片翼の天使は空の夢を見る《ファンタジー/シリアス/ダーク/戦闘あり/異能》

片翼の天使は空の夢を見る《ファンタジー/シリアス/ダーク/戦闘あり/異能》

ビギナーさん  2021-07-25 07:08:21 
通報
空を自由に飛び回る他の天使たち。
「…いいなぁ。」
窓からその光景を眺めている少女の唇から微かに言葉が漏れる。
彼女の背に生えている翼は…
ーたった一枚ー

>1 世界観
>2 規則
>3 主キャラ
>4 募集人数


暫くレス禁…

コメントを投稿する

  • No.6 by ビギナーさん  2021-07-25 09:01:18 

>5

了解しました。PFは早めの提出をお願いします。

  • No.7 by 名無しの悪魔  2021-07-25 10:35:06 

「片翼」の悪魔

「僕に命令しないで、ね」

Name】ディル・イブリース
/Dill Iblis

Personality】
常に笑みを浮かべていて一見優しそうだが中身はかなり冷酷。いらないモノは切り捨て、面白そうなモノは大事にするが飽きたらすぐに棄ててしまう
Appearance】
ふわふわの白銀の髪を肩あたりで切り揃えている。硝子玉のような深紅の瞳は長い睫毛で飾られている。色白で細身。服装は黒いインナーに同じ色のスキニージーンズ。赤黒い外套を羽織っている。腰の少し上から真っ黒な翼が一枚だけ生えている
Ability】影カラ這イ出シ者
影を操る能力。影の中に入ったり、影を手や武器の形にして使ったりできる
Height】178.2
Likes】魔術研究、紅茶、面白そうなモノ
Don't Like】つまらないモノ、命令されること
Remarks】有名な悪魔の一家に生まれた「片翼」外の世界にはよく出ている。親に使われることを嫌悪しており、よく家出している。

(/こんな感じでどうでしょう)

  • No.8 by ビギナーさん  2021-07-25 11:07:04 

>7

確認完了いたしました。
ようこそ、天使と悪魔の世界へ…

  • No.9 by ビギナーさん  2021-07-26 14:07:21 

(モブキャラなどは断りなく出していただいて結構ですが、ネームドのキャラの場合は名前と備考を最後の方に付け加えていただけると幸いです。

>ALL
「………はぁ」
(天使と悪魔が入り交じって倒れている激戦区の片隅、半壊したジャズバーらしき建物から息を飲むほど美しいピアノの音色を奏でる指先を、煙草の白煙が曇らせる。咥え煙草でピアノを弾く赤と紫が混じったような色の髪をした女の奏でる音が傷だらけの天使たちの耳に届くなり先程まで倒れていた天使たちまで起き上がり、彼らは腕が吹き飛んでいようが足が片方無くなっていようが、酷いのは腹がほとんど裂けて臓物をぶら下げているのまで、まるで痛みを無視するかのように困惑する悪魔の軍勢へと攻撃を開始した。女はピアノを弾きながら押し殺したような笑い声を上げ、「…はは…精々頑張りたまえよ、天使諸君。」そう一言漏らした。)

  • No.10 by マスクメロン  2021-07-26 19:50:11 

(失礼します。ベリアルの奔放な悪魔で参加希望です。
 PFは恐らく明日になるかと思います…)

  • No.11 by 名無しさん  2021-07-26 20:07:44 

(/素敵なトピですね、よろしければアザゼルの名を与えられた悪魔で参加希望です。)

  • No.12 by ビギナーさん  2021-07-26 20:29:49 

>10
>11

了解しました。

  • No.13 by ビギナーさん  2021-07-26 21:18:15 

天使側も募集しております。
気軽にお声掛けを。

  • No.14 by マスクメロン  2021-07-26 23:02:21 

奔放な悪魔

「なぁに、オレのこと知りたいの?
  じゃあ先にキミのこと教えてよ、ぎぶあんどていくってやつ」

Name】ミア・ニュネイ
/Mia Nuney

Personality】気分屋で感情的に見えるが実際のところ感情的な行動は好まず論理的な行動や思考を好み、それでいて哲学などの創造的なことも好むという複雑怪奇な性格。自分なりの論理に背かない範囲では直情的でもある。嘘はあまりつかないが顔には出ない。思ったことははっきり言う。少々運が悪い。よく喋るが自分のこと(特に家族について)は話したがらない。
性格についてまとめるにあたって16personalities様の性格診断を参考にさせていただきました。ミアになりきって診断をやってみた結果、「討論者型」でした。何かの参考になれば幸いです。

Appearance】マゼンタのナチュラルショートの髪を背中側の一部分だけ腰まで伸ばし、束ねている。新緑色の瞳をしているがどこか濁っている。ジト目ぎみ。黒いシャツ(背中に翼を出すための穴が空いている)とボルドーの背中空きベスト、地が白で金色の装飾がついたストレートパンツ。茶色の革靴。背中の肩甲骨と腰の中間くらいの位置に蝙蝠のような羽が一対。

Ability】アンプレゼント・ボックス
中空の無生物に自分の血液でハートを描くことによって発動する。能力の対象となる物の数は無制限だが、血液が洗い落とされたり滲みた部分がそぎ落とされたりした場合は能力は無効となる。勿論描きなおせば有効。対象の範囲は広く、ミアが「これは中空の無生物と言える」と判断したものなら大抵は対象になる。能力の対象同士の内部空間を繋げることができる(例:対象A(箱)の中に入れたものは対象B(何かしらの容器)から取り出せる)。逃げるのに便利(本人談)。

Height】181.1

Likes】動植物、ものづくり(絵・字書きも含む)

Don't Like】所謂一般常識、固定観念、好きなことやものにとって邪魔なもの

Remarks】《ベリアル》の名を与えられた奔放な悪魔。能力はあまり戦闘向きでないが、本体の身体能力はかなりのもの。基本的な戦闘スタイルはそのへんに転がっているもの(能力の対象となりうる物)から武器を引っ張り出して、もしくは適当な物を投げて戦うというもの。それでも槍は持ち歩いている。家庭に問題があった。

「え~?…オレの名前が女のコみたい?
  ……それがどーしたの?キミが気にするコトじゃないでしょ?
   …そう、それでいいんだよ。オレのことなんか知らなくていいの。」

(/やたらと長くなってしまいましたがこんな感じで大丈夫でしょうか?結局今日中にまとめられました)

  • No.15 by ビギナーさん  2021-07-26 23:13:07 

>14

確認完了いたしました。
ようこそ、天使と悪魔の世界へ…

  • No.16 by 匿名さん  2021-07-27 09:23:36 

(/こんにちは、よろしければミカエルの天使で参加希望です。)

  • No.17 by 名無しさん  2021-07-27 11:16:40 

《アザゼル》の名を与えられた悪魔

「……別に傷つけたりしない、そういうことはもう飽きたんだ、っと。今は言っておくが、お前が何か害を与えようものなら話は別だ。せいぜい大人しくしていてくれ…」

Name】アザレア・ホワイト
/azalea whyte

Personality】かつては好戦的で誰かを傷つけることに抵抗のない冷酷な悪魔だったが、次第にそれは一変する。現在は向こうから害がない限りけしかけることがなくなり、落ち着いてて比較的穏やかになった。また、他人や自身の嗜好以外のことに興味がない。

Appearance】胸の辺りまで伸ばした銀髪を左側に下ろし、ピンクみがかった赤色の瞳はどこか憂いているように儚げでつり目。右耳に五角形のピアスをしている。常に燕尾服を着ており両手には手袋をはめた堅苦しい印象だが、両足の約10cmぐらいのピンヒールを見れば案外そうでもない。背中にはカラスのような濡れ羽色の翼が二対ある。

