匿名さん 2022-02-20 20:09:07 |
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(怪我はなく、無事な様子にホッと胸を撫で下ろすと「よかった...」と小さく口にした。...トカゲをこうして近くで見るのって初めてかもしれない。そんなことを思いながらトカゲになった先輩の背を見下ろしている。)
「そんな、気にしないでください。練習はいつでもできますから。」
(表情は分からないけれど、声色からして彼が落ち込んでいることは推察できる。先輩の声をしているけれど、その姿は自分が知っている姿ではないから、なんだか変な気持ちだ。聞きたいことが沢山あるけれど、質問していい内容なのかな、と悩んでしまい。
箒の事を聞かれれば、そういえば、と立ち上がって辺りを見回すと、訓練場の隅の方に、箒と思われる影があった。そちらに手を伸ばすと、呪文を唱えて手元へ呼び寄せる。箒を傾けたりして壊れていないのを確認すると、もういちどしゃがみ)
「ちょっと傷がありますけど...。壊れてはなさそうです。」
(と地面に置いた箒についた小さな傷を示しながら。....前に先輩が言っていた秘密、というのは十中八九この事なのだろう。少しの間逡巡してから、慎重に言葉を選びながら彼に問いかける)
「...あの、先輩。...先輩は本当は人間じゃない...んですか?」
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