Baloon vine(〆)

Baloon vine(〆)

匿名さん  2022-12-28 19:47:12 
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Baloon vine = 風船蔓【フウセンカズラ】
花言葉「あなたと共に」



御相手様をお待ちしております。




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  • No.202 by ルミエ・ライバンス  2023-02-04 21:10:54 


あぁ、ありがとう。

( 買い出しのものを彼と一緒に片付け、一息ついていた所お茶を運んできてくれた相手に礼を伝え。マグカップに口をつけて、正面に座る相手を見る。後で家に帰ってから話そうという約束を取り付けてしまったがために、ここで逃げる訳にはいかない。)

クロス、さっきの話なんだけど。


  • No.203 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-04 22:59:27 



うん

(意を決したように話を切り出す相手。彼が自分と向き合う決意をしてくれたなら、此方もそれ相応の態度で臨むべきだ。緊迫した空気の中短く返事をして、この後に続くであろう彼の言葉を待ち)

  • No.204 by ルミエ・ライバンス  2023-02-04 23:11:52 


まず、僕の気持ちなんだけど。
僕もクロスのことは好きだよ。…だけど、それがクロスの思う好きと同じかは今はまだ分からない。
( 正面で真剣に話を聞こうとしてくれている相手を見すえ、自分の気持ちを正直に話す。彼のことは好きだが、まだイマイチその好きがどこに類するものなのか、彼と同じなのかは分からないと伝え。)

  • No.205 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-06 22:11:44 



……そっか

(彼へ告白した時の反応に家に帰るまでの様子。恋に関しては何も分からない自分だが、何処か本能的に察していた部分もあったのかもしれない。相手の返答は素直に受け入れるも、何処か寂しそうに笑ってみせ。彼が自分に好意を抱いてくれていることは嬉しいが、いざ自分の好意と相手の好意とのずれを突き付けられると心に来るものがある。彼にとって、家族としての好意でない――恋心を向けられることが不快だったらどうしよう、嫌な考えが頭をよぎり)

俺がこういう気持ちを持つのって、ルミエは嫌?

  • No.206 by ルミエ・ライバンス  2023-02-07 23:28:56 



ううん。
ただ、僕でいいのかな?っていうのが正直なところ…かな。

( 彼のこの気持ちを、嫌だとか気持ち悪いなんて思いは一切なく。むしろ好意を抱いてくれていることは嬉しいという気持ちもある。首を横に振るとにっこりと笑うが、それよりも自分でいいのかという思いの方が強くて、少し疑問を抱きつつ自分の胸の中のもやもやの正体を探し。)


  • No.207 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-08 22:42:16 



……俺はルミエだからいいんだけど、

(自分の好意によって彼が不快な思いをしている訳ではない。これが分かっただけでも一安心――だが、それに続く言葉を聞いて思わず、ぼそりと言葉を漏らす。そもそも彼じゃなければこうして好きになることも無かっただろう。一度自分の感情を整理するためにも目の前の紅茶に口を付け、未だ返す言葉を探している様子の相手からは敢えて視線を逸らし)


  • No.208 by ルミエ・ライバンス  2023-02-09 01:11:43 



うん、ありがとう。
…わかった。でもクロスはまだ15歳だから。君が成人する頃までに答えを出したいと思う。…それまで待ってくれる?

( 彼の真っ直ぐな気持ちはとても嬉しい。ひとつ頷くと、条件を提示し。彼は15歳。成人まではあと3年。やはり自分の方が大人だという事実は変えられないので、相手も年齢ともに大人になってから答えを伝えたいと真剣に話し。少し不安げな様子で相手に待ってくれるかと聞いて。)

  • No.210 by ルミエ・ライバンス  2023-02-10 01:19:59 



…うん。僕も真剣に考えるから。

( 自分の条件を飲んでくれた相手に優しく微笑む。これは決して逃げているわけではない。彼の気持ちと、臆病な自分の気持ちに向き合うだけの時間が自分にはいる。立ち上がると暫く部屋で休むと告げて。)

ちょっと疲れたから部屋で休むよ。


(/次辺りでクロスくんが完全に大人になったところにとばそうとおもうのですが、いかがでしょうか?ルミエの気持ちがはっきりするようなハプニングがあればいいのですが…例えば街の女の子がクロスのことを好きになるとか。)