Ability】カラスの鉤爪
手袋で隠された、黒い爪を鋭く伸ばして攻撃出来る。強度の調整が難しい。

Height】193.6(ピンヒール込み)

Likes】あの子、花を育てること、空中散歩。

Don't Like】しつこい奴、花を荒らされること。

Remarks】《アザゼル》の名を与えられた男性の悪魔、いつも廃墟でいろんな花を育てていて。時々空中散歩で天使と悪魔の戦いを遠くで見物したりしている。実は花を育てているのは全ては花が大好きな“あの子”のためで性格が今と昔で多少変わったのは“あの子”と出会って、共に居るようになったから、その“あの子“とはどこの誰で天使悪魔どちらなのか。彼はぼかすような言い方でいつも隠しているし姿も見えないので未だ不明である。

(/>11の者です、このような感じでいかがでしょうか…)

  • No.18 by 三丁目のミケネコさん  2021-07-27 11:21:28 



(/失礼します。素敵な世界観に惹かれました。ぜひラファエルで参加させていただきたいです。)

  • No.19 by ビギナーさん  2021-07-27 13:36:12 

>16
>18

了解しました。PFは早めの提出をお願いします。

>17

確認完了いたしました。
ようこそ、天使と悪魔の世界へ…

  • No.20 by 三丁目のミケネコさん  2021-07-28 03:22:20 


《ラファエル》の名を与えられた天使

「痛いよね…、苦しいよね…。もう少ししたら楽になるから…………これでもう大丈夫。ほら、きっと飛べるわ。」

Name】シャトール・イースト
/Chateaule East

Personality】激しい感情の起伏を見せず、穏和で温厚。全体的にふんわりとした柔らかい雰囲気。春の暖かな陽だまりに包まれているかのように感じさせる。天使や動物、植物は勿論、悪魔に対しても優しさを見せる。それが例え偽善だと言われようとも、生命あるもの、生きとし生けるものを思いやられずにはいられない。しかし、ひとくちに優しさと言っても様々な種類の優しさがある事を理解している。そして、良くも悪くもマイペース。のんびりしているかと思いきや、急を要する時には非常に素早い。また、単独で悪魔の集団の中に入って行ったり、身分が上の者達に対して物怖じしなかったりと結構肝が据わっているところがある。

Appearance】植物の若い芽のように淡い黄緑色の髪は、光に当たれば金色に見える。腰に届きそうな長さのその髪を、ひとつの緩い太めの三つ編みにして左横に流している。自然に下された前髪は毛先が僅かに目に掛かっている。そこから覗く暖かみのある淡黄色の瞳は長い睫毛に縁取られ、やや垂れ目。そんな目のせいで大人びた中に幼さの残る顔立ち。痩身でもどこか女性らしい体型。着用している白い長袖のブラウスは、袖の部分が手首に行くに従って膨らんでいる、所謂バルーンスリーブ。群青色の細いボウタイを胸元でリボン結びしている。その上からフード付きの白いポンチョを纏い、ミディ丈で水色のフィッシュテールスカートを履いている。足元はボウタイと同じ群青色のショートブーツ。全く混じり気の無い白の一対の羽を持つ。

Ability】癒しの翠玉
病気や怪我をしている箇所に手を当て集中をするとそれらが治る能力。癒すのは手を当てている間だけで、当てている手はエメラルドグリーンに光り輝く。対象箇所の重症度により手を当てている時間が変わる。ものの数秒から数日間、長ければ数十年もしくはそれ以上とピンからキリまで。ただし病気に関しては完治しないものもある。また、精神的な癒しも行う事が可能。相手の胸元に手を当て負の感情を取り除く事が出来るが、強過ぎると和らげる事しか出来ないし一過性である。鎮静させて眠らせる事も可能。

Height】157.7

Like】自然、動物、正の感情

Don't Like】病気、怪我、負の感情

Remarks】《ラファエル》の名を与えられた心優しい女天使。医術に精通しており、病気や怪我のケアを行っている。本人は医者の真似事をしているだけだと謙遜している。身体的な事だけでは無く精神的なケアも行っており、多くの天使から慕われている様子。だが、病気や怪我をした悪魔も放っておけず治療を施してしまうところがある点は、一部の天使からは良く思われていない。
喜びや楽しさ、心地良さや幸福感などの明るい正の感情は治癒にも繋がる為好きであるが、反対に悲しさや寂しさ、孤独感や不快感、不安や憂鬱、怒りや憎悪などの暗い負の感情は治癒の妨げになるので嫌い。
前衛に出る事は皆無に等しいものの自分の身は自分で守れる程の身体能力は有しているようである。


(/至らない点があるかと思いますが、精査のほどよろしくお願いします。)

  • No.21 by ビギナーさん  2021-07-28 06:48:29 

>20

確認完了いたしました。
ようこそ、天使と悪魔の世界へ…
(翼の枚数は増やしていただいても大丈夫ですよ。)

  • No.22 by ビギナーさん  2021-07-28 06:51:57 

現在の状況
天使

《ウリエル》→募集中

《ラファエル》→>20 シャトール様

《ミカエル》→>16様keep中

悪魔

「片翼」→>7 ディル様

《ルシファー》→募集中

《ベリアル》→>14 ミア様

《アザゼル》→>17 アザレア様

  • No.23 by 匿名さん  2021-07-28 17:08:16 

《ミカエル》の名を与えられた天使

「...ほれ、これでいいだろ。行った行った。...あ?...あーわーったわーった...ほら来い、大丈夫」

Name】ミカレア・パチェス
/mikalea・puchase

Personality】面倒臭がりでいつもぼーっとしている。それでも実は優しく世話焼きである。ぼーっと生きてるように見えて実はキレ者。

Appearance】栗色の髪の毛を腰まで伸ばしており、服は白いシャツに黒いズボンを履いている。眠たげな目はまつげが長く、灰色で光が入っていない。肌は生きているか疑うほど色白で、女顔で童顔。

Ability】永久を封じる砂時計
触れた箇所の時間を15分まで戻せる。しかし、進めることはできない。

Height】161.2

Likes】甘いもの、静かな場所

Don't Like】うるさいもの

Remarks】《ウリエル》の名を与えられた自由な男天使。過去に悪魔に親を襲われ、ショックの反動で今は自由にぼんやり生きている。ちなみに悪魔に対しての恨みは全く無い。
弟が居るため世話焼きで意外と優しいし、実は人のことをよく見ている。

(/>16の者です。確認お願いします)

  • No.24 by ビギナーさん  2021-07-28 20:15:30 

>23

確認完了いたしました。
ひとつだけ質問です。
・能力は無制限に使えるのでしょうか?
これだけお答えいただければ歓迎いたします。

  • No.25 by 匿名さん  2021-07-28 22:30:12 

>24

生きているものに対してなら戻した時間分クールタイムがあり、生物ではないものに対しては無制限に使えます。記載漏れ申し訳ありません...

