sorcery (〆)

sorcery (〆)

匿名さん  2022-02-20 20:09:07 
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御相手様決定済です

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  • No.25 by アイリス・グッドマン  2022-02-21 20:50:49 



(エルダーフラワーの瓶とカモミールの葉を彼は手際よく用意した。...この葉、通りかかった生徒からなにも言わずに取っちゃったけど大丈夫なのかな…。私はつい心配になってしまい、生徒の後ろ姿を見送った。)

「...はい、やってみます...!」

(それからテーブルの上に目線を移し、先輩が取り出した杖の先を私はじっと見つめる。エルダーフラワーのオイル瓶から立ち上る紫色の煙と香りに目を瞬かせた。思わず「わあ...!」なんて感嘆してしまう。
次は私の番。カモミールの葉と向き合うと、自分の杖を取り出して、先輩が見せてくれたように真似をする。1度目は上手くいかなかったけれど、2度目は上手くいったようだ。リンゴにも似た香りと共に、淡い黄色をした煙が上がった。よかった!
成功した安心感と、混ざりあったふたつの香りのおかげで、緊張感はほぐれたらしい。パッと嬉しそうな笑顔を浮かべた)

「えへへ、成功しました!先輩、次はどうすればいいですか?」


  • No.26 by トッド・レイモンド  2022-02-21 21:11:31 



「うん、上出来だ。…そしたら、これに入れようか。」
(ふよふよと漂う甘くてフレッシュな香りの気体に目を向けて頷けばまたも隣のテーブルを指さしてはくいっ、と手をこまねいて小さな瓶を引き寄せ。2種類の煙が交わる先にその瓶を構えればパチンと指を鳴らし、小さなキャンディ状に形を変えたそれを瓶でキャッチ。手際の良さなら多分ここにいる誰にも負けないだろうと少し得意げになりながら、まだ周りに漂う気体も同じようにしてみるように、と相手に小瓶を差し出して)

「向こうのテーブル、これがなくて困ってるかもな。…代わりをあげよう。」
(いたずらっぽくニタリと歯を見せて笑っては代わりにと言わんばかりにホルマリン漬けにされた白いネズミが入った瓶を隣のテーブルへ浮遊させ。どうするかな、と彼らの様子を伺えば1人が振り返り小さな悲鳴をあげたのを見てくつくつと俯きながら笑って)

  • No.27 by アイリス・グッドマン  2022-02-21 21:44:59 



(先輩の手際の良さに、つい見とれてしまうけれど、この瓶も隣から持ってきたものだ。...もしかしてこの人って、ちょっと意地悪?なんて疑念がよぎったけれど、今はそれどころじゃない。漂う気体をを器用にまとめて瓶に入れるなんて、私にはまだできそうになかった。私も真似をして同じようにしてみたけれど、1度で綺麗にはできず、もたついてしまう。それでも何とか瓶の中に気体を収めて、手元の瓶に目を落としていた。
そこで、先輩の声が聞こえてふ、と顔を上げる。彼の視線の先にはネズミの入った瓶が隣のテーブルにふわふわと送られているのを見て慌ててしまう。あんなものを急に見たら怖がるに決まってる。)

「わっ、ちょっと先輩、ダメですよ!怖がっちゃいますって!」

(軽く腕に触れて、悪戯をやめるように揺すって説得するが、時すでに遅し。悲鳴をあげた生徒に、代わりに自分が頭を下げて謝罪すると、むっと眉をつりあげて先輩の方を見る。「もう、何してるんですか!」と相手が上級生なのにも関わらず非難してしまう。)

  • No.28 by トッド・レイモンド  2022-02-21 21:53:24 



「形は少し歪だけど…初めてにしてはちゃんと出来てるな。気を落ちつけたい時に食べるといいよ。」
(相手のそんなことしたらダメだ、という叱責はヘラりとかわして瓶に収められたキャンディに目を落とし。これは課題ではないのだがお近づきの印というべきか、リラックスしたい時にでも舐めてくれと告げて。未だどうしてネズミなんて、と怯えている様子の隣のグループの誰にともなく呼びかけ、小さなハサミとニワトコの枝を数本、そのテーブルに置いてやり)

「それで簡単な解毒剤が作れるだろ。…必要なものを用意してやったんだから感謝されるべきでは?」
(相手にもわざと聞こえるように少し声を張ってちらりと振り返り、なにか文句はあるか?とでも言いたげに片眉を上げて)

  • No.29 by アイリス・グッドマン  2022-02-21 22:26:50 

(自分がリラックスできるように気を使ってくれたのだろう。その心遣いには感謝したいけれど、それよりももっと言わなければいけない事がある。瓶を胸の前で抱えたまま、「ありがとうございます」とは言えずに言葉に詰まってしまった。そうしているうちに、彼は隣のテーブルにいくつかの道具を置いているみたいだ。これできっと「意地悪をして悪かった」なんて言うのかと思っていたら、まだ謝らないので、びっくりしてしまう。)

「なっ...!そうだとしても、やり方が酷いです!道具を準備してあげるだけなら、最初から親切に渡せばいいじゃないですか。」

(良くない事は見過ごせない性格なのだ。なにか言いたいことは?とでもいう表情に、ついカッとなってしまう。相手は先輩ではあるものの、負けじと言い返した。)

  • No.30 by トッド・レイモンド  2022-02-21 22:36:01 



「ふっ…親切にしたらなにか変わるのか?友情がどうたらとか、そんなこと言うつもりなら僕には効かないぞ。」
(最初から親切に、と言う彼女にふるふると首を横に振って。かく言うこのテーブルの生徒たちには震えながらだが礼を言われたしもういいだろうとこくりと頷いて自分たちのテーブルへ。しかし相手の言い分もわかるにはわかる。期限を損ねて失敗でもされたらたまったものでは無いし、と先程生成したキャンディの入った瓶を相手から取り上げ1粒取り出せば彼女の口へとねじ込み)

「そうカッカしては失敗も有り得るだろ。…僕の隣で大爆発、とか辞めてくれよ?」
(わざとらしく困ったような表情を浮かべながら告げた時、数個離れたテーブルからガシャン、という大きな音と数名の叫び声。ムッ、と眉をひそめてそちらに目をやり「アイリス、どうするべきか分かるか?」と入学して最初に習う「危険と鉢合わせた時の対処法」の授業を思い出せと促し)

  • No.31 by アイリス・グッドマン  2022-02-21 23:10:43 



「誰かに親切にするっていうのは、何かを変えるためにするものじゃないです。ただ、そうあるべきだからそうするんです。」

(私にとって、「誰かに親切にする」という事は当たり前の事だった。そうするのが良い事で、私は良い人間でありたいから、誰かに親切にするのだ。自分の言葉を続けようとしたものの、キャンディを差し出されれば「どういうつもりなのだろう」と疑問に思ったけれど口にする。ふわりとフローラルで爽やかな香りが口いっぱいに溢れて、少しは冷静になることができた。)

「大丈夫です。私、まだまだですけど失敗しないように...」

(「気をつけますから」と言おうとした所で大きな音がして、すぐにそちらに目をやる。音のした所では実験用の植物がみるみるうちに大きくなっていき、蔦は意志を持ったかのようにのたうち回っている。騒ぎの中心に目を向けたまま、私は強く頷いた。)

「決して慌てず、勇気をもって、助けられる人がいるなら助けます!」

(それはもしかしたら彼女の解釈が強く反映されているかもしれない。恐怖で動けなくなっている同級生を助けるために、そちらに駆け出した。彼女に声をかけると肩を貸してやって植物から離れようとするけれど、蔦が私たちを叩き潰そうと振りかぶっているのに気がついた。同級生を支えていて、私にはすぐに最適な行動をすることができなかった。咄嗟にできたことといえば、蔦が当たらないように彼女だけでも突き飛ばして守ってあげる事だけだった。私の足元に、大きな影ができている。目前に迫った蔦にはどうしようも出来ず、ギュッと目をつむった)

  • No.32 by トッド・レイモンド  2022-02-21 23:53:39 



「だから…的確な判断をしろと教わらなかったのか!」
(彼女の言う「親切」を目の当たりにし、少しは感心したのもつかの間。同級生を庇い動けなくなっているのを見れば小さくため息をついた後にそう怒鳴りつけ。直ぐにそちらへ駆け寄り、実践には向かない自分の魔法をうねうねと彼女に迫る蔦へ向けて発し、すんでのところで深い紫色の霧を纏わせて破壊。バラバラになってもなおのたうち回る蔦の欠片を踏みつけつつ彼女の側へしゃがみこんで、)

「ああいう時は攻撃の魔法を使えばいい。壊せば大人しくなるんだ。…怪我は?それと、お前も。大丈夫か?」
(彼女の魔法属性は何となく感じ取ってはいたものの破壊の魔法が不得手だとは知らずにそう告げ、突き飛ばされて端の方で縮こまっている生徒にも声をかけて。まずはパートナーに怪我がないかと彼女の腕を取り、脚にも触れて確認をしたところ膝に微かな擦り傷を見つけ、咄嗟にそばのテーブルにあった薬草を手に取ってそれを細かくちぎり、)

「嫌かもしれないが応急処置だ。…後で医務室できちんと処置を受けろ、これは毒性の食虫植物だ。」
(未だテーブルの上で禍々しい花弁をハラハラと落としている植物を睨みつけながらも擦り傷にちぎった薬草をぺたりと。腰が抜けてしまっているのであろう女子生徒にも目を向けて「冷静な判断を怠ったからだ。…1歩間違えれば、」とここで大注目を浴びていることに気づきハッとして口をつぐみ)

  • No.33 by アイリス・グッドマン  2022-02-22 00:39:07 



(蔦に叩き潰されるのってどれくらい痛いのかな、なんて的外れな事を脳裏に浮かべながら、衝撃に備えていたけれど、それは来なかった。座りこんだままそっと目を開くと、私を襲おうとしていた蔦を、紫色の霧が壊していく。...これ、もしかしてあの先輩が?なんて呆気に取られていたところで、声をかけられる。
色々なことが一気に起きたため、声を出すことができなくて、こくこくと頷くことしかできない。自分の足の傷にも、先輩に指摘されるまでは気づかなかったみたい。されるがまま、応急処置を受けている。)

「...す、すごい...。」

(やっとの思いで、口にしたのは感嘆だった。先輩にあれだけ言っておきながら、肝心の時には何も出来なくて恥ずかしい。けれど私を助けてくれて、その上応急処置まで適切に行える姿が、格好良かった。私も彼のように誰かを助けられる人になれたら、と憧れてしまう。)

「すごい、すごいです。今の、どうやってやったんですか? ...あ、そうじゃなくて、まずはお礼が先ですよね...、ありがとうございます...!」

(私はつい興奮して早口でまくし立ててしまう。さっきまで感じていた恐怖なんて忘れてしまうくらいに、先輩の姿が強烈だったのだ。目をキラキラと輝かせて、彼を真っ直ぐに見つめた。
という所で、監督教員が私たちのそばによってくる。きっと緊急事態にどう対応するか、ギリギリまで見ていたのだろう。全体に向けて「今日の実験は中断とする」と言った後は私たちに、「アイリスは医務室で処置を受けろ。...念の為、トッドもついて行ってやれ」と指示をする。放心状態の女子生徒には「放課後にまた来るように」と話していた。...可哀想に、怒られるのかな、なんて思いながら立ち上がる。1人でもいけるけど、先輩はどうするだろう、と未だに注目を浴びている彼の方に目をやる)


(/割とガツガツ進めちゃっていますが大丈夫でしょうか…?問題などあれば遠慮なくお願いします...!)

  • No.34 by トッド・レイモンド  2022-02-22 08:53:11 



「今のはただの下級魔法だ…じゃなくて!お前、もしかしてまだ破壊魔法は覚えてない…?」
(どうやったのかとの問いに答えつつ、礼を言われてしまえば何てことは無いというふうに首を横に振って。先程の立ち振る舞いからして自分たちのような属性の魔法は苦手分野だろうかと問いかけたところで教師からの指示が入り「はい先生…。申し訳ありません。」と分かりやすくシュンとして。)

「まあいい、話は医務室でしようか。ここじゃ危ないしな…」
(相手に手を貸して立ち上がればそのまま軽々と抱き上げて音質を出ていき。ペア式の授業でパートナーに怪我をさせたとあれば原点は免れないだろう。まして相手は下級生だ。自分のせいではないとはいえ監督責任が問われるかもしれない。医務室へ到着すれば早速相手を椅子に座らせ医務室の教師に状況の説明を。「僕の不注意で怪我をさせました。…傷は浅いですが毒性のものに触れた可能性があります。」医務室の教師に座っているよう促されればそれに従い相手の側へ腰掛けて)

(/全然大丈夫です!むしろウェルカムですよ!!!←
先輩としてかっこいい姿見せられるように頑張ります!)

  • No.35 by アイリス・グッドマン  2022-02-22 10:40:32 



(先輩の手をとって立ち上がったところで、ひょいと抱き上げられて目を丸くした。重くないかな、変なところないかな、なんて考えながら、大人しく医務室まで運ばれる。先輩の説明には、彼が話し終わってから慌てて付け加えた)

「あ、違うんです!先輩は悪くなくて、私が...!」

(薬を取りに向かった教師の背中にそう言うと、医務室にはしばし静寂が訪れる。あれだけ啖呵を切って同級生を助けようとしたのに、結局先輩に迷惑をかけてしまったのが申し訳ないやら情けないやらで、顔が赤くなるのを感じる。...もし、あの時先輩がいなかったらどうなっていたのだろう。もし、私が今よりも魔法を上手く使えたら?脳内で反省をしているけれど、それよりも先にやらなければいけないことがある。
改めて体を彼の座っている方に向ければ、深々と頭を下げた)

「...あの、色々とすみませんでした。私がもっとちゃんとしていれば、先輩に迷惑をかけなかったのに...。」

  • No.36 by トッド・レイモンド  2022-02-22 13:23:34 




「ああいう場合は周りに応援を頼むといい。…次から頑張れよ、」
(つっけんどんな言い方になってしまいながらも相手の言葉に頷き、大きな怪我をしなくてよかったと密かに胸をなでおろし。そこへ先ほどの授業の教師が入ってきて今回の原点はないと言われれば「ありがとうございます。以後注意します。」と深々と頭を下げ。彼女の手当に戻ってきた医務の教師にも会釈をして、落ち込んでしまった様子の相手の肩に手を置き、)

「僕も入学当初はそんなもんだった。…全部一人でやる必要は無いんだぞ。…僕も、直ぐに行かなくてすまなかった。」
(自分なりの励ましのつもりだがもっと恐縮させてはしまわないだろうかと。手当てが住めばその膝にはられた大きな絆創膏を見て眉を下げ。仮にも相手は女子生徒だ。その体に傷をつけてしまったという事実には変わりなく、ポケットから小さなラムネ玉を取り出して相手に差し出し)

「これ。…傷跡を消す薬だ。もし残ってしまったら食べてくれ。」

  • No.37 by アイリス・グッドマン  2022-02-22 15:57:47 



「そこまでして頂かなくても大丈夫ですよ!私、怪我をするのには慣れていますから」

(小さなラムネ玉を見て、私はわたわたと手を振って遠慮するような素振りを見せた。元々体を動かすのは好きだし、怪我をしたこと自体はあまり気にしていないのだ。
それに傍に居る先輩は、最初は意地悪な人だと思っていたけれど、私を助けてくれたり怪我を気遣ってくれたりするし、彼に対する印象は徐々に変わり始めていた。落ち込んでばかりでは余計に心配させてしまう、と自分の気持ちを切り替えると、両手を握って笑顔を見せた。)

「魔法は全然ダメですけど、体を動かすのは好きなんです。小さい頃は怪我してばっかりだったんですよ。」

(あはは、と困ったように笑いながらそう話した。それから、今となっては痕は消えているけれど、小さい頃はあちこち駆け回っては怪我をしていたエピソードを幾つか話した。最後に「だからあまり気にしないでください」と付け加える。)

  • No.38 by トッド・レイモンド  2022-02-22 16:09:09 



「怪我なんか慣れてどうするんだ…全く。」
(相手の言い草に思わず笑ってしまいそうになるのを噛み潰しながら呟いては差し出したラムネ玉をポイ、と自分の口に放り込み。この学園で調剤したものでは無いし、そもそも生粋の人間に効くかも分からないものだ。気にするなと言うなら無理強いはしないでおこうと。しかし小さい頃は怪我ばかりだったという言葉にはキョトンと目を点にして、ほう…と小さく声を漏らし。)

「君、今以上に小さかったことなんてあったんだね?…ああ、小学部の子たちもいずれこんなふうになるのか。」
(冗談ぽい笑みと共にからかうように告げては自分から見ればだいぶ小さな体躯の彼女でも小さい頃、所謂「子供の頃」というのがあったのかと。自分たちの種族は幼体の頃から姿がさほど変わらないが、人間というのはどんな成長をするのか興味をそそられ、この学園の敷地内にある幼い魔法使いたちが通う学校のことを思い出しあそこにいるのが「子供」と言うやつなのだろうと自己解決へ)

  • No.39 by アイリス・グッドマン  2022-02-22 18:10:15 


「え、ええと、それはそうですよ…。」

(いままで口にしていた意地悪とはなにか違う雰囲気がして、むっとするのではなく、どこか困惑しながら、私は答えた。先輩は興味深そうに呟いているけれど、これって当たり前だよね…?なんて、きょときょと目を動かしながら考える。
それからもう一度、先輩の表情を伺う。それでもやっぱり、先輩が私をからかっているのか、または本気で言っているのかがわからなかった。)

「まさか、先輩は最初からこの大きさだったんですか?小学部の頃は、これくらいでしたよね?」

(私は自分が座っているところから少し上を、手で示した。だいたい平均はこれくらいだろう。小さい頃は男女差もまだ生まれてないし。怪訝な表情をしながら、先輩の言葉を待った)

  • No.40 by トッド・レイモンド  2022-02-22 18:58:58 



「んー…まあ、えっと…、」
(少し喋りすぎたようだ。怪訝そうにこちらを見る目に狼狽えつつ目を泳がせ、どう答えたものかと迷っていたが医務の教師から「彼はちょっと、…変わった人だから。」と助け舟とも背中から撃たれるともつかない言葉が飛んできてハッと振り返り。もちろん教師陣は自分の種族のことは知っているし隠しているつもりもない。しかし人間には自分たちを怖がり苦手意識を持つ者もいると聞かされているのでどうしたものかと少しの思案の後、)

「僕は高等部からここに来た。…その前は、今は秘密。」
(いつか、彼女とこの先も面識があるとすれば自分のことを話してもいいかもしれないとの結論に至り、しー、と言うふうに自分の口元に人差し指を押し当てて。そこで立ち上がり手当ての礼を述べて、彼女の手を取り「戻ろう。次はランチの時間だろ?」と緩く微笑み。彼女と一緒に食べるという訳ではないがもし誘われたら断る理由もないな、と発言してから後悔を)

  • No.41 by アイリス・グッドマン  2022-02-22 19:18:31 


(か、変わった人...!と、先輩の背後から説明をした先生の顔を目を丸くして見つめてしまう。それからもう一度先輩に目を移して、なるほど、と頷いた。まだ知り合って日は浅いけれど、彼が「変わっている」という点には同意できる。なんだかすごく意地悪だった所も、もしかしたらなにか事情があるのかも?と勝手に納得してした。
それから先輩は「今は秘密」と口にした。私はその言葉には好奇心をそそられてしまう。これは自分の悪いところだと知っているけれど、「秘密」と言われると気になってしまうのだ。あまり人のプライベートに踏み込むのは良くない、良くないぞ、と自分に言い聞かせていたけれど、「ランチ」なんて先輩と話す機会が目の前にあるとなれば、それを逃さずにはいられない。)

「あ、そしたら、一緒にランチはどうですか?お礼といっては足りませんが、デザートをご馳走させてください。
今日の日替わりデザートのプリン、かなりオススメなんです!」

(こちらも先輩の手を握り返すと、そう提案する。何かしらお礼がしたかったのは事実だし、先輩から魔法のコントロールのコツについて教えてもらうだけだし、と自分の好奇心を制しつつ)

  • No.42 by トッド・レイモンド  2022-02-22 19:53:17 



「一緒に!?え、僕と?…いいけど、君の方が変わってないか?」
(やはりこうなるのかと思いはするものの断る理由は探してもやっぱり無い。小さく頷いては「プリン」という単語に反応し、そう言えばみんな挙って食べていたな、どんな味がするんだろうと目を瞬かせて。自分はといえば学食では専らレギュラーメニューのミートローフとパン、それから日替わりのスープくらいしか食べたことがなく冒険してみるのも悪くないのかもと決心したように息をつくと、)

「そんなに言うなら食べてみようかな、プリンってやつ。…好きな物しか食べなかったから、」
(こんな自分を誘ってくれているその気持ちは無下にできないとばかりに相手のオススメを食べてみると告げて。医務室を出れば相手と並んで長い廊下を歩く。時折生徒たちが振り返って物珍しそうに自分たちを見るのに気づけばどこか得意げにフン、と鼻を鳴らして。この学園で初めてに等しい「一緒にランチを食べる存在」を得たことが嬉しいのかちらり、ちらりと相手の方を見て)

「君は何が好きなの?肉?魚?あ、野菜はどう?」

  • No.43 by アイリス・グッドマン  2022-02-22 21:06:50 



「もしかして、食べたことなかったんですか?きっと感動してほっぺた落ちちゃいますよー?」

(...プリンってやつ。隣を歩きながら脳内で彼の言葉を反芻する。もしかして、食べたことがないのかな。結構有名な筈なんだけど、と不思議に思う。それはそれとして、プリンを食べた時に彼はどんな表情をするのか、ちょっと気になる。私が初めて友達と食べた時は、あまりの美味しさにしばらく口元がニヤニヤとゆるんでしまうくらいだったし。先輩の横から顔をのぞき込むようにして、からかうような口調でそう言った。)

「好きなものですか?うーん、肉と魚だったら魚の方が好きです。野菜はなんでも食べますよ!...苦いの以外だったら」

(そんな風に会話を楽しんでいたところで、ようやく周囲の生徒から注目されている事に気がついた。もしかして先輩って有名人? 後で友達に先輩のこと聞いてみようかな、なんて思いながら、「先輩は何が好きなんですか?」と問い返し)

  • No.44 by トッド・レイモンド  2022-02-22 21:18:06 



「ああ、あんまり…知らないものはちょっと…。用心するに越したことはないからな。」
(食べたことがないとははっきり言えず、曖昧な言い回しになってしまい。ほっぺたが落ちるぞと言う相手の言葉を真に受け自分の両頬をひた、と押さえながらきょとんとした目を相手に向け。もちろん美味しいものの例えだとは分かったものの未開の食べ物だ、可能性はなくもないだろうと目を瞬かせつつ美味しそうな香りがしてくれば学食の扉の前に着いていて。)

「僕は肉の方が好きだ。苦い野菜も栄養になる、毛嫌いはやめろ。」
(苦い野菜が苦手だとの発言に苦笑しながらそう告げ、好きな食べ物を聞かれれば即答で「ここのミートローフだ。多分今まで食べた中で一番美味い。」とその味と食感、鼻に抜ける香りまでも思い出し口元を緩めて。扉の前に立つ数人の生徒に目を向ければそそくさと退いてくれる。一応相手の手前扉の横に掲げられたメニューに目を通しどれにしようかな、なんて人間の真似事をしながらも頭の中にはプリンとミートローフしかなく)

  • No.45 by アイリス・グッドマン  2022-02-22 22:26:27 



「あはは、先輩って意外と怖がりですか?」

(きょとん、とした表情や、未知の食べ物に対してそんなに心構えをするなんて聞いたことがないから、笑ってしまった。自然体の笑顔でそうからかえば、メニューを見ようと扉の横の方に視線をやる)

「栄養になるって言ったって、苦いものは苦いもん...。」

(先輩は、まるで私の親のようなことを言うから、口を尖らせていつも両親に言うように言葉を返した。ミートローフが好き、と即答した彼の表情を見ると、心からそう思っているのだろうとわかる。そういえば、結構前に1度だけ食べたけど、あんまり覚えていない。もしかしたら、ミートローフが良い魔法使いになるための秘訣だったりして?
メニューの前にいた生徒が私達が近づくとスペースを作ってくれたため、そこに足を止めた。どうしようかな、とメニューを確認したけれど、折角だし、と心に決めた。)

「私、今日はミートローフにします。これを食べたら、先輩みたいに魔法のコントロールが上手くなるかも?...なんて...。」

  • No.46 by トッド・レイモンド  2022-02-23 12:14:12 



「なっ…そういう事じゃなくて!…日頃から気をつけるべきだと言ってるんだ、」
(怖がりなのかと笑われてしまえばぐっと目を見開き反論を。相手の視線に気づきサッと場所を開けてやれば今日はミートローフにすると意気込む姿にクスッと小さく笑って。やはり人間とは興味深いものだと改めて実感しながらも続く彼女の言葉には首をかしげてしまい)

「同じものを食べたからって同じになるわけないだろ。…努力と知識が大切だぞ。」
(きっとこれも冗談なのだろうが先程までの彼女を見ていたら本気のような気もして、でもこんな自分に憧れや尊敬の気持ちを抱いてくれているのかもしれないと少し気恥しそうに視線をさ迷わせた後そっと扉を開き。中はもう生徒でいっぱいだが幸い少し空席はある。さっさと食べ物を注文して座らなければ、と相手の手を引いていたずらっぽい笑みを向け)

「じゃあ今日は僕もプリンと、いつものを。」

  • No.47 by アイリス・グッドマン  2022-02-23 14:23:50 



「わ、わかってますよ!もしかしたら、ってだけです。」
(先輩からの正論には言葉が詰まりながらも、そう反論した。努力と知識、必要だってわかっているけれど、なかなかできないのも事実だ。特に「知識」に関しては全然ダメだし。後で勉強法とか聞いてみようかな?なんて考えていた。
食堂に入ると、中には既に多くの生徒がいる。...大丈夫かな、プリンはまだ残ってるかな、なんてそわそわしてしまう。
注文の列に並んでしばらくすると、自分たちの番になったためミートローフとプリンを2つずつ注文する。すると注文を聞いてくれるおばちゃんは、眉を下げて「プリンはもう1個しかないのよ」と申し訳なさそうに言った。...正直そんな気はしていたけれど、やっぱりショックだ。でも、ひとつでも残っているなら、先輩に食べてもらえるし問題はないよね。
ミートローフだけが乗ったプレートは自分が受け取って、プリンがのった方は先輩に、と目線を送る。)

「先輩はこっちをどうぞ!
...あ、あそこの席空きましたね。」

(視界の端で、椅子が向かい合わせになっている窓際の席が空いたのに気がついた。そのままプレートを持って、その席を確保するためにテーブルに向かおうとし)

  • No.48 by トッド・レイモンド  2022-02-23 17:03:32 



「はは、アイリスは実践型の教科の方が得意そうだな?」
(先程の授業でもそうだがああいった実践型の授業中の彼女はどこか目がキラキラしていたような気がする。この言いようからするに座学はそんなに得意では無いのだろう。自分とは正反対だなと小さく微笑んではプリンはひとつしかない、という声を聞き思わずカウンターのおばちゃんの方を向き。どうするべきだ?プリンは彼女の好物だし食べたことがないものだ。考え込んでならそれは彼女に、と言おうとした時にはもう流れるように自分がそのプレートを持っており)

「ふぁ、え?…ぁ、いいの?」
(素っ頓狂な声を上げてしまいつつおずおずと彼女の顔を見て、早く座ろうと何の気なしに言い足を進めようとする相手について行く形でテーブルへ。運良く空いていた窓際のテーブルに着けば「半分食べるか?」とまだ手をつけていないし先に分けてくれと言いたげにプリンのカップを差し出してみて)

  • No.49 by アイリス・グッドマン  2022-02-23 18:18:43 


「そうですね、体力には自信あるんですよ!飛行術は大得意なんです。」

(幼い頃から体力だけは皆に褒められてきたから、自信を持って得意な事だと言える。顔だけそちらに向けると、ニッと歯を見せて、自慢げな笑みと共にそう答えた。
それから空いたテーブルの方へ、人混みをかき分けながら歩いていく。向かい合わせになるようにしてテーブルに座ると、先輩はプリンを半分食べないかと提案してくれた。...正直いえば食べたい、とぐらついてしまうけど、それではお礼にならないのだ。)

「それは私からのお礼の気持ちです。それに私は今まで沢山食べましたから!どうぞ遠慮なく食べてください」

(ぐっと食欲を抑えると、私は両手をわたわたと動かして、先輩からの申し出を断った。プリンはまた今度食べられるし、今までだって沢山食べてきたのだ。それにせっかくなら存分に味わって欲しいし、これが始めてのプリンなら尚更だ。「先輩が気に入ってくれれば、私はそれで満足なので!」と付け加えると、差し出されたカップを先輩の元へと戻した。)

  • No.50 by トッド・レイモンド  2022-02-23 19:46:31 



「そうか…じゃあ遠慮なく。……あ、飛行術が得意だって言ったな?」
(僕が満足すればそれでいい。彼女はそういうが好物というくらいなら多少なり我慢はさせてしまっているだろうと躊躇いながらもありがたい申し出を受けいれプリンをプレートに戻せばまずはミートローフを一口。安定的な美味しさに目を細めうんうん、と頷くと先程彼女が口にした飛行術の話を。自分は大の苦手だが彼女はとても楽しそうに得意なんです。と言いきった。空を飛ぶなんて恐怖でしかないだろ、と言いかけたがそれはぐっとしまい込み、)

「箒が言うことを聞いてくれない。…どうすればいい?」
(内緒話でもするかの様に少しだけ彼女との距離を詰め、恥ずかしそうに小さな声で。最上級生なのに箒もきちんと扱えないなんて声を大にしては言えないし。でも自分の話をきちんと聞いてくれ、時折楽しそうな笑顔を見せてくれる相手になら、と「呪文も地面を蹴るタイミングもあってるんだ…」と眉を下げて)

  • No.51 by アイリス・グッドマン  2022-02-23 21:25:43 



(先輩からの思わぬ相談に、目をぱちくりさせた。すごい人だと思ってたけど、案外苦手な事もあるんだ。それは失望とかがっかりしたとかそういうのじゃなくて、ただ私にもなにか力になれるかもしれないと思ったからだった。
1口水を含んで少しの間思案する。呪文も、タイミングもあっているなら、なにが問題なのだろう...。...そういえば、と以前に母が教えてくれた事を思い出した。)

「...多分、気持ち...の問題じゃないですか?前にお母さんが言ってたんです。呪文を正しく唱えられるか、コントロールできるかも大事だけど、最後は気持ちだって。
やるぞ!って意思がないと上手くいかないんだそうです」

(こちらも先輩に習って、やや距離をつめるとコソッと小さな声で話した。話し終わってから、「気持ちで解決する」というのはあいまいなアドバイスだったかもしれないと気がついた。少し間が空いてから、「私が力になれるかどうかわからないですけど、今度一緒に練習してみますか?」と提案する)

  • No.52 by トッド・レイモンド  2022-02-23 22:30:48 



「気持ち、か……だって、空を飛ぶなんて…どうしても怖いんだ。」
(相手のアドバイスを真剣な顔で聞いたあと、みるみるしゅんと眉を下げてそう告げ、母親にでもしかり付けられたかのようにぽつぽつと言い訳を。トカゲは木に登るとはいえ必ず地に足も腹もつけて生活している。それが箒1本で空を飛んでみろなんて、とてもじゃないができるわけが無い。それでも相手からの提案にはこくりと頷き、久しぶりに芯のある生徒を見たなと薄く微笑み)

「君がいいならそうしてくれると助かる。次の休みなんてどうだろう?」
(勉学には積極的な性分だ。下級生とはいえ教えてくれると言うなら喜んで胸を借りようとこちらからも提案を。これで飛行術は安泰だと安心した顔でプリンを口に放り込めば甘さと食感に驚き目を丸くして「本当だ、すごく美味しいよ!…あ、ごめん…行儀悪いな。」と素直な感想を大声で述べるもすぐに口元を押え)

  • No.53 by アイリス・グッドマン  2022-02-23 22:52:41 

「はい、わかりました。空を飛ぶのも、きっと楽しいって思えるようにしてみせます!
週末、楽しみにしていますね。」

(さっき知り合ったばかりなのに、「楽しみにしている」なんて言葉を無意識に言ってしまう。変に思われないだろうか?と思う傍ら、自分でもそんな言葉を言ったことに驚いてしまう。
空を飛ぶのは私は大好きだけど、同級生には怖いから嫌いだという子もいた。一緒に練習をしたこともあるし、先輩の不安感を和らげる手伝いならできるかも、と思いつつ。)

「ほんとですか?良かった....」

(プリンの味に感動した様子見て、へにゃりと表情を崩して微笑んだ。あんまり美味しそうに言うものだから、自分まで嬉しくなってしまう。ニコニコと笑顔で自分もミートローフを口にすると、ジューシーな肉の味が口いっぱいに広がり、目を輝かせた)

「...!ミートローフも美味しいです、先輩!」

  • No.54 by トッド・レイモンド  2022-02-24 16:33:53 



「ああ、よろしく頼むよ。…お礼と言ってはなんだけど、何か僕にできることがあればなんでも言ってくれて構わない。」
(何だか彼女のことばには説得力がある。グッと力の籠った言葉に頷くと、楽しみにしていると続いた言葉を不思議そうに聞いていて。自分となにかする時に楽しいと思ってくれた人がこれまであっただろうかと目を瞬かせながらもこれはなにか礼を尽くさなければと。自分に出来ることといえば呪文を唱える、ものを壊す、消す、木登り、イタズラくらいのものだがなにか役に立つものはあるかと思案しながらもスプーンを進め)

「だろ?ここに来て初めて食べたけど、僕の故郷の食事より何倍も美味しいよ。」
(ミートローフを食べた彼女のキラキラとした目を見て何故か自分が作ったものでもないのに自慢げに告げ、食べ終わってしまったプリンの容器をそっとプレートへ戻し。こんなに美味しいならまた食べてみようと自分の食べられるものリストが更新されたのを嬉しく思いつつ残りも食べ進めていき)

  • No.55 by アイリス・グッドマン  2022-02-24 18:08:49 



「そんな、お礼だなんて...」

(元々は自分がお礼をしたくて、ランチに誘ったのに、なんだか申し訳ない。「お礼はいらない」と言おうとしたけれど、さっき先輩が話していた「知識と努力」という言葉を思い出す。...知識、私には足りないものだ。先輩は私よりも学年が上だし、温室での事を見ていると、成績も良いのではないか、といきつく。)

「あー....ええと、ご好意に甘えていいのであれば、今度勉強を教えてほしいです...。」

(と遠慮がちにそう伝えた。歴史や術式に関する授業は大の苦手なのだ。テストでは毎回悪い点数をとってしまい、次の長期休暇前のテストでも点数が伸びない場合は、休暇中に補講をすると言われてしまった。...大事な長期休暇を補講に費やす訳にはいかない!と、恥を忍んでかくかくしかじかと訳を説明した。)


(/失礼します、背後です!
初対面の印象は悪かったかもしれませんが、だんだん世話焼きなところや、人間の生活に慣れていない所が見え隠れしてきていて、微笑ましい気持ちでトッドさんを見守っております...!かわいい...かわいい....
さて、本題ですがランチでのシーンも一区切りしそうですので、今後の展開についてお話したいのですが、ランチのシーン終了後は、休日に飛行術を教えるシーンで大丈夫でしょうか?
もしなにか他にやりたいシーンがあったら教えてください。よろしくお願いします!)


  • No.56 by トッド・レイモンド  2022-02-24 18:29:27 



「ああ、構わないが…そんなことでいいのか?」
(年頃の女の子といえばここのケーキが食べたいとかこの化粧品が欲しいとか、この服が着てみたいとか言うものかと思っていたが飛んできたのは勉強を教えてくれという頼み。流行に疎い自分にとっては有難いが、と躊躇っていたものの相手の説明を聞き納得した。「それなら力を合わせた方がいいな。僕も次ダメなら飛行術と浮遊魔法は補講確定だ…」全く正反対だな、改めてそう思えばにっと笑って見せて)

「長期休みは家に帰るんだろう?」
(残りのミートローフも大口でぱくりと平らげ、ハンカチーフを口に押し当ててはご馳走様、と小さく呟き。この学園は基本は寮生活だ。長期休みにはほとんどの生徒が家に帰っているので彼女もそのつもりなのだろうと)


(/そうですね、この後は週末まで飛ばしてしまいましょうか!
多分そこで恐怖のあまり正体を現すと思います←
アイリスちゃんもとても素直で明朗ないい子で背後はもう大ファンです…!!!
トッドとしても可愛くて頼れる後輩ができて嬉しいです!
この後も実はとってもビビりな先輩をどうかよろしくお願いします…)

  • No.57 by アイリス・グッドマン  2022-02-24 18:54:39 



「もちろんです...!お互いに、目指せ!補講回避、ですよ!」

(むん、と両手を握って気合いを入れるように力強くうなづいた。お互いに得意な科目と苦手な科目が正反対だなんて、不思議な縁もあるものだ。プレートの上のミートローフはもう最後の一口というところで、帰省について聞かれると、口の中のものを飲みこみ。)

「そのつもりです。先輩は帰らないんですか?」

(実家の両親も心配しているし、学校にも友達はほとんど残らないから、長期休みはいつも帰省しているのだ。休みは嬉しいけれど、学校の友達とは会えなくなるから、少しだけ寂しくなる。
彼はどうするのかと疑問に思い、何気なくそんなことを質問した。
それから、自分も先輩の後に続いて「ご馳走様でした」と手を合わせる。)

(/ わ...!それは良かったです!
ついに...!ですね!トッドさんの正体がバレるの楽しみです!アイリスもどんな反応するんだろう....と、気が早いですが今から考えてしまいます。
こちらこそ、元気とガッツだけはある後輩をよろしくお願いします...!!)

  • No.58 by トッド・レイモンド  2022-02-25 15:58:49 



「そうだな、お互い頑張ろう。…君はまず魔力を安定させる練習から始めようか、」
(先程の授業中に見た彼女の魔法は威力こそあったもののまだ安定しているとは言えない。あの状況では仕方ないだろうが自分との勉強の中でそういったことも身につけて欲しいと告げ。もちろん自分の得意分野も教えるつもりだが、自分が教えるからには学年一位の成績を取ってもらわなければ、と変に気負っているところもある。グッと握られた相手の手に自分の手を重ねて改めて頑張ろうな、と小さく頷き)

「僕は…そうだな、僕も今年は帰ってみようかな。」
(例年は長期休みでも学校に残り勉強をしたり、それこそ飛行術や創造の魔法を練習したりしているが今年は帰ってみようかと心変わりをし、「あ、そろそろ戻らなきゃ。」どこか懐かしげに目を細めてそう呟いては壁に据え付けられた時計を見て焦りを顕にし。ランチタイム終了10分前を示す時刻を指さしては次の授業はなんだったかと急いでプレートに広がった皿をまとめ)

(/トッドは感情が振り切れたり油断したりすると元の姿に戻ってしまうような子なので…完璧な擬態ができる訳では無いのでアイリスちゃんの使い魔としてしっかりお役に立てるように猛特訓させます!←)

  • No.59 by アイリス・グッドマン  2022-02-25 17:51:51 



「本当だ、もうこんな時間!次の授業に遅れちゃいます」

(自分も慌てて皿をまとめると、返却口に向かう。多くの生徒はもう片付け終わっていたようで、すぐに返却できたし、これなら授業に間に合いそう。
ぱたぱたと駆けながら食道を出ていくと、私は先輩の方へ振り返る。「それじゃ、今週末は楽しみにしててくださいね!」と、笑顔を向けて小さく手を振る。...早く週末にならないかな、なんて浮ついた気持ちで、軽やかに階段をかけ登っていき、自分の日常に戻って行った。
それから数日後。今日は先輩と約束した日だ。制服ではなく、動きやすいショートパンツと白いブラウス、薄いカーディガンを羽織って、学内にある広い訓練場で先輩を待っている。...そういえば、同学年の子とはよく遊ぶけど、先輩と2人で出かける機会って今までなかったな。少し前髪を気にしながら箒を片手に握って、そわそわと辺りを見回した。)

(/その設定本当に本当に可愛くて大好きです!ありがとうございます;;←
アイリスもトッドさんのこと、"憧れの凄い先輩!"って思っているので、トッドさんに恥を欠かせないように立派な魔法使いになるぞ!って意気込んでます...!!)

  • No.60 by トッド・レイモンド  2022-02-25 18:33:08 



「じゃあ、また週末に!」
(食器の片付けも済ませ、学食を出れば相手にヒラヒラと手を振り、意気揚々と次の授業へ。廊下を小走りに戻る中あんなことをするキャラじゃなかったな、と段々恥ずかしさが顔を出してきて足を進めるスピードも落ち、耳まで真っ赤に染めて俯きながら教室に入っていき。自分でも気づかなかったけれどとても楽しみで仕方ないのかもしれないとはやる気持ちを抑えつつ授業をこなし。)

「ごめん、遅くなった。…準備万端だね?」
(今日は約束の練習の日。朝からソワソワして休日だと言うのに早朝から目が覚めてしまった。体を動かすのだから制服では行けない、髪型はどうしたらいいだろう、オシャレな服なんて持ってないし、とあたふたしているうちに時間になってしまった。諦めて黒いTシャツと外の授業で使うジャージを着て相手の待つ訓練場へ。もう既に到着している彼女の元へ駆け寄れば声をかけて)

(/いつもは鉄壁というか完璧主義者っぽいのにちょっとした瞬間にそういう素が出る子可愛いですよね…←
とても頼もしい…アイリスちゃんがトカゲ苦手じゃないといいんですけど()
でもそういうの苦手で最初こそ怖がって触れないけどだんだん仲良くなっていくのもいいですね…!!!)

  • No.61 by アイリス・グッドマン  2022-02-25 19:03:11 


「ふふん、バッチリですよ!私もちょうどさっき来たところですから大丈夫です。」
(先輩の姿を見つけると、パッと表情を明るくして、手を振って合図を送る。こちらも彼の方へ駆け寄り、声をかけられれば得意げな顔でそう言った。箒を改めて両手でしっかりと握ると、「じゃ、早速練習しましょう。」と、練習場の中央の広いスペースの方へと移動し。周囲に十分なスペースがある事を確認してから、彼の方を向く。)

「それじゃ、低い所で大丈夫なので、一旦箒に乗って浮いてみて貰えますか?」
(飛行術の授業の最初は、安定して浮遊する練習からしていたっけ、と思い出しつつ、初歩的な所から確認しようと、そう言った。自分も先輩のそばで、慣れたように呪文を唱えると、ひょいと箒に腰掛けて、地面から少し足が離れるくらいの高さで浮遊する。)


(/う、うわー....!!!それめちゃくちゃナイスアイデアです....!最初は苦手でビビってたのに、だんだん触れるようになって、「先輩だから大丈夫になりました」ってアイリスに言ってほしいな....。
もしそちらさえ良ければ、その方向でいこうかと....!)

  • No.62 by トッド・レイモンド  2022-02-25 20:09:52 



「ああ、よろしく。……えっと、」
(相手の後に続き、訓練場の中央へと足を進めればついにこの時が来てしまった、と少し不安げに箒に跨り。目を閉じて1度深呼吸をすると呪文を唱え地面を蹴って。ふわりと浮いた感覚にたじろぎ目を開ければ相手と同じくらいの高さに浮かんでいるのに気づいてしまい慌てて箒にしがみつき。ギュッと目を閉じて箒を握る手にも力が入り「ちょ、ちょっと休憩!」と叫ぶと同時に地面におりてしまい)

「…致命的だろ?今のでもできた方なんだ…。」
(地面にへたり混み、箒も放り出してしまいながらも自分にしては頑張ったと相手を見上げ、1呼吸おいてからもう一度立ち上がって箒を引き寄せ。「今度こそ耐えるから、」まだがくがくと震える脚をひとつ叩いて箒に跨がれば先程同様呪文を唱え手地面を蹴り。ふわっと宙に浮いた瞬間に自己暗示の呪文を唱え、震える指先で箒を握りしめ)

(/あああそういうの大歓迎ですー!!
トッドも最初こそ恥ずかしいけど段々アイリスちゃんが慣れてきてくれるにつれてトカゲの姿でも気を許せるようになったり…好き!!!
「こんなに小さくても君を守る気概だけはあるからな。」とか言わせてみたり…なんて尊いのでしょう←)

  • No.63 by アイリス・グッドマン  2022-02-25 20:51:50 



「大丈夫です。私が隣でちゃんと見てますし、できるようになりますよ!」
(どうやら私が想像していた以上に、飛行術が苦手らしい。飛ぼうとはしているものの、やっぱり「気持ち」が追いついていないみたいだ。先輩が休憩と言って地面に降りると、自分も同じようにして地面に降り、しゃがむと心配そうに顔を覗き込む。
空中に対する恐怖感があまりにも強そうだったから、「無理をしなくても...」と言いかけたが、それでも頑張ろうとする姿を見て言葉を飲みこんだ。そして、まずは落ち着けるようにするのが必要だと思った私は、先輩が少しでも安心できるようにそんな言葉をかけた。)

「深呼吸してください。私が支えてます...!」
(先輩に続いて、私も箒に腰掛けて浮遊すると、彼の箒のバランスが崩れないように、片手で彼の箒を、もう片方の手で彼の背中を支える。それから、ぽんぽん、と彼の背中を勇気づけるように軽く叩き、様子を伺い。)


(わーーーーん;;
そういうのめちゃくちゃ好きです....;;語彙が追いつかないのが惜しいくらいです...。かわいい....かわいい....。
それでは、最初はトカゲの姿にビビっちゃう方向でいこうと思います!
素敵な提案ありがとうございます;;)

  • No.64 by トッド・レイモンド  2022-02-25 21:02:51 



「よし…できる、…出来てる!僕飛んでる!」
(彼女の手がふわりと自分の背中に触れるのを感じ、自己暗示も手伝ってか先程よりも恐怖はなくそっと目を開けてみる。すぐ隣に相手がいて、自分の足は地面から離れている。支えてもらった状態でだがきちんと飛べているのを確認すれば嬉しそうにそう声を上げ。あまりの感激に手を離してガッツポーズをしそうになり慌てて箒に掴まり直せばゆっくりと当たりを見回してみて)

「もう少し上昇しようか、…今ならできる気がする。」
(今なら、と強調しては相手に手を離すように促し。とはいえ上昇の呪文は習ったが唱えたことがない。いつも恐怖に負けて浮いただけで終わってしまう。習った通りに唱えてみるものの箒はビクともせずに、もう一度、今度は大きな声で唱えてみればグイッと引っ張られる感覚と共に一気に上昇してしまい、学園の屋根が見渡せる程の高さでピタリと止まる。卒倒してしまいそうになりふっと箒から手が離れバランスを崩して寸手のところで片手だけ箒に捕まった宙吊り状態に)

「っ…無理!死ぬ!…早く来てくれ!」

(/承知しました!トッドにもあまり怖がらせないよう言い聞かせておきますね!←
そして早くも大ピンチですがこの後ついにトカゲさん登場させようかと思っておりますが大丈夫でしょうか?)

  • No.65 by アイリス・グッドマン  2022-02-25 21:38:08 


「わ、わかりました。ゆっくり、焦らず、ですよ...!」
(そっと目を開けて嬉しそうに声をあげた様子を見て、自分もつられて笑顔になった。そっと背中から手を離して、あとはちょっとずつ高度をあげたりする練習を...と思っていたところで、手を離すようにと促されて、不安を感じつつも箒を支えていたもうひとつの手も離す。
それから、先輩は上昇の呪文を唱えていたけれど1度目は上手くいかなかったようだ。「落ち着いて」と声をかけようとするのと同時に、もう一度より大きな声で呪文を唱えたのが耳に入る。すると箒はぐんぐんと急上昇し、はるか上空を見上げれば先輩が不安定な体勢になっており。)

「今行きます、手は離さないでくださいね!」
(彼が手を離す前に急がなければ、と反射的に自分も上昇の呪文を唱え、速度を出して先輩の方へ向かう。手が届く範囲まで近づけば、彼を自分の箒の後ろに乗せようとし、「先輩、私の手をつかめますか?」と精一杯手を伸ばす)


(/ アイリスにもあまり怖がらないよう伝えておきますので...!←
了解です。大丈夫です!人助けの為なら体が先に動くので、トカゲになってもしっかりキャッチできます。驚くのは地面についてからですかね...!)

  • No.66 by トッド・レイモンド  2022-02-25 21:49:16 



「っ、も…無理…、落ちる!!」
(下から聞こえた今行きます、の声。間に合え、と心の中で何度も叫びつつ相手の声が近くなるのに気がつけば離してしまった方の手を伸ばし彼女の乗る箒を掴もうと。やっと指先に箒の感触が伝われば安心したのか大きなため息をつく。その瞬間ふっと体の力が抜けバチッ、という音と共にトカゲの姿に戻ってしまい。相手の箒の先に捕まり、ちらりとその顔を見上げればここはトッド・レイモンドという男では無い振りをすれば切り抜けられるかもしれないと)

「……や、やあ。」
(小さな前足を上げて挨拶をしてみては尻尾をしっかりと箒に引っ掛け、落ちないように気をつけながらそっと相手の側へ。このまま体勢を崩されたら困る。相手が落ちて自分だけ箒に残されたらどうしようかと小さな声で下降の呪文を唱え。「怖がらないで、僕は…そう、トッドの友達なんだ。彼は今ちょっと遠くにいる、」無理のある言い訳をしながらゆっくりと下降していけば彼女の足が地面に着くのを確認してから自分も箒から飛び降り)

(/これは怖がるなって言うの無理ありますかね…←
その辺の女の子なら悲鳴あげて落っこちていきそうですね…書いててどうなんだと思ってしまいました←
ここからどうなるか楽しみで仕方ないです!!!)

  • No.67 by アイリス・グッドマン  2022-02-25 22:19:35 



(落下してしまう先輩に合わせて箒をそちらへ向ける。彼が箒を掴んだ瞬間に、バランスをとるために箒の頭の部分をぐい、と上にあげたが、本来あるはずの下に向かう力がなく、バランスをやや崩した。それでも落ち着いて直ぐに体制を整えると、先端に小さなトカゲがいるのに気がつき。
「ひっ......」と、か細い悲鳴をあげて、体を硬直させる。降下呪文を唱えるのも忘れて、ただ小さなトカゲと目を合わせ続けていた。
彼の呪文によってゆっくりと箒は降下していき、無事に地面に足がついたところで、ようやく体の硬直が解ける。)

「っ....と、とも、だち....?とっ、遠くって、先輩は、無事なんですか...?」
(先輩は無事なの?急に現れたこのトカゲって?そもそも私には先輩がトカゲになったように見えたんだけど...?と脳内で疑問が次々と生まれて混乱してしまう。何度か深呼吸をして、ぎゅ、と箒を両手で握ると、たどたどしく言葉をつむぎ出し。)


(/トッドさんのフリをするトカゲになったトッドさん、めちゃくちゃ良いですね...。普段冷静なのに急に隙ができるのかわいい....。
目の前で先輩が変わる所を見ちゃったから、「何者...?もしかして人じゃない...?」とか勘づいたりはするかもですね!!)

  • No.68 by トッド・レイモンド  2022-02-25 22:36:07 



「あー、えっと……はは、」
(予期していなかった質問が帰ってきたことに狼狽え誤魔化すような笑いを浮かべて言葉を濁してはその場に小さくうずくまり、放棄の上で彼女があげた小さな悲鳴から爬虫類には慣れていないのだろうと察したのか自分から近づくことはしないと示し。「彼は、ほら、飛ぶのが怖すぎて逃げたって言うか…」そのまま言い訳を続けるも急激に慣れないことをしたからか動悸が治まらずにケホ、と小さく蒸せてしまい。同時に口から紫色の毒霧が発生し相手にかかってはいけないと急いで前足でそれを扇ぎ)

「…さ、サプライズ!実は僕擬態魔法も使えるんだ。」
(さすがに苦しい言い訳だったかとこれも魔法のせいにすれば乗り切れると踏んで半分嘘を言い。驚かせてしまったのが申し訳なくてしゅんとしながらも1歩相手に近づき、「ちょっと待って、今戻るから。」とキュッと目を瞑り。しかし未だ動揺している頭でいくら念じても人間には擬態できずそっと目を開けてはガッカリしてしまいぺたっと地面に顎をつけて)

(/もちろん勘づかれてるのは察してしまっているので苦しい言い訳ばっかり並べさせました←
なかなかにパニック状態ですねふたりとも…あたふたしてるアイリスちゃん可愛い!!!)

  • No.69 by アイリス・グッドマン  2022-02-25 23:08:35 



「.....へ?.....せん、ぱい...?」
(遠くに行ったと言われたと思ったら、今度は擬態魔法が使えると言われ、余計混乱してしまう。でも、先輩が擬態魔法でトカゲになった、というのが自然かも?...でもそうだとしたら、なんであんな危ないタイミングでトカゲに?と疑問が疑問をよんでいる。ただひとつ確かなのは、目の前にいるトカゲは先輩らしいということだ。トカゲには苦手意識があるため距離をとっていたが、おずおずと距離を縮めると、そっとしゃがんだ)

「...だ、大丈夫、なんですか?...け、怪我とか....」
(人間に戻るのを見守っていたけれど、彼は未だトカゲのままだ。なにか調子が悪いのだろうとは推察するものの、その理由が混乱しているからだとは、自らもその状態であるために気づくことができない。
どんな言葉をかければいいのかわからないけれど、無事であるかどうか心配でそう問いかけ。)


(/お互いにパニックになってるの可愛いですね...。トカゲになった先輩と若干物理的な距離はあるものの、心理的には割と近づいているのでは...!とウキウキしています!

この後の展開は、アイリスが先輩の正体について少しずつ知っていけたらと思います。この内容で大丈夫でしたら、返信は不要です...!)

  • No.70 by トッド・レイモンド  2022-02-26 20:36:29 



「はぁ、…ちょっと、今は戻らないみたいだ。」
(ここまで来るともはや冷静というか、どう足掻いたっていつかはバレるんだろうな、と諦めに近いため息をつき大丈夫かと問いかけてくる彼女に答え。怪我はない、とばかりにくるりと1周まわって見せれば「これでも体は頑丈なんだ。」と得意げに。まずトカゲが言葉を話す時点で大丈夫では無いのだろうが今相手は混乱状態だ。無理に人間に戻ってまた混乱を招いたら可哀想だとそばにしゃがんでくれた彼女の足元に座り込み)

「これじゃあ何も出来ないな…せっかく時間撮ってくれたのにごめん、」
(そんなつもりじゃなかったのに、と心底情けないというふうに項垂れつつ、こんな時でも優しく声をかけてくれる相手は周りの人間にとって太陽のような人なんだろうなとも。こんなに暖かい言葉をかけてもらったり、心配されたことはこの学園に来て1度もない。どんな言葉を返すべきか迷った挙句に「それより、僕の箒は無事?壊れたら学園長に叱られる…」と照れ隠しからか話を逸らしてしまい)

  • No.71 by アイリス・グッドマン  2022-02-26 21:20:01 



(怪我はなく、無事な様子にホッと胸を撫で下ろすと「よかった...」と小さく口にした。...トカゲをこうして近くで見るのって初めてかもしれない。そんなことを思いながらトカゲになった先輩の背を見下ろしている。)

「そんな、気にしないでください。練習はいつでもできますから。」
(表情は分からないけれど、声色からして彼が落ち込んでいることは推察できる。先輩の声をしているけれど、その姿は自分が知っている姿ではないから、なんだか変な気持ちだ。聞きたいことが沢山あるけれど、質問していい内容なのかな、と悩んでしまい。
箒の事を聞かれれば、そういえば、と立ち上がって辺りを見回すと、訓練場の隅の方に、箒と思われる影があった。そちらに手を伸ばすと、呪文を唱えて手元へ呼び寄せる。箒を傾けたりして壊れていないのを確認すると、もういちどしゃがみ)

「ちょっと傷がありますけど...。壊れてはなさそうです。」
(と地面に置いた箒についた小さな傷を示しながら。....前に先輩が言っていた秘密、というのは十中八九この事なのだろう。少しの間逡巡してから、慎重に言葉を選びながら彼に問いかける)

「...あの、先輩。...先輩は本当は人間じゃない...んですか?」

  • No.72 by トッド・レイモンド  2022-02-26 21:57:31 



「また付き合ってくれるの?」
(どこまでお人好しなんだろうかと思いつつ嬉しいと思う自分もいてどこに向いているか分からない感情に困惑しつついつもより何倍も大きく見える箒に目をやり。多少の傷は着いたけれど彼女の言うように壊れてはいない。あれだけ高いところから落としたのに、と感心しながら人間では無いのかという問にギクッと身を固め。なんと答えようかと思案するより先に口が動いてしまい、)

「ああ、まあ…そんなとこかな、どっちかって言うと生徒って言うより使い魔試験受けた方がいい種類かも…」
(もちろん自分はそのつもりでこの学園にきた。母からもうすぐ一人前の成体になるのだからいつまでも霧の中に引きこもるなと放り出されたと言った方が近いが、人間に擬態できるのが珍しかったらしく生徒として迎え入れられてしまった。そのプレッシャーから常に完璧でいようとして自分に近づく人はあまりいなくなった今、こうして訓練に付き合ってくれたり楽しくランチをしたりしてくれるのは相手くらいなもので、でも素直に何か言うのは苦手で「も、文句でもある?」と不服そうに)

  • No.73 by アイリス・グッドマン  2022-02-26 22:45:10 

「もちろんです!補講回避を目指すって約束しましたから。何回だって一緒に練習しますよ!」
(目を細めて、にっと笑うとそう伝える。少しずつ、トカゲの姿である先輩と話すのにも慣れてきたようで、いつものような喋り口になり。
彼が使い魔だということを知れば目を丸くして、何度か瞬きをする。今の様子を見ていれば想像はしていたものの、改めて本人の口からそう告げられると驚いてしまう。
不服そうな彼に、「まさかそんな!」と即座に否定をし)

「改めてすごいなあ…って思って...。初めて会った時の先輩、...ちょっと意地悪でしたけど、魔法を扱うのも上手くて、咄嗟の判断もできて、かっこいいなって思ったんです。それで人間にもなれるなんて、本当にすごくてビックリしちゃいました。」
(自分の素直な気持ちを正直に口にする。この学園で過ごしている中で、きっと彼なりに色々な苦労もあったのだろう。その苦労は私には分からないけれど、彼が努力をしていた事は、彼の振る舞いから理解出来る。自分なんて、ただ魔法を上手く使うだけで精一杯なのに。より一層彼に対する憧れの気持ちは強くなってしまう。
ただ、自分の質問で相手を不快にさせてしまったようだ。それについても、続けて「嫌な気持ちにさせてしまったらすみません。そんなつもりはなかったんです」と詫び)

  • No.74 by トッド・レイモンド  2022-02-26 23:08:20 



「…ね、みんなには言わないで。」
(相手の話し方からして全て本心なのだろう。ならばこちらも本心で話さなくてはと少し不安げにそう呟いてはちらりと相手を見上げて。何度でも付き合うと言ってくれた彼女にはこの先もこういった失態を見られてしまうんだろうな、と苦笑しながらも何故か嫌な気持ちなせず、すみません、なんて言われる必要も無いのにどうして謝るのかと言いたげに首を傾げ。現にただ素直になれないだけで嫌な気持ちは無いに等しい。もちろん見られたくない場面をみられてはいるのだが、)

「君が謝ることじゃない。…僕の力不足だ、」
(ふるふると首を横に振っては再び目を閉じて呪文を唱え。じわっと手足の先が痺れるのを感じればそっと目を開けてみる。見慣れた大きさの箒に、自分より幾分も小さい相手。地面が遠くにある。人間に擬態することに成功したと気づけば「ほら、元通りだ。…驚かせて悪かったな。」もごもごとだが詫びを返し眼鏡を押し上げて、崩れてしまっている前髪を乱雑に撫でつけ)

  • No.75 by アイリス・グッドマン  2022-02-27 15:41:46 



「もちろんですよ。絶対秘密にします。」
(こちらをチラリと見上げて不安そうにつぶやく彼を安心させるように強く頷いた。今まで友達から言われる「秘密ね」は、恋愛話だったり、ちょっと悪い事をした時のものだったけれど、今回の「秘密」は訳が違う。なんだかすごい秘密を知ってしまったな、と胸の中で彼の秘密を反芻し。)

「わ.....いつもの先輩だ...。」
(目をひとつ瞬きすると、足元にトカゲの姿はなくなっていた。視線を上にあげていくと、そこには私を見下ろすようにたっている先輩の姿がある。...ほんとに先輩になってる、と目を丸くして先輩を少しの間じっと見つめてしまう。それからハッとすると、近くにあった2つの箒を手にして立ち上がると、片方を彼に手渡すと、照れたように微笑み)

「気にしないでください!少し...いや、結構ビックリしましたけど、先輩の事を知れてちょっぴり嬉しいです。」

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