  • No.211 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-10 18:58:05 



――じゃあ、夕飯の時間に呼びに行くね

(彼の微笑みにつられるように此方も小さく笑みを浮かべ、自室へと向かう後ろ姿を見送り。残り少ない紅茶を飲み干すと、片付けの為二人分のカップを持って立ち上がって)


(/大丈夫です!ハプニングですか……其方で提案してくださった案をお借りして考えてみたのですが、以前客として対応した女の子がクロスに好意を寄せ、何かの手違いで偶然にもログハウスを訪れて……みたいなシチュエーションは如何でしょう?)

  • No.212 by ルミエ・ライバンス  2023-02-10 19:32:49 


──

( あれから更に3年の年月が経った。月日が経つのは本当に早い。リビングで、洗い物をしていると壁にかかる時計に目をやり。お客さんの依頼でまた薬草を届けに行く約束をしているのだが、自分1人で出向いてもいいが、彼もなにか買い出しに行く用事があればと、声をかけて。)

クロス、昼から街に行く用事があるんだけど。一緒に行く?


(/いいですね。なんならその女の子の所に薬草を届けに行くところからスタートするのはどうでしょう。)

  • No.213 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-10 22:20:25 



(あの告白以降特に進展もないまま時は過ぎ、一時の溝があるような関係値も次第に元へと戻っていった。そんないつも通りの日々を過ごす中での彼からの誘い。そろそろ日用品の補充を考えていたため丁度いい、開いていた薬草の本を閉じて二つ返事で了承すれば早速出掛ける準備を)

うん、俺も行くよ。今日も配達?


(/賛成です、ではその方向で進めて行ければと。他に確認した方がいい点などありますでしょうか?)

  • No.214 by ルミエ・ライバンス  2023-02-11 01:04:21 


そう配達。
じゃあ一緒に行こうか。用意してくるよ。

( 相手の問いかけには頷いて、洗い物を終えると一度自室で用意を済ませてくると言い2階へ。着替えると、朝摘んだ薬草を籠にいれるなど用意を済ませ。相手が出られるかどうかを確認し。)

出られる?


(/女の子は私の方でやろうと思います。あとは大丈夫です、宜しくお願いします。)


  • No.215 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-11 13:43:02 



いつでも大丈夫!はやく済ませて暗くなる前には戻ろう

(財布にハンカチ、もしものための絆創膏…諸々が詰まった鞄を肩に掛け、何時もの外出スタイルに。準備万端だと笑ってみせ、ドアを開くと早速外へ)

(/了解しました、此方こそ宜しくお願いします。)


  • No.216 by ルミエ・ライバンス  2023-02-11 17:08:49 


じゃあ、いこうか。

( 外に出ると街への転移魔法をかけるべく相手の手を取る。いつも行っている行為ではあるが、ここ数年自分の相手に対する気持ちを整理しているうちにこんな些細な事にも少し緊張の色を見せて。雑念を振り払うように魔法を唱えると、街の近くへ。)

…街の南にある花屋に先に行くけど、また何か買いたい物があれば帰りに寄ろう。


  • No.217 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-11 18:41:07 



分かった。喜んでくれるといいね、薬草

(彼の緊張に気付く様子もなく、これまた何時も通りに街までやってきた。最初の目的地が花屋ということは、この薬草の依頼主はそこの店主だったりするんだろうか。買い出しや配達でこの街に通い始めてからもう結構な年月が経ったが、初めて訪れることになる花屋。まだまだ知らない店が沢山あるものだと感心しつつも足を進め)




  • No.218 by ルミエ・ライバンス  2023-02-11 19:13:01 


うん。そうだね。

( 彼の言葉に頷くと、街を歩き始める。南側に位置する花屋さんに辿り着くと店の扉を開け。するとそこには依頼主であろう、女性店員がいて。こちらを見るとすぐに分かったようで近寄ってきて。)

こんにちは。


【女性店員】

あ!薬草を持ってきてくれた方ですよね。
ありがとうございます。
( 2人に近寄ると、にっこりと微笑み。後ろ手にいるクロスを見て。)
あ…今日はお連れの方もいらっしゃるんですね。
よければお茶を入れますのでどうぞ!

