片翼の天使は空の夢を見る《ファンタジー/シリアス/ダーク/戦闘あり/異能》

片翼の天使は空の夢を見る《ファンタジー/シリアス/ダーク/戦闘あり/異能》

ビギナーさん  2021-07-25 07:08:21 
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空を自由に飛び回る他の天使たち。
「…いいなぁ。」
窓からその光景を眺めている少女の唇から微かに言葉が漏れる。
彼女の背に生えている翼は…
ーたった一枚ー

>1 世界観
>2 規則
>3 主キャラ
>4 募集人数


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  • No.37 by ビギナーさん  2021-07-30 08:13:57 

>アザレア

……………"断罪…いや、やめておこうか。
(ぼそり、と呟かれたその声が微かに聞こえたのか、彼は目線だけを声の方向に飛ばして主を確認する。真っ先に目に飛び込んだのは服装よりも顔よりも自分達とは形状の違う黒い翼…それだけで彼には十分だった。一瞬そちらに剣を向けて能力を使おうとするが、こちらに干渉する気も無いらしい雰囲気を察して剣を下げ、背後に迫っていた悪魔の軍勢を切り裂くことに集中し始め、「……不敬なる悪魔どもめ……"断罪する"!」はっきりとした声量で彼がそう叫ぶとまた全身に鎧を纏った巨人が出現し、地面からは無数の槍が生えて悪魔たちを貫いていると「……はは、相変わらず残酷だねぇ、アシュレイ殿の能力は。」…厄介な女の声が後ろから聞こえた。振り向くとそこに立っていたのはやはり例のロベリア・ロザリンドで、ぱちぱちと乾いた拍手を捧げながら平然と激戦区に立っている。「……ロベリア・ロザリンド…か。…ピアノはどうした?お前の能力は戦闘向きでは…」「ピアノ…ああ、別に楽器を介さなくてもあたしの能力は使えるよ…歌えば。」ロベリア・ロザリンドはそう笑うと息を吸い込み、空気を震わせるような美声で讃美歌を歌い始めて)

  • No.38 by ミア・ニュネイ  2021-07-30 22:59:35 

>36
(心がこもっている、とは到底思えない謝罪に涙目でふん、と子供っぽく対応する。まあ、こんなことに誠心誠意謝られてもそれはそれで拍子抜けだけど、と思いながら。涙をぐしぐしと拭い、相手の姿をはっきりと視認する。)

「そお。忘れてくれるならよかった。」

(『綺麗な色してるくせになんか濁ってるよな』よく友人から冗談交じりにそう言われるジト目ぎみの眼で相手を見返しそう言うと、相手から目線を落ちている色鉛筆に戻し、拾っていく。幸い画用紙は多少土がつきはしたが、それ以上汚れたりよれたりはしていなかった。よかった、と安堵に顔が緩む。絵が好きなのか、との問いに、)

「…ん。まあ、観るのも描くのも、多少はね」

  • No.39 by シャトール・イースト  2021-07-31 02:18:06 


>ロベリア・ロザリンド

(もう少しのところで煙草は相手の口の中へ。「あっ…」と声を上げた次の瞬間にはゴクリと嚥下され完全に体の中へ入っていった。伸ばした手は目的の物を取られられず彼女の口先で動きを止める。まさか飲み込んでしまうとは。慌てふためく訳でも無くその手を引っ込めると子どものように舌を出した相手を、哀しいような切ないような表情で見つめて)

「ダメだよ、そんなの食べちゃ…。ロベリアはもっと自分を大事にしないと。」

(諭すかのように言うが、彼女にとってはどうせどこ吹く風なのだろう。相手の言う通り、優し過ぎるのも考え物であるがそんな事は重々承知している。それでも性で気に掛けずにはいられない。特に彼女は天界の中でも問題視されているところがあり、厄介者であると近付く者はあまりいない。それ故に余計気になってしまうのは自分でもどうしようもないのだ。この音楽によって戦いへ戻る天使達が痛みを感じないのは、せめてもの救いであるが、そんな彼等の犠牲もどうでもいい事だとする彼女が奏でる上の人達を見返す為だけの美しい手段を、自分は止める術も資格も無い。自嘲的に口角を上げる。今の自分は優しいどころか、過ぎてお節介とさえ思われているかもしれない。ここまでするのは、きっと自分も鼓舞されているからだと思いつつ)

