく野菜類はとくに多めに買い、肉や魚も新鮮なものを選ぶ。彼にも気になるものがあれば言ってと伝え。)


  • No.133 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-10 19:02:16 



(てきぱきと食材を選んでいく彼の横で、一緒になって商品を物色するように市場のあちこちへと視線を向け。誰もが知っているような野菜から見たことのない果物まで、多種多様な商品が並ぶこの場所は好奇心旺盛な子供心を擽られる。たくさんの食材を前にして、ぱっと思いついたのは今日の夕食のこと。近くのレストランの広告だろうか、偶然にも市場内に張り出されたオムライスのポスターを目にし、ぴっと指を差して)

ルミエ、よるごはんにあれ食べたい

  • No.134 by ルミエ・ライバンス  2023-01-10 19:13:24 



ん?
あぁ。オムライスだね。
また帰ったら一緒に作ろっか?

( 彼が指さす広告を見ると、美味しそうなオムライスがそこにはあり。そんなに難しくもない料理なので、また帰って一緒に作ろうと提案し、それならばと卵や鶏肉、トマトなども選んで。一通り買い終えるとすごい量の荷物になる。さすがにここで堂々と魔法は使えないのでせめて街の外に出てから転移魔法を使わねばと、荷物をよいしょと持ち。)

  • No.135 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-10 21:38:48 



(彼の言葉に顔をぱっと明るくしては二つ返事で頷いて。つい先程パンケーキを食べたばかりだというのに、もう夕食が楽しみで仕方ないのか、うきうきと軽い足取りで相手の後ろにつく。そんな間にも着々と買い物は進められ、全ての食材を買い揃える頃には両手で抱えるほどの大荷物となっていた。それで気が付いたが、これでは彼と手が繋げないじゃないか。迷子になんてなりたくないしそれは困る、自分も手伝うからと両手を差し出し)

おれも荷物もつ!それかして

  • No.136 by ルミエ・ライバンス  2023-01-10 21:47:56 



え?
けど、結構重たいよ?

( 相手の手伝うという言葉には、確かに今のままでは手もつなげなくなってしまったなと思う。しかし、彼に持たせるには中々重たいものばかり。せっかくの申し出を無碍にする訳にもいかず、片方の袋を相手へそっと渡し。「重かったらすぐ言うんだよ」と声をかけ、空いた片方の手を相手に差し出し、繋いだのを確認すると歩き始める。)


  • No.137 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-11 12:37:26 



へい…き、だいじょうぶ!

(その言葉通り、相手から受け取った荷物はそこそこの重量があった。無理はしなくていいと彼が気遣ってくれたが、自分から言い出した以上この重い荷物を返す気はなく。少しでも負担を軽くしたいと、敢えて強がって平気なふりを)

  • No.138 by ルミエ・ライバンス  2023-01-11 19:32:06 



あとすこしだから。

( 相手の様子を見るとやはり重たいよな、と渡したことを少し後悔しつつも、あとすこし歩けば街を出られるところまで来て人通りも少なくなった。人目を確認し、再び魔法を発動させると2人は光に包まれ、たどり着いた先には森のログハウスがあり。隣にいる相手を見てにっこりと笑うとお礼を伝え。)

よく頑張ったね。ありがとう。
さ、中に入ろう。




  • No.139 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-12 09:41:15 



!、え…へへ、またおれに頼ってね!

(行きと同様に魔法の力を使って、町外れから森の中へ。これまで他人から感謝される経験なんて無かった分、彼からのお礼の言葉には疲れなんて簡単に吹き飛んでしまう程の威力があった。照れたような笑みでそれに応え、ログハウスの中へ入って食材の詰まった袋を机上へ置く。それと同時に己に掛かっていた魔法も切れたのか、金髪蒼眼から元の赤髪赤眼へと元通りに)

――あ

  • No.140 by ルミエ・ライバンス  2023-01-12 21:40:23 



丁度元に戻ったみたい。
夕食まではまだ時間もあるし、本でも読んでゆっくりしようか。

( 魔法の効力がなくなったのか、元の姿に戻った彼を見てやはり彼の髪の色がきれいだと微笑み。食材の入った袋を片付けながら、先程買ってきた本でも読もうと提案し、そういえば彼と話していた魔女と王子の本はどこにあっただろうかと思考を巡らせ。自室に行って本を探してこようと思うと2階にいってくると伝えて。)

さっき言ってた本を探してくるよ。
クロスはどうする?

  • No.141 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-13 15:26:23 



おれもさがしたい!手伝ってもいい?

(彼からの問いかけには即答を。買って貰った二冊をはやく読みたいという思いは勿論あったが、今は本屋で話題に出た「彼が昔読んでいた」本への興味の方が遥かに強く。手伝ってもいいか、そう自分から判断を仰いだものの、待ちきれないのか返答を聞く前に階段を上って彼の部屋の前まで移動し)


  • No.142 by ルミエ・ライバンス  2023-01-13 19:08:46 



そう?
じゃあ一緒に探そうか。
( 既に乗り気で階段上までのぼってしまった相手に苦笑しつつも、自分も相手の後に続いて。自室を開けると、部屋の本棚の前に行き、自分は上の方を探すから下の方を見て欲しいと伝え、上の方の本を少しずらしたりしながら後ろに重なっている本まで順番に調べていく。しかし上の方には見あたらず。)

そんなに分厚い本じゃないから、すぐ分かると思うんだけど…。

  • No.143 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-14 23:27:19 



(嬉々としながら探し始めて数分後、目的の本を見つけ出すのにそう時間は掛からなかった。本棚下段の一番奥に眠っていた、何処か他の本とは違うオーラを纏っているような背表紙。導かれるままそれを手に取ると、表紙には丁寧に描かれた魔女のイラストが。大切に保管されていたためかページが破れるなど目立った損傷はなく、少し埃をかぶっているくらいで問題なく読めるだろう。見つけたばかりのそれを相手へと掲げ)

――!ルミエ、これ?

  • No.144 by ルミエ・ライバンス  2023-01-14 23:58:08 



そうそう!それだよ。
…懐かしいな。

( 彼がみつけてくれたその本は、埃こそあれど思っていたよりは全然きれいだった。彼からその本を受け取ると、被った埃を払い、表紙に描かれた魔女の絵を見ると懐かしむように眺める。ペラペラと中を見ても問題は無さそうだ。「一緒に見る?」と相手に尋ねて。)

  • No.145 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-15 23:43:54 



うん、読んで読んで!