  • No.220 by ルミエ・ライバンス  2023-02-12 00:56:31 


あ、じゃあお言葉に甘えて…。

( 薬草を彼女に渡すとそそくさと自分たちの返事を聞くなり飲み物を用意しに行ってしまった。花屋の店内は、思っていたよりも広く客が座るスペースもある。そこに腰をかけると店内を見渡して。)


【女性店員】

どうぞ!
…あの、よかったらお名前お伺いしてもよろしかったですか。

( お茶を運んでくると席に座る2人、主に若い彼の方をちらっと見ながら、ぜひ名前が聞きたいと申し出て。)

  • No.222 by ルミエ・ライバンス  2023-02-12 17:46:23 



…あ、あぁ。宜しく。

( 相手が自分を紹介する、以前にもあったこの場面。彼からでてきた言葉は「家族」。間違いではないし、前は自分もそう答えた。しかしその答えに今は納得ができずモヤモヤする自分がいて。少し間を空けてから、返事を返しつつお茶をいただく。ふと目の前のふたりを見ると、彼女の視線、そして表情から、なんとなくだが彼女がクロスに興味を持っていることが分かる。さらにまたモヤッとする感情を持て余し。 )


【女性店員(リリー)】

クロスさんとルミエさんですね。
私、リリーといいます。
…クロスさん、年はいくつですか?もしかしたら私と近いんじゃないかと思って。私18歳です。

( 2人の名前を聞くと満足そうに笑みを浮かべ、自分の名前を告げる。その後にクロスに再び視線を向けると、自分ともしかして年齢が近いのではないかと尋ね。)

  • No.223 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-12 19:39:40 



18?同い年だ、

(相手の年齢を知れば驚いたように目をまん丸に。育った環境のせいもあるが、今まで同年代と言葉を交わして来なかったこともあり彼女との会話は新鮮で。隣の彼が持つもやもやした感情には気付く余地もなく)

ここはリリーさんのお店なの?

  • No.224 by ルミエ・ライバンス  2023-02-12 19:56:06 


【リリー】

やっぱり!そうかなって思ってたんだ。
よかったら…仲良くしてくれる?

ここはね、私のお母さんがやっている店なの。お母さんが今病気で休んでいるんだけど。この薬草さえあれば大丈夫ね。

( 同じ年だと聞くと嬉しさから笑顔が込み上げてくる。同じ年、他の男の子とは違う雰囲気の彼のことがどうやら好きになったようで、一先ず仲良くなるところから始めようと手を差し伸べ握手を求める。この店について問われると、自分の母が病床に伏せっていること、今日持ってきた貰った薬草を早速飲ませてみることを語り。)


【ルミエ】

同じ年の2人なら話も合うかもしれないね。
せっかくだし、僕は花でも見せてもらってるからゆっくり話してて。

( 同じ年の2人。もしかしたら話も合うことがあるかもしれない。椅子からたつと、モヤモヤとした気持ちを胸に留め、笑顔を貼り付けながらしばらく店内を見て回ると伝え。)



  • No.225 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-12 22:13:41 



こちらこそ、俺で良ければ

(空気を読んで席を外してくれたであろう彼を横目で見送り、差し出された手を握る。初めての友達。何処か照れくささを感じ、それを誤魔化すように目を細めて笑ってみせ。薬草購入までの成り行きを聞くと心配そうに眉を下げるも、その効果を後押しするよう口を開けば)

そう…なんだ。きっと直ぐに良くなるよ、ルミエの育てた薬草は凄いから!


  • No.226 by ルミエ・ライバンス  2023-02-12 23:47:10 


【リリー】

うん、ありがとう!
そうなんだ!ルミエさんて凄いんだね。

家族って言ってたけど、お兄さんとか?なの?