「この戦争が終わったら、私のところに来ること。いい?…飲んだ煙草の影響を診たいから……。」

(「絶対だよ」と念を押す。でも来てくれないかもしれない。だったら今此処で能力を使い煙草の悪影響を癒せばいいのだろうが、生憎と嫌がったり断られる可能性が高い。少し時間を置けば気が変わるかもしれないし、此方から無理矢理では無く向こうから来てもらう事に意味があると考えては、断られる事を前提で言ってみて)


>アザレア・ホワイト

(永遠に見ていられる。そうなふうに感じられるくらい見事に咲き誇っている花に、時が経つのを忘れていると不意に耳に届いた声。心臓が一瞬だけ止まりビクッと反射的に肩が上がった。自分以外にも誰かがいた事に驚き、少し強張った表情で声のした方へゆっくり顔を向けると、そこには銀髪で燕尾服姿の男性が、その格好には似つかわしく無いジョウロを手にして立っていた。彼の背後にはカラスのような艶のある黒い二対の翼。悪魔だと悟るには容易かった。近くまで来ていたのに全く気が付かない。それほどまで花に夢中になってしまっていたと初めて認めれば、スッと立ち上がり改めて彼を見た。殺気や敵対心が感じられない上にジョウロを持っている。それに「うちの花達」と言ったことから、この素晴らしい場所を作り出したのは他でも無い。今目の前にいる彼だと認知。少なからず自分の中で湧き上がっていた警戒心はいとも簡単に解かれ、強張っていた表情はもう既に柔らかいものになっていた。相手からの問い掛けに対してこくりと頷いて)

「とても。この花達はあなたが…」


  • No.40 by 真夜中のピエロさん  2021-07-31 02:33:30 

悪魔のルシファーで参加希望です。

  • No.41 by ビギナーさん  2021-07-31 07:55:23 

>シャトール殿

「はは、気が向けばね。」
(ジャケットのポケットから煙草の箱を取り出すともう一本抜き取り、ライターで火を点けるとまた咥えつつ「そうだ、シャトール殿も見ていくかい?あたしの音楽で作られる地獄をさ。」半ば冗談のように提案を投げ掛けつつもピアノを弾く手は止めず、目線の先でゆっくりと起き上がるほぼ死にかけの天使を眺めながら「ほら、頑張れ頑張れ。あたしの音楽で痛いのを誤魔化してあげるよ。」けらけらと笑い、「…シャトール殿には言っておこうか。あたしはね、正直この戦争で天界や魔界がどうなろうが知ったことじゃない。マリーナ様が魔界に取られようが死のうがどうでもいい。あたしはただ、音楽を奏でられたらそれでいいのさ。」言っておく、とは言いながらピアノの音色に紛れるような小声でそう呟き)



>40

了解しました。PF提出は早めにお願いします。

  • No.42 by アザレア・ホワイト  2021-07-31 09:34:36 

>37
…!
(しまった、よりによって奴にバレてしまった。銀髪の天使が剣を向けて来たときは内心少し焦ったが、こちらが何もしないことを察したようで彼は怪我をせずに済んでホッとした。これでもし妙な傷を作って帰ればきっと“あの子“に心配されるし、しばらく廃墟での謹慎を余儀なくされていただろう。彼は“あの子“について考えを巡らせながら再び地上を見下ろした、すると空気が震えるような美声で悪魔にとって耳障りな賛美歌が聴こえてきた。地獄絵図のようなこの場所でまさか今度は美しい歌が聴こえてくるとは、何かの皮肉だろうか…。どうやら歌っているのは不思議な髪色のあの天使のようだ、彼はそこで先ほどのピアノの音色を思い出した。もしかしてあれも彼女が?だとしたら、そういう異能の可能性があるな、などと彼は適当な考察をして楽しんでいた。実は戦場見物でもう一つ楽しいのは、こうやって様々なことに憶測を立てることで)

>38
そうか。
(妙に落ち着いているのと言い方のせいもあるのだろう、冷たく聞こえるその声は裏腹に感心が意が込められていて。「さっきの絵、見事だったぞ」とありきたりな褒め言葉を述べた。彼は花を育てること以外の芸術にはほとんど馴染みがないのだが、あの絵にはちょっぴり興味が引かれているようで)
だが、それにしても、こんなところで描くことはないんじゃないか?

