相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
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唯一無二の相棒へ。




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  • No.5209 by 探偵  2024-04-20 21:25:52 


【良太郎】

____ごめんくださーい。翔太郎くんとフィリップくん居ますか……?
(探偵が光として霧散した直後、事務所の扉をノックする音が響く。その後恐る恐るといった様子で扉が開けられて一人の男がゆっくりと事務所へと入ってくる。それはかつて相手と探偵と共に現在と過去を巻き込んだ事件を解決した時を渡る仮.面.ラ.イ.ダ.ーだった。二人とは面識があったものの探偵事務所に顔を出すのは初めてで、イ,マ.ジ.ン達にやいのやいの言われながら主にウ.ラ.タ.ロ.スの案内でここへとたどり着いたのだ。事務所の中を覗いたところで早速相手を見つければパァと顔を明るくさせ「フィリップくん!久しぶりだね」と声をかける。しかしその顔を見てすぐに何かが起こったのだと察すると「…どうかしたの?翔太郎くんは…?」といつも一緒にいたはずのもう一人の探偵が居ないことに触れつつ状況を探るように相手へと問いかけて)

  • No.5210 by 検索  2024-04-20 22:02:48 


…、野.上.良.太.郎。ああ、あの時以来だね。…翔太郎は、突然光の様なものに包まれて霧のように消えてしまった。もしかして君がここに来た理由と関係していたりしないかい?
(突然の相棒の消失に動揺していると扉がノックされてぴくりと肩を跳ねる。有り得ないとわかりつつもこの前の仕返しだと相手が扉から入ってくるのを期待したが恐る恐る入ってきたのはいつの日か過去と現在が絡む事件で協力した仮.面.ライ.ダ.ーだ。こちらを見つけ表情を明るくする彼にそれらしい返事をするが相棒の消失の方に気を取られてぎこちない口調になってしまう。そんな様子に気づいたのか相棒について問われた。突然の時の運.行を守る仮.面.ライ.ダ.ーの来客、思えば相棒の消え方は過去で怪物が暴れてるらしい時に見た建物の崩壊や消失に様子が似てるようにも見えた。もしかしたら今回も過去で何かあったのかもしれない。自分を落ち着かせるように一呼吸置くと冷静さを取り戻した口調でついさっき起きたことを彼に共有する。そして何が用があるように見えた彼に今度はこちらが問いかけて)

  • No.5211 by 探偵  2024-04-20 22:51:44 


【良太郎】

えぇっ?!翔太郎くんが?…うん、多分そうだと思う。実は僕らの方も同じようにモ.モ.タ.ロ.ス,が消えちゃって…
(どこかぎこちない様子の相手の状況を問えば相棒が消失したと告げられて驚きの声をあげる。あんなに二人仲良くしていたのだから翔太郎が消えてきっと動揺しているはずなのに、相手は冷静に今の状況とこちらが訪ねてきた目的を重ねて問いかけてくる。さすがは探偵だな、なんて思いながら肯定するように頷いて答えた。そしてこちらにも似たような現象があった事を少々眉を下げて困ったように笑いながら相手へと話す、大切な仲間で一番最初に出会ったイ.マ.ジ.ンであるモ.モ.タ.ロ.スも同じく消えてしまったのだ。共に大切な存在が失われたのが判明すると、真剣な表情を浮かべて「昨日地震があったでしょ?その影響で風.都.に封印されていた鬼が目を覚ましちゃって時が歪み始めてるんだ」と説明を始める。その説明を引き継ぐように『鬼が風.都.を支配した時空が台頭し始めちゃったから、翔太郎と先輩はその歪みに巻き込まれて消えちゃったってとこかな』と気取った声が体から聞こえてきた。直後三つの光が自身の体から飛び出すとそれぞれの形を成して、ウ.ラ.タ.ロ.スは軽快に相手へと手を振り、リ,ュ.ウ.タ.ロ.スは『フィリップ久しぶりー!』とはしゃぎ、キ.ン.タ.ロ,スはせっかく出てきたのにその場で眠っていた。他人の事務所に来ても相変わらずの三者三様ぶりで苦笑いしつつ相手へと再び目を向けると「風.都,で起こったことだからこの街に詳しい君たちなら何か知ってるかなって思って」と事務所に来た理由を説明し)

  • No.5212 by 検索  2024-04-20 23:53:46 

君たちも同じ状況という訳だね。…鬼、伝承などでは聞いたことがあるけど本当に居るのか。
(こちらの状況を説明すると相手も相棒と同じようにモ.モ.タ.ロ.スが消えたという状況を聞かされて僅かに眉を寄せる。短い間しか二人が一緒にいる所は見ていないが確かな強い繋がりを感じて相手も自分と同じような気持ちだろう。続いて相手の知っている状況が伝えられるが特徴的なキーワードが聞こえてくれば目を瞬かせる。邪気や魔の象徴として鬼が出てくるのは聞いた事があるが実在するとは初めて聞いた。続けて聞き覚えのある気取った声が説明を取り次ぎ、光として飛び出して外に現れた。見慣れた面々だが説明された通りモ.モ.タ.ロ.スの姿は無い。大変な事態でありながらそれぞれマイペースな様子に少しだけ肩の力が抜けて「相変わらずのようだ」と感想を口にしながら手を振った。相手の視線がこちらを向いて手掛かりを求められるがこういう時に風.都.に一番詳しい相棒は消えてしまっている。だが節分の時だったか、鬼に豆を投げる理由を聞いた時にポロッと聞いた内容をふと思い出すと「翔太郎が居れば何か分かるかもしれないが…、あ。…今回の件に関係あるかは分からないけど翔太郎が幼い頃鬼退治の伝承を伝えた祠らしきものを見たと言っていた」とその情報を伝えて)

  • No.5213 by 探偵  2024-04-21 00:40:54 


【良太郎】

うん、鬼は封印されて御伽噺ってことになってるみたいなんだ。…!それってもしかして十年ちょっとくらい前の話?ちょうどその頃に時.の.運.行.が歪んだ起点があるみたいなんだ
(鬼が封印されたのは何百年も前の話でその封印が誰かに解かれることを危惧して御伽噺、すなわち存在しないものとして伝承を残したらしい。そこから時が流れ風.都は巨大な風車を構えるエコの街という全く違う様相へと発展していったわけで、この街に詳しくなければ鬼退治の片鱗を見つけることは難しいだろう。だがこの街に詳しいのは翔太郎の方らしく相手は難しい顔をする、しかし直後に祠の話をされると思わずウ.ラ.タ.ロ.ス.と顔を見合わせた。翔太郎の年齢は詳しく知らないが彼が子供の頃となればその年代と時が歪んだ起点が同じ時代の可能性は大いにある。ウ,ラ.タ.ロ,スは顎に手をあてながら『今回の時の歪みで翔太郎が消えたってことはこの件に翔太郎が深く関わってるってことでしょ?ならその祠ってのも今回の件に関わってるんじゃない?』と続けて、こちらも同じ意見だと頷いた。こうなれば歪みの起点の時代へ行って翔太郎がみたという祠を探す必要がありそうだ。希望が見えてきたところで相手に目線を向けて柔らかい表情を向けると「フィリップくん、僕らと一緒に翔太郎くんが祠を見つけたっていう過去の時代に来てくれないかな?僕らの大切な仲間を取り戻すために」と笑顔を浮かべて手を差し出して)

  • No.5214 by 検索  2024-04-21 02:20:39 

前後の話を聞く限りそのぐらいの時だと思う。…ああ、もし鬼が目を覚ましたのなら鬼退治の歴史を変えようとするはずだ。それに彼らが巻き込まれた可能性は高いだろうね。 勿論そのつもりさ、大切な仲間と現在を取り戻す為にも宜しく頼む。
(御伽噺の真実を思わぬ所で知ってしまうことになったが空想の物とされている鬼がまた暴れ出したら今の平和はたちまち壊されてしまうだろう。その取っ掛りとして何気ない会話で聞いた祠の話をすれば相手とウ.ラ.タ.ロ.ス.が反応を示した。具体的な年月や歳を聞いたわけではないが話の流れからして十歳前後か前半辺りで歪んだ時期と一致する。鬼の狙いや目覚めと消失が同時に発生した事を考えれば関連がある可能性は高い。何も無く呆然としていた時よりもずっと道筋が見えてくれば相手の目線がこちらを向いて柔らかく微笑まれる。差し出された手を見れば固くしていた表情を崩してその手を取って握手を交わす。この街の平和を崩させる訳にはいかない。そして何より大切な相棒を取り戻すために真っ直ぐな目を向けながら相手の提案に乗る意志を示した。そうと決まれば少し待ってもらって簡単な支度を済ませてくる。準備が終われば「過去に行くにはあの電車に乗るのだろう?」と確認するように尋ね)

  • No.5215 by 探偵  2024-04-21 10:32:14 


【良太郎】

うん、よろしくねフィリップくん。僕たちも時.の.運,行.を守るために鬼達の行動は見過ごせないから。……もちろん。えっと、…うん、ちょうどいいみたい
(こちらから手を差し出せば相手の表情は和らいで固い握手を交わす。この街を守りたい気持ちも大切な仲間を取り戻したい気持ちも一緒だ、それに仮.面.ラ.イ.ダ.ーとなれば尚更頼りになる存在だろう。相手が準備するのを待った後過去への行き方には当然それだと頷いて答える。ちらりと時計を見ればちょうど良いタイミングのようだ。事務所の出入口扉に近づいてから再度時計を見て数字が揃う瞬間に扉を開ける。すると扉の先には事務所前の空間ではなく砂漠の空間が広がっていて時.の.列,車.が待ち構えていた。相手の方へと振り返ると「行こう!」と誘いかけ扉をくぐる。デ.ン.ラ.イ,ナ.ーに乗り込めばナオミさんが迎えてくれてイ.マ.ジ.ン達も各々の時間を過ごし始める。相手が乗り込んだのを確認したあとデ.ン.ラ.イ.ナ.ーは動き出し過去の時間へと走り始めて)

  • No.5216 by 検索  2024-04-21 11:04:02 

いつ見ても壮観な光景だね…ああ。 …それでひとまず過去に行って翔太郎が見たとされる祠を探すとして、時の歪みを直す手立てはあるのかい?
(相手が時計を確認してから扉を開ける。そこにはいつもの道路ではなく砂漠の空間が広がっていて例の列車が停車している。これで見るのは二回目だが現実離れした光景はまだ慣れそうにない。思わず辺りを見渡してしまいながらも相手に声をかけられると扉をくぐってデ.ン.ラ.イ,ナ.ーの中に乗り込んだ。イ.マ.ジ.ン達も各々過ごし始める中相手と向かい合うように席に座ればナオミが前回のことを覚えてくれたのか緑のクリームが大量に乗ったコーヒーを出してくれて苦笑い混じりに「ありがとう」と返した。出してもらった手前強烈な甘みのあるコーヒーを一口飲むと相手に着いてからの行動を尋ねる。話をまとめる限りは歪みの原因とその祠らしき場所が繋がっている可能性が高いと思われるがもし見つけたとしてそれを直す方法はこちらでは検討がつかない。時が絡む以上むやみやたらにかき乱すのは得策では無さそうで専門であろう相手に問いかけつつ「もう一度鬼を封印することが出来れば元に戻りそうに見えるけど」とこちらからの意見も伝えて)

  • No.5217 by 探偵  2024-04-21 11:35:47 


【良太郎】

……探偵ってほんとに凄いんだね。僕達も君と同じ意見だよ。大昔に鬼達が封印された時、鬼を倒す切り札っていうのがあったみたいなんだ。これを使えば鬼をもう一度封印出来るから時空の歪みはなくなるはず。逆に鬼達はもう一度封印されないためにこの切り札を探してるんだ
(みんなでデ.ン.ラ,イ.ナ.ーに返ってくれば途端に車内はうるさくなっていつもの光景に微笑みながら席へとつくものの、この中にモ.モ.タ.ロ.スがいないのはやはり寂しくて小さく息をつく。相手が向かい側に座ればすぐさまナオミさんが例のコーヒーを持ってきて微妙な笑みを浮かべながら相手とコーヒーとを交互に見た。苦笑いしながらもコーヒーを口にする相手を心配そうに見ていたが、相手からの問いかけには思わず目を瞬かせて驚いてしまった。こちらはいつも時.の.運.行を守りこういう事態にはある意味慣れっこだが、そうでない相手がさらりとこちらと同じ考えを言ってのけていて、探偵はやはり賢いものなんだと内心感心する。そしてこちらの作戦の続きを語り始めた。歪みを直す方法であり鬼達よりも先に手に入れなければならない切り札、この地の何処かにあるそれを探すのには風.都.に詳しくなければならない。だからこそ風.都.の探偵である二人を頼りにきたわけだ。ナオミさんから普通のコーヒーを受け取り礼を言って一口飲んだあと「僕らは鬼が封印されてる場所を探すよ。多分、そっちの方が鬼が多いから。だから君は風.都.のどこかにある鬼を倒す切り札を探して欲しいんだ。翔太郎くんがみた祠に関係があるといいんだけど…」と到着したあとの作戦を共有して)

  • No.5218 by 検索  2024-04-21 12:05:18 

君たち程では無いけど厄介な事件に巻き込まれることが多くてね。…切り札。鬼側も探しているのなら僕たちが先に見つけなければ。鬼退治の伝承が伝わってるならその切り札のありかも分かるはずだ、祠の件を含めて切り札探しは任せてくれ。
(相手が頼りないように見えて一本芯が通っているというのは前回で分かったことだがそれでもモ.モ.タ.ロ.スが居ないことに何処か寂しげだ。その事態を解決する為にも今後の方針を伺うと相手の目が瞬く。彼らと関わった事件だけでなく時を司る王様達との経験もあるおかげで一般的な探偵よりも時間に関しての知識はあるつもりだ。さらりとそんな事を告げつつ方針としては間違ってないようで鬼を封印するための方法が共有される。その中に相棒のメモリでもある切り札という単語が出てくると思わず反応してしまう。どうやら文字通り人間にとっても鬼にとっても重要なアイテムのようでどちらが手に入れるかで事態が大きく変わってしまうようだ。ならばより一層すぐに切り札を見つければならないだろう。相手の言う通り鬼退治の伝承が残っているならそれに使われた切り札も何処かに残っているはずだ。それがある可能性が高い祠の件も含め切り札探しに深く頷いて引き受けた。大体の方針が決まった所で目的地が近いのか到着のアナウンスが流れて列車が減速していく。こちらが相棒がいなくて本調子でない分鬼の多い場所を担当してくれるのは有難い。左隣にいつもの頼れる存在が居ないのは落ち着かないが歪みのある時間につきデ.ン.ラ,イ.ナーが停車すれば「行こうか」と相手とイ.マ.ジ.ン達に声をかけ)

  • No.5219 by 探偵  2024-04-21 12:44:07 


【良太郎】

ふふ、それは頼もしいね。じゃあ切り札の方は頼んだよ。僕らでなるべく鬼は抑えるけど、君の方へ行っちゃうかもしれないから気をつけて
(大きく困惑したり戸惑ったりしない様子に驚いていれば、それらを事件と称して経験済みであるとさらりと語られる。そんな仕草も探偵らしくて小さく笑う、きっと探偵としても仮,面.ラ.イ.ダ.ーとしてもこれまで様々な事態に巻き込まれて仲間と乗り越えてきたのだろう。自分達と同じように。それぞれの役割が決まったところでナオミさんから到着のアナウンスがされた。時の歪みは膨らんでいていつか元に戻せなくなってしまう、その前になんとしても鬼を再び封印しなければ。デ.ン.ラ.イ.ナ.ー.が到着すると相手に声をかけられて下車し目の前にある扉をくぐる。どうやらどこかの公園のようだ。十数年前の風.都についたなら早速行動開始だ、そう気合いを入れたところでウ.ラ.タ.ロ.ス.が体へと憑依して髪に青色が一筋走る。鬼が封印されている場所はある程度目星がついているが詳しく場所を探る情報収集のために一番自分が適任だと思ったのだろう。『それじゃあ切り札の方はよろしく』とキザったらしく手をふると相手とは別行動を開始して)

_____

…………
(二人が時を超えて降り立った公園、そこは人気もなく子供の遊び声も聞こえないがその中で一人静かにブランコに腰掛けている男の子がいる。本来風の街を見ることができる方向とは逆向き、壁に向かって座ったままブランコを漕ぐでもなくただただ地面を見つめているだけで)

  • No.5220 by 検索  2024-04-21 13:19:24 


ここが過去の風.都,…。 ああ、じゃあまた後で。
(降り立ったのはどこかの公園のようでぐるりと辺りを見渡す。以前の過去に来たことがあるがそれよりずっと前のようで何となく面影はあるものの今はある建物が無かったり古かったりしている。ウ.ラ.タ.ロ.ス.が憑依してキザっぽくなった彼に声をかけられるとそれぞれやるべき事をやろうと返事をして別れた。ひとまず過去に来たのは良いが例の祠を探そうにも取っ掛りがない。具体的なキーワードがなければ地.球.の,.本.棚も使えず、まずは探偵らしく聞き込みをすべきかと考える。そこでふと視線をやればぽつんと小さな子どもが一人でブランコに乗っているのが見えた。だが少年は街の方ではなく壁の方を向いていてただ座って俯いているだけだ。何となくその様子が気になって近付き横にやってくると「ちょっと良いかい?」と優しく声を掛けて)

  • No.5221 by 探偵  2024-04-21 13:50:30 


……なんだよ。道でも迷ったのか?
(グルグルと堂々巡りをしてまとまらない考えを抱えたまま地面を見つめていると誰かが隣へやってくる気配がする。一瞬緊張が走るがこちらへ差す影が人間の形であるのをみると詰まった息を吐きだして体の強ばりが解けた。相手から話しかけられればようやくそちらへと顔を向ける。相手が話しかけた男の子は幼い姿の探偵だった。かつてメモリの影響で小さくなってしまった時よりももう少し幼く、何処か警戒心を抱きながら相手の方を見つめている。だがそれでもこちらに話しかけてきた相手を無視したり放ってはおけないようでぶっきらぼうな言い方ながらも要件を聞いていて)

  • No.5222 by 検索  2024-04-21 14:05:35 


…っ! えっと…道に迷ったというかこの街で探している物があるんだ。
(一人でブランコに座っている少年に声をかけると警戒するような仕草が見えた。少年の顔がこちらを向く。そこには大切な相棒の幼い顔があって思わず目を見開く。咄嗟に相棒の名前を呼んでしまいそうになるが相手にとって自分は初対面の知らない人であることを思い出して何とか飲み込んだ。現在の相棒は消えてしまったがこの時代にはまだ相棒は居るようだ。警戒されているのを感じると戸惑ってしまうが困っているような口振りでで探し物があると伝える。そして「鬼退治にまつわる祠があると聞いたんだけど君は知らないかい?」とその内容を伝えると場所を知っているかと尋ねて)

  • No.5223 by 探偵  2024-04-21 14:36:34 


…っ!……し、知らない……そもそも鬼なんて、…絵本の中だけの話だろ
(相手の方を向くと何故か目を見開いて驚いたような表情をしていて怪訝そうな顔を向ける。こちらに見覚えでもあるのだろうかと思ったが残念ながらこっちの記憶に相手の存在はない。だが相手の話を聞いて今度はこちらが目を見開く番だった。『鬼』という単語に怯えるように体を固めるとブランコの鎖をギュッと強く握る。そして何かを振り払うように激しく首を左右に振って知らないと声を挙げた。嫌な記憶が蘇って顔を不安な表情へと染めていく、何とか強がりで鬼なんていないと言ってのけるもののその存在に怯えているのは傍からみても明らかだった。本来の探偵ならば例え幼くとも庭たるこの街のことを知らないはずがなく、また例え知らない場所だとしても手がかりくらいは知っているものだ。加えて困っている人間を放っておけない根っからのお人好しであるはずが今は相手を遠ざけようとしている。それでも簡単に見捨てる事ができないのは元来の性格通りで「…なんでそんなの調べてんだよ」と伺うように問いかけ)

  • No.5224 by 検索  2024-04-21 14:56:36 

…、翔太郎? …僕はこの街の探偵をしているんだ。そして信頼出来る仲間から封印していた鬼が復活してこの風.都を支配しようとしているって話を聞いてね、鬼をもう一度封印する為の切り札を探してる。
(怪訝そうな目が向けられる中、鬼退治にまつわる祠の話題を出すと分かりやすく目を見開いて体を固くした。表情は怯えたような不安げな物に変わり鎖を握りしめている様子から強がっていても何か知っているのは明らかだ。だが過剰な反応を見ればつい相手の名前を呼んで心配そうに顔を覗き込んでしまう。頑固否定の態度を取られているがそれでも拒絶までいかない様子を見れば自分が探偵であることを明かす。そして鬼が復活して暴れようとしていることを伝えた。普通の人ならば何を言っているのかと一蹴されそうな内容だがきっと相手には引っかかるものがあると探偵の勘、相棒の勘があると告げている。そしてそれを防ぐ為の切り札の存在を探してることを伝えると「何か心温まるがあったりしないかい?」とその目を真っ直ぐ見つめながら再度問いかけて)

  • No.5225 by 探偵  2024-04-21 15:20:27 


っ、なんで俺の名前……たん、てい……俺、昨日の夜に鬼を見たんだ……
(脳裏に焼き付く光景から目を背けるため相手の話を聞かないように遠ざけようとする。しかし直後、相手がこちらの名前を呼ぶと驚いたように目を見開いた。まだ名乗っていないはずなのに、やはり相手は自分の知る人物なのだろうかと考えた矢先に探偵というキーワードが相手から出てきてまた驚いて目を見開く。しかしそれはまたゆっくりと恐怖に侵食されて声はしぼんでいった。相手が言う話は普通なら受け入れられない話で、鬼が復活だとか風.都を支配するだとか、バカバカしい話ばかりだ。だがそれが現実に起こりうることだと自分は知っている。こちらを真っ直ぐ見つめる相手と視線を交える。会ったこともない人間だがこちらの名前を呼んで探偵だという相手を全くの他人だとは思えなくなってしまって気を落ち着けるために軽く呼吸をする。そしてゆっくりと昨日の出来事を口にした。現実とは思えない光景が脳内にフラッシュバックしながらまた怯えた表情をみせる。そして「場所は教えてやれるから、そこを調べりゃいいんじゃねぇか?」と迷いが滲む声で告げた。風.都.の危機と聞いても幼い探偵は自ら動く気配はなくて探偵だという相手にこの件を押し付けようとしていて)

  • No.5226 by 検索  2024-04-21 15:46:05 


鬼を? なら、やはりここが歪みの中心なのだろうか…。 勿論そうしたいんだけど外を出歩くのは普段は相棒の担当だからあまりこの辺の土地勘がないんだ。
(思わず相棒の名前を呼べばまた目が見開かれる。探偵というワードに反応した辺りやはりこの時代の翔太郎で間違いなさそうだ。傍から聞けば御伽噺のようなものだがこちらの話を聞く相手の顔は真剣そのものだ。そのまま見つめていると相手が昨日のことを話し出す。野.上,良.太,郎達が鬼を抑えると言っていたが既にこの辺りを彷徨いているとは思わなくて驚いたように反応を示す。それと同時に怯えていた反応に納得がいった。ブツブツと考え込むように唇をなぞっているとその場所を教えてくれると相手が言う。当然有難い事ではあるが十数年前であるこの街の場所を教えて貰っても無事に辿り着けるか些か不安が残る。困ったように笑いながら普段は相棒任せであることを伝えると相手の性格を踏まえ「だから君に道案内して貰えると助かるんだけど…どうだい? 勿論鬼からは僕が君を絶対守るから」とお願いしてみて)

  • No.5227 by 探偵  2024-04-21 18:27:24 


………イヤだ!鬼がどうとか、風都がどうとか、そんなの………そん、なの……俺には関係ねぇ!!その相棒ってのに案内してもらえよ!!
(こちらが鬼を見たことを伝えれば相手はブツブツと何かを呟き始める、そんなはずないと言われなかったのを考えるとやはり昨日見たものは現実だったらしい。それならばなおのこと場所だけ教えてこの場を去りたかったが相手はそこまで案内してくれという。相手はあからさまに困っている、土地勘がないのならこの街の隅々まで知り尽くしたこちらが案内してやるのがいつものやり方だろう。それにこの風.都があんな鬼に溢れるところなんて想像もしたくない。そうやって頭にはよぎるのに口と体は動きだそうとしない、目の前の男を助けるのが正しいことだと分かっているのに少し前ならば喜んで引き受けていたことも今はすんなりと了承の返事をすることができなかった。長い沈黙の後に拒否の返事を叫ぶ、そして現代の探偵が愛すべき街だと称していたこの街のことを自分には関係ないと切り捨てた。勢いよくブランコから立ち上がると捨て台詞と共にその場から逃げるように走り出す、それほど足は早くないががむしゃらにただただ相手から遠ざかろうとしていて)

  • No.5228 by 検索  2024-04-21 18:45:27 

……え。っ、待って、翔太郎ッ!!
(相棒のことはよく知っている。鬼への恐怖はあるだろうが困っている人が居れば手を差し伸べてしまうのが相棒で、それは幼い頃から変わってないはずだ。だからこそこちらの目的を明かしてお願いしたのだが中々返事が返ってこない。そのまま待っていたが拒否の返事が叫ばれて目を見開く。そして何よりこの街の危機が自分には関係ないと叫ばれると困惑の声が漏れて固まってしまった。その隙をつくように相手はブランコから降りて走り出してしまってワンテンポ遅れて名前を叫びながら自分も走り出す。まだ手掛かりを教えて貰っていないという事もあるが何より相手の妙な態度が引っ掛かった。元の相棒なら追いつけないだろうが相手は子供だ。何とか全力でその背中を追うと段々と距離が縮まっていく。そこそこ走った頃合に漸く伸ばした手が相手に届いてその腕を掴むと「君じゃないと駄目なんだ、翔太郎」とバテて息を荒くしながら引き留めようとして)

  • No.5229 by 探偵  2024-04-21 19:05:50 


っ、離せよッ!!…なんで俺なんだよ。俺は、……
(あらゆる事から逃げるためこれ以上昨日の夜の光景に踏み込まないために相手の元から逃げ出す。それが間違っていると分かっているのに前に進むための一歩を踏み出すことが出来なかった。相手は初めて会った人間で逃げ出せばそれで終わりだと思っていたのに、何故かこちらの名前を呼んで追いかけてくる。全力で走るがそのうち距離は縮まって腕を掴まれてしまった。叫びながら腕を振るがほどけそうにない。自分じゃないとダメだという言葉に胸はズキリと痛む気がするが、突然現れた人間にそんなことを言われてもどうしたらいいか分からない。そんなややこしい理屈を抜きにして手を差し伸べられていた少し前の自分のことは押しやって、バテ気味でこちらの腕を掴む相手に怒りの声をあげる。上手く言葉が続かずに目をそらすと「俺より探偵の相棒に相応しい奴はいっぱいいるだろ。俺じゃなくても…」と目線を下げて呟いて)

  • No.5230 by 検索  2024-04-21 19:32:36 

離さない。…信じられないかもしれないけど、僕は十数年先の未来から来たんだ。そしてその未来で君の、左.翔.太,郎の相棒として探偵をしている。ここに来たのも未来の君が鬼退治の手掛かりを教えてくれたからだ。
(過去の人物に深く接触したらそれこそ歪みの原因になると頭では分かっているのにあの表情の相手を放っておけないでいる。心が動くままにその背中を必死に追いかけ腕を掴むとこちらを振りほどこうとしてくるが更に手に力を込めてそれを阻止する。何とか立ち止まらせると相手の両肩を掴んで目線の高さを合わせた。目は相変わらず合わないが呼吸を整えるように深呼吸をするとさっきは何となく濁した自分の正体を明かす。相手からすれば未来から来たことと未来では相手の相棒であることを告げると意識的に柔らかい笑みを浮かべて「だから僕は君に手を貸してほしい」と再度自分の想いを伝えて)

  • No.5231 by 探偵  2024-04-21 23:22:04 


あいぼう……ってことは、俺も…探偵なのか?…………俺、…昨日鬼を見た時に、目の前に襲われてる男の人と女の人がいたのに……動けなかった。おやっさんみたいにこの街の人を救えなかった……それなのに、俺はほんとに探偵になるのか?
(これ以上深入りしたくはないのに相手はこちらを捕まえ肩に手を置いて無理やり目線を合わせてくる。必死に目を逸らしていたが相手が未来で自分の相棒であることを聞けば驚いたように目を向けその言葉を拙い口調で繰り返す。鬼と同じくらいに未来から来たなんて信じられない話だが、相手がこちらに向ける目が嘘を言っているとは思えなくてその手を振り払う事ができなかった。そしてもうひとつ引っかかった事を拾い上げる、相手が相棒で探偵ならこちらも未来では探偵ということになる。その事に一瞬顔を明るくさせるがすぐに視線は沈んでさ迷った。相手が困っているなら手を差し伸べたい、未来で相棒なんて最高にかっこいい関係にあるなら尚更だ。しかし今自分が抱える楔を振りほどくことは未だできなくて、その原因を相手へと話す。この街を守ると、この街の人を泣かせないと息巻いていたのにそれができなかった。そんな自分が本当に探偵になれているのか半信半疑でじっと相手の様子を伺いながら恐る恐る問いかけて)

  • No.5232 by 検索  2024-04-22 00:17:44 

なるよ。全てが完璧とは言えないけど誰よりも風.都.のことを大切にしている僕の自慢の相棒で頼れる探偵だ。…それに無闇矢鱈に動くのが必ずしも良い結果になるとは限らない。君は正しく鬼の危険性を判断して潜む事が出来た、それも立派な探偵の能力のひとつだ。
(こちらが未来で相手の相棒だと明かすと驚いた目が向けられる。突飛押しもない話だが信じて貰えるようにその目を見つめた。自分が探偵なのか気になった相手はぽつぽつと昨日あったことを教えてくれる。そして半信半疑の目を向けられながら問われるとハッキリとした口調でそれに答えた。幼い相棒自身に説明するとは変な感じではあるが口元に軽く笑みを浮かべながら唯一無二の相棒のことを自慢する。そしてその流れに乗って相手が引っ掛かってる昨日のことについて自分の意見を述べていく。鬼が実際にどういった存在か分からないが聞いた話を纏める限りは怪人に近いような人ならざる力を持った物なのだろう。そんな存在にこんなに幼い子が立ち向かえないのは当然の話だ。だがそんな通説や合理的判断を説明しても響かない人物なのは知っている。ならば相手の行動が逃げの物ではなく先に繋ぐ為の良い判断だったと告げてやる。落ち込み方と口ぶりからその男女が命を失った訳ではなさそうなら尚更で「一人で難しいなら誰かを頼ればいい」と言葉続けながらぽんぽんと頭撫でて)

  • No.5233 by 探偵  2024-04-22 07:49:09 


っ!…ぁ……誰かを、………分かった。俺がお前を案内してやる
(先日まで憧れ羨望していたものに将来自分がなっている、それは喜ぶべきことなのに今は全くそれを信じられなくて懐疑的に相手へ問いかける。すると相手は驚くほどあっさりと短く力強く、それを肯定してまた目を見開いた。相手のことは全然知らないのに未来の自分を語る相手は本当に相棒とやらを頼りにしてるらしいのが良く伝わる、そんな存在に将来自分がなるのだろうか。鬼に立ち向かわなかったのを正しいと言われるがなかなか踏ん切りはつかなくて目線が惑う、しかし頭を撫でられると経験したことのない心地に視線は相手へと戻ってきて目を瞬かせた。誰かの手のひらがこんなに柔らかくて暖かいことを初めて知って嬉しさと困惑とが混雑する。その状態で誰かを頼ることを教えられると一度視線を外した。未だに暗がりの中でみた人を襲う鬼は怖い、誰かが傷つくのを見るのが恐ろしい。だが相手とならば、将来相棒になるという探偵と一緒ならば、またあそこにいけるかもしれない。未だ迷いは晴れないが再び相手の方を向く、そして相手と共に行くことを決めた。同じ高さにある目線から目を逸らさずに「お前、名前は?」と未だ知らない未来の相棒の名を聞いて)

  • No.5234 by 検索  2024-04-22 11:03:58 

……ありがとう、とても頼りになるよ。そういえばまだ言ってなかったね、僕の名前はフィリップだ。
(未来の相手は自分の頼りになる存在だと告げれば目が開かれ何やら考え込んでいるのが分かる。一人では出来ないことも二人ならば何とか出来ることは過去に何度も経験済みで一人で抱え込むことではないと伝えるように頭を撫でてみると視線がこちらを向いて目が瞬いた。相手が悩むのを手を止めることなく見守っていると目線が交わって一緒に来てくれるという返事を聞くことが出来ればぱっと表情を明るくして微笑んだ。幼くはあるが相棒が居てくれるのは精神的な意味で心強い。感謝を述べていると名前を問われて目を瞬かせる。こちらが一方的に押しかけてすっかり知った気になっていたが相手からしてみれば初対面に変わりない。相棒に自己紹介するというのも変な感じではあるが自分達の大切な人がくれた名前を名乗ると「よろしく、翔太郎」と手を差し出して)

  • No.5235 by 探偵  2024-04-22 12:34:06 


へへ、…風.都.のことなら任せとけ、何処でも連れてってやるよ!フィリップか…うん、よろしくフィリップ
(こちらが相手を案内することを告げると相手の顔はパッと明るくなる。自分がすることで誰かが喜んでくれるのはやはり嬉しい、それが未来の相棒だという人ならなおさらで照れ隠しに手を後頭部にやって年相応な笑い声を漏らした後に任せておけと自分の胸を叩いた。名前を聞けば返ってきたのは日本の名前ではなくて目を瞬かせる、それでも一度それを口にすればすぐに馴染んで差し出された手をこちらからも握って握手を交わした。相手を連れていくという使命を与えられた今気分はだんだん上向きになって握手をした手を繋ぎ直すとそのまま歩き始める。胸を支配していた不安は和らぎ将来自分が探偵になっていてしかも相棒がいることに浮かれ調子になっていて目的地へと歩きながら相手の方を見上げると「なぁ、俺将来かっこいい探偵になってる?おやっさんみたいに!フィリップと一緒に超かっこよく事件を解決する探偵だよな!!」と興奮気味に問いかけて)

  • No.5236 by 検索  2024-04-22 15:13:31 

かっこいい……、まあ誰かのために突っ走ることが出来て風.都.の人々に好かれている君はカッコいいと思うよ。
(自信たっぷりに胸を叩く相手に今の相棒の面影を強く感じれば口元が緩む。やはりこの時から人の役に立ちたいという思いは変わっていないようだ。そんな相手に自分の名前を告げれば少し驚いた様子だったが差し出した手を快く握られこの時代の相棒と協力を取り付けた。手が握り直され繋いだまま引かれると目を瞬かせるがこの歳の子供とつなぐならさほど不自然でもないだろうと素直にその隣を歩き始める。自分の将来が目指していた探偵だと分かって浮かれている様子の相手を微笑ましく見ていたが不意に未来の相手がカッコいい探偵かと言われると普段のハーフボイルドな姿が浮かんで目線が泳ぐ。勿論決める所は決めたりとカッコいい所はあるのだが鳴.海.荘.吉みたいなという言葉がつくと答えはノーだ。だが期待を込めた目を向けられるとそんな事言える訳もなく目を合わせると相手の長所を伝えながらそれとなく本題は誤魔化しながら告げて)

  • No.5237 by 探偵  2024-04-22 17:23:44 


街の人に好かれてるかっこいい探偵…へへ、かっこいい探偵……
(自分の未来を知る相手にこちらがかっこよくなっているか問えば一瞬目が泳ぐ。何か問題がある探偵なんだろうかと一瞬不安を覚えるが相手からは『かっこいい探偵』だと評価がなされる。相手が核心を誤魔化していることには気づくことができず言葉尻だけを捉えると勝手に理想の探偵になれると思い込んでさらに上機嫌に笑みを浮かべていた。何よりも風.都.の人々に好かれているのが嬉しい、自分もこの街の事が大好きなのだから。その思いが過ぎると余計に昨日の出来事に胸が痛んで一瞬目線を下げるが、今は相手を案内する方が先だろうとそこまで気負わない事にした。ふと手を繋ぐ相手の方を見上げる、未来から来ただとか将来の相棒だとか口にする事は信じられない事ばかりなのにこちらへ向く気持ちは真っ直ぐで自分を必要としてくれていて、だからこそ相手を信じられると思えている。前を見ないまま歩きつつじっと相手を見つめていると「フィリップはなんで探偵になったんだ?」とふと浮かんだ疑問を口にして)