( 快く繋がれた手に顔を赤くして。彼の話を聞くと、今回買った薬草は本当に効きそうだと思う。そういえば先程家族という話だったが、2人はどういう関係なのか気になり、思わず聞いてみて。)





  • No.227 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-13 22:50:42 


ううん、兄弟とかじゃなくて。ルミエは、その……俺の親、みたいな

(兄弟かと問われれば首を横に振って否定を。彼への想いは幼少期から微々たりとも変わることなく健在なのだが、初対面の相手に彼が意中の相手だとは口が裂けても言えなかった。返答に困った様子で宙へ視線を泳がせ、咄嗟に絞り出した答えは“親”。実際これまでの人生の殆どを彼に育てて貰ったのは事実だし、間違ったことは言っていないだろうと自分の中で半ば無理矢理納得させれば)

  • No.228 by ルミエ・ライバンス  2023-02-13 23:03:52 



【リリー】

そうなんだ?
( 彼の回答には目をぱちぱちとさせ、どういうことなのか探り。しかし、何か複雑な事情があるのかこれ以上聞くのも躊躇われて、不思議そうに返答をするだけに留まり。遠目から花を見るルミエを見て確かに兄というほど似ては無いなと思い。)


  • No.229 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-15 01:04:36 



でも……とにかく、凄く大切な人なんだ。俺にとって

(何処となく漂う重たい空気、それを払拭するように口から飛び出したのはまたもや彼の話題。そう言葉を続けると照れたように笑って、彼の方を一瞥してから目の前の相手へと視線を戻し)

  • No.230 by ルミエ・ライバンス  2023-02-15 01:36:31 


クロス、そろそろ行こうか。
この赤い花を1本もらってもいいかな。

( 彼に友人ができることは喜ばしいこと。遠目から楽しそうな様子を見ていたがやはりスッキリしない自分がいて。しかしそろそろ次の目的地に向かっても良い頃かと2人の元へ行くとせっかくなので、綺麗な赤い花を一輪買うことに。)

【リリー】

あ、はい!
( クロスにとってルミエは余程大事な存在なのが彼の表情からうかがえる。ふとルミエから声がかかると、頷いて店先にある赤い綺麗な花を1輪選び包装して。)

  • No.231 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-17 00:01:18 


――あ、うん

(此方へ近付いて来た彼に気が付くと素直に頷き、立ち上がって店を出る支度を。短い間だったが歳の近い彼女と話すことが出来て楽しかった。花の包装作業を進める様子を彼の隣で眺めつつ、またねと声を掛け)

  • No.232 by ルミエ・ライバンス  2023-02-17 19:42:15 



さて、と。買い物を済ませて帰ろうか。

( 花を受け取ると、彼女に挨拶を済ませ店を出ることに。何故だかモヤっとする気持ちを振り払うように、少し明るめの口調で買い物を済ませようと提案し。再び街中へ出ると、市場へと向かい。)

  • No.233 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-18 21:47:52 



(花屋を後にしてから暫くして。行き慣れた商店街で着々と買い物を済ませ、これで自分の用事も無事済んだ――と思ったのだが偶然か必然か。偶々通り掛かった雑貨屋の店先で、ガラス製の綺麗な花瓶が売られているのを発見した。先程彼が購入していた赤い花を飾るのにもぴったりだと直感が言っている、思わず雑貨屋の前で立ち止まってはその花瓶を指し)

ね、これも買っていい?ルミエが買ったそれ、折角なら綺麗に飾りたくて



  • No.234 by ルミエ・ライバンス  2023-02-18 23:19:13 



いいね。ちょうどいい花瓶もないし。

( 買い物をしている間もやはり先程の彼女と彼が仲良く話している光景が頭から離れず。一通りの買い物を済ませ、街を歩いていると相手にそう言われ、確かに家によい大きさの花瓶が無かったと頷けば、それを手に取り。)


  • No.235 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-19 02:21:09 



――すみません、これください

(彼からの賛同も得られたところで、早速雑貨屋の店主へ声を掛け購入の手続きを。この買い物もスムーズに済み、これで本当に街での用事も終わり。店主に一言お礼を伝えてから「帰ろうか」と彼の方を見)

  • No.236 by ルミエ・ライバンス  2023-02-19 02:38:44 



あ、あぁ。うん。


( 購入手続きを済ませた後も何処か上の空で。返事をすると街の外へ。いつも通り転移魔法で森の自宅へと辿り着くと、荷物を持って家の中へ入り。買ってきたものを彼と一通り片付け終えると、早速買ってきた花瓶に水を、そしてそこへ赤い綺麗な花を1輪差して窓際へ。)



  • No.237 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-19 11:25:07 



(窓際、綺麗に飾られた花を見て満足そうに笑みを浮かべ。やっぱり花瓶を買っておいて良かったね、そう同意を求めようと彼へ視線を送るも、当の相手はどこか心ここにあらずの様子。明確な理由は分からないが普段と様子が違うことには疑問を抱き)

どうしたの、なにかあった?

