――うん。昔からずっと好きな人がいるんだ (名前は明かさなかったものの、“好きな人”の存在は隠すことなく頷いて。今は自室に居る筈の彼を頭に浮かべつつ、ほんの少し照れくさそうに俯いてから、改めて目の前の彼女へ視線を戻すと「だから……ごめん」想いに応えられないことへの謝罪の言葉を続け)