  • No.5238 by 検索  2024-04-22 19:17:03 

その分探偵になる為の努力もしていたようだけどね。…なんで、か。…僕は色々あってとある場所に閉じ込められていたんだけどそこから助けてくれたのが翔太郎達だ。そこから一緒に過ごすようになって初めは喧嘩したり息が合わないことばかりだったけど風.都.の為に尽力する翔太郎を見て隣で力になりたいと思ったのがきっかけだったと思う。
(確信には触れないまま相棒への評価を語れば相手の顔には上機嫌な笑顔が浮かんですっかり浮かれきっている。何度もワードを繰り返す様子は年相応に可愛らしくてこちらまで表情は緩むが調子に乗りすぎないように軽く釘も刺しておいた。相手に手を引かれて中心地らしい場所から離れていく。再び相手がこちらを向くとじっと観察するように見つめられる。相手が転んでしまわないように気を配りつつ照れ臭さにも似たものを感じていると探偵になったきっかけを聞かれて目を僅かに見開く。自分の始まりはあの夜に結び付いていてそれを明かすことは大切な人の喪失を語ることにもなる。視線が迷うように揺れるが嘘をつくのも躊躇われて言葉を選ぶように二人の出会いを説明していく。何もかもが噛み合わなかった頃を思い出すと懐かしむようにその時の事を語り、再び視線を相手に戻すと自分が探偵になったのは相棒の存在だと少し照れ臭そうにも明かして)

  • No.5239 by 探偵  2024-04-22 19:56:33 


!、そっか…じゃあまだまだ頑張らねぇとな。おやっさん、全然俺の相手してくれねぇし……え……じゃあ、フィリップもこの街を泣かせたくないって思ってくれてるんだ……俺、この街が大好きなんだ。この街を、なくしたくない
(相棒からみてもかっこいい探偵になっているだなんてきっと将来はおやっさんみたいに超かっこいい探偵になっているに違いない。自分の将来の姿を妄想してしまいそうになるが相手から釘を刺されるとぴしりと背筋を伸ばす。将来は探偵になれているかもしれないが現状はおやっさんの所にいっても毎日門前払いの日々だ、いつか認めてもらうためにも頑張って探偵になれる努力を続けなければ。再度気合いを入れ直しながら相手が探偵を目指した理由を聞けば、想像もしない内容に思わず言葉を途切れさせる。どうして閉じ込められていたのだとか、『翔太郎達』ということはおやっさんも一緒だったのかだとか、様々な質問が浮かぶが、最後に相手が照れくさそうに探偵になったのは将来の自分の影響だと言われると、自分のことではないはずなのに親近感を強く感じる相手に影響を与えていることが嬉しくて照れ臭くて、しかしどう表現したら良いかは分からなくて、控えめに笑顔を浮かべながら繋がっていた手を強く握った。先程は関係ないと叫んでしまったが間違いなく自分は風.都.が好きだ、相手も同じように思ってくれているのならただただ嬉しい。そうやって話しながら歩くうちに森の入口へとたどり着く、といっても普通は人が通らないけもの道だ。将来の自分も風.都,を好きでい続けているならここでその風.都.を鬼に奪われるわけにはいかない。昨日のことを思えば手は震えてしまうが、森の奥を真っ直ぐ見つめながら「昨日鬼みたのはこの奥だ」と相手へと伝えて)

  • No.5240 by 検索  2024-04-22 21:16:25 

ああ、僕にとっても大切な街だ。その為にもこの街を泣かせるあの鬼を封印しなければ。…ここか。僕が先を歩くから出来るだけ離れないでついてきてくれ
(相手から鳴.海.荘.吉の話が出るとどう反応していいか分からず曖昧な表情を浮かべる事しか出来ない。この歳から慕っていた人物を自分のせいで、と胸が痛むがその罪を背負って自分はここに居るのだ。こうして探偵になった理由が相棒にあると言えばその顔に照れくさそうな笑みが浮かぶ。何時しか相棒が好きなこの街を自分も好きになっていて胸を張って大切な場所だと言える。さっきは聞けなかった相手の本当の気持ちを聞くことが出来れば穏やかな笑みを見せながら今からしなければならない事を再確認していた。そうして歩いていると人気のない森の入口にやってくる。現代でもこの辺りには来たことがなくて相手の案内が無ければ辿り着くことが出来なかっただろう。その先を見つめていれば繋いでいる相手の手が震えているのが分かった。大丈夫だと伝えるようにこちらから強く握り返すと自分が先を歩くことを伝える。更に自分から離れないように言うとゆっくりと森の中に入っていく。木々によって日光が遮られ周囲が包まれていると辺りの空気は外より冷えているように感じる。さっきより近い距離で手を繋ぎながら静かなけもの道を慎重に歩いていると奥の方に小さな建物が見えてきて「もしかしてアレかい?」と相手に尋ねて)

  • No.5241 by 探偵  2024-04-22 22:26:42 


……そうだよな。……うん…
(将来の自分が相手に影響を与えてこの街を好きになって、その事を知らされた自分がやはりこの街を守らなければと今勇気付けられている。深く考えれば頭がこんがらがってしまいそうだが今は相手から励まされているという事実だけあればそれでいい。森の前にやってくれば嫌でも体は固まってしまう、しかし相手から手を強く握られれば自分でも驚くほど過剰な緊張は解けていく。離れないように言われればそれに大人しく従って相手の後ろに隠れるようにピタリとついて森の中を歩いた。もう二度と訪れたくないと思った場所なのに相手とならば一緒に来れてしまっている。隠れながら見上げるその背中は大きくて足を前へ踏み出す勇気になってる。友達も仲のいい街の人もたくさんいるが誰かを頼ればいいなんて教えてくれる人はいなかった。相手は将来自分と相棒になるらしいが、将来の自分にもそう言ってくれるのだろうかとその背中を見つめながら考えを巡らせていた。ひんやりと冷たい森の中を進めばやがて小さな祠が見えてくる、相手に問われて頷き答えれば傍をピタリと離れないようにしながらも祠の裏手に回った。誰も来ない場所にある誰も立ち寄ることがなさそうな祠、その裏手はすぐ岩の壁がせりたっているが、その地下へと続く階段が祠に隠れるようにして存在していた。「…この下だ」と震えそうな声で言えば階段を相手と共にゆっくりとおりる、やがて僅かに日が差し込む少し広い空間へと出れば壁の方を指さした。そこには遥か昔にこの地で起こった鬼退治の様子が描かれていて)

  • No.5242 by 検索  2024-04-22 23:45:29 

まさかこんな場所があるなんてね。…行こう、翔太郎。…凄い、壁画のようだけどここまで保存状態が良いのは初めて見た。この文字を見る限りは室町時代辺りに描かれた可能性が高いけどこの筆遣いの絵はもう少し後の時代で流行した…
(人気のない森の中にひっそりと立つ祠はかなり古びていて建てられてから年月が経ったことを表している。相手に促されるまま後ろへと回ると存在を隠すように地下への階段が続いていて思わず感心の声をあげた。ここまで厳重に隠すということはきっと切り札に繋がる手掛かりがあるに違いない。震えそうな声の相手に優しく声をかけて手を握るとゆっくりと階段を降りていく。やがて少し開けたような場所に出てきて相手に促されて壁を見れば一面に描かれた鬼退治の壁画に素直な感想をこぼす。それも場所のおかげがかなり保存状態が良く絵の傍には古語のような物も書いてあって貴重な資料にその目は好奇心にキラキラと輝き出す。手を繋いだまま壁画に更に近付くと得た情報から分析したことを興奮気味に独り言のようにベラベラ喋りながら興味深そうに絵を見ていく。壁画はおおまかな時系列に並んでいるようで1番左は鬼が襲来して人々が襲われている様子、2枚目は鬼に追われながら人々が集会をしている様子、そしてその右には戦場で一人の男が打った矢が鬼の持つ紫の何かを撃ち抜き鬼が逃げ惑う様子が描かれていた。その絵に添えられていた古語の解読に集中していると背後の上の方から足音のような物が聞こえてきて)

  • No.5243 by 探偵  2024-04-23 07:49:17 


ん?……、…………
(前は好奇心のままに入ることの出来た地下へと続く階段も今は薄気味悪くて躊躇してしまう、しかし相手から優しく声をかけられればその恐怖心も和らいで階段を降りていった。たどり着いた先にある壁画をみせれば相手の目はあっという間にキラキラと輝き出して食い入るように壁に描かれたものを見始めた。先程までの頼りになる雰囲気とは全く違う好奇心のままに動く子供っぽい姿に最初は驚いて目を瞬かせていたが、相手はこういう未知のものが好きなんだろうかと新たな一面を知れて少し嬉しくもあった。こちらも壁画を見上げる、いつかのパトロールの延長で見つけた祠と壁画だったが何度見てもこの壁画で描かれているのは昨日みた鬼だ。相手が言っていた鬼をもう一度封印する切り札の手がかりがここにあるのだろうかと見上げていると、壁画の中に違和感があるのに気がつく。前にみたのと少し違うようなと首を捻っていたところで背後に足音が聞こえて自然と後ろを振り返った。そこには昨日みた鬼がゆっくりと音もなく近づいてきていて息を飲む、かつて相手がみたイ.マ.ジ,ン.に似たその怪物は二本の小さな角を携えていた。脳内には昨日の風景がフラッシュバックして恐怖で体が固まってしまう。このままではまた人が襲われる、しかも今度はせっかく仲良くなった未来の相棒だ。相手はまだ壁画に夢中だが後ろに隠れていた関係でこちらの方が鬼に近い、鬼もこちらに狙いを定めているようだ。それならばまず最初に鬼が攻撃するのは自分でその隙に相手は逃げられるかもしれない。恐怖と相手を守らなければという思いが入り交じり声をあげることも体を動かすこともできない。せめて邪魔にならないようにと繋いでいた手を離すと、同時に鬼が持っていた金棒がこちらへと振り下ろされようとして固く目を瞑って)

  • No.5244 by 探偵  2024-04-23 07:49:18 


ん?……、…………
(前は好奇心のままに入ることの出来た地下へと続く階段も今は薄気味悪くて躊躇してしまう、しかし相手から優しく声をかけられればその恐怖心も和らいで階段を降りていった。たどり着いた先にある壁画をみせれば相手の目はあっという間にキラキラと輝き出して食い入るように壁に描かれたものを見始めた。先程までの頼りになる雰囲気とは全く違う好奇心のままに動く子供っぽい姿に最初は驚いて目を瞬かせていたが、相手はこういう未知のものが好きなんだろうかと新たな一面を知れて少し嬉しくもあった。こちらも壁画を見上げる、いつかのパトロールの延長で見つけた祠と壁画だったが何度見てもこの壁画で描かれているのは昨日みた鬼だ。相手が言っていた鬼をもう一度封印する切り札の手がかりがここにあるのだろうかと見上げていると、壁画の中に違和感があるのに気がつく。前にみたのと少し違うようなと首を捻っていたところで背後に足音が聞こえて自然と後ろを振り返った。そこには昨日みた鬼がゆっくりと音もなく近づいてきていて息を飲む、かつて相手がみたイ.マ.ジ,ン.に似たその怪物は二本の小さな角を携えていた。脳内には昨日の風景がフラッシュバックして恐怖で体が固まってしまう。このままではまた人が襲われる、しかも今度はせっかく仲良くなった未来の相棒だ。相手はまだ壁画に夢中だが後ろに隠れていた関係でこちらの方が鬼に近い、鬼もこちらに狙いを定めているようだ。それならばまず最初に鬼が攻撃するのは自分でその隙に相手は逃げられるかもしれない。恐怖と相手を守らなければという思いが入り交じり声をあげることも体を動かすこともできない。せめて邪魔にならないようにと繋いでいた手を離すと、同時に鬼が持っていた金棒がこちらへと振り下ろされようとして固く目を瞑って)

  • No.5245 by 検索  2024-04-23 10:59:01 

やはりこれが戦況を変えた切り札…っ、翔太郎!! 君が復活したという鬼か、…念のために持ってきてたけど正解だったようだね
(目の前の貴重な資料にいつもの暴走癖が顔を覗かせて好奇心のまま内容を確認していく。以前検索対象と調べた古語の知識から読み解いていけばこの壁画が鬼との戦いに決着の様を示していて紫色の石を打ち抜くと鬼は力を失っていき封印することに成功したと書いてあった。切り札の実在と色の特徴が分かった所でふと掌の熱が離れて行って後ろを振り返る。そこには二本の角が目立ち正に鬼といった姿の怪人が相手目掛けて金棒を振りかぶっていて背筋が冷えた。考えるより先に体が動いて相手の名前を叫びながら庇うように前に出てそのまま抱きあげると地面を転がって攻撃を避ける。相手が立っていた場所には振り下ろされた金棒がめりこんで攻撃の重さを物語っていた。攻撃が外れ苛立った様子の鬼が金棒をもう一度構える隙に恐怖に怯えた相手を後ろに隠しながら立ち上がる。いつもならば二人で一人の姿になって応戦するところだが今は隣に並び立つ相棒もその為のドライバーもない。その代わりに隠し場所から持ち出してきていたロ.ス.ト.ド.ラ.イ.バ.ーを腰にあてがうとベルトが巻き付く。相手の方を向き「危ないから少し離れた場所で隠れていてくれ」と声を掛けてから鬼の方に向き直り疾風のメモリを構える。ウ.ィ.ス.パ.ー.ボ.イ.スが響く中スロットに差し込み「変身」と声にしながら開けば緑の風を起こしながら装甲を纏っていく。相手を守らなくてはという気持ちが昂ると距離を取らせるために駆け出して早速鬼へと殴りかかって)

  • No.5246 by 探偵  2024-04-23 12:38:45 


っ、……フィリッ、プ……え、…なんだあれ……
(動かない体のまま強く目を瞑って最期の時が来るのを耐える。この攻撃の後にせめて相手がここから無事に逃げてくれるのを願うことしかできなかった。しかし相手が自分の名前を呼ぶ声が聞こえて体が無理やり動かされる、そのまま床に転がって目を開ければすぐ側に相手がいて震える声で名前を呼ぶ。先程まで自分がいたであろう場所に大穴が空いていてもしあれが自分に当たっていたらと思えばゾッとしてやはり体は動かなかった。相手はこちらの前で壁になりながら立ち上がって隠れろと言う、体を引き摺るようにして動かすと何とか岩陰に隠れて相手と鬼との様子を伺う。体は震えて仕方がないが相手から目を逸らすことはできなくて手を強く握りながら様子を見ていれば、相手は何かを腰に巻き付けて小さな四角を手に構えた。その後『変身』という一言と共に相手は風に包まれて鎧のようなものを纏う、驚愕の表情を浮かべるこちらの頬を撫でる風はこの街のものと同じだった。死の恐怖の次は目の前の信じられない光景に呆気にとられ動けなくなる、相手は鬼へと駆け出して鬼は応戦するように金棒を振るが大振りなそれは相手の速さに勝てるものではない。恐怖と興奮が入り交じり心臓はバクバクと激しく鳴って目の前の光景にただただ圧倒されていて)

  • No.5247 by 検索  2024-04-23 14:26:55 

っ、これで終わらせる…!
(相手が岩陰に隠れたのを確認すれば鬼の前に立ちはだかって変身を果たす。この街を感じながら距離を詰めれば鬼は金棒を再び振り下ろそうとしてくるがその前に背後に回って蹴りを食らわせる。半身が無い分力はいつもより出ないがその分機動性は高く、動きが遅い鬼に対して連続して拳を打ち込んでいった。攻撃を当てる度に風が吹いてマフラーがなびく。ダメージが蓄積したところに風の勢いを借りて強い一撃を打ち込めば鬼の体は明確によろめいて大きな隙が生まれた。このまま畳みかけてしまおうとメモリを腰のスロットに移してマ.キ.シ.マ.ム.ド.ラ.イ.ブを発動させ、風のエネルギーを集中させるとそのまま手刀を叩き込んだ。鬼の体が強く地面に叩きつけられるとその身体にヒビが入って砂となって崩れていった。脅威が去ったことを確認して軽く安堵の息を吐くとメモリを外して変身を解く。すぐに後ろを振り返って相手の傍に駆け寄ってくれば「大丈夫かい、翔太郎」と心配そうに様子を尋ねて)

  • No.5248 by 探偵  2024-04-23 17:13:34 


…す、げぇな、フィリップは……あんな、怖いやつと戦えるな、んて……すげぇ、かっこ、いい……
(岩陰から相手が戦う様子を見守る、相手は鬼相手に動じることなく向かっていってあの金棒が振り回されるのに怯むことなく果敢に鬼へと向かっていく。相手が身を翻す度に風に揺れるマントが強く目に焼き付いた。相手は何か装備を操作して最後の一撃を叩き込む、すると鬼は砂となって消えていって呆然とそれを見守るしかなかった。相手が元の姿に戻ってこちらへと駆け寄ってくる。こちらを心配そうな目でみる相手に大丈夫だと早く答えなければならないのに未だに体には恐怖がこびり付いていた。なんとか口を開いて戦闘中に感じた相手のかっこ良さに触れようとするも、脅威がなくなったからこそあの一瞬で身近に感じた死が遅れて襲いきて、だんだんと声は震えていった。一生懸命に無事であるのを伝えるために普通の会話をしようとするが口が上手く回らなくなる。恐怖を押し殺して瞳に薄らと涙の膜を張りながら「助け、てくれて…あり、がと…」と震える声のまま礼を伝え)

  • No.5249 by 検索  2024-04-23 18:41:14 

…翔太郎、…すまない、僕がもっと注意を配っていれば良かった。
(変身を解いて相手の元に駆け寄る。軽くしゃがんでその様子を伺え場その表情は恐怖に怯えている。脅威を取り除いたとしても相手が怖い思いをしたのには変わりない。それなのに何とか震えた声でこちらを褒めようとするのが痛々しくて、その瞳に薄ら涙の膜が張っているのが見えると胸が締め付けられて思わずその小さな身体を抱き締めた。少しでも不安を取り除けるように背中を撫でて名前を呼ぶ。鬼が居る可能性があるのだから壁画の解読に夢中になるのではなくもっと辺りを警戒するべきだった。もう一度怖かった思いをさせたくて連れてきてもらった訳では無いのに。相手を抱き締めたまま沈んだ声で反省点と謝罪を告げる。そしてこんな時まで普通に応じようとする相手に「もう大丈夫だから、怖かったの我慢しなくていい」と告げて優しくその背中を撫で続けて)

  • No.5250 by 探偵  2024-04-23 19:26:55 


、フィリップ……フィリップの、せいじゃ、ない…おれ…また、動けなかった……この街の人とか、フィリップが、あぶない、のに……こわくて…
(必死に取り繕うとするが上手くいかなくて未だに体が動かないでいると相手から抱きしめられる。そのまま背中を撫でられ名前を呼ばれると一気に緊張が解かれて目から大粒の涙が溢れ出す。そのまま大丈夫だと背中を撫でられるとその温かさに、頼りがいに、腕の強さに、一気に堰き止めていたものが溢れ出して嗚咽を漏らした。必死に相手のせいではないと、この街を襲う鬼と踏み出す勇気のなかった自分のせいだと口にする。しかし我慢しなくてもいいと言う優しい相手の声が再び頭の中で響いて、それに従うように『怖い』という単語を口にすれば最後に我慢していたものまで溢れ出して大声を挙げて泣いていた。相手に強く抱きついて制御の効かない感情のまま泣き続ける。涙は止まらないまま「こんなんじゃ、おれ…たんていになれない…フィリップの、あいぼうになれない…」と泣き声の合間に漏らすと未来の相棒である相手の服を強く握っていて)

  • No.5251 by 検索  2024-04-23 19:58:44 

翔太郎…、…鬼が襲いかかって来た時、怖かったのに僕を庇おうとしてくれたのだろう? それが出来るのは優しくて強い証拠だ。…ありがとう、翔太郎。
(相手の体を包み込むように抱きしめて名前を呼ぶと大粒の涙が溢れていく。嗚咽を漏らす相手の背中を撫でながら途切れ途切れの言葉を静かに聞く。また動けなかった自分のせいだと話す相手だったがこちらの言葉が響いたのか怖いという素直な感情を口にして年相応に泣き出す相手の名前を呼んでただひたすら優しく包み込んだ。服を強く掴まれたのを感じればあの時のことを振り返る。怖い物を目の前にしたなら逃げる為に自分を盾にしたり大声をあげても不思議ではない。恐怖で動けなかったにしてもあの時手を離したのは自分を巻き込みたくないと思ってくれた証拠だ。それは自分が惚れ込んだ今の相棒に繋がる所でもあって決して何も出来なかった訳では無いことを伝えると柔らかな声で御礼を伝える。そして背中にあった手を後頭部に移してぽんぽんと撫でてからゆっくり離れて相手の顔を覗き込む。真っ直ぐと目を合わせ「君は僕の相棒でこの街の立派な探偵だ。未来も、今も。僕が保証する」と告げて)

  • No.5252 by 探偵  2024-04-23 22:31:38 


…フィリップ……そう言ってくれるなら…フィリップが俺のこと相棒って言ってくれるなら…俺も、フィリップの相棒がいい
(感情の制御がきかずただただとめどなく溢れるままに涙を流し泣き声をあげる。その間相手の体はこちらから離れていくことがなくてずっとこちらを優しく包み込む、その温かさはずっと前に両親をなくした自分にはなかったただ甘えられる存在から与えられるもので、嗚咽混じりに泣き続けているが同じ分だけその優しさに心が暖かくなる。相手に包まれながら自分が決して弱くないのだと伝えられる、お礼まで言われてしまった。今日あったばかりだというのに相手の言葉は素直に聞き入れることが出来てまたギュッと相手に抱きつく、相手に優しくて強いのだと言われれば自分でもそうなのかもしれないと思うことができた。後頭部を撫でられると心はまた落ち着いて泣き腫らした目で顔をあげると相手と目線を交える。そして未来だけでなく今もこの街の探偵だと言われれば、頼りになる存在であり未来の相棒である相手に認めて貰えたのが嬉しくてまた目からは涙が溢れそうになる、しかし今度はその顔には笑顔が浮かんだ。相手は自分のことを認めてくれるがこのままではきっとダメだ、今から鬼をもう一度封印しなければならないのにまたこちらは隠れて相手一人だけ戦うなんて相棒だなんて言えない。軽く息を吐いて瞳に意志を宿すと「フィリップが隣に居てくれるなら、俺もう逃げない。フィリップと一緒に風.都.を守りたい」と告げて)

  • No.5253 by 検索  2024-04-23 23:58:31 


…ああ、僕が認めた大切な相棒だ。一緒にこの街を守ろう、翔太郎。
(上手な慰め方など分からなくてただひたすら相手を抱き締めて思ったままの言葉を告げる。過去の存在だとしても大切な事には変わりなくこちらの服が涙で濡れるのも気にせずその頭を撫でていた。相手が顔を上げると泣き腫らした赤い目がこちらを見つめる。未来も今も相手が相棒だと話せばまたその瞳に涙の膜が張るが今度は笑顔が浮かんでこちらも表情が緩んだ。どんな相手も好きだがやはり笑顔でいるのが一番良い。怯えていた瞳には確かな意志が宿って普段事件に巻き込まれた時に隣にいる見覚えのある顔付きになっていた。相手の言葉に頷いて共にこの街を守る約束をすればもう一度ぎゅっと抱き締めて少ししてからゆっくり腕を解く。そうと決まれば鬼を封印する為の切り札探しに戻ることになるが色だけでは情報が少ない。再び壁画を凝視してから「多分あの紫色の物が切り札なのだろうけど…何か思い当たるものとかないかい?」と相手にも問いかけて)

  • No.5254 by 探偵  2024-04-24 07:53:15 


うん!……あれが切り札…………あっ!!
(先程まで不安や恐怖に塗りつぶされていた心はすっかりそれらが消えて今は相手と共にこの街を守りたいという強い思いに溢れている。相手が探偵と認めてくれて相棒と呼んでくれるならそれに相応しくありたい。そこに大切な、という言葉もつけば今までに経験したことのない嬉しさが胸に溢れていた。すっかり元気を取り戻した声で頷くと最後にギュッと抱きしめられてこちらからも強く抱きしめる、自分にとってももう相手は大切な存在だった。体を離してから相手と共に壁画を見上げる。ひとりで見た時はその神秘具合に圧倒されるだけだったが相手が読みといた古語を合わせれば遥か昔の戦いと、そしてきっと今回の戦いで鍵を握るのはあの紫色の切り札ということになる。改めて鬼の手の中にある切り札を見つめる、どうやら持っているものは円形状だ。続いて自分には読み解けなかった古語の方をみると、その最後に何やら紋様のようなものが添えられていた。それらはどこかで見覚えがあってゆっくりと首を傾けながらじっと見つめる、そしてそれらが頭のなかで結びつくと声をあげた。服の中をゴソゴソと探ると「ばあちゃんから母さんの形見って言われてた奴が…」と記憶を辿りながら服の下で首から下げていた小さな巾着袋を取り出す。巾着袋を開いて中身を取り出すと再び声をあげた。そこには手の中に収まる小さな青銅鏡のようなものが入っていて、縁には古語の横にあった紋様が刻まれているが色は紫ではない。しかし自分にとって驚きだったのはそこではなく「フィリップ、これ二つに割れてたはずなのにくっついてる…」と相手にそれを見せながら自分の記憶との相違を伝えて)

  • No.5255 by 検索  2024-04-24 10:22:08 

…?…これは、ここに描かれているのと同じ紋様だ。…仕組みは分からないけど鬼の封印が解かれたタイミングでくっついたということは恐らくこれが切り札だ。
(すっかり元気を取り戻した相手に安堵しながらその体を抱きしめると相手からも強く抱きしめられた。この様子ならばもう大丈夫そうだ。ゆっくりと離れると共に壁画を見上げ相手に心当たりはないかと尋ねると相手は刻んである文字の最後の辺りを見つめている。周囲を警戒しながら見守っていると突然声をあげて身に着けていたであろう巾着袋を取り出す。母親の形見らしいそれは小さな青銅鏡で壁画に書いてある紋様が刻まれていて目を見開く。改めて壁画の方を見ると色はさておき円形状ということは一致している。そして相手から二つに分かれていた物が一つになったと聞けば唇に指先を添えながら考えを巡らせる。決定的な証拠はないが状況から見て鬼の復活や時の歪みのタイミングでくっついたと見ていいだろう。そしてその呼応した様子と形状の一致からこの青銅鏡が切り札の可能性が高い。その推理をしていけば昨日と今日、相手が鬼に遭遇した理由も読めてきて「さっきの鬼もこれを奪いに来たのかもしれないね」と呟いて)

  • No.5256 by 探偵  2024-04-24 12:33:42 


これが切り札……それなら鬼は街の人じゃなくて俺を狙って来るんだよな。街の人が安全なら良かった
(まさか半ば無理やり持たされていたものが切り札とは思わなくて改めて手の中にある青銅鏡をみる。母親の家に伝わっているもの、というぼんやりとした情報だけ聞いていたがそれが鬼を再び封印するために必要なものだとは。相手が考えを巡らせるなか鬼の狙いが自分だったと言われると一瞬体を強ばらせる。しかし鬼の狙いが自分ならば鬼が無闇にこの街の人を襲うことはないということだ。手を強く握りしめて軽く息をつくと自分が狙われている恐怖より街の人が狙われない事実を肯定的に捉えて半分は自分に言い聞かせるようにして言葉として口にしていた。鬼の狙いが自分にむいているうちに早いところ決着を付けなければならなさそうだ。図らずも切り札は最初から持っていたことになったが、もうひとつ気になるところがあって「なぁ、フィリップ」と相手の腕を軽く引く。そして1番左の絵の隅を指差して「俺が前見た時あんな赤い鬼いなかったんだ」と記憶と異なる場所があることを伝える。そこには敵軍の中で縄に縛られてカンカンに怒っている赤鬼、もといイ,マ.ジ.ンのモ.モ.タ.ロ.ス.の姿が描かれていて)

  • No.5257 by 検索  2024-04-24 15:13:54 

君には僕がついているから。赤い鬼?…モ.モ.タ.ロ.スだ!彼は僕の仲間の大切な人なんだ。以前から絵が変化したということはモ.モ.タ.ロ.スこの戦いの場所に居るのかもしれない。
(切札を鬼が探して襲っていたのではないかと推理を述べると相手の体が強張った。自分の身が襲われることより街の人の安全を優先して考えるのは相手らしいが無理しているようにも見えて安心させるように頭を撫でた。これでこちらの目的であった切札は確保出来たところで相手に腕を引かれて左の壁画の前に向かう。以前と絵が変化していると説明されながら相手の指さした場所を見れば見覚えのある赤鬼が縄に縛られている所が描かれていて驚いた声をあがる。相棒と同じく消失したモ.モ.タ.ロ.スがここにいるとは。恐らく時空の歪みのせいでこの絵の戦いの時間に放り出されて巻き込まれた所を偶然描かれたのだろう。相手に軽い説明をしつつもう一度壁画を見る。歴史は変わろうとしている、鬼退治の切札が受け継がれているのなら相手の祖先もこの戦いに参加した可能性が高く、この場所で歴史が変わったからこそ現代の相棒が消失したとも考えられる。ならば次に向かう先は恐らくこの戦いの最中だ。相手に断りを入れてから野.上.良.太.郎に連絡を取る。切札だと思われる物を確保したことと相手のこと、そしてモ.モ.タ.ロ.スのことを告げれば一旦落ち合おうと話になって通話は切れた。「一緒にこの時代に来た仲間と合流するからついてきてくれるかい?」と尋ね、移動を開始して)

  • No.5258 by 探偵  2024-04-24 17:24:25 


…うん!……モ.モ.タ.ロ.ス?……仲間の鬼もいるんだな。……分かった。フィリップがいるとこに俺もいく!
(切札を持った人間が狙いになっているのなら街は安全だろうと口にすると、自分が隠した恐怖も相手はお見通しなのか頭を撫でられる。未経験の温かさと心地良さと相手への親愛で胸に現れた恐怖はすぐに拭われて相手を見上げながら笑顔で頷いていた。壁画に現れた赤い鬼のことを相手に教えると相手はその存在を知っていたのか名前を叫ぶ、桃太郎っぽいのに鬼なのはなんでだろうと不思議に思ったまま仲間のうちの一人だと教えられるとまた壁画を眺める。確かに鬼なのに捕まっているし何故か怒っているし周囲の他の鬼とは違って異質な存在だ。その赤鬼がこの遥か昔の時代に飛ばされている、ということなのだろうか。青銅鏡が直ったことといい、奇妙なことばかりだがこれらも鬼を封印すればきっと元に戻るのだろう。相手は先程の仲間だという人に連絡をとって合流することを伝えられるとすぐに頷く。相棒である相手がいてくれるなら何処へいくのだって大丈夫だ。相手と手を繋いで最初に会った公園へと戻ってくると相手の仲間だという野.上.良,太.郎という男の人と合流して『初めまして』と緩い笑みで自己紹介をされる。互いの情報を共有すれば良太郎はモ.モ.タ.ロ.ス.が過去にいることに驚きつつも安堵した様子をみせて『僕らの方も鬼が封印されてる場所は分かったけどこの時代で出来ることは無かったんだ。だからみんなであの壁画の時代にいって鬼を封印しなきゃいけないみたい』と相手の考えに同意する。そうとなればと話がまとまったところで、電車の到着音のようなものが周囲に響いて不思議そうに見回していると空間の裂け目から電車が現れ宙を走った後に三人の前へと停止する。今まで以上に有り得ない光景に目を爛々と輝かせると「すっげぇぇ!!」と声をあげてデ.ン.ラ,イ.ナ.ーを見つめて)

  • No.5259 by 検索  2024-04-24 18:39:28 

なら早速その鬼退治の時間に向かおう。…この電車は時をかける特別な電車で今からこれに乗ってあの壁画に描かれた過去に行くんだ。
(合流する旨を伝えると疑いようのない良い返事が返ってくる。まだ出会ってそれほど時間は経ってないが幼い相手から強い信頼が置かれていることに先の見えない決戦への緊張や不安も解けていくようだ。再び手を繋いで公園へと戻ってくれば野.上.良,太.郎が立っていて簡単な自己紹介と情報共有を果たす。モ.モ.タ.ロ.ス.の居るであろう場所を伝えれば驚いたような顔をした後、安堵した笑みを浮かべていてずっと心配していたのだと窺い知ることが出来た。野.上.良,太.郎の方も封印された場所は分かったがそれ以上の進展はないようで鬼退治の時代に行くことで合意が得られた。そのタイミングで空間に裂け目が生まれてデ.ン.ラ,イ.ナ.ーが宙を走る。ぐるりと一周してから目の前に停車するとその様子を見ていた相手の目が分かりやすく輝いて思わず笑みが零れた。興奮している相手に簡単にデ.ン.ラ,イ.ナ.ーの説明と今から過去に向かうことを告げるとその手を引いて電車に乗り込んだ。客車のドアを開けばイ.マ,ジ.ン達が待ち構えていて早速ウ.ラ.タ.ロ.スとリ,ュ.ウ.タ.ロ.スが相手に近づいてくれば『へぇ、これがこの時代の探偵クン?』『わー!ちっちゃい翔太郎だ!』と各々はしゃいだり絡んだりしている。初めてではびっくりするであろう光景に相手の様子を伺いながら「せっかくなら外が見れる場所に座ると良い」と窓際の席に座るように促して)

  • No.5260 by 探偵  2024-04-24 19:34:04 


過去っ?!じゃあこれタイムマシンなのか?!空飛ぶタイムマシンの電車!!
(空を駆ける電車にすっかり興奮しているとそれが時を超える列車だと知るとさらに興奮は一段階ギアを上げる。突然現れる線路に赤と白のかっこいいボディ、それらにすっかり夢中になればいつもの相手並に目をキラキラさせながら勝手に動いてデ.ン.ラ.イ,ナ,ーを観察し始める勢いにまでなっていた。列車の先頭を見に行こうと走り出す前に相手と手が繋がると少々物足りないながらも大人しく電車へと乗り込んだ。相手の後ろを歩いて客車へと入れば賑やかな声が聞こえてきて前の方を覗く、そこには人間ではない何かがいて咄嗟に相手の後ろに隠れてしまった。だが聞こえてくるのは好意的な声ばかりで先程壁画に描かれていた鬼が良太郎の大切な人だという話を思い出せばゆっくりと顔を出してイ.マ.ジ.ン達を見上げる。ウ.ラ.タ.ロ.スに探偵と言われたのが嬉しくて笑みを浮かべているとリ.ュ.ウ.タ.ロ.スにはご機嫌な笑い声と共に乱暴に髪を撫でられてしまい「な、やめろよ!」と精神年齢が同じもの同士で暫く戯れていた。相手から窓側に座るよう勧められると「うん!」と元気と勢いのありあまった返事をした後相手の手をひいて自分は窓側に、その隣に相手を座らせて窓枠に手をかけて外の様子を見守る。発車のアナウンスの後、電車は最初こそ地上を走ったがすぐに宙へと浮いて感嘆の声をあげている間に異空間のゲートをくぐる。途端に外は砂漠と不思議な色の空が広がる空間となって見た事のない風景を食い入るように見つめていた。しばらくして再びアナウンスがされるとデ,ン,ラ,イ.ナ.ー.は再びゲートをくぐって宙を駆け抜ける。窓から眼下に広がったのは沢山の森に田んぼ、そして教科書でしか見たことの無い家屋だ。様変わりした風景に相手の方を振り返ると「フィリップ!昔の風.都.だ!」と未だ冷めない興奮のまま叫んで)

  • No.5261 by 検索  2024-04-24 20:07:48 

ああ、翔太郎が居る時間から400年から500年くらい前の風.都だ。 着いたみたいだし降りようか。
(相手の行動に何となくいつもの自分と似たようなものを感じながら客車に入れば突然現れたイ.マ.ジ.ン達に相手は後ろに隠れてしまう。だが敵意は無いのが分かったのがゆっくりと顔を出した所を二人に構われていてくすくすと笑みをこぼした。席に座るように促すと元気な返事と共に手を引かれて相手の隣に座る。走り出したデ.ン.ラ.イ,ナ,ーは段々と速度をあげていき時空の切れ目へと入って広大な砂漠の中を駆けていく。不思議な外の景色にすっかり見入っている相手の横顔を見ていれば普段の相棒もはしゃいでいる自分を見て同じ感想を抱いているかもしれないと思いを馳せていた。やがて再びゲートをくぐると乗った時とは違う街の景色が眼下に広がる。子供のようにはしゃぐ相手程ではないが自分も好奇心に目を煌めかせ、どれくらい昔かを説明しながら相手と並んで窓の外を見ていた。宙を走っていたデ.ン.ラ.イ,ナ,ーはさっき居た公園らしき土地にレールを伸ばしてゆっくりと停車する。到着のアナウンスが流れると相手に声をかけ、手を引いてデ,ン,ラ,イ.ナ.ー.を降りる。辺りには森が広がっていて翔太郎の時代にもあった街のシンボルも当然存在しなければ「風.都.タ,ワ.ーがない風.都.というのも不思議な感じだ」と思わず呟いて)