>39
いかにも、この子らは俺が育てている。
(この場所を作ったのは自分だと肯定する返事を返せば、相手を見据える。後ずさりでもされることを視野に入れていたのだが、逆に湧き上がっていた警戒心を解いて柔らかな表情をする彼女に彼は、天使らしい天使だ。と思いながら、気づかぬうちに自分も柔らかな顔をしながら。花達の方を見て再び水やりを始めて)
…わざわざ、天使が来るとは珍しい。ここの近くに用事でもあったのか?
(なんて、さりげなく疑問を問いてみて)

  • No.43 by シャトール・イースト  2021-07-31 15:45:16 


>ロベリア・ロザリンド

(てっきりお断りされるかと思った。絶対では無いし来るか来ないか分からないものの、拒否された訳では無い事に少し嬉しくなったのも束の間。またあの悲惨な光景を目にする羽目になる。相手の提案に「えっ…」と戸惑うと彼女はある方向へ視線を向けた。自分もその視線をなぞる。そこには惨たる地獄が。半分あの世へ足を突っ込んでいる天使が戦いに戻ろうとしていた。表情を歪ませて思わず顔を横に背ける。気付けば、無意識に握り締めた右手を自分の胸に当てていた。彼女が奏でる音楽は非常に強力な麻酔のようだと思った。今すぐにでもあの天使の元へ行って癒してあげたい。でもあんな所へ行ったら、此処に辿り着くのにやっとだった自分は直ぐにやられて足手纏いになってしまう。そうなってもこの音楽の効果が自分にも現れるだろうが。最低限自分の身は自分で守れるくらいには戦えるもののそんな戦闘力では、一体何の役に立とうか。彼女を止める事も、あの天使を助ける事も出来ない自分に憤りを感じつつ早くこの戦争が終わらないかと思っていると、旋律の影になって微かに彼女の声が聞こえてきた。良く耳をすまさないと聞き取れないそれは、何故か自分にははっきりと聞こえた。精神的な治療も行う自分は、他よりも心の声やそれに近いものには敏感なのだろうか。)

「…自分の居場所を探してるの?」

(音楽を奏でられればーー奏でられる場所さえあればいいと言っているようだった。自分の勝手な解釈に過ぎないが。それはまるで居場所を探し求めているかのように感じられ、哀しい表情を浮かべながら彼女を見つめて問い掛け)


>アザレア・ホワイト

「こっちの方に薬草があるって聞いて…。とても珍しいものなんだけど、病気とか怪我に良く効くみたいだから使ってみようかなって思って探しに来てみたの。」

(驚いた。どうやら彼ひとりで全部育てているようだ。複数人で育てているとすれば「俺達が」と言うはずだし、他の誰かの気配も感じられない。瞠目した。これだけの数を、こんなに綺麗に咲かせているとは。良く手入れがされてある。きっと愛情いっぱいに育てているのだろう。知らず知らずのうちに相手の表情も柔らかいものになっていることに気付き、外見からは想像もつかないが、心が綺麗なんだなと勝手な想像を巡らせた。花々への水やりを再開させた相手からの問いに、忘れかけていた本来の目的を思い出すことが出来た。そうだ、自分は珍しい薬草を探しに来たのだった。用事を忘れかけるほどの美しさに改めてすごいと思う。彼の言うように、確かにこんな秘境じみた場所に自分みたいな天使など余程の事が無い限り足を向けるなど無いであろう。それか、単なる物好きか。いずれにせよ珍しい事には変わりない。花達が水という栄養分を与えられますます生き生きとなっていく様子を目に写しながら、珍しい薬草を探しに来たと答えて)

  • No.44 by ミア・ニュネイ  2021-07-31 17:25:52 

「そーだよ。」

(気の無い返事を返すと、落ちている色鉛筆の最後の一本を拾い上げてケースにしまう。ぱちり、と音を立てて蓋を閉じたそのケースには茶色─血液が酸化した色─でハートマークが描かれていて。)