(嬉し気に首を縦に振ると、それなら早く一緒に読もうと彼の手を取り。相手の腕を引っ張ったまま一回リビングへと戻ってくれば一足先にソファへダイブ。直ぐに身体を起こし改めてソファへと腰掛け、彼には隣に座るよう促して)

  • No.146 by ルミエ・ライバンス  2023-01-16 00:31:32 



わかったよ、
じゃあ読むね。
『むかしむかし、森の奥に1人の魔女が住んでいました─』

( 相手に引っ張られ連れられるがままにソファへと腰を沈める。隣には早く読んで欲しそうな様子の相手。やはりこういうところは子供だなと、微笑ましく笑うと。丁寧に本を開き、最初のページから読み始め。はじめは森の魔女が、森で倒れていた王子を助けるところから始まる。2人は恋に落ちるが、王子のためを思い魔女は彼のそばを離れてしまう。しかし自分の命をかけて魔女を探し出した王子に、魔女は二度と離れないと誓う。2人はいつまでも幸せに暮らしました、というありきたりな内容だ。)

『2人はいつまでも幸せに暮らしましたとさ』

  • No.147 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-16 22:17:31 



(あたたかな彼の声で紡がれていく物語。その優しい語り口のお蔭かぐいぐいと話の中に引き込まれ、気付けばあっという間に登場人物達は幸せな結末へと辿り着いていた。似た境遇を持つ王子と魔女を、無意識に自分と彼に重ねてしまう。本の中で彼らは無事ハッピーエンドを迎えたが、果たして現実の自分達もこの物語のようにずっと幸せなまま居られるんだろうか――。脳裏にちらついた小さくも大きな心配。離れたくないと意思表示をするかのように彼の片腕に抱きつき、心細そうに彼の顔を見上げれば)

おれたちもずっと一緒にいられるかな、ルミエ


  • No.148 by ルミエ・ライバンス  2023-01-16 22:37:07 



…いられるよ。
僕も君とずっと一緒にいたいから。

( 昔読んだ内容と変わりは無いはずなのだが、今の自分と似たような境遇の魔女に不思議と親しみが湧いてくる。そんなことを考えていると、片腕に彼の温もりを感じ。この物語のふたりのように幸せに暮らせるかと聞かれると、この先何があるかは分からないが、彼が自分といたいと思う限り自分は離れないと誓おう。)

  • No.149 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-17 10:42:21 




(彼の返答に安堵の吐息をつくと、ぱっと表情を綻ばせ。改めて言葉にされるとやはり嬉しいもので、なんだか少し照れくさい。若干紅く染まった頬を隠すように彼の腕へと顔を埋め、喜びからか小さく笑い声を洩らす。そうして十分に彼のぬくもりを堪能した後ふいに顔を上げて口を開けば、相当この物語が気に入ったようで)

――ねぇ、この本ちょうだい!おれの部屋に置いておきたい、


  • No.150 by ルミエ・ライバンス  2023-01-17 20:28:54 



…ん?構わないよ。
本もちゃんと読んでもらえる人に持ってもらった方が幸せだからね。
( 腕に顔を埋める相手を見て何だか幸せな気持ちになる。もう片方の手で相手の頭を撫でると、起き上がった相手からのお願いを聞くと、微笑んで頷く。自分はもう読むことはないだろうし、気に入ってくれた人の元にいくのがきっと本も嬉しいに違いない。そんなに気に入ってくれたのなら、紹介してよかった。)


(/この後なのですが、数年後まで時間を経過させたいと思っています。いかがでしょうか?)




  • No.151 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-17 23:14:27 




ありがとう、大事にする!

(早速笑顔で本を受け取れば、一度優しく表紙を撫でてからぎゅっと胸に抱き。あの本屋には新品で同じものが売られていたが、この本は彼から譲り受けたからこそ自分にとって価値のあるものになっている気がして。きっとこれからも夢中になってたくさん読み返すことだろう。)


(/了解しました。お好きなタイミングで飛ばして頂いて大丈夫です、!)


  • No.152 by ルミエ・ライバンス  2023-01-17 23:36:57 



どういたしまして。

( 嬉しそうに本を抱く相手の姿は、この本を読んだ昔の自分と重なり。礼を言われると此方も笑ってそう返し、ソファから立ち上がると夕飯の支度をそろそろしようか、と相手に尋ねて、一緒に作ろうと約束したオムライスが楽しみだ、なんて胸を躍らせるのであった。)


──
数年後…


( 霧がかかった森の朝は、朝の光に照らされてとても神秘的だら。朝一で薬草を摘みに家からそう遠くない場所へと足を伸ばすと、彼と出会った場所に辿り着き、かれこれ5年ほどの月日が経ったのかとしみじみとあの当時のことを思い出す。今も昔も彼のおかげで毎日が楽しい。今日の朝食は何にしようか、なんて少し鼻歌混じりに薬草を摘んで。)




(/5年ほどとばさせていただきました!なのでルミエは25歳あたり、クロスくんは15歳くらいですかね。クロスくんがルミエに対して特別な感情があることに気付くような場面ができたらなと思いまして…)

  • No.153 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-18 00:53:02 




(朝、何時もより少し早く目を覚ますと彼の姿が見当たらない。家中を探してもつい先程まで人が居たような痕跡は残っていなかった為、おそらく外へ出掛けたのだろう。空気の澄み切った森の中を進み、暫く足を進めたところで視界に飛び込んできたのは見慣れた彼の後ろ姿。大きな声で名前を呼びつつ徐々に相手との距離を縮めていき、心配と不満の籠った口調で)

……もう、何処行ったのかと思った。出掛ける時は俺も起こしてって言ったじゃん!


(/ありがとう御座います!場面についても了解しましたので、どうにかしてその展開へ繋がるよう進めてみます、!)


  • No.154 by ルミエ・ライバンス  2023-01-18 06:57:26 



あ、クロス。おはよう。
ごめんごめん、気持ち良さそうに寝てたから…。

( 背後からかかる声に振り向くと、相手の姿に何事も無かったかのようににっこりと笑って挨拶をして。先程までの記憶の中の彼とは違い背も高くなり、少年から青年へと成長している途中だ。それでもこうやって自分から離れず、今でも一緒に生活をしてくれている。少し不満げな様子の相手に、起こそうとはしたがさすがに寝ているところを起こすのは躊躇われたと苦笑して謝り。)


(/ありがとうございます、よろしくお願いします!)


  • No.155 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-18 10:18:36 



……おはよう

(納得のいく説明ではなかったものの、そう笑顔を向けられてはこんなに些細な不満なんて簡単に吹き飛んでしまう。今度は自分が彼よりも先に起きればいいか、一人でそう結論付けると此方も微笑で挨拶を返し。これ以上負の感情を引きずる気もないようで、自然と話題は別の方向へ)

こんなに朝早くから出掛けるなんて珍しいよね、何してたの?


  • No.156 by ルミエ・ライバンス  2023-01-18 11:50:53 


薬草を摘んでたんだ。
この前街に出たとき、薬草を探している人に会ってね。どうしても欲しいって言うもんだから、届けてあげようと思って。

( なぜこんなに朝早くからと言われると、ことの事情を相手に説明して。以前街におりたとき、薬草を探している青年に出会い、ここで栽培している薬草がどうしても必要だと言われ届けることになったのだ。聞けば、家族が病気をしているとか。そんなに頼み込まれては、断る訳にもいかない。かといって、森の中にきてもらうわけにもいかないので、自分が届けることになった。という訳だ。)

  • No.157 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-18 16:16:53 




(理由を聞けば納得したようにこくりと。彼の育てる薬草は希少性が高く、そこらの商店なんかで簡単に手に入る代物ではない。その分効能も確かなもので、どうやらそれ目当てに遠くの国から街を訪れる人も居るとか居ないとか。ここ最近は家事を任されたりと昔のように只管彼にくっついて街へ出る機会は減ったのだが、このタイミングで街に出るなら是非自分も連れて行って欲しいと。丁度冷蔵庫の中も寂しくなってきたところだったので)

それ、一緒に届けに行っていい?俺もそろそろ買い出し行かないと


  • No.158 by ルミエ・ライバンス  2023-01-18 17:00:29 



勿論。
じゃあ今日一緒に行こうか。

( 相手の申し出には断る理由もなく、寧ろ久し振りに一緒に出かけることができて嬉しく思う。摘んだ薬草をそっと籠に入れると一旦家に帰って用意をしなくては、と立ち上がり彼のそばに行くと「一度帰っていい?」と相手を見る。こうやって並んでも相手とほぼ身長が変わらなくなってきたことが少し寂しいような嬉しいような。微妙な気持ちで。)


  • No.159 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-18 21:31:19 




(此方へと向けられた視線には頷きで返し、相手と共にログハウスまでの道程を歩く。初めて出会ったあの日と同じ道だが、まさかこんなに通い慣れるとは思っていなかった。そんな懐かしさに浸りながら無事帰宅すれば、自室から幼少期から愛用しているローブを引っ張り出してきて早速出掛ける支度を。正直ローブと財布さえあれば此方の準備は万端なのだが、彼の場合は品物の仕込みがあったりとそう簡単には終わらないだろう。その間、自分に出来ることといえば)

朝ごはん作ろうと思うんだけど……どうしよう。ルミエ、何か食べたいものは?