  • No.5262 by 探偵  2024-04-24 20:44:04 


よんひゃく……うん、行こうフィリップ!…うわぁ……でも風はちゃんと風.都.の風だ
(目的の時代に到着したことを相手に伝えれば相手の瞳も輝いて二人並んで窓の外の景色をみやる。たった数年前でも随分前に感じるのに何百年単位昔なのだと告げられるとその数字の大きさをただ繰り返し呟くことしができなくて、様変わりした風.都.を見つめていた。やがてデ.ン.ラ.イ,ナ.ーは地面へと降りたって相手と手を繋いで電車を降りる、昔の風.都.とはいえ未知の世界にやってきたわけだが相手が隣にいる限り怖気付くことはなくて、しっかりとその手を握ったまま忙しなく好奇心のままに周囲を見回していた。相手が街の象徴がないと呟く、確かに空を見上げても風.都.タ.ワ.ーはなく高い建物さえなくてただただ青い空が広がるだけだ。その時にふわりと風が吹く、周囲の木々を軽くざわめかせ草花を静かに揺らし頬を撫でる風は匂いは多少違っても間違いなく風.都.のもので、この時代にも同じ風が吹いていたことに嬉しくなると笑顔でそれを相手に伝えていた。良太郎達も電車から降りてきたところで人々の雄叫びが聞こえて全員で顔を合わせる。『行ってみよう』と良太郎が口にして移動を開始すればそこには寺があって境内には粗末ながらも思い思いの武器を持ったこの時代の人々が決起集会をしていた。恐らくあの祠の地下でみた壁画の二枚目と三枚目の間くらいの場面だろう、この後戦いを挑み鬼達を封印出来れば時.の.運.行.は守られ、負ければ時はねじ曲がる。異様な空気に思わず相手の方に寄りながらどうしようか伺うように相手を見上げて)

  • No.5263 by 検索  2024-04-24 21:47:37 

ああ、慣れ親しんだ風だね。 _…野.上.良.太.郎、翔太郎、恐らく彼らの挑む戦いの勝敗が時を行方を左右するはずだ。だからあの中に混じってこっそり加勢するのはどうだい?
(相手と共に降り立った土地は言われなければ自分たちの街とは思えないほど様変わりしている。だがそこに吹く風の優しさは変わってないようで相手と目を合わせてその感想を共有した。貴重な過去の世界の様子を観察していたが野.上.良.太,郎の呼びかけがかかると皆で雄叫びの聞こえた方角に向かう。お寺らしき場所にはこの時代らしい服装をした人々が集まって決起集会をしているようだ。状況から見るに鬼退治に向かう直前なのだろう。物陰に隠れながらその様子を見ていたが相手が寄ってきて見上げられる。この街を守るという約束の為にもこの戦いには勝ってもらわなくてはならない。だが時空の歪みが発生したということは何かしらイレギュラーが起きる可能性は十分にある。少し考えると良い作戦が浮かんで二人に声を掛けた。元の時間に戻すには恐らく単に鬼を倒すのではなく史実通りに鬼退治によって鬼を封印することが必要だ。ならば答えは一つであの民の中に混じって戦いに参加する案を提案すると皆の反応を伺って)

  • No.5264 by 探偵  2024-04-24 22:26:14 


俺達もこの時代の風.都.の人のフリするってことか!フィリップ頭いいな!
(この街、もとい村の人々には勝って貰わなければ鬼退治を達成することはできない。影から様子を見守っていると相手があの群衆に混じることを提案して、なるほどと目を輝かせた。村の人々に混じって加勢すればこの村の人が勝った、という事実はそのままに鬼をより確実に倒すことができる。思わず相手を声をあげ褒めるも、村の人に気づかれそうになってすぐに口を手で覆った。加勢するのはいいが問題は服装で流石にこのままでは村の人々に混じれそうにない。どうやって混じるか、を口にしようとしたところで隠れていた場所のすぐ後ろに建っていた物置の扉がガラリと開いて『お届けものです!』と元気な声が聞こえてきて振り返りながら驚く。良太郎に関しては変な声をだしながら尻もちをついていた。そこにいたのは電車でアナウンスをしていたナオミさんで、手の中にはこの時代の服が全員分収まっていた。礼を言いながら服を受け取ると物陰なのをいい事に早速着替え始める。子供サイズは当然ひとつしかなく黒の熨斗目に紫の肩衣を着て気合いを入れると共に額当てをつければ準備は完璧だ。普段着ることのない服に上機嫌になると七五三さながらの衣装の着られっぷりを相手に見せつつ「どうだ!?かっこいいか?!」と聞いて)

  • No.5265 by 検索  2024-04-24 23:36:41 

、準備が良いね。じゃあ早速変装だ。__ …ああ、よく似合ってる。 これなら違和感なく紛れられそうだね。
(鬼がどんな手を使ってきても良いように人々に紛れて戦いに参加する案を出すと相手が目を輝かせて賛成を示して褒めてくれる。慌てて覆ったその声は皆が決起集会に集中しているのもあって聞こえてないようで一安心だ。実行するにあたって次は服をどうするか考えた所で突然後ろの物置が開きナオミが出てくれば肩を跳ねて驚いてしまった。だがその手にはこの時代の服が全員分用意されていて思わず口角が上がる。探偵らしく変装だと告げると早速用意された服を手に取って着替え始めた。白い小袖に緑色の柄の入った胴服を羽織るといつの日か着た浴衣よりも防寒性に優れた作りで腕を振ったり軽く身体を捻ったりして着心地を確かめる。そうしていると同じく着替え終わった相手が服を見せに来るが戦に行くための本格的な服と上機嫌な表情とのギャップが強く、服に着せられている様はかっこいいより微笑ましいという感想が先にくる。可愛らしい姿に思わず口元は緩んでしまいながらも求められるまま褒め言葉を伝える。この姿ならば村の人々に混じっても問題なさそうだ。集会も終わりかけなのを見れば「行こうか」と声を掛け、こっそり物陰から出ると村の人の後ろに自然と紛れてみて)

  • No.5266 by 探偵  2024-04-25 07:52:14 


へへ、変装バッチリだな!よし、鬼退治に出発だ!
(相手に服装を見せれば褒め言葉が返ってきて上機嫌に笑みを浮かべる、まだまだ表情から相手の心理を推察する洞察力はなくて相手の言葉をそのまま素直に受け取ってさらに気合いをいれていた。良太郎も深紅の着流しスタイルになれば全員変装が完了して、村の人々が動き始めるとこっそりとその中に混じって移動を始める。集団はどうやら海の方へと向かっていくようで良太郎が『僕らがさっきの時代で見つけた鬼が封印された場所と同じとこに向かってるみたい』と自分と相手に囁く。いよいよ決戦の時は近いらしい、懐に忍ばせた切札をギュッと握りながら足を止めることなく前へと進んだ。やがて海岸沿いの岩場へたどり着く、辺りはシンとしていたが突然周囲から雄叫びが聞こえて岩場の影から次々に鬼が飛び出してきた。一瞬怯むものの拳を固く握ってその場に留まる、鬼達は狙っていた獲物が自らやってきたとせせら笑いながら村の人々を襲い始めた。途端に周囲は乱戦状態となる、だがそれなりの準備と覚悟をしていた村の人々は鬼と互角にやりあっていてこれならこのままでも勝てるかもしれない。周囲から戦いの声があがるなか、岩場の少し高いところに影が差してそちらを見上げる。そこには黄金の装束を纏い戦いを見下すように睨む二本の角を携えた男が立っていて、他の鬼とは違うオーラを感じ取ると「フィリップ、あれ…あいつ、壁画に描かれてた切り札持ってた奴だ」と相手の服の端を引っ張り)

  • No.5267 by 検索  2024-04-25 10:39:58 

こっちは僕たちが何とかするから君はモ.モ.タ.ロ.スを探してきたまえ。…あの服装、多分鬼達の一番上の人物だ、…っ!
(こちらの誉め言葉に無邪気に喜ぶ姿はやはり微笑ましく気合を入れる様を温かく見守る。だがここから先は戦いの場で相手をしっかり守らなくてはと密かに緊張の息を吐いた。村の人々が移動を始めてそれについていくと野.上.良.太.郎がその先が封印されていた地だと教えてくれる。その場所ですべてが決まるのだろう。相手の様子を伺いながら進んでいけば海岸沿いの岩場に辿り着く。それと共に雄叫びをあげて鬼が襲ってくれば村の人々は応戦体勢に入り戦が始まった。自分達も参戦しようかとしたところで何処か落ち着きのない野.上.良.太.郎が視界に入るとその理由を察して大切な仲間を探してくるように促す。驚いた顔をした後、深く頷いた彼を見送っていると相手に服を引っ張られて言われた方に視線を向ける。そこには立派な二本の角と黄金の装束をまとった男がいてオーラからもトップの鬼なのが推測出来る。様子を伺っているとその男の口元がにやりと歪んで金棒が空に掲げられた。その仕草に呼応するように戦場である岩場に雷が落ちてきてその一部が村の人に当たるのを見れば目を見開いた。あの男を放っておけばたちまち前線は崩壊して村の人々は全滅してしまうだろう。ならば自分はやるべきことは一つ、懐からドライバーを取り出して装着すると「僕が奴を止めてくるから翔太郎はここで無理しないように身を守っててくれ」と一方的に言い残して疾風のメモリで変身しながら鬼に立ち向かっていく。先ほどと同様素早い動きで攻撃を仕掛けるが男の体は硬く手ごたえが感じられない。焦りを覚えながら更に拳を打ち込むが腕に阻まれ、振り払われるとその力強さに吹き飛ばされ苦痛の声をあげながら地面を転がって)

  • No.5268 by 探偵  2024-04-25 12:32:05 


うわっ?!…うん、壁画で切札を持ってた鬼だ……分かった
(海岸沿いの岩場は一瞬で戦場と化して、うねりを上げる怒号や金属音にいやでも心臓は早くなる。混沌としていく中で相手が良太郎にモ.モ.タ.ロ.スを助けに行くように声をかける、大切な人が捕まったままではこの戦に集中できないだろう。相手と二人で戦いの渦中に残ったがその先に見えた鬼は明らかに他の鬼が発するのとは違う雰囲気を放っていて、相手が言うようにあれが鬼達の頭に違いない。男は不気味に笑って雷を周囲へと落とす、響き渡る破壊の音に思わず耳を塞ぎながら目を瞑った。この状況を逆転しうる存在に相手は再びあの緑の装甲を纏って男の方へ駆け出していく。相手に言われた通りに安全な場所に向かうべきなのだろうが、相手の事が心配で結局その場からは動けなかった。相手が拳を男へ叩き込む、しかし男は一切動じる事がなくて明らかな力の差に肝が冷えた。再び男へと向かっていくが相手は圧倒的な力で地面へ転がされて思わず「フィリップッ!」と叫びながら相手の方へと走り出した。その途中で男が金棒を相手の首、すぐに息の根を止められる位置へと突き出し走ってくるこちらを真っ直ぐ睨みつけてきて蛇に睨まれた蛙のように足が止まる。男の目はこちらからそれる事はなくて『坊主、我らの切札を持っているな?』と問われれば目を見開いた。その反応に切札の持ち主を確信した男は金棒に雷を纏わせさらに相手へ近づけて『切札を渡せ』と迫ってきて)

  • No.5269 by 検索  2024-04-25 15:07:29 

くっ…やっぱりそれが狙いか。 っ…翔太郎、絶対に渡したらダメだ、ッああ゛!!……、
(先ほど倒した鬼との力の差は歴然で振り払われた勢いで地面に転がってしまう。相手の叫び声が聞こえてくればすぐに立ち上がらなくてはと思うがその前に首元に金棒を突き付けられ相手に切札のことを尋ねるのを聞けば思わず息を飲んだ。見えるように佇んでいたのも持ち主を炙り出すためだろう。男を下から睨みつけるがその視線は相手をじっと見つめたままだ。切札を渡してしまえば鬼が強大な力を手にしてこの戦は負けてしまう。そうなれば鬼が復活する未来が確定し風.都が滅茶苦茶にされてしまい、現代の相棒を取り戻すことも出来ないかもしれない。そんな思いが募れば相手に向かって渡さないようにと叫ぶがその途中『邪魔をするな』と金棒の先を当てられて全身に電流が走る。目の前が真っ白になるような電撃に悲痛な声をあげ、過度なダメージを受けた装甲は剥がれて生身の体へと戻った。金棒が離れていけば一旦は電撃から解放されぐったりしながら荒い呼吸を繰り返す。その様子を尻目にした男は再び相手を睨み『コイツと交換だ、切札を渡せ』と選択を迫った。切札を奪われていけないのもそうだがこの男が約束を守るとも限らない。緩慢な動きで相手に顔を向けると「翔太郎、僕はいいからこの街の為に逃げて…」と託すように声を掛けて)

  • No.5270 by 探偵  2024-04-25 18:31:46 


…、……っ、フィリップッ!やめろ!!………分かった。これが欲しいんだろ?こんなのお前にやるから、フィリップから離れろ
(禍々しい金棒をもつ鬼に睨まれてしまえば足が竦む。将来の相棒である相手を取るべきか風.都.を取るべきか選択肢を突きつけられて瞳が揺れる、どちらも大切で絶対になくしたくないものでどちらかなんか選べるはずがなかった。相手は切札を渡すなと叫ぶ、だがそれはすなわち相手の死を意味していて冷たい男の声と共に相手に金棒が突き立てられて電流が走ると相手から悲痛な叫び声があがった。こちらも悲痛な叫び声で名前を呼んで男を睨みつける。相手の装甲は無くなってしまって同じ電流を生身で受ければきっと今度こそ相手は死んでしまう。大切な人が痛みに晒され怒りが湧き必ず助けなければと強い意志になれば、体を縛っていた恐怖から放たれて麻痺していた頭が動き出す。壁画の絵をもう一度思い出す、三枚目の絵ではあの鬼が持っていた切札が砕けて人が勝利していた。つまり元の歴史でもこの切札は鬼の手に渡っていたということだ。それならば本来いないはずの相手と良太郎がいるこの状況なら切札が鬼に渡っても十分勝機はある。男と目をあわせ懐から切札の青銅鏡を取り出す、それは脅されて取り出したのではなく明確な決意を持って取り出されていた。相手も風.都,も、どちらも諦めるわけにはいかない。相手と目線をあわせ大丈夫だと目配せしてから再び男を睨む、そして交換を飲むことを告げた。男は子供が自分の思い通りに動いていやらしい笑みを浮かべて金棒の電撃で相手に狙いを定めたままその場から離れていく、同時に相手と男の前にゆっくりと割りこむように歩いていって相手を庇える位置へ立つ。金棒を向けられたまま『よこせ』と言う言葉に従い、手に持っていた青銅鏡を男へと投げ渡した。男は青銅鏡を手にするとクツクツと笑いだし、やがて高笑いを響かせる。不気味な笑い声と共に青銅鏡は紫色の光を放ち始めて『力が!力がみなぎってくる!!』と叫べば男の体はみるみる怪物のそれへと変貌して、周囲で戦っていた鬼にも紫のオーラが浮かぶと先程よりも力強く村人と戦闘をし始めて)

  • No.5271 by 検索  2024-04-25 19:47:52 

翔太郎!…、……っ。 翔太郎、…すまない、助けてくれてありがとう。
(相手から悲痛な声で名前を呼ばれる。そんな顔や声をさせたい訳ではなく直ぐに立ち上がらなければならないのに上手く身体が動いてくれない。せめて相手は切り札を持って逃げろと伝えたのに懐から青銅鏡を出してしまって抗議するように声を上げる。だがこちらと目が合った相手の瞳には先程と違って明確な決意が宿っていて声が詰まった。あれだけ鬼に怯えていたのに今は堂々と男を睨んでいて、切り札を渡す意志を示しては自分と男の間に割って立っている。交渉の為相手が青銅鏡を投げ渡すと男は不気味な高笑いをし始め、切り札はあの壁画にあるように紫色に光を放つようになった。そのオーラは男を初めとする鬼達の元に纏うようになり力が増したように見えれば強大な力を与えてしまったことに奥歯を噛み締める。切り札が手に入り用は無くなったのか『お前達は最後にしてやろう』と吐き捨て怪物となった男は戦場の中心地へと向かっていってしまった。何とか上体を起こすものの自分のせいで切り札が鬼に渡ることになった自責の念と相手が自分を選び助けてくれた感謝、鬼に力を与えてしまった今の状況への焦りや絶望感などが入り混じって視線を伏せる。相手の名前を呼ぶが続けるべき言葉が見つからなくて視線を迷わせながらまずは伝えるべき謝罪と礼を告げて)

  • No.5272 by 探偵  2024-04-25 20:31:31 


…、……フィリップ!無事で良かった。……フィリップ、大丈夫だ。一人で難しいなら誰かを頼ればいいんだろ?
(切札である青銅鏡を手に入れて男の姿はみるみると禍々しい姿に変わっていく、それを恐ろしい姿だと思う心はあっても一歩もひかず、目もそらさず男を睨み続けた。細かく震えるのを武者震いだと言い聞かせながら鬼を睨んでいると先に村の人々を消すためか一旦は見逃されてゆっくりと息を吐き出す。名前を呼ばれて振り返ると上体を起こした相手はあまりうかない顔をしていて感謝を伝えられるがその言葉には覇気がない。傍にしゃがんで勢いのまま相手を抱きしめる、出会ってからの時間は短くても相手は自分にとって十分大切な存在になっていて相手を見放すことなんて考えられなかった。そして自分が泣いてしまったときと同じように小さな手で相手の背中を優しくポンポンと撫でる、そして顔をあげて相手と目を真っ直ぐあわせると相手から貰った言葉を今度はこちらから送り返した。切札は鬼に渡ってしまったがまだ負けたわけじゃない、戦況は鬼へと傾きつつあるがまだ鬼退治はできるはずだ。なにせここには相手だけでなく自分がいる、それに良太郎達もだ。相手を真っ直ぐ見つめながら元気付けるように笑みを向けていると岩場の向こうから『いくぜいくぜいくぜー!!』と騒がしい声が聞こえてくる、それは壁画に描かれていたモ.モ.タ.ロ.スで剣を振り回しながら強化された鬼をなぎ倒していく。続いてウ.ラ.タ.ロ.ス.とリ.ュ.ウ.タ.ロ.スが加勢し、キ.ン.タ,ロ.スが憑依して黄色のメッシュを携えた良太郎が現れると張り手で鬼をはじき飛ばした。力強い味方にさらに笑みを輝かせると「フィリップ!まだ切札を壊すチャンスはある!俺達で鬼退治しよう!」と高らかに呼びかけて)

  • No.5273 by 検索  2024-04-25 21:19:25 

…翔太郎、……ああ、僕には頼れる仲間と相棒が居るのを忘れていた。 …ありがとう、翔太郎。
(時間の歪みを直してこの街を守ると意気込んだのにその為に必要な切り札を敵の手に渡す行為を相手にさせてしまったことに顔を上げられないでいた。だが相手が自分の前でしゃがんで抱きしめられ背中をぽんぽん撫でられるとその温かさにつられてゆっくりと顔を上げる。見覚えのある相棒の目で見つめられながら自分が告げた言葉を送り返されると大きく瞳が揺れる。こちらを励ますように笑顔が向けられると心を覆いつくそうとしていた闇が晴れて行く心地がした。相手を見つめていると岩場の向こうから聞き覚えのある騒がしい声が聞こえてきた。目を向ければ居なくなっていたモ.モ.タ.ロ.スとウ.ラ.タ.ロ.ス.にリ.ュ.ウ.タ.ロ.ス、そしてキ.ン.タ,ロ.スが憑依している良太郎が紫のオーラを纏った鬼をなぎ倒していて皆が鬼を倒そうと力を合わせている光景が広がっていた。笑みを輝かせる相手にさらに声をかけられると悩みや憂いは吹っ切れて漸く笑みを見せた。まだ勝敗は決まっていない、ならばやるべき事をやるだけだ。今度は芯のある声でお礼を伝えるとこちらからも軽く抱き締めてから立ち上がった。戦場を見ると鬼は紫のオーラで強化されているものの良太郎達の加勢もあって戦況は押して押されてを繰り返している。そして青銅鏡を手に入れた後の一連の行動と三枚目の壁画のことを思い出すと「あの鬼は切り札で自分や鬼達を強化する時、青銅鏡を空に掲げていた。鬼が強くて近付けてなくてもその隙なら遠くから切り札を狙えるかもしれない」と相手に案を出して)

  • No.5274 by 探偵  2024-04-25 23:17:28 


へへ……俺はフィリップの相棒だからな。……じゃあもう一回あの鬼の親玉に切札を使わせればあの絵みたいに矢で打ち抜けるチャンスが来るんだな…でも、そのためには鬼を追い詰めないと
(この危機的な状況とは真逆の賑やかなイ.マ.ジ,ン達の声が響き渡って緊迫した戦況が一気に変わる。相手にそのことを伝えればその顔には笑みが戻って、それだけでもこの戦いを切り抜ける勇気が湧いてくる。大切な人が笑っているだけてこんな気持ちになるなんて初めて知ることだった。相手は気力を取り戻してこちらからもギュッと抱きしめてから一緒に立ち上がる。相手が青銅鏡を使った時こそチャンスだと言えば数度頷く、あの壁画も青銅鏡が掲げられた時に矢で撃ち抜いたところが人間の勝利の瞬間だった。となれば同じ状況を作り出すのが良い。現在の戦況は五分五分であの青銅鏡が鬼の力を強めるものなら鬼を追い込んであれを使わせなければならない。だが相手は既に傷を負っていてあの緑色の装甲の姿ではさらに強化された男に太刀打ちはできないだろう。鬼を窮地に追いやり青銅鏡を使わせるような戦力が必要だ。どうしたものかと唸り声をあげていると、再び背後から『お届けものです!』と元気な声が響いて思わず「うわっ?!」と声をあげてしまった。そこにいたのはまたしてもナオミで『オーナーが特別ですよって』とニコニコと笑顔を浮かべながら二人に向かって何かの機械を差し出してくる。それは探偵と共に消失したはずのダ.ブ.ル,ド,ラ.イ.バ.ーと切札のメモリ、そしてフ.ァ.ン.グ.メ.モ.リ.だった。それらがなんなのか分からずナオミと相手とを交互に見るしかなくて)

  • No.5275 by 検索  2024-04-26 00:28:37 

ダブルに変身出来れば…、わっ! …なるほど、確かに特別な僕たちの切り札だね。さっき僕が変身したのはある意味緊急用の物で普段街を守る仮.面.ラ.イ.ダーは君と僕が一緒に変身する二人で一人のヒーローなんだ。
(相手の言葉と同じく平和のために戦う彼らのおかげで初心を思い出せば対策を練っていく。あの壁画同様に男に切り札を使わせたタイミングを狙うのが良さそうだが今の戦場は五分五分で戦いが長引けば人間側の方が体力を消耗していくだろう。だがサイクロンだけでは強化された周りの鬼ですら倒せるか怪しい。いつもの姿になれたらと言葉を零していると背後から2回目の元気な声が聞こえてきて相手と共に驚く。そしてその手に載っていたものを見るとまた驚いて、直ぐに口角が上がった。流石時の電車を管理するオーナーといった所だろう。渡されたものを礼を言って受け取り、特別にちなんでナオミに一つ要望を伝えてから相手の方を向く。自分達にとっての切り札を見せながらさっきの姿は一人だけのイレギュラーな物でこちらがいつもの姿だと説明するとドライバーを相手の腰に宛てがう。自動的にベルトが巻き付けば幼い姿に対してかなりドライバーが大きな面積を占めてそのアンバランスさに笑いを零していると自分の腰にも同じ物が現れた。普段と変わらない事を確かめると「これが君のメモリだ」と切札を手渡す。「ここを押してスロットに差し込めば君の意識が僕の元に流れて一つになれる。説明だけじゃ分からないだろうけど、…僕を信じてくれ」と変身の仕方と起きることを説明するが言葉だけではピンと来ないだろう。メモリを持った相手の手を握りしめじっと見つめて自分に託すように伝えるといつもの立ち位置である相手の右側に立って変身の動作を行って)

  • No.5276 by 探偵  2024-04-26 07:23:36 


…フィリップと、一緒に……俺が、…ヒーローっ?!?!…わ、!……分かった!フィリップのこと信じる!
(ニコニコと謎の機械を差し出すナオミとそれらをみて勝機を見いだすように笑う相手の間で視線をウロウロとさせる。よくは分からないがこれがこの戦を勝利に導く鍵なのだろうか。相手の顔がこちらへと向く、そこで説明されたことはまたも信じられないもので、しかし相手の言葉を繰り返しているうちに一気に興奮度が上がっていく。先程相手が変化した戦う姿、将来の自分もあれになっていてしかも相手と共に戦っている街のヒーローだなんて。鼓動が急上昇して目を煌めかせるが同時に大好きな相手とこの戦いに最高の切札として挑めるのが嬉しくて仕方がない、これならば先程の考え通り鬼に切札を使わせる事が出来るはずだ。腰にドライバーが宛てがわれるとベルトが腰に巻きついてくる、同時に相手の腰にも同じドライバーが現れて言葉にはできない特別な繋がりに運命的なものを感じて息を飲む。相手から差し出されたメモリを受け取る、奇しくも青銅鏡と同じ紫色をしているそれに何か惹かれるものを感じながら相手から使い方を教えてもらった。正直そこらへんの理屈はピンと来なかったが、相手に信じてくれと言われれば間髪入れずに頷く。自分の相棒が言う言葉以上に信頼できるものなどありはしない。相手が自分の右側にたってメモリを起動する、見よう見まねでメモリを起動しドライバーに差し込めば一瞬意識が浮遊した感覚があって次の瞬間には再び着地する、その間に体には白と黒の装甲が構築されて変身を果たした。いつもとは違う目線の体にすぐ右隣に感じる相手の意識、湧き出る力に「なんだこれ!フィリップの体の中にいる!すっげぇ!!」とただただ興奮した言葉をあげて)

  • No.5277 by 検索  2024-04-26 10:22:41 

これが未来の君と僕がこの街を守るためのもう一つの姿だ。…行くよ、翔太郎
(相手にドライバーとメモリの使い方を説明すればその顔は興奮して目を煌めかせている。相手にとっては未知なことが多いはずなのにこちらを信じると即座に断言されると胸を掴まれたようで自然と笑みが浮かんだ。過去の相手と初めての変身でファングを使用するとなれば想定外のことが起こるリスクは高い。だが相棒とならば何とか出来そうだと根拠のない自信が溢れていた。左隣の相手が見様見真似でメモリをドライバーに差し込む。こちらに転送されてきた切札のメモりを差し込んで変形させたファン.グ.メ.モリを差し込みドライバーを開けば意識が流れ込んでくる感覚と共に白と黒の装甲が構築される。一つになった身体で左の方から興奮した気持ちと声が伝わってくればこちらも口角をあげて得意げにこの姿の説明をする。体のベースがこちらということもあって動かすにも特に問題はない。そうしていれば一人の鬼がこちらの存在に気付いて襲いかかろうと近づいてくる。まだ説明していない事は多いが習うより慣れよだろうと相手に声を掛ければ鬼に立ち向かっていく。腕のセイバーを使って鬼を攻撃を仕掛けるが確実に一人の時よりも確かな手ごたえを感じる。その調子で鬼をなぎ倒していきながらも岩場の中心にあの男の姿を見つけると「周りの鬼を倒しながら奴の所に行こう」と声を掛けて)

  • No.5278 by 探偵  2024-04-26 12:56:54 


フィリップと未来の俺が、街を守る姿……あぁ!未来の俺ができるなら、今の俺にだってできる!!
(先程相手が変身した悪者を倒すヒーローの姿にまさか自分がなるとは思わなくて思わず左側で腕を回したり足を持ち上げてみたりと忙しなく動く、相手がイレギュラーと呼んでいた緑色とは違い二人で一人を表すように体の半分で白と黒に別れる姿はめちゃくちゃにかっこよくて今すぐにでも鏡の前に行きたい気分だった。だが残念ながら今はそれをしている時間はない、二人で導き出したこの戦いを勝利する方法のため戦わなければ。近場にいた鬼がこちらへ攻撃をしかけてくる、すると相手がどう応戦しどう体を動かすつもりか、その思考が流れ込んできて息を合わせて驚きつつもそれに従って体を動かした。右腕に備え付けられたセイバーで鬼を斬り伏せれば「かっこいい…」と自分のことなのに呟きを思わず漏らす。相手の声かけに「うん!」と元気のいい返事をすればそのまま鬼を掻き分け倒しながら進み鬼の頭目の元へ急いだ。頭目は人間をやすやすとなぎ倒し、良太郎とモ.モ.タ.ロ.ス.が変身した電.王が応戦していたがひとりでは歯が立たない様子だった。鬼をなぎ倒し進む勢いのまま頭目に走り近寄ると、頭目は先程とは違う姿に驚くが大したものではないだろうと鼻で笑い防御態勢も取らなかった。それならばと思いっきりセイバーをかざして斬り掛かる、相手一人の時よりも圧倒的に強い力で攻撃を加えてやれば頭目の体には派手な火花が散って呻き声があがった。こちらを睨みつけながら『せっかく見逃してやったのに、よっぽど死にたいらしいな』と低い声が響くが、構わず再び向かっていく。金棒を避けつつ攻撃を加え電撃のまとった金棒さえはじき飛ばせば、電.王との連携もあり次第に戦況は鬼側劣勢に傾いていく。相手の体の中で相手の意識を感じ息を合わせながらも無我夢中で頭目の顎にに左拳を叩き込んで)

  • No.5279 by 検索  2024-04-26 17:00:52 

君を封印して時.の.運.行と町の平和を取り戻す。…っ、別の時間の仲間を呼び寄せたのか
(相手は二人で一人の姿に興奮冷めやらぬ様子で騒がしい感情が隣から伝わってくる。ある意味そのおかげで相手の存在を意識して暴走することなく体が動かせていた。呟きを零す相手にこれからすることを伝えれば良い返事が返ってきて先ほどの反撃をするためにも頭目の元へ周囲の鬼を倒しながら進んでいった。電.王と応戦している所に飛び込み、思い切りセイバーで斬りかかると派手な火花が散って呻き声が上がった。確かな手ごたえを感じれば向けられた低い声や凍えた視線は怖くはなく金棒を交わして弾き飛ばすと顎へと左拳を叩き込んだ。他のイ.マ.ジ.ン達と優勢になりつつあることに更にやる気を出した村の人々によって周りの鬼も徐々に倒されていた。鬼側が劣勢になっていけば頭目の態度に漸く焦りが見え、それを煽るように自分達の目的を叩きつけるとさらに攻撃を加えようとする。だが電.王と連携して打ち込んだ蹴りは受け止められ、振り払うように流されてしまった。地を這うような低い声で『俺たちがこの地を支配して鬼の時代を作る!』と声をあげたかと思えば青銅鏡が共鳴するように光って男の近くの時空が裂ける。そこから銀色の装飾の目立つ一本角の鬼が現れた。頭目とは近い間柄のようで軽く言葉を交わすと金棒を大きく振りかぶってこちらへ襲い掛かってくる。攻撃を避け腕のセイバーで応戦するがその間にフリーになった頭目は岩場の中央に立ち青銅鏡を掲げようとしている。近づこうにも一本角の鬼にマークされているのかすかさず邪魔されて切り札を壊せそうにない。三枚目の壁画を思い出す。ちらり視線を相手が意識を失っている場所に向ければナオミが依頼した弓矢を持ってきているのが見えた。そして今彼らに注目されていないのは意識を失った相手だけ。その要素が繋がっていけば「翔太郎、変身を解除すれば意識は元の君の体に戻る。そこからなら警戒されずにあの青銅鏡を撃ち抜けるはずだ」と相手に提案して)

  • No.5280 by 探偵  2024-04-26 17:35:07 


ッ、くそ!…な、増えるのなんてありかよ!
(場は段々とこちらに優勢になっていき、切札を貫く結末でなくても鬼を倒せるのではとさえ思ってしまう。そうやって高揚していたが二人の仮.面.ラ.イ.ダ.ーが放ったキックは受け流されてしまい距離を取られてしまうと思わず声をだす。直後頭目が突き抜けるような声で叫べばそれに呼応するように青銅鏡が反応して時空の裂け目が現れ、頭目と同じような格好で銀色の体の鬼が現れ驚愕しまた叫び声を上げた。銀色の方が襲いかかってきて応戦するがそのせいで頭目がフリーになってしまう、電.王も他の鬼に阻まれて近づけていない。そんな状態で頭目が切札を天へと掲げようとする、まさに待ち望んだ勝利の瞬間だ。だが銀色の登場で鬼達は士気を取り戻していて弓矢を構えている人間はいない、当然良太郎も自分達も頭目を止められる状況ではなかった。せっかくのチャンスなのにと奥歯を噛み締めていると、相手が変身を解除することを提案してきてまた声をあげた。今は銀色と対峙している真っ最中だ、「そんなことしたらフィリップが、…」と続けようとするが、これはきっと最後のチャンス。頭目だけでなく銀色が増えたこの状態でさらに鬼が強化されてしまえばきっともう勝ち目はない。左拳を強く握る、そして「俺が、絶対にフィリップを守る!」と力強く叫べば銀色に思いっきり蹴りを入れて距離を稼げばドライバーを閉じて変身を解除した。意識がまたふわりと浮上して地面に転がっている自分の体に戻ってくる。だが今はそれを堪能している場合ではない。目を覚ました所にナオミさんが『どうぞ!』と弓矢を差し出してくる、それに「ありがとよ」と年不相応にクールに返事をすれば弓に矢をつがえた。頭目はこちらに気づいていない、だが生身になった相手には銀色の鬼が格好の的が出来たと迫っている。弓矢なんか使ったことはない、しかし相手を守るために、そしてこの戦いを勝つために、自分ならば必ず青銅鏡を打ち抜けると確信があった。弓矢を精一杯引き絞る、宙に掲げられ紫の光を発し始めたそれに向かい「いけえぇぇ!!」と叫びながら矢を放って)

  • No.5281 by 検索  2024-04-26 18:27:21 

違うね、これが僕達の切り札だ!
(このままでは更なる鬼の強化を許してしまう。その前に相手にとっておきの策を提案すると声があがる。変身を解除すればこの鬼の前に生身で向かい合うことになるがそうでもしなければこの状況は覆せはしない。揺らぐことのないこちらの考えと思いが伝わったのか力強い返事と共に力強く銀色の鬼を蹴り飛ばしてから変身が解除される。吹き飛ばされた一本角の鬼が起き上がって装甲がなくなった自分を見れば『鬼の力に降伏する気になったのか』と小馬鹿にするような口調で笑ってくる。傍から見れば戦意喪失したように見えるだろうがドライバー越しに共有する意識の向こうでは覚悟を決めた相棒の想いが強く伝わってくる。青銅鏡を掲げる金の鬼と金棒を片手にジリジリ詰め寄ってくる銀の鬼にいつもの相棒の真似をしてニヒルな笑みを見せると相手が矢を放ったタイミングで思いの丈を叫んだ。相手によって放たれた矢は鬼の手元に向かって飛んでいく。だが子供の力で引いたせいか勢いが足りずに中ほどで先が若干下を向いて高さが下がっていくように見えた。それでは駄目だ。この街を守る為にも、そして相棒と並び立つ未来の為にも打ち抜かなくてはならない。無意識に疾風のメモリを握り込む。するとそれに答えるように突如風.都.の馴染みある風が強く吹いて矢に勢いを授けた。矢は風の力を借りて真っ直ぐと進み、紫の光を放つ青銅鏡を撃ち抜いて2つに割れる音が戦場に響いた。その瞬間鬼が纏っていた紫のオーラはゆらゆらとモヤのようになって消えていき金と銀の鬼も弱ったように身体をふらつかせているのを見れば「やった…流石だ、翔太郎!」とドライバー越しに興奮した声で相手を褒める言葉を告げて)

  • No.5282 by 探偵  2024-04-27 09:36:11 


…っ、…風だ……よしッ!
(自分の決意を乗せた矢を力の限り引く、変身は解除されているのにまだ相手の思考がこちらへと流れ込んできてそれに背中を押されるように限界以上に弓を引き絞りやがてそれを青銅鏡へと放った。矢は目標に向かって飛んでいく、しかし頭目の元に届く前に勢いを失い始めて強く奥歯を噛み締めた。しかし直後、相手の強い思いがこちらの体に一気に流れ込んできて同時に風.都.の風が矢に加勢する。風が頬を掠める中、風.都が味方してくれたようにも、相手が自分の足りない分を補ってくれたようにも思えて、奇跡のようにも相手と共に引き寄せた必然のようにも見える光景に目を奪われていた。矢は青銅鏡を貫きいつかみた形のように二つに割れる、頭目二人の鬼に加え周囲の鬼も膝をつき力は失われた。ドライバーからは相手の褒める言葉と気持ちが流れ込んできて照れくさそうに笑う、あとは最後の一撃だ。再びドライバーに切札のメモリを挿して相手と二人で一人の姿になると「フィリップ!良太郎!最後に必殺技、お見舞いしてやろうぜ!」と声をあげる。その声に合わせて電.王はベルトにパスをかざす。しかし肝心のこちらの方はどうやるのか分からなくて「俺達の必殺技ってどうやるんだ?!」と焦った様子で聞いて)

(/すみません、お待たせしました。昨夜私用がありそのまま疲れて寝てしまいお返事の時間が取れませんでした……本日はいつも通りお返事できそうです。お話もクライマックスでめちゃくちゃ熱いところですので最後まで楽しんでいきましょう!/こちら蹴りで大丈夫です!)

