(マスターに挨拶を済ませると、通い慣れた店内を歩いて彼の真横の特等席へ。相手の持つメニューを隣から覗き込んで、その文字列と暫し睨めっこ。朝食にパンケーキを食べたこともあり、幾ら名物とはいえど二連パンケーキにするつもりはなく。どうせなら普段頼まないものを、と皿の上にプリンとクリーム、その他果物がふんだんに盛り付けられている写真を指差せば) ――これ、にしようかな。プリンアラモード