  • No.26 by ディル・イブリース  2021-07-28 23:14:26 

(/かなり遅くなってしまいましたが、絡み文を出させていただきます。)

>ALL

ぐちゃり、と耳障りな音をたてて、腕が落ちる。片腕を無くした天使は、一瞬何が起こったのかわからない、というような顔をしたあと、眼を見開いた。

「はあ...キミ、つまんないや」

痛みの余りに絶叫する天使の目の前で、血に濡れた悪魔はため息をつく。久し振りに家を出れたと思ったら、天使に襲われ。おもしろそうだと思ったら、案外つまらない。悪魔は機嫌を悪くして、天使に一歩ずつ、ゆっくりと近付き、

「もう!五月蝿いってば...」

叫び続ける天使の喉を貫いた

  • No.27 by シャトール・イースト  2021-07-29 01:16:40 


>ロベリア・ロザリンド

(次々と引っ切り無しに運ばれて来る負傷した天使達を、簡易的に作られた救護室でテキパキと手当てをするのは、三つ編みが特徴的な柔らかい雰囲気の一人の天使。彼女と一緒に手当てをしている他の天使達はいるが、一際際立っているその天使は能力を使い怪我をした天使の傷をケアしていた。優しく声を掛けながら心を込めて手当てをしている様子は、さながら女神のよう。手当てを受けた天使達の表情は、運ばれて来た時とは打って変わって穏やかなものになっていた。戦場のオアシスのようだ。そう口にした天使もいた。軽傷の者は治れば再び戦場へ、重傷の者は此処で手当てを継続していれば何処からか風に乗って微かなピアノの旋律が耳に届いた。その瞬間不思議ともっと頑張れそうな、そんな気が沸き立ってくるのを感じた。これは能力的なものか。だとすれば、きっとあの天使が弾いているに違いないと予想が付くと同時にハッとするが時既に遅し。自分が今手当てをしている目の前の重傷の天使が戦場へ戻る為に起き上がって飛び立とうとするのを何とか抑え、その天使の額付近に手を当て能力を使う。すると直ぐに目を閉じて大人しくなった。安堵の溜め息と共に、鎮静させたその天使を横にさせると周りを見渡す。どうやら他の者達にはピアノの音色は聞こえなかったらしい。自分も今はもう聞こえない。此処へは風向きによって聞こえたり聞こえなかったりするのだろう。少々厄介ではあるものの致し方無いと思っていれば、ピアノを弾いている彼女も怪我を負って無いだろうかと急に心配になってきた。幸いにも救護室は落ち着きつつある。少し様子でも見に行ってみようかと、此処を他の天使に任せて救急箱を手に飛び出す。時折僅かながらに耳に届くピアノの旋律を頼りに、交戦中の箇所を上手く掻い潜りながらやっと彼女の姿を捉えられる所まで辿り着く。すると目を覆いたくなるような光景が其処には広がっていた。地獄絵図とは正にこの事か。此処に辿り着くまでに負傷した天使や悪魔を見て胸を痛ませたが、この光景で更に痛む胸を抑え何とか彼女の元へ近付く。ずっと聴いていたくなるような美しすぎる音色に感心しつつ、眉尻を下げ心配そうな表情を浮かべてはその楽しそうな背中へそっと声を掛け)

「怪我、してない…?ロベリア…」


(/主様、確認していただきありがとうございます。早速絡ませていただきました。それから、羽の枚数の件、了解しました。ですが変更せず、このまま一対でいこうと思います。改めましてよろしくお願いします。)

  • No.28 by アザレア・ホワイト  2021-07-29 01:56:49 

>all
(ここは、異質な空気漂う廃墟の街。いわゆるゴーストタウンで、大きな建物のほとんどは大きな傷跡を残しツタが絡まって寂れた情景と化していた。灰色と緑にまみれたこの場所で、驚くべきことに花が咲いていた。それも一輪ではなくたくさんの花が、色とりどりの花弁を開かせて堂々と咲いていた。その花達は一般的なものもあれば、季節外れ、見たこともない、存在しないものもあった。不思議な光景だ、しかしもっと不思議なのは無人のはずのゴーストタウンで靴の音がする事だった。それは花達の元へ向かっていた約10㎝ほどのピンヒール、これだけ見れば女性かと思うかもしれないが、それは違った。この靴の持ち主は燕尾服を着た男性であった。その男は片手に持ったジョウロで愛情いっぱいの水を丁寧にかけてあげた。憂いを纏ったような目の彼は人間ではない、背中には濡れ羽色の翼を持っている。そう悪魔なのである)
……
(彼は口の端を釣り上げながら、黙々と水を与え続けた。全ては大好きな"あの子"のため)

(/私も絡み文投稿させていただきます)

  • No.29 by ビギナーさん  2021-07-29 07:37:22 

>25

了解しました。
ようこそ、天使と悪魔の世界へ…

>シャトール殿
(了解しました。)

「はは、その声はシャトール殿かい?」
(ほぼ意識もなく、半ば指先が動くがままにピアノを弾いていたが声によって意識を現実に引き戻され、演奏は止めないまま後ろを振り向くとお優しい《ラファエル》殿が心配そうな表情を浮かべて立ち尽くしている。…思わず女から笑みが漏れる…「あたしが怪我なんてするはずないだろう?なにせあたしは前線をアシュレイ殿たちに任せて、安全な後方でピアノを弾いてるだけの卑怯な奴だからね。」一息にそうまくし立てるとじろじろと無遠慮に《ラファエル》殿を眺め、「…それにしてもよくここまで来れたねぇ、シャトール殿。さながら生き地獄が広がってたろ?まあ、あれはあたしが犯人なんだけどね。あたしの音楽は、死んでなければどんな奴も鼓舞する。そう、たとえ内臓がぶら下がってようが生きてればいいのさ。」自分で言って面白くなったのか、女はひとしきり笑った後に煙草の煙をゆっくり揺らし)

>ALL

「…お外って、どうなってるのかな。」
(「片翼」の美しい天使が四角い窓に頬杖をつき、外に広がる「つくりもの」の庭園を眺める。彼女がため息を吐きながら偽物の世界を眺めていると、扉が控えめに開かれ、守護騎士団の団員が顔を覗かせる。「…マリーナ様、少々よろしいですか。」マリーナと呼ばれた美しい天使は振り向き、にっこりと笑みを浮かべて首を縦に勢いよく振った。そのまま団員に手を引かれて連れられて行き、屋敷はがらんどうになった)


「……悪魔どもめ……"断罪する"!」
(悪魔の軍勢とたった一人で交戦している、どことなく冷めきった雰囲気を与える銀髪の男がそう叫ぶと彼の背後から全身に余すところなく鎧を纏った、身長も優に3mはあろうかという程の巨人が出現する。悪魔たちがその巨人に圧倒されているその刹那、地面から十字架を模したような美しい形状の槍が無数に生えて悪魔たちを凄まじい悲鳴ごと貫く。男が片手に携える剣に飛び散った血を払い、次の軍勢へ向かおうとした瞬間、背後から団員たちの声が掛かった。同時に、ピアノの音色が聞こえてくる……この音色はロベリア、か。「…だ、団長!ロベリアが音楽を…!」団員たちは最後まで言い切れず、次々戦場へ飛び立っていく。男はひとつため息を吐き、相変わらずの鉄面皮ではあったが若干目の下の筋肉が震えると、音楽に導かれるかのように飛び立ち)

  • No.30 by ミア・ニュネイ  2021-07-29 17:53:16 

>all
(凄惨な亡骸たちが両陣営によって埋葬の為に回収されたすぐ後の、まだ血生臭いにおいの漂う“かつて戦場だった場所”。そこにぽつんと生えている一本の樹の太い枝の上に、ひとりの青年がちょこんと座り、画板を使って色鉛筆で絵を描いていた。─と言っても、生々しく地面に遺った血の跡だとか、その殆どが半壊している建物群だとか─そういうものを描いているわけではなかった。
彼の画板に挟んである画用紙には、満天の星空と─その真ん中で優しい微笑みを浮かべた、青年によく似た女性が、描かれていた。)

「…ふあぁ…ぅ」

(青年はひとつ大きく欠伸をすると、眠たげな目を擦って立ち上がる…立ち上がろうとする。)

ゴッ!!

ドサッ、バサバサバサッ!!