  • No.5283 by 検索  2024-04-27 12:36:32 

最後は三人…いや、四人で決めようか。操作は僕がやるから君は息を合わせるのに集中してくれ
(相手の放った矢は風の後押しを借りて青銅鏡を貫いた。2つに割れたのを見れば相手からも照れくさそうな笑みが伝わってくる。鬼達が力を失ったならあとは押し切るだけだ。ドライバーによって再び二人で一人の姿になると相手から威勢の良い声があがる。それに答えるようにこちらもモ.モ.タ.ロ.スを含めた4人で決着をつけようと声を掛けた。だが肝心な所で決めきらない相手にハーフボイルドの片鱗を感じて思わず笑ってしまいそうになりつつ操作を引き受けタ.ク.ティカ.ルホ.ー.ンを三回入力してマ.キ.シマム.ド.ラ.イブを発動させる。右足首にセイバーが出現すれば息を合わせ高く飛び上がり、電.王.の分離したオー.ラソ.ードの斬りつけと最後の振り下ろしに合わせて「フ.ァ.ン.グ.ス.ト.ラ.イ.ザ.ー!!」と叫びながら回転蹴りを食わせた。赤と白の残光と共に二人の鬼の身体で爆発し『俺達の時代が…』と言い残しながら砂のように消えていく。戦場は一瞬静かになり、その後村の人々から一気に歓声が上がって)

(/いえいえお気になさらずに!こちらも大型連休でいつもと返信頻度や時間が変わったり安定しなかったりしそうですので実生活を優先にお互いのペースで進めて行けたらと思います。よろしくお願いします/こちら蹴りでお願いします)

  • No.5284 by 探偵  2024-04-27 13:24:42 


分かった!任せたぜ、フィリップ!
(せっかく最後の必殺技を決める掛け声を叫んだのに肝心のそのやり方が分からず、相手からは笑いが漏れかけて電.王もといモ.モ.タ.ロ.ス.の方からはツッコミが入ってバツの悪そうな顔をする。ここはこの姿を使い慣れた相手に任せるのが良さそうだ。相手に言われた通り息を合わせることに集中して高く飛び上がる。初めての必殺技だがどんな名前かは流れ込んできた相手の思考から読み取れて相手と共に「フ.ァ.ン.グ.ス.ト.ラ.イ. ザ.ーっ!!」と叫んで華麗に最後の一撃を叩き込んだ。赤と白が混じりあった二人で四人の仮.面.ラ.イ.ダ.ー.の攻撃は鬼の体を派手に爆発させる、やがて鬼達は砂になり脅威は過ぎ去った。周囲から雄叫びがあがるとそれと一緒に「やった!!」と叫んで相手とこの喜びを共有しようとする。しかし今は相手の体の中に入っているわけで思わず左腕をあげるがそれさえも本来は相手の体で訳の分からない状態だ。いてもたってもいられずドライバーを閉じて変身を解除する、意識を取り戻した体はガバリと勢いよく起き上がってそのまま真っ直ぐ相手のもとへと走った。そして走り寄った勢いのまま相手へ抱きつく。大好きで大切で将来も今も相棒の相手と一緒に勝利を掴み取れたことが嬉しくて嬉しくてたまらない。顔をあげると「やったぜフィリップ!俺達勝ったんだ!風.都.を守ったんだ!!」と収まらない興奮のまま相手を見上げて)

  • No.5285 by 検索  2024-04-27 15:33:19 

っと…ああ、僕達の勝利だ。…翔太郎が相棒で居てくれたおかげだね
(周りから喜びの雄叫びが聞こえてくる中、左側からも歓喜の声が上がって左腕が動かされる。だがそれでは満足出来なかったのかこちらが言葉を挟む暇もなくドライバーが閉じられた。伝わってくる相手の感情に口元が緩みながら同じく変身を解いた良太郎と待っていれば背後から近付いてくる音がしてそちらに振り返る。走ってきた勢いのまま抱きついてきた相手を何とか受け止めるとそのままぎゅっと抱き締める。相手と目が合う。その顔は成し遂げた達成感や喜びなどの興奮にきらきら輝いていて釣られて【僕達】を強調しながらこちらも笑みを見せた。喜びを共有していれば辺りに発生していた時空の裂け目は閉じてそれ以外の鬼も消えていく。どうやらこれで時間の歪みを直すことが出来たようだ。その光景に一安心しながら視線を相手に戻す。この勝利は自分と良太郎達だけでは掴めなかっただろう。鬼の恐怖に打ち勝って切り札の場所を教えてくれてこの時代に着いて来てくれた幼い相棒が居てこその結果であれば心が動くまま相手の頭を撫でて柔らかな声で「ありがとう、翔太郎」と伝え)

  • No.5286 by 探偵  2024-04-27 16:49:10 


へへ、だって俺達二人で一人なんだろ?……俺も、ありがとうフィリップ。あの時俺のこと連れ出してくれなかったら、風.都,を守れなくて俺後悔してた。だから、俺のこと相棒って言って一緒に戦ってくれてありがとう
(一刻も早くこの喜びを分かちあいたくて相手へと抱きつけば向こうからも強く抱き締められて笑みはさらに深くなる。二人揃ってこその勝利だと強調されると子供らしい笑い声を漏らして相手から教えてもらった二人のキーワードを口にしていた。相手の手が頭に添えられてゆっくり撫でられながら柔らかい声で礼を言われる、経験した事の無い心地良さに目を細めて笑みを浮かべた後に胸に溢れた嬉しさを伝えるように相手の体に額を擦り寄せた。再び顔をあげて目線を合わせるとこちらからも礼を伝える、最初は鬼の恐怖に負けて大好きなこの街のことを見捨てようとしていたのだ。だが相手は絶対こちらの手を離さなかったし、未来の相棒なのだと、そして今も相棒なのだと何度も伝えてくれた。そのおかげで自分の願いを守りきる事ができたのだ、相手がいなければ絶対に勝利にたどり着くことはできなかった。出会ってから一日も経っていないのに相手の傍はどこよりも心地好くてもういっそ離れたくはない。しかし良太郎とイ.マ.ジ.ン.達が近づいてくると『ひだりはなっさけねぇなぁ』だとか『やーい翔太郎のくっつき虫ー』だとか『子供やからしゃあないで』だとか『探偵くんってこんなに甘えん坊だったんだねぇ』だとか横槍が入って、「うるさいな!!」と言いながら相手から離れることになってしまった。イ.マ.ジ,ン達をひとしきり宥めたあと良太郎が『じゃあ帰ろうか』と声をかけて)

  • No.5287 by 検索  2024-04-27 17:25:44 

どういたしまして。君が大好きで僕にとっても大切な思い出が詰まったこの街を守ることが出来て良かった。…そうだね、君が居た時代に送り届けなければ。
(嬉しさと愛おしさが溢れるまま相手の頭を撫でていれば子供らしい笑い声と共に二人のキーワードが告げられる。その響きはいつだって胸を満たすもので相手が相棒で良かったと心から思う事が出来た。そして幼い相手が自分と出会うまで過ごしてた風.都を、二人で様々な所に行ったり事件に巻き込まれたりと公私共に様々な思い出のあるこの街を守れた事が嬉しくて相手を抱きしめながら本心を口にしていた。そうしていればイ.マ.ジ.ン達がやってきてこちらをからかっている。恥ずかしくなったのか離れていってしまったのは少し寂しいが「それぐらいにしたまえ」と宥めて事件が収束した余韻に浸っていた。良太郎が帰ろうと声をかける。鬼を倒すことが出来たなら事態は解決でそれぞれ元いた時間に戻らなければならない。それは相手とのお別れを意味していて視線を相手に向ければ無意識に少し沈んだ声で返事をした。空間の裂け目からデ.ン.ラ,イ.ナ.ーが現れ宙を走ってから皆の前に停車する。「帰ろう、翔太郎」と声をかけて今度はこちらから相手の手を取って軽く繋ぐと歩き出して一緒にデ.ン.ラ,イ.ナ.ーに乗り込もうとして)

  • No.5288 by 探偵  2024-04-27 18:13:06 


…うん!……ぁ………うん…
(相手に抱きつき包まれながら自分と同じものを大切だと言ってくれることにさらに喜びは募って胸が暖かくなる。大切な人と大切なものを守れることがこんなにも幸せだなんて初めて知ることだった。相手との時間に浸っていたのにイ.マ.ジ.ン.達に邪魔されてしまい頬を膨らませながら文句を言えばみんなで帰ろうと声がかかる、しかしその帰る場所は相手と自分では異なっていて相手の寂しそうな声を聞いてそれに気がつけば小さく声を漏らす。あれほど興奮していたのに一気に気持ちはしぼんでしまって、覇気のない返事をしながら相手と共にデ.ン.ラ.イ.ナ.ーへと乗り込んだ。アナウンスの後に列車が発車する、窓から見える風景が後ろへと流れていくがそれは相手との別れが近づいているのを意味していて胸が痛くなるほど苦しくなっていく。手を繋いだまま客車の真ん中で動けないでいたがゆっくり相手の方を振り返って両手をギュッと掴む、相手の方を見あげると「なぁ、フィリップ。俺の時代に一緒に帰らないか?それか俺がフィリップの時代に行くのでもいいから!」と必死な声色で話し掛ける。せっかく出会えて今までに知らない感情を沢山知って心から頼ることが出来て大切だと思える相棒と出会ったのに、もうお別れなんて考えられない。無意識に手を握る力が増して相手を真っ直ぐにじっと見つめる、そうしていれば一番の本音はすぐに胸を通って口へと到達し「俺はフィリップと会えなくなるなんてイヤだ!」と叫んでいて)

  • No.5289 by 検索  2024-04-27 18:43:12 

…、翔太郎…。もう会えなくなる訳じゃない、寧ろ君は未来で必ず僕と出会って大切な相棒になるんだ。
(相手に帰ることを持ちかけるとその声は覇気のないものになって元気の無くなった姿が引っかかりながらデ.ン.ラ.イ.ナ.ーに乗り込む。列車が発車して相手が元々いた時間へと進んでいく。だが相手は席に座ることなく真ん中で立ったままで、ゆっくりとこちらを振り返ったかと思えば強く手を握られ必死な声色でお願いされると視線を迷わせ困ったように名前を零す。原因を正して時.の.運.行を守る以上相手と自分が帰る場所は違う時間だ。相手も理屈は分からずともそれは理解しているはずなのに手を強く握り離れたくないと必死に訴えている。自分が現代に戻れば同じ時間の相棒が居るが相手が自分に出会うのは十数年先の未来だ。相手が自分に会うまであまり深く立ち入るような関係の人が居なかったと知っているからこそ縋る相手を突き放すのは胸が痛む。それでも今回守ったものを無駄にしない為に膝を床につけ目線の高さを合わせるとこちらからも軽く手を握り返した。そして相手にとっての未来でまた会えることを説明して「それでは駄目かい?」と問いかけて)

  • No.5290 by 探偵  2024-04-27 19:17:23 


そう、だけど……なら、俺が今日からフィリップに会えない分、未来で会ったらずっとずっと一緒に居て。俺フィリップと会うまでにおやっさんに認められるくらいカッコよくて凄くて強い探偵になるから
(相手とこれからも一緒にいるために必死に懇願するが相手は困ったように視線を惑わさる。誰か一人でも自分の意見に賛同してくれる人がいないかと淡い期待も抱いたが、時.の.運.行.を守る面々がそれに賛同出来るはずもなくて気まずそうに目を逸らしたり心配そうな目を向けるが口を挟むことはない。相手がその場に膝を着いて目線の高さが同じになる、歪んだ歴史を正すために全力で相手と共に戦ったのに自らが歴史を歪めるのを望んでいることは心のどこかで分かっているのに相手を諦めることができなくて相手の回答を視線を揺らしながら待った。だが返ってきたのは自分が望んだものとは違う回答で、しかしそれが正しいと理解している回答で、息を詰まらせながら俯く。相手の言うように未来で二人が出会うのは決まっていることだ、だがそれは何時になるのか今の自分には分からない。ただ、ここで駄々を捏ねてもどうにもならない事だけは分かっていた。繋がった手を再び強く握りながら顔を上げて目線を合わせる。瞳には薄い膜が張っていたがなんとか声を震わせないようにしながらこちらからの願いを伝える。今は我慢して別れるしか選択肢がないのなら未来にこの思いを託すしかない。相手の相棒にもっと相応しい探偵になることを近いつつ「約束してくれる?」と問いかけて)

  • No.5291 by 検索  2024-04-27 19:47:42 

…ああ、勿論。何があろうともずっと君の傍にいる。一生の約束だ。
(こちらが回答すれば聞きたくない答えだったのか息を詰まらせて相手は俯いてしまう。今の相手は放っておけないし笑顔でいて欲しいと思う。だがそれは歴史を歪めてしまうことであり許しては行けないことだ。困ったように眉尻を下げながら相手を見ていれば手を握られながら相手の顔が上がる。その瞳には薄く涙の膜が張って震えそうなのを我慢した声で願いが託される。それは出会ってから、つまり現代の相手の傍に自分がずっと一緒に居ることで僅かに目を見開くが柔らかく微笑んでそれを了承した。そもそも元からそのつもりだ。自分と出会う為にあの夜を相手が経験すると思えば酷ではあるがそれを経たからこそ今の自分と相棒が居る。その歴史の先として今もこれからも相手の傍にずっと居ることを相手に誓うと片方の手をそっと解き、小指だけを立てて相手の前に持ってくる。そしてただの約束ではなく一生モノの大切な約束だと話せば相手の目を見て指切りを持ちかけて)

  • No.5292 by 探偵  2024-04-27 20:20:13 


…うん。……俺も一生フィリップの相棒でいる。約束だ!
(今すぐに一緒に居られないのならせめて未来でと願いを伝えると相手の顔には柔らかな笑みが浮かぶ。そして今度は自分が望む答えが返ってきてこちらにも笑みが浮かんだ。相手にとっては確定の未来でもこちらにとってはまだ見えぬ先の話、いつか二人が相棒になった時に歩くその未来での約束が結ばれれば、いつか相手と共に歩き続ける日を楽しみにこれからも過ごすことができる。不意に片手が解かれて小指を差し出される、約束をより強固にするそれにパッと顔を明るくさせると自分の小指を相手の小指へと巻き付けた。今すぐにでも、そしてこれから先もずっと相手と一緒に居たいという思いは膨れるばかりで、だが今はその時ではない。それならば未来で一生何処までも相棒で居ることを誓えば軽く小指で繋がった手を振った。二人で一人の姿になり一時意識を共有した今ならば相手がこの約束を守ってくれると確信できる。その瞳にもう涙はなくて真っ直ぐ相手を見つめながらただ笑みを向けていた。そうするうちにナオミさんから自分の時代にまもなく到着するとアナウンスがなされる。車窓の風景は砂漠から自分のよく知る風.都の風景へと変わっていきやがて列車は停車した。小指を繋いだままで相手と共に出口の方へ移動する、そして最後に相手の方を振り返った後に繋がっていた小指をそっと離して電車から降りて)

  • No.5293 by 検索  2024-04-27 20:50:56 

…じゃあ翔太郎、また未来で待ってるから。
(未来もずっと傍に居ることを誓い、小指を差し出すと相手の顔がぱっと明るくなる。相手の小指が巻きついて契りを交わす。改めて約束を口にする顔はもう沈んだ色は見えなくてこちらも素直な笑みを見せた。そうしていると目的地が近いことを示すアナウンスが流れる。窓の外は砂漠から相手の時間の風.都. の景色に変わっていてゆっくりと減速していく。そろそろ時間のようだ。やがて列車が停車すると小指が繋がったまま出口に向かう相手について行く。開いたドアの先はこれから相手が過ごしていく過去で自分は降りられない。振り返った相手の小指がゆっくりと離れていくと掴まえたい気分に襲われるがそこをぐっと押さえて相手を見つめていた。相手が電車から降りる。降りられない分手すりを掴んで軽く身を乗り出すと別れの言葉ではなく次へと繋がる言葉を大声で伝える。発車のアナウンスがされると乗り出すのを止めるがドアが閉まってもその場から動くことはなく、発車して相手の姿が見えたくなるまで手を振っていて)

  • No.5294 by 探偵  2024-04-27 21:24:56 


うん!俺、フィリップに会えるの楽しみにしてる!絶対に待っててくれ!
(小指を解いて自らデ.ン,ラ,イ,ナ,ー.を降りる、当然相手はついてくることはなく列車から身を乗り出すまでだ。だが今はそうでなければならない。相手との未来の約束を胸に相手の方を真っ直ぐと見つめる。そこで送られたのは別れではなくて約束の言葉で大きく頷きながら返事をした。もう会えなくなるという寂しさは次いつ会えるだろうという楽しみへと変わる、胸に溢れた思いをありったけ伝えるために大声でこちらからも約束を口にしてその顔が再び曇ることは無かった。アナウンスが流れて扉が閉まる、やはり胸に詰まる思いはあるが笑顔を浮かべたまま手を振ったまま暫くデ.ン.ラ.イ.ナ.ーと併走した。だが自分の足ではすぐに追いつけなくなってやがて列車は宙へ駆け出し時空の扉へと消える。相手と仲間と列車が消えていった空を暫く笑顔で見上げていた。
一方、デ.ン.ラ.イ.ナ.ー.が時空の狭間を走り始めた頃、相手の後ろに音もなく人影が忍び寄る。相手の心情などお構い無しに『フィリップくんには伝えておくことがあります』と男性の声が響いた。そこにいたのはこの列車のオーナーで、鬼が復活するという歪んだ歴史を正したことで探偵の相棒は正しく復活するだろうということ、そして先程別れた小さい相棒は歪みによって得た記憶、すなわち今日相手やこの列車の面々と過ごした記憶が一切なくしてしまうことを告げた。『本来このようなタイムパラドックスが起こる可能性があることは避けるべきなのですが、なんせ我々には切札が必要でしたからねぇ』と意味深な言い方をした後客車の方へと戻っていって)

  • No.5295 by 検索  2024-04-27 22:09:04 

…、……僕は覚えてるから。
(笑顔で手を振って併走してくれる相手にドアの窓から見えなくなるまで手を振り返す。やがてゲートを抜け砂漠の中を走るようになれば名残惜しさや寂しさなど様々な感情が入り交じりながらも窓の外を見ていた。だが不意に気配もなく後ろから男性の声がすると振り返す。そこにはこの列車のオーナーが居て時の歪みが直って相棒が元に戻ったことを告げられる。それには安堵したが過去の相手は今日一日の出来事の記憶を無くしてしまう事を告げられると大きく瞳を揺らす。だが言われてみればその通りだ。相手と出会ったのはあの夜が初めてで自分を知っている素振りなど一つもなかった。それに今日の出来事をきっかけに相手が本来の歴史と違う選択を取る可能性があるのならそれは時間が変わるリスクにもなりうる。その危険性が分かるからこそ何も言えなくて意味深なことを言うオーナーの背中をただ見送るしか出来なかった。相手は今日鬼に立ち向かったことも自分の相棒になりたいと言ってくれたことも全て忘れてしまう。当然先程した約束も忘れてしまうだろう。だけど全て無かったことになる訳では無い。ドアに手を添えて幼い姿の相手のことを考えれば代わりに自分が思い出も約束も全て忘れないと誓うように呟いた。そうして少しの間物思いにふけていたが小さく息を吐いてから客室に戻った。心配してくれた良.太.郎とイマジン達に大丈夫だと告げて少し話をしていると元々自分が居た時間に着くアナウンスが流れる。そろそろ自分も時間旅行は終わりのようだ。良太郎達の方を向くと「君達のおかげで僕の時間の翔太郎も風.都の平和も取り戻すことが出来たようだ。ありがとう」と礼を伝えて)

  • No.5296 by 探偵  2024-04-27 22:53:07 


【良太郎】

(少し時間を置いてから戻ってきた相手をニコリと柔らかい笑みで迎える。時.の.運.行.を守る仮.面,ラ.イ.ダ,ーとして相手がオーナーに何を言われたのかは大体の検討がついていてイ.マ,ジ.ン達と共に次々に声をかけるが自分の中では決着がついているのか穏やかに大丈夫だと言われるとこれ以上口出しすることもなかった。小さな探偵の時間から現代の距離は近く早々に到着のアナウンスが流れる。礼を言われるとまたニコリと笑みを浮かべて「僕たちこそ、一緒に時.の,運.行を守ってくれてありがとう。二人がいなきゃ解決できなかったよ」とこちらからも礼を伝えた。わらわらと相手の回りをイ.マ.ジ.ン達が囲うと『またいつでも会いに来いよ!』『フィリップとお絵描きしたーい!』『仮.面.ラ.イ.ダ.ー同士、頑張っていこな』『探偵くんにも宜しくね』と次々に挨拶を送って最後まで騒がしい車内となった。ナオミさんのアナウンスのあと砂漠の中列車が止まる、『列車を降りてすぐの扉から事務所に直行でーす』と案内がされて、間延びした声に小さく笑うと「じゃあまたね、フィリップくん」と相手を送り出して)

  • No.5297 by 検索  2024-04-27 23:07:41 


ああ、また何かあったらいつでも事務所に来てくれ。今度は翔太郎と二人で出迎えるよ。
(良太郎からもお礼を返されてイ.マ.ジ.ン達に囲まれる。初めにあったときは散々振り回されたものだが彼らも自分と相棒のように良太郎の良きパートナーで頼りになる仲間だ。口元を緩ませながらそれぞれに返事を返していれば列車が停車する。どうやら気を利かせて事務所に繋がるところに停めてくれたようだ。何事も起きないのが一番ではあるがまたいつでも頼ってくれと今回の事態を共に解決したもう一人の仮.面.ラ.イ.ダ.ーに告げると軽く手を振ってからデ.ン.ラ.イ. ナ.ーから降りた。砂漠の中去っていく列車を見送るとぽつんと設置してある扉のドアノブに手をかける。オーナーは相棒が元に戻ったと言っていたが消えた時の光景が脳裏に過ぎって少し躊躇する。それでも過去の相棒と未来でもずっといると交わした約束を思い出せば扉を開いて元の事務所に足を踏み入れると恐る恐る「…ただいま」と口にして)

  • No.5298 by 探偵  2024-04-27 23:24:23 


……な、フィリップ?!お前、いつの間に外行ってたんだ?!
(一瞬ふわりと意識が霞んたような感覚のあと、ゆっくりとそれらが再構築されるようにしてまたハッキリとした意識を結んでいく。我に返ったように目を瞬かせたが特に周囲に変化はない。不思議そうな顔をしていればいつの間にか床にハットが落ちているのを見つけてさらに怪訝な顔を浮かべた。確かパトロールに行こうとしていたはずだったのに、と思考を巡らせながらかがんで床に落ちたハットに手を伸ばしたところで事務所の扉が開きそちらへ目を向ける。扉の前に立っていたのが事務所内にいたはずの相棒だったのをみれば思わず声をあげた。慌ててハットを手に取り軽くホコリを払いながら驚いたままの表情で相手の方へと近づく。つい先程までそこで本を読んでいたはずなのにと相手と相手がいたはずの場所を交互にみて「どうなってんだ?」と困惑した顔を相手へ向けて)

  • No.5299 by 検索  2024-04-28 00:02:49 

翔太郎、……ちゃんと翔太郎だ。
(事務所に踏み込めば見慣れた相手がこちらを見ていた。消えたはずの相手が元に戻っていることに酷く安堵して口から相棒の名前が零れた。何やら困惑したように声を上げているがそれも気にせず近付いてきた相手にこちらからも歩み寄ってはその頬に手を添えて顔を見つめる。当然のことながらあの時代の相棒よりも目の前の相棒は成長していて背丈もしゃがまなくても目線の高さが同じだ。だが確かにあの時の面影は強くあって同一人物なのだと改めて認識すると今度はその体を抱き締めた。背が伸び筋肉などがついて抱き心地は違うはずなのに大切な約束をした相棒を抱き締めた時と同じ気持ちが湧いてくる。あの時からここまで成長したのだと思うと感慨深いような様々な感情が入り乱れ、ポツリと安堵したように呟くと更に腕に力を込めて)

  • No.5300 by 探偵  2024-04-28 00:31:27 


、フィリップ?……ほんとどうしちまったんだよ
(こちらが困惑の表情を向けていると相手はやけに安堵した表情を浮かべてこちらへと手を伸ばす。そのまま頬へと添えられれば唐突な行動にまたしても戸惑った声をあげていた。そのまま抱きしめられるととりあえずこちらからも腕を回して抱きしめ返す。様子を窺っていたが噛み締めるようにこちらの名前を呼ぶだけで思わず笑ってしまった。相手に何が起こったのかは分からないが相手は今自分とこうしたい気分なのだろう、それならばその気持ちに応えてやらなければ。なんたって自分は相手の相棒であり、そして恋人なのだから。さらにこちらへ抱きつく相手の背中を優しくポンポンと撫でる。いつかの自分よりも随分と手のひらは大きくなって、柔らかかったそこも色々な経験が刻まれて肉付きは変化していた。相手を抱き締めてその体を見下ろすと「ん?」と声を漏らす。視界に映る服装に背格好、こうやって抱き締められる心地、それらが重なると何かが脳裏に映ろうとするがすぐに霞んで消えてしまう。記憶を追うにも何かの残渣を感じただけで既にたち消えてしまっていて、今までにない心地に不思議な感覚を覚えながら顔をあげて相手の顔を見つめて)

  • No.5301 by 検索  2024-04-28 00:59:15 

……、何となくこうしたい気分だったんだ。 ちゃんと君が相棒としてここに居るんだなと思って
(心が動くままに相棒を抱き締めると相手からも腕が回されて抱き合う形になる。その状態で背中を撫でられると切札を渡すことになって弱った時にされた行動を思い出して小さく息を吐いた。ちゃんと相棒がここにいる実感に安心して漸く他のことを考えられるようになると相手からしてみれば謎の行動をしたように見えることに気付く。鬼退治のことは言う訳にも行かず何かそれらしい事を言うべきかと考えていると頭上から妙な声が聞こえて顔をあげる。相手と目が合うが先程の戸惑いというよりも不思議そうな表情だ。今度はこちらがその理由に戸惑うが自分も上手い言い訳が浮かばなくてそういう気分ということにしておいた。相手を見つめながら何処か懐かしむようで噛み締めるように【相棒】という単語を口にすると柔らかい笑みが浮かんで)

  • No.5302 by 探偵  2024-04-28 10:42:49 


そうかよ……安心しろ、俺は最後まで……一生お前の相棒だ
(相手はこちらの存在を確かめるように抱き合ったところから離れようとしない、まるで長い旅路から戻ってきた時のようだ。こちらはこちらで相手の姿に言いようのない何かを感じていて、なんとも不可思議な時間が流れている。『なんとなく』という言葉でそれらの物事がまとめられると、こちらもそれを受け入れて特に深く突っ込まないことにした。相手が噛み締めるように相棒と口にする、言外に宿った心境を読み取る事はできなかったがそれに返す言葉は決まっている。いつも通り最後の時まで傍にいると口にしようとするが、途中で別の言葉が脳内へと浮かんだ。こんな言い回しはした事がないはずで、だが意味は同じで、今はこちらの方を言うべきだと心が訴えている。背中に回していた腕にさらに力を込めて抱き寄せると心に浮かんだまま『一生』という言葉を添えて相手が相棒であると真っ直ぐと見つめ伝えて)

  • No.5303 by 検索  2024-04-28 11:09:49 


え、…ああ、そうか。僕もずっと傍にいるよ、翔太郎
(これ以上事情を明かすつもりは無い雰囲気を感じとったのが相手からこれ以上の追及はされないようだ。密かに安心しつつ約束通り相手が相棒であることを噛み締めていると『一生』というキーワードが出て目を瞬かせる。相手は記憶を無くしたはずであの時の約束も忘れているはずだ。だが元に戻っても自分達がしたことが全て無かったことになる訳ではない。彼らや相手流に言うならば頭ではなく心で覚えているということだろうか。相手にあの時代の相棒の面影が見えると一人納得するように頷き、安堵したような緩い笑みが零れる。そして約束を果たすように相手を見つめずっと相棒として傍に居ることを誓えば力いっぱいにその体を抱きしめて)

(/お世話になっております!そろそろ頃合かなと思いましてお声がけさせて頂きました。幼い頃の探偵君との鬼退治でしたが最初警戒して鬼を怖がっていた頃から交流を通して段々と信頼してくれるようになる姿が本当に可愛らしくつい沢山甘やかさせて頂きました。電車組とも絡みつつ良い感じに鬼退治も解決出来て充実した事件でした。お別れや相棒になる約束も記憶が消されてしまいましたが探偵君の中で微かに引っ掛かる物があって確かにあの時間があったと思える終わり方だったと思います。本当にありがとうございました!
次のお話ですがいかがでしょうか。本格的な事件の後なので甘めの日常回かギャグっぽい話の方が良いのかなと個人的には思うのですが探偵様のご希望等ございますか。)

  • No.5304 by 探偵  2024-04-28 11:44:19 


……あぁ、そうしてくれ
(自分でもなぜ普段使わないキーワードを口にしたのかは分からない、だが自分の中で今はこの方が良いという思いは何故だが変わらない。それを聞いた相手は目を瞬かせた後に何かを納得するように頷いて笑みが溢れる。相手に何があって何を納得したのかは分からない、だが相手からもずっと相棒であるという誓いが返ってくればもうそれで十分だった。力いっぱいに抱きしめられて思わず笑みを零しながらこちらもギュッと相手を抱きしめると、暫く相棒であり恋人である相手の存在を感じていた)

(/こちらこそお世話になっております!元ネタのあるお話でしたが、検索様との掛け合いのなかでどんどんオリジナルになっていって、同時にどんどん二人らしい物語になっていってとてもとても楽しいお話になりました!過去の探偵と検索くんが出会ってまた違う方法で絆を紡いでいくのがとても楽しく、同時に頼れるお兄さんのような検索くんに思いっきり甘やかしてもらいながらいつもより勢い余った探偵ができました。最後の切札を破壊するところは別作品を彷彿させる映画さながらの熱い展開でめちゃくちゃ面白かったです…検索くんが覚えていて探偵は心で覚えている約束をこれからも果たしていくんだろうなと思える良いお話になりました…こちらこそ今回もありがとうございました!
こちらも今回が壮大なお話でしたし、この後はゆっくり甘いお話や日常なお話ができればと思っておりました。前にあげていただいていた街の人のピンチヒッターをするお話や休日朝目覚めてからただ甘い時間を過ごす話、ちょっと長くなりそうな予感がしますがキャンプにいくお話とかも良いかなと思っておりました。検索様はいかがでしょう?やりたい展開などありましたら是非教えてください!)

  • No.5305 by 検索  2024-04-28 12:26:26 


大分外も暖かくなってきたね、
(時を超え密かに過去の相棒ともう1人の仮.面.ラ.イ,ダーと共にこの街を鬼の脅威から守った日から数日後。一生の約束の通り、相手と相棒としての日々を過ごしていることの幸せを不意に噛み締めていたりしていたがいつもの日常に戻ってくれば徐々にその頻度も減ってきた。春の陽気にしては少し暑いぐらいの気温の中、相手がパトロールに出かけると声がかけられると特に調べているワードも無ければ気紛れに自分も付いていくと告げて一緒に事務所を後にした。いつもの巡回ルートを歩きつつお花見の時よりも更に高く感じられる気温に感想を口にしていた)

(/アイデアありがとうございます。どれも是非是非やりたいのですが休日朝の時間は二人で事件を解決した話の後の方がより甘くなりそうだなという思いがあるのとキャンプは絶対楽しい話になりそうなのでもうちょっとお楽しみにしておきたいなと個人的に思うので街の人のピンチヒッターをする話はいかがでしょうか。具体的にどんなものかは決めてないのですが飲食店の手伝いや配達などの軽めの頼み事から特殊なことの代役まで色々出来そうなのでいつも通り好き勝手動かして貰えたらと思います。/何か打ち合わせたい事がなければこちら蹴りで大丈夫です)

  • No.5306 by 探偵  2024-04-28 13:46:50 


あぁ。油断してたらすぐに夏が来ちまいそうだ。……ん?
(不思議な感覚を覚えたあの日から数日、相手は時折こちらのことを懐かしそうに眺めたり相棒だと噛み締めていたりしていたが、それも徐々になりを潜めて今はいつも通りの雰囲気に戻っている。以前と同じようにパトロールに出かけるといえば今日は相手もついてくるようで二人で連れ立って風の街へと繰り出した。過ごしやすい気温から少々肌に暑さを感じるようになった今日この頃、相手の言葉に頷きながらまだ歩きやすい日中の風を頬に受けつつ歩いていた。いつも通りのルートを通り昔ながらの趣のある商店街へと差し掛かる、人気はないものの老舗が多いここは愛される店の多い場所だ。その中のひとつの店舗から『どうすんのよあんた!』と怒りの声が聞こえてきてそちらへと目をやる。顔馴染みの夫婦がみえたがどうやら奥さんが旦那さんを叱っているようで「どうしたんだよそんなに怒って」と声をかける。すると奥さんの方がこの怒りを共有できる人が来たとばかりに『翔ちゃん聞いてよ!』と勢いよく返事が返ってくる。今は昼時でここの店からは多くのオフィスや店へお弁当を配達しているのだが、先程旦那さんの方が配達用のバイクを倒して壊してしまったらしい。幸い旦那さんに怪我はないようだがもう既にお弁当は出来上がっていてとても二人で配れる量でもないという。それを聞いて黙っておける性格ではなくて「なら、配達手伝うぜ。それなら間に合うだろ?」と奥さんに提案して)

  • No.5307 by 検索  2024-04-28 15:12:51 


…ここにある届け先なら四人で手分けすれば直ぐに配ることが出来そうだ。
(いつものルートを進んでいけば趣のある商店街に差し掛かる。そこを歩いていると一つの店舗から怒鳴り声が聞こえてきて怒っているらしい女性に相手が声をかける。どうやら顔馴染みらしい反応に改めて相手の顔の広さを実感しつつ着いて言って話を聞く。どうやら配達用のバイクを倒してしまったようで現物をしゃがんで観察してみるがハンドルが変形したのに加え衝撃で点火系統に接触不良が起きていて直ぐに治るようなものでは無さそうだ。これでは昼時の配達に間に合わないと二人が零すと案の定相手が手伝いを申し出た。こちらも特に用がある訳でもなく街の人の為になるなら異論は無い。準備された弁当に付いている届け先のメモを見る限りはエリアはオフィス街と店の並ぶ商業地区に大きく分かれているようで二手に分かれると効率的に運べそうだと助言を添える。自分達の申し出に少し驚いていたが『じゃあお願いしていいかしら。代金は頂いてるからこれをその場所に届けてくれたらいいわ』と行先のメモの乗ったお弁当箱の入った箱を女性から受けとって)

  • No.5308 by 探偵  2024-04-28 16:44:14 


なら、俺達はこっちの地区に弁当配ってくる。ここなら顔馴染みも多いしな
(相手がバイクに近づき壊れ具合を確認している間に条件反射的に配達の手伝いを申し出る。この街で困っている人がいるなら助けないわけにはいかない。勝手に決めてしまったが今日は相棒と一緒であるのを思い出して隣をみる、しかし相手は当然のように自分も手伝う算段でいて思わず笑みが漏れた。昔なら自分は関係ないと本を開く所だろう、あまり人の前でニヤつくこともできず口を引き締めて相手と共に届け先を確認した。即座に相手が配達先を二地区に分けて二手に別れるべきだと助言をすれば、素早い解析にさすが相棒だと口の端をあげた。それならばと商業地区を担当することを申し出る。オフィス街も知らないわけではないがああいうセキュリティがしっかりしているところはいつも出入りしている店側に任せた方がスムーズだろう。両手に弁当を抱えて商業地区に向かって相手と共に歩き出した。数箇所分ではあるがお互い両手には弁当がいっぱいで「巻き込んじまって悪いな」と相手の方へ目線を向けながら話しかけ)

  • No.5309 by 検索  2024-04-28 17:57:49 

彼女達の話を聞いた時点で君なら手伝うと分かっていた。…それに、これも探偵のパトロールの一環なのだろう?
(真逆の方角にある二地区を配達の担当を決めると早速目的地に向かって歩き出す。両手に弁当を抱えることになり若干重たいがこれくらい許容範囲だ。そうしていると相手の目線がこちらを向いて声をかけられる。相手は困っている人を見捨てられない性分だ。争うような二人の間に入って話を聞きに行った辺りからこうなることは大体予想がついた。そして何よりこうして困ってる人を助けるのがパトロールの目的の一つでこの街の探偵の在り方というのならその片割れである自分もそれに当てはまる。普段は内と外で別々に行動することが多い分一緒にいるのなら相棒流の探偵の仕事をするのも悪くない。少し得意げな笑みを見せながら「僕もこの街の探偵だからね」と告げていると店が並ぶエリアに辿り着いた。常連のお客さんなのかメモには大まかな住所しか書いてなくあとは店名の記載があるだけだ。まずは一番上に書いてある所に届けようと「この店が何処にあるか分かるかい?」と尋ねて)