  • No.238 by ルミエ・ライバンス  2023-02-19 12:48:42 


いや。ちょっと疲れたのかもしれない。
少し休もうかな。
クロスは?

( 相手の心配してくれる言葉に、少し間を空けて首を横にふると、苦笑して大丈夫だと告げる。街に出て疲れたという理由をつけて、羽織っていたローブを脱ぐと少し自室で休もうと言う趣旨を伝えてから、彼はどうするかを尋ね。)


  • No.240 by ルミエ・ライバンス  2023-02-19 17:36:46 



…じゃあ、後は頼むね。何かあったら呼んで?
( 何かを察したような表情の彼に苦笑すると背を向け、家事を頼むと自分は2階の自室へ。ベッドに横たわると、この先程からのもやもやに大きくため息をつき。自身の中ではこの気持ちが何かはよくよく分かっているつもりだが、彼の交友関係に口は出せない。)
…どうしようかな。


───

【リリー】


( あれからクロスのことが頭から離れない日々を過ごしていた。いわゆる一目惚れ。もう少し彼のことが知りたいし、近付きたいとも思うが、あの二人は街に住んでいない。考えるより行動だと、自らの足で森への道を進み、ついに来てしまった。街の人ならば周知のこと、この森へは足を踏み入れてはならない。なぜなら恐ろしい魔法使いがいるから。しかしどうしても会いたい気持ちは抑えきれず、ログハウスを見つけると数回ノックして。)

  • No.241 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-19 18:35:56 



――り、リリー…さん?!

(とある日、突然聞こえてきたトントンとドアを叩く音。こんな場所に来客なんて誰だろう、念のためにローブを身に付け扉を開く。と、そこには一人の少女――街で出会った花屋の彼女が。途端に頭の中を埋め尽くす疑問符。混乱を隠す様子もないまま彼女の名前を口にするも、“どうしてここにいるのか”まで言葉は続かなかった。状況が呑み込めないまま、どうしていいか分からずに愕然とその場に立ち尽くし)

  • No.242 by ルミエ・ライバンス  2023-02-19 18:44:30 


【リリー】

ごめんねっ、突然家まで訪ねてきちゃって…。
どうしても…クロスくんに会いたくて。
( 扉が開いたその向こうにいたのは望んでいた彼の姿。やはり酷く驚いている様子の相手を見て少し申し訳なさそうに。正直な気持ちを頬を染めて話し。)


【ルミエ】

( 森に誰かが入ってきた気配を感じてはいたが、扉を叩く音に自室から下りてきて。こんな所に来る者はいない。少し警戒をしていると、以前の花屋の女性。その表情を彼の後ろから見るに、やはり予感は的中していたようだ。彼女は恐らくクロスのことが好きなのだ。何故か痛む胸。いつものように笑顔を貼り付けて、クロスにそう言い。)

…とりあえず、中に入れてあげたら。こんな所まで訪ねてきてくれたんだから。

  • No.243 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-21 00:32:51 



そう…だよね。取り敢えず、どうぞ

(階段を下りる足音。この異常事態に気が付いたのか、やってきた彼の言葉ではっと我を取り戻す。取り敢えず目の前の彼女を招き入れ、簡単に人数分の紅茶を用意するとそれぞれの席の前へ置き。二人だけの空間に第三者が加わるだけでこんなにも緊迫する空気。花屋の店内とは打って変わった気まずいような雰囲気のなか、確認の意も込め此方から話を切り出して)

――それで、リリーさんは俺に会いに来てくれた……ってこと?

