ほんとに?――じゃあ、確かめてもいい……よね (彼の返答を受け、明らかに己の胸の鼓動が大きくなった。やはり、これを家族愛というのは少し違う。幸い店内には自分たち以外の客は居らず、何かを察したマスターは暫く前から厨房へと戻ってくれていたらしい。呟くように言葉を続け、一度辺りを見渡してから彼の頬に口づけを)