  • No.5310 by 探偵  2024-04-28 20:11:25 


…、…流石は俺の相棒だな。なら風.都.の探偵としてきっちり弁当を届けてやらねぇと
(成り行きとはいえ相手に相談することなく手伝うことを決めていたが、相手は手伝いを申し出る前からこの結果を予想していたようで思わず目を瞬かせる。どうやらこちらの考えも行動も相手にはお見通しであるようだ。それにこれも探偵の仕事だと言われるとどことなく照れくさくて思わず目をそらす。弁当の配達を手伝うのなんて探偵の仕事では無いと言われればそれまでだ、だが小さい事でもこの街の困り事を解決したい自分の気持ちを相手は汲んでくれてこちらの流儀に合わせてくれている。同じ考えで探偵として行動してくれるのがなんとも嬉しくて気合いを入れるように声をかけていた。相手が届け先のメモをこちらへと見せながら場所が分かるか問いかける、答えは当然決まっていて「俺を誰だと思ってんだ?」と得意げな顔でいえば相手を先導するようにして一件目の届け先へと向かった。行先は個人商店の電気屋で店主のおっちゃんに軽く挨拶しながら「弁当届けにきたぜ」と声をかける。驚く店主に事情を説明してから弁当を渡せば礼を言われて軽く手をあげ応えると「さて、次は二つ隣の道にあるとこだな」と先程のメモを思い出しながら言い)

  • No.5311 by 検索  2024-04-28 21:17:28 

ああ。_ …ここかな、
(自分も相手と同じ探偵として手伝いをすると告れば瞬いていた目は照れ臭そうに逸らされる。以前ならば何処かで終わるまで待つか先に事務所に帰っていただろうが相手と過ごす中でこの街の人の為に動きたいという気持ちが写ったようだ。気合いを入れる相手にメモを見せると得意げな顔が返ってきて1軒目へと案内がされた。そこは個人の電気屋のようで表の家電量販店よりもこじんまりとした店だ。そこに堂々と入っていき店主に挨拶と事情を説明する姿はやはり相手がこの街に馴染んでいると実感する光景だ。代わりに配達をしていると話せば相手らしいと笑う店主と相手のやり取りをぼんやりと見ていた。弁当を渡すと礼を言われて二人で店を後にする。二件目も相手の案内で向かうとそこは文房具屋のようで店内に入ると事務所で見覚えのある筆記用具などが置いてあった。ここの店主も相手と顔馴染みのようで顔を見ると気さくに話しかけている。それを邪魔しないように店内の物を見ていると『そっちの子が翔太郎君が言ってた相棒君?』と話しかけられて少し固まってしまう。まさか自分に話しかけられるとは思っていなくて「えっと、まあ…」と曖昧な返事になりながら相手に視線向けて)

  • No.5312 by 探偵  2024-04-28 22:04:52 


あぁ、俺の相棒のフィリップだ。この店、事務所の備品買うのに世話になってんだ
(幸いにも弁当の届け先は全て顔馴染みの店で一件目と同じく二件目の文房具屋でも気さくに迎え入れられ事情を説明してスムーズに弁当を渡すことが出来た。軽く言葉を交わしていれば店主が後ろで大人しくしている相手に話を振る。相手の方を見てみればどこか戸惑った様子をみせている、この街の探偵ならば、そしてこの街を愛してくれているならば、相手にはこの街からも愛されていて欲しい。相手の顔を売るちょうどいい機会だと踏めば、片手が空いたのをいいことに相手と肩を組むようにして自分の隣に来るように移動させ相棒だと店主に紹介する。いつも事務用品がきれた時にはお世話になっている店だ、まだひとりでは行かせられないが相手が出入りする機会もこれから多くある事だろう。相手を紹介すると店主の目線は相手の目より少し上を向いて『それってもしかして、うちで買ったクリップか?』と問われてこちらも相手の髪を見た。相手がいつも好んで付ける髪留め用のクリップだが、確かに今日つけているのはここで選んだもので「そういやそうだったな。ここ、いろんなクリップがあるから選びがいがあるかもな」と言いながらクリップのコーナーを指さし)

  • No.5313 by 検索  2024-04-29 10:38:17 

…だろうね、見覚えのある商品が幾つかある。 確かに同じクリップだ、…
(まさかこちらに話が振られると思ってなくて戸惑っていると肩を組むような形で隣に並んで紹介がされる。それに合わせて小さく会釈してみるが相手と街の人の間にある輪のような物に招かれたのが嬉しくもあり同時に落ち着かなくて店の説明をされるとそれらしく頷く。事務所の備品を購入する店ならこれから訪れる機会もあるだろう。そうしていると店主の視線が自分の少し上を向いて着けているクリップについて問われる。普段付けている物は事務所の備品を拝借してることが多くこの店の物である可能性が高い。確かめるように自分のクリップに触れながら相手の指さしたクリップコーナーに向かうと確かに今朝付けた物と同じ物があって声をあげた。日常的に身につけていた物の購入元と思えば初めて来るこの店が少し身近なものに思えた。不思議な感じを覚えながら見ていればクリア素材の黄緑色のクリップを見つけて思わず手に取る。少しそれを見つめた後、店主の元に向かって「お願いします」と告げれば店主の顔に嬉しそうな笑みが浮かんだ。会計を済ませてクリップの入った紙の平袋を受け取るとまた一つ街との繋がりが出来た気がして「後から付けてくれ、翔太郎」と相手にお願いして)

  • No.5314 by 探偵  2024-04-29 12:29:06 


良い髪留めが増えて良かったな。弁当配り終わったら付けてやるよ
(店主に相手のことを売り込んでいるとクリップが話題に出て、興味を示したのか肩を組む腕を解いてクリップコーナーに一緒に向かう、商品棚を覗いてみれば相手がつけているクリップと同じものが店頭にあって思わず笑みを浮かべた。文房具屋で身につけるものを買うことなんて普通はないが、相手だけはこの店にそういう需要で用事があることだろう。たまたまとはいえ相手に縁のある店に来ることが出来たと内心思っていれば相手はひとつのクリップを手に取った。透き通る黄緑色をどうやら気に入ったようでそのまま購入すれば店主も上機嫌になる。相手がこの街の人と仲良くなってその思い出になるような品を購入しているのが感慨深く後ろからその様子を見守る。相手はとっくにこの街の住人ではあるが、こうやって街の人の輪にさらに入り込んでいってくれるのは嬉しいものだ。礼を言ってから店を後にする、早速購入したてのクリップを身につけたいという相手に緩い笑みは止まらなくて両手が空いたら付けることを約束した。その後効率よく届け先へ回り、最初に弁当配達を手伝っていることに驚かれ、相手を届け先に相棒だと紹介し、笑顔で見送られるのを繰り返した。最後の一店舗も届け終わると「ここで最後だな。弁当も届けるついでにお前のこと紹介できて良かった」と上機嫌に言って)

  • No.5315 by 検索  2024-04-29 14:50:44 

ああ、ちゃんと時間内に配り終えることが出来て良かった。ついでに色々な話も聞くことが出来たし。…やけにご機嫌だね?
(新たなクリップを購入して受け取ると次の配達時間も押していて店主にお礼を言って店を後にした。本来の使用用途ではないはずだが店主は快く売ってくれた。街の人に受け入れられたような気分で表情を緩めていればクリップを付けることを約束されるとますます嬉しそうにしていた。その後もメモに書かれた配達先に順番に回っていく。人と話している内に紹介されることにも慣れてきて軽く会話をしたりまた何時でも来てねと言われたりと和やかに配達することが出来た。中には相手の幼い頃を知っている店主が居たりしてちょっとした昔話なども聞けたりもした。そうして最後の一店舗も届け終えて笑顔で見送られながら店を後にする。あんなにあった弁当も無くなり両手が軽くなると相手から声が掛かり、達成感に満ちた様子で感想を述べる。二人で外に出た時にはあまり寄らないような店が多くて物珍しい機会でもあった。あとは店に戻って配達が終わったことを伝えるだけで隣にいる相手は妙に上機嫌だ。人の役に立てたということもあるが自分を紹介する時の相手は嬉々としているように見えてつい問いかけて)

  • No.5316 by 探偵  2024-04-29 17:51:51 


俺の話は余計だったけどな。……ん?まぁそりゃ俺の好きな街の人と、…お前が仲良くしてるのみんのは嬉しいだろ。自慢の相棒をみんなに紹介できたんだからな
(弁当の配達先に向かい全ての店で相手を相棒だと紹介していく、最初こそぎこちない様子の相手だったが段々慣れてきたのか笑顔で街の人と言葉を交わしていた。それぞれの滞在時間は短かったが確実に相手の交流の輪が広がっていく様子に相手の事なのに自分の事のように嬉しくてつい笑みを浮かべたまま相手を見守ってしまった。途中自分の小さい時の話をされた時は焦ったものだが、『そのまま仲良くしなよ』と言われた時には照れ笑いすることしか出来なかった。配達が終わったことを告げると相手はこちらを見て機嫌の良さの訳を聞いてくる。いつもの調子で街の人と話していたつもりだったがよっぽどご機嫌にみえたのだろうか。照れ臭さを感じると頬を掻きながらその理由を伝えようとする、だが自分の好きな街という言葉の後に相手を『自分の好きな人』とストレートに言うのは流石に恥ずかしくて、一瞬言葉を詰まらせてからその言葉は伏せることにした。言葉の不自然さを誤魔化すように少々早口で話すが、実際弁当配達を通じて普段世話になっている街の人に相棒を紹介できたのは良い機会だった。先程の約束を思い出すと「さっきのクリップ付けてやるよ」と手を差し出して)

  • No.5317 by 検索  2024-04-29 18:24:52 

…そっか。僕も依頼人とは違う街の人と繋がって、なんというかこの街と君の世界に入れた気がするよ。 じゃあ任せた。
(お店に戻る帰り道、いつもに増して上機嫌な理由を問うと照れ臭そうにその訳を話す。途中妙な間が空いたが何となく言外に含まれる内容を察して口元が緩む。自分を紹介して街の人と仲良くしている所を見るのが嬉しいだなんて胸に温かさと擽ったさを覚えて照れ臭そうに笑いを零した。実際今日行った先では相棒だと紹介された時、聞いた事があるという反応の人が多かった。相手が話題に出したのかそれとも相手には相棒が居るという情報が何処からか知られているのかは分からないが確かにそこに自分の存在があった。相手が事務所の外のこの街で作ってきた世界に入れて貰えたようなそんな気がして嬉しそうに声を弾ませた。そうしていると相手が先程の約束を持ち出す。懐にしまっていた紙袋からクリップを取り出して相手の手の上に載せると今つけているクリップを外してご機嫌にお願いして)

  • No.5318 by 探偵  2024-04-29 19:20:38 


、そうか…それなら良かった。よし……
(こちらが上機嫌な訳を伝えれば相手も照れ笑いを浮かべる。相手も少なくない時間この街に住んでいるがどうしても外を自由にひとりで出歩けない関係でこの街の人々との繋がりはまだ少ない。こちらが風都の中で築いてきた世界と相手と過ごす世界とはどうしても距離があってなかなか交わらないものだった。それが今日たまたまの手伝いとはいえそれらが交わって相手の世界は広がり、こちらの世界は繋がったようにも思える。自分の愛するもの同士が笑みを浮かべて対面しているのを見るのはなんとも幸せなものだ。それに話だけしていた自分の相棒を街に紹介することができ、なんなら関係は隠しているものの恋人を街の人に自慢することも出来たのだ。なんてことの無い一時だったが、確かに幸せな時間だった。上機嫌な相手からクリップを受け取れば軽く髪を整えてやってから先程買ったクリア素材で黄緑色のクリップをつけてやる。買いたてのそれは太陽光を浴びて色が透けて輝いて見えた。小さく笑いながらクリップに軽く触れると「今日お前と街の人に縁ができた証だな」と呟いて)

  • No.5319 by 検索  2024-04-29 20:03:43 


ありがとう。…ああ、大切にする。さてそろそろ戻ろうか
(この街と人と交流してその店で自らの意思で買った新しいクリップ、それを相手に託すと大人しくつけられるのを待つ。髪が止められると御礼を言いつつ相手の呟きに頷いて小さく微笑んだ。このクリップは備品置き場に戻されることなく、今日の記念として自分の新たな私物になるはずだ。胸を暖かく満たすような幸せを感じるとご機嫌のまま店に戻るように促して歩くのを再開した。店に着けば二人は先に戻っていたようで無事に配達したことを伝えると『ありがとう、本当に助かったわ』と改めて感謝が告げられる。謝礼を、と言い出す女性を止めていれば何かを思いついたように奥に引っ込んでしまった。少しして恐らく調理場だろう所から持ってきたのは小さめの弁当箱にぎゅうぎゅうに詰められた唐揚げなどを初めにするおかずで『作りすぎて余っちゃった奴だから良かったら貰って』と差し出された。見るからに美味しそうなおかずと気遣いに心惹かれると「ありがとう」と伝えそれを受け取って)

  • No.5320 by 探偵  2024-04-29 20:20:58 


そうしてくれ。…あぁ、あの二人ほっといたら喧嘩しちまいそうだしな
(相手の髪に収まった新しいクリップ、どこか誇らしげに煌めくそれと相手の笑顔をみればこちらも自然と口角があがる。この街との縁を示すそれは自分にとっても思い出の品になりそうだ。相手に促されて店へと戻ればとびっきりの感謝をされ謝礼を出そうとする奥さんを何とか止める、今回は依頼されたわけではなくこちらが手伝っただけだ。それに相手と共に様々な人と出会える良い機会にもなったのだ、それだけで十分だろう。なんとか謝礼を渡そうとする奥さんを宥めたがそのまま店の奥へと引っ込んでしまって相手と旦那さんと順番に顔を見合わせる。暫くして持ってきてくれたのは小さいながらもギュウギュウに詰め込まれた弁当箱で思わず笑ってしまった。こうやって用意してくれるものを断るのも野暮というものだろう。礼を言って受け取ると『またいつでも来てね』と二人に送り出されることとなった。時刻はちょうど昼時、弁当は二人で食べるにはちょうどいい量で「近くの公園で昼飯にするか」と貰った弁当を指さしつつ提案し)

  • No.5321 by 検索  2024-04-29 21:55:45 

そうしようか。お弁当を運んでいたら僕もお腹が空いた。
(お礼の代わりに渡された弁当箱を受け取ると二人に見送られながら店を後にする。お昼の弁当を配達する時間だったこともあって時刻は昼頃、配達した所の中には届けたら直ぐに昼飯にしようと早速蓋を開けていた人も居て美味しそうな見た目と匂いに食欲がそそられていた所だ。相手の提案に直ぐに頷くと公園へと向かった。相手の案内で辿り着いた公園は比較的小さくこの時間はあまり人が居ないようだ。ベンチも問題なく空いていれば早速そこを確保して弁当を真ん中に置いて座る。蓋を開けると溢れんばかりに詰め込まれたおかずがより分かりやすくなって思わず笑ってしまう。添えてくれた割り箸を相手に渡すと手を合わせた後、早速一番目立っている唐揚げに箸を伸ばす。大きめなサイズの唐揚げは中までしっかり味が染み込んでいてジューシーな味わいであれば「流石売りにしているだけある美味しさだ」と感想を口にして)

  • No.5322 by 探偵  2024-04-29 22:57:30 


おぉ!ここの弁当久々に食うな。…だろ?…んー、変わらねぇ味で美味い
(古い町並みの中にある公園はこじんまりしているが人気も少なくゆっくり昼ご飯を食べるのにはピッタリの環境だろう。弁当を運ぶ間美味しそうな匂いを嗅いでいるだけで走り回っていて腹の虫もそろそろ暴れだしてしまいそうだ。ベンチに座り二人の間に弁当が置かれて蓋が開かれる、中には見慣れたおかずがてんこ盛りで並んでいて思わず感嘆の声をあげた。相手から箸を受け取り手を合わせると相手は早速唐揚げを口に運ぶ。満足気に唐揚げを頬張るのに小さく笑えばこちらも唐揚げを一口食べた。ジューシーな仕上がりに昔から変わらない味に思わず唸る、もう何度ここの唐揚げを食べたか分からないがいつでも変わらず美味い味だ。特にギュウギュウに詰め込まれた唐揚げをみながら「ご褒美に唐揚げくれるからしょっちゅうあの店手伝ってたんだが、俺が唐揚げ好きなの覚えててくれてんのかもな」と笑いながら山盛りの唐揚げをまたひとつ口に運んで)

  • No.5323 by 検索  2024-04-29 23:54:47 

へぇ、今回みたいなことが昔からあったんだね。…君のことだ、他の所でも似たようにおすそ分けを貰ったりしているのだろう?
(こちらが唐揚げへの感想を口にすれば相手は小さく笑って自らも唐揚げを口にした。他のお店から宅配を頼まれるくらいだけあって満足のいく味で相手の口ぶりからしても長く愛されているお弁当のようだ。笑いながら思い出を語る相手の話を聞けばその姿が容易に想像がつく。今回のこのお弁当もこれならば相手が断ることなく喜んでくれるだろうと思っての行動なのだろう。そんな相手の思い出の詰まった物だと思えば唐揚げを箸で挟んでジッと見つめる。相手と深い関係になってもまだ知らないことばかりだ。それを一つでも埋めるように唐揚げを食べれば相手のいう変わらない味を十分に噛み締める。この様子ならば他にも同様にお礼に物を貰ったり可愛がられているのだろうと想像がつけば他のおかずにも箸を伸ばしつつちらりと相手を見てから問いかけて)

  • No.5324 by 探偵  2024-04-30 07:50:32 


あの店の旦那さん、しょっちゅう奥さんに怒られててな。仲裁とか手伝いとかよくしてたんだ。他にはそうだな……文房具屋の片付け手伝ってペン貰ったり、電気屋のチラシ配りして飴貰ったり…ガキん時は特にいろいろ貰ってたな
(この店の唐揚げひとつとってもあの二人との思い出がいろいろと詰まっている。唐揚げが全く目当てではなかったとは言わないが、それでも店を通りがかって何かトラブルがある度に声をかけていたのは確かだ。特にあの店は喧嘩するほど仲が良いタイプの夫婦で声をかけることが多かったように思う。その縁もあっての唐揚げだが、相手がじっとそれを見つめているのを横目にみつつまたひとつ唐揚げを頬張る。似たようなシチュエーションを聞かれると頭にはいくつもの候補が浮かぶ、それこそ小さい時からしょっちゅうこの街を歩き回っているうちに出会った人やトラブルは数多にあっておすそ分けを貰ったことも多々あった。今日行った店に絞って思い出してもいくつか例は出てきて指折りしながら思い出を語る、街の人々とのやり取りを思い出すが小さい頃の思い出も多く相手に語るのはどこか照れ臭くて、それを誤魔化すように卵焼きを口へと運んでいて)

  • No.5325 by 検索  2024-04-30 10:25:25 

容易に想像がつくよ。…君がこの街を愛するように、君も色んな所で可愛がられているようだね
(あの夫婦ならば今回のようなことが多くあることは何となくわかる。そしてその度にお礼としてお弁当や唐揚げを貰ってきたのだろう。他のエピソードを聞いても相手ならばやってそうなことばかりで自然と笑みが浮かんだ。この風.都が大好きで守りたいと言っていた幼い相棒と交流した分、あれからもこの街で育って色々な人を助けてそのお礼を貰ったり可愛がられていたりしてるのが微笑ましくて柔らかな口調で思ったことを口にする。決して勝てない年月と自分が知らない面があることに思う所がないわけではないがこの街を好きな相棒が街に愛されているのは素直に嬉しい。更にもう一つ唐揚げを口に運びながらも「流石この街を自分の庭というだけある」なんて笑って話して)

  • No.5326 by 探偵  2024-04-30 12:29:46 


俺が風.都.に来てからこの街には世話になりっぱなしだ。……早くお前がひとりでこの街を歩けるようにしねぇとな
(親がいなくなってからこの街に来たわけだがこの街を愛せているのはこの街に育てられ愛されていたからだと思う。小さい頃の話をするのは気恥ずかしいものの可愛がられていたという言葉に間違いはないだろう。実際パトロールの度に声を掛けてくれる人がこの街には沢山いる。その輪の中で今日は相手も一緒になって過ごしたわけで幸せな光景をみることは出来たが、あくまでもこちらの世界に相手が顔を覗かせただけだ。本来ならば相手がこの街と世界を築く方が正しい、この街を自由に歩いて感じて欲しいがそれは叶わない状況だ。相手が早くこの街で真に生きられるようにしなければと呟きを零す。だがそこでふと、それはそれで相手と連れ立って行動する口実がなくなるのではと気がつく。相手がこの街を自由に歩くのが当然理想的だが、その先で自分の知らないうちに誰かと仲を深めたり新たな出会いがあるはずで、それは歓迎すべきことなのにどことなく心は落ち着かない。自分で呟いておいて相手の反応が気になってしまえば無意識のうちに食べる手を止めてじっと相手の方を見つめてしまい)

  • No.5327 by 検索  2024-04-30 14:21:25 

…確かに組織も無くなって危険が無くなるのが一番だけど、どっちにしろ僕が外に出る時は君と一緒なのだから大した違いでもないだろう?
(普段事件などで外に出た時に見るのとは違う日常的な相手と街の繋がりをつぐつぐ感じるような時間だった。相手にとって風.都.とは単なる土地ではなくそこで過ごす人々を含めて大切な場所で守るべき存在なのだろう。そんな会話をしていれば自由に交流を広げられない状況の自分を思ってか相手が呟きを零す。相手が今の自分の環境を良くないと思ってくれているのは知っている。だがふと顔を上げると心配だけでは無さそうな目がこちらを向いたまま固まっていて僅かに首を傾げる。確かに組織を何とかして今まで何回かあったように変な手を出してこないような状況になるのは個人としても街の平和としても望む所だ。だが例え一人で自由に歩けるようになったとしても自分の行動に大きな変化は起こらないように思う。ごくごく当然のことを語る口調で自分が外に出る時は相手と一緒だと言葉を返すと「勝手に出歩いたとしてもすぐに君が探しに来そうだ」と冗談交じりに笑って)

  • No.5328 by 探偵  2024-04-30 17:25:27 


え、……そうか…そりゃ連絡無しに居なくなったら探しに行くだろ
(まだ仮定の話にも関わらず相手の世界が広がった時のことを思えば嬉しくも寂しくもあり相手からどんな反応が返ってくるのか窺っていれば、予想外の答えが返ってきて目を瞬かせる。今はある意味二人で出かけるのを強制されている状態で、その制限がなくなれば相手がひとりで出かけることもあるだろうと思っていた。しかし相手は不思議そうな顔で当然二人で出掛けるのだと言葉にしていて、嬉しさと独占欲が擽られたのとで思わず顔をニヤケさせそうになってしまう。慌ててお弁当のミニトマトを口にして表情を誤魔化し咀嚼して飲み込んだ後に噛み締めるように頷いて返事をしていた。かと思えば一人にしないのはこちらだろうと冗談めかして言われると思わずツッコむように返事をする、ひとりで出かけるにしても連絡があるとないとでは大違いだ。検索しているうちにひとりで暴走して事務所を飛び出しかねないのを思えばス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を常に持たせおく必要がありそうだ。懐かしい味と恋人との幸せな心地に浸りながら弁当を食べ進めるとあれだけ詰め込まれていたおかずもなくなって、手をあわせると「ご馳走様でした」と言って箸をしまって)

  • No.5329 by 検索  2024-04-30 18:56:21 

何か変なことでも言ったかい? なら気を付けることにしよう。___ ご馳走様でした、今度お店に寄ったら美味しかったと伝えなければ
(こちらとしては当たり前の事を返したつもりが相手の目は瞬いて、そしてニヤけた様な面が一瞬見えた。それを誤魔化すようにミニトマトを口にしているがその理由が分からずキョトンとするばかりだ。だが反応を見る限り嬉しそうに見えてそれならいいかと卵焼きを口に運んだ。こちらが一人で出掛けた時の相手の行動を予想して見せれば当然だと返事がされる。所長に聞かせてみれば過保護と言われそうな対応だがこの距離感が心地好くて決してそんなことはしないとは断言せずに口元を緩ませていた。そうしてこの街の大切な味と相手との昼食の時間を味わっていれば弁当箱は空になった。相手と同じく手を合わせ、次にあのお店に言った時に礼と感想を伝えようと決める。お腹も良い感じに満たされ午後からのパトロールにも精が出そうだ。だがもう少しだけ休憩しようと思えばこっそりベンチの上で相手の手に自分の手を重ねてから「たまにはこんな時間も良いね」と呟いていて)

(/お世話になっております。配達の手伝いは一段落したかなと思うのですが他にも別の場所で街の人にお手伝い的なことをするのか次のお話に切り替えるか悩みましてお声がけさせて頂きました…! 何かやり残しや情報屋を含め誰かと絡ませたい等ありましたら乗っかりたいとおもうのですがいかがでしょうか。)

  • No.5330 by 探偵  2024-04-30 19:57:32 


(/一旦背後だけで失礼します!こちらも続けるか切り替えるか悩みどころでして…先にこちらがお弁当の配達の流れにして検索様の想定されていたものがあるかもと巻き気味で進行してしまいましたので、もし検索様がやり残しがあればこのまま連続してお手伝い、やり残しがないのなら切り替えてしまっていいと思うのですがいかがでしょうか?)

  • No.5331 by 検索  2024-04-30 20:39:59 


(/こちらも配達かおつかい的なことをして街の人と交流する二人が見られたらなと思っていたので十分に出来たと思います。こちらはやり残しはないので次に切り替えてしまいましょう。情報屋以外の街の人々とも仲良い探偵君を見ることが出来て、その人たちと検索が交流する様子を見守ってくれるような日常的なお話が出来てとても楽しかったです。ちょっぴり独占欲もありながらも街の探偵をしている二人が好きなので満足いくお話が出来ました、今回もありがとうございました!
次のお話ですがいかがしましょうか。お互いからあげてまだやっていないキャンプの話や条件をクリアしないと出られない部屋、浮かんだものとしては今度は検索が長期間の検索でエネルギー切れの話、本音が筒抜けになるメモリの話などがあるのですが探偵様のやりたいテイストのものやご希望はありますか?)

  • No.5332 by 探偵  2024-04-30 22:37:50 


(/では場面切り替えてしまいましょう!少々駆け足になってしまいましたが、普段のパトロールを通して探偵が街を愛し愛されてるところを描写できて、かつ街の人と検索くんとの輪が広がっていく優しくて世界観が深まるお話にできてこちらもとても楽しかったです。こういう平和なお話ででるお互いへのちょっとした独占欲がより深くお互いを想ってる現れだと思いますので何気ない会話でしたがお弁当タイムもとても楽しかったです…今回もありがとうございました!
それでは本音が筒抜けになるメモリのお話はいかがでしょうか?ギャグっぽいお話になるかと思いますが、どちらかが能力にかかる感じでしょうか?それとも二人ともかかってしまっても混沌として楽しそうですがいかがしましょう?)

  • No.5333 by 検索  2024-04-30 23:24:38 


決めるよ、翔太郎。
(パトロール中に街の人達の手伝いをして顔見知りが幾らか増えた日から一週間程、街には不思議な噂が流れていた。それは不倫や浮気など後ろめたいことをしていた人達が突然罪の告白をし出したという物だ。まるで自白剤でも使ったように思ってることを素直に話してしまうらしい。直接的ではないがそれを受けて家庭内トラブルや暴行などの被害が増えているという刃.野.刑.事の依頼から捜査が始まった。相手の外での調査と検索結果から影響を受けた人の配偶者や恋人は皆同じコミュニティサイトに所属していて浮気について相談していたのが分かった。そこから【Reveal】のメモリとその使用者である女性を絞り込んで接触を図ると彼女は婚約者の裏切りから隠し事をする人達を憎み、皆の汚い本音を明かしてやりたかったと自白、怒りからド.ー.パ.ン.トへの変化を果たした。罪を数えさせるため二人で一人の姿に変身すれば攻撃をかわしながら拳を打ち込みダメージを与えていく。戦闘能力は低いのか床に転がった怪物を見れば相手に声をかけるとマ.キ.シ.マ.ム.ド.ラ.イ.ブを発動させ風の力で高く舞い上がって)

(/では本音が筒抜けになるメモリの話にしましょう。せっかくですので二人ともかかってしまって、ドンドン墓穴を掘ってしまったり普段隠してることを言ってしまったりと混沌とした時間が過ごせたらと思います。効果の出方ですが全て口にしてしまうタイプや能力にかかった人同士でテレパシーのように心の内が聞こえるタイプなどがあると思いますがどちらがお好みでしょうか?ひとまずそれらしく上記置いておきますので良い感じに撃破時などに能力受けてもらったらと思います…!もしメモリの効果を受けての調査パートがしたい等ありましたらそちらで仕切り直して貰ったり変更して貰って大丈夫なので好きに動かして貰えたらと思います。)

  • No.5334 by 探偵  2024-05-01 07:52:56 


あぁ。最後の一撃、お見舞いしてやるぜ!ジ.ョ.ー,カ,ー.エ.ク.ス.ト.リ.ー,ム!
(今日の事件はジンさんがなんとも奇妙な相談を持ち込んだことから始まった。自らの罪を包み隠さず話してしまう人の続発とそれに付随するトラブルの頻発、知らぬが仏とはよく言ったものだがその隠し事の内容はあまり褒められるものでもなく罪は罪として数えてもらわねばならない。だがそれはそれとして、罪を暴くのは自分達も探偵として行うところだがこの街を混乱に陥れるとなると話は別だ。メモリ使用者の彼女の怒りも最もだがこれ以上街を混乱させるわけにはいかない。なによりも彼女の涙を拭う必要があるだろう。相手の声に答え宙へと舞い上がる、そのまま最後の一撃でケリを付けようとした。しかし床に転がった彼女はまだ諦めていないようで『隠し事なんてする奴が悪いのよぉ!!』と怒りを爆発させた。その瞬間に怪人の体からモヤが沸き立ったかと思うと霧のように周囲へと拡散し始める。あれが何なのか分からないがここで押し切ってしまわなければ霧は風にのって広範囲に広がってしまうだろう。手遅れになる前に体を半身ずつに分けた二連撃を叩き込むと怪人の体は派手な爆破を起こし、女性の体へと戻って排出されたメモリが高い音を立てて割れた。軽く息を吐くと「これで事件解決、だな」とクールな探偵を気取って言い)

(/意図に反して実際に声に出してしまう方がより悶絶することになるかなと思いますので、思っていることを全て口に出してしまう方向でお願いします!普段心の中でしか思ってないことをどんどん言ってしまって墓穴を掘り続ける二人になりそうで今から楽しみです。能力を受けた状態で街に出ると直ぐに誰かに検索くんへの好意やらを言ってしまうと思いますので撃破後からでお願いします!これまで通り一定時間したら効果が切れる感じでいきましょう。では今回もよろしくお願いします!/何も無ければ蹴りで大丈夫です!)

  • No.5335 by 検索  2024-05-01 09:39:01 

ああ、あとのことは警察に任せるとしよう。…この件さえ無ければ今頃翔太郎と外食が出来たのに、…え。
(信頼していた人に裏切られ、皆は卑劣な隠し事をしているという思い込みに囚われた彼女を救うのも探偵の仕事だ。宙へ舞い上がると怪人は怒りを爆発させモヤのようなものを発生させた。何なのか分からないが広がったら不味いことは確かで拡散しない内に相手と声を合わせながら二連撃の蹴りを叩き込んでメ.モ.リ.ブ.レ.イ.クを果たした。女性の体に戻り排出されたメモリが砕けたのを確認すれば変身を解いて間近に倒れていた自分の体を起こして相手の横に並ぶ。彼女の婚約者の件も含めあとのことは警察に任せた方が良さそうだ。風.都を巻き込んだ事件がひとまず一段落した所で地面に倒れたままの彼女を見やる。本来今日は特に何もないからとウ.ォ.ッ.チ.ャ.マ.ンから教えて貰った店に昼ご飯を食べに行く予定だった。だが刃.野.刑事の相談の持ち込みから始まり該当人物の特定に追われ更なる被害を拡大させないためにすぐに接触すればもう昼時はとっくに過ぎてしまった。名物だというランチはもう終わってしまっただろう。楽しみにしていたのにという思いを抱いてしまうが分別ある相棒としてそれは胸に仕舞いこむ、はずだった。だが現実はその思いを実際に声にして口にしていてそれに気付いた途端困惑した反応を示して「違う、わけじゃないけど違うんだ、何か勝手に口が動いて、」と焦ったように弁明しようとしても出来てなくて)

  • No.5336 by 探偵  2024-05-01 12:32:36 


ん…?まぁ俺もお前と昼飯行きたかったしお前がそう思ってくれてるのも嬉しいけどよ、俺達いつも一緒に居るんだしまた明日にでも行けばいいだろ。……ん?!
(これで事件は一段落と言ったところだろう、変身を解除し相手が隣にやって来る。いつも通りジンさんに連絡する話になるかと思いきや相手は予定していた昼ご飯の事に言及する。ようやく昼間に依頼がない日がやってきて満を持して店に行くはずが今回の件でキャンセルになってしまったのは確かだ。しかし事件解決直後のこのタイミングである意味愚痴のようなものを言うなんて相手にしてはかなり珍しい。その直後に何やら言い訳をする相手に不思議そうな顔を浮かべつつこちらも返事をする。が、口から出てきた言葉は自分が想定したよりも随分長い。『また明日行こう』とその一言だけ言えばいいはずなのにそれに付随する自分の感情まで全て口に出してしまっていて、言い終わった後に違和感に気が付きさらに怪訝そうな顔をする。その表情はみるみる引きつったものに変わっていく、この現象は先程まで自分達が見ていたRevealメモリのものと全く同じだ。だがそう考えた思考も今はすぐに排出されてしまって「もしかしてこれ、最後ド.ー,パ.ン.ト.から出てた霧のせいか?」と恐る恐る口にして)

  • No.5337 by 検索  2024-05-01 13:42:09 

っ、是非そうしたい、けど…。ああ、恐らく最後にメモリの能力を暴走させて道連れにしようとしたんだろう。周りに広がってないのが幸いだけど…なら君に対して考えることや思ったことも口に出してしまうんじゃ、
(考えていたことをそのまま口にしてしまうとは思わなくて焦って言い訳をするがこちらも変に口が動く。それに対して相手から返事がされるがその内容はいつもと違って心情が添えられた長い物で目を瞬かせた後、言われた言葉にほんのり顔を赤くする。相手も違和感に気付いて恐る恐る口にされた問いにこちらの推測を告げる。以前も巻き込まれたようにメモリの暴走に巻き込まれてその効果にかかってしまったのだろう。拡散される前に倒し切ったのはナイス判断だったが、頭に浮かんだ懸念がそのまま口に出てしまう。相棒とはいえ普段言えないことは一つや二つはある。恋人相手なら尚更だ。こちらも引きつったような表情になると「とりあえず変なことを口走ってまわりに聞かれてしまう前に事務所に帰らないかい?」と提案して)

  • No.5338 by 探偵  2024-05-01 17:24:06 


顔赤くすんなよ、お前の可愛い顔他人に見せたくねぇ、のに……考えてること筒抜けになるならそういう事だろ。あぁ、このままだとお前が恋人だってこと街中に言いふらし、ちまいそう……ああああああ!!!ダメだ全部口に出しちまう!!
(メモリの能力は単純なだけに効果をバッチリ発現するようで普段は心に留めていることさえ容赦なく言葉として外へと出してしまう。頬を赤く染めた相手をみて何も思わないことなど不可能で、気がついた時には脳内で考えたことが口から出ていた。件のコミュニティサイトに所属していた人々はマズイ真実を口にしてトラブルに発展していたわけだが、自分達はただただ互いに好意を抱いているのだから出てくるのは歯も浮くような台詞ばかりになってしまう。まさしくそんな台詞を口にしてしまえば自分の意思とは反するその言葉に一気に羞恥が襲いきてこちらまで顔を赤くしてしまった。今回の依頼に比べれば平和なものだがこの状態を知人に見られれば一大事になることは目に見えている。相手もそれを考えたようで事務所に帰るよう提案されれば直ぐさま同意した。が、そこにはまた言外だったはずの言葉が乗っかっていて頭を抱えて思わず叫ぶ。ただでさえ恥ずかしいのにこれ以上外にいるのは不可能だ。相手を促し気持ち早足で事務所への道を急ぐ。途中アキコにメールで依頼を解決したことを伝え、それとなく帰るように促せば何かを察したのか先に帰ると連絡があった。「アキコの前でお前が好きだなんだ言えねぇからな」と勝手に付け足された言葉にまた羞恥を覚えつつ事務所へとたどり着けば足早に中へと入って)

  • No.5339 by 検索  2024-05-01 19:02:58 

…はぁ、やっと帰ってきて二人きりになれた、けども…言われたことが嬉しくて心臓が落ち着かない…
(素面では中々聞けない台詞が告げられ、それがメモリの効果で今思っている本音だと分かるからこそ嬉しさと羞恥が募る。だが相手が顔を赤くしているのを見れば「顔が赤くなった君も好きだ」と思ったことを零していて思わず口元を抑えた。彼女はこのメモリを醜い事実を暴露させる為に使っていたようだが今の自分達は別の意味で恥ずかしいことを赤裸々に語っている。早々に事務所に帰ることを決めるとその道を急ぐ。道中電話ではなくメールで所長に報告することを選んだのはナイス判断であったが告げられる一つ一つに相手の想いが今日は添えられていてそれに対して「別に言ってくれても良いのに」なんて返してしまうのだから予想以上に不味い状態だ。逃げるように事務所の中に入るがそれはそれで相手と二人きりだと意識してしまって直ぐにそれを口にする。依頼が済んで他に意識を向けるものが無くなれば隣にいる相手のことなかり考えることになってずっとドキドキと煩い自らの胸に手を当てながら弱々しく呟いて)

  • No.5340 by 探偵  2024-05-01 19:46:23 


これで誰にも邪魔されねぇな。……お前のそんな可愛い姿見れるならいくらでも言って、やる……ダメだ、このままじゃ心臓がバクバクしすぎてもたねぇ。メモリの効果が切れるまでお互い別のとこにいた方がいいんじゃねぇか?
(二人きりになった時ならば本音で話すことはあるがそれでもここまで自分の気持ちを表に出し続けることなんてない、お互いに赤面しながらその姿にお互い好意の言葉を送るなんてそれこそ絶対にありえないことだ。知り合いに会わないことを祈りながら事務所になんとかたどり着くもだからと言ってメモリの効果が消えることは無く、二人きりになったことを二人共が喜んでいるのだからどうしようも無い。ちらりと相手の方をみれば胸を押さえて弱々しく呟きを零している、胸が高鳴るほどこちらの言葉が嬉しいと感じてくれているのならそれはそれで嬉しいのだが、間髪入れずにそれらが言葉になるとやはり自分で言ったことに自分で恥ずかしくなってしまう。逃げるようにしてガレージへ続く扉へ近づきハットを金具にかける。このままでは心臓が持ちそうにない、相手と共にいて相手の事ばかり考えてそれが言葉になってしまうというのなら物理的に距離を離すしかない。幸いこの事務所スペースとガレージにそれぞれ篭れば普段は隠している本音まで喋って悶絶しなくて済むはずだ。だが自分で提案した直後に「でもお前がそうやって照れてる姿もっと見てぇし、せっかくお前と一緒にいれる時間なのにひとりで居なきゃなんねぇのは、寂しいな」と本音がきっちりと言葉になって、あんまりな内容に力無く壁に寄りかかって)

  • No.5341 by 検索  2024-05-01 20:13:03 

…僕も君と離れたくないし、2人きりならそばに居たい…。っ、いっそのことくっついて本音で話すってのはどうだい? それなら僕がしたい事も出来るし徐々に慣れるかもしれない。
(お互い顔を赤くして自分のと相手の言葉に羞恥を覚えているのは傍から見れば滑稽な姿だが当事者としては一大事だ。煩い心臓の音を沈めようにも聞こえてくる相手の言葉にますます早くなっていく気がする。この状態を解決するには相手の言う通り物理的に距離を離すのが最適だろうが寂しいと思ってしまって、相手からも似たような内容が告げられると胸がぎゅっと掴まれてどうしようもない。離れたくないというお互いの本音が一致すればそれを実行するのも難しく意識的に一呼吸置くと投げやりになった頭は一つ無茶苦茶な策を提案する。途中にまた思っていることが言葉になって願望が入り込んでしまっているが顔を赤くして必死に気付かないふりをする。今は思ったことを勝手に明かされているような状況だ。それならば敢えて自ら明かすようにしてしまえば今程は照れることもなく、お互いのストレートな想いを受け取るのに慣れるかもしれない。「それに君の本音を、その聞きたくもあるし…」と余計なことを喋る自分の口元に手をやりながらちらり相手の方に視線向けて)

  • No.5342 by 探偵  2024-05-01 20:51:28 


っ、お前がそう言ってくれるなら、嬉しい……はぁ?!ンなことしたら余計に恥ずかしくなるだろ!ってかなんだよしたい事って!期待しちまうだろ!!、っ~!!
(壁に身を預けて相手の方を見ないようにしているはずなのに心臓は激しく鼓動し続け顔の赤みは引くどころか増している気がする。せっかく物理的に距離をとるという一番効果的な策を提案したのに自らそれを否定してしまっては台無しだ。だが相手からも同じようなことを言われてしまえばどうしても胸は掴まれて今やそれを包み隠さず口にしてしまう。弱った状況だったが相手から逆にくっついてしまおうと言われれば思わず叫びながら振り返る。最初に叫んだ事はいたって普通の本音だったが含みを持たせた言い方には普段なら隠す言葉も一緒に付随してしまって声にならない声をあげる。だが一度相手の本音を聞いてしまえばそれに応えたくなるのが恋人の性というものだ、「お前がそうしたいんなら叶えないわけにはいかねぇだろ」と相変わらずその心境はダダ漏れで半ばヤケクソで相手に近づくとそのままの勢いで抱き締める。お互いの顔を合わせないようにしながらも「やっぱりお前を抱き締めると安心するな…」と心の声を口にしていて)

  • No.5343 by 検索  2024-05-01 21:43:23 

、そんなこと思っているのかい? …ん、君の体温も匂いも添えられる手も全部好きだ…落ち着く…
(自分でもめちゃくちゃだと思う策を提案すれば相手から叫び声が上がってこちらを向く。恥ずかしくなるというのはその通りだがその後に続いた期待するという言葉にぱちり目を瞬かせる。言葉になってない声も含めて普段からそう思っていらりらしい。またじわりと嬉しさと熱を帯びるのを感じながらも相手が近づいてくるとヤケクソの勢いで抱きしめられた。その心地良さに思わず安堵の息が漏れてこちらからも腕を回して相手を抱きしめる。望んだことをされてそれが幸せだと感じるとメモリの能力にかかった頭は直ぐにその要素を具体的に述べてしまう。本音がバレてしまっているのだと思えばつられて行動も幾らか大胆になって相手の首元に顔を埋めると「翔太郎の匂いがする…」と呟きながら擦り寄って)

  • No.5344 by 探偵  2024-05-01 22:36:30 


そりゃお前がする事なら、全部良い事だろ……ん、俺も…お前が傍にいるって思えるのが一番好きで、一番安心する……匂い確かめられるのもちょっと恥ずかしいけど好き、だ……
(何をするかも伝えられていないのに相手から与えられるものならばなんでも欲しくて今はその思いを堰き止める方法は無い。全くコントロールの効かない体へのやるせなさをぶつけるように相手へと抱き着く。どうにでもなれという気分ではあったが相手を抱き締めれば向こうからも腕が回され暖かな体温に包まれる、そうすればいつもより心は緩んでメモリの能力を抜きにしても本音が溢れ始める。だが相変わらず漏れ出す言葉に付随するものは多くて言葉にすれば野暮な事まで口に出してしまう。相手がこちらの首元に顔を埋める、いつもの光景といつものやり取りだが匂いをかがれるのが好きと自白するのも若干怪しい発言で言葉が詰まった。この状態ではどうしようもなく「お前って俺の匂い嗅ぐの好きだよな!俺もいつの間にかお前の匂い好きになっちまったけど!」と全く誤魔化しになっていない言葉を口走っていて)

  • No.5345 by 検索  2024-05-01 23:59:45 

君がそう思ってくれているのは嬉しい。まあ、僕だけしか出来ないことだからね、恋人特権という意味でも大好きな人の匂いがするという意味でも好きだ。…僕が君に惹かれてるように君も僕に魅了されてる?
(相手に抱きしめられて暖かな心地に満たされると自ら発する言葉と本心は重なり始めて予想外のことを口走った結果の羞恥は幾らか和らいできた。こうして傍にいる事に対する好意的な反応がかえってくると口元が緩んで声を弾ませる。本心が溢れるのをいい事に好き勝手に首元に鼻を寄せ呼吸していればそれすら肯定されて胸が掴まれた。ある意味自爆してしまってるような相手の言葉にも心が思うままに肯定を示して日頃からある独占欲をちらつかせる。思っていることを口に出してしまう分いつもより没頭が早くて腕に力を込めながら口から本音を零す。そしてこの状況はふと頭に浮かんだ甘えたな気持ちすら赤裸々にして求めるような問いを投げかけていて)

  • No.5346 by 探偵  2024-05-02 07:53:28 


こんなこと許すの世界でお前だけしかいないからな、……な、お前それは…当たり前だろ。起きてから寝るまでずっと考えちまう、くらいにはお前に嵌ってるし、俺の傍にずっといてくれなきゃ気がすまねぇし、ずっと、俺だけのものであって欲しいくらいに、は…魅了されてる
(誤魔化す発言すら自爆スイッチを踏む行為にしかならずつくづく厄介なメモリだが相手が普段隠している言葉さえ聞けてしまうのは嬉しくもあり羞恥と嬉しさとを普段の倍浴びている気分だ。こちらが未だこの状況に慣れないのに相手はもうこの状況に身を委ねているのかそれほど焦りもしないでこちらへの独占欲を向ける、そのいつも通りの口調が余計に心臓に悪く、返す言葉にはその独占欲を煽りつついつもは口にしない単語もくっついてしまう。そんな中でわざわざこちらの本音を引き出すような問いが投げられて思わず叫んだ。だが自白剤と同じメモリの効果を浴びた身では問いの答えを隠すことなど不可能で短い問いかけに対して浮かんだ全ての気持ちが口から溢れ出てしまっていた。途中羞恥のあまり声をつまらせるがそれで止まることも無く溢れるまま相手への想いを語る。だがくっついて相手の体温を感じているお陰か臨界点を迎えることはなくて、最後には「お前も、同じように思ってくれてるか?」と隠しきれない問いを呟いていて)

  • No.5347 by 検索  2024-05-02 09:49:37 

…ふふ、そっか。風.都.中から愛されている君の、一番深い所を虜に出来ていると思えば何より幸せでゾクゾクする。…ああ、勿論。君が世界で一番大切で、他の誰かと楽しそうにしていれば妬いてしまうし君が僕と一緒に居て笑ってくれたり名前を呼ばれたりするだけで嬉しい。僕の世界の中心は君だよ、翔太郎
(せっかくの機会だとばかりに一瞬頭に浮かんだ問いはそのまま口に出ていてそれにまた相手が叫んだ。だが隠し事が出来ないのがこのメモリの能力で、考えたことをそのまま出力したようなありのままの答えを聞けばそのストレートな言い様に羞恥と嬉しさが混ざり合って普段より緩い口元で笑みを零し、表に出すことは滅多に無い優越感さえ口走りながらも目を細めた。そして今度は相手から同じことを問われるとすぐに肯定を示してつらつらと自分が抱いている相手への感情をより具体的に語ってしまう。自分が自ら明かしているのかメモリの効果で喋っているのか分からない状況になりながら相手の名前を呼んでその瞳を見つめる。大切な人から甘い言葉を貰ってこちらからも愛おしい気持ちを向けていれば「…キスしたいな」という願望が声になって口から零れてそれに気付けば今度はこちらが声にならない声をあげて視線を迷わせていて)

  • No.5348 by 探偵  2024-05-02 12:39:58 


…、…俺も、お前が俺の一番中心に居て俺を振り回してんのが嬉しいし、幸せだ。お前のためになんでもしてぇけど、誰の目にも触れないようにガレージに閉じ込めちまいたい気持ちもある。ずっと俺の傍で俺の名前を呼んで欲しい。……っ!、…そんな可愛い顔で可愛い事言われたら我慢出来るわけねぇだろ
(相変わらず心臓はうるさく頭には血が上っている、そんな状態で相手から優越感と独占欲を滲ませた心からの言葉を受ければ胸には嬉しさが満開に咲き誇る。こちらの優越感と独占欲も満たされてしまえばそれらを止める術などなくて、深いところに漂っていた欲望さえ口にだしてしまった。しかし相手を抱き締めていつもより高い体温に苛まれていればメモリの効果だけではないものがより体から本音を排出させて、クラクラと揺れる頭では羞恥よりも本音を言ってしまいたい気持ちの方が勝りつつあった。強く抱き締めてから相手と目を合わせる、名前を呼ばれるだけでさらに幸福な気持ちが胸に募っていた。そんな中で呟くように漏れ出した本音に目を見開く、メモリの効果で溢れた単語といいその後動揺してしまっている姿といい、こちらの心を乱暴に掴むには十分すぎる。掴まれた心はそのままの言葉を口から溢れさせる、相手の後頭部に手を添えて支えると間を置くことなく唇を重ねた。あれだけ甘い言葉を受けた後では相手への想いは相応に膨れ上がっていて軽く食む動作を加えながら後頭部をゆっくりと撫でる。メモリの効果は継続しているのか口を僅かに離した隙に「好きだ、フィリップ」と溢れるままの言葉を口にして再び唇を重ねて)

  • No.5349 by 検索  2024-05-02 15:49:19 

君が望むなら幾らでも呼ぶし、僕も呼びたい…。っ、翔太郎…ン…、僕も好きだ。
(普段のやり取りだって嬉しい物だが普段胸の内に隠した心情や深い欲の乗った言葉を相手の声で聞けば心乱されてずっと心臓が落ち着かないでいる。メモリの効果のせいだからと頭に浮かんだ言葉をそのまま紡げば相手は顔を赤くしながらも嬉しそうにしていて愛おしさは募るばかりだ。普段は聞けないような仄暗い欲望を聞いてしまえばまた違う熱がのぼりそうになる。その状態でお願いされるとなんても叶えたくなってしまうが同時に自分がもっと近づきたいとも思うとありのままの願望を口にしていた。今までと違って直接的な行動を望む言葉に動揺してしまうが相手の返事に更にテンパってしまって頭の中も何も考えられなくなるとただ相手の名前を口にする。こちらが望んだとおりに後頭部に手が添えられ顔が近づいて唇が重なった。柔らかな感触に更に胸は高鳴って食むような動きと撫でられる後頭部に体の力が抜ける。ぎゅっと抱き着きながら僅かに離れた隙にまた甘い言葉が告げられると思うがままを口にしてまたキスを再開する。口が塞がれて言葉はなくとも不思議とお互いの気持ちが分かる気がして自らが望むまま唇を擦り合わせるような動きをするとそのまま相手の下唇を甘噛みして

  • No.5350 by 探偵  2024-05-02 17:22:32 


ん、…っ、フィリップ……もっとお前が欲しい、俺のものにしたい…
(唇が重なってその柔らかな感触を楽しむように互いのものを擦り合わせれば相手の体の力が抜けるのが分かって、それを支えるように回す腕に力を込めてより体を引き寄せる。キスの合間に漏れた言葉に呼応するように強く抱きつかれながら相手からも言葉が返ってくると胸はまた幸せに満たされると共に別の色の物が胸中に混じり始めた。再び唇が重なる、互いの柔らかさを確かめるように擦り合わせる動きの中に鋭い刺激が下唇に走るとそれは甘い痺れになって体と脳に広がっていく。メモリの効果は思った事を口にしてしまう自白剤に似たものだと相手は解説していたはずなのに唇が塞がれ言葉に出来ない分、体が自分の思うままに従い行動するようになっている気がした。普段素面では絶対に口に出来ない言葉を溢れさせたあと、後頭部に添えていた手で相手の頭の角度を変えさせより深く入り込めるように固定し舌を下唇へと沿わせてから口内へとゆっくりねじ込んでいく。そのまま舌先を歯列に沿って動かし自らの唾液を塗りこんだあと、漸く相手の舌を絡めとって舌の表と裏にも丹念に唾液を塗り込んでいく。欲望に身を任せた行為は他に気を使う余裕はなくて、暫くもしないうちに相手の口内からは水が弾ける音が響き始めて)

  • No.5351 by 検索  2024-05-02 20:44:20 

…、翔太郎……はっ、ん…好き、もっと…ン
(強く相手に引き寄せられてその腕に包み込まれながらキスを続ける。より強く大好きな存在を感じられるようにその唇に軽く歯を立てて甘く噛んでみるとその体が反応を示したのが分かった。僅かに唇が離れると相手がありのままの願望を口にして本音で求められていることにぞくりと震えた。この感情が言葉になる前に頭の角度が固定され舌が下唇をなぞるとその場所を明け渡すように薄く唇を開く。その中に舌が入り込んで歯列をなぞって行くとマーキングされているようで焦らせているような気分になってぎゅっと相手の服を掴む。舌が絡み取られてこちらからも粘膜を擦り合わせるように動かしているとその熱さと特別な唾液の味がして、少しもしない内に水音が弾け始めた。血の回りすぎている頭は相手の情報を沢山受け取ってくらくらとし始め、ここが事務所であることを忘れてしまう。呼吸の合間にも本音が零れるがそれに釣られて素直になって積極的に舌を絡ませながら求めるように腰を引き寄せて)

  • No.5352 by 探偵  2024-05-02 21:46:16 


……っ、ン……は、……っ!……フィリップ、お前を抱きたい…今すぐ、ここで
(相手の口内を舌で好き勝手に舐めて絡めてマーキングを施し蹂躙していく。事務所では決して響かせてはいけない音を惜しげも無く撒き散らしながら、その合間に聞こえてくる相手の言葉にゾクリと腹の奥底が震えた。こちらの服を掴むその仕草がいじらしくて、だが唇が重なったままでは思ったことを言葉に出来ず代わりに優しく後頭部を親指の腹で撫でる。しかし相手の口内で動かす舌はそれとは裏腹に相手のことを構うことなど出来ずメモリによって盛れ出した言葉ごと食らうように舌を絡めていた。相手の口内に溢れる唾液はなによりも甘く感じられて深いキスに夢中になっていく、しかし不意に腰を引き寄せられればさらに深くを求める仕草に背筋にゾクリと疼きが走った。相手の口内に溜まった液体を奪いとりながら唇を僅かに離す、ゴクリと喉を鳴らしながらそれを飲み込んだ。いつもならばたった一言確信を避けた言葉しか言わないのに今は自分の欲望を隠すことなど出来ない。熱を滾らせた目を真っ直ぐと相手へ向けながら昂った体が求めるものをそのまま口にした。返事を聞かずとも相手も求めるものは同じだろう、何か言われる前に相手の脇の下と膝下に腕を通すとそのまま持ち上げ横抱きにして事務所の奥のスペースへと移動する。相手の体を簡易ベッドへ横たえ乱暴に靴を脱がすと、こちらも靴を放るようにして脱いでベッドへ上がる。そのまま相手の足の間に体を割入れればゆっくり熱い吐息を吐き出し相手を見下ろして)

  • No.5353 by 検索  2024-05-02 23:45:20 

っ、んん……は、ぁ、唾液飲まれて、…ッ! 僕も、したい…。翔太郎、好きだ……、もっと近づいて触って、翔太郎が欲しい…
(優しく甘やかすように撫でられる後頭部と好き勝手に口内を動いて水音を響かせる舌とのギャップでかき乱されながらも相手から与えられるものなら何でも欲しがる自分の本音に従って舌を絡める。もっと深くを求めて腰を引き寄せると溜まった唾液ごと取り込むように舌が動いて唇が離れた。熱い息を吐く間、喉を鳴らして二人の物を飲み込む姿がやけに目についてしまえばその思考さえも言葉にしてしまってぞくりと興奮してしまう。ついさっきまで事件を追っていたとは思えないほど色の乗った目がこちらを向いて直接的な言い方で求められると向けられる強い欲に思わず息を飲んだ。その時のことを想像しては腹底が疼いてしまって顔を更に赤くしている間に脇と膝下に腕が通され身体が持ち上げられる。答えなんてメモリの効果が無くとも決まっている。落ちないように相手の首元に腕を回して抱きつくと一番近い頬にキスを落としながら自らの望みを伝えた。事務所の奥の簡易ベッドに下ろされ急かすように靴を脱がされると相手もベットに上がってカーテンが閉じれば狭い場所に二人きりとなる。まだそれほど触れていないはずなのに情事の最中のように頭を介さない言葉が溢れるせいで変に熱が滾ってしまっている。太ももで相手の体を挟み、自ら着衣を乱して腹部の素肌を少しだけ晒すと近くの相手の手を取り指先をそこに触れさせて自らの高い熱を教える。その状態でじっと相手を見つめ、ありのままの自らの欲を伝えて)

  • No.5354 by 探偵  2024-05-03 09:10:01 


…、…フィリップ…かわいい、好きだ……な、えろ……そんな可愛くおねだりされたら加減できねぇぞ
(相手の同意の言葉がなくともドライバーで意識が繋がっていなくとも、お互いの求めるものなど直ぐに分かってそのための場所へと移動する。その最中に腕がまわされ相手からも本音と共に頬にキスが降れば、飾らないストレートな言葉に胸を乱暴に掴まれるのと同時にぐちゃりと腹底の欲が掻き回された気がした。その思いは直ぐさま口から溢れ出し抱き上げる腕に力を込めながら移動する。やがて二人の体がベッドのうえにあがり狭い空間に二人きりになれば、相手が自ら纏う布を乱し始める。それだけでも目に毒で心に秘めるべき俗っぽい言葉を口から零す。さらに手を取られて指先が素肌に触れるとあまりの熱さに吐息を漏らした。相手がどれだけ昂っているか見せつけられる行為にドクドクと全身の血が沸き立ちその熱で自分の体が興奮するのが手に取るように分かる。メモリの効果には参っていたはずなのにお互いが何も考えずに全てを口にしてしまう状態は今となっては互いの体を煽るようになっていて、自白剤というより媚薬に近い。腹に渦巻いた欲望そのままが口に出るとその声は低く獣のようで、素肌に触れた場所から布の中へ手を侵入させるとそのまま一気に乱暴に捲りあげ相手の素肌を晒した。上気する肌からは相手の匂いが漂ってきて誘われらように相手へと覆い被さる。無意識に自らの腰を相手のそこへグッと押し付けながら、胸板に顔を寄せまずは軽くキスを落とす。当然それだけでは足りなくて、敢えて舌先だけで下から上へゆっくりと素肌を舐め上げて)

  • No.5355 by 検索  2024-05-03 13:30:05 

加減なんてしなくて良い、っぁ…ありのままの君を受け止めたい、……ん、…ぁ、ん…何か擽ったくて、変な感じだ…
(運ばれている間も思いの丈が注がれて頭が熱と嬉しさでふやふわしてしまう。二人きりになると相手の手を取り、自分の素肌に触れさせる。蕩けた思考で無ければしない事だが自分で相手を乱したいという欲には抗えなくて自分に触れた相手が熱い吐息を漏らしたのを見れば満足げに口角を釣り上げた。普段聞くことの出来ない俗っぽい欲や本音も今は興奮する材料になって自らも劣情を口にするようになればいつもより早いペースで体が昂っていく。誘い込んだ服の中に相手の熱い手が入り込んで一気に胸元まで捲られるとほんのり色付いた肌が晒される。覆いかぶされて相手の世界に閉じ込められた状態で一番熱い欲を押し当てられるとぞくりと身体が震えて上擦った声を零した。メモリの効果のせいにして相手の全てを見せて欲しいと願いながらも軽くキスを落とされるとぴくりと身体を反応させる。そのまま舌先で肌を下から上にゆっくりなぞられるとぞわぞわと中途半端に熱が擽られるようで落ち着かず、熱い息を零しながら言葉を紡ぐ。熱もった身体ではこれだけの刺激では物足りず、相手の背中に腕を回して軽く引き寄せると「もっと、欲しい…」と縋るようにお願いして)

  • No.5356 by 探偵  2024-05-03 18:02:04 


っ、……その声、お前が感じてる時の声すげぇ好きだ……ならとっておきのでもっとお前を気持ちよくしてやらなきゃな
(相手へ覆い被さって匂い立つ素肌の前に顔を持ってくれば興奮した体は当然相手を求めて互いに一番熱いところが重なる。まだ触ったわけでもないのに相手から甘い声が漏れ出すとグラりと劣情が体中へ溢れ出した。その劣情は言葉として直ぐに溢れ出す、相手から溢れる言葉もこちらの欲を受け入れるもので理性の糸は乱暴にちぎれていく。熱を持った素肌に舌先をそわせばそこから漏れ出す熱にあてられ脳内が溶かされるようだが相手はそれでは足りないらしい、それを行為でも言葉でも示されてしまえば口は薄く弧を描く。相手がもっと強い刺激を望むならそれを叶えてやりたい、先程漏れだした甘い声がもっと欲しい。欲を隠さない言葉を低い声で口にすると片手で火照った下腹部をゆっくり撫でる。そして胸板に狙いを定めるようにひとつキスを落としてから、同じ場所に硬い歯を立て噛み付いた。最初から肌を?み切る力で歯をつきたてれば直ぐに白い肌には赤色が滲む。より深く跡が残るように何度か緩急をつけ同じ場所に歯を食い込ませて)

  • No.5357 by 検索  2024-05-03 21:30:48 

ッ…は、ぁ…とっておき?…ぁ、っああ゙! は、ァ…んっ…、痛いのに、気持ち良、い…っ
(相手の高い熱を感じれば甘い声が溢れて、それを好きだと告げられると羞恥と嬉しさが混ざり合った感情が募る。乱れた所を見せているのは恥ずかしいがそんな姿を見せられるのは相手だけだ。もっととこちらが望むままに強請ると低い声と共に下腹部に熱い掌が乗ってその部位を意識してしまってぴくりと身体を反応させて熱い吐息を漏らした。もったいぶった言い方をされるとその単語を繰り返すがその声にも期待の色が乗る。そうしていると相手の唇が胸板に触れてとっておきの正体に察しがついた瞬間硬い歯が肌に突き刺さって鋭い痛みが走ると身体を強ばらせて悲鳴に近い声をあげる。脳が相手に与えられた刺激で塗りつぶされるような感覚、相手の歯は離れることなく痕を更に刻みつけようと緩急をつけて噛まれると痛み以外に甘い痺れが広がり始め、絶えず喘ぎ声が口から溢れる。痛みと共に傷をつけられているのに相手によって与えられた物であれは無条件に幸せなことだと脳が認識してしまっている。普通ではあり得ない状態に困惑と悦びが混ざった上擦った声を上げながら相手の服を掴んで「しょう、たろ…」と合間に名前を呼んで)

  • No.5358 by 探偵  2024-05-03 23:09:40 


俺のものだって証拠だ……、フィリップ……俺が触るだけで反応しちまうの、すげぇ可愛い……喘ぎながら俺の名前呼んでるのも好きだ
(熱に近い部分とは言え下腹部を撫でるだけで体を反応させるその姿が愛おしくて腹に熱と嗜虐心とが募っていく。それを口にする前に相手の素肌へ唇を近づければ手加減することなど不可能だった。食い破った部分から鉄の味が混じる、だがそれさえも相手のものならばと軽く吸い付きながら飲み下してしまう。歯を突き立てる度に相手の口からは甘い悲鳴が溢れでて、まるでここが相手を喘がせるスイッチのようだ。最後にもう一度強く歯を食い込ませよく馴染ませた後、歯を離してゆっくりと舐め上げて痕をそこにより刻み込む。白い肌にぷつりと浮かんだ赤い所有痕を満足気に眺めながら隠すことの出来ない独占欲が強く滲んだ言葉を口にしていた。名前を呼ばれればこちらからも名前を呼んで頭を上へと移動させ、軽く口付けてから耳元へと唇を近づける。今や脳を介さず溢れてくる言葉を恥ずかしがる事もなく、血の回りすぎた頭はただ溢れるままの言葉を乱暴に相手の耳へと囁いていた。頬に手を添え顔を固定する、軽く耳へと口付けたあと柔らかな耳朶へと噛み付く。強い力だが食い破らない程度の強い甘噛みを数度繰り返したあと、「好きだ」とまた溢れるままを囁いて直後耳朶へと歯を突き立てて)

  • No.5359 by 検索  2024-05-04 03:19:39 

っあ、んんぅ……、んっ、こうなるのも、君だけだ…翔太郎。は、ぁ…ぁ、す、きッ!、ぁ…
(強く歯を立てられ皮膚にめりこむとジンジンと痛みを発しているはずなのに向けられる暴力的なまての欲が幸せで甘い声があがる。もう一度歯が食い込むとびくんと身体を跳ねさせ相手のことをぎゅっと掴み、慰めるように舌が這うと所有痕が痺れを発して相手のモノであると刻み込まれるようで悩ましい声が口から零れた。容赦なく噛みつかれ何度も力が込められた場所はこちらからは見えないがきっと色濃くその痕が残ってるだろう。独占欲の滲んだ言葉を向けられると何処か嬉しそうに熱に蕩けた目を細める。今度は口付けの後、耳元で欲の滲んだありのままの言葉を囁かれてまた熱が募る。注がれる熱と合わせて頭の中はいっぱいいっぱいで相手のことしか考えられない。こうやって触れられて普段の自分の枠から外れて乱れるのも、その姿を見せて良いと思えるのも相手だけなのだと甘えるように囁いた。頬に手を添えられ今度は耳たぶに甘噛みを少し逸脱した力で噛まれる。この行為に覚えがあれば勝手にその先を予測して声に濃い色が乗って相手を抱き寄せる。注がれるワードと自分の感情が混ざり合うと強く食い破るような鋭い痛みに爪を立てながら背を反らし甘く啼いて)

  • No.5360 by 探偵  2024-05-04 08:57:00 


……こんな可愛く喘いでるお前の姿、絶対に他人に見せたくねぇ…俺だけのもんだ…
(自分の支配下に置いた相手の体を好き勝手に愛する、決して甘いだけではない刺激を与えているのに体を跳ねさせ可愛く色濃く啼く相手が愛おしくて堪らない。乱暴に熱を注いでいるのにこちらへ縋るように強く抱きつかれれば背徳的な嗜虐心と支配欲とがゾクゾクと体を疼かせた。甘噛みを逸脱した力でそこを食すように耳を存分に噛めばそれだけでも十分に甘い喘ぎ声が鼓膜を揺らして頬にそえた手に力が入る。最後に思い切り噛み付けば腕の中にある相手の体は強く跳ねて、反射的に体を押さえつけるようにその体を強く抱き締めた。自分が注ぐ熱によって相手を快楽に塗りつぶしているのが堪らなく幸せで、相手が愛おしくて、黒い欲望で心も脳も埋めつくされていく。耳朶に付けた痕もしっかり馴染ませるようにもう何度か強く噛んだ後に口を離す、そのまま劣情も独占欲も隠さない言葉を再び耳元で囁いていた。上半身を持ち上げ真っ直ぐ相手を見下ろす体勢になると、両手を相手の頬へと添えこちらへ向かせて固定する。親指の腹で優しく頬を撫でながら「俺もお前の事が好きだ、フィリップ」と飾らない好意の言葉を向けたあと再び唇を重ねる。ただしもう相手を気遣う余裕などなくて、荒れている呼吸などお構い無しに舌をねじ込み口内を掻き回して水音を狭い空間に節操なく響かせる。顔を固定した手で時折擽るように相手の項を弄ってやりながら相手の呼吸すら奪うように舌を絡めて擦り合わせて)

  • No.5361 by 検索  2024-05-04 11:20:42 

ん、っぁ…あッ!んぁ…しょー、たろ…、僕も、君が好きだ。もう君の事しか考えられない、…ん、っ、ぁ! は、ァ…
(熱に蕩けた頭は余計なことを考えられずに相手から与えられるものが世界の全てになっている。そんな状態で柔らかな耳たぶをつよく甘噛みされると快楽だと錯覚して反応してしまう。最後に穴でも開いてしまうのではないかと思うほど強く噛みつかれると強烈な刺激に背を反らして快楽を逃がそうと動くがそれすら強く相手の腕に抱きしめられ許されないと劣情と被虐心がぐちゃぐちゃにされて震えながら与えられる全てを甘受していた。同じ箇所を何度も噛まれ悶えていると黒い欲を隠さない囁きを注がれ背筋が震えた。ようやく相手が離れていけば完全に脱力しきって上がった息を整えようと所有痕のついた胸が呼吸で上下に動く。頬に両手が添えられると熱に蕩けきった瞳を向け大好きな相手の顔を見つめる。その状態で好意の言葉を向けられると頭の中に相手の声が響いて募る幸せに余裕なくもふにゃりと柔らかな笑みを見せた。相手に浮かぶままの言葉を甘えるように告げると再び唇が重なった。最初から舌が差し込まれこちらのことを考えていない深いキスが続けば直ぐに酸素不足に陥る。それでももっと相手を感じたくてこちらからも舌を絡ませ、項に触れられると腕の中で体を跳ねさせ顔を真っ赤にしながら行為に溺れていき)

  • No.5362 by 探偵  2024-05-04 11:57:48 


っ、……ン、は…ァ……フィリップ…もう我慢出来ねぇ…お前と繋がりたい
(相手を両手で閉じ込めてしまえば視界の中には相手しか映らない。そんな状態で苦しげに呼吸をするのに幸福で蕩けきった笑みを向けられるのだからどうしようも無かった。相手が快楽に溺れた声でこちらの名前を呼ぶ、甘く脳内を揺らすその声は幸福と支配欲と独占欲と嗜虐心と、全てをぐちゃぐちゃに掻き混ぜて滾った体は相手のことしか考えられなくなっていく。身勝手な深い口付けとも呼べない行為を注ぎ込めば相手の喉は苦しげに震えるのに舌は求めるようにこちらへと絡みついて、項をなぞる度に跳ねる体を抱き締め拘束してその反応さえ自らのものにしていた。互いの口内がたっぷりと唾液で満たされた所でそれらを吸い上げ奪いながら唇を離して喉を鳴らして飲み下す。相手の体を愛でるこの行為だって最高に幸せだが、もっとこの欲と熱を満たして相手とこのまま溺れてしまいたい。その願望はもはやメモリの効果がなくとも口から溢れ出る、押し当てていた腰をさらに強く密着させグッとそこを揺らした。相手に問いかけておきながら甘い声は途絶えさせたくなくて、再び耳元に口を寄せると先程付けた赤い所有痕へ舌を這わせ「いいよな?」と念押しするも痕を刺激する舌の動きは止めずにいて)

  • No.5363 by 検索  2024-05-04 13:13:45 

っんん、っぁ、…はあ、ッ…翔太郎熱い…僕も、…ん、君のぜんぶが欲し、いっ
(反射的に跳ねる身体の動きすら封じられて注ぎ込まれる熱にただ乱れていく。息苦しいのに気持ち良いという異常事態すら相手に与えられたものなら嬉しくて目の前の相手の熱に溺れていく。淫らな水音が絶えず響いて口内が唾液で濡れるとまた相手に吸い上げられて銀の糸が伸びるのと男らしい喉が飲み込む仕草をするのをとろとろと蕩けた瞳で見上げていた。余裕のない声でその先を願われ、腰を更に密着されると昂った熱を強く感じて眉を寄せて感じたままを口にする。この熱を咥えこんだ時の想像すれば下腹部が疼いてもう我慢は出来なかった。耳に刻まれた跡を舌でなぞられると甘い痺れが広がって甘い声が溢れる。急かすように念押しされた問いの答えなど一つしかない。絶えず注がれる刺激に震え喘ぎ声と共に息を絶え絶えにしながらも相手の全てを求める言葉を送る。緩慢な動きで自らも相手の耳元に口を近づけリップ音を響かせると腰を浮かせる。欲の中心を押し付けるように腰を揺らすと相手の最後の理性すら壊してしまおうと口端を上げると「…奥まで頂戴、翔太郎?」と吐息混じりにとびっきり甘い声で更に踏み込んだ行為をお願いして)

  • No.5364 by 探偵  2024-05-04 14:18:52 


…っ、ぁ……フィリ、ップ……覚悟しろよ…
(こちらが乱暴に熱を注げば注ぐほど相手の目は熱に蕩けて口から甘い啼き声が響いて相手を求める心は膨れ上がるばかりだ。こちらのものを熱いと呟くその姿すら愛おしい、熱にあてられ上気している頬すら扇情的だった。最後の問いかけをしながらも耳には絶えず刺激を与え続ける、確かに痛みを伴うはずのものなのに口から出るのは喘ぎ声だけでその合間に最も深いものを求める返事がなされれば口元には薄い笑みが浮かんだ。相手に熱を注ぎ喘がせ鋭い刺激を与えて甘い声を享受することが出来るのはこの世でただひとり、自分だけだ。こうやってぐちゃぐちゃに蕩けて乱れている相手を見ることは自分しか許されない。相手の返事を聞き届け最後にまた所有痕を噛む、同時に相手から耳へと口付けを受け腰が押し当てられると身を固めた。その熱さに脳を溶かされていると腰が揺れて互いのものが擦り合わされる、トドメにあまりに甘くてあまりに妖艶な言葉をうければその瞬間に最後の理性は崩壊してしまった。震える声で相手の名前を呼ぶも共に吐き出される息は異常に熱い、最後に低く唸る獣のような声を囁けば、乱暴に下半身を覆う邪魔な布を剥ぎ取った。)

(/お世話になっております!ここらで暗転かと思いましてお声がけさせていただきました。メモリの効果で普段は言外になっている言葉まで口にしてしまって、自分の本心なのに翻弄される二人がとても微笑ましくもありドキドキもしてとても楽しいやり取りができました。本音を隠せないからこそ急加速で甘くなっていく二人のやり取りも楽しかったです…探偵は特に普段から全部を言わないのでつい沢山喋らせてしまいました。同じメモリの効果でも喧嘩になる人がいる一方でむちゃくちゃ甘くなってしまう二人が最高でした……今回もありがとうございます!
この後の展開ですがいかがしましょう?今回ギャグのつもりな甘い展開になりましたので前に上げさせていただいた初めての一人登校を見守るお話等のギャグ展開でもいいですし、事件などのシリアスな展開でもいいと思うのですがいかがでしょうか?)