「…そりゃどーも、ありがと…」

(目を逸らし、もごもごと照れたように返す。友人こそいるが自分の創作を褒められることなどそう多くない青年は月並みな誉め言葉にも慣れていない。幼少期などは尚更─そこまで考えて、せっかく褒められたのに嫌な気分になりそうだったのでそれ以上考えるのをやめた。)

「こんなところ…ね。落ち着けるからかな?誰か来ることも滅多にないし、家とか戦争真っ只中の戦場よりはよっぽど落ち着けるし」

(「血生臭いにおいも、慣れると結構悪くないよ?生きてた証って感じで」そう冗談めかして笑い、画板の上に画用紙と色鉛筆のケースをのせて立ち上がる。)

  • No.45 by ミア・ニュネイ  2021-07-31 18:01:01 

(/すみません>44にアンカーつけてませんでした…!
>42です)

  • No.46 by ビギナーさん  2021-07-31 18:50:19 

>シャトール殿

……はは、そんな大層なものじゃあないさ。
(少し悲しげに微笑むと目線を逸らし、相変わらずキイの上を優雅に舞い踊る指先を見つめながら次の曲…美しい歌声のおまけ付きで讃美歌を奏で始める。「…あたしはこれしか能がないからね。天界のお偉方、「元老院」のお考えになってることなんか何も分からない…だから音楽を奏でるだけさ。」どことなく自虐的に嗤うと死にかけの天使が闘うのをじっと眺めており)

>アザレア

………ロベリア・ロザリンド。この惨状を作り出したのはお前だろうが…元老院にどう報告してやればいい?
(表情こそ無表情だが、言葉の節々に嫌味を纏ったような口調でロベリア・ロザリンドにそう問うと彼女がどこ吹く風と言った調子で「はは、あったことをそのまま報告すればいいじゃないか。」さらりと返すのをため息と共に「……そうするとお前は一発で天界追放になりかねない訳だが…まあいい。今回は元老院に俺から言っておく…いくら傍若無人な元老院とて四大天使《ガブリエル》の言葉を無下には出来ないだろう。」そう返すと守護騎士団の団員たちに素早く指示を飛ばしながらロベリアを下がらせ、異能なしの剣技でも悪魔を次々に斬り伏せて)

  • No.47 by シャトール・イースト  2021-08-01 09:04:15 


>ロベリア・ロザリンド

(彼女の本心が垣間見えたような気がした。出たら目で虚言が多く何を考えているのか分からない相手の、少しばかり悲壮に満ちた微笑みに、自分の胸がキュッと締め付けられるのを感じた。再び曲が変わり、神を讃美して信仰を励ます歌を歌う相手の歌声は相変わらずで、なんだか泣きたくなった。こんなにも美しく感動的な歌や音楽を奏でられる。その性格さえもっとまともならば今以上に重宝されただろう。しかし何ともならない。仕方ないとしか言えない。彼女が、肩翼の天使マリーナ様やこの天界、魔界のことをどう思おうが勝手だ。返す言葉も見つからなくて、俯いて音楽をただ聞いていることしか出来ず)

「…ロベリアは、本当にそれでいいの?」

(地面に視線を落としたまま呟くように問い掛けた。出まかせが多い相手のことだ。本心の一端が見えた気がしたのだが、それも実は偽りだったとしたら。彼女も自分自身で気付けない深層では違うのではと。今更何を言っているのかと思われるかもしれないが)

  • No.48 by ビギナーさん  2021-08-01 18:48:36 

>シャトール殿

…あたしは音楽にしか興味ないね。最終戦争でもなんでも好き勝手にやってればいい。
(一瞬見せた笑顔を悔いるように普段の嫌味な微笑に戻ると歌声を止め、煙草の白煙をゆっくりと吐き出して「……シャトール殿は優しすぎる。それじゃいずれあたしみたいなヤツに付け込まれるよ。」吸い殻になった煙草を捨て、足で踏みにじって消し)

  • No.49 by シャトール・イースト  2021-08-02 07:15:42 


>ロベリア・ロザリンド

「ありがとう。」

(予想通り、周りの事などこれっぽっちも気にしてない。案の定音楽が全てだと言わんばかりの相手に対してやっぱりかと思い、クスリと小さく微笑む。皮肉的なその笑みはいつも通りの彼女だった。珍しく弱気な雰囲気になっているとどうしたのだろうと少し心配になる。安心する自分がいるのもまた事実だった。吐き出された煙草の白い煙をぼんやりと眺めつつ、相手の忠告に耳を傾ける。彼女なりに案じてくれているのだろうか。ふんわりと微笑めばお礼を言って)

「…そろそろ戻らなくちゃ。ロベリアもあまり無理しちゃダメだよ?」

(やがて他の天使に任せて空けてきた救護室の様子が気になり、戻ると言い出した。此処に来たのは、元はと言えば彼女の安否確認。何事も無く元気である事が分かった以上自分が此処に留まっても戦力になるどころか、足手纏いになってしまうだろう。自分の戦場は救護室。其処で戦えばいい。地面に置いていた救急箱を持つと振り返り「終わったら来てね」と軽い感じではあるが再び念を押すように言う。またあの惨状を目にしながら交戦中の所を縫って行かなければいけないと思うと気が重いが仕方ない。足取りは決して軽いものでは無いがこの場を後にしようと)

  • No.50 by アザレア・ホワイト  2021-08-02 14:30:46 

>43
薬草__
(病気や怪我に効果のある薬草、しかもとても珍しくてここの近くにあるときた。何やら覚えがあるように彼は考えた……そうだ、思い出した。あれは昨日のことだった“あの子“が自身の怪我を癒すため彼にその薬草を取りに行くように頼んだのだ、彼は言われた通りそれを持ち帰りすり潰して“あの子“の傷に塗ってあげた。そこの天使の言う通り効き目はかなりあったようで“あの子“の傷は今となってはかなり治った。薬草は多めに採取したのでまだ残りがあるはずだが_彼は横目で彼女を一瞥して)
…手に入ると良いな
(分けてあげたい気持ちはあるが、それは“あの子“の許しがない限り出来ず。彼は冷たい言葉しか吐けなくて)

>44
そう…なのか
(随分と独創的な青年だ、彼は心の中でそう思った。血生臭いのが生きてた証_なんて、よく分からない。なぜなら彼にとって血生臭いのは慣れたのではなく幼少期からの日常だったからで)

>46
(《ガブリエル》僅かに聞こえたその言葉を彼は口にした。なるほど、四大天使の一人か。だからあんなのにも強いのか、次々と剣技で悪魔を斬り伏せる様子を見ながらそう思った_ああいうのを見ていると、かつて数え切れないほど天使どもを切り裂いてきた自分を思い出す。あの頃は本当に殺伐としていた。過去の所業を色々と振り返りながら彼はしゃがむのに疲れて、そのまま一度立ち上がり座り方を変えようとした……すると「アザゼル!」どこからか叫び声がした《アザゼル》久しぶりに呼ばれた名前を懐かしみながら声のした方を振り返った。そこにいたのはまだ無傷の同族、正直言って知り合いではないが、向こうは彼のことを知っているようで、彼に「加勢しろ」と言ってきて)
断る。
(それは相手が驚きを隠せないほど即答だった。相手はしばらく呆気にとられた後、激昂して彼に対して怒鳴りを上げた「悪魔としての誇りがない」とか「落ちぶれ野郎が」とか__やれやれ、下にはちょうどエリートの天使様が居るというのに…仕方がない、本当はこんなことしたくないのだが。こいつが居ては邪魔だ。彼は無言で右手を伸ばし、手袋越しの爪が食い込むほど強い力で相手の首根っこを掴み上げた、そして地上を見下ろして「良かったな、後数秒は生きていられる」そう言って、彼は苦しみながら無力にも抵抗しようとする相手をそのまま投げ落として)