  • No.160 by ルミエ・ライバンス  2023-01-18 23:07:09 



パンケーキが食べたい。

( ログハウスに戻って用意をしながら問われた質問には、少し悩んだ後にそう返す。相変わらず甘いものが好きなので、パンケーキは大好物なのだ。とってきた薬草を水洗いをし、丁寧に水気をとり再び籠へと戻す。森で栽培している薬草はどれも丁寧に育てられているため、効果は言うまでもない。はやく、必要としている人に届けねばと思うも一旦朝ごはんにしようと、食卓の用意をして。)


  • No.161 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-19 09:54:35 



分かった。ちょっと待ってて

(彼からのリクエストを聞きつつ、冷蔵庫を開けて中身とにらめっこ。小麦粉はある、牛乳もある、卵は――。取り敢えず一通りの材料が揃っていることは確認した。今日の朝食分くらいならなんとかなりそうだ、彼が食卓を準備してくれている横で此方もパンケーキ作りへと取り掛かり。此処で暮らす数年間は本当に学ぶことが多く、今では文字の読み書きに加え人並み程度の料理なら簡単に出来るようになった。慣れた手付きで卵を割っていき、あっという間にパンケーキを焼き上げれば彼の元へ)

完成!温かいうちにどうぞ


  • No.162 by ルミエ・ライバンス  2023-01-19 18:00:40 



おいしそう…、ありがとう。
いただきます。

( 自分の元に届いた焼き立てのパンケーキを見ると、随分上手になったなと、つい親のような目で見てしまい。相手も一緒に食べようと彼が座るのを見れば、手を合わせ一口の大きさに切り分けたそれをぱくっと食べる。見た目通り美味しい味に感動すらして。味の感想を述べると、料理にしても文字を読む能力にしても上達がとてもはやかったななんて思い返し。彼は天才かもしれない。)

おいしいよ。
クロス料理うまくなったね。


  • No.163 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-19 21:33:44 




ほんとに?…へへ、ルミエの教え方が上手いからだよ

(誉め言葉を受け、照れくさそうに何処か幼少期の面影が残っているような笑みを浮かべ。自分も両手を合わせると彼に続いてパンケーキを一口。ふかふかとした食感にほどよい甘さ、口いっぱい広がった成功の味。彼にも好評だったようで、失敗しなくて良かったとほっと胸を撫で下ろし。そのままぺろりと平らげてしまえば)


  • No.164 by ルミエ・ライバンス  2023-01-20 01:22:30 



街に今から行くけど食材の他になにかほしいものある?

( 謙遜するまでもなくこれは彼の力、自分はそんなに教えたことはない。最もよく一緒に料理はしていたが。自分も平らげて「ごちそうさま」と言えば食器を自分と相手の分と重ねて台所へ。洗いながら、相手にこれから街に行く際に行きたい場所や必要なものはあるか尋ねて。)

  • No.165 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-20 11:14:28 



欲しいもの……じゃないけど、久し振りにルミエと行きたいな。あの喫茶店

(片付けをしてくれた彼にお礼を伝えつつ、問いかけられた疑問には暫く思考を巡らせ。緊急を要して必要なものは特に思い付かなかったが、二人きりで街へ出る貴重なこの機会。折角なら何か思い出を残しておきたい。そこでパッと思い浮かんだのは過去にも訪れたことのある彼行きつけの例の店で)

  • No.166 by ルミエ・ライバンス  2023-01-20 17:04:51 



あぁ、長いこと行ってないからね。
いいよ、ついでに行こうか。

( そう言われると長いこと行っていないな、とあの喫茶店のことを思い出す。薬草を届けるのも、食材の買い出しもそれなりに時間がかかりそうなので、その合間に休憩がてら行くのもありかもしれない。頷くと、洗い終えた皿を拭いて片付け、持ち物を確認して用意をして。)

  • No.167 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-21 11:23:16 



やった!マスター、元気にしてるかな

(その返答に喜びの声を上げ、彼が用意する横で自分も先程持ってきたローブを羽織って支度を済ませ。お互いもう出掛けらる準備が出来たことを確認すれば、久々の二人での外出にわくわくと。最後にもう一度財布やら諸々の忘れ物はないかを確認してから、先陣を切って家を出て)


  • No.168 by ルミエ・ライバンス  2023-01-21 12:19:37 



マスターも結構歳だからなあ。体調崩してなければいいけど。

( 彼が言う喫茶店の主は、それなりに年齢を重ねている為しばらく合わないうちに何か体調を崩していないだろうかと少し心配にもなる。元気よく飛び出した相手に小さく笑えば、移動魔法を使う為に手を繋がなければならない。「それじゃ、行こうか。」と相手に手を差し伸べて。)

  • No.169 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-22 11:35:16 




(容姿を隠すようフードを被ってから、差し出された手をぎゅっと握り。彼の魔法により全身が光に包まれると、二人の身体は森の奥深くから街の入口へ転移され。直ぐに歩き出す前に一度彼の顔を見て、彼の手に持つ薬草の入った袋を指差し)

最初は…先にそれ、届けた方がいいんじゃないかな?お客さん、すごい欲しがってたんでしょ?


  • No.170 by ルミエ・ライバンス  2023-01-22 12:24:40 



そうだね。
たしか、街の雑貨屋の店主だったはず。
( 相手の言うように先に薬草を届けた方がよさそうだ。薬草は街の雑貨屋の若い店主が欲しがっていたと記憶を思い起こし、そちらへ向かって足を進める。そうすると街のちょうど中心部あたりに店を構える雑貨屋があり、そこへ入ると自分と同じくらいか、もしくはそれより若いかもしれない店主が出てきて。)


【店主】


おお!あのときの!
本当に届けてくれるとは思わなかったぜ。すまない。礼を言う。

( 薬草の入った袋を見るなり、ルミエのことを認識したのか嬉しそうな顔をして。薬草の入った袋を受け取ると、指定されたお金を渡す。支払った金額はルミエが決めたものだが、市場に出回っている値段だとこれの倍はすると申し訳なさそうに。ふと後方にいる少年を見て、2人は兄弟だろうかとそういい。)

本当にこんな安い値段でいいのか?貴重な薬草なのに。
…そうだ、よかったら雑貨みてってくれよ。欲しいものがあったらサービスさせてもらうぜ。弟さんも。


  • No.171 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-22 13:28:33 




弟じゃないよ、俺は――

(今回の依頼人は気の良さそうな青年だった。薬草を手に喜ぶ店主につられ此方まで笑顔に、その後の青年の発言には首を横に振って否定する。が、途中まで口を開いたところで一度言葉を止め。…自分は彼にとってのなんだ?血縁関係はないにせよ、自分と彼の間には本来の家族以上の関係値があることは事実。だがそれを弟してまとめられるのは何処か腑に落ちない。店主の好意を無下にしないためにも愛想笑いで場を流したが心はまだ引っ掛かったままで、気を逸らそうと半ば強引に彼へ話題を振り)

ね、ルミエ!折角だし雑貨みていこうよ!店主さんもそう言ってくれてるんだし

  • No.172 by ルミエ・ライバンス  2023-01-22 15:11:19 


え?う、うん。

( 弟、と言われて自分も否定をしようとしたが、彼が先に口を開いた。しかしその後の言葉が出てこないことに?を浮かべ。確かに彼と自分は家族同然の間柄。彼が否定をしないならば自分もそれでいいかと気にしないことに。店の中を見て回ると色々な雑貨が取り揃えられており、見ているだけでも楽しい。)

なにか気になるものある?