「い゛……っだぁ……っ!!」

(青年は─頭上にあった太い枝に頭をぶつけて、そのまま樹上から地面に落ちた。
そして、ぶつぶつと誰に言うでもなく文句を呟き、強くぶつけた頭をさすりながらその場に座り込んだ。)

  • No.31 by アザレア・ホワイト  2021-07-29 23:47:58 

>29
(一昔前なら、きっと俺もあの戦場に飛び込んでいたんだろう。そんなことを思いながら、悠々と空を飛び戦場の見物をしている。毎日、朝も夜もずっと廃墟に入り浸って花の世話をする…それだけではとてもじゃないが退屈だ、そこで思いついたのがこれ、彼が空中散歩と称しているもので行く前に“あの子“に断りを入れた後、自由に空を飛び天使と悪魔達の戦いを見届ける。彼にとって一つの娯楽であり今日もそれは実行されている)
…悪魔も弱くなったものだ。
(自分と同じく銀髪の男__天使の、力によって現れた巨人に圧倒され、地面から生えた無数の槍に貫かれ無様な悲鳴と共に血を流して命を落とす。そんな光景を目の当たりにし彼は冷たく呟いた。同族として恥ずかしい気持ちになったからだ、その後一つため息をこぼしてピアノの音色を耳にする。戦場でこのような音を聴くことになろうとは…興味が湧いたのか、彼は飛び立った銀髪の天使の後を追った)

>30
…ふふっ
(彼の大きく広げた翼から羽根が一枚抜け落ちた。羽根は地面に遺った血の跡の上に舞い下りた。ちょうど廃墟に帰ろうとしていたところだった、ここを通りかかって。最初は戦った跡かと思って気にも留めていなかったが、樹の上に誰かいることに気づき少し止まって様子を伺っていた。木の上に居たのは青年なようで画板に挟んである画用紙に絵が描かれていた__上手いじゃないか、そう思った矢先なんと青年が枝に頭を打ち付けそのまま落ちていくものだから、不意におかしくなってつい笑ってしまって)

  • No.32 by ミア・ニュネイ  2021-07-30 00:16:22 

>31
(樹から落ちた時に散らばった画用紙と色鉛筆を拾おうとして、耳聡く小さな、不意に出てしまったというような笑いを聞きつける。少しむっとしながら頬を膨らませ、そこにいた銀髪の男─天使や鳥と同じような翼をしていたが、所謂“烏の濡れ羽色”だったので、おそらく悪魔だろう─を生理的に出てきた涙で濡れた眼できっと睨み付ける。視界がにじんでいるので銀髪、としかわからないその男に向けて)

「みーたーなー?誰だかわかんないけど。」

(忘れろと言わんばかりにそう意図的に不機嫌そうな声で言う。地面に落ちた画用紙と色鉛筆を拾いながら)

  • No.33 by シャトール・イースト  2021-07-30 01:37:14 


>ロベリア・ロザリンド


(どうやら心配は杞憂だったようだ。尚も手を止めず此方を振り返った相手は、自らを卑下する言い方で怪我をしないのは当然だと笑って見せた。相変わらずの様子に小さく息を吐き口元を緩めれば「それでも良かった」と言って安堵する。戦場は何が起こるか分からない。少しの油断が命取りになる。いくら前衛では無いと言え寝首を掻かれる事もあるかもしれない。そんな中で怪我ひとつ負ってないのは幸運と言ってもいいだろう。それは自分にも言える事だ。その鮮やかな赤い瞳が自分の全身を品定めでもするかのように見てきてよくも無事に辿り着いたと言われると、正にそうであろうと苦笑する。専ら戦闘に全くと言っていいほど関わらない上に戦闘向きでは無く、後衛専門の自分が交戦している中を通り抜けて来たのだ。驚かれるのも無理はない。が、あの地獄絵図を思い出しては直ぐに表情を曇らせる。対照的に、あの光景を作り出した張本人は何が面白いのか笑っていた。)

「そうだね。生きてさえいれば……。でも…健康で元気で痛いところもなくて…そういう状態に近い方が本来の力をちゃんと発揮出来る。あなただってそうでしょ?だから…」

(確かに、まだ動かす事が出来るのであれば強制的に動かして少しでも戦力にする。厳しい戦争の世界では間違ってはいないだろうが、された側の事を考えるととてもじゃないが見るに耐えない。重傷ながらも鼓舞され操り人形のように戦おうとする彼等は、痛みのあまり意識を保つ事で精一杯のはず。中には殆ど保てていない者もいるだろう。そんな状態で戦っても直ぐにやられてしまい、今度こそ命を落としてしまう。助かったかもしれない命も救えなくなるし、効率も悪いのではないかと考えては、相手だって同じ事だろうと、健康を損なう相手の好きな嗜好品に目をやり持って来た救急箱を地面に置くと、言いながらピアノを弾いている相手にゆっくり近付いて真横に立ち相手の口元に手を伸ばしては咥えられている煙草を取り上げようとして)

「健康の為にも煙草はほどほどにね。」

  • No.34 by シャトール・イースト  2021-07-30 02:48:21 


>アザレア・ホワイト

「っ……綺麗…」

(昔は栄えていたであろう。そんな面影すらもう感じられない朽ち果てたこの場所に、不釣り合いな景色が広がっていた。様々な花達がひしめき合って咲いている。足を止めずにはいられなかった。思わず口を衝いて出てきた言葉はありきたりだ。しかしそれ以外の言葉は見つからない。それほどまでに絢爛だ。来てみて良かったと思う彼女の目的は、勿論この場所に来る為では無い。此方の方面に珍しい薬草があると噂に聞いたもので、取りに行こうと向かっている道中であった。薬草など無くとも自らの能力で病気や怪我を治す事は出来るが、偶にはアナログな方法も取り入れてみようかと興味を持った為である。それに能力と一緒に薬草を使用する事で、能力単体では治りにくかった病気や怪我が治りやすくなるかもしれない。そういった経緯から通り掛かっただけであるが、自然に足は花の方へと向いていた。近くまで来るとしゃがみ込んで風に揺れる一輪のピンク色の花に目をやった。可愛らしさについ微笑む。花に夢中で周りの事など気にもしていなかった。こんな所に自分以外の誰かがいるとは思っていない為余計に無警戒であった。ちょうど廃墟となった建物の僅かな死角になってこの花達の主がいる事に全く気付かずに。)


(/素敵なお子様に絡ませていただきました。絡みづらい奴かもしれませんがよろしくお願いします。)

  • No.35 by ビギナーさん  2021-07-30 06:13:59 

>シャトール殿

「はは、あたしの歌は特別さ。聞けば傷は痛くなくなってまた戦線に戻れる。」
(ひとしきり笑い終わった後、ピアノのキイを勢いよく叩いて一曲を終わらせると間髪入れず今度は白煙で曇る指先ながら二曲目に入り。一曲目がどことなくアップテンポなジャズだったのに対し、二曲目は技巧を凝らした指さばきで大人しく神々しい雰囲気のソナタを奏でつつ赤い瞳を何度かぱちぱちと瞬きさせて「相変わらずお優しいねぇ、シャトール殿。だが過ぎた優しさは身を滅ぼすよ。特にあたしなんかに掛ける優しさはね。…あたしにとってこの音楽は天界のお偉方を見返すための手段だ。目的じゃない。そのためにどんな犠牲が出ようがあたしの知ったことじゃないね。」また早口にそうまくし立てると、取り上げられそうになった煙草をごくりとそのまま嚥下してべぇ、と舌を出し)


>アザレア

………これはまた凄まじいな。
(表情は変わらないものの、若干嫌悪を帯びたような口振りで目の前の生き地獄を眺めて一言。正にそれは凄まじく、裂かれた腹から真っ赤な内臓をぶら下げた天使が片腕のない悪魔と斬り合っていたり、重傷の天使が関節の稼働範囲を明らかに越えた動きで飛び上がったりと見るに見られぬ光景…時々見える健康な天使は彼の率いる騎士団の団員たちだろう。この生き地獄の創造者が一瞬で彼の脳裏に浮かんだ…ロベリア・ロザリンド。不思議な色の髪に鮮血の瞳を持つ「二対」の天使。「………さて、これを元老院にどう弁解するか。」呆れたようにそんなことを呟きつつも普段通り剣を構え、あたかも闘争本能を掻き立てるように戦場に届くアップテンポなジャズに鼓舞された他の天使と同じように鬼神のごとき戦いぶりを見せて)