  • No.51 by シャトール・イースト  2021-08-02 23:24:30 


>アザレア・ホワイト

「あなたは知ってる?その薬草のこと…。少しでもいいから何か知ってたら教えて?」

(素っ気ない態度を示す相手に、同じくそう思えばこくりと頷く。だが、少しばかり引っかかる。薬草と呟きほんの僅かに何やら思案したように見えた。そんな様子と同時に、言葉にも漠然とした疑問を感じた。「見つかると良い」では無く「手に入ると良い」と言ったのだ。ということは、薬草が生えている場所を知っているのか。相手は、もう既に見つけているのか。しかし、自分の考え過ぎかもしれないと、直ぐにその違和感にも似た感覚を心の底に押し込めた。薬草があるのはこの近くの辺りなのだから、此処で花を育てている彼なら何かしら知っているかもしれない。もしかしたら見たことがある可能性もなきにしもあらず。心当たりがあるのではないかと尋ねてみる。ほんの少しでもいい。手掛かりが見つかれば薬草に近付ける。大嫌いな病気や怪我を今まで以上に治りやすくすることが出来る。天使や動物、悪魔でさえも、救える命が増えるかもしれない。彼に淡い期待をしながら)

  • No.52 by ビギナーさん  2021-08-03 07:23:18 

>シャトール殿

………気が向けば、ね。
(煙草の煙を揺らすとピアノのキイから指を離し、激戦区の中をすり抜けるようにして不思議な色の髪が歌声と共に一つの筋を描く。半ば生きる屍になって戦う同族を眺めながら、少しだけ形の残った教会に入るとパイプオルガンの前に座り込んで少しだけ音を鳴らした後、満足げに頷いてパイプオルガンを弾き始め「…誰に習ってもいないのに、讃美歌は弾ける……はは、こんなあたしでも天使の端くれってことかね。酷い嫌味だ。」誰に言うでもなくぼそりと呟き、「…神様に捧げてやろうか…「天使らしく」この生き地獄を、ね。」空を見上げてけらけらと笑い)


>アザレア

……………妙な男だ。
(肉の質感を持った何かが落下する音にふと目線を向けると、瀕死の虫のように悶える悪魔が一匹。目線を上に向けると先程の男。彼は一言そう呟いてから悶える悪魔の胸に剣を深々と突き立て、「……光栄に思うがいい。四大天使《ガブリエル》の剣で**るのだからな。」普段よりも更に低く、恐ろしい雰囲気を纏った声でそう告げる。そんな様子を咥え煙草で眺めていたロベリアの背後に彼女の能力を知ってか知らずか、はたまた女なら殺せると思ったのか比較的体格の良い悪魔が迫る。「……ロベリア・ロザリンド。後ろだ」彼がぼそりと忠告するとロベリアはくるりと振り向き、「…はは、あたしなら殺せるって?まあ、そうだね。貧弱だし、能力も戦闘向きじゃない…でもあたしだって少し位は戦えるよ。」煙草を素早く吐き捨て、ジャケットのポケットから守護騎士団のマークが刻印された煙草の箱を取り出すと一本抜き取り、ライターで火を点けると一瞬でその煙草は燃え出し、毒々しい紫の煙を相手に向けて吐くと悪魔は急に倒れ、ばたばたと手足を動かしながら悶絶する。「…この煙草は特別製でね。毒薬に麻薬に幻覚剤に…全部致死量の毒物が混ぜ込まれてる。……ん?なんであたしは無事なのか、だって?はは、これでも「天使」だ。神のご加護とやらがあるんだろうね。」瀕死の悪魔の気道をブーツのヒールで踏みつけ、完全に絶命させると彼の方に向き直り)

  • No.53 by アザレア・ホワイト  2021-08-03 08:42:27 

>51
……東
(彼はせめてとして薬草の場所を教えることにした。彼女_薬草を探している天使にどうしても見つけたい、という意思を感じられたからだ。不親切にする理由もない彼は彼女の方へ振り向いて)
思い出したぞ。この前、散歩をしている時たまたま聞いたんだ。その薬草とやらは東の森に生えているらしい…と。
(さすがに“あの子”の名前を出すわけにいかず、彼は言葉の前半に嘘を混ぜながら薬草の場所を教えて)