  • No.244 by ルミエ・ライバンス  2023-02-21 19:58:39 



( 彼らの会話の邪魔をする気は無い。彼女もクロスに会いに来たのに自分がいてはきっと話しもしづらいだろう。また以前のようなモヤモヤした気持ちを抱えながらも、ここは大人な自分が空気を読まなければとクロスに2階の部屋にいると伝え、紅茶だけもらい階段を上がり。)


【リリー】

…う、うん。
すごい迷惑なの分かってるんだけど…、クロスくんに伝えなくちゃいけないことがあって。
( 紅茶を出してもらうとペコッと頭を下げて。彼の質問には少し戸惑い気味に、頬を赤くしながらどう答えようかと悩み。)

  • No.245 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-22 23:30:17 



――うん、なに?

(空気を察してか席を外してくれた彼。気遣いは有難いものの、今はその優しさがじわじわと心を苦しめる。素直に見送ったはいいが正直なところ彼には隣に居て欲しかった。彼女が此方に向ける視線の違和感、言葉を選ぶような目の前の相手。“伝えなくてはならないもの”この言葉に固唾を呑むと続きを促して)

  • No.246 by ルミエ・ライバンス  2023-02-23 00:15:49 


【リリー】

実は、この前初めて会った時からクロスくんのことばっかり考えちゃって…その、えっと…、あたしクロスくんのこと、好きなの。

( 2人になった空間にどこか落ち着かない様子で、頬を紅く染めながらどう言葉を紡ごうか考えていたが、勇気を持って彼を見つめ告白をして。)


  • No.247 by クロス・ヴァーミリオン  2023-02-25 08:48:55 



(相手の口から発せられたのは、己に向けられた告白だった。彼女の様子から心の何処かでなんとなく察していた部分もあり、あまり驚くこともなく。こうして好意を向けてくれたことは嬉しくても自分には何年も前からずっと想いを寄せている人がいる。告白を受け、暫くの間を開けた後困ったよううに)

ありがとう。――でもごめんね、俺は…リリーさんの気持ちには、応えられないかな

  • No.248 by ルミエ・ライバンス  2023-02-25 21:54:25 


【リリー】

…そう、なんだ。
もしかして、だけど。好きな人いるの?
( 彼の返事に明らかに落ち込む様子を見せるも、どこか分かっていたように彼の好きな人について話をして。なんとなく告白の返事から、そんな雰囲気を感じ取ることができて。それならば、仕方ないと諦めがつく。)


  • No.249 by クロス・ヴァーミリオン  2023-03-01 00:01:00 



――うん。昔からずっと好きな人がいるんだ

(名前は明かさなかったものの、“好きな人”の存在は隠すことなく頷いて。今は自室に居る筈の彼を頭に浮かべつつ、ほんの少し照れくさそうに俯いてから、改めて目の前の彼女へ視線を戻すと「だから……ごめん」想いに応えられないことへの謝罪の言葉を続け)

  • No.250 by ルミエ・ライバンス  2023-03-03 21:02:15 


【リリー】

そっか、なら仕方ないね。
…急にお邪魔してごめん。また街に来たらお店に来て!その好きな人に渡すお花選んであげるから。
( 彼の返事には頷いて。笑顔を作ると、また店に来て欲しいと明るく話し。どこかその様子はすっきりとしているようにも見え。)


  • No.251 by クロス・ヴァーミリオン  2023-03-14 03:53:23 



ありがとう。じゃあ…その時は遠慮なくお願いしようかな

(彼女の言葉に背中を押された気がする。相手の笑顔につられるように口角を上げると、素直な感謝の言葉と共に笑ってみせ。もう彼女に対して抱いていた蟠りのようなものは綺麗に消えてなくなっており、残ったのは純粋な友情関係で)

  • No.252 by ルミエ・ライバンス  2023-03-16 00:10:26 



( 盗み聞きをしていた訳では無いが、彼女が彼のことを好きなのは何となく分かっていた。階段を上り自分の部屋へと続く廊下で足を止めて会話が聞こえてくる。勿論、彼は彼女の告白を聞いて「好きな人がいる」と断ったわけだが、それが昔と変わらず自分であるかどうかを聞くことも、本当は彼女のような人と一緒になった方が彼のためになるのではと思ったことも、今の臆病な自分には言い出せない。なぜなら、自分は彼のことが好きだと気付いてしまったから。彼女が家の扉を出ていく音を聞き、1階へと下りると、彼の姿を捉えて。)

…帰ったんだね。
コーヒー飲もうと思うけど、クロスもいる?


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