  • No.36 by アザレア・ホワイト  2021-07-30 07:34:34 

>32
悪いな。
(それはあまり心のこもってない謝罪だった。その後、不機嫌そうな相手の声に対し「さっきのことは忘れよう」と言いつつ、地面を優雅に降り立った。ピンクみがかった赤色の瞳が青年を見据える、片方だけで蝙蝠のような形をした羽、彼と同じ悪魔でちょっと違う__特殊個体のものか、と心の中で声を発すと、拾われてゆく画用紙と色鉛筆を目で追って)
…絵が好きなのか?
(描かれていた絵のことを思い出しながら自然と口がそう言って)

>34
(どうしたものか、花達の近くで彼以外の声がした。彼は水やりを一旦止め声がした方を振り返った。そこには光があまり当たっていないからかもしれないが植物の若い芽のように見える黄緑色の髪と長い睫毛に縁取られた瞳を持つ女性が一輪の花に向かって微笑んでいた。彼はその女性の混じり気のない白い翼を見て思ったいろんな意味で“珍しい“と“こんなところに天使のお客か“と、彼女は一体なんのようで来たのだろう?この廃墟の悪魔を倒しにきた…という訳ではなさそうだ、どうも見る限りでは相手は無警戒でこちらには気づいていない様子だし。そもそも武器を持っていない__もしかしたら、ただなんらかのついでて寄っただけなのかもしれない。この廃墟で清々しいほどに咲いている花達を見れば誰だって興味が湧いて近くで見たくなるものだ、じゃなかったら、あんなふうに夢中にはならないだろう__そんなことを思いつつも、彼は心の中では未だ注意と警戒を怠らず。一応は確認のためジョウロを持ったまま彼女に歩み寄って)
素敵だろう?うちの花達は

>35
……
(久々に見たこんな光景。しかしそれに対する反応は冷めていた、強いて言うなら“最近の天使は強くなったな“と思うだけ。彼は異常なほど落ち着いていた…もう戦場に飛び入ることがないからだろうか?彼は近くにある高いところに立ってしゃがみ二対の翼を休めながら、地上を眺める。少々残虐な映画でも見ているような気分だ。大人しくただじーと見ているだけ、個人的には意外と居心地が良くて)
せいぜい、頑張れ
(どの陣営に向けたのか分からない上辺だけの応援のセリフを吐いて)

  • No.37 by ビギナーさん  2021-07-30 08:13:57 

>アザレア

……………"断罪…いや、やめておこうか。
(ぼそり、と呟かれたその声が微かに聞こえたのか、彼は目線だけを声の方向に飛ばして主を確認する。真っ先に目に飛び込んだのは服装よりも顔よりも自分達とは形状の違う黒い翼…それだけで彼には十分だった。一瞬そちらに剣を向けて能力を使おうとするが、こちらに干渉する気も無いらしい雰囲気を察して剣を下げ、背後に迫っていた悪魔の軍勢を切り裂くことに集中し始め、「……不敬なる悪魔どもめ……"断罪する"!」はっきりとした声量で彼がそう叫ぶとまた全身に鎧を纏った巨人が出現し、地面からは無数の槍が生えて悪魔たちを貫いていると「……はは、相変わらず残酷だねぇ、アシュレイ殿の能力は。」…厄介な女の声が後ろから聞こえた。振り向くとそこに立っていたのはやはり例のロベリア・ロザリンドで、ぱちぱちと乾いた拍手を捧げながら平然と激戦区に立っている。「……ロベリア・ロザリンド…か。…ピアノはどうした?お前の能力は戦闘向きでは…」「ピアノ…ああ、別に楽器を介さなくてもあたしの能力は使えるよ…歌えば。」ロベリア・ロザリンドはそう笑うと息を吸い込み、空気を震わせるような美声で讃美歌を歌い始めて)

  • No.38 by ミア・ニュネイ  2021-07-30 22:59:35 

>36
(心がこもっている、とは到底思えない謝罪に涙目でふん、と子供っぽく対応する。まあ、こんなことに誠心誠意謝られてもそれはそれで拍子抜けだけど、と思いながら。涙をぐしぐしと拭い、相手の姿をはっきりと視認する。)

「そお。忘れてくれるならよかった。」

(『綺麗な色してるくせになんか濁ってるよな』よく友人から冗談交じりにそう言われるジト目ぎみの眼で相手を見返しそう言うと、相手から目線を落ちている色鉛筆に戻し、拾っていく。幸い画用紙は多少土がつきはしたが、それ以上汚れたりよれたりはしていなかった。よかった、と安堵に顔が緩む。絵が好きなのか、との問いに、)

「…ん。まあ、観るのも描くのも、多少はね」

  • No.39 by シャトール・イースト  2021-07-31 02:18:06 


>ロベリア・ロザリンド

(もう少しのところで煙草は相手の口の中へ。「あっ…」と声を上げた次の瞬間にはゴクリと嚥下され完全に体の中へ入っていった。伸ばした手は目的の物を取られられず彼女の口先で動きを止める。まさか飲み込んでしまうとは。慌てふためく訳でも無くその手を引っ込めると子どものように舌を出した相手を、哀しいような切ないような表情で見つめて)

「ダメだよ、そんなの食べちゃ…。ロベリアはもっと自分を大事にしないと。」

(諭すかのように言うが、彼女にとってはどうせどこ吹く風なのだろう。相手の言う通り、優し過ぎるのも考え物であるがそんな事は重々承知している。それでも性で気に掛けずにはいられない。特に彼女は天界の中でも問題視されているところがあり、厄介者であると近付く者はあまりいない。それ故に余計気になってしまうのは自分でもどうしようもないのだ。この音楽によって戦いへ戻る天使達が痛みを感じないのは、せめてもの救いであるが、そんな彼等の犠牲もどうでもいい事だとする彼女が奏でる上の人達を見返す為だけの美しい手段を、自分は止める術も資格も無い。自嘲的に口角を上げる。今の自分は優しいどころか、過ぎてお節介とさえ思われているかもしれない。ここまでするのは、きっと自分も鼓舞されているからだと思いつつ)

「この戦争が終わったら、私のところに来ること。いい?…飲んだ煙草の影響を診たいから……。」

(「絶対だよ」と念を押す。でも来てくれないかもしれない。だったら今此処で能力を使い煙草の悪影響を癒せばいいのだろうが、生憎と嫌がったり断られる可能性が高い。少し時間を置けば気が変わるかもしれないし、此方から無理矢理では無く向こうから来てもらう事に意味があると考えては、断られる事を前提で言ってみて)


>アザレア・ホワイト

(永遠に見ていられる。そうなふうに感じられるくらい見事に咲き誇っている花に、時が経つのを忘れていると不意に耳に届いた声。心臓が一瞬だけ止まりビクッと反射的に肩が上がった。自分以外にも誰かがいた事に驚き、少し強張った表情で声のした方へゆっくり顔を向けると、そこには銀髪で燕尾服姿の男性が、その格好には似つかわしく無いジョウロを手にして立っていた。彼の背後にはカラスのような艶のある黒い二対の翼。悪魔だと悟るには容易かった。近くまで来ていたのに全く気が付かない。それほどまで花に夢中になってしまっていたと初めて認めれば、スッと立ち上がり改めて彼を見た。殺気や敵対心が感じられない上にジョウロを持っている。それに「うちの花達」と言ったことから、この素晴らしい場所を作り出したのは他でも無い。今目の前にいる彼だと認知。少なからず自分の中で湧き上がっていた警戒心はいとも簡単に解かれ、強張っていた表情はもう既に柔らかいものになっていた。相手からの問い掛けに対してこくりと頷いて)