  • No.173 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-22 22:08:51 



……えーっと、これ!

(心ここに在らずで彼と共に店内の雑貨を眺めていたため、何か気になるものはあるかと問われても直ぐに答えることが出来なかった。自分でも分かる空元気である。慌てて近くにあった二つのリングからなるネックレスを手に取れば、それを彼へ差し出し)


  • No.174 by ルミエ・ライバンス  2023-01-22 22:29:59 


これ?
なんか意外だね。でも確かにいいかも。

( 相手から差し出されたものをみると、まさかアクセサリーを選ぶとは思っておらず目を丸くして。しかしそのネックレスはとてもよいと感想を述べると、相手から受け取ったネックレスを店主の元へ持っていき。)


  • No.175 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-23 20:04:17 



意外?あ…はは、そんなことないよ

(驚いた様子の相手には誤魔化すように苦笑い。まともに商品も見ず勢いで選んでしまったのだが、彼の手元へ渡ったネックレスは遠くからでも良いものだと分かった。会計など諸々を済ませてくれているあいだ、何処かそわそわ落ち着かない様子で彼を待ち)

  • No.176 by ルミエ・ライバンス  2023-01-23 20:12:05 



…お待たせ。はい、どうぞ。

( 会計をすると、良い商品にも関わらず半額以下にしてくれ、逆に申し訳ないと思うも、お言葉に甘えてその金額を店主に払う。相手の元へ戻ると、袋に入れてもらったネックレスを彼に渡し。「今つけたい?」 と聞き、もしつけるのであれば、つけてあげようかと申し出て。)


  • No.177 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-23 23:19:45 



…ううん、今はいいや

(ありがとう、と差し出されたそれを受け取り。彼からの申し出は嬉しかったが、なんとなく気分が乗らず首を横に振ってやんわり拒否を。ネックレスの入った袋はローブのポケットに突っ込むと、雑貨屋の店主にお礼を言ってから彼の手を引っ張って店を出て)

次、どうしよっか?買い出しは最後でもいいから……

  • No.178 by ルミエ・ライバンス  2023-01-24 06:49:23 


喫茶店いこうか?

( こちらの申し出には首を振る相手に少し不思議そうに思いながらも、手を引かれるままに店を出る。そういえば、あの喫茶店に行く予定だったなと思うと、買い出しは後にして先に其方へ行こうかと提案をして。)

  • No.179 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-25 22:04:19 



そう…だね。うん、早く行こう!

(もやもやした感情を払拭するように笑顔を作り、彼からの提案には明るい声色で同意をし。自分があれだけ行きたがっていた念願の喫茶店である。中々二人で出かける機会がないからこそ、やはり折角なら今日の外出は楽しいものにしたいと)


  • No.180 by ルミエ・ライバンス  2023-01-25 22:12:07 


( 相手の様子も元通りになったので安心し。そこからそう遠くない場所に喫茶店はある。すぐに辿り着いた目的地は、久しぶりに訪れたが変わらない。中に入ると、いつも通りマスターが出迎えてくれ、少し会話をするといつもの席に腰をかける。メニュー表を眺めると、相手にどうするか尋ねて。)

何を頼もうか?

  • No.181 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-26 22:41:58 




(マスターに挨拶を済ませると、通い慣れた店内を歩いて彼の真横の特等席へ。相手の持つメニューを隣から覗き込んで、その文字列と暫し睨めっこ。朝食にパンケーキを食べたこともあり、幾ら名物とはいえど二連パンケーキにするつもりはなく。どうせなら普段頼まないものを、と皿の上にプリンとクリーム、その他果物がふんだんに盛り付けられている写真を指差せば)

――これ、にしようかな。プリンアラモード


  • No.182 by ルミエ・ライバンス  2023-01-27 00:01:33 



それは確かに美味しそうだな…。
んー、僕はこのイチゴのケーキにしよう。

( 彼の指さす写真を見ると、とても美味しそうに見え更に悩むことになる。少しメニューと睨めっこをしてから、隣ページにあるイチゴのケーキを選択して。マスターに2人分の注文を頼むと、飲み物はなにか頼むか相手に尋ねて。自分はやはりコーヒーを、とマスターに頼み。)

飲み物は何にする?
僕はコーヒーにしよう。

  • No.183 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-28 01:24:14 



…俺もコーヒーにする。

(普段ならオレンジジュースでも頼んでいるところだが、いつまでも子供じゃないという気持ちの表れか、彼の真似をしてコーヒーを選び。マスターに己の注文を告げ、厨房へと戻っていく背中を見つめながら商品が届くのを待ち)

  • No.184 by ルミエ・ライバンス  2023-01-28 01:41:30 



珍しい。
クロスがコーヒーを頼むなんて。

( いつもならばジュースを頼む相手がコーヒーを頼んだのを見て少し驚くも、たしかに甘いものにはコーヒーが合うと納得をする。こういった些細なことにも彼がここに初めて来たときよりも成長をしたのだと感じられ、何とも微笑ましい。)

  • No.185 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-28 11:40:42 



大人になった、ってことだよ

(驚く彼には上記を伝えて笑ってみせ。そうこうしているうちに頼んだケーキやプリンも届き、自分の目の前にはメニュー写真に劣らない程綺麗に飾り付けられたプリンアラモードが置かれた。その隣にはミルクも砂糖も何も入っていないブラックコーヒー。試しに一口飲んでみると、舌の上に広がる珈琲独特の苦みに思わず眉を寄せ)


  • No.186 by ルミエ・ライバンス  2023-01-28 12:09:30 


ミルクと砂糖入れたら美味しいよ。

( ブラックのまま口をつけた相手を見るとやはり苦かった様子。卓上に置かれたミルク、砂糖をひとつ自分のコーヒーへと入れると、相手もそうしたらどうかと提案をして。目の前に置かれたケーキを見ると「いただきます」と言ってからフォークで1口。甘すぎないそのケーキの味に幸せそうに笑って。)


  • No.187 by クロス・ヴァーミリオン  2023-01-30 21:47:19 




っ、ううん、このままで平気だから

(彼が親切にミルク、砂糖を勧めてくれたが、謎のプライドからその提案には乗らず。強がるようにぐっと珈琲を呷るも、やはり苦いものは苦い。口直しにプリンアラモードを頬張るも舌の上にこびりついた痺れは中々緩和されず、未だ眉は顰めたままで。この苦みと重なるようにふと蘇る、隅に追いやったはずの雑貨屋での店主の発言。有耶無耶なこの感情をはっきりさせたいと、一度スプーンを置いて彼の目を見据え)

……ルミエ、俺ってルミエの、何?