  • No.5365 by 検索  2024-05-04 15:53:39 


…それで、息子の登校する様子を見守って欲しいと。
(本音を明かしてお互いが求めるまま熱に溺れてから一週間ほど。明け透けな欲をお互いにぶつけたせいか終わった頃には二人の体にはいつも以上に色濃く沢山の痕が散っていて気候は暖かくなってきたのに暫くは着込んだ方が良さそうだと相手の隣に居ながら贅沢な悩みを呟いていた。後に検索してみればメモリの効果はそれほど長くなかったのようで、実際行為の最中には切れていたことが分かれば自分の諸々の発言を思い出して一人顔を赤くしながらその事は秘密にすることに決めた。そんな日から比較的平和な日が続いていたが街は新しい風を運んでくる。今回の依頼人は若そうな女性で風.都.で会社員をしているという。彼女には今年小学校に入学した息子が居てこの数週間は付き添って通学していたそうだ。だがそろそろ時短勤務をフル出勤に戻す兼ね合いで通学に付き合うことが出来ず、また息子の自立のために1人で通学させたいが自由奔放な所や抜けている所があって心配な為初めての一人登校を学校に着くまで見守って欲しいというのが今回の依頼だ。簡単にその内容をまとめると答えは分かりきっているが「どうする、翔太郎?」と視線を向けて)

(/こちらこそお世話になっております。暗転ありがとうございました。本音を言ってしまうメモリのせいで普段心に秘めている言葉まで表に出てしまって翻弄されたり相乗効果で急加速していく流れがドキドキしてとても楽しかったです。仰る通り普段はかっこつけがちな探偵君が思っていることを全て明かしてくれていたのでその内心に心掴まれながらも検索も存分に小悪魔っぽいことをしながら甘い時間を過ごせてとても良かったです、本当にありがとうございました!
それでは1人登校を見守るお話はいかがでしょうか?いつも通り好きに動かして貰って最中何かトラブルに巻き込まれたりアドリブを要求されたりして賑やかな依頼遂行が出来たらと思います。/何か打ち合わせ等なければこちら蹴りで大丈夫です。)

  • No.5366 by 探偵  2024-05-04 18:46:31 


可愛い息子を独り立ちさせたいけど息子の事も守ってやりたい。良い親心じゃないですか。もちろん、お受けしますよ
(互いの本音を溢れさせたまま熱に溺れた翌日、あれだけ欲望に身を任せたのに体は定刻に目を覚まして微睡みの中互いの体に残る痕をみた途端メモリの勢いに任せて口にした数々の言葉を思い出し密かに悶絶していたのは相手には秘密だ。そんな日から一週間ほど、街の風は新たな依頼を運んでくる。内容は悩ましい親心、といったところだ。息子が心配な気持ちも分かるが彼と、そして彼女のためにもここは息子の独り立ちの一歩を見届けてやった方が良さそうだ。相手の問いには当然といった様子で口端を上げてみせると、ハードボイルドな探偵らしくキザな言い回しで依頼を承諾する。こちらの回答に母親は顔を明るくさせると『ありがとうございます!』と頭を下げる。それを制しながら明日の段取りの話となった。朝から彼女の家の近くに隠れ息子が出発すると共に尾行を開始、あとは何事もなく登校するのを見守るだけだ。息子が朝出発する時間を教えてもらったところで『あの子一人で登校するってなったら変に張り切っちゃって…絶対に着いてこないでって念を押されているので、お手数ですがあの子にはバレないようにお願いします』と追加の条件が出された。それも快諾し彼女を見送ったあと相手の方を見れば「今回の依頼、お前はどうする?依頼人の話聞いたなら興味あるんじゃねぇか?」と尋ね)

  • No.5367 by 検索  2024-05-04 19:26:07 

…今回の依頼自体に興味がある訳では無いけど朝の通学風景という物には興味があるかな。
(依頼内容を整理して相手に話を振れば当然といったように承諾の返事がされる。具体的な道のりとスケジュールを聞くが学校までの道のりも難解という訳でもなく何とも平和な依頼になりそうだ。追加で彼にはバレないようにという追加の条件が入るが子供相手ならばさほど問題でもないだろう。大体の流れを把握し、一応当日に彼が家を出たら連絡して貰うようにお願いしてから彼女を見送った。2人になれば相手がこちらに目を向ける。依頼自体はシンプルで相手一人でも十分こなせるものだ。それにはさほど興味はないが学生などが行き交う通学という行動には少し興味がある。基本事務所にこもることが多く外に出るにしても相手が情報を集め事態が動き出してから、となると午後になることが多くて出勤してくる際を除けば朝の風.都.にはあまり馴染みがない。独特な部分に関心を抱くと「明日は僕も着いていくよ」と意志を示して)

  • No.5368 by 探偵  2024-05-04 20:01:17 


なるほど、お前らしい理由だな。朝一番の風.都.を歩く機会もあんまりねぇし、二人でいくか
(冗談半分で聞いた問いには予想外の言葉が返ってきて一瞬動きが止まる。だがその理由はなんとも相手らしくて、小さく笑いながら了解の返事をした。本来尾行はひとりでやるものだが尾行対象が小学校にあがりたての子となれば問題はないだろう。息子くんの成長を見守りながら相手と朝の風景をじっくり楽しめそうだ。明日の方針も決まり後の時間は依頼人も無くいつも通りの生活を送って翌日、いつもよりも少々早めに起きて支度をし依頼人の家へと向かう。約束通りの時間にたどり着き近くの曲がり角へと隠れれば彼女から『今から出ます』と電話がかかってくる。相手へ目配せして身を隠すと程なくして男の子と依頼人とが家から出てきた。忘れ物がないかなど入念に確認したあとに『いってきまーす!』と上機嫌で元気な声が響いて男の子は家を飛び出していった。いかにも嬉しそうな足取りで進む男の子に微笑ましさを感じつつ相手の方を見やれば「よし、仕事開始だ」と声をかけ男の子の尾行を開始して)

  • No.5369 by 検索  2024-05-04 22:59:05 

ああ。…学校はここから真っ直ぐだ。足取りも問題無さそうに見えるけど…
(至極真面目に答えたつもりだったが相手にらしいと言われてしまった。何はともあれ依頼を二人でこなすことに決まるとあとは当日を待つだけでその日はいつも通りに過ごした。翌日、通学時間に合わせていつもより早く起きて準備して彼女達の家に向かう。それらしい曲がり角に待機していれば彼女から連絡が入ってその時を待つ。程なくして依頼人とその息子である男の子が出てきてやり取りをした後、上機嫌な様子で登校を始めた。相手の合図を受け尾行を開始する。昨日確認した学校への道のりは暫く直進が続く。迷っている様子もなく、寧ろ初めての一人での通学にウキウキしているのが伝わってくる足取りだ。自由なことにテンションが高いのかあらゆる所をキョロキョロしたり青信号の横断歩道を見て急加速して渡ったりと落ち着きがなく「…見ていてハラハラするね」と後ろをついていきながら呟いて)

  • No.5370 by 探偵  2024-05-04 23:46:48 


……ありゃ親御さんが心配すんのも分かるな。時々前見てねぇじゃねぇか
(相手と共に尾行を開始する、学校までの道のりは何度か曲がり角を経てはいるものの大きな道が多く分かりやすい道順のはずだ。それに学校へ近づけば近づくほどランドセルを背負って同じ学校へ向かう子供が増えるはず、つまり鬼門は最初ということになる。だがターゲットの男の子は浮かれ調子で落ち着きがない、相手の呟きに同意するよう頷くと目を離さないようにしながらこっそりと尾行を続ける。危なっかしくはあるが交通ルールも守っていて今の所無事に登校していると言えるだろう。そう思った矢先、ウロウロとしていた男の子の目線が脇道へと向いてパッとその顔を明るくさせた。違和感を持ったのも束の間、男の子は『ネコさんだ!』と叫ぶと通学路から逸れる道を走り始めてしまう。思わず「まじかよ!」と声をあげると「ひとまずはぐれないように追いかけるぞ!」と相手に声をかけて走り始めて)

  • No.5371 by 検索  2024-05-05 00:31:38 

っ、了解した!……居た。 けど、どうやって元の道に戻そうか…
(依頼を受けた時は心配のし過ぎではとも感じていたがあの様子を見れば依頼した理由も納得がいった。まだ登校時の景色や自分で好きに移動出来るのが物珍しいのか視線はよそ見していることが多い。興味を持った時は自分もあんな感じであることは棚に上げつつ見守っていると男の子の視線が他所に逸れて、その顔が明るくなったと思えば脇道の方に走り出してしまって目を見開く。相手の声がけに応じると男の子をバレないように追いかける。男の子の先には茶色と白の混ざった色の猫が見えてアレを追いかけているようだ。俊敏な動きの猫は男の子から逃げるように更に脇の路地に入っていく。男の子も猫を追いかけてその路地に入ってしまい、自分達が曲がり角まで辿り着くと『居なくなっちゃった…』とシュンとした後ろ姿が見えた。興味惹かれた物がなくなると漸く周りに視線が向くがそこは彼にとって見知らぬ場所で、キョロキョロしている顔が段々と不安そうな物に変わっていく。元の道に戻れるように案内すべきだが依頼の条件から尾行がバレるような仕方は出来ない。意見を伺うように相手に視線を向けると「無関係を装って連れ出すか戻れるように誘導するか…」と幾つか意見あげて)

  • No.5372 by 探偵  2024-05-05 10:59:16 


あれじゃ帰り道は見失ってそうだな。手伝うのが手っ取り早いがそれだとあの子が『ひとりで学校に行けた』って成功体験を奪っちまう。なら……
(猫を追いかける男の子を追いかけ登校ルートからどんどん外れていく。ようやく猫を諦めたのか男の子の動きが止まるがそこは最初の道からそこそこ離れた場所だ、案の定男の子は不安げな表情になって道に迷ってしまっている。開始早々こんな事態になってしまうとは、母親の心配は当たってしまったらしい。相手と目が合い次の手を考える、通りがかりのフリをして元のルートに戻してやるのが早そうだがあの子の自信を奪ってしまうのも良くないだろう。となると戻れるように誘導するのが良さそうだ。不安げな男の子はいつか泣き出しそうな勢いで頭を捻っているとひとつの策が浮かぶ。学校に行くのはなにも小学生だけでは無い、先生だって登校するのだ。あの子を『先生についていく』という形で元のルートに誘導してやれば自信を損なうこともないだろう。ならばどちらかが先生のフリをすればいい、背格好を考えれば当然こちらの方が適任だが悪戯心が疼いた。相手の両肩に手を置くと「フィリップ、お前が先生のフリしてあの子を誘導してくれ。わざとらしく『学校』とか『授業』とかいうキーワード口に出してあの子がお前についていくよう仕向けるんだ」と笑いを堪えながら相手に作戦を共有し)

  • No.5373 by 検索  2024-05-05 12:13:42 

え、いやどう考えてもこれでは先生の姿には見えないだろう…。でもまあ目的地が同じフリをするのは悪くない手だ。
(猫に夢中で来た道も分からないのか不安げな男の子の様子を見ながら次の手を考える。自然な流れで道に戻せたら一番だが直接声を掛けるのも依頼内容としてはあまり良くない手だ。悩んでいると相手が何やら閃いたような顔をしてこちらの両肩を掴む。そのまま先生のフリをすることを提案されると目を見開いて困惑の声を上げた。学校に入った経験は例の高校と夢の中しかないが先生と呼ばれる人はきちんとした格好をした人が多かった。小学校も同じようなものと思えばどう考えても今の格好では先生のフリは無理だろう。自分の服装を確認してから相手に目線を戻すとずっと笑いを堪えたような顔をしていて不適切なのをわかった上での提案だと分かれば眉を僅かに寄せジト目を向けながらそのことを指摘した。だが同じ小学校に行く人と言うことを示し誘導するのはアリな作戦だ。その線で作戦に乗ることにすれば「君は見守っててくれ」と言って一旦一つ先の路地に入る。そこから迂回して男の子の向かい側から歩いてきた定を装い、少々大きめな声で「涼風小学校はこっちだったかな」と独り言を呟きながら男の子の横を通ると視界の端で振り向いたのが分かった。ちらりと後ろを覗いた先でどうするべきか悩んでる様子の男の子に「確か公園が向こうにあったはずだから…」と元の通学路にある公園の名をわざわざ口にしながらその方向に歩いていけば同じ所に向かう人を見つけ少し安堵した顔をして着いてくるのが見えた。そうして脇道に逸れた元の大通りまで戻ってくれば見覚えがあるのか『あ!』と声が聞こえてくれば自動販売機で飲み物を買うフリをして自然と端で停止する。男の子はその横を通っていき『元の道だ!』と安心したように声をあげていてその様子に安堵しながらこちらは相手との合流を待って)

  • No.5374 by 探偵  2024-05-05 17:57:32 


ナイス誘導だったぜフィリップ。これなら『ひとりで登校出来た』って事実は変わんねぇはずだ
(こちらが笑いを堪えながら相手が教師のフリをすることを提案すると案の定不満気な顔を向けられてジト目を前に吹き出してしまいそうになる。だがせっかくひとりではなく二人で出てきているのだ、相手にも探偵として仕事をしてもらわなければ。そんな屁理屈を自分の中で組み立てつつ「まだ小学校入ってちょっとしか経ってねぇし、バレねぇよ」なんて言いながら相手を送り出した。物陰で見守っていると相手はわざわざ遠回りして男の子の視界に入る場所で停止し、大袈裟な声をだして男の子の注意を引いている。傍からみればなかなかの怪しさだが公園というワードをだして自分と同じルートを通るのだと男の子に気づかせるのは良い言葉のチョイスだろう。思惑通り相手が歩き出せば男の子もそれについて歩き出す。やがて元の大通りに帰ってくれば男の子は安堵したようにまた通学路へ戻って行った。自販機で買い物のフリをする相手へ近づけば労いの言葉をかける。少々遊んだのは事実だが立派に男の子を誘導する、という仕事を果たしただろう。相手の姿を見られた関係でここからは特に注意しなければならない。相手の背中を軽く叩いてから尾行を再開して)

  • No.5375 by 検索  2024-05-05 19:01:11 

かなり強引な手ではあったけどね。また迷子にならないのを祈るばかりだ。
(男の子が通学路に戻ってきたのを確認すれば少しして相手から声がかかる。目的は達成出来たが傍から見ればかなり不自然な状況だろう。もし同じ手を使ったのが悪い企みを持つ者なら誘拐の可能性だってある。子供ならではの警戒心の無さはおいおい依頼人に報告した方が良さそうだが何処と無く機嫌が良さそうな相手を見ればこれで良いこととする。とはいえ姿を現して誘導した以上、次は同じ手は使えない。相手でも同じ事は出来るだろうが同じ状況が二度続けば不自然に思うだろう。男の子がまた何処かに走り出してしまわないことを願いつつ相手と共に尾行を再開した。道に迷った反省があるのか大通りを進む男の子は先程よりも前を見て進んでいるようだ。大きな通りを抜け一つ角を曲がると少しずつ同じ小学生らしいランドセルの姿もちらほら見えてくる。あとはこの中に混じっていれば大丈夫だろうかと思った矢先、交差点の角から上級生と思われる小学生のグループが鬼ごっこをしながら出てきてその内の一人とぶつかってしまう。体格差のせいで男の子が尻もちをついてしまったのを見れば「あ、」と声を零す。ぶつかった上級生もこけてしまっているとグループのメンバーがその子に心配そうに声を掛けると共に『何処見てるんだよ』と男の子に文句をつけ始めて)

  • No.5376 by 探偵  2024-05-05 19:58:48 


あぁ、さっきのに懲りて突然走り出さねぇといいけど……お前みたいに
(余計な一言と共に今度こそ無事に学校へたどり着くことが出来るよう祈りながら男の子を尾行するのを再開する。実際相手が何かに夢中になってどこかへ走り始める時は先程の男の子とあまり大差がない、人の振り見て我が振りを直して貰うことにしよう。そんな冗談を言いつつしばらく歩いていたが男の子はひとりで歩くのにも慣れてきたのか辺りを見回すことも少なくなり問題なく通学路を歩けているように見える。他の子もチラホラ見え始めた所で角から飛び出してきた上級生と男の子がぶつかってこちらも声が出た。物陰に隠れ様子を窺っているとぶつかってきた上級生達には見覚えがあって「あいつらここら辺で有名な悪餓鬼じゃねぇか」と呟く。道で鬼ごっこをしていたようだがあれが日常茶飯事で通学路上でよくはしゃいでいるのを見かける。男の子は上級生達が複数人いるのとその剣幕に気圧されて怯えてしまっている。前を見ずに飛び出してきた上級生側が明らかに悪いのに『謝れよ』と男の子の肩を小突いているのが見えればピクリと眉が動いた。無意識のうちに拳を作ると「くそ、やられっぱなしで悔しくねぇのかよ。やりかえせ!」と物騒な応援をしていて)

  • No.5377 by 検索  2024-05-05 21:08:18 

知ってるのかい? 君じゃないんだから…、助けに行くなり彼らを追い払わないと、
(余計な一言が添えられると自覚している部分があるからこそムスッとした表情になって「子供扱いしないでくれ」と文句をつけておく。そんな話をしながらすすんでいけば上級生にぶつかってしまうというトラブルが発生していた。どうやら相手は上級生達を知っているようであまり素行の良くない集団のようだ。過失はどう考えても上級生の方なのだが男の子の見た目から年下と判断したのかかなり強気な態度で小突いているのが見えた。周りの生徒も逃げるように遠巻きにしてるのがわかる中、隣で不良時代が垣間見えるような物騒なことを相手が言い出すと呆れた口調でツッコミを入れる。自分より体格の大きい複数人に立ち向かえというのも無茶な話だ。そうしている間も詰め寄られているのが見えると悪餓鬼という単語から一つ案を思いついて「君がもっと怖いお兄さんとして彼らに絡んできたらどうだい?」と面白がるような口調で提案して)

  • No.5378 by 探偵  2024-05-05 22:17:30 

ありゃ謝るだけじゃ終わらねぇかもな……俺が?!あのな、高校の頃じゃあるまいし…まぁ、でもこの前駄菓子屋のばあちゃんも困ってたか…
(上級生達は数的優位と男の子が怯えて黙っているのを見て悪い方向に集団心理が働いてしまっている、男の子が何か喋ろうとする度に声をあげてあえて謝罪を遮るとは悪質だ。自分ならば言い返すか高校生の時ならばキレていた可能性すらあるが男の子は優しい性格なのか怯える一方だ。エスカレートするのが目に見えている中相手から『怖い人』として絡むよう提案されて思わず声をあげる。つまりは不良時代のように振る舞うという事だろう。小学生相手に力を誇示するようなことはあまり褒められたものではないがここらの人に話を聞く限り困っている人が多いのは確かで、そろそろ誰かがお灸を据えてやる必要があるのかもしれない。ここは相手の策に乗ることにしよう、「待っててくれ」と声をかければハットをいつもより目深に被り直して曲がり角から出ていく。視界の端で男の子と上級生の動きを見ながら、最初男の子にぶつかった上級生が手を振りあげたタイミングで近づき、振りあげた手がこちらの体に当たってしまうよう仕向けた。いい感じに体に手が当たれば「ってぇな」といつもより低い声で一言呟き上級生達を見やる。一瞬たじろいだ様子を見せたが『そっちが当たってきたんだろ!』と男の子に突っかかっている手前振りあげた拳を下げれずこちらにも噛み付いてくる。その勢いで『あっちいけよオッサン!』と叫ばれると思わず「あ?」と本気の声が出てしまった。こちらは他人を睨むのにも年季が入っていてオッサン呼ばわりされた怒りも相まってつい本気で上級生達を睨んでしまう。ただならぬ空気に上級生は今度こそ閉口してしまって「ぶつかったらなんて言うか習わなかったのか?」と低い声で問いかける。とうとう観念したのか上級生達は一斉に『ごめんなさい!』と叫ぶと逃げるように走り去ってしまった。ヤレヤレとため息をつくと、傍で怯えたままの男の子の頭を軽く撫でて「気をつけて学校行けよ」と声をかける。若干こちらも怖がっている様子だったが、こくりと頷くと男の子は通学路を無事歩き出し安堵したように息を吐いて)

  • No.5379 by 検索  2024-05-05 23:33:02 

不良の先輩として見本を見せてくると良い。
(興味本位であの上級生よりも更に怖い存在として絡むことを提案すれば相手から声があがる。悪餓鬼と称する辺り他にも迷惑がかかっているだろうと推測がつけば実用面でも悪くない手だろう。相手が被害を思い出しハットを被り直す仕草をしながら案に乗る返事をすれば冗談半分なことを告げながら相手を送り出した。物陰に隠れて様子を伺っていれば上級生がしたこととほぼ同じように自分から振り上げた腕に当たりに行く。その視線にたじろぐ上級生だったが数的にも勝っており先程まで調子づいていた男の子の前であるせいか折れることなく相手に噛み付いている。すると一際ドスの効いたような声と共に睨みを効かせ、少し離れた場所にいる自分でも一瞬圧倒されるような迫力を見せる。流石刃.野.刑.事がやんちゃしていたと言うだけある年季の入りようだ。続けて低い声で問いかけると圧倒的に格上の存在に恐れを成したのか上級生達は叫びながら去っていく。残された男の子も少し怖がっているようだったが自分の為にしてくれたのが分かったのかこくりと頷いて歩き出した。男の子が先を歩き十分距離が取れたのを確認すると相手の横に並び「君が探偵を選んで良かったとつぐつぐ思ったよ」と軽い笑みと共に素直な感想告げて)

  • No.5380 by 探偵  2024-05-06 10:10:55 


あぁ、おやっさんに拾われて何よりだ。にしてもオッサンって…俺そんなに老けて見えんのか?
(上級生達と男の子が通学路を進み距離が出来た頃に相手が側へとやって来る、もしおやっさんに認められていなかったらそれこそ力を誇示するだけの人間になっていた可能性は十分にある、不良のお手本どころの話ではなかっただろう。こうやって手段として使える立場にあるのは何よりだ。これであの悪餓鬼達も少しは落ち着くだろうが、街の探偵が怖い男だと噂が流れないのを願うばかりだった。男の子のトラブルを解決したもののどうにもオッサン呼ばわりされた事には納得がいかなくて、愚痴るように言いながら尾行を再開する。既に二人とも男の子に姿を見られている以上絶対に尾行が見つかってはいけない状況だ。しかし多少トラブルはあったものの通学路も終わりが近い、最後に公園の中を横切って歩けばもう学校は目の前だ。男の子が公園へと入り少し時間を置いてから二人で入口をくぐる、これで無事依頼も完了だろうかと思った矢先に突然男の子が振り返りこちらへと歩き始めた。思わず足を止めて相手の腕を掴む、距離があるおかげでまだこちらの存在に気づいていないが時間の問題だろう。顔を見られたらここまでの努力が台無しだ、「隠れろフィリップ!」と咄嗟に叫んで)

  • No.5381 by 検索  2024-05-06 11:10:23 

あの年頃の子なら年上は全員オッサン扱いなんだろう。 ッ、
(相手の過去が垣間見え、今の道を選んで良かったと安堵しながら横に並ぶ。トラブルはあったが学校まで後少しで良い距離感を保ちながら後を追っていると横でオッサンと言われたショックが抜けないのか愚痴る相手を見てつい笑ってしまう。渋い印象の強いハードボイルドを目指しているがオッサンは嫌らしい。彼らの態度から見て老けて見えたよりも年上であることが目に付いたのだろうとフォローを入れつつ進めば学校近辺の公園までやってきた。これで依頼達成も目前だと気を抜いていると尾行対象である男の子が突如振り返って予想外のことに固まってしまう。相手に腕を引っ張られる形で大きな遊具の物陰に隠れる。男の子は辺りをキョロキョロしながらすぐ近くまでやってくる。二人で狭い物陰に縮こまりながら身を潜めていると『あれ…居ない…』と誰かを探すような呟きが聞こえた後、見当たらないことに諦めてまた学校の方に歩いていった。十分距離が取れると立ち上がりつつピンチを切り抜けたことに安堵の息を吐き「もしかして僕らのこと探していたのだろうか」と口にして)

  • No.5382 by 探偵  2024-05-06 12:01:50 


な、俺達ちゃんと通行人のフリしてたろ?それにそんな勘が良さそうには見えねぇし
(予想外の出来事に二人で遊具の影に隠れて縮こまる、登校を見守るだけのはずなのにどうしてこうも危ないシーンが続くのか。男の子が間近まで迫り息を殺すも、諦めたのか男の子はまた通学路へと戻っていく。安堵の息を吐いて立ち上がると相手は男の子がこちらに気づいていた可能性を口にして思わず声をあげた。あれだけ注意力散漫な子がこちらの正体を見抜くなんて有り得ないはずだ。そうして会話している間にも公園内は時折小学生達が通っていって不審者でもみる目でこちらの様子を窺っている。軽く咳払いした後に遊具の影から出て男の子のあとをついていく。といっても既に周囲にはチラホラ小学生がいて下手に隠れても目立つ状況だ。頼むからそのまままっすぐ登校してくれと願っていると、脇道から男の子に声をかける子がいて二人が近づいていく。親しげに話しながら歩き始めたのを見るにどうやら友達のようだ。二人はそのまま仲良さそうに話しながら進み、やがて見えてきた校門をくぐっていく。危なっかしい通学路ではあったがちゃんと学校生活は楽しめているようだ、「依頼人にいい土産話が出来たな」と遠目から校門を見やりながら相手へと話しかけ)

  • No.5383 by 検索  2024-05-06 14:58:37 

単にさっき助けてくれたっぽい人を見たのかもしれないし、どちらにしろ見つからなくて良かった。 …ああ。夕方に結果を聞きに来ると言っていたし良い報告が出来そうだ。
(良い大人が2人して遊具に隠れていることに小学生達から居心地の悪い視線を向けられ、気まずい物を感じながら出ていく。男の子が実際にこちらに気づいたのかそれとも気まぐれなのかは分からないが相棒争いをした彼と言い案外子供の直感は侮れないものだ。何はともあれ気付かれなかったことに安堵すれば先を進む男の子を見守る。大分小学生も増えてくるとその内の二人組が男の子に話しかけて仲良さそうに歩いていく。その後ろ姿は楽しそうで友人関係は心配無さそうだ。校門をくぐっていく所まで見送れば相手の言葉に頷き自然と軽い笑みが浮かんだ。登校の様子が危なかしく自分の目的であった登校風景の観察は十分に出来てないが不思議と満足感はある。依頼もこれで終わりとなれば「この辺りを軽く見て回ってから事務所に戻ろうか」と声を掛けて)

  • No.5384 by 探偵  2024-05-06 16:29:26 


そうだな。不審者と間違われない程度に登校の風景見て帰ろうぜ
(無事に男の子は校門をくぐっていきこれで依頼達成というところだろう。トラブルも多く少々不安の残る部分もあったが一度ひとりでの登校に成功したならそれも自信となるはずだ。相手の声掛けに頷くとこれ以上不審な目で見られないようそれとなく登校する小学生を見守りながら事務所への帰路へついた。それから時は流れ夕方になると依頼人がやってきて結果報告となった。全てが順調とは言えなかったが無事に通学路を覚えてその道順通りに登校していたこと、友達とも仲良くやっていることを伝えれば依頼人は心底安心したようだった。これで毎朝あの子を気兼ねなく送り出すことも出来るだろう。報告を終えれば依頼人から『そういえば、あの子が変な服の先生と黒スーツの怖いおじさんに助けて貰って、一緒に公園に遊びに来るから仲良しのはずだって言っていたんですが、そんな人あの近所にいるんですか?』と聞かれてしまい思わず咳き込んでしまった。覚えがないで押し通して依頼人を見送ったあとに、「やっぱ子供は侮れねぇな…ってかオッサンの次はおじさんかよ…」とソファに座り深々とため息をついていて)

  • No.5385 by 検索  2024-05-06 16:57:40 

君も小学生から見れば若くないってことだね。……翔太郎おじさん?
(自分より背丈の低い小学生が登校していくのを見守りながら事務所へと戻る。相手が報告書を書くのを見ながら時を過ごしていると夕方となり依頼人がやってきて今回の見守りの報告をする。危なっかしい所もあったが明日からは途中で友達と待ち合わせして行くと約束してきたそうで問題なく登校出来そうだ。和やかに依頼料のやり取りなどを終えた所で依頼人から明らかに自分達のことを指している内容のことを聞かれ危うくコーヒーを噴き出すところだった。それとなく相手が誤魔化してくれて依頼人を見送ればソファーに座った相手の横に自分も座る。可能性は考えていたがやっぱり自分達を探していたらしい。尾行されていたことまでは気付いてないようだが一緒に公園に遊びに来ていたという文章だけ見れば不審者のようにも聞こえる。隣の相手はおじさんと言われたことに溜息をついていて苦笑いをしながら言葉を返す。実年齢より年上に見られるのは相手のこだわりの服装の影響も強そうだ。じっと相手を見れば悪戯っぽい笑みを浮かべながら試しに自分も同じ呼び方をしてみて)

  • No.5386 by 探偵  2024-05-06 17:27:03 


追い討ちかけんじゃねぇ……な、お前!!お前も小学生からみたらおじさんだろ!!
(二人きりになりソファで項垂れていると相手が隣へと座る。相手から冷静な分析が下されるも事実とはいえそれを受け入れられずさらに項垂れていた。おやっさんのようなハードボイルドな人間を目指している以上クールな頼れる男ではありたくてそういう姿は年上に見られがちだが、それらなしにおじさんとだけ呼ばれるのは心外だ。上級生らを威嚇するために目元を隠したのが悪かったのだろうかと考えていたところに相手からもおじさん呼びされてしまって思わず声をあげながら相手の両肩を掴む。小学生らにとって年上がおじさんならば相手だって十分その条件には当てはまっているはずだ。服装の観点から相手がおじさん呼びされにくいだろうことは横に置いて「お前もいつかフィリップおじさんって呼ばれるんだからな!」と負け惜しみを叫んでいて)

(/お世話になっております!そろそろ区切りかと思いましてお声がけさせていただきました。ほのぼのとした一幕ながら小学生特有の行動に二人して振り回される騒がしいお話が出来たかなと思います。二人で男の子を尾行するのはかなり怪しい絵面だろうと想像しながら楽しむことが出来ました。今回もありがとうございました!
この後の展開ですがいかがしましょうか?事件、甘々、ギャグどの方面でも良いかと思うのですが、キャンプにいく話や検索くんがへばってしまう話など今まで出ているお話、あとは探偵が悪女に騙される話や探偵に女の影がチラつく話など思いついているのですが検索様がご希望などありますか?)

  • No.5387 by 検索  2024-05-06 18:24:14 


僕はまだ彼らと歳は近いからね、
(こちらからも相手をおじさん呼びしてみれば大きな声を上げて肩を掴まれる。確かに小学生からみれば年上だがまだ彼らとは歳が近い方でそこまで年老いて見られる訳では無い。余裕ぶって笑みを浮かべていれば負け惜しみを叫ばれる。そんな歳まで相手と一緒にいる未来を想像すればより口元は緩みつつ「その時は君はおじいさんだよ」なんて反論しながら騒がしく事務所でやり取りして)

(/こちらこそお世話になっております。微笑ましい依頼内容の中でトラブルを助けつつ、お互いにちょっと無茶ぶりしたりして賑やかな朝を過ごすことが出来ました。おじさん呼ばわりしてショックを受ける探偵君も可愛くて楽しいお話でした。今回もありがとうございました!
それでは探偵君の悪女関連の話はいかがでしょうか。何か犯罪関係で取り込もうとするのでも恋愛関係でも良いですが依頼人としてやってきた悪女を信じて動く探偵君とそれを疑う検索、みたいな感じでしょうか。ピリピリした感じが大丈夫であれば検索が盛大に嫉妬したり悪女が仲違いを狙って余計なことをしたり依頼の解決方針などで意見が合わなくて対立・喧嘩したり…なんてことも思いつきましたが探偵様の考えている話の流れ等ありましたらお聞かせください。)

  • No.5388 by 探偵  2024-05-06 23:02:09 


どうもお嬢さ、ん……もしかしてカナか?久しぶりだな、高校以来だよな?
(小学生の小さな独り立ちを見届けた日から一週間ほど、小学校周辺で変な格好の先生や怖いおじさんの噂が出回ることは無くそろそろ安心かと思われた矢先、街の風は新たな依頼人を運んできた。事務所の扉がノックされひとりの女性が入ってくる。依頼人が女性ならば紳士に迎えようといつもなキザな口振りで話しかけた矢先、その顔が見知ったものであることに気がついて目を見開いた。彼女は自分がこの探偵事務所にいるのが分かって来ていたようで『良かった覚えててくれたんだ!翔ちゃん久しぶり』と顔を明るくしている。「小学校からの幼馴染を忘れるわけねぇだろ?」とこちらも笑顔で答えて、その後は彼女が依頼人だということを忘れすっかり互いの近況を語り合ってしまった。高校卒業と同時に風.都.を出て上京していたのは知っていたがそこから連絡は取り合っておらず、彼女が少し前にこの街に戻って来たことを知る。その後はこちらが話す番で『探偵になりたいって昔から言ってたけど、夢叶えててすごいね』なんて言われると思わず頭の後ろに手をやりながら照れ笑いを浮かべていて)

(/考えていた感じは検索様の仰る感じで、探偵の幼馴染から護衛の依頼がくるがその幼馴染こそが犯人だった、という流れにしたいです。依頼人を信じる探偵と疑う検索くん、という構図に出来ればと思います。今回は思いっきりシリアスにしても良いかと思いますので嫉妬や仲違い仕向けられたりで対立する展開にしてしまいましょう!ひとまずそれらしく初回置いておきます。喧嘩する感じになるかと思いますがせっかくですしシリアスに振り切りつつ楽しみましょう!/なにもなければこちら蹴りで大丈夫です!)

  • No.5389 by 検索  2024-05-06 23:37:00 


…翔太郎の顔見知りかい? 初めまして、僕は翔太郎の相棒のフィリップだ。
(小学生の登校を見守った件から一週間ほど。今日も比較的街は平和でそろそろ休憩のコーヒーでも入れようかと簡易キッチンで準備をしているとノック音が響いた。対応は相手に任せれば良いと放置していたが相手がいつもと違い親しげに名前を呼ぶのを聞いて僅かに壁から顔を覗かせる。相手と同年代に見える女性は相手に笑顔で話しかけていて会話を聞く限り小学生の時からの幼なじみのようで直ぐに打ち解けて会話を弾ませている。まるで二人だけの空間といったようで相手も自分の存在を忘れ、探偵になった事を褒められると照れ笑いを浮かべていた。端的に言えば面白くない状況に3つのマグカップにコーヒーを入れるとトレーに乗せて彼らの元に向かえば今ここにきたとばかりに強引に話に割り込んだ。彼女は自分の存在に気付くと何処か驚いたような顔をしている。二人のテーブル前にコーヒーを並べると簡単に自己紹介をした。無意識に【翔太郎の相棒】という単語を強調してしまった気がするがきっと気の所為だ。本題に入ろうと「ここに来たのは何かの用かい?」と目的を尋ねると『あ、えっとね…翔ちゃんに依頼したいことがあるの』と困った顔で話を切り出して)

  • No.5390 by 探偵  2024-05-07 07:45:49 


、あぁ。俺の小学校からの幼馴染のカナだ。……お前からの依頼なら断る理由なんてねぇな。どうした?
(カナと昔話に花を咲かせていると相手がこちらへやってきて話へと入ってくる。いつもは依頼人が来ても事務所の片隅から動かないはずなのにと思わず相手の方を見た。簡単に彼女の自己紹介をすると直後に相手自ら名乗り始めて、その中で【相棒】が強調されると思わずニヤケそうになってしまった。どうも相手は自分と彼女とが親しげに話すのが気に食わないらしい、その可愛らしい心理に免じて話を遮ったことは不問にしておくことにした。三人でソファへと座ればこちらから聞く前に相手が依頼内容を尋ねる、それ以外のことは話させないといった勢いだ。どうやら後でフォローが必要らしいと内心思いつつ彼女の話を聞く体勢になる。困り顔の彼女に続きを促せば『私、誰かに狙われてて、今日も襲われそうになって…』とだんだん涙を目に溜めて訴えられる。縋るようにこちらの手を取られ両手で包まれると『お願い翔ちゃん、私を守って?』と懇願された。彼女は相当追い詰められている様子でなにより泣いている人を放っておけるわけがない。握られていない手で彼女の両手の上に自分の手を置けば「そういうのは得意分野だ、任せとけ」と力強く返事をして)

  • No.5391 by 検索  2024-05-07 10:44:50 

……、…なら護衛の依頼という訳だね。犯人を絞るのと今の状況を知るためにも経緯や今日あったことを話してほしい
(あくまで自然な流れで話に入ったつもりだがちらり見た相手の顔を見れば心境がバレている気がする。子供っぽいことをしている自覚は多少なりともあるがこの街の探偵を尋ねに来たのならば自分だって対象だ。そんな理屈を自分の中でこねながらもソファーに座ると彼女の話を聞く。すると困り顔の彼女はぽつぽつと涙を目に溜めながら誰かに狙われていることを話していく。だが涙目で相手の手を取って縋るようにお願いする姿を見れば大きく心を乱された。依頼するにしてもわざわざ相手の手を包む必要はないし幼馴染ならば相手がそういう態度に弱いことを知った上の行動に思えて鼻につく。思わず硬い表情で黙り込んでしまうが相手はやはりそんな彼女を放っておけないのか自分の手を重ねて力強く返事をしているのが余計苛立つ。だが私情と仕事は分けて考えるべきで彼女が困っているのならこの街の探偵として助けるべきだ。感情を隠す為に淡々とした口調で話を進め被害状況を確認する。彼女によればこっちに移ってきて少ししてから誰かの視線を感じるようになったらしい。今日も路地裏から急に腕を掴まれ引き込まれそうになったのを振り払ってここに来たという。怯えたように話す彼女は『こういう事、翔ちゃんにしか頼めなくて…』と握った手に更に力を込めていて不機嫌が表に出そうなのを隠すようにコーヒーに口をつけて)

  • No.5392 by 探偵  2024-05-07 12:42:01 


っ、大丈夫だ、俺が守ってやるって。にしても、犯人の心当たりとかねぇのか?
(彼女を安心させる為に両手を取り合っている状況になったわけだが、隣の相手からは淡々と状況確認する問いがなされて表面上は事務的に話しているだけに聞こえるが伝わる空気はどこか棘のあるものに感じる。さすがに恋人の隣でこのままの体勢はマズイかと思って手を引っ込めようとするが彼女はこちらの手を離してくれず、さらに力を込めるように握られてしまうと思わぬ行為に動揺して狼狽えてしまった。彼女から説明された内容からも楽観視できない状況で、思考を依頼の方に向けたいのに前のめりになりながら自分を頼ってくれる幼馴染の姿には流石に照れて締まりのない笑みを浮かべて返事をしてしまった。骨抜きになっている場合ではないと犯人像を絞ろうとこちらからも質問してみるが心当たりはないという。となれば「実際に襲ってきたところを返り討ちにして聞き出すしかねぇな」と方針を固めれば『ありがとう、翔ちゃんすっごく頼もしくなったね』と言われてしまいさらに照れ笑いを浮かべることになった。散々ハーフボイルドな面を晒してしまいひとつ咳払いをして場をリセットする、そのタイミングで『私、今日行くところがあるからまずはそこまで護衛してくれるかな?あ!それと翔ちゃんに今の風.都.のこと教えて欲しいかも』と控えめな声で言われ「そっちも任せとけ」と自信に満ちた声で返事をすればようやく掴まれていた手が解けて彼女についていくため立ち上がり)

  • No.5393 by 検索  2024-05-07 14:34:26 

…………………、……僕は風.都で似たような被害や目撃証言などがないか調べておくよ。
(彼女はその手を離すことなく今朝の被害を話す。自分を頼りにしてくれるのが嬉しいのか相手はいつも以上に締まりのない笑みを浮かべていてますます気分は急降下していく。方針を立てれば彼女が褒めて相手は更に照れ笑いを浮かべている。自分が隣に居るのにまた二人だけの世界に入ってしまったように見えて思わず不機嫌かつ冷ややかな目を向けてしまうが相手の意識は自分を褒めてくれる幼馴染に注がれたままでマグカップを握る手に力が籠った。その間ずっと黙り込んでいたが相手が咳払いしたのをきっかけに彼女が最初の依頼を伝える。この流れで相手と彼女が二人になるのは自分個人としては受け入れ難いことだが今も尚犯人に見張られていて襲われる可能性があるならば今から護衛をしてほしいというのは至極真っ当な依頼だ。ただ自分が面白くないだけの話。相手が得意げな返事をして二人が立ち上がれば自分も立ち上がって若干棘の混じってしまった声色で自分の担当を告げ、相手の顔を見ずに事務所の奥へと去っていく。平常心を取り戻すまで二人の姿はあまり見たくない。彼女も少し気まずい空気を感じたのか『私なんか怒らせちゃったかな…?』と心配そうに呟いていて)

  • No.5394 by 探偵  2024-05-07 18:03:23 


あ、フィリップ……気にすんな、虫の居所が悪いだけだ
(早速護衛の依頼をされ快く引き受ける、女性のそばにいなければならない類のものは変に緊張するか気取って気まずい空気になるのが大概だが彼女とならば昔話に花を咲かせつつ依頼を遂行することが出来そうだ。立ち上がったタイミングで漸く相手が視界に入る、その手の中にあるマグカップを強く握るのが見えれば思うところがあるのは明白だった。声をかけようとするもその前に突き放すような言い方で別行動を言い渡され引き止めるタイミングも失ってしまった。彼女も心配している様子だが相手と付き合っていると説明することも出来ず適当な理由で誤魔化しながら金具にかけられたハットを手に取り被る。彼女と共に事務所の外にでればその扉が閉まる間際、まるでタイミングを狙ったかのように『でも翔ちゃんと二人っきりで良かった』と彼女が口にして、その言葉だけが事務所に取り残されて扉が閉まった。その言葉に曖昧な笑みを返しつつ彼女と連れ立ち街へとくりだす。小学校から高校まで同じだけあって昔話は尽きず護衛をしているはずがいつの間にか幼馴染とただ街を歩く時間になっている。だが頭の片隅では別れ際の相手の態度が気になって早く二人の時間を作らなければと考えていた。二人で親しげに話しながら歩いていれば、それを後ろから追う影がひとつあって)

  • No.5395 by 検索  2024-05-07 18:50:58 

……っ、大丈夫だ。大丈夫……。 とりあえず周辺情報を把握しよう、
(半ば逃げるように事務所の奥へと移動する。一旦落ち着こうと息を吐いたタイミングで静かになった事務所に彼女の呟きが響いて扉が閉まるとぎゅっと胸が苦しくなってその場所を服の上から手を添える。この気持ちには覚えがある。あの時水族館で言われた事や今まで告げてくれた言葉を思い出して大丈夫だと自分に言い聞かせようとするが自分の知らない時期の相手を知っていることと彼女に向けていた締まりのない笑みを考えると思考が悪い方に流れていきそうになる。余計なことを考えない為には何かに没頭すれば良い。それに2人きりにさせたくないのならさっさと犯人を捕まえて護衛の必要が無いようにすれば良いと無理矢理思考を切り替えるとバ.ッ
.ト.シ.ョ.ッ.トを取り出してライブモードに切り替える。これで犯人の姿を捉える事が出来れば解決も早くなるはずだ。護衛する相手を尾行して周辺を撮影してくるように指示を出せば窓から外に出す。相手に追いつくまでの間、ガレージに移動して検索を開始する。真っ先に唱えたのは彼女の名前だ。ヒットした彼女の本を手に取り読んでいくが確かに以前見た相手の履歴と学校名が一致している。胸のざわめきを無視して読み進めていれば最近の移動履歴が現れる。彼女は相手に少し前にこの街に帰ってきたと言っていたが地.球.の本.棚の情報によると少なくとも一年半前には風.都.で過ごしているようだ。わざわざその事を偽ったことに疑念を覚えてはさらに読み進めていき)

  • No.5396 by 探偵  2024-05-07 19:47:53 


あん時の先公ときたら…っ!危ねぇ!!
(カナとは四六時中一緒にいたわけではないが出身がここまで似通っていると話題も尽きない。幼馴染と話しているとつい昔の口調に戻って所謂不良をやっていた時の言葉遣いになってしまう。それさえも彼女は笑っていてまるで昔に戻ったようだった。そうやって楽しげに話していると、突然その時間を壊す者が現れる。騒々しくも力のこもった足音がこちらへとまっすぐ近づいてくる、それに気づかないほど鈍感な探偵ではなくて足音の方向に振り返ればそこにはただならぬ表情で二人に近づく男がいた。男の目はかっぴらいて血走っている、明らかに正常ではない様子で『カナちゃん!もういいだろ!?俺さえいればそれで良いだろ?!』と常軌を逸した言葉を叫びながら彼女へ掴みかかろうとした。こういう時こその護衛だろう、彼女の前に躍り出ると「させるかよ!」と彼女へ抱きつこうとするその腕を掴んで足を引っ掛けると男を床へとねじ伏せた。正気を失った男に負ける要素などない、これで犯人も捕まえて一件落着だろうかと「大丈夫か?」と彼女をみれば、彼女は震えながら『朝の人と違う…』と呟き驚愕することとなった。つまり彼女を狙っているのはひとりじゃない。事情を聞き出そうと男をこちらへ向かせると再度驚愕することになった。男は唇が真っ青になっていて顔色を失い気絶していたのだ。慌てて首筋に手を添えるが脈は辛うじてある、死んではいないが生命が危ういところまでいっていそうだ。首筋に手を添えたところでその首筋に妙な形のアザがある事に気がつく。奇妙な事の連続だが彼女を狙う影があるかぎりまだこの依頼は終わらなさそうだ。この不可思議な状況に相手の協力が不可欠で、少々迷ったものの相手へと電話をかける。相手が電話口に出たところで「フィリップ、」と状況を説明しようとするがその前に彼女がこちらへ抱きついてきて言葉が止まってしまった。抱きつく時に布が擦れ合う音は電話口越しにも伝わった事だろう。静かに涙を流す彼女は『翔ちゃん、怖かった…』と恐怖に震えていて落ち着かせるようにその背中に手を添えて撫でてやり)

  • No.5397 by 検索  2024-05-07 20:45:21 


…男女間トラブル……、っ、これは…。…翔太郎、…!
(さらに彼女のことを調べてみれば上京先の大学や会社で幾つか男女間のトラブルを起こしているのが分かった。嫌な予感がする。その他にも情報はあったが一旦後回しだ。意識を現実に戻すとちょうどバ.ッ.ト.シ.ョ,ッ.トが相手に追いついた通知が入って一息ついた後送られてきた映像をみる。そこには相変わらず仲睦まじく歩く二人の姿が遠く写っている。周辺を撮影するように指示した為距離があって音声は聞こえない。また胸が苦しくなっていたが常軌を逸した様子の男が何やら叫びながら彼女に襲いかかろうとする様子が映って目を見開く。どうやら彼女の言っていたことは本当だったらしい。相手は男をねじ伏せ何やら彼女と会話をした後、首筋辺りに手を添えている。何か発見したのかもしれないがこの距離では後から画像処理してみないと男の様子は伺えない。男から手を離し相手が立ち上がるとス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンを取りだしたのが見え、それと同時に今映像を見ているス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンが着信を告げる。少々悩んでからスピーカーモードで応じると相手の声が聞こえた。こちらからも名前を呼んだ瞬間、映像の彼女が相手に抱き着いていて布の擦れた音が聞こえて息が詰まる。電話口の先からも彼女が泣いているのが聞こえてそれを慰めるように相手が彼女の背中に手を添えまるで抱きしめているような姿が写し出されると全身が冷え切ったように冷たくなって頭がぐちゃぐちゃになった。そこに居るのは自分のはずなのに、と様々な感情が溢れて息が出来なくなる。こうなる過程を見て不可抗力だったのは分かっている。それでもこんな状態では上手く制御が効かなくて「…わざわざ可愛い幼馴染みを抱き締めて仲良くする様を聞かせる為に電話してきたのかい?」と冷え切った声で嫌味を口にしていて)

  • No.5398 by 探偵  2024-05-07 22:27:10 


は?お前なんで……こっちの様子見てただろ?今カナが襲わ、れて…
(相手に連絡を取ろうとしたところで彼女に抱きつかれ反射的に背中を撫でていたが電話口には相手がいるわけで気まずい時間が流れる。こちらが戸惑っている間に電話の向こうから相手の声が聞こえてくるが、それはいつもとは全く違う冷えきった声で一瞬身を固めた。突き刺さるような嫌味だがその言い草は妙に具体的で周囲を見回せばバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.が遠目からこちらの様子を捉えているのが見えた。やましい事は何一つしていないと誓って言えるが状況でいえば恋人である相手と電話しながら幼馴染を抱き締めていて罪深い行動ではあるだろう。だが今はこの状況を言い訳して相手に理解してもらう時間ではない、今まさに依頼人が襲われたという状況なのだ。無理やり話題を変え現状を説明しようとしたところでこちらに抱きついていた彼女の体が動き出す。わざわざ電話口と耳との間に手を差し入れ、まるで相手との会話を断ち切るようにス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を耳から外されるとそのまま頬へと手を添えられる。同時に『翔太郎、』とあだ名でない呼ばれ方をして「えっ」と間の抜けた声を出すのがやっとだった。添えられた手で軽く引き寄せられると同時に彼女の顔が近づいてくれば、彼女が何を望んでいるのかは明白だった。一瞬呆気にとられなされるがままだったが直ぐに正気を取り戻すと慌てて体を引っ込めて「悪い、相棒と電話中だ」と無理やり理由をつけて彼女から離れる。今は相手に状況を伝える方が先だと脳は考えるのに不意打ちにやられて心臓が落ち着かない、無意識のうちにハットを目深に被ってバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.に表情が映らないようにしながら襲ってきた男が突然事切れたように意識を失い唇の色が変色していたこと、首筋に紋様のような痣があったことを早口で相手へと伝えた。一方でひとり取り残された依頼人は探偵をじっと見つめている、バ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.の存在を知らない彼女は口元に薄い笑みを浮かべていて)

  • No.5399 by 検索  2024-05-07 23:24:05 

ッ、翔太郎!! __…唇の変色、男。…翔太郎、彼女は過去に男女間トラブルを何度も起こしている、風.都.に最近戻ってきたっていうのも嘘だ。…まだ確証はないけど男の異様な状態は彼女が引き起こしたのかもしれない。…今君がされかけた、キスによって、
(感情を吐き出すように嫌味を言ってしまえばその具体的な表現に相手が辺りを見渡してバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.のカメラと目が合う。相手の言う通り疚しいことをしていた訳では無いのは分かっているがそれでも八つ当たりをせずには居られない。相手が状況を説明すると画面の中で彼女がス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を耳から外させ相手の頬に手を添える。そのまま引き寄せるような仕草をすれば目を見開いて叫ぶが遠くなった電話口では声は微かにしか届かない。それは自分だけのモノなのに見ていることしか出来なくて胸が引き裂かれていくようだ。。そのまま顔が近付いていくが相手が正気を取り戻したように体を引っ込めた。彼女から離れ表情を隠すようにハットを被り直した相手が状況を説明し始めるが殆ど頭に入ってこなくて言われた言葉をホワイトボードに書き写す作業だけはこなす。相手の声を聞いていれば少しだけ気持ちが落ち着く。全てを聞き終えた所で画面を見れば彼女が薄ら笑いを浮かべている。ずっと感じていた嫌な予感とホワイトボードの文字、そして先程の彼女の行動に一つの繋がりが見えると嫌な汗を感じながら電話口の相手にそれを語っていく。怪しむべき経歴、そして彼女を襲っている男の状態が彼女自身によって引き起こされた可能性を告げる。そのトリガーになったかもしれない行為を口にしようとするが先程の光景を思い出して声が震える。彼女の危険性を早口気味に伝えると共にガレージの螺旋階段を駆け上がり、事務所の扉を開ける。一方的に外に出た所で止まると「恐らく次は君が標的だ。だから君は彼女から離れた方が良い、いや離れてくれ…」と最後には縋るような口調で告げて)

  • No.5400 by 探偵  2024-05-08 07:48:54 


っ、フィリップ……お前が今の俺の状況をよく思わねぇのは分かる。でもカナは今実際に襲われてまだ狙われてんだ。それに、この現象がカナのせいだってのはお前の憶測だろ。だから、…まだ彼女からは離れられねぇ
(自ら相手を裏切る行為をしていないはずなのに、今相手を確実に傷つけているのは理解できてまるで相手の目のようにこちらを捉えるバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.に顔を見せることが出来なかった。こちらで起きたことを相手へと共有すれば相手の検索結果がこちらへと伝えられる。少なくとも彼女は嘘をついていて誰かに襲われる原因も持ち合わせているようだ。そしてこの事態の元凶が彼女にあること、次のターゲットが自分であることを告げられ縋るように引き止められると息を詰まらせる。正直この状態は二人にとって良くはない、すぐに相手の元に戻った方がいいのは分かる。だが先程襲われ涙を流す彼女を見てしまった以上この依頼を放っておくことは出来ない。先程の冷たい嫌味が脳裏に過ぎる、相手が彼女を相当よく思っていないのは明白だ。彼女の嘘は事実だとしてもその後の元凶の話は相手の私情が乗っているように聞こえてしまった。ス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を無意識に握りしめながら諭すように依頼続行を告げる、だが彼女が、幼馴染であるカナが今回の元凶ではないと答える時に多少力のこもった言い方をしてしまう。それこそ自分の私情が乗っているのには気が付かずに「男女トラブルと風.都.に帰ってきた時期については俺から聞いとくから、俺のことは心配しなくても大丈夫だ」と付け足して)

  • No.5401 by 検索  2024-05-08 09:25:00 

……そうかい。君がそういう性格なのは知っているけど、…僕より彼女を信じるんだね。…、…君がそうするなら僕は一人で彼女について調べる。
(普段ならば確定していないことはあまり断言するような性格ではないが相手が絡んでいれば話は違う。探偵の勘かそれとも相棒の勘かがラインが繋がっていると告げていた。それを大切な相手に共有して信じて貰おうと訴えた。だが電話口から返ってきた言葉はそれを断る言葉で力を籠った声で彼女を庇う言葉が聞こえてくると相手の声で言われた分冷たく胸に突き刺さった。普段好んでいる相手の依頼人を信じるところ、優しい所が今は憎らしいと思ってしまった。様々な感情が渦巻いて苦しいのに頭は変に冷えていて冷静な口調で言葉を返していて一番の本音すら乾いた声でぽつりと口から零れ落ちた。言葉にすればその通りに思えて目の前が涙で滲みそうになる。だがこのまま立ち止まっては彼女の思うつぼだ。軽く鼻をすするとこれ以上言葉を掛けるのは諦めて自分一人で捜査すると告げる。事務所の戸締りをするキーケースの色も今はあまり見たくなかった。鍵をかける音を響かせると「君は護衛でも何でも好きにしたまえ」と突き放すように告げれば一方的に通話を切った。ス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を握りしめながら詰まった息を意識的に吐き出す。半身がもがれたように苦しいが相手の考えが変わらない以上相棒は頼れない。自分の推理が正しいなら先ほどの男のような状態の人が何人かいるはずだ。無理やりそちらに意識を持って行くと聞き込みでもしようと街へ一人繰り出して)

  • No.5402 by 探偵  2024-05-08 12:40:06 


な、…フィリップ、今のお前は冷静じゃねぇ。さっきのだってただのお前の願望……お前、ひとりで外出る気か?!馬鹿やめろ!ひとりでは出歩くなって……くそっ!
(こちらから依頼を続行する理由をきちんと並べたはずだったが、返ってきたのは裏切りを突きつける冷たい声で胸を深く抉る。そんなつもりではないと口にしたいが相手の忠告より彼女の言葉を取ったのは事実で何も言い返すことは出来なかった。だが相手が彼女を良く思っていない以上彼女の行動を全てネガティブに捉えているように思えて、その思いは膨れ上がり相手の心情を決めつける言葉として口から出てしまう。しかしそれも相手が鼻をすする音で萎んでしまってそれ以上声をかけることが出来なかった。電話口の向こうから金属が擦れ合う音が聞こえる、直後鍵がかかる音を聞き取ると相手がひとりで外出しようとしていると悟った。直ぐさま止めようとするが相手はこちらの言葉を聞く気はなく一方的に電話を切られてしまうと思わず悪態をついた。相手がひとりで出歩くなんて、組織に見つかれば終わりだ。今すぐ相手の元に走っていきたいところだったが、俯いていたこちらの腕に何かが触れて顔をあげる。そこにはカナがいて『翔ちゃん大丈夫?』と先程のことがなかったかのように問われた。大丈夫だと返しつつバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.を呼び寄せると今度は相手を追い何かあれば連絡するように指示を出す。これで最低限の対策は出来たが不安はつきない。相手の元へいくためにも早く彼女を狙う誰かを捕まえなければ。誰かが通報したのかサイレンが近づいてくる、襲ってきて気絶している男について説明し後のことは警察に任せると『じゃあ、続きお願いね』と彼女に言われ護衛を再開した。
一方で探偵と依頼人が連れ立って歩く方へと向かって繁華街を妙な早足で進む男がひとり。その手には誰もが知る高級ブランドの袋が握られていて、鼻息を荒くしながら『これならカナちゃんも満足してくれる…また僕に…アレをくれる…』とブツブツ興奮した様子で呟きながら歩いており)

  • No.5403 by 検索  2024-05-08 15:16:13 


(電話口で何やら叫んでいるようだが人の忠告を聞かない相手の言う事を聞く道理なんてない。相手の言う通り冷静ではなく八つ当たりに近いことをしている自覚はあるがそれでも今の態度の相手を受け入れる事なんて出来なかった。動いた方が余計なことを考えずに済みそうでひとまず街を歩き始めた。すると何かの調査なのか刃.野.刑事と真.倉刑事の姿があった。声を掛けると和やかに応じられるが相棒が居ない事と顔色が悪いことを指摘されて曖昧に誤魔化す。警察の方で何か掴んでいるかもしれないと話を切り出そうとすると無線の連絡が入る。応対中のワードを聞く限り二人を襲った男のことだろう。無線が切れると『これで四人っっすね、カナちゃん野郎』と真.倉刑事が零して目を見開く。思わずその肩を掴んで話を聞けばこれまでも尋常じゃない様子の男が行き倒れていたり万引きをして確保時に暴れたりと妙な事案が続いているという。そして揃いも揃って逮捕や保護後【カナちゃん】という女性についてブツブツと話しているらしい。先ほどの男と同じ状況だ。男たちはみなそのカナちゃんに惚れ込んで金銭やプレゼントを貢いだり仕事も休みがちになっていたらしい。恐らく同一犯であるのは間違いないがこのカナちゃんが彼女である証拠とその手口はまだ分からない。ますます焦りが募っていけば二人に礼を告げて別れた。更に街を歩き出会った情報屋にも彼女の写真を見せながら彼女のことや被害者の男達について知っていることはあるか尋ねてみるがあまり良い情報は得られない。寧ろ単独行動をしていることやらしくない姿を心配されてしまっている。曖昧に誤魔化していたが女子高校二人はカナという単語に反応して『そういえばさっきブランドの袋持った怪しい男の人居たよね、よく聞き取れなかったけど何々ちゃんがアレをくれるはず、とかずっとブツブツ呟いてて』とエリザベスが言うとクイーンがそれに同調する。もし今までの男達と一緒ならば直接接触すれば何か情報が得られる可能性が高い。「何処で見たんだい?」と逸る気持ちのまま尋ねると繁華街にある店の名前が返ってくる。「ありがとう、二人とも。また何か新しい情報が入ったら連絡してくれ」と礼を伝えると繁華街の方へ急いで)

  • No.5404 by 探偵  2024-05-08 17:27:27 


……カナ、悪いが相棒にお前のこと調べて貰った。お前複数の男とトラブルになってんだろ?なんで言ってくれなかった?
(再び幼馴染と歩き始め会話は再開するものの、先程のようにただ楽しく昔を振り返ることは出来なかった。相手が深く傷ついている事、ひとりで外出していることを思えば気が気ではなくて表面上は彼女と会話を続けるも心は上の空だった。繁華街を少し抜けた先、人目につかない建物の裏手へと連れられてくる。そこはかつて相手と共にクレープを食べた場所で、初めて相手を家へと誘った場所だった。風が良く吹き抜けるそこで風.都.を一望する、だがいつもは気持ちいいと感じる風にも今は心が動かなかった。相変わらず昔話を続けようとするカナを遮って相手から得た情報をぶつけてみる。ただ旧友を頼って帰ってきた幼馴染であって欲しい思いといつだって正しい相棒が導き出した理論の間でまだ心は揺れている。こちらが問いかけると彼女はしばらく俯いて小さな声で謝罪される。それから親の治療費のためにパパ活に近いことをして複数の相手から金銭やブランド物を貰っていたと泣きながら告げられる。それならばこの状況に理屈は通るはずだという思考と相手の忠告とが頭の中で混ざり合うなか、彼女は『もう翔ちゃんしか頼れない…』と懇願する。何か声をかける前にこちらへ駆け寄ってくると再び抱きつかれてしまい『相棒はいても、恋人はいないんだよね?』と囁くように問われると再び頬へと手を添えられた。今度は狼狽える事はなくて引き寄せられそうになった所で彼女の手を掴む、頭の中には相手の声が響いて「なんで、俺とキスしようとするんだ?」と静かに問いかける。だがその問いかけにも彼女は『翔太郎には私だけのナイトになって欲しいの』と返事が返ってくるだけで、それが心からの好意なのか相手の言うような何か効果のあるものなのか、判断がつかずに返事ができないままでいて)

  • No.5405 by 検索  2024-05-08 18:28:16 

…とんだ悪趣味なことをしてるものだね。…っ、邪魔者を消しに来たってことかい、
(教えてもらった店の前に辿り着くが男の姿は無い。周囲を見渡していれば怪しい男について笑いながらこちらにやってくる学生のグループを見つける。特徴が一致すれば彼らがやってきた方に急ぐとブランド物を持った興奮気味の男の姿を見つけた。追いつき声をかけても反応がないが「カナちゃんの場所を知ってるんだけど話聞かせてくれないかい?」と声をかけるとかっぴらいた目がこちらを向いて少々ビビってしまう。それらしい理由をつけて脇道に誘導すると盗撮した彼女の写真を見せる。『カナちゃんだ…!』と興奮気味に反応を示す辺りビンゴだろう。彼女の元に案内すると約束してまずは彼女のことについて聞けば世界で1番可愛いから始まり天使だの神様だの頭の痛い返事がされる。だが話を聞いていれば彼女を慕い囲むようなグループの存在が出てくる。そのグループでは彼女に気に入られているか役に立っているか等でランク付けされ上位になればなるほど彼女からご褒美のアレが貰えるらしい。『これがあれば僕も…』とブランド物のバックを手にしながらニヤニヤ笑い始めた男に圧倒されながら首元を覗くと相手に聞いた物よりは色が薄いが特徴的な跡が見えた。さらに情報を引き出そうと「そのアレっていうのは、」と話を切り出そうとすると突然男の体ががくんと糸が切れたように崩れる。目を丸くしていると『…カナちゃんを邪魔する人は許さない…』と低い声が聞こえてきてこちらに襲いかかってくる。何とか伸びてきた腕はかわすがまるで操られたような尋常ではない姿に一旦切り上げた方が良さそうだと大通りに急ぐ。だがその先に一人の男が出てきてゆく手を塞がれる。その目は先程の男と同じく血走っていて『カナちゃんの為だ』と何度も呟いている。タイミングの良さを考えれば自分の存在が気に入らない彼女の指示か何かだろう。左右を挟まれ危機的状況で相手に連絡を取ろうかと思ったが自分の忠告を願望だと言われたことが胸に引っかかって止めた。正気を失った分動きが単調であれば動きを見計らって横をすり抜けることに成功する。脇からもう1人現れるのを何とか避けるが計三人に追いかけられていれば体力の消耗も激しい。そうして段々建物の裏の方に追い詰めれていく様を捉えたバ.ッ.ト.シ.ョ.ッ.トが相手に映像を送信して)

  • No.5406 by 探偵  2024-05-08 19:18:15 


、…フィリップ!!……カナ。今俺の相棒を追いかけてる奴はお前の名前を呼んで最初に襲ってきた奴と同じ紋様がついてる。こいつらなんなんだ?お前はあいつらに何したんだ?…もう嘘つかないでくれ
(彼女からは情熱的な視線でこちらからは探るような視線で、互いに目を合わせているとス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.から通知が入って無言で彼女の体をこちらから離すと映像を確認する。そこには複数人の男に追いかけられる相手の姿が映って思わず名前を叫んだ。最初こそ組織の人間かと背筋が凍ったが様子が違う、バ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.は相手を援護するために近い距離を飛び回っていて男達の首筋に紋様があること、そしてうわ言のように繰り返される『カナちゃん』という言葉をこちらへと届けていた。体が冷えていくのが分かる、考えたくなかった展開が、相手が訴えていた真実が、今目の前に台頭してくる。ス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.とス.パ.イ.ダ.ー.シ.ョ.ッ.ク.をライブモードにすれば相手の元に加勢に行かせる、これで少しは持つだろうが相手の体力を考えれば時間の問題だ。ガジェットを使い切り武器のない状態で彼女の方へ振り返ると問いかけながら詰め寄って、最後に今度はこちらから懇願するように問いかけると彼女はこれまでの空気を一変させて高らかに笑い声をあげた。クスクスと楽しげに笑いながら『あのね、あの子達は働き蜂なの。私のもとに蜂蜜みたいに甘いお金や高いものを持ってきてくれる。それでね、私は女王蜂なの』と恍惚とした表情で告れば胸元からゆっくりとド.ー.パ.ン.ト.メ.モ.リ.を取り出して息を飲んだ。ゆっくりと緩慢な動きで口元に人差し指を添えると『私が口付けてあげた子はみーんな私の働き蜂。良い子にはご褒美をあげるけど、悪い子は…いらないから捨てちゃうの』と上機嫌に続ける、ここまで言われて気づかないほど馬鹿ではない。つまり、自分が願望だと決めつけた相手の推理は全て当たっていたのだ。苦々しい思いに眉をしかめていると彼女は『QueenBee』とウ.ィ.ス.パ.ー.ボ.イ.ス.を響かせメモリを首筋のコネクタへと挿してド.ー,パ.ン.ト.へと変貌する。蜂のように鋭いスピアを持つ彼女は『ねぇ翔太郎、私のナイトになって?』と同じ言葉を口にしながら襲いかかってきた。迫る怪人を避けて地面へと押しやれば相手のいる方向へと走り出す。彼女を止めるにしてもまずは相手を助けるのが先だ。走りながらドライバーを取り出せば「フィリップ!」と相手へ呼びかける、こちらの見聞きしたことはドライバーを通して相手へ伝わるだろう。全力で走りながら「今どこだ?!」と叫んで)

  • No.5407 by 検索  2024-05-08 20:15:30 

っ! 何で…、どれだけ居るんだ。…翔太郎!? 何処って言われてもわかんなっ、わ!
(目を血走らせうわ言のように彼女の名前を唱えながら追いかけてくる男達はまるでゾンビのようで走っても走っても撒けそうにない。何となく人を虜にするようなメモリの効果であるのは予想がついていたがここまでの物とは想定外だ。それに自分を消すように指示をしたのならば相手を仕留める最終段階なのだろうかと嫌な想像ばかりが浮かぶ。体力もバテてきて屈強そうな見た目の男の腕が間近まで迫ってくる。観念しかけた瞬間その手を弾くようにス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ンが割り込んできて目を見開く。自分のは懐に収まったままだ。更にス.パ.イ.ダ.ー.シ.ョ.ッ.ク.がワイヤーを吐き出して男の足を引っ掛けて転ばせている。相手が持っているはずのガジェットが居ることに困惑していたがまた脇から別の男が追いかけてきて愚痴を吐き捨てながら走り出す。限界に近い状態で走っていれば腰にドライバーが現れて相手と意識が繋がる。瞬時に相手が見聞きしたことが共有され、こちらの推理が合っていたことと彼女のメモリの正体が分かる。どうやら最悪の事態にはまだなってなくて僅かに安堵する。だがこちらは危機のままで名前を呼ばれ居場所を聞かれるが路地裏でひたすら逃げていればここが何処かなんて分からない。何か場所が分かるものはないかと辺りを見渡していれば足元から意識が逸れて転がっていた空き瓶に足を引っ掛け盛大にコケてしまう。床を転がりながら男が迫ってくるのが見えるが近くの建物の柱に文字が見えれば「風雅二番町ビルの裏!」と叫んで)

  • No.5408 by 探偵  2024-05-08 21:15:11 


っ、…俺のフィリップに、手ぇ出すんじゃねぇ!!
(ドライバー越しに相手の視界に入った風景を垣間見て場所の予想を立てながらそちらへと走っていく。大まかな場所は分かるが路地裏で激しく動き回っていれば鉢合わせるまでたどり着けないでいた。ドライバー越しに相手が転ぶのが伝わる、ひやりと肝が冷えるがその瞬間に相手の声と意識からビルの裏手にいるのが分かれば全力でそちらへと走り出した。角を曲がれば操られた男達の向こうに相手が見える、生気の抜けた男が相手へと襲いかかろうとしているのが見えればスッと思考は冷えるのに怒りは頂点へと達した。走り抜ける勢いのまま叫び声と共に男の背中に蹴りを叩き込んで引き倒すと、そのまま相手の前に立ちはだかり「待たせたな!」とニヒルに笑う。操られているとはいえ二人を囲うのは一般人だ、傷つけないようにしながら順番に意識を奪えば良いと思った矢先『翔ちゃん、』と玉を転がすような声で名前を呼ばれ、途端に男達の動きが止まった。男達の間から現れたのは人間の姿のカナで相手を庇うように立つも、彼女は涙で目を潤ませながらこちらを見つめて『私ね、こんな箸にも棒にもかからない働き蜂はいらないって気づいたの。頼りになるのが一匹いればいいって。強くて言うこと聞いてくれて、おまけに小学生からの幼馴染なんて最高の肩書きのナイトみたいな蜂。私には翔太郎がいればいいの』とまた懇願する声で告げられる。幼馴染の狙いは自分だ、それも相手から忠告された内容で苦々しい思いに眉間に皺がよる。カナは近くにいた男の肩に手をかけ自分の唇を人差し指でトントンと叩くと『相棒くんじゃなくて私のこと守る働き蜂になって?そうじゃないと…今いる働き蜂くん達はみんな死んじゃうかも』と告げるとクスクスと笑みをこちらへ向けていて)

  • No.5409 by 検索  2024-05-08 22:21:12 

…翔太郎! …出来るもんならしてみれば良い。君のメモリは自分の支配下に置いた人間を操れるようだがそれも一定の範疇内だ。恐らく倫理に反するような本人が拒絶するような行為は取れない。だからこそ君は翔太郎に護衛を頼み不要になった人の処理をさせたのだろう?
(男が襲いかかってきて思わず身構える。衝撃に備えようとした途端ドライバー越しに明日の強い怒りが伝わってきて男達の体勢が崩れ引き離される。久しぶりに相手の姿を見て声を聞いた途端安心感が募ってその前のいざこざも忘れて相手の名前を呼んだ。だが次に聞こえてきたのは彼女の声で男の間を割って相手の前に姿を現す。彼女はまた目を潤ませながら相手を見つめると身勝手な言い分で相手を求める。そして男の肩に手をかけると暗に従わないとこの男達の命は無いと笑顔で脅しにかかっている。散々見せつけるように相手を誘惑され息が出来なくなるほど妬いたが今の彼女の言い分に対しては怒りと憐れみに近い感情が勝った。床に膝をついてゆっくり立ち上がると二人の間を切り裂くように煽るような言葉を向ける。そもそも彼女が男達に手をかけられるという前提が恐らく間違いだ。本当に人を完璧に操ったり生命活動まで支配出来るのなら不要になった男は自殺させたり遠くに引越しさせるなりすれば良い。だが実際は自分に熱心にアプローチしようとする姿を襲われたと誤認させて逮捕させたりしている。相手に護衛を頼んだのも口付けのチャンスを狙う為でもあるがその手伝いをさせていたのだろう。その理屈を説明してやれば彼女の目が初めて揺らぐ。だが瞬きをすればまたクスクス笑みを浮かべた表情に戻って『相棒くんの言ってることは翔ちゃんを惑わすためのデタラメ。だってさっきも翔ちゃんに酷いこと言ってたでしょ?…私を選んでくれたらこの働き蜂くんはちゃんと元に戻すしいっぱい幸せにしてあげる。だから、私だけの翔太郎になって』と自分を選ぶように甘く囁くとゆっくりと顔を近付けてそのまま口付けしようとして)

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