「とても。この花達はあなたが…」


  • No.40 by 真夜中のピエロさん  2021-07-31 02:33:30 

悪魔のルシファーで参加希望です。

  • No.41 by ビギナーさん  2021-07-31 07:55:23 

>シャトール殿

「はは、気が向けばね。」
(ジャケットのポケットから煙草の箱を取り出すともう一本抜き取り、ライターで火を点けるとまた咥えつつ「そうだ、シャトール殿も見ていくかい?あたしの音楽で作られる地獄をさ。」半ば冗談のように提案を投げ掛けつつもピアノを弾く手は止めず、目線の先でゆっくりと起き上がるほぼ死にかけの天使を眺めながら「ほら、頑張れ頑張れ。あたしの音楽で痛いのを誤魔化してあげるよ。」けらけらと笑い、「…シャトール殿には言っておこうか。あたしはね、正直この戦争で天界や魔界がどうなろうが知ったことじゃない。マリーナ様が魔界に取られようが死のうがどうでもいい。あたしはただ、音楽を奏でられたらそれでいいのさ。」言っておく、とは言いながらピアノの音色に紛れるような小声でそう呟き)



>40

了解しました。PF提出は早めにお願いします。

  • No.42 by アザレア・ホワイト  2021-07-31 09:34:36 

>37
…!
(しまった、よりによって奴にバレてしまった。銀髪の天使が剣を向けて来たときは内心少し焦ったが、こちらが何もしないことを察したようで彼は怪我をせずに済んでホッとした。これでもし妙な傷を作って帰ればきっと“あの子“に心配されるし、しばらく廃墟での謹慎を余儀なくされていただろう。彼は“あの子“について考えを巡らせながら再び地上を見下ろした、すると空気が震えるような美声で悪魔にとって耳障りな賛美歌が聴こえてきた。地獄絵図のようなこの場所でまさか今度は美しい歌が聴こえてくるとは、何かの皮肉だろうか…。どうやら歌っているのは不思議な髪色のあの天使のようだ、彼はそこで先ほどのピアノの音色を思い出した。もしかしてあれも彼女が?だとしたら、そういう異能の可能性があるな、などと彼は適当な考察をして楽しんでいた。実は戦場見物でもう一つ楽しいのは、こうやって様々なことに憶測を立てることで)

>38
そうか。
(妙に落ち着いているのと言い方のせいもあるのだろう、冷たく聞こえるその声は裏腹に感心が意が込められていて。「さっきの絵、見事だったぞ」とありきたりな褒め言葉を述べた。彼は花を育てること以外の芸術にはほとんど馴染みがないのだが、あの絵にはちょっぴり興味が引かれているようで)
だが、それにしても、こんなところで描くことはないんじゃないか?

>39
いかにも、この子らは俺が育てている。
(この場所を作ったのは自分だと肯定する返事を返せば、相手を見据える。後ずさりでもされることを視野に入れていたのだが、逆に湧き上がっていた警戒心を解いて柔らかな表情をする彼女に彼は、天使らしい天使だ。と思いながら、気づかぬうちに自分も柔らかな顔をしながら。花達の方を見て再び水やりを始めて)
…わざわざ、天使が来るとは珍しい。ここの近くに用事でもあったのか?
(なんて、さりげなく疑問を問いてみて)

  • No.43 by シャトール・イースト  2021-07-31 15:45:16 


>ロベリア・ロザリンド

(てっきりお断りされるかと思った。絶対では無いし来るか来ないか分からないものの、拒否された訳では無い事に少し嬉しくなったのも束の間。またあの悲惨な光景を目にする羽目になる。相手の提案に「えっ…」と戸惑うと彼女はある方向へ視線を向けた。自分もその視線をなぞる。そこには惨たる地獄が。半分あの世へ足を突っ込んでいる天使が戦いに戻ろうとしていた。表情を歪ませて思わず顔を横に背ける。気付けば、無意識に握り締めた右手を自分の胸に当てていた。彼女が奏でる音楽は非常に強力な麻酔のようだと思った。今すぐにでもあの天使の元へ行って癒してあげたい。でもあんな所へ行ったら、此処に辿り着くのにやっとだった自分は直ぐにやられて足手纏いになってしまう。そうなってもこの音楽の効果が自分にも現れるだろうが。最低限自分の身は自分で守れるくらいには戦えるもののそんな戦闘力では、一体何の役に立とうか。彼女を止める事も、あの天使を助ける事も出来ない自分に憤りを感じつつ早くこの戦争が終わらないかと思っていると、旋律の影になって微かに彼女の声が聞こえてきた。良く耳をすまさないと聞き取れないそれは、何故か自分にははっきりと聞こえた。精神的な治療も行う自分は、他よりも心の声やそれに近いものには敏感なのだろうか。)

「…自分の居場所を探してるの?」

(音楽を奏でられればーー奏でられる場所さえあればいいと言っているようだった。自分の勝手な解釈に過ぎないが。それはまるで居場所を探し求めているかのように感じられ、哀しい表情を浮かべながら彼女を見つめて問い掛け)


>アザレア・ホワイト

「こっちの方に薬草があるって聞いて…。とても珍しいものなんだけど、病気とか怪我に良く効くみたいだから使ってみようかなって思って探しに来てみたの。」

(驚いた。どうやら彼ひとりで全部育てているようだ。複数人で育てているとすれば「俺達が」と言うはずだし、他の誰かの気配も感じられない。瞠目した。これだけの数を、こんなに綺麗に咲かせているとは。良く手入れがされてある。きっと愛情いっぱいに育てているのだろう。知らず知らずのうちに相手の表情も柔らかいものになっていることに気付き、外見からは想像もつかないが、心が綺麗なんだなと勝手な想像を巡らせた。花々への水やりを再開させた相手からの問いに、忘れかけていた本来の目的を思い出すことが出来た。そうだ、自分は珍しい薬草を探しに来たのだった。用事を忘れかけるほどの美しさに改めてすごいと思う。彼の言うように、確かにこんな秘境じみた場所に自分みたいな天使など余程の事が無い限り足を向けるなど無いであろう。それか、単なる物好きか。いずれにせよ珍しい事には変わりない。花達が水という栄養分を与えられますます生き生きとなっていく様子を目に写しながら、珍しい薬草を探しに来たと答えて)

  • No.44 by ミア・ニュネイ  2021-07-31 17:25:52 

「そーだよ。」

(気の無い返事を返すと、落ちている色鉛筆の最後の一本を拾い上げてケースにしまう。ぱちり、と音を立てて蓋を閉じたそのケースには茶色─血液が酸化した色─でハートマークが描かれていて。)

「…そりゃどーも、ありがと…」

(目を逸らし、もごもごと照れたように返す。友人こそいるが自分の創作を褒められることなどそう多くない青年は月並みな誉め言葉にも慣れていない。幼少期などは尚更─そこまで考えて、せっかく褒められたのに嫌な気分になりそうだったのでそれ以上考えるのをやめた。)

「こんなところ…ね。落ち着けるからかな?誰か来ることも滅多にないし、家とか戦争真っ只中の戦場よりはよっぽど落ち着けるし」

(「血生臭いにおいも、慣れると結構悪くないよ?生きてた証って感じで」そう冗談めかして笑い、画板の上に画用紙と色鉛筆のケースをのせて立ち上がる。)

  • No.45 by ミア・ニュネイ  2021-07-31 18:01:01 

(/すみません>44にアンカーつけてませんでした…!
>42です)