  • No.188 by ルミエ・ライバンス  2023-01-30 21:53:37 



…クロスは、僕の大切な家族だよ。

( プリンを食べる相手を見ていれば、急に神妙な面持ちになったことを不思議そうにして。問われた質問には、もしかしたら先程の雑貨屋の店主に弟、と呼ばれたことを気にしているのだろうかと推測し。正直な気持ちを伝える。彼は自分にとってかけがえのない存在。つまり家族だと。)


  • No.189 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-01 23:32:07 



――家族、か

(ぽつり、返ってきた単語を繰り返す。彼がそんな風に思ってくれているのは勿論嬉しいし、自分にとってかけがえのない存在であることは揺るぎのない事実。ただ、その家族の定義はやはり曖昧なままで。どこか煮え切らないその回答を前にして、語気強めに言葉を続ければ)

それって、さっきのお客さんが言ってたみたいな――弟みたいだからってこと?俺、本当の家族のことは分かんないけど……弟とかそういう子供扱いは、嫌だよ


  • No.190 by ルミエ・ライバンス  2023-02-01 23:54:21 



そっか、店主が言ってたことやっぱり気にしてたんだね。

( 弟みたい、というふうに思ったことはない。どちらかと言えば、似たような境遇で理解し合えるような、そんな絆を感じ家族という風に言ったのだが、中々上手く伝えられないものだなと困った表情をうかべて。)

僕は、クロスのこと弟だって思ったことは無いよ。
…なんていうかな…、大事な存在っていうか、うーん言葉にするって難しいよね。じゃあ逆にクロスにとって僕は?どんな存在?



  • No.191 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-02 17:34:54 



大切で、命の恩人で、ずっと一緒にいたくて……でも、お父さんとかお母さんとか、そういうのじゃなくて、

(彼をどう思っているか。やはり一言で纏められるようなものではなく、浮かんだ言葉ひとつひとつを口に出すことで正解を探す。昔、彼に読んでもらった魔女と王子の物語。思い返してみれば、自分のこの感情はあの王子が魔女に対して抱いているものにそっくりだ。暫く考え込んだ末に辿り着いた答えを)

……大好きな人、かな


  • No.192 by ルミエ・ライバンス  2023-02-02 20:21:21 



…僕も、クロスのこと好きだよ。

( 自分の感情を探すように言葉にしていく相手に、自分の感情とも照らし合わせ。しかし、まさか大好きだなんて言葉が相手から出てくるとは思わず少し目を見開いてから、照れくさそうに笑えば自分もだと言う。自分としては家族に対する愛情に近いこの感情、相手の大好きもそんな感じなのだろうか。)


  • No.193 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-03 17:56:41 




ほんとに?――じゃあ、確かめてもいい……よね

(彼の返答を受け、明らかに己の胸の鼓動が大きくなった。やはり、これを家族愛というのは少し違う。幸い店内には自分たち以外の客は居らず、何かを察したマスターは暫く前から厨房へと戻ってくれていたらしい。呟くように言葉を続け、一度辺りを見渡してから彼の頬に口づけを)


  • No.194 by ルミエ・ライバンス  2023-02-03 18:11:42 



…ク、クロス…!

( 周りを確認する動作を見せた相手、確かめるとは一体何をするのか不思議に思っていると、ぐっと距離が近づき頬に触れた感触に目を丸くして。頭の中はどういうことなのかとパニックになっており。)

  • No.195 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-03 19:24:26 



……これが俺の気持ちだよ、ルミエ

(実際に行動へ移してみたおかげか、つい先程まで心の中を漂っていた暗いもやもやはきれいさっぱり消えて無くなっていた。そっと口を離すと満足そうに笑みを浮かべ、混乱している相手へ上記を投げかけ)


  • No.196 by ルミエ・ライバンス  2023-02-03 20:53:01 


( クロスの気持ち、あんなことをするということは十中八九自分に対する彼の感情は「恋」なのだろうか。困惑の色を隠しきれない様子で。それに自分は性別でいえば彼と同じ男だと確認し。)

…クロスの気持ちは、分かったよ。でも、僕男だけど…。

  • No.198 by ルミエ・ライバンス  2023-02-03 23:45:40 



いや、ダメじゃないよ。
…とりあえず、一旦出よう。買い物を済ませて家に帰ってから続きを話そう?

( 別に恋に性別は関係ない、とは思う。しかしながら、ずっと一緒に生活し、共に時間を共有してきた唯一の相手。自分もだが、相手を信頼している。そういった感情を恋愛と勘違いしている可能性もなくはない。だって彼の傍には自分しかいないのだから。しかし、彼からそういう気持ちを向けられることは嫌ではないのも事実だからなんと返していいか更に迷い。ともかく、ここは外だし家に帰ってからゆっくり話そうと一旦自分の考えをまとめるためにも彼にそう伝え。)


  • No.199 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-04 19:03:42 



(彼の困ったような態度には疑問を覚えたものの、その言葉には大人しく頷いて。いつの間にか最後の一口となっていたプリンを口に運ぶと、もう珈琲の苦みは消え、純粋な甘味だけが舌に残った。マスターに支払いをして店を出、その流れで最低限の買い物も済ませてしまう。食材の詰まった紙袋を両手に抱え、隣の彼に視線を送り)

他に買うものあったっけ?俺はもうこれで大丈夫だけど……

  • No.200 by ルミエ・ライバンス  2023-02-04 19:14:03 


そうだね。
…帰ろうか。

( 買い物を済ませると頷いて。街の郊外に向かって歩き始める。再び転移の魔法を使うために相手へと手を差し伸べるが、どうも先程の気持ちを聞いてから妙に落ち着かない。帰ったらなんて話始めよう。そればかり考え。)

  • No.202 by ルミエ・ライバンス  2023-02-04 21:10:54 


あぁ、ありがとう。

( 買い出しのものを彼と一緒に片付け、一息ついていた所お茶を運んできてくれた相手に礼を伝え。マグカップに口をつけて、正面に座る相手を見る。後で家に帰ってから話そうという約束を取り付けてしまったがために、ここで逃げる訳にはいかない。)

クロス、さっきの話なんだけど。


  • No.203 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-04 22:59:27 



うん

(意を決したように話を切り出す相手。彼が自分と向き合う決意をしてくれたなら、此方もそれ相応の態度で臨むべきだ。緊迫した空気の中短く返事をして、この後に続くであろう彼の言葉を待ち)

  • No.204 by ルミエ・ライバンス  2023-02-04 23:11:52 


まず、僕の気持ちなんだけど。
僕もクロスのことは好きだよ。…だけど、それがクロスの思う好きと同じかは今はまだ分からない。
( 正面で真剣に話を聞こうとしてくれている相手を見すえ、自分の気持ちを正直に話す。彼のことは好きだが、まだイマイチその好きがどこに類するものなのか、彼と同じなのかは分からないと伝え。)

  • No.205 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-06 22:11:44 



……そっか

(彼へ告白した時の反応に家に帰るまでの様子。恋に関しては何も分からない自分だが、何処か本能的に察していた部分もあったのかもしれない。相手の返答は素直に受け入れるも、何処か寂しそうに笑ってみせ。彼が自分に好意を抱いてくれていることは嬉しいが、いざ自分の好意と相手の好意とのずれを突き付けられると心に来るものがある。彼にとって、家族としての好意でない――恋心を向けられることが不快だったらどうしよう、嫌な考えが頭をよぎり)

俺がこういう気持ちを持つのって、ルミエは嫌?

  • No.206 by ルミエ・ライバンス  2023-02-07 23:28:56 



ううん。
ただ、僕でいいのかな?っていうのが正直なところ…かな。

( 彼のこの気持ちを、嫌だとか気持ち悪いなんて思いは一切なく。むしろ好意を抱いてくれていることは嬉しいという気持ちもある。首を横に振るとにっこりと笑うが、それよりも自分でいいのかという思いの方が強くて、少し疑問を抱きつつ自分の胸の中のもやもやの正体を探し。)


  • No.207 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-08 22:42:16 



……俺はルミエだからいいんだけど、

(自分の好意によって彼が不快な思いをしている訳ではない。これが分かっただけでも一安心――だが、それに続く言葉を聞いて思わず、ぼそりと言葉を漏らす。そもそも彼じゃなければこうして好きになることも無かっただろう。一度自分の感情を整理するためにも目の前の紅茶に口を付け、未だ返す言葉を探している様子の相手からは敢えて視線を逸らし)


  • No.208 by ルミエ・ライバンス  2023-02-09 01:11:43 



うん、ありがとう。
…わかった。でもクロスはまだ15歳だから。君が成人する頃までに答えを出したいと思う。…それまで待ってくれる?

( 彼の真っ直ぐな気持ちはとても嬉しい。ひとつ頷くと、条件を提示し。彼は15歳。成人まではあと3年。やはり自分の方が大人だという事実は変えられないので、相手も年齢ともに大人になってから答えを伝えたいと真剣に話し。少し不安げな様子で相手に待ってくれるかと聞いて。)

  • No.210 by ルミエ・ライバンス  2023-02-10 01:19:59 



…うん。僕も真剣に考えるから。

( 自分の条件を飲んでくれた相手に優しく微笑む。これは決して逃げているわけではない。彼の気持ちと、臆病な自分の気持ちに向き合うだけの時間が自分にはいる。立ち上がると暫く部屋で休むと告げて。)

ちょっと疲れたから部屋で休むよ。


(/次辺りでクロスくんが完全に大人になったところにとばそうとおもうのですが、いかがでしょうか?ルミエの気持ちがはっきりするようなハプニングがあればいいのですが…例えば街の女の子がクロスのことを好きになるとか。)


  • No.211 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-10 18:58:05 



――じゃあ、夕飯の時間に呼びに行くね

(彼の微笑みにつられるように此方も小さく笑みを浮かべ、自室へと向かう後ろ姿を見送り。残り少ない紅茶を飲み干すと、片付けの為二人分のカップを持って立ち上がって)


(/大丈夫です!ハプニングですか……其方で提案してくださった案をお借りして考えてみたのですが、以前客として対応した女の子がクロスに好意を寄せ、何かの手違いで偶然にもログハウスを訪れて……みたいなシチュエーションは如何でしょう?)

  • No.212 by ルミエ・ライバンス  2023-02-10 19:32:49 


──

( あれから更に3年の年月が経った。月日が経つのは本当に早い。リビングで、洗い物をしていると壁にかかる時計に目をやり。お客さんの依頼でまた薬草を届けに行く約束をしているのだが、自分1人で出向いてもいいが、彼もなにか買い出しに行く用事があればと、声をかけて。)

クロス、昼から街に行く用事があるんだけど。一緒に行く?


(/いいですね。なんならその女の子の所に薬草を届けに行くところからスタートするのはどうでしょう。)

  • No.213 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-10 22:20:25 



(あの告白以降特に進展もないまま時は過ぎ、一時の溝があるような関係値も次第に元へと戻っていった。そんないつも通りの日々を過ごす中での彼からの誘い。そろそろ日用品の補充を考えていたため丁度いい、開いていた薬草の本を閉じて二つ返事で了承すれば早速出掛ける準備を)

うん、俺も行くよ。今日も配達?


(/賛成です、ではその方向で進めて行ければと。他に確認した方がいい点などありますでしょうか?)

  • No.214 by ルミエ・ライバンス  2023-02-11 01:04:21 


そう配達。
じゃあ一緒に行こうか。用意してくるよ。

( 相手の問いかけには頷いて、洗い物を終えると一度自室で用意を済ませてくると言い2階へ。着替えると、朝摘んだ薬草を籠にいれるなど用意を済ませ。相手が出られるかどうかを確認し。)

出られる?


(/女の子は私の方でやろうと思います。あとは大丈夫です、宜しくお願いします。)


  • No.215 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-11 13:43:02 



いつでも大丈夫!はやく済ませて暗くなる前には戻ろう

(財布にハンカチ、もしものための絆創膏…諸々が詰まった鞄を肩に掛け、何時もの外出スタイルに。準備万端だと笑ってみせ、ドアを開くと早速外へ)

(/了解しました、此方こそ宜しくお願いします。)


  • No.216 by ルミエ・ライバンス  2023-02-11 17:08:49 


じゃあ、いこうか。

( 外に出ると街への転移魔法をかけるべく相手の手を取る。いつも行っている行為ではあるが、ここ数年自分の相手に対する気持ちを整理しているうちにこんな些細な事にも少し緊張の色を見せて。雑念を振り払うように魔法を唱えると、街の近くへ。)

…街の南にある花屋に先に行くけど、また何か買いたい物があれば帰りに寄ろう。


  • No.217 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-11 18:41:07 



分かった。喜んでくれるといいね、薬草

(彼の緊張に気付く様子もなく、これまた何時も通りに街までやってきた。最初の目的地が花屋ということは、この薬草の依頼主はそこの店主だったりするんだろうか。買い出しや配達でこの街に通い始めてからもう結構な年月が経ったが、初めて訪れることになる花屋。まだまだ知らない店が沢山あるものだと感心しつつも足を進め)




  • No.218 by ルミエ・ライバンス  2023-02-11 19:13:01 


うん。そうだね。

( 彼の言葉に頷くと、街を歩き始める。南側に位置する花屋さんに辿り着くと店の扉を開け。するとそこには依頼主であろう、女性店員がいて。こちらを見るとすぐに分かったようで近寄ってきて。)

こんにちは。


【女性店員】

あ!薬草を持ってきてくれた方ですよね。
ありがとうございます。
( 2人に近寄ると、にっこりと微笑み。後ろ手にいるクロスを見て。)
あ…今日はお連れの方もいらっしゃるんですね。
よければお茶を入れますのでどうぞ!

  • No.220 by ルミエ・ライバンス  2023-02-12 00:56:31 


あ、じゃあお言葉に甘えて…。

( 薬草を彼女に渡すとそそくさと自分たちの返事を聞くなり飲み物を用意しに行ってしまった。花屋の店内は、思っていたよりも広く客が座るスペースもある。そこに腰をかけると店内を見渡して。)


【女性店員】

どうぞ!
…あの、よかったらお名前お伺いしてもよろしかったですか。

( お茶を運んでくると席に座る2人、主に若い彼の方をちらっと見ながら、ぜひ名前が聞きたいと申し出て。)

  • No.222 by ルミエ・ライバンス  2023-02-12 17:46:23 



…あ、あぁ。宜しく。

( 相手が自分を紹介する、以前にもあったこの場面。彼からでてきた言葉は「家族」。間違いではないし、前は自分もそう答えた。しかしその答えに今は納得ができずモヤモヤする自分がいて。少し間を空けてから、返事を返しつつお茶をいただく。ふと目の前のふたりを見ると、彼女の視線、そして表情から、なんとなくだが彼女がクロスに興味を持っていることが分かる。さらにまたモヤッとする感情を持て余し。 )


【女性店員(リリー)】

クロスさんとルミエさんですね。
私、リリーといいます。
…クロスさん、年はいくつですか?もしかしたら私と近いんじゃないかと思って。私18歳です。

( 2人の名前を聞くと満足そうに笑みを浮かべ、自分の名前を告げる。その後にクロスに再び視線を向けると、自分ともしかして年齢が近いのではないかと尋ね。)

  • No.223 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-12 19:39:40 



18?同い年だ、

(相手の年齢を知れば驚いたように目をまん丸に。育った環境のせいもあるが、今まで同年代と言葉を交わして来なかったこともあり彼女との会話は新鮮で。隣の彼が持つもやもやした感情には気付く余地もなく)

ここはリリーさんのお店なの?

  • No.224 by ルミエ・ライバンス  2023-02-12 19:56:06 


【リリー】

やっぱり!そうかなって思ってたんだ。
よかったら…仲良くしてくれる?

ここはね、私のお母さんがやっている店なの。お母さんが今病気で休んでいるんだけど。この薬草さえあれば大丈夫ね。

( 同じ年だと聞くと嬉しさから笑顔が込み上げてくる。同じ年、他の男の子とは違う雰囲気の彼のことがどうやら好きになったようで、一先ず仲良くなるところから始めようと手を差し伸べ握手を求める。この店について問われると、自分の母が病床に伏せっていること、今日持ってきた貰った薬草を早速飲ませてみることを語り。)


【ルミエ】

同じ年の2人なら話も合うかもしれないね。
せっかくだし、僕は花でも見せてもらってるからゆっくり話してて。

( 同じ年の2人。もしかしたら話も合うことがあるかもしれない。椅子からたつと、モヤモヤとした気持ちを胸に留め、笑顔を貼り付けながらしばらく店内を見て回ると伝え。)



  • No.225 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-12 22:13:41 



こちらこそ、俺で良ければ

(空気を読んで席を外してくれたであろう彼を横目で見送り、差し出された手を握る。初めての友達。何処か照れくささを感じ、それを誤魔化すように目を細めて笑ってみせ。薬草購入までの成り行きを聞くと心配そうに眉を下げるも、その効果を後押しするよう口を開けば)

そう…なんだ。きっと直ぐに良くなるよ、ルミエの育てた薬草は凄いから!


  • No.226 by ルミエ・ライバンス  2023-02-12 23:47:10 


【リリー】

うん、ありがとう!
そうなんだ!ルミエさんて凄いんだね。

家族って言ってたけど、お兄さんとか?なの?

( 快く繋がれた手に顔を赤くして。彼の話を聞くと、今回買った薬草は本当に効きそうだと思う。そういえば先程家族という話だったが、2人はどういう関係なのか気になり、思わず聞いてみて。)





  • No.227 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-13 22:50:42 


ううん、兄弟とかじゃなくて。ルミエは、その……俺の親、みたいな

(兄弟かと問われれば首を横に振って否定を。彼への想いは幼少期から微々たりとも変わることなく健在なのだが、初対面の相手に彼が意中の相手だとは口が裂けても言えなかった。返答に困った様子で宙へ視線を泳がせ、咄嗟に絞り出した答えは“親”。実際これまでの人生の殆どを彼に育てて貰ったのは事実だし、間違ったことは言っていないだろうと自分の中で半ば無理矢理納得させれば)

  • No.228 by ルミエ・ライバンス  2023-02-13 23:03:52 



【リリー】

そうなんだ?
( 彼の回答には目をぱちぱちとさせ、どういうことなのか探り。しかし、何か複雑な事情があるのかこれ以上聞くのも躊躇われて、不思議そうに返答をするだけに留まり。遠目から花を見るルミエを見て確かに兄というほど似ては無いなと思い。)


  • No.229 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-15 01:04:36 



でも……とにかく、凄く大切な人なんだ。俺にとって

(何処となく漂う重たい空気、それを払拭するように口から飛び出したのはまたもや彼の話題。そう言葉を続けると照れたように笑って、彼の方を一瞥してから目の前の相手へと視線を戻し)

  • No.230 by ルミエ・ライバンス  2023-02-15 01:36:31 


クロス、そろそろ行こうか。
この赤い花を1本もらってもいいかな。

( 彼に友人ができることは喜ばしいこと。遠目から楽しそうな様子を見ていたがやはりスッキリしない自分がいて。しかしそろそろ次の目的地に向かっても良い頃かと2人の元へ行くとせっかくなので、綺麗な赤い花を一輪買うことに。)

【リリー】

あ、はい!
( クロスにとってルミエは余程大事な存在なのが彼の表情からうかがえる。ふとルミエから声がかかると、頷いて店先にある赤い綺麗な花を1輪選び包装して。)

  • No.231 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-17 00:01:18 


――あ、うん

(此方へ近付いて来た彼に気が付くと素直に頷き、立ち上がって店を出る支度を。短い間だったが歳の近い彼女と話すことが出来て楽しかった。花の包装作業を進める様子を彼の隣で眺めつつ、またねと声を掛け)

  • No.232 by ルミエ・ライバンス  2023-02-17 19:42:15 



さて、と。買い物を済ませて帰ろうか。

( 花を受け取ると、彼女に挨拶を済ませ店を出ることに。何故だかモヤっとする気持ちを振り払うように、少し明るめの口調で買い物を済ませようと提案し。再び街中へ出ると、市場へと向かい。)

  • No.233 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-18 21:47:52 



(花屋を後にしてから暫くして。行き慣れた商店街で着々と買い物を済ませ、これで自分の用事も無事済んだ――と思ったのだが偶然か必然か。偶々通り掛かった雑貨屋の店先で、ガラス製の綺麗な花瓶が売られているのを発見した。先程彼が購入していた赤い花を飾るのにもぴったりだと直感が言っている、思わず雑貨屋の前で立ち止まってはその花瓶を指し)

ね、これも買っていい?ルミエが買ったそれ、折角なら綺麗に飾りたくて



  • No.234 by ルミエ・ライバンス  2023-02-18 23:19:13 



いいね。ちょうどいい花瓶もないし。

( 買い物をしている間もやはり先程の彼女と彼が仲良く話している光景が頭から離れず。一通りの買い物を済ませ、街を歩いていると相手にそう言われ、確かに家によい大きさの花瓶が無かったと頷けば、それを手に取り。)


  • No.235 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-19 02:21:09 



――すみません、これください

(彼からの賛同も得られたところで、早速雑貨屋の店主へ声を掛け購入の手続きを。この買い物もスムーズに済み、これで本当に街での用事も終わり。店主に一言お礼を伝えてから「帰ろうか」と彼の方を見)

  • No.236 by ルミエ・ライバンス  2023-02-19 02:38:44 



あ、あぁ。うん。


( 購入手続きを済ませた後も何処か上の空で。返事をすると街の外へ。いつも通り転移魔法で森の自宅へと辿り着くと、荷物を持って家の中へ入り。買ってきたものを彼と一通り片付け終えると、早速買ってきた花瓶に水を、そしてそこへ赤い綺麗な花を1輪差して窓際へ。)



  • No.237 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-19 11:25:07 



(窓際、綺麗に飾られた花を見て満足そうに笑みを浮かべ。やっぱり花瓶を買っておいて良かったね、そう同意を求めようと彼へ視線を送るも、当の相手はどこか心ここにあらずの様子。明確な理由は分からないが普段と様子が違うことには疑問を抱き)

どうしたの、なにかあった?

  • No.238 by ルミエ・ライバンス  2023-02-19 12:48:42 


いや。ちょっと疲れたのかもしれない。
少し休もうかな。
クロスは?

