検索 2022-07-09 20:46:55 |
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、…フィリップ!!……カナ。今俺の相棒を追いかけてる奴はお前の名前を呼んで最初に襲ってきた奴と同じ紋様がついてる。こいつらなんなんだ?お前はあいつらに何したんだ?…もう嘘つかないでくれ
(彼女からは情熱的な視線でこちらからは探るような視線で、互いに目を合わせているとス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.から通知が入って無言で彼女の体をこちらから離すと映像を確認する。そこには複数人の男に追いかけられる相手の姿が映って思わず名前を叫んだ。最初こそ組織の人間かと背筋が凍ったが様子が違う、バ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.は相手を援護するために近い距離を飛び回っていて男達の首筋に紋様があること、そしてうわ言のように繰り返される『カナちゃん』という言葉をこちらへと届けていた。体が冷えていくのが分かる、考えたくなかった展開が、相手が訴えていた真実が、今目の前に台頭してくる。ス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.とス.パ.イ.ダ.ー.シ.ョ.ッ.ク.をライブモードにすれば相手の元に加勢に行かせる、これで少しは持つだろうが相手の体力を考えれば時間の問題だ。ガジェットを使い切り武器のない状態で彼女の方へ振り返ると問いかけながら詰め寄って、最後に今度はこちらから懇願するように問いかけると彼女はこれまでの空気を一変させて高らかに笑い声をあげた。クスクスと楽しげに笑いながら『あのね、あの子達は働き蜂なの。私のもとに蜂蜜みたいに甘いお金や高いものを持ってきてくれる。それでね、私は女王蜂なの』と恍惚とした表情で告れば胸元からゆっくりとド.ー.パ.ン.ト.メ.モ.リ.を取り出して息を飲んだ。ゆっくりと緩慢な動きで口元に人差し指を添えると『私が口付けてあげた子はみーんな私の働き蜂。良い子にはご褒美をあげるけど、悪い子は…いらないから捨てちゃうの』と上機嫌に続ける、ここまで言われて気づかないほど馬鹿ではない。つまり、自分が願望だと決めつけた相手の推理は全て当たっていたのだ。苦々しい思いに眉をしかめていると彼女は『QueenBee』とウ.ィ.ス.パ.ー.ボ.イ.ス.を響かせメモリを首筋のコネクタへと挿してド.ー,パ.ン.ト.へと変貌する。蜂のように鋭いスピアを持つ彼女は『ねぇ翔太郎、私のナイトになって?』と同じ言葉を口にしながら襲いかかってきた。迫る怪人を避けて地面へと押しやれば相手のいる方向へと走り出す。彼女を止めるにしてもまずは相手を助けるのが先だ。走りながらドライバーを取り出せば「フィリップ!」と相手へ呼びかける、こちらの見聞きしたことはドライバーを通して相手へ伝わるだろう。全力で走りながら「今どこだ?!」と叫んで)
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