  • No.46 by ビギナーさん  2021-07-31 18:50:19 

>シャトール殿

……はは、そんな大層なものじゃあないさ。
(少し悲しげに微笑むと目線を逸らし、相変わらずキイの上を優雅に舞い踊る指先を見つめながら次の曲…美しい歌声のおまけ付きで讃美歌を奏で始める。「…あたしはこれしか能がないからね。天界のお偉方、「元老院」のお考えになってることなんか何も分からない…だから音楽を奏でるだけさ。」どことなく自虐的に嗤うと死にかけの天使が闘うのをじっと眺めており)

>アザレア

………ロベリア・ロザリンド。この惨状を作り出したのはお前だろうが…元老院にどう報告してやればいい?
(表情こそ無表情だが、言葉の節々に嫌味を纏ったような口調でロベリア・ロザリンドにそう問うと彼女がどこ吹く風と言った調子で「はは、あったことをそのまま報告すればいいじゃないか。」さらりと返すのをため息と共に「……そうするとお前は一発で天界追放になりかねない訳だが…まあいい。今回は元老院に俺から言っておく…いくら傍若無人な元老院とて四大天使《ガブリエル》の言葉を無下には出来ないだろう。」そう返すと守護騎士団の団員たちに素早く指示を飛ばしながらロベリアを下がらせ、異能なしの剣技でも悪魔を次々に斬り伏せて)

  • No.47 by シャトール・イースト  2021-08-01 09:04:15 


>ロベリア・ロザリンド

(彼女の本心が垣間見えたような気がした。出たら目で虚言が多く何を考えているのか分からない相手の、少しばかり悲壮に満ちた微笑みに、自分の胸がキュッと締め付けられるのを感じた。再び曲が変わり、神を讃美して信仰を励ます歌を歌う相手の歌声は相変わらずで、なんだか泣きたくなった。こんなにも美しく感動的な歌や音楽を奏でられる。その性格さえもっとまともならば今以上に重宝されただろう。しかし何ともならない。仕方ないとしか言えない。彼女が、肩翼の天使マリーナ様やこの天界、魔界のことをどう思おうが勝手だ。返す言葉も見つからなくて、俯いて音楽をただ聞いていることしか出来ず)

「…ロベリアは、本当にそれでいいの?」

(地面に視線を落としたまま呟くように問い掛けた。出まかせが多い相手のことだ。本心の一端が見えた気がしたのだが、それも実は偽りだったとしたら。彼女も自分自身で気付けない深層では違うのではと。今更何を言っているのかと思われるかもしれないが)

  • No.48 by ビギナーさん  2021-08-01 18:48:36 

>シャトール殿

…あたしは音楽にしか興味ないね。最終戦争でもなんでも好き勝手にやってればいい。
(一瞬見せた笑顔を悔いるように普段の嫌味な微笑に戻ると歌声を止め、煙草の白煙をゆっくりと吐き出して「……シャトール殿は優しすぎる。それじゃいずれあたしみたいなヤツに付け込まれるよ。」吸い殻になった煙草を捨て、足で踏みにじって消し)

  • No.49 by シャトール・イースト  2021-08-02 07:15:42 


>ロベリア・ロザリンド

「ありがとう。」

(予想通り、周りの事などこれっぽっちも気にしてない。案の定音楽が全てだと言わんばかりの相手に対してやっぱりかと思い、クスリと小さく微笑む。皮肉的なその笑みはいつも通りの彼女だった。珍しく弱気な雰囲気になっているとどうしたのだろうと少し心配になる。安心する自分がいるのもまた事実だった。吐き出された煙草の白い煙をぼんやりと眺めつつ、相手の忠告に耳を傾ける。彼女なりに案じてくれているのだろうか。ふんわりと微笑めばお礼を言って)

「…そろそろ戻らなくちゃ。ロベリアもあまり無理しちゃダメだよ?」

(やがて他の天使に任せて空けてきた救護室の様子が気になり、戻ると言い出した。此処に来たのは、元はと言えば彼女の安否確認。何事も無く元気である事が分かった以上自分が此処に留まっても戦力になるどころか、足手纏いになってしまうだろう。自分の戦場は救護室。其処で戦えばいい。地面に置いていた救急箱を持つと振り返り「終わったら来てね」と軽い感じではあるが再び念を押すように言う。またあの惨状を目にしながら交戦中の所を縫って行かなければいけないと思うと気が重いが仕方ない。足取りは決して軽いものでは無いがこの場を後にしようと)

  • No.50 by アザレア・ホワイト  2021-08-02 14:30:46 

>43
薬草__
(病気や怪我に効果のある薬草、しかもとても珍しくてここの近くにあるときた。何やら覚えがあるように彼は考えた……そうだ、思い出した。あれは昨日のことだった“あの子“が自身の怪我を癒すため彼にその薬草を取りに行くように頼んだのだ、彼は言われた通りそれを持ち帰りすり潰して“あの子“の傷に塗ってあげた。そこの天使の言う通り効き目はかなりあったようで“あの子“の傷は今となってはかなり治った。薬草は多めに採取したのでまだ残りがあるはずだが_彼は横目で彼女を一瞥して)
…手に入ると良いな
(分けてあげたい気持ちはあるが、それは“あの子“の許しがない限り出来ず。彼は冷たい言葉しか吐けなくて)

>44
そう…なのか
(随分と独創的な青年だ、彼は心の中でそう思った。血生臭いのが生きてた証_なんて、よく分からない。なぜなら彼にとって血生臭いのは慣れたのではなく幼少期からの日常だったからで)

>46
(《ガブリエル》僅かに聞こえたその言葉を彼は口にした。なるほど、四大天使の一人か。だからあんなのにも強いのか、次々と剣技で悪魔を斬り伏せる様子を見ながらそう思った_ああいうのを見ていると、かつて数え切れないほど天使どもを切り裂いてきた自分を思い出す。あの頃は本当に殺伐としていた。過去の所業を色々と振り返りながら彼はしゃがむのに疲れて、そのまま一度立ち上がり座り方を変えようとした……すると「アザゼル!」どこからか叫び声がした《アザゼル》久しぶりに呼ばれた名前を懐かしみながら声のした方を振り返った。そこにいたのはまだ無傷の同族、正直言って知り合いではないが、向こうは彼のことを知っているようで、彼に「加勢しろ」と言ってきて)
断る。
(それは相手が驚きを隠せないほど即答だった。相手はしばらく呆気にとられた後、激昂して彼に対して怒鳴りを上げた「悪魔としての誇りがない」とか「落ちぶれ野郎が」とか__やれやれ、下にはちょうどエリートの天使様が居るというのに…仕方がない、本当はこんなことしたくないのだが。こいつが居ては邪魔だ。彼は無言で右手を伸ばし、手袋越しの爪が食い込むほど強い力で相手の首根っこを掴み上げた、そして地上を見下ろして「良かったな、後数秒は生きていられる」そう言って、彼は苦しみながら無力にも抵抗しようとする相手をそのまま投げ落として)

  • No.51 by シャトール・イースト  2021-08-02 23:24:30 


>アザレア・ホワイト

「あなたは知ってる?その薬草のこと…。少しでもいいから何か知ってたら教えて?」

(素っ気ない態度を示す相手に、同じくそう思えばこくりと頷く。だが、少しばかり引っかかる。薬草と呟きほんの僅かに何やら思案したように見えた。そんな様子と同時に、言葉にも漠然とした疑問を感じた。「見つかると良い」では無く「手に入ると良い」と言ったのだ。ということは、薬草が生えている場所を知っているのか。相手は、もう既に見つけているのか。しかし、自分の考え過ぎかもしれないと、直ぐにその違和感にも似た感覚を心の底に押し込めた。薬草があるのはこの近くの辺りなのだから、此処で花を育てている彼なら何かしら知っているかもしれない。もしかしたら見たことがある可能性もなきにしもあらず。心当たりがあるのではないかと尋ねてみる。ほんの少しでもいい。手掛かりが見つかれば薬草に近付ける。大嫌いな病気や怪我を今まで以上に治りやすくすることが出来る。天使や動物、悪魔でさえも、救える命が増えるかもしれない。彼に淡い期待をしながら)