>52
っ…ははっ
(悪魔の笑い声が空に響いた。虫のように悶えながら、あの天使にやられた悪魔の様子が想像通りながらおかしくって、彼はつい笑ってしまったのだ。同族の悪魔を敵である天使に殺させるなんて、やはり彼にはまだかつての冷酷さが残っているようで、もし“あの子”にこのことを話したら『せっかく、貴方を知っている悪魔に会えたのに。勿体無い』と、きっと言われる。しかしそれでも、新しい話題が出来た。と彼はますます嬉々としていて)

  • No.54 by シャトール・イースト  2021-08-04 02:07:08 


>ロベリア・ロザリンド

(再度の彼女らしい気まぐれな返事を背に受け、彼女もこのジャズバーのような建物から立ち去る様子を感じつつ、足を進めてこの場を後にした。正に阿鼻叫喚と言っていいほどの光景が広がる最中、潜り抜けるのは至難の業で、更には行きよりも激しさを増している為に途中で足止めを食らってしまった。このまま少し収まるまで待っていようか、どうしようかとあれこれ考えているうちに、擦り傷程度で済んでいる守護騎士団の団員である天使が同行してくれるというので言葉に甘えた。その天使と救護室まで戻っている時に、パイプオルガンの音色が微かに耳に届く。直ぐに彼女だと分かった。また別の場所で音楽を奏でているようだ。美し過ぎるそれは、あの場所から遠ざかるに従って次第に小さくなり、やがては聞こえなくなっていった。「どうか、無事で。」ぽつりと祈るように呟く。ロベリア含め、戦場にいる他の天使達を想った。犠牲が少しでも少なく済むようにと。延いては悪魔達も。普通なら想ってはいけない事も思ってしまう。だから彼女に忠告紛いの事を言われたのだが。隣の守護騎士団の天使に気付かれないようほんの一瞬、自嘲気味に口角を上げれば救護室へ戻って行くのであった。)


>アザレア・ホワイト

「東……東の森にあるのね!ありがとう。行ってみる。」

(折角此処まで足を伸ばしたのに、何の収穫も無しでは骨折り損だ。なんでもいい。ほんの些細なことでも知っていたらと、藁にもすがるとまではいかないが、ほのかな期待と僅かな不安が入り混じる複雑な面持ちで返答を待った。すると、こちらを振り向いた彼の口から有力な情報を聞くことが出来た。思い起こしたらしいそれは、東の森に生えているようだと。聞いた途端、その表情は目に見えてパアッと明るくなる。まるで花がその花弁を蕾から満開へと開くみたいに。とても嬉しかった。やはり問うてみて正解だった。思い出し教えてくれた相手に感謝しその森に足を運んでみると告げれば「これでみんなを助けてあげられる」とまだ薬草を見つけて手に入れた訳でもいないのに心嬉しそうに表情を綻ばせながら呟いて「そうだわ!お礼と言ってはなんだけど、もし私がその薬草を手に入れたらあなたにも分けてあげる。」と、こんなにも有益な情報を教えてくれた彼に感謝の意を示し何かお礼がしたいと考えては、薬草を分けてあげることを思い付く。まずは見つけないことには始まらないが、薬草を得た暁にお裾分けをと約束して)

  • No.55 by ミア・ニュネイ  2021-08-04 23:55:50 

>50
「…んふふ。ちょっとかっこつけちゃった、かも」

(と、目を逸らし、照れたように笑う。
「ってゆーかさ。おにーさんってなんでこんなとこにいるわけ?こんなとこ寄り付くヒトあんまいないよ」─そう、わざとらしく話題を変える。実際なぜこんなところに相手が来たのかは知りたかった。単なる好奇心と話を逸らすのと、半々の気持ちだった。)

(/遅くなりましたすみません…!)

  • No.56 by ビギナーさん  2021-08-05 16:07:28 

>アザレア
(一旦移動という形で絡みは終了します。)

……行くぞ、ロベリア・ロザリンド。
(悪魔を始末したロベリアをじろりと横目で睨み、踵を返すと面倒くさげな様子でロベリアも煙草の箱をしまってから後ろを追い)


>シャトール殿

………
(しばらくはパイプオルガンを弾いていたが、飽きたのかキイを踊る手を止めると立ち上がってジャケットのポケットに手を突っ込み、アカペラで讃美歌を歌い始め)

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