(相手の口から発せられたのは、己に向けられた告白だった。彼女の様子から心の何処かでなんとなく察していた部分もあり、あまり驚くこともなく。こうして好意を向けてくれたことは嬉しくても自分には何年も前からずっと想いを寄せている人がいる。告白を受け、暫くの間を開けた後困ったよううに) ありがとう。――でもごめんね、俺は…リリーさんの気持ちには、応えられないかな