  • No.52 by ビギナーさん  2021-08-03 07:23:18 

>シャトール殿

………気が向けば、ね。
(煙草の煙を揺らすとピアノのキイから指を離し、激戦区の中をすり抜けるようにして不思議な色の髪が歌声と共に一つの筋を描く。半ば生きる屍になって戦う同族を眺めながら、少しだけ形の残った教会に入るとパイプオルガンの前に座り込んで少しだけ音を鳴らした後、満足げに頷いてパイプオルガンを弾き始め「…誰に習ってもいないのに、讃美歌は弾ける……はは、こんなあたしでも天使の端くれってことかね。酷い嫌味だ。」誰に言うでもなくぼそりと呟き、「…神様に捧げてやろうか…「天使らしく」この生き地獄を、ね。」空を見上げてけらけらと笑い)


>アザレア

……………妙な男だ。
(肉の質感を持った何かが落下する音にふと目線を向けると、瀕死の虫のように悶える悪魔が一匹。目線を上に向けると先程の男。彼は一言そう呟いてから悶える悪魔の胸に剣を深々と突き立て、「……光栄に思うがいい。四大天使《ガブリエル》の剣で**るのだからな。」普段よりも更に低く、恐ろしい雰囲気を纏った声でそう告げる。そんな様子を咥え煙草で眺めていたロベリアの背後に彼女の能力を知ってか知らずか、はたまた女なら殺せると思ったのか比較的体格の良い悪魔が迫る。「……ロベリア・ロザリンド。後ろだ」彼がぼそりと忠告するとロベリアはくるりと振り向き、「…はは、あたしなら殺せるって?まあ、そうだね。貧弱だし、能力も戦闘向きじゃない…でもあたしだって少し位は戦えるよ。」煙草を素早く吐き捨て、ジャケットのポケットから守護騎士団のマークが刻印された煙草の箱を取り出すと一本抜き取り、ライターで火を点けると一瞬でその煙草は燃え出し、毒々しい紫の煙を相手に向けて吐くと悪魔は急に倒れ、ばたばたと手足を動かしながら悶絶する。「…この煙草は特別製でね。毒薬に麻薬に幻覚剤に…全部致死量の毒物が混ぜ込まれてる。……ん?なんであたしは無事なのか、だって?はは、これでも「天使」だ。神のご加護とやらがあるんだろうね。」瀕死の悪魔の気道をブーツのヒールで踏みつけ、完全に絶命させると彼の方に向き直り)

  • No.53 by アザレア・ホワイト  2021-08-03 08:42:27 

>51
……東
(彼はせめてとして薬草の場所を教えることにした。彼女_薬草を探している天使にどうしても見つけたい、という意思を感じられたからだ。不親切にする理由もない彼は彼女の方へ振り向いて)
思い出したぞ。この前、散歩をしている時たまたま聞いたんだ。その薬草とやらは東の森に生えているらしい…と。
(さすがに“あの子”の名前を出すわけにいかず、彼は言葉の前半に嘘を混ぜながら薬草の場所を教えて)

>52
っ…ははっ
(悪魔の笑い声が空に響いた。虫のように悶えながら、あの天使にやられた悪魔の様子が想像通りながらおかしくって、彼はつい笑ってしまったのだ。同族の悪魔を敵である天使に殺させるなんて、やはり彼にはまだかつての冷酷さが残っているようで、もし“あの子”にこのことを話したら『せっかく、貴方を知っている悪魔に会えたのに。勿体無い』と、きっと言われる。しかしそれでも、新しい話題が出来た。と彼はますます嬉々としていて)

  • No.54 by シャトール・イースト  2021-08-04 02:07:08 


>ロベリア・ロザリンド

(再度の彼女らしい気まぐれな返事を背に受け、彼女もこのジャズバーのような建物から立ち去る様子を感じつつ、足を進めてこの場を後にした。正に阿鼻叫喚と言っていいほどの光景が広がる最中、潜り抜けるのは至難の業で、更には行きよりも激しさを増している為に途中で足止めを食らってしまった。このまま少し収まるまで待っていようか、どうしようかとあれこれ考えているうちに、擦り傷程度で済んでいる守護騎士団の団員である天使が同行してくれるというので言葉に甘えた。その天使と救護室まで戻っている時に、パイプオルガンの音色が微かに耳に届く。直ぐに彼女だと分かった。また別の場所で音楽を奏でているようだ。美し過ぎるそれは、あの場所から遠ざかるに従って次第に小さくなり、やがては聞こえなくなっていった。「どうか、無事で。」ぽつりと祈るように呟く。ロベリア含め、戦場にいる他の天使達を想った。犠牲が少しでも少なく済むようにと。延いては悪魔達も。普通なら想ってはいけない事も思ってしまう。だから彼女に忠告紛いの事を言われたのだが。隣の守護騎士団の天使に気付かれないようほんの一瞬、自嘲気味に口角を上げれば救護室へ戻って行くのであった。)


>アザレア・ホワイト

「東……東の森にあるのね!ありがとう。行ってみる。」

(折角此処まで足を伸ばしたのに、何の収穫も無しでは骨折り損だ。なんでもいい。ほんの些細なことでも知っていたらと、藁にもすがるとまではいかないが、ほのかな期待と僅かな不安が入り混じる複雑な面持ちで返答を待った。すると、こちらを振り向いた彼の口から有力な情報を聞くことが出来た。思い起こしたらしいそれは、東の森に生えているようだと。聞いた途端、その表情は目に見えてパアッと明るくなる。まるで花がその花弁を蕾から満開へと開くみたいに。とても嬉しかった。やはり問うてみて正解だった。思い出し教えてくれた相手に感謝しその森に足を運んでみると告げれば「これでみんなを助けてあげられる」とまだ薬草を見つけて手に入れた訳でもいないのに心嬉しそうに表情を綻ばせながら呟いて「そうだわ!お礼と言ってはなんだけど、もし私がその薬草を手に入れたらあなたにも分けてあげる。」と、こんなにも有益な情報を教えてくれた彼に感謝の意を示し何かお礼がしたいと考えては、薬草を分けてあげることを思い付く。まずは見つけないことには始まらないが、薬草を得た暁にお裾分けをと約束して)

  • No.55 by ミア・ニュネイ  2021-08-04 23:55:50 

>50
「…んふふ。ちょっとかっこつけちゃった、かも」

(と、目を逸らし、照れたように笑う。
「ってゆーかさ。おにーさんってなんでこんなとこにいるわけ?こんなとこ寄り付くヒトあんまいないよ」─そう、わざとらしく話題を変える。実際なぜこんなところに相手が来たのかは知りたかった。単なる好奇心と話を逸らすのと、半々の気持ちだった。)

(/遅くなりましたすみません…!)

  • No.56 by ビギナーさん  2021-08-05 16:07:28 

>アザレア
(一旦移動という形で絡みは終了します。)

……行くぞ、ロベリア・ロザリンド。
(悪魔を始末したロベリアをじろりと横目で睨み、踵を返すと面倒くさげな様子でロベリアも煙草の箱をしまってから後ろを追い)


>シャトール殿

………
(しばらくはパイプオルガンを弾いていたが、飽きたのかキイを踊る手を止めると立ち上がってジャケットのポケットに手を突っ込み、アカペラで讃美歌を歌い始め)

[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:オリジナルキャラなりきりチャット







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック