匿名さん 2022-02-20 20:09:07 |
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「また付き合ってくれるの?」
(どこまでお人好しなんだろうかと思いつつ嬉しいと思う自分もいてどこに向いているか分からない感情に困惑しつついつもより何倍も大きく見える箒に目をやり。多少の傷は着いたけれど彼女の言うように壊れてはいない。あれだけ高いところから落としたのに、と感心しながら人間では無いのかという問にギクッと身を固め。なんと答えようかと思案するより先に口が動いてしまい、)
「ああ、まあ…そんなとこかな、どっちかって言うと生徒って言うより使い魔試験受けた方がいい種類かも…」
(もちろん自分はそのつもりでこの学園にきた。母からもうすぐ一人前の成体になるのだからいつまでも霧の中に引きこもるなと放り出されたと言った方が近いが、人間に擬態できるのが珍しかったらしく生徒として迎え入れられてしまった。そのプレッシャーから常に完璧でいようとして自分に近づく人はあまりいなくなった今、こうして訓練に付き合ってくれたり楽しくランチをしたりしてくれるのは相手くらいなもので、でも素直に何か言うのは苦手で「も、文句でもある?」と不服そうに)
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