( 相手の心配してくれる言葉に、少し間を空けて首を横にふると、苦笑して大丈夫だと告げる。街に出て疲れたという理由をつけて、羽織っていたローブを脱ぐと少し自室で休もうと言う趣旨を伝えてから、彼はどうするかを尋ね。)


  • No.240 by ルミエ・ライバンス  2023-02-19 17:36:46 



…じゃあ、後は頼むね。何かあったら呼んで?
( 何かを察したような表情の彼に苦笑すると背を向け、家事を頼むと自分は2階の自室へ。ベッドに横たわると、この先程からのもやもやに大きくため息をつき。自身の中ではこの気持ちが何かはよくよく分かっているつもりだが、彼の交友関係に口は出せない。)
…どうしようかな。


───

【リリー】


( あれからクロスのことが頭から離れない日々を過ごしていた。いわゆる一目惚れ。もう少し彼のことが知りたいし、近付きたいとも思うが、あの二人は街に住んでいない。考えるより行動だと、自らの足で森への道を進み、ついに来てしまった。街の人ならば周知のこと、この森へは足を踏み入れてはならない。なぜなら恐ろしい魔法使いがいるから。しかしどうしても会いたい気持ちは抑えきれず、ログハウスを見つけると数回ノックして。)

  • No.241 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-19 18:35:56 



――り、リリー…さん?!

(とある日、突然聞こえてきたトントンとドアを叩く音。こんな場所に来客なんて誰だろう、念のためにローブを身に付け扉を開く。と、そこには一人の少女――街で出会った花屋の彼女が。途端に頭の中を埋め尽くす疑問符。混乱を隠す様子もないまま彼女の名前を口にするも、“どうしてここにいるのか”まで言葉は続かなかった。状況が呑み込めないまま、どうしていいか分からずに愕然とその場に立ち尽くし)

  • No.242 by ルミエ・ライバンス  2023-02-19 18:44:30 


【リリー】

ごめんねっ、突然家まで訪ねてきちゃって…。
どうしても…クロスくんに会いたくて。
( 扉が開いたその向こうにいたのは望んでいた彼の姿。やはり酷く驚いている様子の相手を見て少し申し訳なさそうに。正直な気持ちを頬を染めて話し。)


【ルミエ】

( 森に誰かが入ってきた気配を感じてはいたが、扉を叩く音に自室から下りてきて。こんな所に来る者はいない。少し警戒をしていると、以前の花屋の女性。その表情を彼の後ろから見るに、やはり予感は的中していたようだ。彼女は恐らくクロスのことが好きなのだ。何故か痛む胸。いつものように笑顔を貼り付けて、クロスにそう言い。)

…とりあえず、中に入れてあげたら。こんな所まで訪ねてきてくれたんだから。

  • No.243 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-21 00:32:51 



そう…だよね。取り敢えず、どうぞ

(階段を下りる足音。この異常事態に気が付いたのか、やってきた彼の言葉ではっと我を取り戻す。取り敢えず目の前の彼女を招き入れ、簡単に人数分の紅茶を用意するとそれぞれの席の前へ置き。二人だけの空間に第三者が加わるだけでこんなにも緊迫する空気。花屋の店内とは打って変わった気まずいような雰囲気のなか、確認の意も込め此方から話を切り出して)

――それで、リリーさんは俺に会いに来てくれた……ってこと?

  • No.244 by ルミエ・ライバンス  2023-02-21 19:58:39 



( 彼らの会話の邪魔をする気は無い。彼女もクロスに会いに来たのに自分がいてはきっと話しもしづらいだろう。また以前のようなモヤモヤした気持ちを抱えながらも、ここは大人な自分が空気を読まなければとクロスに2階の部屋にいると伝え、紅茶だけもらい階段を上がり。)


【リリー】

…う、うん。
すごい迷惑なの分かってるんだけど…、クロスくんに伝えなくちゃいけないことがあって。
( 紅茶を出してもらうとペコッと頭を下げて。彼の質問には少し戸惑い気味に、頬を赤くしながらどう答えようかと悩み。)

  • No.245 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-22 23:30:17 



――うん、なに?

(空気を察してか席を外してくれた彼。気遣いは有難いものの、今はその優しさがじわじわと心を苦しめる。素直に見送ったはいいが正直なところ彼には隣に居て欲しかった。彼女が此方に向ける視線の違和感、言葉を選ぶような目の前の相手。“伝えなくてはならないもの”この言葉に固唾を呑むと続きを促して)

  • No.246 by ルミエ・ライバンス  2023-02-23 00:15:49 


【リリー】

実は、この前初めて会った時からクロスくんのことばっかり考えちゃって…その、えっと…、あたしクロスくんのこと、好きなの。

( 2人になった空間にどこか落ち着かない様子で、頬を紅く染めながらどう言葉を紡ごうか考えていたが、勇気を持って彼を見つめ告白をして。)


  • No.247 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-25 08:48:55 



(相手の口から発せられたのは、己に向けられた告白だった。彼女の様子から心の何処かでなんとなく察していた部分もあり、あまり驚くこともなく。こうして好意を向けてくれたことは嬉しくても自分には何年も前からずっと想いを寄せている人がいる。告白を受け、暫くの間を開けた後困ったよううに)

ありがとう。――でもごめんね、俺は…リリーさんの気持ちには、応えられないかな

  • No.248 by ルミエ・ライバンス  2023-02-25 21:54:25 


【リリー】

…そう、なんだ。
もしかして、だけど。好きな人いるの?
( 彼の返事に明らかに落ち込む様子を見せるも、どこか分かっていたように彼の好きな人について話をして。なんとなく告白の返事から、そんな雰囲気を感じ取ることができて。それならば、仕方ないと諦めがつく。)


  • No.249 by クロス・ヴァーミリオン  2023-03-01 00:01:00 



――うん。昔からずっと好きな人がいるんだ

(名前は明かさなかったものの、“好きな人”の存在は隠すことなく頷いて。今は自室に居る筈の彼を頭に浮かべつつ、ほんの少し照れくさそうに俯いてから、改めて目の前の彼女へ視線を戻すと「だから……ごめん」想いに応えられないことへの謝罪の言葉を続け)

  • No.250 by ルミエ・ライバンス  2023-03-03 21:02:15 


【リリー】

そっか、なら仕方ないね。
…急にお邪魔してごめん。また街に来たらお店に来て!その好きな人に渡すお花選んであげるから。
( 彼の返事には頷いて。笑顔を作ると、また店に来て欲しいと明るく話し。どこかその様子はすっきりとしているようにも見え。)


  • No.251 by クロス・ヴァーミリオン  2023-03-14 03:53:23 



ありがとう。じゃあ…その時は遠慮なくお願いしようかな

(彼女の言葉に背中を押された気がする。相手の笑顔につられるように口角を上げると、素直な感謝の言葉と共に笑ってみせ。もう彼女に対して抱いていた蟠りのようなものは綺麗に消えてなくなっており、残ったのは純粋な友情関係で)

  • No.252 by ルミエ・ライバンス  2023-03-16 00:10:26 



( 盗み聞きをしていた訳では無いが、彼女が彼のことを好きなのは何となく分かっていた。階段を上り自分の部屋へと続く廊下で足を止めて会話が聞こえてくる。勿論、彼は彼女の告白を聞いて「好きな人がいる」と断ったわけだが、それが昔と変わらず自分であるかどうかを聞くことも、本当は彼女のような人と一緒になった方が彼のためになるのではと思ったことも、今の臆病な自分には言い出せない。なぜなら、自分は彼のことが好きだと気付いてしまったから。彼女が家の扉を出ていく音を聞き、1階へと下りると、彼の姿を捉えて。)

…帰ったんだね。
コーヒー飲もうと思うけど、クロスもいる?


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